説明

回収フェノール類の精製方法

【課題】アルキルアリールヒドロペルオキシドの酸分解生成物の中和物から、分別蒸留によりフェノール類を製造する工程で得られる回収フェノール類から、フェノール、α−メチルスチレン等の有用成分を消失させることなく、ヒドロキシアセトンを分離し、フェノール類を精製する。
【解決手段】アルキルアリールヒドロペルオキシドの酸分解生成物の中和物から、分別蒸留によりフェノール類を製造する工程で得られる回収フェノール類に、ケトン類及びアルカリ水溶液を添加して含酸素ガス共存下で加熱処理し、回収フェノール類中のカルボニル化合物をより高沸点の化合物に転化させ、次いでこれらを中和処理した後、これらの生成物とフェノール類とを蒸留により分離する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アルキルアリールヒドロペルオキシドの酸分解生成物の中和物から、分別蒸留によりフェノール類を製造する工程で得られる回収フェノール類の不純物を除去し、高純度のフェノール類を製造するフェノール類の精製方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
フェノール類は、アルキルベンゼンをアルキルアリールヒドロペルオキシドに酸化する工程、アルキルベンゼンの酸化反応生成物を濃縮する工程、濃縮液を酸触媒でフェノール類とケトンに開裂反応させる工程、酸開裂生成物を中和する工程、酸開裂生成物を蒸留分離する工程、蒸留工程で分離できなかった粗フェノール類およびケトン類を回収する工程を経て製造される。
【0003】
フェノールの製造方法として、たとえばクメンの酸化によって得られたクメンヒドロペルオキシドを酸分解する方法が知られている。この方法における酸分解生成物は、フェノールおよびアセトンを主成分とする他、α−メチルスチレン、アセトフェノン、クミルフェノール、α−ジメチルフェニルカルビノール、未反応のクメンなどの各種副生成物および微量のヒドロキシアセトン(HA)、α−フェニルプロピオンアルデヒド(α−PPA)などの各種カルボニル化合物を含有している。ところで、フェノールの用途としては、ジフェニルプロパン、ポリカーボネートなどの製造原料としての使用が挙げられるが、これらの原料としては、高純度のフェノールが要求される。
【0004】
このような高純度フェノールは、不純物であるヒドロキシアセトン(HA)の含有量を30ppm以下、好ましくは10ppm以下に低減する必要がある。また、含有する他のカルボニル化合物の総量(HA以外の全カルボニル)を100ppm以下、好ましくは50ppm以下に低減する必要がある。
【0005】
このような高純度フェノールを得るためには、酸分解生成物の中和物から、アセトン、クメン、水、α-メチルスチレンなどの低沸点物質およびアセトフェノン、α-ジメチルフェニルカルビノールなどの高沸点物質の大部分を分別蒸留により除去したフェノール留分とし、さらに該フェノール留分からヒドロキシアセトン(HA)などのカルボニル化合物を除去する精製が行われている。しかしながら、これらのカルボニル化合物はフェノールから除去することが特に難しく、したがって製品フェノールの品質を悪化させている。
【0006】
従来の高純度フェノールの精製方法としては、たとえば特公昭37−11664号公報(特許文献1)には、粗フェノール(ヒドロキシアセトン200ppm含有)を、360℃で活性アルミナ触媒と接触させることにより、ヒドロキシアセトンとフェノールとを反応させて2−メチルベンゾフラン(2−MBF)とし、次いで水蒸気蒸留にてフェノールと2−メチルベンゾフランとを分離する方法が提案されている。また、特公昭54−1289号公報(特許文献2)には、クレゾールの精製に活性アルミナを用いる方法が開示されている。
【0007】
この他、特公昭42−12250号公報(特許文献3)には、粗フェノールを150〜250℃でシリカ・アルミナ触媒と接触させることによりカルボニル化合物を他の化合物に転化し、該化合物とフェノールとを蒸留分離する方法が提案されている。また、イギリス特許第1231991号公報(特許文献4)には、水を含まない粗フェノールを酸性イオン交換樹脂触媒とを80〜150℃で接触させ、カルボニル化合物を他の化合物に転化後、該化合物とフェノールとを蒸留分離する方法が提案されている。
【0008】
しかしながら、これらの酸触媒によるヒドロキシアセトンの重質化反応では、ヒドロキシアセトンとフェノールの反応により、フェノールが消失すると共に、さらに蒸留によるフェノールからの除去がヒドロキアセトンと同じく困難な不純物である2−メチルベンゾフランが生成する。また、反応液にα-メチルスチレンが存在する場合は、フェノールとα−メチルスチレンが縮合してクミルフェノールが、また、α-メチルスチレンの2量化物を生成して、有用成分が無駄に消失するなどの問題点があった。
【特許文献1】特公昭37−11664号公報
【特許文献2】特公昭54−1289号公報
【特許文献3】特公昭42−12250号公報
【特許文献4】イギリス特許第1231991号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の目的は、従来法における上記の問題点を解決し、穏和な反応条件下にて、アルキルアリールヒドロペルオキシドの酸分解中和生成物の蒸留で得られた回収フェノール類と、それに高濃度で含まれるカルボニル不純物をケトン類、アルカリ水溶液および含酸素ガス共存下で加熱処理することにより、有用成分の消失を招くことなく、かつ不純物であるカルボニル化合物をより高沸点の化合物へ転化させ、蒸留により該高沸点化合物とフェノール類とを分離し高純度のフェノール類を製造することができる回収フェノール類の精製方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
すなわち、本発明の第1の発明によれば、
アルキルアリールヒドロペルオキシドの酸分解生成物の中和物から、分別蒸留によりフェノール類を製造する工程で得られる回収フェノール類に、ケトン類及びアルカリ水溶液を添加して含酸素ガス共存下で加熱処理し、回収フェノール類中のカルボニル化合物をより高沸点の化合物に転化させた後、蒸留によりフェノール類と分離することを特徴とする回収フェノール類の精製方法が提供される。
【0011】
また、本発明の第2の発明によれば、第1の発明において、
回収フェノール類中のカルボニル化合物をより高沸点の化合物に転化させた後、これらをフラッシュ蒸留または単蒸留によりケトン類と回収フェノール類反応液に分別し、回収フェノール類反応液を中和した後、より高沸点の化合物とフェノール類とを蒸留により分離することを特徴とする回収フェノール類の精製方法が提供される。
【0012】
また、本発明の第3の発明によれば、第2の発明において、
フラッシュ蒸留または単蒸留により分離されたケトン類を、回収フェノール類に添加するケトン類として再使用することを特徴とする回収フェノール類の精製方法が提供される。
【0013】
また、本発明の第4の発明によれば、第1ないし第3のいずれかの発明において、
前記アルキルアリールヒドロペルオキシドが、クメンヒドロペルオキシド、エチルベンゼンヒドロペルオキシド、セカンダリーブチルベンゼンヒドロペルオキシド、サイメンペルオキシド及びジイソプロピルベンゼンヒドロペルオキシドから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする回収フェノール類の精製方法が提供される。
【0014】
また、本発明の第5の発明によれば、第1ないし第4のいずれかの発明において、
アルキルアリールヒドロペルオキシドがクメンヒドロペルオキシド、フェノール類がフェノール、ケトン類がアセトンであることを特徴とする回収フェノール類の精製方法が提供される。
【0015】
また、本発明の第6の発明によれば、第1ないし第5のいずれかの発明において、
アルカリ水溶液が、水酸化ナトリウム水溶液及びナトリウムフェノキシド水溶液から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする回収フェノール類の精製方法が提供される。
【0016】
また、本発明の第7の発明によれば、第1ないし第6のいずれかの発明において、
ケトン類の添加量が、回収フェノール類に対して0.5〜2倍(重量)であることを特徴とする回収フェノール類の精製方法が提供される。
【0017】
また、本発明の第8の発明によれば、第1ないし第7のいずれかの発明において、
回収フェノール類のpHを約4〜12に維持するに有効な量のアルカリ水溶液を添加することを特徴とする回収フェノール類の精製方法が提供される。
【0018】
また、本発明の第9の発明によれば、第1ないし第8のいずれかの発明において、
回収フェノール類にケトン類及びアルカリ水溶液を添加し、含酸素ガス共存下で加熱処理するときの温度が、80〜150℃であることを特徴とする回収フェノール類の精製方法が提供される。
【発明の効果】
【0019】
本発明の方法によれば、アルキルアリールヒドロペルオキシドの酸分解生成物の中和物から、分別蒸留によりフェノール類を製造する工程で得られる回収フェノール類に、ケトン類を添加し、さらに水酸化ナトリウム水溶液またはナトリウムフェノキシド水溶液のいずれかを添加し、含酸素ガス雰囲気下に加熱処理することにより、有用成分であるフェノール類およびアルケニルベンゼンの消失を抑制しつつ、温和な反応条件下にて不純物として含有されるカルボニル化合物をより高沸点の化合物に転化させることができる。
次いで、上記高沸点化合物からフェノール類を蒸留により分離することにより、容易に、高純度フェノール類を製造することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
本発明においては、前記アルキルアリールヒドロペルオキシドが、クメンヒドロペルオキシド、エチルベンゼンヒドロペルオキシド、セカンダリーブチルベンゼンヒドロペルオキシド、サイメンペルオキシド及びジイソプロピルベンゼンヒドロペルオキシドから選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。また、ケトン類としては、アセトン、メチルエチルケトン等が好ましい。
【0021】
アルキルアリールヒドロペルオキシドがクメンヒドロペルオキシドの場合には、精製の対象となる回収フェノールはクメンの酸化反応によって得られたクメンヒドロペルオキシドの酸分解中和生成物を蒸留分別した留分であって、その組成は以下通りである。
フェノール 80.0〜85.0%
ヒドロキシアセトン 3.0〜 7.0%
α−メチルスチレン 0.0〜 2.0%
水 5.0〜15.0%
【0022】
この場合、上記回収フェノールにアセトンおよびアルカリ水溶液を添加し、含酸素ガス雰囲気条件下で加熱処理をすることにより、回収フェノール中のヒドロキシアセトンを温和な反応条件下でより高沸点の化合物に転化できる。
【0023】
アセトンの添加は、ヒドロキアセトン派生物とフェノールの反応物であるバレリルフェノール等の副反応を抑制し、フェノールの消失を防止する効果がある。このときのアセトン添加量は回収フェノールに対して0.5〜2倍(重量)が適当である。また、アルカリ水溶液の量は、回収フェノールとアセトン混合物のpHが4〜12に維持するに有効な量の水酸化ナトリウム水溶液またはナトリウムフェノキシド水溶液の添加が適当であり、好ましくは回収フェノールとアセトン混合物のpHを8〜11に調整することが適当である。また、含酸素ガスは空気または空気の希釈ガスが適当で、その供給量は回収フェノール中のヒドロキシアセトン量に対して等モル以上が好ましい。このときの反応温度は80〜150℃が適当であり、好ましくは100〜130℃で、含酸素ガス共存下、アセトンが十分に液化する圧力で加熱処理する。加熱処理時間は、ヒドロキアセトンがより高沸点の化合物に転化するに十分な時間を確保することが好ましい。
【0024】
このような反応条件下で加熱処理することにより、回収フェノール中のヒドロキシアセトン等のカルボニル化合物は、それよりも高沸点の多量体および酸化生成物等の化合物に転化する。このときフェノール、α−メチルスチレン等の有用成分はほとんど消失しない。
【0025】
このように、回収フェノール中のヒドロキシアセトンをより高沸点の化合物に転化させた後、これらをフラッシュ蒸留または単蒸留によりアセトンと回収フェノール反応液に分別し、アセトンは回収フェノールに添加するアセトンとして再使用する。回収フェノール反応液は中和した後、より高沸点の化合物とフェノールとを蒸留により分離することにより、回収フェノール類の精製が容易にできる。
【実施例】
【0026】
次に本発明の方法を実施例をあげて具体的に説明する。実施例において、不純物のカルボニル化合物および主成分は、ガスクロマトグラフィーによって定量し、処理前後の各不純物の濃度を求めた。
【0027】
クメンヒドロペルオキサイドの酸分解生成物の中和物から、分別蒸留によりフェノールを製造する工程で得られる回収フェノールを二種類用いた。回収フェノール(A)の組成は、フェノール 83.0%、ヒドロキシアセトン 6.0%、水 9.6%、その他 1.4%を含んでいた。また、回収フェノール(B)の組成はフェノール 81.0%、ヒドロキシアセトン 5.0%、α−メチルスチレン 1.2%、水 9.1%、その他 3.7%を含んでいた。また、その他の原料として、ナトリウムフェノキシド水溶液(ナトリウムフェノキシド濃度30.2%)およびアセトン(アセトン濃度 98.5%)を用いた。
【0028】
比較例1
回収フェノール(A)60.0gを100mlのステンレス製オートクレーブに仕込み、オートクレーブ内に空気を100ml/minで連続に供給し、オートクレーブの圧力を0.5MPaに保持した。次に攪拌しながら除々に加熱し、温度100℃で60分間反応した。
得られた生成物を分析した結果、HA 6.0%と反応は進行しなかった。
【0029】
比較例2
回収フェノール(A)を44.99gとナトリウムフェノキシド水溶液15.02gを
100mlのステンレス製オートクレーブに仕込み、オートクレーブ内に窒素ガスを
100ml/minで連続的に供給し、オートクレーブの圧力を0.5MPaに保持した。
次に攪拌しながら除々に加熱し、温度105℃で60分間反応した。得られた生成物を分析した結果、HA 3.7%と反応は十分進行しなかった。
【0030】
比較例3
回収フェノール(B)60gと陽イオン交換樹脂(Amberlyst−15R)1.5gを100mlのステンレス製オートクレーブに仕込み、オートクレーブ内を窒素ガスで0.5MPaに加圧した。次に攪拌しながら除々に加熱し、温度110℃で60分間反応した。得られた生成物を分析した結果、HAは1.9%で2−メチルベンゾフランの生成量はHAの90mol%であった。また、α−メチルスチレンは全量縮合ないし重合した。
【0031】
実施例1
回収フェノール(A)22.5g、アセトン22.5gとナトリウムフェノキシド水溶液15.0gの混合液(pH11.1)を、100mlのステンレス製オートクレーブに仕込んだ。次に、オートクレーブ内に空気を100ml/minで連続的に供給し、オートクレーブの圧力を0.5MPaに保持した。攪拌しながら徐々に加熱し、温度100℃で120分間反応した。得られた生成物中のHAを分析した結果、反応時間60分では0.17%、反応時間90分では0.01%であった。また、フェノールとHAの反応物である2−MBFは不検出であった。
【0032】
実施例2
実施例1において、仕込み原料を回収フェノール(A)15.0g、アセトン30.0gとナトリウムフェノキシド水溶液15.0gの混合液(pH11.6)を用いた以外は、実施例1と同様に行った。得られた生成物中のHAを分析した結果、反応時間60分では0.03%、反応時間90分では0.01%以下であった。また、フェノールとHAの反応物である2−MBFは不検出であった。
【0033】
実施例3
実施例1において、回収フェノール(A)を回収フェノール(B)に、反応温度を120℃に変更した以外は実施例1と同様に行った。得られた生成物中のHAを分析した結果、反応時間60分では0.03%、反応時間90分では0.01%以下であった。また、フェノールと
HAの反応物である2−MBFは不検出で、α−メチルスチレンの縮合または重合は認められなかった。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の精製の実施方法を示した説明図である。(符号の説明) 1 回収フェノール類を送液する配管 2 フェネート水溶液を送液する配管 3 ケトン類を補充する配管 4 含酸素ガスを供給する配管 5 反応器供給液を加熱する熱交換器 6 反応液を加圧から常圧に戻すバルブ 7 反応液を冷却する熱交換器 8 ガス相をパージする配管 9 ケトン類を循環する配管

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アルキルアリールヒドロペルオキシドの酸分解生成物の中和物から、分別蒸留によりフェノール類を製造する工程で得られる回収フェノール類に、ケトン類及びアルカリ水溶液を添加して含酸素ガス共存下で加熱処理し、回収フェノール類中のカルボニル化合物をより高沸点の化合物に転化させた後、蒸留によりフェノール類と分離することを特徴とする回収フェノール類の精製方法。
【請求項2】
回収フェノール類中のカルボニル化合物をより高沸点の化合物に転化させた後、これらをフラッシュ蒸留または単蒸留によりケトン類と回収フェノール類反応液に分別し、回収フェノール類反応液を中和した後、より高沸点の化合物とフェノール類とを蒸留により分離することを特徴とする請求項1に記載の回収フェノール類の精製方法。
【請求項3】
フラッシュ蒸留または単蒸留により分離されたケトン類を、回収フェノール類に添加するケトン類として再使用することを特徴とする請求項2に記載の回収フェノール類の精製方法。
【請求項4】
前記アルキルアリールヒドロペルオキシドが、クメンヒドロペルオキシド、エチルベンゼンヒドロペルオキシド、セカンダリーブチルベンゼンヒドロペルオキシド、サイメンペルオキシド及びジイソプロピルベンゼンヒドロペルオキシドから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の回収フェノール類の精製方法。
【請求項5】
アルキルアリールヒドロペルオキシドがクメンヒドロペルオキシド、フェノール類がフェノール、ケトン類がアセトンであることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の回収フェノール類の精製方法。
【請求項6】
アルカリ水溶液が、水酸化ナトリウム水溶液及びナトリウムフェノキシド水溶液から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の回収フェノール類の精製方法。
【請求項7】
ケトン類の添加量が、回収フェノール類に対して0.5〜2倍(重量)であることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の回収フェノール類の精製方法。
【請求項8】
回収フェノール類のpHを約4〜12に維持するに有効な量のアルカリ水溶液を添加することを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の回収フェノール類の精製方法。
【請求項9】
回収フェノール類にケトン類及びアルカリ水溶液を添加し、含酸素ガス共存下で加熱処理するときの温度が、80〜150℃であることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の回収フェノール類の精製方法。

【図1】
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【公開番号】特開2007−223945(P2007−223945A)
【公開日】平成19年9月6日(2007.9.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−46304(P2006−46304)
【出願日】平成18年2月23日(2006.2.23)
【出願人】(000005887)三井化学株式会社 (2,318)
【Fターム(参考)】