説明

圧縮空気エネルギー貯蔵システム内の水分を減少させるシステムおよび方法

圧縮空気エネルギー貯蔵システムを含み、圧縮空気エネルギー貯蔵システムが、圧縮空気貯蔵空間内に貯蔵するためのある量の周囲空気を吸気するように構成された周囲空気吸気口と、圧縮システムによって圧縮された空気を輸送するように構成された圧縮経路を含む圧縮システムと、周囲空気を圧縮システムに輸送するように構成された第1の経路と、圧縮システムから圧縮空気貯蔵空間に続き、圧縮空気貯蔵空間に圧縮空気を輸送するように構成された第2の経路と、除湿システムとを含む、方法、システムおよび装置。除湿システムは、周囲空気吸気口から圧縮システムに続く第1の経路、圧縮経路および第2の経路のうちの少なくとも1つに結合可能である。除湿システムが、周囲空気および/または圧縮空気から水分を除去するように構成された除湿部品を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、一般には圧縮空気エネルギー貯蔵(CAES)システムに関し、より詳細にはCAESシステム内の水分を除去することに関する。
【背景技術】
【0002】
CAESシステムは、一般に、吸気を圧縮し圧縮された空気を空洞または他の圧縮空気貯蔵空間に供給する複数の圧縮機を有する圧縮トレーンを含む。圧縮された空気は、その後、電気エネルギーなどエネルギーを生産するタービンを駆動するために使用される。しばしば、公共エネルギーを使用して圧縮トレーンに給電する場合、圧縮トレーンをユーティリティプラントのオフピーク時間中に動作させ、一方CAESシステムのエネルギー生産または発生段を、一般に高エネルギー需要時間中に動作させる。しかしながら、すべての場合でこのようにする必要はない。例えば、圧縮空気をエネルギー貯蔵空洞等に送りながら、風車から発生されるエネルギーを使用して圧縮トレーンに給電してもよい。いずれにしても、CAESシステムのエネルギー消費対CAESシステムのエネルギー生産の経済性は、一般に、圧縮段および生産段をいつ動作させるのかを決定する要因である。
【発明の概要】
【0003】
CAESシステムの圧縮段の動作中、圧縮空気は、一般に、貯蔵される前に空洞または圧縮空気貯蔵空間の温度近くに圧縮段階内で冷却される。さらに、冷却中、しばしば水分が圧縮空気流の外に凝結する。しかしながら、しばしば冷却後に圧縮空気流内に水分が残り、これは上述した凝結と同様に、CAESシステムの部品に損害を与えることがある。
【0004】
したがって、CAESシステムから水分を除去する方法、装置およびシステムを有することは有益であろう。
【0005】
本発明の実施形態は、CAESシステム内の水分を除去する方法、システムおよび装置を対象とする。
【0006】
本発明の一態様によれば、圧縮空気エネルギー貯蔵(CAES)システムは、圧縮空気貯蔵空間内に貯蔵するためにある量の周囲空気を吸気するように構成された周囲空気吸気口と、周囲空気吸気口に結合された圧縮システムと、周囲空気吸気口から圧縮システムに続く第1の経路と、圧縮システムから圧縮空気貯蔵空間に続く第2の経路と、除湿システムとを含む。圧縮システムは、ある量の周囲空気をある量の圧縮空気に圧縮するように構成されており、圧縮システムを通してある量の圧縮空気を輸送するように構成された圧縮経路を含む。第1の経路は、ある量の周囲空気を圧縮システムに輸送するように構成されており、第2の経路は、ある量の圧縮空気を圧縮空気貯蔵空間に輸送するように構成されている。除湿システムは、第1の経路、圧縮経路および第2の経路のうちの少なくとも1つに結合可能であり、ある量の周囲空気およびある量の圧縮空気のうちの1つからある量の水分を除去するように構成された除湿部品を含む。
【0007】
本発明の他の態様によれば、CAESシステムは、ある量の周囲空気を第1の量の圧縮空気に圧縮するように構成された第1の圧縮機と、第1の量の圧縮空気を第2の量の圧縮空気に圧縮するように構成された第2の圧縮機とを有する圧縮トレーンを含む。CAESシステムは、また、圧縮空気貯蔵空間と、圧縮トレーンおよび圧縮空気貯蔵空間に結合された第1の圧縮空気輸送経路と、発電システムと、発電システムおよび圧縮空気貯蔵空間に結合された圧縮空気排気経路と、除湿部品とを含む。圧縮空気貯蔵空間は、第2の量の圧縮空気を貯蔵するように構成されている。第1の圧縮空気輸送経路は、第2の量の圧縮空気を圧縮空気貯蔵空間に輸送するように構成されている。発電システムは、第3の量の圧縮空気から発電するように構成されている。圧縮空気排気経路は、第3の量の圧縮空気を圧縮空気貯蔵空間から発電システムに輸送するように構成されている。除湿部品は、ある量の圧縮空気をエネルギー貯蔵空間内に貯蔵する前に、周囲空気および圧縮空気のうちの1つからある量の水分を除去するように構成されている。
【0008】
本発明のさらなる他の態様によれば、CAESシステムから水分を除去する方法は、圧縮システムを通してある量の空気を輸送するステップを含み、圧縮システムは、ある量の空気を圧縮システム内に吸気するように構成された吸気口と、ある量の空気を吸気後に圧縮するように構成された少なくとも2つの圧縮機と、圧縮されたある量の空気が圧縮システムから出るための経路を与えるように構成された圧縮空気排気口とを有する。方法は、また、圧縮空気排気口から出たある量の空気を圧縮空気貯蔵空間に移動させるステップと、ある量の空気を除湿システムに通過させ、ある量の空気を圧縮空気貯蔵空間内に貯蔵する前にある量の空気から水分を除去するステップとを含む。圧縮空気貯蔵空間は、後のエネルギー生産のためにある量の空気を貯蔵するように構成されている。
【0009】
種々の他の特徴および利点は、以下の詳細な説明および図面から明らかになるであろう。
【0010】
図面は、本発明を実行するために現在企図されている1つまたは複数の実施形態を示している。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の一実施形態による除湿システムを有する例示的なCAESシステムのブロック図である。
【図2】本発明の他の実施形態による除湿システムを有する例示的なCAESシステムのブロック図である。
【図3】本発明の他の実施形態による除湿システムを有する例示的な断熱式CAESシステムのブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態による例示的な除湿システムのブロック図である。
【図5】本発明の他の実施形態による例示的な除湿システムのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の実施形態は、断熱式および非断熱式CAESシステムに関する。
【0013】
図1を参照すると、本発明の一実施形態による例示的なCAESシステム100のブロック図が示される。CAESシステム100は、モータ102と、駆動シャフト104と、圧縮トレーン106と、圧縮空気貯蔵空間または空洞108と、膨張システム110と、発電機112とを含む。
【0014】
本発明の一実施形態によれば、モータ102は、駆動シャフト104を駆動する。次いで駆動シャフト104は、圧縮トレーン106を駆動する。圧縮トレーン106は、周囲空気吸気口114と、第1の圧縮機116と、第2の圧縮機118とを含む。圧縮トレーン106の動作中、周囲空気120は、周囲空気吸気口114に入り、圧縮トレーン106によって圧縮される。圧縮トレーン106は、圧縮機経路122を介して第2の圧縮機118に結合された第1の圧縮機116を含む。本実施形態によれば、第1の圧縮機116は周囲空気を圧縮する。圧縮された周囲空気は、次に圧縮機経路122に沿って第2の圧縮機118に進み、ここで第2の圧縮機118は、圧縮空気を圧縮空気経路124に沿って空洞108に供給する前に、周囲空気をさらに圧縮する。
【0015】
本実施形態では2つの圧縮機116、118のみが図示されているが、圧縮トレーン106が、圧縮機経路122を介して互いに結合された3つ以上の圧縮機を含むことができることが企図されている。加えて、2つ以上の圧縮機(例えば、圧縮機116、118)は、別個の部品である必要はない。それどころか、2つ以上の圧縮機を1つの圧縮連鎖ケーシング(図示せず)内に組み込むことができる。
【0016】
本実施形態によれば、圧縮空気を空洞108内に貯蔵する前に、圧縮空気を冷却ユニット126に通過させ、冷却ユニット126は、空洞108内に貯蔵する前に圧縮空気から熱を除去する。貯蔵する前に圧縮空気から熱を除去することによって、空洞108の完全性は保護される。中間冷却器(図示せず)など他の冷却器を圧縮機経路122に沿って利用し、空気が圧縮トレーン106を通って移動するときにこの空気を冷却することができることが企図されている。しかしながら、本発明の実施形態は、冷却ユニット126および/または中間冷却器を含む必要はないことも企図されている。
【0017】
圧縮空気が空洞108内に貯蔵された後は、この圧縮空気は排気経路128に沿って移ることができ、そこでこの圧縮空気は加熱ユニット130を介して再加熱される。再加熱された圧縮空気は、排気経路128を通って膨張システム110に進む。膨張システム110が第1のタービン132を含むことが企図されている。膨張システム110の構成により、圧縮空気はそこを通過するとき膨張することができ、したがって第1のタービン132の回転が生じる。膨張システム110が、発電を円滑にするために、追加のタービン(図示せず)を含むことができることが企図されている。本実施形態を参照すると、第1のタービン132の回転は、発電機シャフト134を回転させる。次いで、発電機シャフト134は発電機112を駆動することにより、発電機112が電気を生産する。
【0018】
本発明の一実施形態によれば、CAESシステム100は、空気流が圧縮トレーン106を通過するときこの空気流から水分を除去する除湿システム136を含む。したがって、下流の部品の腐蝕および劣化は最小限に抑えられる。例えば、ターボ機械(例えば、第1のタービン132)、熱変換器(図示せず)、配管(図示せず)および器具(図示せず)の水分に起因する腐蝕および/または劣化は最小限に抑えられる。CAESシステム(例えば、100)の動作中に遭遇する作業温度(例えば、摂氏550から700度)および高圧(例えば、40から100バール)は、湿り空気の有害作用を悪化させるおそれがあることに留意されたい。したがって、除湿システム136は、湿り空気に関係する有害作用を最小限に抑える。
【0019】
除湿システム136は、CAESシステム100の作業空気流から水分を除去することができる乾燥剤型除湿部品、グリコール系除湿部品、凝結型または他の好適な除湿部品(1つまたは複数)を含むことができることが企図されている。
【0020】
代替の実施形態では、CAESシステム100は、蓄熱(TES)システム138(破線で示す)を含む断熱システムである。このような実施形態では、圧縮空気経路124に沿って空洞108に進む圧縮空気は、圧縮空気から熱を除去するTESシステム138を通過する。この熱は、TESシステム138によって貯蔵され、後に、圧縮空気が排気経路128に沿って遡ってTESシステム138を通過するとき、圧縮空気に伝達され戻される。このような実施形態では、CAESシステム100が冷却ユニット126および加熱ユニット130をそれぞれ含む必要がなくなるように、冷却ユニット126および加熱ユニット130の必要性をなくすことができる。
【0021】
TESシステム138を含む実施形態では、CAESシステム100が、TESシステム138を通して空洞108に続く圧縮空気経路124の部分142に沿って除湿システム140(破線で示す)を含むことが企図されている。したがって、TESシステム138を用いる実施形態によれば、2つの除湿システム136、140を用いてもよい。代替として、除湿システム136、140の1つのみを用いてもよい。圧縮トレーン106に入る前に周囲空気120を除湿する実施形態を含む、3つ以上の除湿システム(図示せず)を用いる実施形態も企図されている。
【0022】
TES138から上流で1つまたは複数の除湿システム(例えば、除湿システム136)を用いる実施形態は、TES138、および、蓄熱インベントリ(図示せず)、断熱材(図示せず)および/または圧力容器材(図示せず)などTES138の部品の、水分に起因する腐蝕および/または劣化を効果的に最小限に抑えることに留意されたい。
【0023】
したがって、本発明の実施形態は、圧縮空気を空洞108内に貯蔵する前に圧縮空気から水分を除去する。この水分除去は、圧縮空気の冷却中に生じるなんらかの水分除去とは別である。
【0024】
ここで図2を参照すると、本発明の代替の実施形態によるCAESシステム144が示される。CAESシステム144は、モータ/発電機146と、第1のクラッチ150を介して圧縮トレーン152に結合された駆動シャフト148とを含む圧縮段を含む。圧縮トレーン152は、第1の圧縮機154と、圧縮機経路156と、圧縮機経路156に沿った中間冷却器158と、第2の圧縮機160と、ギヤボックス164を有する圧縮機駆動シャフトシステム162とを含む。CAESシステムの圧縮段は、また、後部冷却器166と、圧縮空気経路172に沿った第1のバルブ168および第2のバルブ170と、貯蔵空間174とを含む。
【0025】
CAESシステム144のエネルギー生産段に沿って、圧縮空気排気経路178に沿った第3のバルブ176と、第1の加熱ユニット180と、第2の加熱ユニット182と、第1の膨張機184および第2の膨張機186と、膨張機駆動シャフトシステム188と、膨張機駆動シャフトシステム188に沿った第2のクラッチ190とがある。本発明の実施形態は、第1の除湿システム192、第2の除湿システム194(破線で示す)、第3の除湿システム196(破線で示す)または第4の除湿システム198(破線で示す)のうちの1つまたは複数など、1つまたは複数の除湿システムを含む。
【0026】
圧縮段中、第2のクラッチ190は解放され、第1のクラッチ150は係合する。次にモータ/発電機146は、駆動シャフト148および圧縮機駆動シャフトシステム162を介して圧縮トレーン152を駆動する。圧縮トレーン152は、周囲空気吸気口200と、第1の圧縮機154および第2の圧縮機160とを含む。圧縮トレーン152の動作中、周囲空気202は、周囲空気吸気口200を通して第1の空気圧縮機154に引き込まれる。したがって第1の圧縮機154は、そこを流れる空気を圧縮する。一般には、空気の温度は圧縮中上昇する。したがって、圧縮機経路156に沿って第1の圧縮機154から出てくる空気を、圧縮空気が第2の圧縮機160によってさらに圧縮される前に、中間冷却器158によって冷却する。ここでも、圧縮は空気温度を上昇させる傾向がある。したがって、圧縮空気経路172に沿った後部冷却器166を用いて、第2の圧縮機160から出てくる圧縮空気を冷却する。本発明の実施形態は追加の圧縮機(図示せず)を含むことが企図されている。
【0027】
圧縮段中、圧縮空気が貯蔵空間174に流れるように第1のバルブ168および第2のバルブ170を操作し、圧縮空気が第1の膨張機184および第2の膨張機186に流れないように第3のバルブ176を操作する。
【0028】
一実施形態では、第1の除湿システム192は、圧縮機経路156に結合されており、圧縮空気が中間冷却器158を通り過ぎるか中間冷却器158に入る前に、圧縮機経路156を通って移動する圧縮空気から水分を除去するように構成されている。しかしながら、代替の実施形態によれば、第2の除湿システム194(破線で示す)が圧縮機経路156に沿って配置され、中間冷却器158を去る圧縮空気がそこを通過するようになる。このような実施形態では、第1の除湿システム192を使用または設置する必要はない。いずれの実施形態でも、水分は圧縮空気から除去され、したがって、CAESシステム144の下流の部品は保護される。
【0029】
さらに他の実施形態では、第3の除湿システム196(破線で示す)が圧縮空気経路172に沿って配置され、圧縮トレーン152から出る空気がそこを通過し、したがって除湿されるようになる。さらなる他の実施形態では、第4の除湿システム198(破線で示す)が圧縮空気経路172に沿って配置され、後部冷却器166を出る空気がそこを通過するようになる。各々の除湿システム192〜198は、独立して用いられてもよく、または2つ以上の除湿システム192〜198が互いに一体となって使用されてもよい。各々の除湿システム192〜198は、空洞または貯蔵空間174内に圧縮空気を貯蔵する前に、圧縮空気から水分を除去するように機能する。したがって、空洞174の完全性は保護される。さらに、圧縮空気から水分を除去することによって、各々の除湿システム192〜198は、いずれの下流の部品の摩耗も最小限に抑えることになる。またさらに、システム内の湿気または水分によって生じる生産段(例えば、第1の加熱ユニット180および第2の加熱ユニット182と第1の膨張機184および第2の膨張機186との動作中)の部品の摩耗も最小限に抑えられることになる。
【0030】
中間冷却器158および後部冷却器166は、圧縮空気から貯蔵前に熱を除去するように用いられるため、加熱ユニット180、182は、空気を再加熱し、エネルギー生産の効率を最大化するように用いられる。加熱ユニット180、182は、また、第1の膨張機184および第2の膨張機186を保護するように機能することに留意されたい。例えば、圧縮空気排気経路178を介して第1の膨張機184および/または第2の膨張機186中に入る圧縮空気が適切に温められていない場合、膨張中に達する低温により、第1の膨張機184および/または第2の膨張機186が「凍結」することがある。したがって、第1の加熱ユニットまたはバーナ180は、第1の膨張機184中に入る圧縮空気を温め、第2の加熱ユニットまたはバーナ182は、第2の膨張機186に入る部分的に膨張した空気を温める。したがって、「凍結」状態は回避される。しかしながら、実施形態は、加熱ユニット(例えば、加熱ユニット180、182)を用いずに、冷却または凍結目的に使用できる冷たい空気流を生成するような構成を含むことが企図されている。
【0031】
代替の実施形態では、第1の加熱ユニット180および第2の加熱ユニット182を用いるのではなく、第1の膨張機184および/または第2の膨張機186からの排気は、排気経路204(破線で示す)を通過し熱変換器206(破線で示す)を通り過ぎる。したがって、排気からの熱は、圧縮空気排気経路178に沿って進行する圧縮空気に移動し、したがって、圧縮空気を温めて膨張させる。
【0032】
ここで図3を参照すると、本発明の一実施形態による断熱式CAESシステム208が示される。図2と図3との間で同様の部品は、共通の参照番号で図示される。図2のモータ/発電機146など単一のモータ/発電機ユニットを含むのではなく、図3の実施形態は、圧縮用の電力を発生させるモータ210と、エネルギー生産用の別個の発電機212とを含む。さらに、図2に示す実施形態と対照的に、断熱式CAESシステム208は、蓄熱(TES)システム214を含む。TESシステム214は、圧縮空気を貯蔵空間174内に貯蔵する前に、圧縮空気経路172に沿って進む圧縮空気から熱を除去し、貯蔵するように構成されている。圧縮空気が圧縮空気排気経路178に続くとき、圧縮空気が第1の膨張機184および第2の膨張機186に入る前に、TESシステム214は、圧縮空気に熱を移動させ戻す。したがって、図2のバーナ180、182も熱変換器206も、用いる必要はない。
【0033】
本発明の一実施形態によれば、断熱式CAESシステム208は、圧縮空気経路172の部分218に結合された除湿システム216を含み、圧縮空気経路172の部分218は、また、エネルギー生産段中、圧縮空気排気経路178として機能する。このような実施形態では、貯蔵空間174内に貯蔵する前に圧縮空気から水分が除去され、圧縮空気が圧縮空気排気経路178を通じて第1の膨張機184および第2の膨張機186に続くとき、もう一度除湿される。
【0034】
代替として、TESシステム214と貯蔵空間174との間に除湿システム216を配置するのではなく、除湿システム220(破線で示す)を圧縮空気経路172に沿って配置し、圧縮空気がTESシステム214を通過する前に、圧縮空気から水分が除去されるようにしてもよい。このような場合では、TESシステム214は、水分がその部品に及ぼし得る有害作用から保護されるかまたは少なくとも部分的に保護される。例えば、水分によって生じ得る腐蝕および逆の化学反応は回避されるかまたは少なくとも最小限に抑えられる。
【0035】
第1の膨張機184および/もしくは第2の膨張機186からの排気熱222(破線で示す)、ならびに/または、TESシステム214からのある量の熱224(破線で示す)を使用して、除湿システム220を再充填してもよいことが企図されている。すなわち、熱222および/または熱224を使用して、除湿システム220に蓄積される水分があればそれをも除去またはパージしてもよい。図示はしないが、同様にして、TESシステム214からの熱224、ならびに/または、第1の膨張機184および/もしくは第2の膨張機186からの排気熱222を使用して、除湿システム216を再充填してもよい。1つまたは複数の電気的に駆動される熱源など他の熱源(図示せず)を追加でまたは代替として使用し、除湿システム216、220を再充填してもよいことに留意されたい。
【0036】
除湿システム216および/または除湿システム220を有する断熱式CAESシステム208ではなく、またはこれに加えて、断熱式CAESシステム208は、中間冷却器158より上流で圧縮機経路156に結合された除湿システム226(破線で示す)、および/または、中間冷却器158より下流で圧縮機経路156に結合された除湿システム228(破線で示す)を含むことができる。上述した再充填と同様に、第1の膨張機184および/もしくは第2の膨張機186からの排気熱、TESシステム214からの熱、ならびに/または、他の熱源からの熱を使用し、除湿システム226、228のうちの1つまたは複数を再充填してもよい。
【0037】
断熱式システム208は、図示した除湿システム216、220、226、228のうちの1つまたは複数を含むことができることに留意されたい。
【0038】
ここで図4を参照すると、本明細書で論じる本発明の実施形態の除湿システムに使用できる本発明の一実施形態による例示的な除湿システム230が示される。除湿ユニットまたはシステム230は、除湿部品232と、圧縮空気吸気口234と、圧縮空気排気口236と、ドライバ238と、水分排出口242を有する再生器240と、加熱ユニット244と、ポンプ246とを含む。
【0039】
除湿システム192〜198、216、220、226、228を個々のCAESシステム144、208内で配置または結合するのと同様に、圧縮空気が圧縮空気吸気口234を介して除湿部品中に入り、圧縮空気中の水分が除湿部品232の溶液によって除去されるように、除湿システム230をCAESシステム(断熱式または非断熱式)内で配置可能である。除湿部品232内の溶液は、例えば、湿り空気から水分を除去するグリコール系溶液を含むことができる。乾燥しているかまたは少なくとも部分的に乾燥した圧縮空気は、圧縮空気排気口236を介して除湿部品232から脱出し、上述したようにCAESシステム(例えば、図1のCAESシステム100、図2のCAESシステム144および図3のCAESシステム208)を通して続く。図4の除湿部品232に蓄積される水分は、ドライバ238の助けにより再生器240に進むことができる。すなわち、ドライバ238は、水分を含む溶液を再生器240に追いやる。加熱ユニット244を介して再生器240に熱が加えられ、再生器240に移動した溶液から水分を蒸発させるまたはパージし、そうして、水分排出口242を介して水分を大気中に追い出す。加熱ユニット244は、熱変換器(例えば、図2の熱変換器206)または、燃焼もしくは電気的に駆動するバーナ等を備えてもよいことが企図されている。図4のポンプ246は、ここでは水分が少なくとも実質的に除去されている再生された溶液を、除湿部品232に送り戻す。
【0040】
再生器240の加熱ユニット244に供給される熱を、図3に示したのと同様にして、膨張排気またはTESシステムから供給してもよいことが企図されている。さらに、他の熱源を使用し、図4の再生器240に熱を供給してもよいことも企図されている。
【0041】
ここで図5を参照すると、本明細書で論じる本発明の実施形態の除湿システムに使用できる本発明の他の実施形態による除湿システム248が示される。除湿システム248は、乾燥剤型の除湿システムであり、除湿部品250と、圧縮空気吸気口252と、乾燥剤254と、乾燥剤254を支持する支持グリッド256と、圧縮空気排気口258と、ドレンバルブ260とを含む。
【0042】
動作中、水分を含む圧縮空気は、圧縮空気吸気口252を通して入り、支持グリッド256および乾燥剤254を通過し、圧縮空気排気口258を通して出てCAESシステムの圧縮空気経路(例えば、図1のCAESシステム100の圧縮空気経路124、図2のCAESシステム144の圧縮空気経路172、または図3のCAESシステム208の圧縮空気経路172)中に戻る。図4の乾燥剤254は、湿った圧縮空気から水分を吸収するように構成されている。したがって、圧縮空気排気口258から出てくる圧縮空気は、一般に、圧縮空気吸気口252を通して入る圧縮空気と比較して含水率が低下している。
【0043】
乾燥剤254が飽和状態になったかまたは飽和状態に近づくと、ドレンバルブ260が開いて、除湿部品250によって取り込まれた水分をそこから排出することができる。
【0044】
除湿部品250が、暖かい空気が除湿部品250中に移りそのドレンバルブ260から出て行くことを可能にする再充填空気吸気口262(破線で示す)を含むことが企図されている。このような実施形態では、除湿部品250を通過する温かい空気が、乾燥剤254から水分を引き出す。したがって、湿り空気は、ドレンバルブ260を通して出るまたは追い出され、除湿部品250を再充填する。
【0045】
CAESシステムの1つまたは複数の膨張機を去る排気を、再充填のために、再充填空気吸気口262を介して除湿部品250を通して導いてもよいことが企図されている。例えば、図3の排気経路204を、再充填目的のために、除湿部品250を通して導いてもよい。代替として、TESシステム(例えば、図3のTESシステム214)からの熱を、再充填目的のために、図5の除湿部品250を通して導いてもよい。しかしながら、排気またはTESシステム以外の、またはこれに加えて、燃焼または電気的に駆動する熱源など他の熱源を使用し、除湿システム248を再充填することができることに留意されたい。
【0046】
本発明の一実施形態によれば、CAESシステムは、圧縮空気貯蔵空間内に貯蔵するためにある量の周囲空気を吸気するように構成された周囲空気吸気口と、周囲空気吸気口に結合された圧縮システムと、周囲空気吸気口から圧縮システムに続く第1の経路と、圧縮システムから圧縮空気貯蔵空間に続く第2の経路と、除湿システムとを含む。圧縮システムは、ある量の周囲空気をある量の圧縮空気に圧縮するように構成されており、圧縮システムを通してある量の圧縮空気を輸送するように構成された圧縮経路を含む。第1の経路は、ある量の周囲空気を圧縮システムに輸送するように構成されており、第2の経路は、ある量の圧縮空気を圧縮空気貯蔵空間に輸送するように構成されている。除湿システムは、第1の経路、圧縮経路および第2の経路のうちの少なくとも1つに結合可能であり、ある量の周囲空気およびある量の圧縮空気のうちの1つからある量の水分を除去するように構成された除湿部品を含む。
【0047】
本発明の他の実施形態によれば、CAESシステムは、ある量の周囲空気を第1の量の圧縮空気に圧縮するように構成された第1の圧縮機と、第1の量の圧縮空気を第2の量の圧縮空気に圧縮するように構成された第2の圧縮機とを有する圧縮トレーンを含む。CAESシステムは、また、圧縮空気貯蔵空間と、圧縮トレーンおよび圧縮空気貯蔵空間に結合された第1の圧縮空気輸送経路と、発電システムと、発電システムおよび圧縮空気貯蔵空間に結合された圧縮空気排気経路と、除湿部品とを含む。圧縮空気貯蔵空間は、第2の量の圧縮空気を貯蔵するように構成されている。第1の圧縮空気輸送経路は、第2の量の圧縮空気を圧縮空気貯蔵空間に輸送するように構成されている。発電システムは、第3の量の圧縮空気から発電するように構成されている。圧縮空気排気経路は、圧縮空気貯蔵空間から発電システムに第3の量の圧縮空気を輸送するように構成されている。除湿部品は、ある量の圧縮空気をエネルギー貯蔵空間内に貯蔵する前に、周囲空気および圧縮空気のうちの1つからある量の水分を除去するように構成されている。
【0048】
本発明のさらに他の実施形態によれば、CAESシステムから水分を除去する方法は、圧縮システムを通してある量の空気を輸送するステップを含み、圧縮システムは、ある量の空気を圧縮システム内に吸気するように構成された吸気口と、ある量の空気を吸気後に圧縮するように構成された少なくとも2つの圧縮機と、圧縮されたある量の空気が圧縮システムから出るための経路を与えるように構成された圧縮空気排気口とを有する。方法は、また、圧縮空気排気口から出たある量の空気を圧縮空気貯蔵空間に輸送するステップと、ある量の空気を圧縮空気貯蔵空間内に貯蔵する前に、ある量の空気を除湿システムに通過させ、ある量の空気から水分を除去するステップとを含む。圧縮空気貯蔵空間は、後のエネルギー生産のため、ある量の空気を貯蔵するように構成される。
【0049】
本書は、最良の形態を含む本発明を開示するために、またどのような当業者でも、任意の装置またはシステムを作製および使用すること、ならびに任意の組み込まれている方法を実行することを含めて、本発明を実施することができるように例を用いている。本発明の特許性のある範囲は、特許請求の範囲によって定義され、当業者が思いつく他の例を含むことができる。このような他の例は、特許請求の文字言語と異ならない構造要素を含む場合、または、特許請求の範囲の文字言語と実質的に異ならない等価の構造要素を含む場合は、特許請求の範囲内であるものとする。
【符号の説明】
【0050】
100、144 CAESシステム
102 モータ
104、148 駆動シャフト
106、152 圧縮トレーン
108 圧縮空気貯蔵空間または空洞
110 膨張システム
112 発電機
114、200 周囲空気吸気口
116、154 第1の圧縮機
118、160 第2の圧縮機
120、202 周囲空気
122、156 圧縮機経路
124、172 圧縮空気経路
126 冷却ユニット
128 排気経路
130 加熱ユニット
132 第1のタービン
134 発電機シャフト
136、140、216、220、226、228、230、248 除湿システム
138、214 TESシステム
142 圧縮空気経路の部分
146 モータ/発電機
150 第1のクラッチ
158 中間冷却器
162 圧縮機駆動シャフトシステム
164 ギヤボックス
166 後部冷却器
168 第1のバルブ
170 第2のバルブ
174 貯蔵空間
176 第3のバルブ176
178 圧縮空気排気経路
180 第1の加熱ユニット
182 第2の加熱ユニット
184 第1の膨張機
186 第2の膨張機
188 膨張機駆動シャフトシステム
190 第2のクラッチ
192 第1の除湿システム
194 第2の除湿システム
196 第3の除湿システム
198 第4の除湿システム
204 排気経路
206 熱変換器
208 断熱式CAESシステム
210 モータ
212 発電機
218 圧縮空気経路の部分
222 排気熱
224 熱
232、250 除湿部品
234、252 圧縮空気吸気口
236、258 圧縮空気排気口
238 ドライバ
240 再生器
242 水分排出口
244 加熱ユニット
246 ポンプ
254 乾燥剤
256 支持グリッド
260 ドレンバルブ
262 再充填空気吸気口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
圧縮空気貯蔵空間内に貯蔵するためにある量の周囲空気を吸気するように構成された周囲空気吸気口と、
前記周囲空気吸気口に結合されており、前記ある量の周囲空気をある量の圧縮空気に圧縮するように構成された圧縮システムであって、圧縮システムを通して前記ある量の圧縮空気を輸送するように構成された圧縮経路を含む、圧縮システムと、
前記周囲空気吸気口から前記圧縮システムに続き、前記ある量の周囲空気を前記圧縮システムに輸送するように構成された第1の経路と、
前記圧縮システムから前記圧縮空気貯蔵空間に続き、前記ある量の圧縮空気を前記圧縮空気貯蔵空間に輸送するように構成された第2の経路と、
前記ある量の周囲空気および前記ある量の圧縮空気のうちの1つからある量の水分を除去するように構成された除湿部品を備える、前記第1の経路、前記圧縮経路および前記第2の経路のうちの少なくとも1つに結合可能な除湿システムと
を備える、圧縮空気エネルギー貯蔵(CAES)システム。
【請求項2】
前記CAESシステムが断熱式CAESシステムであり、前記圧縮システムと前記圧縮空気貯蔵空間との間の前記第2の経路に沿って蓄熱(TES)システムをさらに備え、前記蓄熱システムが、前記ある量の圧縮空気からある量の熱を除去し、貯蔵するように構成されており、前記除湿システムが、前記ある量の圧縮空気が前記TESシステムに達する前に、前記ある量の圧縮空気から前記ある量の水分を除去する、請求項1記載のCAESシステム。
【請求項3】
前記除湿部品が乾燥剤系除湿部品を備える、請求項1記載のCAESシステム。
【請求項4】
前記除湿部品がグリコール系除湿部品を備える、請求項1記載のCAESシステム。
【請求項5】
前記除湿システムが、前記除湿部品から水分を除去するように構成された加熱システムをさらに備える、請求項1記載のCAESシステム。
【請求項6】
前記加熱システムが、前記CAESシステムからのタービン排気から前記除湿部品に熱を伝達して、前記水分を除去するように構成されている、請求項5記載のCAESシステム。
【請求項7】
前記加熱システムが、燃焼熱発生部品および電気熱発生部品のうちの少なくとも1つを備える、請求項5記載のCAESシステム。
【請求項8】
前記圧縮システムが、
前記ある量の周囲空気を圧縮するように構成された第1の圧縮機と、
前記ある量の周囲空気をさらに圧縮するように構成された第2の圧縮機
とを備え、前記除湿システムの少なくとも部分が、前記第1の圧縮機と前記第2の圧縮機との間の前記圧縮経路に結合可能である、請求項1記載のCAESシステム。
【請求項9】
ある量の周囲空気を第1の量の圧縮空気に圧縮するように構成された第1の圧縮機、および
前記第1の量の圧縮空気を第2の量の圧縮空気に圧縮するように構成された第2の圧縮機
を備える圧縮トレーンと、
前記第2の量の圧縮空気を貯蔵するように構成された圧縮空気貯蔵空間と、
前記圧縮トレーンおよび前記圧縮空気貯蔵空間に結合されており、前記第2の量の圧縮空気を前記圧縮空気貯蔵空間に輸送するように構成された第1の圧縮空気輸送経路と、
第3の量の圧縮空気から発電するように構成された発電システムと、
前記発電システムおよび前記圧縮空気貯蔵空間に結合されており、前記第3の量の圧縮空気を前記圧縮空気貯蔵空間から前記発電システムに輸送するように構成された圧縮空気排気経路と、
前記ある量の圧縮空気を前記圧縮空気貯蔵空間内に貯蔵する前に、前記周囲空気および前記圧縮空気のうちの1つからある量の水分を除去するように構成された除湿部品と
を備える、圧縮空気エネルギー貯蔵(CAES)システム。
【請求項10】
CAESシステムが、前記圧縮空気輸送経路に結合されており、前記ある量の圧縮空気を前記圧縮空気貯蔵空間内に貯蔵する前に前記ある量の圧縮空気からある量の熱を除去するように構成された蓄熱(TES)部品をさらに備える断熱式CAESであり、前記除湿部品が、前記TES部品への水分移動を最小限に抑えるように構成されている、請求項9記載のCAESシステム。
【請求項11】
前記除湿部品が複数の乾燥剤を備える、請求項9記載のCAESシステム。
【請求項12】
前記除湿部品がグリコール系材料を備える、請求項9記載のCAESシステム。
【請求項13】
前記除湿部品に結合されており、前記除湿部品に熱を伝達して前記除湿部品から水分を除去するように構成された再充填システムをさらに備える、請求項9記載のCAESシステム。
【請求項14】
前記再充填システムが、前記除湿部品に伝達すべき前記熱を生成する加熱ユニットを備え、前記加熱ユニットが、燃焼力および電力のうちの1つを介して前記熱を生成する、請求項13記載のCAESシステム。
【請求項15】
前記発電システムが、前記圧縮空気から電気エネルギーを生産するように構成されたタービンを備え、前記除湿部品に伝達される前記熱は、前記タービンの排気から伝達される、請求項13記載のCAESシステム。
【請求項16】
前記圧縮トレーンが、前記第1および第2の圧縮機に結合された圧縮経路を備え、前記除湿部品が、前記第1の圧縮機と前記第2の圧縮機との間の前記圧縮経路に結合されている、請求項9記載のCAESシステム。
【請求項17】
圧縮空気エネルギー貯蔵(CAES)システムから水分を除去する方法であって、
圧縮システムを通してある量の空気を輸送するステップであって、前記圧縮システムが、
前記ある量の空気を前記圧縮システム内に吸気するように構成された吸気口と、
前記ある量の空気を吸気後に圧縮するように構成された少なくとも2つの圧縮機と、
圧縮された前記ある量の空気が前記圧縮システムから出るための経路を与えるように構成された圧縮空気排気口と
を備える、ステップと、
前記圧縮空気排気口から出た前記ある量の空気を圧縮空気貯蔵空間に移動させるステップであって、前記圧縮空気貯蔵空間が、後のエネルギー生産のために前記ある量の空気を貯蔵するように構成されている、ステップと、
前記ある量の空気を前記圧縮空気貯蔵空間内に貯蔵する前に、前記ある量の空気を除湿システムに通過させ、前記ある量の空気から水分を除去するステップと
を備える、方法。
【請求項18】
前記除湿システムが、前記第1の圧縮機と前記第2の圧縮機との間で前記圧縮システムに結合されている、請求項17記載の方法。
【請求項19】
前記除湿システムが、グリコール系除湿部品および乾燥剤系除湿部品のうちの少なくとも1つを備える、請求項17記載の方法。
【請求項20】
前記除湿システムに熱を伝達して、前記除湿システムから水分を除去するステップをさらに備える、請求項17記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2013−509532(P2013−509532A)
【公表日】平成25年3月14日(2013.3.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−536830(P2012−536830)
【出願日】平成22年10月4日(2010.10.4)
【国際出願番号】PCT/US2010/051298
【国際公開番号】WO2011/059594
【国際公開日】平成23年5月19日(2011.5.19)
【出願人】(390041542)ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ (6,332)
【Fターム(参考)】