説明

名刺、名刺出力装置、名刺入力装置、名刺出力プログラムおよび名刺入力プログラム

【課題】 二次元コードを応用することによって、名刺に記す文字情報を電子化し、容易にデータベースへ登録可能とする。
【解決手段】 名刺1に記される二次元コードとしてのQRコード8は、名刺1に記されている会社名2a、役職名2b、氏名3、住所4、電話番号5a、ファクシミリ番号5b、携帯電話番号5cおよび電子メールアドレス6等の文字に関する情報を符号化し、白黒交互の升目で縦横モザイク状に表示したものである。この名刺1上のQRコード8を読み取れば、名刺1のデザインやこれに記されている会社名2a、役職名2b、氏名3、住所4、電話番号5a、ファクシミリ番号5b、携帯電話番号5cおよび電子メールアドレス6等の文字情報の字体等に関わらず、正確に名刺1上の文字情報を入力して容易にDBへ登録することが可能となる。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、個人情報等の文字情報を記した名刺に係り、より詳しくは、名刺に記す文字情報を電子化した名刺、名刺出力装置、名刺入力装置、名刺出力プログラムおよび名刺入力プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】現状、名刺を管理する際、パーソナルコンピュータ(以下、「PC」と称す)等を用いてデータベース化することが行われる。このとき、名刺に記されている氏名・住所・勤務先・身分等の個人情報は、PCのキーボード等を用いてデータベースへ手入力されるが、大量の名刺を管理する場合、データベースへの入力は非常に困難な作業である。しかし、今後の顧客管理等において、データベースは必須であり、その入力作業を大幅に簡易化することが求められている。
【0003】ところで、文字を光によって読み取り、文字コードに変換するOCR(光学的文字認識)システムが知られている。OCRシステムでは、印刷された文字、または手書きの文字を画像として読み取り、パターン認識することによって文字コードに変換する。最近では、イメージスキャナやFAXアダプタと組み合わせ、PCやワークステーション上で文字を認識するOCRソフトウェアも増えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このOCRシステムを用いて、名刺を読み取り、この名刺上に記された文字をパターン認識することによって文字コードへと変換し、これをデータベースへ登録させることも可能である。しかしながら、名刺のデザインやこれに記されている文字情報の字体等は様々であり、一様に文字情報をパターン認識させることは難しい。すなわち、OCRシステムの認識率は100%ではなく、ビジネスの用途では認識率の低さが欠点となる。
【0005】ところで、近年、新しい情報入力手段として二次元コードが国内外共に注目を集めている。二次元コードとは、従来の一次元バーコードが横の一方向にしか情報を持たなかったのに対し、横と縦の二方向、つまり二次元方向に情報を持つバーコードである。二次元コードリーダは、面として二次元コードを読み取り、これを復号化することによって情報を入力する。
【0006】一次元バーコードは、水平一方向のみの情報にとどまるため、データ量を増やすにはバーコードを並べたり横長にすることになる。その点、二次元コードは、情報が縦方向にもあり、一次元バーコードの数倍から数百倍のデータ量を入れることができ、しかも1回の操作で読み取ることが可能である。このように、二次元バーコードは、従来のバーコードに比べ大量・高密度に情報を表現でき、また破損データの復元機能も備えている。
【0007】本発明では、この二次元コードを応用することによって、名刺に記す文字情報を電子化し、容易にデータベースへ登録可能とする名刺、名刺出力装置、名刺入力装置、名刺出力プログラムおよび名刺入力プログラムを提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の名刺は、シート上に文字情報を記した名刺において、シート上に前記文字情報を符号化し縦横に展開した二次元コードを付したことを特徴とする。本発明の名刺上に付された二次元コードを読み取ることによって、名刺のデザインやこれに記されている文字情報の字体等に関わらず、正確に名刺上の文字情報を入力して容易にデータベースへ登録することが可能となる。
【0009】名刺に付する二次元コードへと符号化する文字情報は、名字・名前・振り仮名・ローマ字等の氏名、会社や自宅等の住所、会社名・役職・部署等の所属、電話番号、ファクシミリ番号、URLアドレスまたは電子メールアドレスのいずれかに関する情報を含むものである。
【0010】ここで、名刺に付する二次元コードとしては、一次元バーコードを縮小して縦に積み重ね、縦横の情報を表示したスタック式コードや、情報を白黒交互の升目(セル)で縦横モザイク状に表示したマトリックス式コード等を用いることが可能である。これらの二次元コードを用いれば、OCRによる任意形状の画像の読み取りと比較して、統一された形式(フォーマット)の画像によるデータ認識となるため、より良い認識率を達成することが可能となる。
【0011】特に、二次元コードは、マトリックス式のパターンとし、このパターンを画像処理で認識させるためにL型のガイドセルや切り出しシンボル等の特殊なパターンを設けておくのが望ましい。これにより、様々なデザインの名刺に対して自由に二次元コードを配置した場合、二次元コードが整列しておらず、どのような位置関係にあってもこれを抽出して認識させることが可能となる。
【0012】本発明の名刺出力装置は、名刺印字のためのデータを作成する名刺出力装置であって、前述のような文字情報を符号化し縦横に展開して二次元コードを生成する手段と、この手段により生成した二次元コードを文字情報と共に出力する手段とを備えたものである。
【0013】本発明の名刺出力装置によれば、名刺に記す文字情報が、符号化され、縦横に展開された二次元コードとして前記文字情報と共にデータ出力されるため、このデータをプリンタ等により印字することで上記本発明の名刺を容易に作成することが可能となる。あるいは、この出力されるデータをインターネット等の通信ネットワークを用いて印刷所へと送信することで本発明の名刺を作成することも可能となる。
【0014】また、本発明の名刺出力プログラムは、名刺印字のためのデータを作成する装置としてコンピュータを機能させる名刺出力プログラムであって、文字情報を符号化し縦横に展開して二次元コードを生成する手段、この手段により生成した二次元コードを前記文字情報と共に出力する手段としてコンピュータを機能させるためのものである。
【0015】本発明の名刺出力プログラムをインターネット、専用線または公衆回線などの通信回線や、ハードディスク、CD−ROM、フレキシブルディスクまたは光磁気ディスクなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体を介してコンピュータへ供給するか、あるいは、予めコンピュータ内のメモリへ記録しておき、コンピュータによって実行することで、上記本発明の名刺出力装置と同様の作用が得られる。
【0016】本発明の名刺入力装置は、シート上に文字情報およびこの文字情報を符号化し縦横に展開した二次元コードを付した名刺の画像を読み取る手段と、この手段により読み取った画像から二次元コードを抽出する手段と、この手段により抽出した二次元コードを文字情報へ復号化する手段とを備えたものである。
【0017】本発明の名刺入力装置によれば、名刺上に付された二次元コードを認識させることで、この二次元コードへと符号化された元の文字情報を容易かつ正確に入力し、データベースへと登録することが可能となる。
【0018】また、本発明の名刺入力装置は、復号化した文字情報をデータベースへ登録する手段を備えたものとすれば、名刺の文字情報の読み取りからデータベースへの登録作業をすべて自動化することが可能となり、さらにデータベースへの登録が容易となる。
【0019】本発明の名刺入力プログラムは、シート上に文字情報およびこの文字情報を符号化し縦横に展開した二次元コードを付した名刺の画像を読み取る手段、この手段により読み取った画像から二次元コードを抽出する手段、この手段により抽出した二次元コードを文字情報へ復号化する手段としてコンピュータを機能させるためのものである。
【0020】本発明の名刺入力プログラムをインターネット、専用線または公衆回線などの通信回線や、ハードディスク、CD−ROM、フレキシブルディスクまたは光磁気ディスクなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体を介してコンピュータへ供給するか、あるいは、予めコンピュータ内のメモリへ記録しておき、コンピュータによって実行することで、上記本発明の名刺入力装置と同様の作用が得られる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態における二次元コード付き名刺を示す図である。図1に示すように、本実施形態における二次元コード付き名刺1には、会社名2aおよび役職名2b等の所属、氏名3、会社の住所4、電話番号5a、ファクシミリ番号5b、携帯電話番号5c、電子メールアドレス6等の文字の他、写真7および二次元コードとしてのQRコード8等の画像が記されている。
【0022】QRコード8は、名刺1に記されている会社名2a、役職名2b、氏名3、住所4、電話番号5a、ファクシミリ番号5b、携帯電話番号5cおよび電子メールアドレス6等の文字に関する情報を符号化し、図1に示すような白黒交互の升目(マトリックス式パターン)で縦横モザイク状に表示したものである。QRコードは、AIM規格、JIS規格やISO規格等に制定されているマトリックス式の二次元コードである。さらに、QRコード8の右上、左上、左下の3隅には、それぞれ切り出しシンボル8a,8b,8cが設けられている。
【0023】図2は本発明の実施の形態における名刺入出力装置の概略構成図である。本実施形態における名刺入出力装置としてのコンピュータ11は、各装置を制御するCPU等の中央処理装置12、キーボード・マウス・ペン等の入力装置13、読み取り専用メモリ(ROM)等の第1の記憶装置14、読み書き可能なメモリ(RAM)やハードディスク(HD)等の第2の記憶装置15、CRT等の表示装置16、および、CD−ROMメディア等の記録媒体17aに記録されたプログラムコードやデータ等を読み取るCD−ROMドライブ等の記録媒体読取装置17b等により構成される。また、コンピュータ11には、スキャナ等の画像入力装置18およびプリンタ等の画像形成装置19が接続されている。
【0024】入力装置13は、中央処理装置12に対して種々の命令を与え、かつ図1に示すような名刺を作成するための文字情報等を入力するものである。表示装置16は、第2の記憶装置15や記録媒体読取装置17bにより記録媒体17aから読み出したデータ、これらのデータを元に処理した出力画像および名刺入出力装置への指示に必要なメニュー画面や指示画面等を表示するものである。
【0025】第1の記憶装置14は、中央処理装置12の処理動作に必要な制御プログラムを記憶している。第2の記憶装置15は、記録媒体17aから読み出した文字情報や画像情報等のデータや、入力装置13より入力された文字情報等のデータ等を一時的に記憶する領域と、符号化処理や復号化処理に必要な演算を行う作業領域とを有している。画像入力装置18は、名刺を読み取ることにより名刺画像を入力するものである。画像形成装置19は、中央処理装置12から送られてくる出力画像等を用紙上に描いて可視化する。中央処理装置12は、第1の記憶装置14から読み出された制御プログラムに従って処理動作を行い、名刺入出力装置の全体の処理動作を制御する。
【0026】図3は図2の名刺入出力装置の名刺出力機能を示すブロック図、図4は図2の名刺入出力装置による名刺出力処理を示すフロー図である。
【0027】図3に示すように、本実施形態における名刺入出力装置は、入力装置13によって入力され第2の記憶装置15に記憶された文字情報を取得する文字情報取得手段21と、文字情報取得手段21によって取得した文字情報に基づいて二次元コードを生成する二次元コード生成手段22と、二次元コード生成手段22によって生成した二次元コードを第2の記憶装置15や画像形成装置19等へ出力する出力手段23とを有する。これらの手段21〜23は、第1の記憶装置14から読み出された制御プログラムとしての名刺出力プログラムを中央処理装置12によって実行することにより実現される。
【0028】二次元コード生成手段22は、文字情報取得手段21によって取得した会社名2a、役職名2b、氏名3、住所4、電話番号5a、ファクシミリ番号5b、携帯電話番号5cおよび電子メールアドレス6等の文字情報を符号化し、縦横に展開して図1に示すようなQRコード8を生成するものである。出力手段23は、このQRコード8を元の文字情報と共に出力するものである。
【0029】以上の構成の名刺入出力装置では、図4に示すように、ステップS101において入力された文字情報を、ステップS102において第2の記憶装置15に格納する。ステップS103では、文字情報取得手段21によって第2の記憶装置15より文字情報を取得し、ステップS104において、この取得した文字情報を符号化し、縦横に展開してQRコード8を生成する。
【0030】生成されたQRコード8は、ステップS105において、元の文字情報と共に出力手段23により直接画像形成装置19へ出力され、シート上に印字されるか、あるいは一旦第2の記憶装置15に記憶された後、画像形成装置19からシート上へ印字される。これにより、図1に示す二次元コード付き名刺1が得られる。
【0031】図5は図2の名刺入出力装置の名刺入力機能を示すブロック図、図6は図2の名刺入出力装置による名刺入力処理を示すフロー図である。
【0032】図5に示すように、本実施形態における名刺入出力装置は、画像入力装置18によって図1に示すようなQRコード8が付された名刺1の画像を読み取る画像読取手段24と、第2の記憶装置15に記憶された名刺1の画像を取得する画像取得手段25と、画像取得手段25によって取得した画像からQRコード8を抽出する抽出手段26と、抽出手段26によって抽出したQRコード8を文字情報へ復号化する復号化手段27と、復号化手段27によって復号化した文字情報を第2の記憶装置15上へ構築されたデータベース(DB)へ登録するDB登録手段28とを有する。これらの手段24〜28は、第1の記憶装置14から読み出された制御プログラムとしての名刺入力プログラムを中央処理装置12によって実行することにより実現される。
【0033】抽出手段26は、画像取得手段25によって取得した画像すなわち画像読取手段24によって読み取られた名刺1の画像からQRコード8部分のみを抽出するものである。復号化手段27は、この抽出手段26によって抽出したQRコード8を、元の会社名2a、役職名2b、氏名3、住所4、電話番号5a、ファクシミリ番号5b、携帯電話番号5cおよび電子メールアドレス6等の文字情報へ復号化するものである。
【0034】以上の構成の名刺入出力装置では、図6に示すように、ステップS111において画像読取手段24により名刺1の画像を読み取り、ステップS112において第2の記憶装置15に格納する。ステップS113では、画像取得手段25によって第2の記憶装置15よりこの名刺1の画像を取得し、ステップS114では、抽出手段26によってこの名刺1の画像からQRコード8部分のみを抽出する。
【0035】抽出されたQRコード8は、ステップS115において、復号化手段27により元の会社名2a、役職名2b、氏名3、住所4、電話番号5a、ファクシミリ番号5b、携帯電話番号5cおよび電子メールアドレス6等の文字情報へ復号化され、ステップS116において、DB登録手段28によりDBへ登録される。
【0036】以上のように、本実施形態における二次元コード付き名刺1によれば、シート上に文字情報を符号化し縦横に展開したQRコード8が付されていることで、この名刺1上のQRコード8を読み取れば、名刺1のデザインやこれに記されている会社名2a、役職名2b、氏名3、住所4、電話番号5a、ファクシミリ番号5b、携帯電話番号5cおよび電子メールアドレス6等の文字情報の字体等に関わらず、正確に名刺1上の文字情報を入力して容易にDBへ登録することが可能となる。
【0037】したがって、一般的な名刺の大きさは約92mm×56mm程度であり、文字情報を記すスペースの問題から、特にURLアドレスや電子メールアドレス等の小さな文字によって記されることが多いが、これらの文字情報を二次元コードとして名刺に付することによって、目視による認識が困難なものを容易かつ正確にデータベースへと登録することが可能となる。
【0038】なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インターフェイス機器、スキャナ)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、統合装置など)に適用してもよい。
【0039】また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0040】このようなプログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカードやROMなどを用いることができる。また、インターネット・プロバイダ等のサーバ上におかれたこれらの記録媒体にプログラムコードを格納し、インターネットを介してこのプログラムコードを提供する形態であっても本発明を構成する。
【0041】また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0042】さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も言うまでもない。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、名刺に文字情報を符号化し縦横に展開した二次元コードが付されていることで、この名刺上に付された二次元コードを読み取れば、名刺のデザインやこれに記されている文字情報の字体等に関わらず、正確に名刺上の文字情報を入力して容易にデータベースへ登録することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態における二次元コード付き名刺を示す図である。
【図2】 本発明の実施の形態における名刺入出力装置の概略構成図である。
【図3】 図2の名刺入出力装置の名刺出力機能を示すブロック図である。
【図4】 図2の名刺入出力装置による名刺出力処理を示すフロー図である。
【図5】 図2の名刺入出力装置の名刺入力処理を示すブロック図である。
【図6】 図2の名刺入出力装置による名刺入力処理を示すフロー図である。
【符号の説明】
1 名刺
2a 会社名
2b 役職名
3 氏名
4 住所
5a 電話番号
5b ファクシミリ番号
5c 携帯電話番号
6 電子メールアドレス
7 写真
8 QRコード
11 コンピュータ
12 中央処理装置
13 入力装置
14 第1の記憶装置
15 第2の記憶装置
16 表示装置
17a 記録媒体
17b 記録媒体読取装置
18 画像入力装置
19 画像形成装置
21 文字情報取得手段
22 二次元コード生成手段
23 出力手段
24 画像読取手段
25 画像取得手段
26 抽出手段
27 復号化手段
28 DB登録手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】 シート上に文字情報を記した名刺において、前記シート上に前記文字情報を符号化し縦横に展開した二次元コードを付したことを特徴とする名刺。
【請求項2】 前記文字情報は、氏名、住所、所属、電話番号、ファクシミリ番号、URLアドレスまたは電子メールアドレスのいずれかに関する情報を含むものである請求項1記載の名刺。
【請求項3】 名刺印字のためのデータを作成する名刺出力装置であって、文字情報を符号化し縦横に展開して二次元コードを生成する手段と、同手段により生成した二次元コードを前記文字情報と共に出力する手段とを備えた名刺出力装置。
【請求項4】 シート上に文字情報および同文字情報を符号化し縦横に展開した二次元コードを付した名刺の画像を読み取る手段と、同手段により読み取った画像から前記二次元コードを抽出する手段と、同手段により抽出した二次元コードを文字情報へ復号化する手段とを備えた名刺入力装置。
【請求項5】 さらに、前記復号化した文字情報をデータベースへ登録する手段を備えた請求項4記載の名刺入力装置。
【請求項6】 名刺印字のためのデータを作成する装置としてコンピュータを機能させる名刺出力プログラムであって、文字情報を符号化し縦横に展開して二次元コードを生成する手段、同手段により生成した二次元コードを前記文字情報と共に出力する手段としてコンピュータを機能させるための名刺出力プログラム。
【請求項7】 シート上に文字情報および同文字情報を符号化し縦横に展開した二次元コードを付した名刺の画像を読み取る手段、同手段により読み取った画像から前記二次元コードを抽出する手段、同手段により抽出した二次元コードを文字情報へ復号化する手段としてコンピュータを機能させるための名刺入力プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図4】
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【図6】
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【図3】
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【図5】
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【公開番号】特開2003−154774(P2003−154774A)
【公開日】平成15年5月27日(2003.5.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2001−354473(P2001−354473)
【出願日】平成13年11月20日(2001.11.20)
【出願人】(500265394)株式会社ディープジャパン (1)
【Fターム(参考)】