説明

噴出器の内容物混合装置、および噴出器

【課題】使用に際して2つの内容物を混合する噴出器において、使用後に内容物を再充填して再使用可能とする。
【解決手段】噴出器に筒状をなす主容器10を設け、その主容器の下方開口側に内容物混合装置30を取り付ける。内容物混合装置には、第1の内容物を収容する第1収容室14と、第2の内容物を収容する第2収容室36と、それらの第1収納室と第2収容室間に移動可能に設けてそれらの収納室間を開閉自在に仕切る仕切り栓33と、その仕切り栓を移動することにより仕切りを解除して第1収容室と第2収容室間を連通するプッシュボタン34等の操作部材とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、第1収容室に収容する第1の内容物と第2収容室に収容する第2の内容物とを混合して、その混合した混合内容物を噴出口から噴出する、ポンプ式やエアゾール式や押し出し式の噴出器に関する。および、そのような噴出器において、第1の内容物と第2の内容物とを混合する内容物混合装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、化粧用などの噴出器の中には、内容物を収容する容器の口部にポンプ装置を取り付け、そのポンプ装置を作動することにより容器内の内容物を汲み上げ、ポンプ装置に設ける噴出口から外部に向けて噴出するポンプ式のものがある。また、噴射剤とともに内容物を収容する容器の口部に弁装置を取り付け、その弁装置を作動することにより開弁して、弁装置に設ける噴出口から噴射剤の圧力で内容物を外部に向けて噴出するエアゾール式のものがある。さらには、容器をつぶすことにより、容器内に収容する内容物を容器の口部から押し出す押し出し式のものがある。
【0003】
このようなポンプ式やエアゾール式や押し出し式の噴出器の中には、例えば化粧液などで、液体やペースト状などのベースとなる第1の内容物に、液体や粒状などの第2の内容物を混合して噴出するものがある。この種の混合内容物を噴出する噴出器にあっては、あらかじめ第1の内容物と第2の内容物とを混合して容器内に収容しておくと、経時において変質を生ずるおそれがあった。
【0004】
そこで、このような混合内容物を噴出する従来の噴出器の中には、第1の内容物を収容する第1収容室と、第2の内容物を収容する第2収容室と、それらの第1収納室と第2収容室間を仕切ってそれらの収納室間に設ける仕切り部材とを備え、使用時には、その仕切り部材を押し破って第1の内容物と第2の内容物とを混合するものがある。
【0005】
【特許文献1】特開2003−170979号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところが、このような噴出器では、使用に際して仕切り部材を破壊するから、再充填して再使用することが難しいという問題があった。
【0007】
そこで、この発明の第1の目的は、使用に際して2つの内容物を混合する化粧用等の噴出器において、使用後に内容物を再充填して再使用可能とすることにある。
【0008】
この発明の第2の目的は、使用前に不用意に2つの内容物が混合するおそれをなくすことにある。
【0009】
この発明の第3の目的は、噴出器に前もって2つの内容物を収容する収容室を設け、使用時に内容物を収納する別体容器を取り付ける面倒をなくして使用時の操作性を向上することにある。
【0010】
この発明の第4の目的は、使用時に、2つの内容物を混合するときの操作性を高めることにある。
【0011】
この発明の第5の目的は、噴出器にあって、2つの内容物を混合するときの操作部と、混合内容物を噴出するときの操作部とを分けて設け、構成を簡素化するとともに、操作性を向上することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
そのため、請求項1ないし4に記載の発明は、混合内容物を噴出するポンプ式やエアゾール式や押し出し式の噴出器において、2つの内容物を混合する内容物混合装置であって、液体やペースト状などのベースとなる第1の内容物を収容する第1収容室と、液体やペースト状や粒状などの第2の内容物を収容する第2収容室と、それらの第1収納室と第2収容室間に移動可能に設けてそれらの収納室間を開閉自在に仕切る仕切り栓と、その仕切り栓を移動することにより仕切りを解除して前記第1収容室と前記第2収容室間を連通するプッシュボタン等の操作部材とを備えるものである。
【0013】
そして、使用前は、第1の内容物を第1収容室に、第2の内容物を第2収容室に収容した状態で、第1収納室と第2収容室間を仕切る仕切り栓により第1の内容物と第2の内容物とを分離して保管する。使用時は、操作部材を操作して仕切り栓を移動することにより第1収納室と第2収容室間を連通し、必要に応じて振るなどして第1の内容物と第2の内容物とを混合する。
【0014】
ここで、この内容物混合装置には、操作部材の操作を規制するストッパ部材を備えるとよい。そして、使用前は、ストッパ部材で操作部材の操作を規制するようにし、使用時には、ストッパ部材を除去することにより操作部材の操作規制を解除して仕切り栓を移動可能とする。
【0015】
また、上述した内容物混合装置には、主容器内に第1収容室を設ける一方、主容器に取り付ける補助容器内に仕切り栓を設けて第1収容室との間を仕切ることにより第2収容室を設けるとよい。そして、はじめから第1収容室に第1の内容物を、第2収容室に第2の内容物を収容しておく。また、使用後には、空となった補助容器を主容器から取り外し、第2収容室に第2の内容物を収容した補助容器に付け替え可能とする。
【0016】
またさらに、主容器の軸線と直交する方向にストッパ部材を抜き差しして着脱自在に備えるとよい。そして、使用時には、主容器の軸線と直交する方向にストッパ部材を引き抜いてストッパ部材を除去して後、操作部材を操作して仕切り栓を移動可能とする。
【0017】
請求項5に記載の発明は、混合内容物を噴出するポンプ式やエアゾール式や押し出し式の噴出器にあって、請求項1ないし5のいずれか1に記載の内容物混合装置を備えるものである。
【0018】
ここで、この噴出器には、主容器を筒状に形成して、その一方の開口側に、ポンプ式やエアゾール式や押し出し式の噴出器の噴出口を設け、他方の開口側に内容物混合装置の操作部材を備えるとよい。そして、使用時は、主容器の軸線方向に操作部材を押し込み操作して仕切り栓を移動することにより第1収納室と第2収容室間を連通し、第1の内容物と第2の内容物とを混合し、その混合内容物を主容器の他側開口に設ける噴出口から噴出する。
【発明の効果】
【0019】
したがって、請求項1ないし4に記載の発明によれば、使用に際して2つの内容物を混合する噴出器において、使用時は、操作部材を操作して仕切り栓を移動することにより第1収納室と第2収容室間を連通して第1の内容物と第2の内容物とを混合するので、使用に際して部品を破壊することなく、例えば操作部材を操作して仕切り栓を戻せば、第1収納室と第2収容室間を再度仕切ることができるようにし、使用後にも各収容室に内容物を再充填して再使用可能とすることができる。
【0020】
ここで、操作部材の操作を規制するストッパ部材を備え、使用前はストッパ部材で操作部材の操作を規制するようにすると、使用前に不用意に2つの内容物が混合するおそれをなくすことができる。
【0021】
また、主容器内に第1収容室を設ける一方、主容器に取り付ける補助容器内に仕切り栓を設けて第1収容室との間を仕切ることにより第2収容室を設け、はじめから第1収容室に第1の内容物を、第2収容室に第2の内容物を収容しておくと、噴出器に前もって2つの内容物を収容する収容室を設け、使用時に別の内容物を収納する別体容器を取り付ける面倒をなくして、使用時の操作性を向上することができる。また、使用後には、空となった補助容器を主容器から取り外し、第2収容室に第2の内容物を収容した補助容器に付け替えることを可能とし、使用後における内容物の再充填を簡単として再使用を容易とすることができる。
【0022】
さらに、主容器の軸線と直交する方向にストッパ部材を抜き差しして着脱自在に備え、使用時には、主容器の軸線と直交する方向にストッパ部材を引き抜いてストッパ部材を除去して後、操作部材を操作して仕切り栓を移動可能とすると、2つの内容物を混合するときの操作性を高めることができる。
【0023】
請求項5に記載の発明によれば、噴出器にあって、請求項1ないし5のいずれか1に記載の内容物混合装置を備えるので、使用に際して部品を破壊することなく、例えば操作部材を操作して仕切り栓を戻せば、第1収納室と第2収容室間を再度仕切ることができるようにし、使用後にも各収容室に内容物を再充填して再使用可能とすることができる。
【0024】
ここで、主容器を筒状に形成してその一方の開口側に噴出口を設け、他方の開口側に内容物混合装置の操作部材を備え、使用時は、主容器の軸線方向に操作部材を押し込み操作して仕切り栓を移動することにより第1収納室と第2収容室間を連通し、第1の内容物と第2の内容物とを混合し、その混合内容物を主容器の他側開口に設ける噴出口から噴出するようにすると、2つの内容物を混合するときの操作部と、混合内容物を噴出口から噴出するときの操作部とを互いに筒状の主容器の他側に分けて設け、構成を簡素化するとともに、それぞれの操作部を独立して操作性を向上することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
以下、図面を参照しつつ、この発明を実施するための最良の形態につき説明する。
図1には、この発明による内容物混合装置を備えるポンプ式の噴出器の外観を示す。
【0026】
図中符号10は、主容器である。主容器10は、プラスチック材料で筒状に形成して、その上方の開口側に、噴出口aを有するポンプ装置20を取り付け、下方の開口側に内容物混合装置30の後述する操作部材を備えてなる。
【0027】
図2には、図1に示す噴出器の縦断面を示す。
図2から判るように、主容器10の上部外周には、雄ねじを設ける。そして、主容器10との間でパッキン12を挟んで、その雄ねじにねじ付けてポンプ装置20のハウジング21を取り付ける。
【0028】
ハウジング21には、中心に吸上げ口21aをあけ、その吸上げ口21aに連通して吸上げ管22の上端部を取り付けて下端側を主容器10内の下方に向けてのばす。ハウジング21の中心には、上から、吸上げ口21aを開閉するボール状の逆止弁23を入れて後、コイルばね24を挿入し、シリンダ25をはめ付けてなる。シリンダ25の中心位置には、開閉弁26を取り付けたピストン27を挿入してなり、開閉弁26の外周をシリンダ25の内周に押し当ててそれらの間を液密に保持し、ピストン27をコイルばね24上に載せて上向きに付勢してなる。
【0029】
ピストン27は、中心に吐出通路27aを有するとともに、その吐出通路27aと連通して径方向の横孔27bを有し、その横孔27bを上述した開閉弁26で塞いでなる。そして、シリンダ25から突出するピストン27の上端部には、噴出ボタン28を取り付ける。噴出ボタン28には、吐出通路27aと連通する噴出通路28aを有するとともに、噴出通路28aの出口に上述した噴出口aを形成してなる。
【0030】
他方、主容器10の下方開口の内周には、円筒状の補助容器31を取り付け、その補助容器31を保持するように主容器10の下部外周には、内容物混合装置30のハウジング32を取り付ける。ハウジング32の中心には、仕切り栓33を上下に移動自在に設ける。仕切り栓33は、上下方向にのびる円筒部33aと、その円筒部33aを中心位置としてその上端に設ける円板部33bとからなる。円筒部33aの下端寄りには、複数(図示例では4つ)の貫通孔33cをあける。そして、円筒部33aの外周に、ハウジング32の弾性部32aを押し当ててそれらの間を液密に保持し、また円板部33bの外周を補助容器31の内周面に押し当ててそれらの間を液密に保持する。なお、この例では、上述したポンプ装置20の吸い上げ管22の下端は、仕切り栓33の円筒部33a内に挿入してなる。
【0031】
円筒部33aの下端には、操作部材としてプッシュボタン34を取り付ける。プッシュボタン34は、円盤部34aと、その中心位置に立てる軸部34bと、その軸部34bを中心として円盤部34a上に立てる筒部34cとからなり、軸部34bの先端を仕切り栓33の円筒部33aの下端内に圧入して仕切り栓33と連結し、筒部34cの上端外周をハウジング32の内筒部32bの内周に押し当ててなる。そして、プッシュボタン34とハウジング32との間にストッパ部材35を挿入し、操作部材であるプッシュボタン34の操作を規制する。
【0032】
図3には、ストッパ部材35の平面を示す。
ストッパ部材35は、径方向のスリット35aを設けて二股に分岐する円板部35bと、スリット35aの延長方向で円板部35bの外周から曲げ起こして設ける取手部35cとからなる。
【0033】
そして、ストッパ部材35は、プッシュボタン34の筒部34cをスリット35aに入れて、図2に示すようにプッシュボタン34の円盤部34aとハウジング32との間に挿入し、主容器10の軸線と直交する方向(図2中矢示する方向)に抜き差しして着脱自在に備える。
【0034】
これにより、主容器10内に、仕切り栓33の円筒部33a内にも通ずる第1収容室14を設ける一方、主容器10に取り付ける補助容器31内に仕切り栓33を設けて、第1収容室14との間をその円板部33bで仕切ることにより第2収容室36を設ける。このとき、仕切り栓33の円筒部33aの貫通孔33cは、第2収容室36内にはなく、図2に示すようにハウジング32の内筒部32b内にある。そして、第1収容室14には、液体やペースト状などのベースとなる第1の内容物を収容する。他方、第2収容室36には、液体やペースト状や粒状などの第2の内容物を収容する。このように、使用前は、第1の内容物を第1収容室14に、第2の内容物を第2収容室36に収容した状態で、第1収納室14と第2収容室36間を仕切る仕切り栓33により第1の内容物と第2の内容物とを分離して保管する。
【0035】
いま、この図示噴出器を使用するときには、ストッパ部材35を、主容器10の軸線と直交する方向に引き抜いて除去することにより、プッシュボタン34の操作規制を解除して仕切り栓33を移動可能とし、プッシュボタン34をプッシュ操作して仕切り栓33を移動することにより第1収納室14と第2収容室36間を連通する。
【0036】
図4には、内容物混合装置30におけるプッシュボタン34の押し込み状態を示す。
図示するごとく、円盤部34aを押してプッシュボタン34を押し上げると、筒部34cをハウジング32の内筒部32b内に押し込んで仕切り栓33を押し上げ、仕切り栓33の円板部33bを補助容器31から押し出して栓を開き、第1収納室14と第2収容室36間を連通する。また、仕切り栓33の円筒部33aの貫通孔33cを、ハウジング32の内筒部32b内から第2収容室36内に移動し、第2収容室36と円筒部33a内とを連通する。よって、その後、必要に応じて振るなどして、ベースとなる第1の内容物中に第2の内容物を混ぜることにより、一層第1の内容物と第2の内容物とを十分に混合することができる。
【0037】
そして、ポンプ装置20の噴出ボタン28に指を掛けて噴出口aを目的部位に向け、噴出ボタン28を押し下げることにより、コイルばね24に抗してピストン27を押し込み、シリンダ25内の圧力室29の圧力を上昇するとともに、開閉弁26を変形して横孔27bを開き、圧力室29内にある混合内容物を横孔27bからピストン27の吐出通路27aを通して噴出ボタン28の噴出通路28aに入れ、噴出口aから外部に向けて噴出する。
【0038】
噴出後、噴出ボタン28の押し下げを解除すると、コイルばね24の付勢力でピストン27とともに噴出ボタン28を押し上げ、開閉弁26の変形を戻して横孔27bを塞ぎ、圧力室29を負圧化して逆止弁23を開き、主容器10内の円筒部33a内にある混合内容物を吸上げ管22の先端から吸上げ管22を通してハウジング21の吸上げ口21aから圧力室29に吸い上げる。
【0039】
この後、再び指を掛けて噴出ボタン28を押し下げることにより、コイルばね24に抗してピストン27を押し込み、シリンダ25内の圧力室29の圧力を高めて逆止弁23で吸上げ口21aを塞ぐとともに、開閉弁26を変形して横孔27bを開き、圧力室29内にある混合内容物を横孔27bから吐出通路27aを通して噴出通路28aに入れ、噴出口aから外部に向けて噴出する。
【0040】
噴出後、噴出ボタン28の押し下げを解除すると、同様にして主容器10の混合内容物を吸上げ管22を通して圧力室29に吸い上げる。この繰り返しにより、第1収容室14および第2収容室36の混合内容物を噴出口aから完全に噴出することができる。
【0041】
そして、この発明によれば、使用に際して2つの内容物を混合する噴出器において、使用時は、操作部材であるプッシュボタン34をプッシュ操作して仕切り栓33を移動することにより第1収納室14と第2収容室間36を連通して第1の内容物と第2の内容物とを混合するので、使用に際して部品を破壊することなく、例えばプッシュボタン34を操作して仕切り栓33を戻せば、第1収納室14と第2収容室36間を再度仕切ることができ、使用後にも各収容室に内容物を再充填して再使用可能とすることができる。
【0042】
また、使用後には、空となった補助容器31をハウジング32とともに主容器10から取り外し、その取り外した補助容器31に第2の内容物を再充填して再び主容器10に取り付け、または第2収容室36に第2の内容物を収容した別の補助容器31に付け替えることを可能とし、使用後における内容物の再充填を簡単として再使用を容易とすることができる。
【0043】
さて、上述した例では、2つの内容物を混合する内容物混合装置30をポンプ式の噴出器に備える場合について説明した。しかし、内容物混合装置を、広く使用されるエアゾール式や押し出し式の噴出器に備えるようにしてもよい。図示省略するが、エアゾール式の噴出器では、容器の口部に弁装置を取り付けてから、容器に噴射剤とともに内容物を収容し、上述したような内容物混合装置30で内容物を混合してから、弁装置を作動することにより開弁して、弁装置に設ける噴出口から噴射剤の圧力で混合内容物を外部に向けて噴出する。他方、押し出し式の噴出器では、上述したような内容物混合装置30で内容物を混合してから、容器をつぶすことにより、容器内に収容する混合内容物を容器の噴出口から押し出して噴出する。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】この発明による内容物混合装置を備えるポンプ式の噴出器の外観図である。
【図2】図1に示す噴出器の縦断面図である。
【図3】図1に示す噴出器で使用するストッパ部材の平面図である。
【図4】図1に示す噴出器に備える内容物混合装置におけるプッシュボタンの押し込み状態を示す部分拡大縦断面図である。
【符号の説明】
【0045】
10 主容器
14 第1収容室
30 内容物混合装置
31 補助容器
33 仕切り栓
34 プッシュボタン(操作部材)
35 ストッパ部材
36 第2収容室
a 噴出口


【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の内容物を収容する第1収容室と、
第2の内容物を収容する第2収容室と、
それらの第1収納室と第2収容室間に移動可能に設けてそれらの収納室間を開閉自在に仕切る仕切り栓と、
その仕切り栓を移動することにより仕切りを解除して前記第1収容室と前記第2収容室間を連通する操作部材と、
を備えることを特徴とする、噴出器の内容物混合装置。
【請求項2】
前記操作部材の操作を規制するストッパ部材を備えることを特徴とする、請求項1に記載の噴出器の内容物混合装置。
【請求項3】
主容器内に前記第1収容室を設ける一方、前記主容器に取り付ける補助容器内に前記仕切り栓を設けて前記第1収容室との間を仕切ることにより前記第2収容室を設けることを特徴とする、請求項1または2に記載の噴出器の内容物混合装置。
【請求項4】
前記主容器の軸線と直交する方向に前記ストッパ部材を抜き差しして着脱自在に備えることを特徴とする、請求項3に記載の噴出器の内容物混合装置。
【請求項5】
請求項1ないし4のいずれか1に記載の内容物混合装置を備えることを特徴とする、噴出器。
【請求項6】
前記主容器を筒状に形成してその一方の開口側に噴出口を設け、他方の開口側に前記内容物混合装置の操作部材を備えることを特徴とする、請求項5に記載の噴出器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−326579(P2007−326579A)
【公開日】平成19年12月20日(2007.12.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−135965(P2006−135965)
【出願日】平成18年5月16日(2006.5.16)
【出願人】(000144463)株式会社三谷バルブ (142)
【Fターム(参考)】