説明

基板研磨装置及びそれを用いた基板研磨方法

【課題】研磨圧面内均一性を確保しつつ効率的な生産性で基板の下面を研磨することができる基板研磨装置を提供する。
【解決手段】回転ヘッド102の下面に設けられたダイヤフラム膜に水で濡れたアレイ基板12を吸着し、ターンテーブルの上に載置し、回転ヘッド102とターンテーブルを同じ方向で、且つ、偏心した状態で回転させることによりアレイ基板12の下面を研磨する場合に、回転ヘッド102の下面に撥水性の有るテフロン板118を用いて、水で濡れたダイヤフラム膜の吸着した状態を直ぐに離れるようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液晶表示装置のアレイ基板等の基板を研磨するための基板研磨装置及びそれを用いた基板研磨方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
現在の液晶表示装置は、電極を有する2枚のガラス基板の間に液晶層を挟持し、2枚のガラス基板の周囲が液晶封入口を除いて接着剤で固定されていて、液晶封入口が封止材で封止された構成を成している。この2枚のガラス基板の間の距離を一定に保つためのスペーサが基板上に設置されている。
【0003】
この中で、カラー表示用の液晶表示装置は、2枚のガラス基板の内1枚にRGBの着色層の付いたカラーフィルターが形成されている。例えば、カラー型アクティブマトリックス駆動方法を用いた液晶表示装置においては、ポリシリコンやアモルファスシリコンなどの半導体からなる薄膜トランジスタ(以下、単にTFTという)よりなる半導体層と、この半導体層に接続された画素電極とソース電極、ゲート電極が形成されたアレイ基板と、それに対向設置された対向電極を有し、RGBの着色層をアレイ基板上に形成したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2000−171784公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のようなアレイ基板に着色層を有した液晶表示装置において、RGBの着色層を設けた部分は、それ以外の部分に比べ硬化時の収縮の影響で盛り上がってる。この盛り上がりの影響で黒表示した際にこの部分から光抜けしコントラストが低下する。そのためこのコントラストの低下を防止するために、盛り上がり部分を研磨材で研磨して除去している。
【0005】
しかし、最近の液晶表示装置用のガラス基板は生産効率向上のために大型化してきており、このような大型基板を研磨する際に研磨圧面内均一性を確保する必要がある。一方、この研磨圧面内均一性を確保するだけでなく、その作業効率も向上させる必要がある。
【0006】
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、研磨圧面内均一性を確保しつつ効率的な生産性で基板の下面を研磨することができる基板研磨装置及びそれを用いた基板研磨方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、回転ヘッドの下面に基板を吸着して搬送し、ターンテーブルの上面にある研磨パッドに前記基板を載置し、前記回転ヘッドによって前記基板を前記研磨パッドに押圧して、前記回転ヘッドと前記ターンテーブルとを回転させて、研磨剤を含んだスラリーを散布しながら前記基板の下面を研磨する基板研磨装置において、前記回転ヘッドの下面が弾性のあるダイヤフラム膜で覆われ、かつ、前記ダイヤフラム膜と前記回転ヘッドとの間に吸着空間が設けられ、前記ダイヤフラム膜には空気穴が複数貫通し、前記回転ヘッドの下面には撥水部が設けられ、前記回転ヘッドの下面に前記基板を吸着するために、前記吸着空間にある空気を吸引する吸引手段が設けられ、前記回転ヘッドによって前記基板を前記ターンテーブルに押圧するために、前記吸着空間に空気を供給する加圧手段が設けられたことを特徴とする基板研磨装置である。
【発明の効果】
【0008】
本発明の基板研磨装置であると、回転ヘッドの下面に水で濡らした基板を吸着して搬送すると、基板を吸着する吸い込み力のため、水で濡れたダイヤフラム膜が回転ヘッドの下面に吸着することとなる。しかし、回転ヘッドによって基板をターンテーブルの研磨パッドに押圧するときに、回転ヘッドの下面に撥水部が設けられているため、前記吸着したダイヤフラム膜が直ちに回転ヘッドの下面から離れて、吸着空間の圧力が上昇し、基板を研磨パッドに押圧することができる。そのため、生産効率を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態の液晶表示装置10について、図1〜図6に基づいて説明する。
【0010】
(1)液晶表示装置10の構造
本実施形態の液晶表示装置は、縦640ピクセル、横480x3(R,G,B)ピクセルを有したアレイ基板12を有している。
【0011】
アレイ基板12は、ガラス基板14の横方向に640本のゲート線16が配線され、また、このゲート線16と直交するようにマトリックス状に480x3本の信号線18が配線されている。また、ゲート線16と平行に640本の補助容量線20も配線されている。
【0012】
ゲート線16と信号線18の交差部近傍には、ポリシリコン半導体よりなるスイッチング素子であるTFT22が形成されている。TFT22のゲート電極にはゲート線16が接続され、TFT22のソース電極には信号線18が接続され、TFT22のドレイン電極には画素電極24が接続されている。
【0013】
各画素毎には異なる色のカラーフィルタ(R,G,B)を形成する着色層26R,26G,26Bが形成されている。
【0014】
図10に示すように、アレイ基板12と対向して対向基板13が配置される。この対向基板13とアレイ基板12との間には液晶層15が挟持され、このセルギャップを保持するためにスペーサ28が前記した着色層26の上に突起状に形成されている(図6、図10参照)。
【0015】
以下、この液晶表示装置10の製造方法について順番に説明する。
【0016】
(2)液晶表示装置10の製造方法
以下の工程では、大型ガラス基板上に4枚のアレイ基板12を加工してから、液晶表示装置10を製造するものである。
【0017】
(2−1)第1工程
第1工程においては、大型ガラス基板を構成するガラス基板14の上に横方向に640本のゲート線16と640本の補助容量線20を形成する。この補助容量線20の幅を80μmで形成し、信号線18との交点部分において平面形状が六角形の穴部30を形成する。この穴部30によって補助容量線20が断線されないように一部を残しておく。穴部30の大きさは20μmである。なお、TFT22を形成する工程は、この工程と以下の工程で同時に行うものである。
【0018】
(2−2)第2工程
第2工程においては、ゲート線16及び補助容量線20を形成した上の層に、層間絶縁膜32を形成する。
【0019】
(2−3)第3工程
第3工程においては、480x3本の信号線18を形成する。信号線18の幅は26μmであり、補助容量線20との重なり部分は図2に示すように、穴部60の上層では平面形状が六角形であり、他の信号線18の部分より太くなっている。
【0020】
(2−4)第4工程
第4工程においては、信号線18を形成した上に、青色(B)の顔料を分散させた紫外線硬化型アクリル樹脂レジストをスピナーによって全面に塗布し、青色に着色したい部分に光が照射されるようなフォトマスクを介し365nmの波長で100mJ/cmを照射する。その後、KOHの1%水溶液で10秒間現像し、その部分に3.0μm厚さの青色の着色層26Gを形成する。
【0021】
(2−5)第5工程
第5工程においては、緑色(G)の顔料を分散させた紫外線硬化型アクリル樹脂レジストを用いて、第4工程と同様に3.0μm厚さの緑色の着色層26Gを形成する。
【0022】
(2−6)第6工程
第6工程においては、赤色(R)の顔料を分散させた紫外線硬化型アクリル樹脂レジストを用いて、第4工程と同様に3.0μm厚さの赤色の着色層26Rを形成する。
【0023】
(2−7)第7工程
第7工程においては、下記で説明する基板研磨装置100を用いて研磨し、着色層26G、B、Rの盛り上がり部分を除去し、ポリビニルアルコール製のスポンジで擦り洗いした後、純水で超音波洗浄し、アレイ基板12を乾燥させる。
【0024】
(2−8)第8工程
第8工程においては、透明な画素電極24としてITO膜をスパッタ法にて150nm成膜し、画素電極形状にパターニングする。
【0025】
(2−9)第9工程
第9工程においては、感光性のカーボンレス黒色樹脂をスピナーを用いて3.0μmの厚みに塗布し、90℃、10分の乾燥後、フォトマスクを用いて365nmの波長で、500mJ/cmの露光量で露光した後、pH11.5のアルカリ水溶液にて現像し、220℃、60分の焼成にて額縁部27を形成する。
【0026】
(2−10)第10工程
第10工程においては、感光性透明アクリル樹脂をスピナーで5.5μmの厚みに塗布し、90℃、10分の乾燥後フォトマスクを用いて365nmの波長で、500mJ/cmでスペーサ28を下地27に形成する。このスペーサ28は、図6に示すように突起形状となっている。スペーサ28は、直径8μmで、穴部30の上方に立設している。
【0027】
(2−11)第11工程
第11工程においては、配向膜材料としてAL−1051(JSR株式会社製)を全面に50nm塗布し、ラビング処理を行い、配向膜29を形成する。
【0028】
(2−12)第12工程
第12工程においては、対向基板13に透明電極としてITO膜をスパッタ法にて150nm成膜し、その後に配向膜材料として上記と同様のもの塗布しラビング処理を行い配向膜を形成する。この対向基板13におけるラビング方向も信号線方向と一致させる。
【0029】
(2−13)第13工程
第13工程においては、アレイ基板12の配向膜の周辺に沿ってシール剤31を液晶注入口以外に印刷し、対向基板13の対向電極に電圧を印加するための電極転位材を接着剤の周辺の電極転位電極上に形成する。
【0030】
(2−14)第14工程
第14工程においては、配向膜29が対向し、またそれぞれのラビング方向が90°となるように対向基板13を配置し、加熱してシール剤31を硬化させアレイ基板12と対向基板13を貼り合わせる。このときに、アレイ基板12と対向基板13とのセルギャップは、スペーサ28によって決まる。
【0031】
(2−15)第15工程
第15工程においては、液晶注入口より液晶組成物を注入し、その後に液晶注入口を紫外線硬化樹脂で封止する。
【0032】
(2−16)第16工程
第16工程においては、大型ガラス基板を分断して、4枚の液晶セルを形成する。
【0033】
(3)基板研磨装置100の構造
以下、上記の第7工程において、着色層24を研磨する基板研磨装置100の構造について図7〜図9に基づいて説明する。
【0034】
基板研磨装置100は、移動可能な回転ヘッド102とターンテーブル104とを有している。
【0035】
ターンテーブル104は、平面形状が円形であり、回転軸106を中止に回転する。なお、ターンテーブル104は、位置が固定されている。回転軸106内部には、シリカゲル研磨剤を含んだ水を主成分とするスラリーをターンテーブル104の中央に散布する散布口108が設けられている。このターンテーブル104の上面には、シート状の研磨パッド110が設けられている。
【0036】
回転ヘッド102の平面形状は円形であり、回転軸112を中心に回転可能であり、基板12をターンテーブル104の位置まで搬送可能なように移動できる。
【0037】
回転ヘッド102の下面には、アルミニウム製のラバープレート114が設けられている。このラバープレート114は円形であり、その内周側にアレイ基板12の大きさよりも若干大きい長方形状の隔壁116が下方に突出している。
【0038】
ラバープレート114の隔壁116内部には、撥水性のあるテフロン板118が設けられている。なお、テフロンは登録商標である。本願においては全て同様である。
【0039】
ラバープレート114を覆うように、平面形状が円形のゴムよりなるダイヤフラム膜120が回転ヘッド102の下面に取り付けられている。このダイヤフラム膜120には複数の空気穴122が貫通している。これら空気穴122の設けられている位置は、ラバープレート114の隔壁116の内側である。また、ダイヤフラム膜120と隔壁116の内周側には空気抜けを防止するためのOリング124が設けられている。テフロン板118、隔壁116及びダイヤフラム膜120によって形成された閉塞空間を以下では吸着空間126という。また、配管130が回転ヘッド102、テフロン板118も貫通して、吸着空間126の中の空気を吸着、及び、吸着空間126に空気を送るためのポンプ128が設けられている。
【0040】
(4)基板研磨方法
次に、上記構成の基板研磨装置100を用いて、アレイ基板12を研磨する方法について順番に説明する。
【0041】
まず、着色層24を形成したアレイ基板12を反転させ、着色層24が下面側になるようにして水が貯えられた貯水部に収納し、この状態で回転ヘッド102をそのアレイ基板12の位置に移動させる。そして、ダイヤフラム膜120を水で濡れたアレイ基板12の上面に押し付け、ポンプ128によって吸着空間126内部の空気を吸着してほぼ真空状態にすることにより、回転ヘッド102の下面に水で濡れたアレイ基板12を真空吸着する。
【0042】
次に、回転ヘッド102の下面に真空吸着された水で濡れたアレイ基板12を、ターンテーブル104の上方に移動させ、さらに、研磨パッド110の上にアレイ基板12を載置する。この場合に、ターンテーブル104の回転軸106と回転ヘッド102の回転軸112とは、図9に示すように偏心した位置に載置する。
【0043】
次に、ポンプ128による真空吸着を停止し、配管130より10kPaの空気を供給する。これにより、水で濡れたアレイ基板12の全体に掛かる圧力は10秒でほぼ10kPaに到達する。その理由は、アレイ基板12が水で濡れているのでダイアフラム膜120も水で濡れた状態となっているので、この水で濡れたダイヤフラム膜120が真空吸着によりテフロン板118に吸着された状態となっている。しかし、このテフロン板118は撥水性であるため、ダイヤフラム膜120が直ちにテフロン板118から離れ、吸着空間126を形成できるためである。もし、テフロン板118を設けず、ラバープレート114を露出した状態であると、ラバープレート114はアルミニウム製であるため水で濡れたダイヤフラム膜120がラバープレート114の下面に吸着して離れ難く、上記のような10kPaに吸着空間126の圧力が到達するのに60秒要することになる。そのため、このテフロン板118を設けることにより50秒生産時間を短縮することができる。
【0044】
次に、加圧を10kPaに保ち、シリカゲル研磨剤を含む水を主成分とするスラリーを回転ヘッド102の側方にあるスラリー散布管132から散布すると共にターンテーブル104の散布口108からも散布する。
【0045】
次に、回転ヘッド102とターンテーブル104とを同じ回転方向で回転させ、その回転数を回転ヘッド102の方が多いようにする。例えば、ターンテーブル104を30回/分で回転させ、回転ヘッド102を31回/分で回転させる。この状態を40秒行うことにより、研磨が行われる。
【0046】
次に、研磨処理終了後にスラリーの供給を停止し、アレイ基板12の加圧を5kPaに低下させ、回転ヘッド102とターンテーブル104とを同じ方向で10回/分で10秒間回転させながら、リンス水として純水を供給してアレイ基板12を洗浄する。その後、回転ヘッド102とターンテーブル104とを停止させる。
【0047】
次に、回転ヘッド102によって再びアレイ基板12を吸着し、大気開放状態にしてアレイ基板12を取り出し次の工程に送る。
【0048】
次の工程では、アレイ基板をポリビニルアルコール製のスポンジで擦り洗いし、純水で超音波洗浄し、アレイ基板12をスピン乾燥させる。
【0049】
上記のようにすることで、アレイ基板12の着色層12を研磨圧面内均一性で研磨することができると共に、生産時間を短縮することができる。
【0050】
(5)変更例
上記実施形態では、ラバープレート114の下面に設ける撥水性の材料としてテフロン板118を設けたが、これに代えて撥水性が有る他の板材を用いてもよい。
【0051】
また、ラバープレート114の下面に撥水性の有る撥水性剤を塗布してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】本発明の一実施形態を示すアレイ基板において、補助容量線、ゲート線及び信号線を配線した状態の平面図である。
【図2】図1におけるA部分の拡大図である。
【図3】図2におけるB−B線断面図である。
【図4】アレイ基板の平面図である。
【図5】図4におけるB部分の拡大図である。
【図6】図5におけるD−D線断面図である。
【図7】本発明の一実施形態を示す基板研磨装置の側面図である。
【図8】回転ヘッドの縦断面図である。
【図9】回転ヘッドの底面図である。
【図10】本実施形態の液晶表示装置の一部を切り欠いた斜視図である。
【符号の説明】
【0053】
10 液晶表示装置
12 アレイ基板
13 対向基板
14 ガラス基板
16 ゲート線
18 信号線
20 補助容量線
22 TFT
24 画素電極
26 着色層
28 スペーサ
30 穴部
32 層間絶縁膜
34 壁部
100 基板研磨装置
102 回転ヘッド
104 ターンテーブル
106 回転軸
108 散布口
110 研磨パッド
112 回転軸
114 ラバープレート
116 隔壁
118 テフロン板
120 ダイヤフラム膜
122 空気穴
124 Oリング
126 吸着空間
128 ポンプ
130 配管
132 スラリー散布管

【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転ヘッドの下面に基板を吸着して搬送し、ターンテーブルの上面にある研磨パッドに前記基板を載置し、前記回転ヘッドによって前記基板を前記研磨パッドに押圧して、前記回転ヘッドと前記ターンテーブルとを回転させて、研磨剤を含んだスラリーを散布しながら前記基板の下面を研磨する基板研磨装置において、
前記回転ヘッドの下面が弾性のあるダイヤフラム膜で覆われ、かつ、前記ダイヤフラム膜と前記回転ヘッドとの間に吸着空間が設けられ、
前記ダイヤフラム膜には空気穴が複数貫通し、
前記回転ヘッドの下面には撥水部が設けられ、
前記回転ヘッドの下面に前記基板を吸着するために、前記吸着空間にある空気を吸引する吸引手段が設けられ、
前記回転ヘッドによって前記基板を前記ターンテーブルに押圧するために、前記吸着空間に空気を供給する加圧手段が設けられた
ことを特徴とする基板研磨装置。
【請求項2】
前記撥水部は、前記回転ヘッドの下面に設けられた撥水性のある板材である
ことを特徴とする請求項1記載の基板研磨装置。
【請求項3】
前記板材が、テフロン板である
ことを特徴とする請求項2記載の基板研磨装置。
【請求項4】
前記撥水部は、前記回転ヘッドの下面に塗布された撥水層である
ことを特徴とする請求項1記載の基板研磨装置。
【請求項5】
前記吸着空間の大きさが、0.5〜3.0mmである
ことを特徴とする請求項1記載の基板研磨装置。
【請求項6】
前記ダイヤフラム膜の下面には、前記基板を囲んで位置決めするテンプレートが設けられている
ことを特徴とする請求項1記載の基板研磨装置。
【請求項7】
前記回転ヘッドと前記ターンテーブルとを同じ方向で、かつ、回転数が異なるように回転させる
ことを特徴とする請求項1記載の基板研磨装置。
【請求項8】
前記回転ヘッドの回転数が前記ターンテーブルの回転数より速い
ことを特徴とする請求項7記載の基板研磨装置。
【請求項9】
前記回転ヘッドの回転軸と前記ターンテーブルの回転軸が偏心している
ことを特徴とする請求項1記載の基板研磨装置。
【請求項10】
前記基板が、液晶表示装置のアレイ基板である
ことを特徴とする請求項1記載の基板研磨装置。
【請求項11】
前記基板の下面の研磨対象が、液晶表示装置のアレイ基板における着色層である
ことを特徴とする請求項1記載の基板研磨装置。
【請求項12】
請求項1記載の基板研磨装置を用いて基板を研磨する基板研磨方法であって、
回転ヘッドの下面に水で濡らした基板を吸着して搬送する第1工程と、
前記回転ヘッドによってターンテーブルの上面にある研磨パッドに前記基板を載置する第2工程と、
前記回転ヘッドによって前記基板を前記研磨パッドに押圧する第3工程と、
前記回転ヘッドと前記ターンテーブルとを回転させて、研磨剤を含んだスラリーを散布しながら前記基板の下面を研磨する第4工程と、
を有した
ことを特徴とする基板研磨方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2008−93739(P2008−93739A)
【公開日】平成20年4月24日(2008.4.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−274470(P2006−274470)
【出願日】平成18年10月5日(2006.10.5)
【出願人】(302020207)東芝松下ディスプレイテクノロジー株式会社 (2,170)
【Fターム(参考)】