説明

塗装面突状欠陥除去方法及び装置

【課題】より少ない手間、時間で塗装面の突状欠陥部の除去、平坦化が可能な塗装面突状欠陥除去方法及び装置を提供する。
【解決手段】塗装面上の突状欠陥部の3次元形状を計測する第1ステップ201と、このステップ201で計測された突状欠陥部の3次元形状に基づいてその突状欠陥部のみを除去するために最適なレーザ光強度分布を決定する第2ステップ202と、このステップ202で決定されたレーザ光強度分布に従ったレーザ光を突状欠陥部に照射する第3ステップ203とによって、塗装面の突状欠陥部の除去を行うこととした。従来は、レーザ装置からのレーザ光を突状欠陥部に照射するためにその照射量や強度の過不足による欠陥部除去量の過不足が生じ、仕上げ工程が必須となった。本発明では、突状欠陥部の3次元形状に応じた最適なレーザ光強度分布に従ったレーザ光を突状欠陥部に照射することで欠陥部除去量の過不足の発生を抑制し、仕上げ工程を不要とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、塗装面、特に車両ボディーの塗装面の突状の欠陥をレーザ光を用いて除去する塗装面突状欠陥除去方法及び装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
車両ボディー等の被塗装物の塗装工程において、十分乾いていない塗装面に何らかの異物が付着し、あるいは塗装面に微細な気泡が残留し、それら異物や気泡の上に塗料が塗り重ねられると、塗装表面に微小な盛り上がり(突状欠陥)が生じる。
異物には、空気中の浮遊塵埃、作業者からの落下塵埃あるいは塗料中の微細な固形物等があるが、いずれにしてもこれらの異物や気泡等の突状欠陥部が生じると、本来平滑で美しいはずの塗装面の美観が損なわれる。
特に、自動車ボディーの塗装面は、高い外観品質が要求されるため、微小な突状欠陥部であっても美観を大きく損ね、商品価値を低下させる。
そこで従来から、この種の突状欠陥部の除去(平坦化)が課題とされ、次のような方法、すなわち、上記突状欠陥部にレーザ光を照射し、その欠陥部を除去するという方法が開発された(特許文献1,2参照)。
【0003】
【特許文献1】特許第3644190号公報
【特許文献2】特開平3−94873号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら上記従来技術では、欠陥部除去痕(補修痕)が残るため人手による仕上げ作業、主にぼかし作業が必要となったり、突状欠陥部除去後に保護膜塗布工程及び平坦化工程を要する等、全体として手間や時間が掛かった。これは、突状欠陥部へのレーザ光の照射量あるいは強度の過不足、特に過剰、過大なレーザ光照射に起因すると考えられるが、いずれにせよ、従来、このように手間や時間が掛かる点についての改善が要望されていた。
【0005】
本発明は、上記のような要望に鑑みなされたもので、より少ない手間、時間で塗装面の突状欠陥部の除去、平坦化が可能な塗装面突状欠陥除去方法及び装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、特許請求の範囲の請求項1に記載の塗装面突状欠陥除去方法は、塗装面上の突状欠陥部の位置及び3次元形状を計測する第1工程と、この第1工程により計測された突状欠陥部の3次元形状に基づきその突状欠陥部のみを除去するために最適なレーザ光強度分布を決定する第2工程と、この第2工程で決定されたレーザ光強度分布に従ったレーザ光を前記第1工程により計測された突状欠陥部の位置においてその突状欠陥部に照射する第3工程とを具備することを特徴とする。
特許請求の範囲の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記レーザ光には、エキシマレーザ光又はフェムト秒レーザ光が用いられることを特徴とする。
特許請求の範囲の請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記第3工程におけるレーザ光強度分布に従ったレーザ光は、レーザ装置からのレーザ光が有する原レーザ光強度分布をレーザ光強度分布変調器によって変調し、集光して得ることを特徴とする。
特許請求の範囲の請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記レーザ光強度分布変調器は、液晶板及び折返しミラー、又は干渉ミラー装置で構成されることを特徴とする。
特許請求の範囲の請求項5に記載の塗装面突状欠陥除去装置は、塗装面上の突状欠陥部の3次元形状を計測し、計測された突状欠陥部の3次元形状に基づきその突状欠陥部のみを除去するために最適なレーザ光強度分布を決定する突状欠陥部計測装置と、レーザ光を出射するレーザ装置と、このレーザ装置からのレーザ光の強度分布を変調して、前記突状欠陥部計測装置で決定された前記レーザ光強度分布に従ったレーザ光を前記突状欠陥部に照射させるためのレーザ光強度分布変調器とを具備することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
特許請求の範囲の請求項1〜4及び5に記載の発明によれば、より少ない手間、時間で塗装面の突状欠陥部の除去、平坦化が可能な塗装面突状欠陥除去方法及び装置を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。なお、各図間において、同一符号は同一又は相当部分を示す。
図1は、本発明方法を適用した塗装面突状欠陥除去装置の構成例を示す図である。
図示するように、塗装面突状欠陥除去装置は、レーザ光L1を出射するレーザ装置1、塗装面11上の突状欠陥部11aを検出し、その位置(領域を含む。以下同じ。)及び3次元形状(大きさを含む。以下同じ。)21を計測し、記憶する突状欠陥部計測装置2、レーザ装置1からのレーザ光L1の強度分布(原レーザ光強度分布)22を変調するレーザ光強度分布変調器3、及び集光レンズ4を備えて構成されている。
図中12は、塗装が施された車両ボディー等の被塗装物であり、その塗装面11上の突状欠陥部11aの除去に当たって平面上の移動手段、ここではX,Yテーブル13上に載置固定される。このX,Yテーブル13、換言すれば被塗装物12は、テーブル駆動・制御装置14によって図中の左右方向及び図示面に対して直交する方向に移動可能である。
【0009】
ここで、上記突状欠陥部計測装置2は、突状欠陥部11aの検出、3次元形状21の計測用の照明/撮像手段2aと、この照明/撮像手段2aからの画像信号を処理して突状欠陥部11aを検出し、その3次元形状21を演算するためのプログラムや演算処理装置等を備える突状欠陥部計測装置本体2bとから構成されている。
【0010】
この突状欠陥部計測装置2の上記本体2bには、テーブル駆動・制御装置14から位置信号が入力され、突状欠陥部11a検出時のX,Yテーブル13の位置、つまり突状欠陥部11aの位置を、突状欠陥部11aの3次元形状21と共に記憶可能である。
この突状欠陥部計測装置2、詳しくはその本体2bは、突状欠陥部11aの記憶後、その記憶位置に基づいてテーブル駆動・制御装置14を制御し、X,Yテーブル13を移動させて、突状欠陥部11aの位置を所望位置、例えばレーザ光照射位置に移動させ得る。図示例では、突状欠陥部11aの位置(検出位置)とレーザ光照射位置とは同じとされており、この図1は、突状欠陥部11aがレーザ光照射位置に位置決めされている状態を示す。突状欠陥部11aがレーザ光照射位置においてレーザ光照射される際には、照明/撮像手段2aを図示位置から外れた位置に退避させてもよい。
【0011】
また突状欠陥部計測装置本体2bは、計測、記憶した突状欠陥部11aの3次元形状21に基づき、集光レンズ4を介してその突状欠陥部11aにレーザ光L3を照射したときに、その突状欠陥部11aのみを除去するために最適なレーザ光強度分布(以下、照射レーザ光強度分布と記す。)23を決定する。この照射レーザ光強度分布23は、突状欠陥部計測装置本体2b内の演算処理装置が上記プログラムを実行し、演算することにより決定される。
【0012】
更に、この突状欠陥部計測装置本体2bは、突状欠陥部11aの除去時における突状欠陥部11aのレーザ光照射位置への位置決め制御機能、及びそれに先立って、原レーザ光強度分布22が上記のような照射レーザ光強度分布23に変調されるように、レーザ光強度分布変調器3を制御する機能を有する。またこの突状欠陥部計測装置本体2bは、突状欠陥部11aがレーザ光照射位置へ位置決めされ、原レーザ光強度分布22が照射レーザ光強度分布23に変調されるようにレーザ光強度分布変調器3を制御した後、レーザ装置1からレーザ光L1を出射させる機能も有する。
すなわち、突状欠陥部計測装置本体2bは、テーブル駆動・制御装置14と協働して突状欠陥部11aを検出し、その位置及び3次元形状21を計測して記憶し、また、照射レーザ光強度分布23を決定する基本機能の他に、突状欠陥部11aの除去時において、テーブル駆動・制御装置14、レーザ光強度分布変調器3及びレーザ装置1を制御する付加機能をも有する。
【0013】
なお、上記付加機能を突状欠陥部計測装置2とは別個の制御手段に具備させ、突状欠陥部計測装置2には上記基本機能のみを備えるように構成してもよいことは勿論である。また、照射レーザ光強度分布23を決定する機能を上記基本機能から除外し、突状欠陥部計測装置本体2bとは別個の演算手段によって照射レーザ光強度分布23を決定するように構成してもよい。
突状欠陥部11aの検出、3次元形状21の計測用の照明/撮像手段2aの構成、配置位置等についても図示例のみに限定されることはない。
【0014】
本実施形態において、上記レーザ光L1には、エキシマレーザ光又はフェムト秒レーザ光等の、熱影響が少なく、極微細・高精度加工が可能なレーザ光(短パルスレーザ光)が用いられる。
またレーザ光強度分布変調器3は、例えば図2に示すように、液晶板3aと、平板状の全反射ミラーからなる折返しミラー3bとによって構成される。上記液晶板3aは、マトリックス状に面状配列された多数のセグメントからなり、各セグメント毎のレーザ光透過率等を制御することにより、上記原レーザ光強度分布22を照射レーザ光強度分布23に変調可能である。折返しミラー3bは、液晶板3aを透過したレーザ光L2を突状欠陥部11a側に方向転換、図示例では下方に直角に方向転換させる。
集光レンズ4は、照射レーザ光強度分布23に変調されたレーザ光L2のビーム径を突状欠陥部11aの大きさに集光(照射レーザ光強度分布23の形態を変えることなく縮小)するレンズである。
【0015】
なお、上記液晶板3aの位置を、折返しミラー3bと集光レンズ4との間に変更してもよい。また、レーザ装置1及び液晶板3aを、集光レンズ4に正対する位置(集光レンズ4の上方)に配置すると共に、液晶板3aの各セグメント毎のレーザ光透過率、つまり照射レーザ光強度分布23を図示例の場合とは反転させて、折返しミラー3bを省略してもよい。
いずれにしても、最終的に突状欠陥部11aに照射されるレーザ光L3のビーム径及びその強度分布24は、突状欠陥部11aの3次元形状(形状、大きさ)21に合わされたものとされる。また、レーザ装置1から出射されるレーザ光L1の強度(レーザ出力)や集光レンズ4の集光度は、基本的には、最終的に突状欠陥部11aに照射される短パルスレーザ光L3、1発でその突状欠陥部11aのみが除去される最適値に設定される。
短パルスレーザ光L3、1発で突状欠陥部11aが除去されない場合には、短パルスレーザ光L3は複数発照射される。しかし、エキシマレーザ光やフェムト秒レーザ光は、熱影響が少なく、極微細・高精度加工が可能であり、例えば目視により突状欠陥部11aの除去程度を観察しつつ短パルスレーザ光L3を追加照射し、その部分が平坦になった時点で短パルスレーザ光L3の追加照射を停止して突状欠陥部11aのみの除去が可能である。
【0016】
次に、上述した塗装面突状欠陥除去装置の動作(塗装面突状欠陥除去方法の一例)について、図3のフローチャートを併用して説明する。
図3に示すように、まず、ステップ201において、突状欠陥部計測装置2の照明/撮像手段2aが被塗装物12の塗装面11を走査して突状欠陥部11aを検出する。走査は、テーブル駆動・制御装置14がX,Yテーブル13を移動制御して行われるが、照明/撮像手段2a又は、照明/撮像手段2a及びX,Yテーブル13を移動制御するようにしても可能である。
この走査過程で突状欠陥部11aが検出されると、突状欠陥部計測装置本体2bは、照明/撮像手段2aから得られた画像信号を処理(画像処理)して突状欠陥部11aの3次元形状21を計測(演算)し、テーブル駆動・制御装置14からの位置信号から得られた突状欠陥部11aの位置と共に記憶する。
【0017】
次に、ステップ202では、ステップ201で計測、記憶された突状欠陥部11aの3次元形状21に基づき、その突状欠陥部11aのみを除去するために最適な照射レーザ光強度分布23を決定(演算)する。
そして、ステップ203では、レーザ装置1を作動させてレーザ光L1(短パルスレーザ光)を出射し、ステップ201で決定された照射レーザ光強度分布23に従ったレーザ光(短パルスレーザ光)L3を突状欠陥部11aの位置においてその突状欠陥部11aに照射し、突状欠陥部11aを除去する。
塗装面11中に複数の突状欠陥部11aが検出された場合には、突状欠陥部計測装置本体2bからの指令によりテーブル駆動・制御装置14がX,Yテーブル13を移動させ、各突状欠陥部11aを順次レーザ光照射位置へ移動させて上述したレーザ光L3をその突状欠陥部11aに照射し、各突状欠陥部11aを除去する。
突状欠陥部11aには、その突状欠陥部11aのみを除去するために最適な照射レーザ光強度分布23に従ったレーザ光、ここではエキシマレーザ光又はフェムト秒レーザ光等の短パルスレーザ光が照射されるので、除去し過ぎることなく、突状欠陥部11aのみが適正に除去される。また、周囲に熱影響を与えることも少ない。
【0018】
したがって、このような塗装面突状欠陥除去方法によれば、人手による仕上げ作業、主にぼかし作業が必要となったり、欠陥部除去後に保護膜塗布工程及び平坦化工程を要する等、手間や時間を要することなく、塗装面11の突状欠陥部11aの除去、平坦化が可能となる。
【0019】
なお、図2に示す例では、レーザ光強度分布変調器3を液晶板3a及び折返しミラー3bにより構成したが、これのみに限定されることはない。例えば、図4に示すように、レーザ装置1からのレーザ光L1を反射させることにより上記照射レーザ光強度分布23を得る干渉ミラー装置41によりレーザ光強度分布変調器3を構成してもよい。
ここで、干渉ミラー装置41は、図示するように、上記液晶板3aのセグメントと同様にマトリックス状に面状配列され、上記折返しミラー3bと同様の位置に配置された多数の微小ミラー41a(微小ミラー群)と、各微小ミラー41aに対応して設けられた多数のアクチュエータ41bとから構成されている。
各微小ミラー41aは、対応するアクチュエータ41bによって図中矢印イに示すように進退自在であり、原レーザ光強度分布22から照射レーザ光強度分布23が得られる位置に位置決めされている。照射レーザ光強度分布23は、アクチュエータ41bによる微小ミラー41aの位置調整によりレーザ光Lの光路長が変えられ、位相ずれが与えられたレーザ光が互いに干渉し合い、レーザ光強度の強弱が発生することによって得られる。
図4中の各分布22〜24の形態は、ここではレーザ光L1〜L3の、図示面に対して直交する方向の中央縦断位置(図1に示す突状欠陥部11aの中央縦断位置に対応する位置)における分布のみを示したものであり、どの位置をとってもこの形態になるとは限らない。分布22〜24の形態は、基本的には図1に示す突状欠陥部11aの縦断面位置における突状欠陥部11aの輪郭形状に対応する。図1及び図2においても同様である。
【0020】
1つの突状欠陥部の塗装面上の領域が広く(突状欠陥部の塗装面方向の寸法が大きく)、塗装面方向についての1箇所におけるレーザ光照射では、その突状欠陥部の塗装面方向についての一部しか除去することができない場合がある。このような場合には、突状欠陥部へのレーザ光照射領域を複数箇所に分け、各箇所においてレーザ光照射を行うようにすればよい。この場合は、分けられたレーザ光照射領域に応じて、各々照射レーザ光強度分布も分けて決定される。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明方法を適用した塗装面突状欠陥除去装置の構成例を示す図である。
【図2】図1中のレーザ光強度分布変調器の一例を示す説明図である。
【図3】図1に示した装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】図1中のレーザ光強度分布変調器の他の例を示す説明図である。
【符号の説明】
【0022】
1:レーザ装置、2:突状欠陥部計測装置、2a:照明/撮像手段、3:レーザ光強度分布変調器、4:集光レンズ、11:塗装面、11a:突状欠陥部、12:被塗装物、13:X,Yテーブル、14:テーブル駆動・制御装置、201:突状欠陥部の検出・3次元形状計測ステップ、202:最適な照射レーザ光強度分布の決定ステップ、203:レーザ光照射による突状欠陥部除去ステップ。



【特許請求の範囲】
【請求項1】
塗装面上の突状欠陥部の位置及び3次元形状を計測する第1工程と、
この第1工程により計測された突状欠陥部の3次元形状に基づきその突状欠陥部のみを除去するために最適なレーザ光強度分布を決定する第2工程と、
この第2工程で決定されたレーザ光強度分布に従ったレーザ光を前記第1工程により計測された突状欠陥部の位置においてその突状欠陥部に照射する第3工程とを具備することを特徴とする塗装面突状欠陥除去方法。
【請求項2】
前記レーザ光には、エキシマレーザ光又はフェムト秒レーザ光が用いられることを特徴とする請求項1に記載の塗装面突状欠陥除去方法。
【請求項3】
前記第3工程におけるレーザ光強度分布に従ったレーザ光は、レーザ装置からのレーザ光が有する原レーザ光強度分布をレーザ光強度分布変調器によって変調し、集光して得ることを特徴とする請求項1又は2に記載の塗装面突状欠陥除去方法。
【請求項4】
前記レーザ光強度分布変調器は、液晶板及び折返しミラー、又は干渉ミラー装置で構成されることを特徴とする請求項3に記載の塗装面突状欠陥除去方法。
【請求項5】
塗装面上の突状欠陥部の3次元形状を計測し、計測された突状欠陥部の3次元形状に基づきその突状欠陥部のみを除去するために最適なレーザ光強度分布を決定する突状欠陥部計測装置と、レーザ光を出射するレーザ装置と、このレーザ装置からのレーザ光の強度分布を変調して、前記突状欠陥部計測装置で決定された前記レーザ光強度分布に従ったレーザ光を前記突状欠陥部に照射させるためのレーザ光強度分布変調器とを具備することを特徴とする塗装面突状欠陥除去装置。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−329271(P2007−329271A)
【公開日】平成19年12月20日(2007.12.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−158843(P2006−158843)
【出願日】平成18年6月7日(2006.6.7)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】