説明

変換器回路の動作方法

【課題】短い時間スペース内で変換器回路の変換器の不所望な飽和を補償する。
【解決手段】変換器回路の動作方法が特定され、変換器回路は変換器装置と変圧器を有し、変圧器は一次巻線と二次巻線とを備えた少なくとも1つの巻線セットを有し、変換器装置はAC電圧側で各巻線セットの一次巻線へ接続されている。変圧器の不所望な飽和を補償するために、変換器回路はDC電圧を変圧器の各巻線セットの一次巻線へ意図的に与えるために使用される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電力用電子装置に関する。これは独立請求項の特徴部分の前段に記載された構成により変換器回路を動作させる方法に基づいている。
【背景技術】
【0002】
通常の変換器回路は今日、少なくとも2つの切換え電圧レベルを切換える目的で既知の方法で接続される多数の制御可能な電力半導体スイッチを備えた変換器装置を具備している。このような変換器回路は典型的に例えば単相または三相のネットワークの形態であるAC電圧ネットワークに接続されている。このような変換器回路はしばしば産業的な設備で使用され、変換器回路の変換器装置のAC電圧側は変圧器を介してネットワークへ結合されており、他の応用分野及び可能な使用、例えば風力設備が当然ながら考えられる。図1は例示として従来技術によるこのような変換器回路を示している。
【0003】
変圧器をAC電圧ネットワークへ接続するとき、変圧器は飽和状態になる可能性がある。このような飽和は電圧が戻る時にも生じる可能性があり、それに続いてネットワークが故障する可能性がある。飽和の程度はネットワーク故障期間中の電圧/時間積分に基づき、即ち主にAC電圧ネットワークにより与えられる。このような故障に続いて、または変圧器をAC電圧ネットワークへ接続するとき、変圧器の磁束は典型的に大きなDC成分を有し、これは飽和を生じさせる。しかしながら、変圧器の飽和は非常に望ましくない。図2は例示として図1による変換器回路の変圧器の巻線セットの磁束のこのような典型的な時間プロフィールを示している。
【0004】
米国特許第6,577,111 B1は変換器回路を動作するための一般的なタイプの方法を特定しており、この方法は変換器回路の変圧器の不所望な飽和を補償することができるが、磁束を変圧器の磁束の公称値の大きさよりも低くなるように戻さない。
【発明の概要】
【0005】
それ故、本発明の目的は、短い時間スペース内で変換器回路の変換器の不所望な飽和を補償することに使用されることができる変換器回路の動作方法を特定することである。
【0006】
この目的は請求項1の特徴とする構成により実現される。従属請求項は本発明の有効な改良を特定している。
【0007】
変換器回路は多数の制御可能な電力半導体スイッチを備えた変換器装置を具備し、変圧器を有し、変圧器は一次巻線と二次巻線とを備えた少なくとも1つの巻線セットを有し、変換器装置はAC電圧側で各巻線セットの一次巻線へ接続されている。このような変換器回路を動作するための本発明による方法は以下のステップを有し、即ち、
a)各巻線セットの磁束の大きさはしきい値について監視され、磁束の極性が決定され、
b)各巻線セットを通る磁束の大きさがしきい値を超え、各巻線セットを通る磁束の極性が正であるならば、変換器装置は調節可能な負のDC電圧を各巻線セットの一次巻線へ与え、
c)各巻線セットを通る磁束の大きさがしきい値を超え、各巻線セットを通る磁束の極性が負であるならば、変換器装置は調節可能な正のDC電圧を各巻線セットの一次巻線へ与え、
d)各巻線セットを通る磁束の大きさがしきい値より下になるまで、ステップa)乃至c)が反復され、
e)各巻線セットを通る磁束の大きさがしきい値を下回った後、および各巻線セットを通る磁束の極性が正であるならば、変換器装置は与えられる負のDC電圧の電圧/時間積分が予め規定可能な負の磁束値よりも小さいか等しくなるまで、調節可能な負のDC電圧を各巻線セットの一次巻線へ与え、
f)各巻線セットを通る磁束の大きさがしきい値を下回った後、および各巻線セットを通る磁束の極性が負であるならば、変換器装置は与えられる正のDC電圧の電圧/時間積分が予め規定可能な正の磁束値よりも大きいか等しくなるまで、調節可能な正のDC電圧を各巻線セットの一次巻線へ与える。
【0008】
しきい値はそれより上では変圧器の飽和が開始する値である。変圧器の各巻線セットが飽和するとき、前述のステップa)乃至d)は有効に、正または負のDC電圧を与え、即ち各巻線セットを通る磁束が飽和範囲から取除かれるという変換器装置による簡単で迅速な方法で前記飽和を補償させる。変圧器の各巻線セットの飽和がもはや存在しないならば、即ち各巻線セットを通る磁束の大きさがしきい値より下のなった後、ステップe)とf)によって、有効に各巻線セットの磁束が例えば変圧器の磁束の公称値の大きさよりも再度下回ることができる結果を生じ、磁束の公称値の大きさは例えば磁束値により減少されるしきい値である。本発明の方法はしたがって、全体として変圧器の飽和を補償し、各巻線セットを通る磁束を特に簡単な方法で磁束の公称値の大きさを下回るように戻す所望の効果を実現する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】従来技術による変換器回路を示す図である。
【図2】図1による変換器回路の変圧器の巻線セットの磁束の典型的な時間プロフィールを示す図である。
【図3】本発明による方法にしたがった変換器回路の変圧器の巻線セットの磁束の時間プロフィールを示す図である。
【図4】変圧器の通常のT等価回路を示す図である。
【図5】変圧器の磁化電流/磁束特性曲線を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明のこの及び他の目的、利点及び特性は図面を伴った本発明の好ましい実施形態の以下の詳細な説明から明白になるであろう。
【0011】
図面で使用されている参照符号及びそれらの意味は参照符号のリストで要約された形態でリストされている。原理上、同じ部品には図面で同じ参照符号が与えられている。前述の実施形態は例示により本発明の主題を表しており、何等限定効果をもたない。
【0012】
[本発明の実施方法]
冒頭で既に述べたように、図1は、多数の制御可能な電力半導体スイッチを備えた変換器装置1を有し、さらに変圧器2を有する既知の変換器回路を示しており、その変圧器2は通常一次巻線4と二次巻線5とを備えた少なくとも1つの巻線セット3を有し、変換器装置1はAC電圧側で各巻線セット3の一次巻線4へ接続されている。図1では、変圧器2は例示により単相設計を有し、それ故単一の巻線セット3のみを有する。
【0013】
変換器回路を動作するための本発明による方法は以下のステップを有している。
a)各巻線セット3の磁束Ψの大きさはしきい値ΨS1に関して監視され、磁束Ψの極性が決定され、
b)各巻線セット3を通る磁束Ψの大きさがしきい値ΨS1を超え、各巻線セット3を通る磁束Ψの極性が正であるならば、変換器装置1は調節可能な負のDC電圧ucompを各巻線セットの一次巻線4へ与え、
c)各巻線セット3を通る磁束Ψの大きさがしきい値ΨS1を超え、各巻線セット3を通る磁束Ψの極性が負であるならば、変換器装置1は調節可能な正のDC電圧ucompを各巻線セット3の一次巻線4へ与え、
d)各巻線セット3を通る磁束Ψの大きさがしきい値ΨS1より下になるまで、ステップa)乃至c)が反復され、
e)各巻線セット3を通る磁束Ψの大きさがしきい値を下回った後、および各巻線セット3を通る磁束Ψの極性が正であるならば、変換器装置1は与えられる負のDC電圧ucompの電圧/時間積分が予め規定可能な負の磁束値−ΔΨよりも小さいか等しくなるまで、調節可能な負のDC電圧ucompを各巻線セット3の一次巻線4へ与え、
f)各巻線セット3を通る磁束Ψの大きさがしきい値ΨS1を下回った後、および各巻線セット3を通る磁束Ψの極性が負であるならば、変換器装置1は与えられる正のDC電圧ucompの電圧/時間積分が予め規定可能な正の磁束値ΔΨよりも大きいか等しくなるまで、調節可能な正のDC電圧ucompを各巻線セット3の一次巻線4へ与えるステップを有する。
【0014】
しきい値ΨS1は変圧器2の飽和が開始する値である。変圧器2の各巻線セット3が飽和するとき、前述のステップa)乃至d)は有効に、正または負のDC電圧ucompを与え、即ち各巻線セット3を通る磁束Ψが飽和範囲から取除かれるという変換器装置1による簡単で迅速な方法で前記飽和を補償させる。変圧器2の各巻線セット3の任意の飽和がもはや存在しないならば、即ち各巻線セット3を通る磁束Ψの大きさがしきい値ΨS1に達しなくなった後、ステップe)とf)によって、有効に各巻線セット3の磁束Ψが例えば変圧器2の磁束Ψの公称値ΨNomの大きさよりも再度下回ることができる結果を生じ、磁束Ψの公称値ΨNomの大きさは例えば磁束値ΔΨにより減少されるしきい値ΨS1であり、即ちΔΨ=ΨS1−ΨNomである。
【0015】
本発明の方法はしたがって、全体として変圧器2の任意の飽和を補償し、各巻線セット3を通る磁束Ψを特に簡単な方法で磁束Ψの公称値ΨNomの大きさを下回るように戻す所望の効果を実現する。
【0016】
ステップe)で述べた電圧/時間積分は以下のように計算される。
∫ucompdt
ここで、ステップe)によれば、変換器装置1はその後、与えられる負のDC電圧ucompの電圧/時間積分が予め規定可能な負の磁束値−ΔΨよりも小さいか等しくなるまで、即ち∫ucompdt≦−ΔΨになるまで調節可能な負のDC電圧ucompを各巻線セット3の一次巻線4へ与える。
【0017】
さらに、ステップf)で述べた電圧/時間積分は以下のように計算される。
∫ucompdt
ここで、ステップf)によれば、変換器装置1はその後、与えられる正のDC電圧ucompの電圧/時間積分が予め規定可能な正の磁束値ΔΨよりも大きいか等しくなるまで、即ち∫ucompdt≧ΔΨになるまで調節可能な正のDC電圧ucompを各巻線セット3の一次巻線4へ与える。
【0018】
しかしながら、変換器は飽和から磁束を回収する変圧器へDC電圧を与えることにより非常に速い方法で飽和を減少させることができる。プロセスで生じる直流電流はこれが生じる時間を限定する。
【0019】
本発明の別の改良によれば、本発明による方法は好ましくは以下のさらに別のステップを含んでいる。即ち、
g)ステップe)およびf)期間中に、各巻線セット3の磁束Ψの大きさがしきい値ΨS1に関して監視され、磁束Ψの極性が決定され、
h)ステップe)の期間中に、各巻線セット3を通る磁束Ψの大きさがしきい値ΨS1を超え、各巻線セット3を通る磁束Ψの極性が正であるならば、ステップe)は一時停止され、方法はステップb)とd)で継続し、その後ステップe)とf)で継続し、
i)ステップf)の期間中に、各巻線セット3を通る磁束Ψの大きさがしきい値ΨS1を超え、各巻線セット3を通る磁束Ψの極性が負であるならば、ステップf)は一時停止され、方法はステップc)とd)で継続し、その後ステップe)とf)で継続するステップを含んでいる。
【0020】
ステップg)を伴って前述のステップh)は、変圧器2の各巻線セット3の飽和がステップe)の期間中に正の磁束Ψで生じるならば、この飽和は負のDC電圧ucompを与え、即ち各巻線セット3を通る磁束Ψが飽和範囲から取除かれるという変換器装置1による簡単で迅速な方法で補償されることを確実にする。変圧器2の各巻線セット3の飽和が前述のステップf)の期間中に負の磁束Ψで生じるならば、ステップg)を伴って前述のステップi)は、正のDC電圧ucompを与え、即ち各巻線セット3を通る磁束Ψが飽和範囲から取除かれるという変換器装置1による前記飽和の補償を可能にする。
【0021】
しきい値ΨS1に関して磁束Ψの大きさを監視し、磁束Ψの極性を決定する動作は好ましくは差電流しきい値iDiff1に関して差電流iDiffを監視することにより行われ、差電流iDiffは特に巻線比を考慮に入れ、一次巻線4を通る電流iからおよび各巻線セット3の二次巻線5を通る電流i’から決定される。このことに関して、図4は変圧器2の通常のT等価回路図を示しており、これは一次巻線4を通る電流i、二次巻線5を通る電流i’、各巻線セット3の主インダクタンスLh1を通る差電流iDiffを示している。差電流iDiffは変圧器の関連される巻線セット3の磁化電流である。さらに図5は変圧器2の磁化電流/磁束特性曲線を示しており、それは差電流しきい値iDiff1がしきい値ΨS1とどのようにして接続されているかを明示している。差電流しきい値iDiff1に関して差電流iDiffを監視するために、差電流iDiff1はそれ故、一次巻線4を通る電流iと二次巻線5を通る電流i’から決定されさえすればよく、一次巻線4を通る電流iと二次巻線5を通る電流i’は測定されている。差電流iDiffはその後、差電流しきい値iDiff1に関して監視されることができ、これは図5による差電流iDiffと磁束との接続を使用して図5によるしきい値ΨS1と接続される。差電流iDiffは一次巻線4を通る電流iと二次巻線5を通る電流i’とを使用して非常に簡単な方法で決定されることができるので、しきい値ΨS1に関して磁束Ψの大きさを監視し、磁束Ψの極性を決定する動作は差電流しきい値iDiff1に関して差電流iDiffを監視することにより簡単な方法で有効に実行されることができる。
【0022】
しきい値ΨS1に関して磁束Ψの大きさを監視し、磁束Ψの極性を決定する動作が磁束Ψのモデルを使用して実行されることも考えられ、それにおいて磁束Ψは一次巻線4を横切る電圧から、または各巻線セット3の二次巻線5の電圧から決定され、ここでは、通常は、次式のように表される。
Ψ=∫UMagdt
Magは通常、変圧器2の磁化電圧である。これは変圧器のインピーダンスと漂遊インピーダンスを考慮して、当業者に知られている方法により測定された電圧及び電流から計算されることができる。さらに、監視動作についてのしきい値ΨS1と磁束ΔΨは例えば図5に示されている変圧器の磁化電流/磁束特性曲線を使用して予め規定されることができる。
【符合の説明】
【0023】
1・・・変換器装置、2・・・変圧器、3・・・巻線セット、4・・・一次巻線、5・・・二次巻線。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
変換器回路は多数の制御可能な電力半導体スイッチを備えた変換器装置(1)を有し、変圧器(2)を有する変換器回路の動作方法において、
前記変圧器(2)は一次巻線(4)と二次巻線(5)とを備えた少なくとも1つの巻線セット(3)を有し、前記変換器装置(1)はAC電圧側で各前記巻線セット(3)の前記一次巻線(4)へ接続されており、
a)各巻線セット(3)の前記磁束(Ψ)の大きさはしきい値(ΨS1)に関して監視され、前記磁束(Ψ)の極性が決定され、
b)前記各巻線セット(3)を通る前記磁束(Ψ)の前記大きさが前記しきい値(ΨS1)を超え、前記各巻線セット(3)を通る前記磁束(Ψ)の前記極性が正であるならば、前記変換器装置(1)は調節可能な負のDC電圧(ucomp)を前記各巻線セットの前記一次巻線(4)へ与え、
c)前記各巻線セット(3)を通る前記磁束(Ψ)の前記大きさがしきい値(ΨS1)を超え、前記各巻線セット(3)を通る前記磁束(Ψ)の前記極性が負であるならば、前記変換器装置(1)は調節可能な正のDC電圧(ucomp)を前記各巻線セット(3)の前記一次巻線(4)へ与え、
d)前記各巻線セット(3)を通る前記磁束(Ψ)の前記大きさが前記しきい値(ΨS1)に達しなくなるまで、ステップa)乃至c)が反復され、
e)前記各巻線セット(3)を通る前記磁束(Ψ)の前記大きさが前記しきい値を下回った後、および前記各巻線セット(3)を通る前記磁束(Ψ)の前記極性が正である場合には、前記変換器装置(1)は前記与えられる負のDC電圧(ucomp)の前記電圧/時間積分が予め規定可能な負の磁束値(−ΔΨ)よりも小さいか等しくなるまで、前記調節可能な負のDC電圧(ucomp)を前記各巻線セット(3)の前記一次巻線(4)へ与え、
f)前記各巻線セット(3)を通る前記磁束(Ψ)の前記大きさが前記しきい値(ΨS1)を下回った後、および前記各巻線セット(3)を通る前記磁束(Ψ)の前記極性が負である場合には、前記変換器装置(1)は前記与えられる正のDC電圧(ucomp)の前記電圧/時間積分が予め規定可能な正の磁束値(ΔΨ)よりも大きいか等しくなるまで、前記調節可能な正のDC電圧(ucomp)を前記各巻線セット(3)の前記一次巻線(4)へ与えるステップを有することを特徴とする方法。
【請求項2】
さらに、
j)ステップe)乃至f)の期間中に、各巻線セット(3)の前記磁束(Ψ)の前記大きさが前記しきい値(ΨS1)に関して監視され、前記磁束(Ψ)の前記極性が決定され、
k)ステップe)の期間中に、前記各巻線セット(3)を通る前記磁束(Ψ)の前記大きさが前記しきい値(ΨS1)を超え、前記各巻線セット(3)を通る前記磁束(Ψ)の前記極性が正であるならば、ステップe)は一時停止され、前記方法はステップb)とd)で継続し、その後ステップe)とf)で継続し、
l)ステップf)の期間中に、前記各巻線セット(3)を通る前記磁束(Ψ)の前記大きさが前記しきい値(ΨS1)を超え、前記各巻線セット(3)を通る前記磁束(Ψ)の前記極性が負であるならば、ステップf)は一時停止され、前記方法はステップc)とd)で継続し、その後ステップe)とf)で継続するステップを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記磁束(Ψ)の前記大きさを監視し、前記磁束(Ψ)の前記極性を決定する動作は差電流しきい値(iDiff1)に関して差電流(iDiff)を監視することにより行われ、前記差電流(iDiff)は前記一次巻線(4)を通る前記電流(i)からおよび前記各巻線セット(3)の前記二次巻線(5)を通る前記電流(i’)から決定されることを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項4】
前記磁束(Ψ)の前記大きさは前記磁束(Ψ)のモデルを使用して監視されることを特徴とする請求項1記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−120434(P2012−120434A)
【公開日】平成24年6月21日(2012.6.21)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−264577(P2011−264577)
【出願日】平成23年12月2日(2011.12.2)
【出願人】(505063441)アーベーベー・テヒノロギー・アーゲー (96)
【Fターム(参考)】