説明

固定システム

【課題】固定システムを提供する。
【解決手段】建築構造体などのさまざまな物体(O)のための地面(G)固定システム(100)は、簡単で経済的な製造の構造を有しながらも、強い安定性と機械的圧力に対する強さと設置の簡素さを保証し、少なくとも二つの細長い環状ガイド部材(2)を備え、それは、閉じた断面を有し、傾斜した挿入方向(I)を規定しやすく、その内側に固定ロッド(5)が挿入される。前記細長い部材(2)は、実質的に平らに展開している支持表面(1,11)に固定された別個の本体として形成され、それに、地面に固定される物体(O)が連結され、それらは、二つの隣の挿入端(21)の間の距離(D)に少なくともほぼ等しい長手の伸張を有している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建築構造体などのさまざまな種類の物体のための地面固定システムに関連し、それは、固定ロッドが挿入される少なくとも二つのガイド部材を備えており、鉛直方向に対して傾斜した地面に打ち込まれる。
【背景技術】
【0002】
地面に載るまたは固定することを必要とする複数の用途が、建築の分野で、一般、趣味、スポーツ、農業の設置で知られている。
【0003】
たとえば、そのような固定の要求は、見晴台やスポットライトほかなどの庭物品に、テント用のロープやテンションロッドでスポーツ分野に、またさらに、公共エリアで信号またはバスケットを支持するための道路分野で、電気ゲートの光電池とモーターに私的建築に見つけることができる。
【0004】
常に、例として、地面固定を必要とする他の製品は、広告と交通道路サインまたは光電池パネルである。
【0005】
さまざまな種類の原地盤に、ときどきまた単純なポストのために、高負荷で構造体を固定する場合、単なる垂直打ち込みが十分でないとき、装甲されたおよびされていない両方のコンクリート鋳造が使用される。この鋳造は、基礎台座とも呼ばれ、ログボルトまたはさまざまな種類の挿入物がその上に載る構造体によってかけられる機械負荷に対抗し、それらの複雑さと適用時間によって特徴づけられる。実際、これらのシステムは、穴掘りを必要とし、それに材料鋳造が続き、それが強固になった後にだけ固定するのにふさわしい。
【0006】
この種の地面上のここに説明された固定の実現中の最も感じられる明白な問題の中に、固定された構造体の安定性の最適化の困難さがある。地面は、固定する敷地を得るために取り除かれ、完成した固定のために復元されたとき、しばしば安定にさらされる。特許されたおよびされていない両方の前に説明された方法の各々のいずれの場合も、連続的に取り外し可能であり連続的に再使用可能であるシステムはいまだかつて開示されなかった。最後に、さらに多く妥当に、上記のシステムの設置コストあるが、設置期間によってまた必要とされる労働によって決まるコストがある。
【0007】
掘削とセメント付けを必要としない他の固定技術が存在し、それは、実質的に、機械式または手動システムでの地中への打ち込みポスト、スクリューシステム、さまざまな形状と大きさのアンカーがある。ポストとスクリューシステムに関連して、構造体上にかかる負荷と機械的な力が特に厳しくないときに有効な解決策であるけれども、それらは、引っぱりに対する抵抗に関して著しい制限を有している。実際、それらの抵抗は、物体自体の壁に打ち込まれる材料によってかけられる圧力によってのみ決まる。したがって、ポストの横揺れは固定の強度を著しく低減する。たとえ、支持された構造体にかけられる横と鉛直の圧力に耐えるのにそれほど有効でなく、その実現において特に高価であり、引っぱりに対する抵抗のためだけに適用可能が限定されるとしても、地中に深く埋められたアンカーを備えたシステムはともかくもこの問題を解決する。上記のシステムはすべて、地面圧縮条件の変化と打ち込み深さに敏感である。特許文献たとえばSistemi Chiocciola S.r.l.への伊国特許IT 1177338は、この場合もいくつかの例を提案している。しかしながら、地中に打ち込むスクリューシステムは、特に複雑な機械類が使用される限り、支持する構造体の地面への完全な垂直を許可せずに、ある傾きをもってスクリューが落ちることがあるので、設置の最中のいくつかの問題を有している。さらに、岩石底の場合には、この種のシステムは設置することができず、また、上記のものは、少なくともある量の予備の穴空けなしでは大きな困難を伴って設置することができるであろう。
【0008】
そのようなシステムの代わりとして、さらに、固定される物体への支持構造体の設置を予想する固定システムも存在し、後者は、適切なガイドを介して地面に傾斜して挿入されるロッドによって地面に固定される。
【0009】
そのようなシステムの一つの例が米国特許US2,826,281に説明され、それは、適切なガイドを介して地中に打ち込まれる1そろいのロッドが挿入されることができるポストのまわりに固定されるリングを使用する。
【0010】
しかしながら、この解決策は構造体に十分な安定性を供給せず、実際、構造体を安定した維持するためのロッドに連結するコンクリート鋳造の使用を必要とする。
【0011】
さらに、この場合も、システムは、掘削工程を必要とし、地下への構造体の必然の配置を伴い、したがって、設置を困難にする。一般に、さらに、使用されるガイドは、いかなる構造的の剛性も提供することなく、限定された傾斜にしたがってのみロッドを打ち込むことを可能にする過度に短い寸法を有している。実際、これの確認において、構造体はコンクリート鋳造に埋められるか、それは十分な安定を提供しないことに注意されることができる。
【0012】
そのようなシステムの代わりとして、同じく地面に物体を固定するための傾斜したロッドの使用に関連して、欧州特許EP 483 158は、ロッドをガイドするための千鳥の穴を備えた細長い石の使用を説明している。反対に、この場合、ロッドを穴に過度に、したがってそれを越えて挿入する危険が存在し、一対の穴によって通常達成されるガイド機能を危険にさらすので、穴の存在は危険である。さらに、固定された物体の横振動が、長期的には、それの通り過ぎを引き起こすであろうロッドの小さい動きを作り出すことがあるので、ロッドはまた固定システムの使用の最中にすなわちそれの設置の後に通り過ぎることができる。代替実施形態によれば、前記特許は、一連の貫通穴を備えたポストの使用を説明しており、その中にロッドを挿入し、地中にじかに挿入されることができる。しかしながら、この場合、構造体は、小さな物体を固定するのにほとんどふさわしくなく、さらに、固定される物体の予備の作業を必要とする。
【0013】
したがって、本発明の基礎となる技術的問題は、既知の技術を参照して上に言及された欠点を克服することを可能にする固定システムを提供することである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0014】
【特許文献1】IT 1177338
【特許文献2】US2,826,281
【特許文献3】EP 483 158
【発明の概要】
【0015】
そのような問題は、請求項1に記載の固定システムによって解決される。
【0016】
本発明は、いくつかの適切な利点を提供する。主な利点は、本発明による固定システムは、簡単で経済的な製造の構造を有しながらも、強い安定性と機械的圧力に対する強さと設置の簡素さを保証するところにある。
【0017】
特に、それは、それの使用の前に地面と固定される物体のどちらかにもいかなる準備作業も必要とせず、またどんな種類の地面に対しても実質的に使用することができる。
【0018】
さらに、土の状態を変更しないから、安定期間または材料硬化を必要としないので、固定は設置直後に可能である。
【図面の簡単な説明】
【0019】
本発明の他の利点、特徴と動作モードは、非制限の例によって与えられる、それのいくつかの実施形態の続く詳述から明白になる。言及は添付図面の図になされる。
【図1】図1は、本発明による固定システムの第一の実施形態の斜視図であり、固定ロッドは、それぞれの支持構造体から取り除かれている。
【図2】図2は、組立工程中と組立後の図1の固定システムの斜視図である。
【図3】図3は、組立工程中と組立後の図1の固定システムの斜視図である。
【図4】図4は、使用中の図1のシステムの設置工程と力の分布を概略的に示している正面図である。
【図5】図5は、使用中の図1のシステムの設置工程と力の分布を概略的に示している正面図である。
【図6】図6は、使用中の図1のシステムの設置工程と力の分布を概略的に示している正面図である。
【図7】図7は、使用中の図1のシステムの設置工程と力の分布を概略的に示している正面図である。
【図8】図8は、代替実施形態による固定システムを示しており、固定ロッドは、それぞれの平方断面支持構造体から取り除かれている。
【図9】図9は、組立工程中と組立後の図8の固定システムの斜視図である。
【図10】図10は、組立工程中と組立後の図8の固定システムの斜視図である。
【図11】図11は、本発明によるシステムの設置工程と例証的使用を概略的に示している正面図である。
【図12】図12は、本発明によるシステムの設置工程と例証的使用を概略的に示している正面図である。
【図13】図13は、図8のシステムの平面図である。
【図14】図14は、本発明によるシステムのさらなる代替実施形態を示している。
【図15】図15は、本発明によるシステムのさらなる代替実施形態を示している。
【発明を実施するための形態】
【0020】
最初に図1〜3を参照すると、本発明による建築構造体などのさまざまな種類の物体の地面固定システムGが参照番号100で一般に示されている。システムは、少なくとも二つの細長い環状ガイド部材2を、好ましくは三つを備えており、その内側に、それぞれの固定ロッド5が挿入端21に挿入され、固定ロッドは、細長い部材の少なくとも二倍の長さである。明らかに、より非常に詳細に見られるように、ロッド5の正しいサイズは特定の適用に関係しており、本説明によって、この分野の当業者はこの設計選択をおこなうことができる。
【0021】
細長い部材2は、実際的用途と、固定される構造体によって、また固定が必要とされる底のタイプによって、基部にかかる機械的負荷によって決まる要請にしたがってさまざまな形状と大きさであり、さまざまな材料で作られることができる支持表面に固定される。本実施形態では、構造体1は地面に載っており、それは、少なくとも二つの固定ロッド5、好ましくは三つによって、以下により良く説明される方法で固定される。より多くの固定ロッドが、より多くの拘束と、より良い固定安定性を提供することができることは明白である。前述したように、固定ロッド5は、さまざまな長さ、また断面を有することができ、それらは、底部の種類と支持される機械的負荷によって決まる要請に常にしたがって、さまざまな材料で実現されることができる。さらに、それらの表面はまた、滑らかまたはつぶつぶで、中実または中空であることができる。結論として、支持表面と固定ロッドの大きさは、二つの変数、支持される構造体と固定をおこなう底部の種類によって実質的に決まる。
【0022】
常に図1〜3を参照すると、細長い部材2は閉じた断面を有し、挿入方向Iを規定しやすく、固定ロッド5は図2に見ることができるように挿入される。
【0023】
挿入方向Iは、図4と7に見ることができるように、地面Gに対して実質的に垂直な固定方向Fに対して傾斜している。特に、細長い部材2は、分かれた本体として作られ、たとえば溶接によって支持表面1に固定されている。支持表面1は、実質的に平らな展開を有しており、地面に固定される物体Oへの連結のための連結手段を有している。たとえば、本実施形態では、そのような連結手段は、物体Oが固定されることができる中央の穴4によって形成される。
【0024】
本実施形態では、構造体1は、使用時に地面Gに実質的に平行に配置される実質的に円盤形状の円形プレートで形成される。プレートは四つの穴3を有し、それに一致して四つのそれぞれの部材2が挿入端21において好ましくは溶接によって固定され、前記ロッド5の挿入を可能にする。
【0025】
本発明によるシステムでは、細長い部材2は、二つの隣の挿入端21の間の距離Dに少なくともほぼ等しい長手の伸張を有するように設計されている。実際、この方法では、下記でより良く理解されるように、環状部材2と支持表面は、使用時に地面Gの上方に少なくとも部分的に配置される。そのような距離Dは、二つの細長い部材2の挿入端21を連結することを可能にする最短の線分の長さとして単純に規定されることができる。
【0026】
より非常な詳細では、挿入端21に加えて、細長い部材2は、地面Gに載るまたは挿入される出口端22を備えている。
【0027】
本実施形態では、細長い部材2は、出口端22が挿入端21よりも固定方向Fを規定する軸からより大きな距離で配置されるような傾斜を有している。
【0028】
結果として、細長い部材2は、プレート1の穴3から実質的に放射方向に展開する。
【0029】
したがって、細長いガイド部材2は、地面Gへのそれらのめり込みの最中に固定ロッド5を方向付ける機能を有していることが明白である。ロッドのための部材は、軸Fに一致する表面1の軸に対してとにかく0でない所定の傾斜で表面1に溶接されることができるだろう。この点について、図5は、二次元表現による底部への設置を示しており、説明的である。
【0030】
より正確に、地面へのシステム設置と設置後の提供される固定効果の表現が図4〜7に示されている。二つのロッドだけの使用での二次元表現は、提供される効果の表現を単純化することを可能にする。
【0031】
いったん地面に載ると、固定ロッド5が、細長い部材2の内側に挿入され、図4で見ることができるように、部材2によって決まる傾斜で構造体1を通過して、機械的な推進力によって地面に向けて下方に移動される。部材2は、構造体自体の一体部品を形成し、固定方向Fによって規定される軸に対するそれらの傾斜は最終的に物体の留め後に決まり、上記の軸の一つから異なる傾斜で挿入物に方向付けるために溶接されることができる。固定ロッドの挿入方向の単純な対抗は、それらのすべてがそれらの姿勢にいったん設置されると、それらの脱出は、基部にかかる機械的力のどの方向にも可能でないことを提供する。実際、このように、既知のシステムとは反対に、支持構造体上の固定ロッドのさらなる留めが有利に必要とされない。とにかく、万一に備えて、物体が固定された後に、それの溶接が提供されることができ、または物体の製造中に固定ロッド5端の固定形状が提供されることができることが明白である。
【0032】
図5,6,7を示されるように、いったんシステムが設置されたならば、地面に固定ロッドを固定する対抗力の結果によって決まる機械的圧力に対抗することが可能である一種の継ぎ目を提供する。表面1に固定された物体Oによってかかる機械的な力と今度はそれを負担する力は、ロッドが沈められた大部分に放出される。それから、固定の保持は、地面または物体が陥落するときまで有効である。明らかに、地面を形成する材料の結合力が大きいほど、また物体が実現される材料が強いほど、固定はより有効である。
【0033】
図5は、表面1にかけられる圧力が傾斜配置ロッドの表面による地面のめり込み強さに対抗するときを非常に簡単化された方法で示している。同様に、図6は、支持表面1の軸に沿って地面の反対方向にかけられる力が、固定ロッド5の上方に付勢している大部分に対抗しているときを示している。もう一度、この負荷に対抗している大部分は、より長くより大きく傾斜しているほど、地面自体を形成している材料の結合力とロッド5に関係する面積によって決まる。
【0034】
側方圧力に対抗する部材を示すために、図7では、中央の穴4によって支持表面1に固定された鉛直展開物体Oが示されている。この場合、鉛直構造体に垂直にかけられる力は、ロッドと表面と物体と地面の間の機械的なモーメントによって決まる回転効果を生成する。この場合、支持表面1の軸Fに対して変化している図5と6の影響の一種の合成が移動に対抗する。側方圧力が供給される側から、図6と同様の効果があり、すなわち、そのような方向に下方に斜めに動く固定ロッドに対する底部の圧力が対抗する。反対側から図5の代わりに効果があり、実際、地面のそばのロッドのめり込み強さが抵抗する。さらに、どのような固定タイプが、細長い部材に対して支持表面をねじる傾向がある力に対する強さに対抗できるかは理解されることができる。
【0035】
本発明は、ここに説明した一つに代わるいくつかの実施形態を許すことが理解され、それらのいくつかが、ここに考慮された第一の実施形態からそれらを区別する唯一の側面に関連して以下に概説される。
【0036】
それから、図8〜13には、本発明による第二の実施形態の固定システムが示されている。
【0037】
特に、この場合、支持表面11は、特に箱形状をした中空支持構造体10の側表面に相当する。
【0038】
より正確には、支持表面11は、前の場合とは異なり、使用時に地面Gに対して実質的に垂直になる。
【0039】
それから、図12から理解されるように、この場合、さらなる固定システムを必要として、物体Oは中空支持構造体10の内側に有利に支持されることができるだろう。
【0040】
しかしながら、中空構造体10の内側に物体を留めることを可能にする適切な固定手段が設けられることができるであろうことは明白である。特に、いったん物体が中空の内側に挿入されると、図には示されていない、一連の貫通スクリューが産業製造中に設けられることができ、物体をその内側に留めるとともに同時に万一に備えてその鉛直性を調整することを可能にする。
【0041】
ある好適な実施形態によれば、支持構造体10は平行六面体形状であり、側表面は、平行六面体の側面に相当する。
【0042】
それから、細長い部材2は、好ましくは溶接によって面11に固定され、そのような面11の二つの対向頂角の間に実質的に延び、構造体に強い安定性を有利に提供し、それのサイズは最小である。
【0043】
一例として、そのような実施形態は、庭の見晴台の支持脚のための基礎、公園や道路の信号のためのポストとして有利に使用されることができるだろう。
【0044】
図14を参照すると、さらなる実施形態が示され、特にここに説明された実施形態に基づいている。
【0045】
特に、この場合、支持構造体10が、物体Oの端部に相当し、結果として、細長い部材2は、物体Oの端部に直接固定されることに気づかれることができる。
【0046】
それから、図15を参照すると、前に説明された円盤状プレート1の使用に基づくさらなる実施形態が示されている。特に、この場合、プレート1は、細長い中空固定部材41を備えており、中央の穴4を形成している開口に配置されている。固定部材41は、固定方向Fに対して実質的に平行に延びており、たとえばポストの端部によって形成された物体Oの一部をそこに収容することができる。
【0047】
さらに、本実施形態による固定システムでは、細長い部材2が、プレート1中の前記穴3から実質的に接線方向に展開することを認めることができる。
【0048】
参照を示された両方の例証の実施形態は四つの固定挿入物の存在でなされたが、本発明の作動原理は、有効性と効率の原理に合わなければならない不確定の最大数までの二つのロッドの最小値を必要とすることが確認される。明白に産業製造では、システムの製造と設置のコストはもちろん、固定される構造体によって、また固定に必要とされる底部によって決まる機械的設計が考慮に入れられるべきである。内包された原理が正確によって拘束されないので、物体の実際的な製造のために正確な機械的な加工が必要とされないことも説明した。
【0049】
ここに説明された本件のものは、本発明による固定システムの適用のいくつかを表わしているに過ぎない。
【0050】
特に、システムは、軽いポストを支持するために、または電気または電話ケーブルを支持するために、ハウジングおよび工業用建物の分野の基礎構造体を支持するために、適宜に設計されることができる。実際、本発明が基づく原理は、構造体のタイプに対して、固定物に突き刺さる底部のタイプごとに、希望の機械的強度を得るために異なる規模と設計で適用することができる。
【0051】
本発明は、好ましい実施形態に関連してここに説明された。同じ発明の確信に起因する他の実施形態があり、すべては、以下に述べられる特許請求の範囲の保護範囲内にあることが理解される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
建築構造体などのさまざまな種類の物体(O)のための地面(G)固定システム(100)であり、少なくとも二つの細長い環状ガイド部材(2)を備え、その内側に固定ロッド(5)が挿入端(21)に一致して挿入され、前記固定ロッド(5)は前記細長い部材よりも長く、前記細長い部材(2)は、閉じた断面を有し、前記固定ロッド(5)の挿入方向(I)を規定しやすく、前記挿入方向(I)は、地面(G)に実質的に垂直な固定方向(F)に対して傾斜しており、前記細長い部材(2)は、実質的に平らに展開している支持表面(1,11)に固定された別個の本体として形成されており、それに、地面(G)に固定される前記物体(O)が連結される固定システム(100)において、前記細長い部材(2)は、二つの隣の挿入端(21)の間の距離(D)に少なくともほぼ等しい長手の伸張を有していて、使用時に、前記環状部材(2)と前記支持表面(1,11)が、地面(G)の上方に少なくとも部分的に配置されることを特徴とする固定システム(100)。
【請求項2】
前記実質的に平らに展開している支持表面(1)は、使用時に地面(G)に実質的に平行に配置されるプレートによって形成され、前記プレート(1)は少なくとも二つの穴(3)を有しており、それに一致して前記細長い部材(2)が前記ロッド(5)の挿入を許すように固定される、請求項1に記載の固定システム(100)。
【請求項3】
前記挿入端(21)は、前記穴(3)に一致して固定されており、地面(G)に載るまたはその中に挿入される出口端(22)を備えており、前記細長い部材(2)は、前記出口端(22)が前記挿入端(21)よりも前記固定方向(F)を規定する軸からより大きい距離で配置されるように傾斜している、請求項2に記載の固定システム(100)。
【請求項4】
前記プレート(1)は、固定される前記物体(O)を固定するための実質的に中央の開口(4)を有している、請求項2または3に記載の固定システム(100)。
【請求項5】
前記プレート(1)は、細長い中空固定部材(41)を備えており、それは、前記開口(4)に一致して配置され、前記固定方向(F)に実質的に平行に延びている、請求項4に記載の固定システム(100)。
【請求項6】
前記プレート(1)は円盤状である、請求項2〜5のいずれかひとつに記載の固定システム(100)。
【請求項7】
前記細長い部材(2)は、前記プレート(1)の前記穴(3)から実質的に放射方向に展開する、請求項6に記載の固定システム(100)。
【請求項8】
前記細長い部材(2)は、前記プレート(1)の前記穴(3)から実質的に接線方向に展開する、請求項6に記載の固定システム(100)。
【請求項9】
前記支持表面(11)は、箱形状の中空支持構造体(10)の側表面に相当し、前記支持表面(11)は使用時に地面(G)に対して実質的に垂直である、請求項1に記載の固定システム(100)。
【請求項10】
前記物体(O)は、前記中空支持構造体(10)の内側に支持される、請求項9に記載の固定システム(100)。
【請求項11】
前記中空構造体(10)の内側に前記物体の固定手段をさらに備えている、請求項10に記載の固定システム(100)。
【請求項12】
前記支持構造体(10)は平行六面体形状であり、前記側表面は平行六面体の側面に相当する、請求項9または10または11に記載の固定システム(100)。
【請求項13】
前記細長い部材(2)は、前記面(11)の二つの対向頂角の間に実質的に延びている、請求項12に記載の固定システム(100)。
【請求項14】
前記支持構造体(10)は、前記物体(O)の端部に相当し、前記細長い部材(2)は、前記物体(O)の前記端部に直接固定されている、請求項9に記載の固定システム(100)。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate


【公表番号】特表2012−524186(P2012−524186A)
【公表日】平成24年10月11日(2012.10.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−505291(P2012−505291)
【出願日】平成22年4月16日(2010.4.16)
【国際出願番号】PCT/IB2010/051670
【国際公開番号】WO2010/119432
【国際公開日】平成22年10月21日(2010.10.21)
【出願人】(511250312)
【氏名又は名称原語表記】BAULETTI, Agostino
【住所又は居所原語表記】via Fante 29, I−35020 Pozzonovo, Italy
【Fターム(参考)】