説明

吐出容器

【課題】掌の端縁がカバー筒下端と容器体天面との間に挟持されても不都合が生じない吐出容器を提供する。
【解決手段】ポンプ10内から起立する上下動部材40に押下げヘッド100を取り付け、該押下げヘッド100から垂下するカバー筒103内面の一部を案内筒151の一部へ水密かつ摺動自在に嵌合させることで、カバー筒103と案内筒151との隙間を介してポンプ10内へ水が入ることを防止可能に設け、押下げヘッド100の押下げで、ノズル100aを介して吐出する容器体内容物を掌上へ取出し可能に設けると共に、カバー筒103内面と案内筒151との間に隙間が生じて外気がポンプ10内へ流入可能に設けた吐出器において、カバー筒103下端の角部を切除することで接触部104bに形成し、押下げヘッド100の押下げ時に、カバー筒103下端と装着キャップ150との間に位置する掌の端縁へ接触部104bが接触可能に設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ノズルを備えた押下げヘッドの押下げで容器体内容物を吐出可能な吐出容器に関する。
【背景技術】
【0002】
容器体内のポンプから起立する上下動部材上端の押下げヘッドからカバー筒を垂下させると共に、容器体天面から上下動部材を囲む案内筒を起立させ、該案内筒上端外面へカバー筒下端を隙間を介して上下動自在に嵌合させた吐出容器が従来技術として知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−50323号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術は、カバー筒下端と容器体天面との間の案内筒部分へ上向きにした掌を近接させて、押下げヘッドを押下げることで内容物を掌上に取り出す際に、掌の端縁がカバー筒下端と容器体天面との間に挟持されることが往々にしてあるが、押下げヘッドの押下げ力が強い場合には、痛みが伴うという不都合があった。
【0005】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、掌の端縁がカバー筒下端と容器体天面との間に挟持されても上記不都合が生じない吐出容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明は、内部にポンプ10を備えた容器体1の開口端2へ、案内筒151を立設させた装着キャップ150を装着させ、前記ポンプ10内から起立して前記案内筒151を挿通する上下動部材40に、ノズル100aを前方突設する押下げヘッド100を取り付け、該押下げヘッド100から垂下するカバー筒103内面の一部を前記案内筒151の一部151aへ水密かつ摺動自在に嵌合させることで、前記カバー筒103と前記案内筒151との隙間を介して前記ポンプ10内へ水が入ることを防止可能に設け、
前記押下げヘッド100の押下げで、前記ノズル100aを介して吐出する容器体内容物を掌P上へ取出し可能に設けると共に、前記カバー筒103内面と前記案内筒151との間に隙間が生じて外気がポンプ10内へ流入可能に設けた吐出器において、
前記カバー筒103下端の角部を切除することで接触部104bに形成し、前記押下げヘッド100の押下げ時に、前記カバー筒103下端と前記装着キャップ150との間に位置した掌Pの端縁に前記接触部104bが接触可能に設けたことを特徴とする。
【0007】
また、本発明は、内部にポンプ10を備えた容器体1の開口端2へ、案内筒151を立設させた装着キャップ150を装着させ、前記ポンプ10内から起立して前記案内筒151を挿通する上下動部材40に、ノズル100aを前方突設する押下げヘッド100を取り付け、該押下げヘッド100から垂下するカバー筒103内面の一部を前記案内筒151の一部151aへ水密かつ摺動自在に嵌合させることで、前記カバー筒103と前記案内筒151との隙間を介して前記ポンプ10内へ水が入ることを防止可能に設け、
前記押下げヘッド100の押下げで、前記ノズル100aを介して吐出する容器体内容物を掌P上へ取出し可能に設けると共に、前記カバー筒103内面と前記案内筒151との間に隙間が生じて外気がポンプ10内へ流入可能に設けた吐出器において、
前記カバー筒下端の角部を丸めることで接触部に形成し、前記押下げヘッドの押下げ時に、前記カバー筒下端と前記装着キャップ150との間に位置した掌Pの端縁に前記接触部が接触可能に設けたことを特徴とする。
【0008】
さらに、本発明は、前記カバー筒103の下部を下方小径のテーパ筒部104bに形成して前記接触部に形成すると共に、前記案内筒151の一部を環状突部151aで構成し、該テーパ筒部104b下端を前記案内筒151の環状突部151aへ水密かつ摺動自在に嵌合させたことを特徴とする。
【0009】
さらに、本発明は、前記テーパ筒部104b外面を外方へ凸の弯曲状に形成したことを特徴とする。
【0010】
さらに、本発明は、前記カバー筒103の下部を、該カバー筒103と前記案内筒151との隙間を介して前記ポンプ10内へ水が入ることを防止可能な別体の防水リング104で構成したことを特徴とする。
【0011】
さらに、本発明は、前記防水リング104を柔軟性を有する材質で形成したことを特徴とする。
【0012】
さらに、本発明は、前記ポンプ10は、前記容器体1内に収納された液体加圧用の小径の第1シリンダ部24と、該第1シリンダ部上端から起立する大径の空気圧縮用の第2シリンダ部22とを備え、かつ前記上下動部材40を第1および第2シリンダ部24、22内へ挿入させ、前記押下げヘッド100を介して上下動部材40を押下げることで、第1シリンダ部24内の第1ピストン50が下降して、該第1シリンダ部24内の液体を加圧すると共に、第2シリンダ部22内の第2ピストン60が下降して空気を圧縮することにより、第1シリンダ部24内の加圧液体と第2シリンダ部22内の圧縮空気とを気液混合室46内へ送り出すことで泡を形成して吐出可能に設けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明は、カバー筒103下端の角部を切除ないし丸めることで接触部に形成したので、掌がカバー筒下端と装着キャップ150との間に挟持されることがあっても痛みを伴うことがない。
【0014】
また、本発明は、カバー筒103の下部を下方小径のテーパ筒部104bに形成したので、接触部の掌に対する接触面積をより大にすることができ、したがって、掌がカバー筒103下端と装着キャップ150との間に挟持されることがあってもなんらの不都合も生じない。
【0015】
さらに、本発明は、カバー筒103の下部を、カバー筒とは別体の防水リング104で構成したので、接触部の形状および材質の選択の自由度が増大する。
【0016】
さらに、本発明は、ポンプとして泡を吐出させるものでは、カバー筒103と案内筒151との隙間を介してポンプ内へ水が入ることが防止されるため、気液混合室内での圧縮空気と加圧液体との混合比率が常に一定に保持されることとなり、したがって、泡のきめに変動が生じることがない。
【0017】
さらに、本発明は、防水リング104を柔軟性を有する材質で形成したので、接触部のシール性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明に係る吐出容器の一部側断面図である。
【図2】同容器の正面図である。
【図3】作用説明図である。
【図4】他の実施形態を示す図1相当図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0020】
まず、本発明が適用される吐出器の一例である泡吐出器について説明する。
泡吐出器は、容器体1の開口端を構成する口頸部2にポンプ10を備えている。容器体1には、例えば、洗顔液のように発泡性を有する液体が収容される。
【0021】
ポンプ10は、シリンダ部材20と、液吸入弁30と、上下動部材40と、第1ピストン50と、第2ピストン60と、液吐出弁70と、押下げヘッド100と、発泡ユニット130と、装着キャップ150とを備えている。
【0022】
シリンダ部材20は内部を空気室とする円筒状の大径シリンダ部(空気用シリンダ)22を備え、内部を液室とする円筒状の小径シリンダ部(液用シリンダ)24が大径シリンダ部22の底部から同心状に下方へ垂設している。
【0023】
このシリンダ部材20は、口頸部2から大径シリンダ部22と小径シリンダ部24とを容器体1内に挿入させ、口頸部2へ螺合させる装着キャップ150によって容器体1に固定されている。
【0024】
シリンダ部材20の下端には吸い上げパイプ201が連結されており、この吸い上げパイプ201の下端は容器体1の底部まで延びている。
【0025】
装着キャップ150天面の内向きフランジ状頂壁内周には案内筒151が立設されていて、この案内筒151を挿通する上下動部材40の上端部にノズル100aを前方突設する押下げヘッド100を装着させている。上下動部材40の内部には発泡ユニット130、液吐出弁70が設けられており、上下動部材40の外周部には大径シリンダ部22の内周面を気密に摺動する第2ピストン60が取り付けられている。
【0026】
上下動部材40の下部には小径シリンダ部24の内周面を液密に摺動する第1ピストン50が連結されており、第1ピストン50の下方には、上下動部材40及び第1ピストン50に連繋して動作してシリンダ部材20と容器体1との連通を遮蔽可能な液吸入弁30が配されている。
【0027】
以下、これらについてさらに詳述する。シリンダ部材20の小径シリンダ部24内には、棒状の液吸入弁30とコイルスプリング39と第1ピストン50とが収納されている。液吸入弁30の下端部は、小径シリンダ部24の下端に形成された下方小径のテーパ面からなる弁座に着座及び離反可能に形成されている。また、液吸入弁30の上端部は上方へ向け拡径するテーパ筒状に形成されている。
【0028】
第1ピストン50は上下を開口させた中空筒状をなし、その下部は小径シリンダ部24の内周面を液密に摺動するシール部を形成している。液吸入弁30は第1ピストン50の上部開口から上方に突出し、第1ピストン50の上部開口を開閉する。
【0029】
第1ピストン50内には、液吸入弁30が第1ピストン50の内周面との間に隙間を介して挿入されている。コイルスプリング39は、シリンダ部材20底部と第1ピストン50との間に設けられ、第1ピストン50を上方に付勢している。
【0030】
上下動部材40の内側には環状の弁座が形成され、弁座の上方部分は気液混合室46に形成されており、該混合室内に弁座へ着座及び離反可能な球形の液吐出弁70が設けられている。
【0031】
本発明では、押下げヘッド100は、頂壁101下面からノズル100aを前方突設するヘッド本体102と、頂壁101から垂下するカバー筒103とを備えると共に、頂壁101下面から上記構成に係る上下動部材40を垂下させている。
【0032】
図1に示すように、カバー筒103の下端へ防水リング104を嵌合させるとともに、案内筒151の上端部外面に環状突部151aを周設して、この環状突部へ防水リング104を水密かつ上下動自在に嵌合させている。防水リング104はカバー筒103と案内筒151との隙間を介してポンプ内へ水が入ることを防止するもので柔軟性を有する材質で形成するのが好ましい。
【0033】
より詳細には、防水リング104はその周壁上部外面を小外径部104aに形成して、該小外径部をカバー筒103内へ嵌合させると共に、周壁下部外面を下方小外径のテーパ筒部104bに形成し、さらにこのテーパ筒部外面を外方へ凸の弯曲状に形成して掌Pへの接触部となすと共に、防水リング104周壁の下端部内面を下方小内径のテーパ筒部104cに形成して、該テーパ筒部下端を案内筒151の環状突部151aへ水密かつ上下動自在に嵌合させている。
【0034】
上記ではテーパ筒部104bの断面外形を外方へ凸の円弧状に形成したが、円弧状にすることなく斜め上へ傾斜する直線状に形成することも可能である。この場合にはその傾斜角度は図3に示すように、カバー筒103と装着キャップ150との間の案内筒151部分へ近接させた掌Pを案内筒151から離間させる方向へ押下げヘッド100の押下げ力が働くような角度とする。
【0035】
図1および図3では、防水リング104はカバー筒103と別体に形成されているが、図4に示すように、防水リング104はカバー筒103と一体に形成することも可能である。この場合には、図1と同様にカバー筒103の下部外面を下方小外径のテーパ筒部104bに形成し、さらにこのテーパ筒部外面を外方へ凸の弯曲状に形成して掌への接触部となすと共に、カバー筒103の下端部内面を下方小内径のテーパ筒部104cに形成して、該テーパ筒部下端を案内筒151の環状突部151aへ水密かつ上下動自在に嵌合させる。
【0036】
上記ではテーパ筒部104bは、断面外形が外方へ凸の円弧状か、または斜め上へ傾斜する直線状に形成されているが、これに限らず、カバー筒103の下端部または防水リング104の下端部を単に丸めることにより形成することも可能である。要するに、カバー筒103下端の角部を切除するか、またはカバー筒下端の角部を丸めることで接触部に形成し、掌Pの端縁が、図3に示すようにカバー筒103と装着キャップ150との間に挟まれることがあっても掌Pに痛みが感じることがないような形状であれば図面に示すものに限定されない。なお、カバー筒104の角部とは、外周面と下端面との境界部を意味する。
【0037】
次に本実施形態の作用について説明する。図1は押下げヘッド100を押し下げる前の状態であり、押下げヘッド100は上限に位置している。
【0038】
この状態から押下げヘッド100を押し下げていくと、第1ピストン50によって加圧された小径シリンダ部24内の液体は、第1ピストン50の上部開口を通って、液吐出弁70を押し上げて気液混合室46内へ流入する。
【0039】
一方、大径シリンダ部22内の空気は、上下動部材40に設けた空気路を介して気液混合室46内に流入する。こうして気液混合室46内で液体と空気は合流し混合されて、発泡ユニット130内に送られる。発泡ユニット130を通過する際に液体は発泡しノズル100aから吐出する。
【0040】
押下げヘッド100から手を離すと、小径シリンダ部24内の液圧、及び、大径シリンダ部22内の空気圧は下がり、液吐出弁70が着座し、コイルスプリング39の弾性によって第1ピストン50、上下動部材40、押下げヘッド100が上方へ押し上げられる。
【0041】
図1の状態において、本発明では、カバー筒103下端へ防水リング104が嵌合されているから、カバー筒103と案内筒151との隙間を介してポンプ内へ水が浸入することが防止される。容器体内容物を取り出すには掌Pを上向きにしてカバー筒103と装着キャップ150との間の案内筒151部分へ近接させて押下げヘッド100を押下げればよい。これにより通常の場合には、何等の支障なく掌Pへ内容物が吐出されるが、場合によっては掌Pの端縁が、図3に示すようにカバー筒103と装着キャップ150との間に挟まれることがある。
【0042】
この場合、カバー筒103下端が角部として尖っている場合には、掌Pに多少の痛みを感じるが、本発明では、カバー筒103下端は角部が切除されるか、丸められているため、このような不都合が生じることがない。
【0043】
なお、図1、4において、200はカバー筒103と装着キャップ150との間の案内筒151部分外面へ着脱自在に嵌合可能な押下げ防止部材である。
【0044】
上記では本発明を泡吐出器に適用した例について説明したが、これに限らず液体吐出器等他の種類の吐出器にも適用可能である。
【産業上の利用可能性】
【0045】
本発明は、ノズルを備えた押下げヘッドの押下げで容器体内容物を吐出可能な吐出容器の分野に利用することができる。
【符号の説明】
【0046】
1 容器体
10 ポンプ
30 液吸入弁
40 上下動部材
46 気液混合室
50 第1ピストン
60 第2ピストン
100 押下げヘッド
103 カバー筒
104 防水リング
104b テーパ筒部(接触部)
150 装着キャップ
151 案内筒
151a 環状突部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部にポンプ10を備えた容器体1の開口端2へ、案内筒151を立設させた装着キャップ150を装着させ、前記ポンプ10内から起立して前記案内筒151を挿通する上下動部材40に、ノズル100aを前方突設する押下げヘッド100を取り付け、該押下げヘッド100から垂下するカバー筒103内面の一部を前記案内筒151の一部151aへ水密かつ摺動自在に嵌合させることで、前記カバー筒103と前記案内筒151との隙間を介して前記ポンプ10内へ水が入ることを防止可能に設け、
前記押下げヘッド100の押下げで、前記ノズル100aを介して吐出する容器体内容物を掌P上へ取出し可能に設けると共に、前記カバー筒103内面と前記案内筒151との間に隙間が生じて外気がポンプ10内へ流入可能に設けた吐出器において、
前記カバー筒103下端の角部を切除することで接触部104bに形成し、前記押下げヘッド100の押下げ時に、前記カバー筒103下端と前記装着キャップ150との間に位置した掌Pの端縁に前記接触部104bが接触可能に設けたことを特徴とする吐出器。
【請求項2】
内部にポンプ10を備えた容器体1の開口端2へ、案内筒151を立設させた装着キャップ150を装着させ、前記ポンプ10内から起立して前記案内筒151を挿通する上下動部材40に、ノズル100aを前方突設する押下げヘッド100を取り付け、該押下げヘッド100から垂下するカバー筒103内面の一部を前記案内筒151の一部151aへ水密かつ摺動自在に嵌合させることで、前記カバー筒103と前記案内筒151との隙間を介して前記ポンプ10内へ水が入ることを防止可能に設け、
前記押下げヘッド100の押下げで、前記ノズル100aを介して吐出する容器体内容物を掌P上へ取出し可能に設けると共に、前記カバー筒103内面と前記案内筒151との間に隙間が生じて外気がポンプ10内へ流入可能に設けた吐出器において、
前記カバー筒下端の角部を丸めることで接触部に形成し、前記押下げヘッドの押下げ時に、前記カバー筒下端と前記装着キャップ150との間に位置した掌Pの端縁に前記接触部が接触可能に設けたことを特徴とする吐出器。
【請求項3】
前記カバー筒103の下部を下方小径のテーパ筒部104bに形成して前記接触部に形成すると共に、前記案内筒151の一部を環状突部151aで構成し、該テーパ筒部104b下端を前記案内筒151の環状突部151aへ水密かつ摺動自在に嵌合させたことを特徴とする請求項1又は2記載の吐出器。
【請求項4】
前記テーパ筒部104b外面を外方へ凸の弯曲状に形成したことを特徴とする請求項3記載の吐出器。
【請求項5】
前記カバー筒103の下部を、該カバー筒103と前記案内筒151との隙間を介して前記ポンプ10内へ水が入ることを防止可能な別体の防水リング104で構成したことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の吐出器。
【請求項6】
前記防水リング104を柔軟性を有する材質で形成したことを特徴とする請求項5記載の吐出器。
【請求項7】
前記ポンプ10は、前記容器体1内に収納された液体加圧用の小径の第1シリンダ部24と、該第1シリンダ部上端から起立する大径の空気圧縮用の第2シリンダ部22とを備え、かつ前記上下動部材40を第1および第2シリンダ部24、22内へ挿入させ、前記押下げヘッド100を介して上下動部材40を押下げることで、第1シリンダ部24内の第1ピストン50が下降して、該第1シリンダ部24内の液体を加圧すると共に、第2シリンダ部22内の第2ピストン60が下降して空気を圧縮することにより、第1シリンダ部24内の加圧液体と第2シリンダ部22内の圧縮空気とを気液混合室46内へ送り出すことで泡を形成して吐出可能に設けたことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の吐出器。





















【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−11306(P2012−11306A)
【公開日】平成24年1月19日(2012.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−150102(P2010−150102)
【出願日】平成22年6月30日(2010.6.30)
【出願人】(000006909)株式会社吉野工業所 (2,913)
【Fターム(参考)】