説明

吸収性物品の表面シート

【課題】 天然繊維である綿繊維を用いたシートであって、さらに、体液を素早く通過し、かつ移行した体液戻り性がなく、着用者にはべたつきによる不快感を与えることのない表面シートを提供する。
【解決手段】 天然油脂が付着した漂白綿繊維と、少なくとも繊維表面がオレフィン系重合体からなる熱可塑性短繊維とにより構成され、構成繊維同士が三次元的に交絡してなる不織布であり、不織布には親油性グリセリン脂肪酸エステルが付着しており、該不織布によって構成される吸収性物品の表面シート。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、使い捨てオムツや生理用ナプキン、パンティライナー等の吸収性物品の表面シートに関するものである。
【背景技術】
【0002】
使い捨てオムツや生理用ナプキン等の吸水性物品は、大別して表面層、吸収層、防漏れ層の3層からなり、体から分泌される体液は、表面層における表面シートに、すばやく引き込まれ、かつ透過されて、表面層下の吸収層へ移動し吸収拡散される。したがって、表面シートには、液透過性が要求されるため、疎水性の合成繊維からなる極めて薄い不織シートや孔開きフィルムが多く使用されている。しかし、吸収性物品の表面シートは、直接肌に触れる部分であることから、合成繊維のみからなるシートでは、痒みやかぶれ等が発生する場合があり、天然素材を用いたシートが求められている。
【0003】
代表的な天然素材としては、木綿繊維が挙げられる。一般の木綿繊維は、漂白された脱脂綿である。これは、漂白前に精錬処理が施されて繊維表面のワックスや天然油脂が除去される(脱脂される)からである。このような木綿繊維(脱脂綿繊維)を吸収性物品の表面シートを構成する繊維として適用すると、綿繊維自身が吸液性、保液性に優れるため、分泌された体液は、表面シートを透過せず、ここで吸収・保液してしまうため、着用者にはべたつきによる不快感を与えやすい。
【0004】
本件出願人は、上記問題を解決するために、天然油脂が付着した脱脂綿と、オレフィン系繊維とからなる不織布であって、特定の開孔を有する不織布を吸収性物品の表面シートに用いることを提案している(特許文献1 請求項5、請求項10等)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005−139594号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の課題は、天然繊維である綿繊維を用いたシートであって、さらに、体液を素早く通過し、かつ移行した体液戻り性がなく、着用者にはべたつきによる不快感を与えることのない表面シートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
すなわち、本発明は、天然油脂が付着した漂白綿繊維と、少なくとも繊維表面がオレフィン系重合体からなる熱可塑性短繊維とにより構成され、構成繊維同士が三次元的に交絡してなる不織布であり、不織布には親油性グリセリン脂肪酸エステルが付着しており、該不織布によって構成されることを特徴とする吸収性物品の表面シートを要旨とするものである。
【0008】
以下、本発明について詳細に説明する。
【0009】
本発明の吸収性物品の表面シートを構成する不織布は、天然油脂が付着した漂白綿繊維と、少なくとも繊維表面がポリオレフィン系重合体からなる熱可塑性短繊維とから構成される。
【0010】
本発明における漂白綿繊維とは、コットン繊維とも呼ばれる天然繊維のことであって、原綿が漂白されたものである。一般に、原綿を均一に漂白するには、脱脂綿の製造工程と同様の工程が採用されるため、漂白された綿繊維というと、繊維表面に付着している天然油脂が除去された脱脂綿繊維を指すが、本発明においては、漂白されているにもかかわらず、繊維表面の天然油脂が付着してなる漂白綿繊維を用いる。このような天然油脂が付着してなる漂白綿繊維は、特開2003−247161に開示されている天然繊維の未脱脂漂白方法によって得ることができる。すなわち、原綿を、オキシ過カルボン酸を含有する漂白用水溶液に接触させることにより、天然油脂が残存しながら良好に漂白されてなる綿繊維を得ることができる。そして、この方法により得られた漂白綿繊維は、繊維表面に0.3〜0.6質量%の天然油脂が付着している。なお、一般に原綿には、コットンワックス(天然油脂)が約0.6質量%付着している。また、本発明においては、上記した天然油脂が付着してなる漂白綿繊維を原料として用いた不織布であるが、後述する不織布化手段(交絡処理)によって、漂白綿繊維に付着してなる天然油脂の量はほとんど変化せず、綿繊維でありながら適度な撥水性を有している。
【0011】
本発明の熱可塑性短繊維を構成するポリオレフィン系重合体としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、エチレンとプロピレンとの共重合体、またはこれらのブレンド体等が挙げられる。少なくとも繊維表面がポリオレフィン系重合体からなる熱可塑性短繊維の繊維形態としては、上記したポリオレフィン系重合体単独からなる単相型の繊維、あるいは、芯部を鞘部が覆ってなる芯鞘複合型であって、鞘部にポリオレフィン系重合体を配した芯鞘複合繊維等が挙げられる。少なくとも繊維表面がポリオレフィン系重合体からなる繊維を採用することにより、不織布に適度の疎水性を付与することができる。また、熱可塑性短繊維として、芯部に高融点ポリオレフィン系重合体、鞘部に低融点ポリオレフィン系重合体を配した芯鞘複合型の繊維を採用した場合、得られた不織布に熱処理を施して、鞘部の低融点ポリオレフィン系重合体を溶融または軟化させて熱接着成分として機能させることによって得られる表面シートの形態保持性の向上、機械的強力の向上を図ることができる。
【0012】
熱可塑性短繊維としては、撥水性油剤を付着したものを用いることが好ましい。撥水性油剤が付与された熱可塑性短繊維を用いると、得られる不織布が撥水性を有するものとなる。撥水性油剤としては、公知のものを使用することができるが、本発明においては、直接肌に触れる用途に好適に用いることを考慮して、肌への刺激が少ないものを使用することが好ましい。例えば、特開2002−302871に開示されている炭素数12〜18のアルキルホスフェート塩から選ばれた少なくとも一種のアルキルホスフェート塩成分(成分A)50〜80質量%、フッ素系化合物含有成分(成分B)10〜30質量%、ポリ(オキシエチレン)アルキルエーテル成分(成分C)10〜30質量%からなりpHが6.0〜8.0である界面活性剤組成物を好適に用いることができる。なお、熱可塑性短繊維に付与された撥水性油剤は、構成繊維同士の交絡手段として高圧水流処理を採用した場合、親水性はなく撥水するために、繊維表面の撥水性油剤のほとんどは水流により除去されず、得られる不織布においてもほぼ同量の油剤が付着して、撥水性を奏する。
【0013】
熱可塑性短繊維の単糸繊度および繊維長は、特に限定されないが、不織布の柔軟性、綿繊維との交絡性を考慮して、単糸繊度が1〜8デシテックス程度で、平均繊維長が15〜70mm程度のものを用いるとよい。
【0014】
不織布における漂白綿繊維と熱可塑性短繊維との混合比率は、漂白綿繊維/熱可塑性短繊維が30/70〜70/30(質量比)の範囲で適宜選択すればよい。漂白綿繊維の混合比率が多くなると、良好な肌触り感に優れるものとなり、一方、熱可塑性短繊維の混合比が多くなると、疎水性繊維の含有量が増すために、より液透過性に優れたものとなる。
【0015】
不織布は、上記漂白綿繊維と熱可塑性短繊維とから構成され、構成繊維同士が三次元的に交絡している。構成繊維同士が、三次元的に交絡することにより、肌触りの良好な不織布となる。繊維同士を三次元的に交絡させるための手段としては、高圧水流処理が好ましい。高圧水流処理により三次元的に交絡してなる不織布は柔軟性、ドレープ性に優れるためである。また、不織布は、開孔を有するものが好ましい。吸収した体液が、開孔を通じて、速やかに表面シートの下の吸収層へ移行させることができる。個々の開孔の大きさは0.5〜15mm2であることが好ましく、また、開孔の存在密度は、1〜100個/cm2であることが好ましい。
【0016】
不織布には、親油性グリセリン脂肪酸エステルが付着している。親油性グリセリン脂肪酸エステルは、乳化作用、分散作用があるとして、美容液や乳液等の化粧剤に多く使用されているものである。本発明においては、新油型グリセリン脂肪酸エステルの中でも、親油性モノステアリン酸グリセリルあるいは親油性モノオレイン酸グリセリルを用いるとよい。
【0017】
本発明の吸収性物品の表面シートは、親油性グリセリン脂肪酸エステルが付着していることによって、体液の吸収・移行性がより向上し、また、液戻り性が良好なものとなる。このような効果を良好に奏するために、シートにおける親油性グリセリン脂肪酸エステルの付着量は0.1〜1wt%であることが好ましい。
【0018】
不織布の目付は、適宜選択すればよいが、実用的な強力を有する範囲において、体液が素早く移行しやすいように薄い方が好ましく10〜40g/m2程度がよい。
【0019】
本発明の吸収性物品の表面シートは、上記の構成を有するものであり、まず、シート表面への体液を素早く通過させることができる。体液を素早く通過させることができる指標となる保水量は、本発明においては、0.2g以下であることが好ましく、より好ましくは0.15g以下である。保水量は、下記の方法により測定される。すなわち、縦10cm、横10cmの試料片を作成し、試料の乾燥質量を測定する。次に、濾紙を5枚重ねたものの上にセカンドシート(サーマルボンド不織布)を1枚置き、さらにその上に試料を1枚置く。37℃に温めた人工経血を3ccを試料中央に滴下し、5分間放置した後、試料の質量を測定し、試料の質量増加分(人工経血の吸収分)を下式より算出する。
保水量(g)=(人工経血を吸収させた試料質量)−(試料の乾燥質量)
【0020】
本発明の表面シートは、例えば、以下の方法で得ることができる。まず、天然油脂が付着した漂白綿繊維と、少なくとも繊維表面がポリオレフィン系重合体からなる熱可塑性短繊維とを混合したウェブを準備する。そして、該ウェブをメッシュ状支持体に担持する。メッシュ状支持体としては、不織布に開孔を付与することが好ましいので所定の目開きを持った粗目織物からなるメッシュ状支持体を用いるとよい。また、メッシュ状支持体の織目模様を適宜選択することによって、不織布に任意の模様を付与することもできる。ウェブをメッシュ上支持体に担持した後、ウェブ側から高圧水流を施し、構成繊維同士を三次元的に交絡させて一体化した不織布を得る。この高圧水流は、孔径0.05〜2.0mmの噴射孔が、噴射孔間隔0.05〜10mmで一列又は複数列配置されている噴射装置を用い、水を噴射孔から1.5〜40MPaの圧力で噴射して得られるものである。そうすると、高圧水流はウェブに衝突して、構成繊維に運動エネルギーを与える。この運動エネルギーにより、構成繊維は、相互に交絡する。また、粗目織物からなるメッシュ状支持体を用いた場合は、構成繊維が交絡しながら、メッシュ状支持体の開孔部分へ移動し、支持体のナックル部に対応した箇所には繊維が存在せず開孔が形成され、開孔を有する不織布を得ることができる。
【0021】
メッシュ状支持体の目開きは、得ようとする不織布の表面形態、開孔の有無に基づいて決定することができる。20メッシュ以下の粗目織物を用いることにより、不織布に明瞭な開孔を形成させることができ、15メッシュ以下の粗目織物を用いると、ウェブの構成繊維がメッシュ状支持体の開孔部により移動しやすくなり、効果的に開孔を形成することができるため、より体液を素早く透過させることができる。体液が素早く透過すること、肌への接触点が小さいこと等を考慮すると、メッシュ状支持体が6〜10メッシュの粗目織物を用いることが好ましい。なお、6メッシュ未満であると、開孔が大きくなりすぎて、吸収性物品を製造する際にシートの取り扱い性に劣る傾向となる。ここで、メッシュとは、1インチ当たりの線の数を指し、例えば25メッシュの粗目織物は、1インチ当たり25本の線が存在するものを指す。
【0022】
高圧水流を施して構成繊維同士が交絡してなる不織布が含む水分を除去して、不織布を得る。次いで、所定量の親油性グリセリン脂肪酸エステルを不織布に付着させる。付着する方法としては、親油性グリセリン脂肪酸エステルのエマルジョン溶液を、不織布に噴霧、含浸、キスコート等により付着させるとよい。エマルジョン溶液を付着させた後は、乾燥処理を施して、所定量の親油性グリセリン脂肪酸エステルが付着させることができる。また、高圧水流処理後の水分を含む不織布をマングルロールに通して、余剰水分を除去し、その後、適宜の方法で親油性グリセリン脂肪酸エステルびエマルジョン溶液を付着させることにより、高圧水流と親油性グリセリン脂肪酸エステルの付与工程を連続工程で効率的に行うことができる。
【発明の効果】
【0023】
本発明の吸収性物品の表面シートは、天然油脂が付着した漂白綿繊維と、少なくとも繊維表面がポリオレフィン系重合体からなる熱可塑性短繊維とを構成繊維とし、さらに新油性グリセリン脂肪酸エステルが付着していることから、体液を素早く通過させることができ、表面の濡れ感による不快感が発生しにくい。
【実施例】
【0024】
(1)目付(g/m):標準状態の試料から、縦10cm×横10cmの試料片を10点作成し、各試料片の質量(g)を秤量し、得られた値の平均値を単位面積あたりに換算して、目付(g/m)とした。
【0025】
(2)引張強力(N/5cm幅):JIS−L−1906に準じて測定した。試料長が20cm、試料幅が5cmの試料片を不織布のタテ方向およびヨコ方向について、各10点を作成し、定速伸長型引張試験機(オリエンテック社製、テンシロンUTM−4−100)を用いて、つかみ間隔10cm、引張速度10cm/分で伸長し、最大荷重時の強さを測定し、その平均値を引張強力(N/5cm幅)とした。
【0026】
(3)保水性:縦10cm、横10cmの試料片を作成し、試料の乾燥質量を測定し、次に、濾紙を5枚重ねたものの上にセカンドシート(サーマルボンド不織布)を1枚置き、さらにその上に試料を1枚置き、37℃に温めた人工経血を3ccを試料中央に滴下し、5分間放置した後、試料の質量を測定し、試料の質量増加分(人工経血の吸収分)を下式より算出した。なお、保水量は、試料3枚の平均値とした。
保水量(g)=(人工経血を吸収させた試料質量)−(試料の乾燥質量)
【0027】
(4)表面の濡れ感:上記載の保水性を評価した試料について、試料表面に指で触れて濡れ感を評価した。
【0028】
実施例1
天然油脂が0.4質量%付着した漂白綿繊維(丸三産業社製)50質量%と、熱可塑性短繊維として、鞘部にポリエチレン(融点:130℃)、芯部にポリエチレンテレフタレート(融点:256℃)が配された芯鞘複合短繊維(ユニチカファイバー社製<6080>繊度2.0デシテックス、繊維長44mm、撥水性油剤付与)50質量%とを、均一に混合し、カード機に供給し混合ウエブを得た。次いで、この混合ウエブを、移動する10メッシュのプラスチック製織物からなる支持体に担持し、混合ウエブ側より高圧水流を施した。高圧水流は、支持体の上方50mmに位置した孔径0.1mmの噴射孔が孔間隔0.6mmで1列に配置され、かつその列を三列備えた高圧水流噴射装置を用い、各々10MPa圧力で水を噴射したものである。高圧水流を施すことにより混合ウエブの構成繊維同士を三次元的に交絡させて一体化させた。次いで、一体化させた不織布より余剰の水分をマングルロールにて除去した後、親油性モノステアリン酸グリセリルのエマルジョン溶液を、キスコーターを用いて付着させた。その際、不織布に付着する親油性モノステアリン酸グリセリルの固形分付着量が0.3質量%となるよう付着させた。その後、温度120℃の乾燥機で乾燥した。そして、目付30g/m、約4.2mmの大きさの開孔が存在密度11個/cmで付与された吸収性物品の表面シートを得た。
【0029】
実施例2
実施例1において、親油性モノステアリン酸グリセリルの固形分付着量が0.5質量%となるように、キスコーターを用いて親油性モノステアリン酸グリセリルのエマルジョン溶液を付着させたこと以外は、実施例1と同様にして吸収性物品の表面シートを得た。
【0030】
実施例3
実施例1において、高圧水流を付与する際、6メッシュのプラスチック製織物からなる支持体を用いたこと、高圧水流噴射装置におけるそれぞれの噴射孔から11MPa圧力の水を噴射したこと以外は、実施例1と同様にして吸収性物品の表面シートを得た。得られた表面シートには、約12.4mmの大きさの開孔が存在密度2個/cmで付与されていた。
【0031】
実施例4
実施例1において、漂白綿繊維と熱可塑性短繊維との混合比率を漂白綿繊維/熱可塑性短繊維=30/70としたこと以外は、実施例1と同様にして吸収性物品の表面シートを得た。
【0032】
比較例1
実施例1において、親油性モノステアリン酸グリセリルを付着しなかったこと以外は実施例1と同様にしてシートを得た。
【0033】
得られた実施例1〜4のシートおよび比較例1のシートの評価結果を表1に示す。
【0034】
【表1】

【0035】
表1からも明らかなように、実施例1〜4の表面シートは、比較例1のシートと比較し、保水量を大幅に少なくすることができ、表面に滴下した体液を素早く通過できることがわかる。また、実施例1〜4のいずれについても、評価した3枚のシートについて全て表面の濡れ感がなく、吸収性物品の表面シートとして良好に使用できるものであった。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
天然油脂が付着した漂白綿繊維と、少なくとも繊維表面がオレフィン系重合体からなる熱可塑性短繊維とにより構成され、構成繊維同士が三次元的に交絡してなる不織布であり、不織布には親油性グリセリン脂肪酸エステルが付着しており、該不織布によって構成されることを特徴とする吸収性物品の表面シート。
【請求項2】
親油性グリセリン脂肪酸エステルが、親油性モノステアリン酸グリセリルあるいは親油性モノオレイン酸グリセリルのいずれかであることを特徴とする請求項1記載の吸収性物品の表面シート。
【請求項3】
親油性グリセリン脂肪酸エステルの付着量が0.1wt%〜1wt%であることを特徴とする請求項1または2記載の吸収性物品の表面シート。
【請求項4】
保水量が0.2g以下であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の吸収性物品の表面シート。


【公開番号】特開2011−30940(P2011−30940A)
【公開日】平成23年2月17日(2011.2.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−182451(P2009−182451)
【出願日】平成21年8月5日(2009.8.5)
【出願人】(000004503)ユニチカ株式会社 (1,214)
【Fターム(参考)】