説明

外壁パネルの取付方法および取付構造

【課題】 角波板を用いた外壁の施工における現場作業の能率向上、工期短縮が図れ、かつ屋外側に作業用の足場を設けずに済む外壁パネルの取付方法を提供する。
【解決手段】 外壁パネル1を製作するパネル製作過程と、複数枚の外壁パネル1を並べて建て込む建込み過程とでなる。外壁パネル1は、波山部3aが上下に並ぶ角波板からなる外装面材3と外壁下地パネル2とを合わせ、外壁下地パネル2の一側縁に外装面材3と同じ断面形状の角波板で形成された帯状の継手波板10を取付け、継手波板10の両側縁に帯状の止水材11A,11Bを取付け、外装面材3の一側縁部をパネル中央側の止水材11Aに押付け状態に被せてある。建込み過程では、先に建て込まれた外壁パネル1におけるパネル側縁側の止水材11Bを押付け状態に挟み込んで、外装面材3の他側縁部が継手波板10に被さるように、各外壁パネル1を建て込む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、倉庫、工場等の建物に適用され、例えば柱、梁等からなる構造躯体に、外装面が角波板で形成された外壁パネルを取付ける方法およびその取付構造に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的な倉庫、工場等の外壁の外装面材として、安価な角波鉄板等の角波板が多く採用されている。従来、角波板を用いた外壁の施工に際しては、柱、梁等からなる構造躯体を建て込んだ後、構造躯体に鉄骨等からなる胴縁を水平に取付け、この胴縁に対して角波板を波山部が水平方向に並ぶ向きに取付けてビスで固定するという方法が採られていた。その際、角波板の継ぎ目部での防水性を確保するために、角波板の端部同士を例えば波山部1山分だけ重ね合わせて取付ける。そのため、先に取付けられた角波板の端部に次に取付けられる角波板の端部が屋外側に重なることとなり、角波板のビス止め作業が屋外側から行われていた。
【0003】
また、上記従来の外壁では、角波板の継ぎ目部での防水性を確保するため、互いに重なる角波板の端部間にシーリング処理をする必要がある。このシーリング処理は角波板の取付後に行われるため、足場の設置期間が長くなる。角波板の屋内側に断熱用等の下地材を設ける場合は、この下地材の取付けにも時間を要する。また、外壁外側からシーリングを施工した場合、紫外線の影響により、劣化、変色、剥離等が発生しやすい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2000−64461号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述したように、従来の角波板を用いた外壁の施工方法は、構造躯体を建て込んでから角波板を取付けるまでに、構造躯体に胴縁を取付ける作業が必要であった。この作業は、胴縁の角波板固定面を平滑に調整する必要があり、時間がかかるものであった。また、角波板の取付作業自体も、シーリング処理を併せて行うので時間がかかった。さらに、下地材を設ける場合は、その取付時間も別にかかる。これらは全て現場での作業となるため、現場作業の能率が良くなかった。
【0006】
また、従来の施工方法は、角波板のビス止め作業やシーリング処理が屋外側から行われるので、その作業のための足場を屋外側に設置する必要である。足場の設置および解体には、時間と費用がかかる。現場の状況によっては、物理的に足場を設置することが難しいこともある。
【0007】
なお、特許文献1等に、胴縁に対する角波板の取付けを外壁内側から行える外壁の施工方法が記載されている。この施工方法によれば、角波板の取付けを屋内側から行え、屋外側に足場を設けずに済むが、角波板を胴縁に取付けることに変りはなく、やはり角波板の取付けまでに時間がかかる。
【0008】
この発明の目的は、角波板を用いた外壁の施工における現場作業の能率向上、工期短縮が図れ、かつ屋外側に作業用の足場を設けずに済む外壁パネルの取付方法および取付構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この発明における第1の発明にかかる外壁パネルの取付方法は、波山部が上下に並ぶ角波板からなる外装面材を、左右に複数枚並べて外装面が形成された外壁パネルの取付方法であって、外壁パネルを製作するパネル製作過程と、このパネル製作過程で製作された複数枚の外壁パネルを並べて建て込む建込み過程とでなる。前記外壁パネルは、パネル両側端の一対の下地竪枠材間にわたり下地面材を張った外壁下地パネルと、前記外装面材と同じ断面形状の角波板で形成されて前記下地面材の屋外側面の一側縁に沿って取付けられた帯状の継手波板と、この継手波板の屋外側面の両側縁をそれぞれ覆う2本の帯状の止水材と、前記下地面材に屋外側面を覆って取付けられて、一側縁部が前記2本の止水材のうちのパネル中央側の止水材に押付け状態に被さりかつパネル側縁側の止水材を露出させ、他側縁部が前記下地面材よりも突出した前記角波板からなる外装面材とを有し、前記建込み過程では、先に建て込まれた外壁パネルにおける前記パネル側縁側の止水材を押付け状態に挟み込んで、前記外装面材の下地面材よりも突出した他側縁部が前記継手波板に被さるように、各外壁パネルを建て込むことを特徴とする。
【0010】
この外壁パネルの取付方法によれば、工場等でのパネル製作過程により外壁パネルを製作し、現場での建込み過程により複数枚の外壁パネルを並べて建て込むことで外壁が完成する。
【0011】
外壁パネルは、外壁下地パネルの下地面材の一側縁に、外装面材と同じ断面形状の角波板で形成された帯状の継手波板が取付けられており、隣合う外壁パネルの一対の外装面材が上記継手波板を介して連結される。この継手波板には、屋外側面の両側縁をそれぞれ覆う2本の帯状の止水材が取付けられ、外装面材の一側縁が前記2本の止水材のうちのパネル中央側の止水材に押付け状態に被さっている。これにより、外装面材の一側縁と継手波板間の防水性が確保される。また、外装面材の他側縁は下地面材よりも突出しており、外壁パネルの建込み時に、前記外装面材の突出した他側縁が、先に建て込まれた外壁パネルの継手波板におけるパネル側縁側の止水材を押付け状態に挟み込んで継手波板に被せられる。これにより、外装面材の他側縁と継手波板間の防水性も確保される。止水材は予め継手波板に取付けられているため、施工時にシーリング処理をせずに済む。
【0012】
なお、角波板としては、角波鉄板を用いることができる。角波鉄板はメーカによって種々異なるものが市販されているが、その形状に応じた継手波板を用いることで、どのような形状の角波鉄板に対しても対応可能である。
【0013】
このように、この外壁パネルの取付方法は、従来の外壁の施工方法における構造躯体に胴縁を取付ける工程が不要で、かつシーリング処理をせずに済むため、現場での作業を簡素化できる。外壁パネルは、予め外壁下地パネルに外装面材が取付けられているので、現場で外壁下地パネルに外装面材を取付ける手間がかからない。これらのことから、角波板を用いた外壁の施工における現場作業の能率向上が図れ、現場施工工期が短縮される。
【0014】
また、この外壁パネルの取付方法は、前述のように、胴縁等への外装面材の固定作業が不要で、かつ外装面材と外壁下地パネルの重なり部のシーリング処理を省くことができるため、上記作業用の足場を屋外側に設置する必要がない。そのため、従来の外壁の施工方法と比べて、足場の設置および解体にかかる時間と費用を節約できる。狭小地等における足場設置の難しさの問題からも解放される。
【0015】
さらに、外壁下地パネルの下地面材の一側縁に継手波板を取付け、この継手波板を介して隣合う外壁パネルの一対の外装面材を連結することにより、一対の外装面材の側縁同士を重ね合わせずに済み、外装面材の表面からなる外壁の外装面が隣合う外装面材間で段差を生じない。しかも、外装面材と継手波板間に設けられる止水材は、外装面材に隠れて外から見えない。そのため、外壁の外装面の見栄えがよく、意匠性に優れる。また、シーリング材を用いずに、帯状の乾式止水材を用い、かつこの乾式止水材は外部に露出しないため、紫外線等による劣化が少ないパネル間目地となる。
【0016】
加えて、継手波板を用いることにより、一対の外装面材の連結部の中心を、常に下地竪枠材の中心と外壁パネル建込み方向同位置に位置させることができる。それにより、各外装面材の長さを統一することができる。継手波板を設けない場合、外装面材の長さを数種類設定する必要がある。
【0017】
この発明における第1の発明かかる外壁パネルの取付構造は、波山部が上下に並ぶ角波板からなる外装面材を、左右に複数枚並べて外装面が形成された外壁パネルの取付構造であって、複数枚の外壁パネルを並べて建て込んでなる。前記各外壁パネルは、パネル両側端の一対の下地竪枠材間にわたり下地面材を張った外壁下地パネルと、前記外装面材と同じ断面形状の角波板で形成されて前記下地面材の屋外側面の一側縁に沿って取付けられた帯状の継手波板と、この継手波板の屋外側面の両側縁をそれぞれ覆う2本の帯状の止水材と、前記下地面材に屋外側面を覆って取付けられて、一側縁部が前記2本の止水材のうちのパネル中央側の止水材に押付け状態に被さりかつパネル側側縁の止水材を露出させ、他側縁部が前記下地面材よりも突出した前記角波板からなる外装面材とを有するものとし、前記各外壁パネルは、隣の外壁パネルにおける前記パネル側縁側の止水材を押付け状態に挟み込んで、前記外装面材の下地面材よりも突出した他側縁部が前記継手波板に被さるように、並べて建て込まれたことを特徴とする。
【0018】
この外壁パネルの取付構造は、現場で複数枚の外壁パネルが並べて建て込むことで得られる。外壁パネルは、予め工場等で製作しておくことができる。この外壁パネルの取付構造によれば、第1の発明の外壁パネルの取付方法の欄で説明した各作用効果、すなわち現場施工工期が短縮できる、屋外側足場が不要である、外壁の外装面が意匠性に優れる、およびパネル間目地の劣化が少ないという各作用効果が得られる。
【0019】
この発明における第2の発明の外壁パネルの取付方法は、波山部が上下に並ぶ角波板からなる外装面材を、左右に複数枚並べて外装面が形成された外壁パネルの取付方法であって、外壁パネルを製作するパネル製作過程と、複数本の柱を並べて建て込む柱建込み過程と、複数枚の外壁パネルをそれぞれ隣合う各柱間に並べて建て込む外壁パネル建込み過程とでなる。前記外壁パネルは、パネル両側端の一対の下地竪枠材間にわたり下地面材を張った外壁下地パネルと、前記下地面材に屋外側面を覆って取付けられて両側縁部が下地面材よりも張り出す前記角波板からなる外装面材とを有し、前記柱には、前記外装面材と同じ断面形状の角波板で小幅に形成された帯状の継手波板を屋外側面に取付け、かつこの継手波板の屋外側面の両側縁をそれぞれ覆って2本の帯状の止水材を貼り付け、前記外壁パネル建込み過程では、前記柱に取付けられた継手波板に、前記2本の止水材のうちの近い方の止水材を押付け状態に挟み込んで、前記外装面材の下地面材よりも突出した側縁部が被さるように、各外壁パネルを建て込むことを特徴とする。
【0020】
この外壁パネルの取付方法によれば、工場等でのパネル製作過程により外壁パネルを製作し、柱建込み過程により現場で複数本の柱を並べて建て込み、外壁パネル建込み過程により複数枚の外壁パネルをそれぞれ隣合う各柱間に並べて建て込むことで外壁が完成する。
【0021】
柱の屋外側面には、外装面材と同じ断面形状の角波板で形成された帯状の継手波板が取付けられ、隣合う外壁パネルの一対の外装面材が上記継手波板を介して連結される。この継手波板には、屋外側面の両側縁をそれぞれ覆う2本の帯状の止水材が取付けられており、外壁パネルの建込み時に、外装面材の下地面材よりも突出する両側縁が、両側の柱の継手波板に、2本の止水材のうちの近い方の止水材を押付け状態に挟み込んで被せられる。これにより、外装面材の両側縁と継手波板間の防水性が確保される。止水材は予め継手波板に取付けられているため、施工時にシーリング処理をせずに済む。
【0022】
このように、この外壁パネルの取付方法も、前記同様に、従来の外壁の施工方法における構造躯体に胴縁を取付ける工程が不要で、かつシーリング処理をせずに済むため、現場での作業を簡素化でき、角波板を用いた外壁の施工における現場作業の能率向上が図れ、現場施工工期が短縮される。加えて、前記同様に、屋外側足場が不要である、外壁の外装面が意匠性に優れる、およびパネル間目地の劣化が少ないという各作用効果が得られる。
【0023】
この発明における第2の発明かかる外壁パネルの取付構造は、波山部が上下に並ぶ角波板からなる外装面材を、左右に複数枚並べて外装面が形成された外壁パネルの取付構造であって、並べて建て込まれた複数本の柱と、各柱間に並べて建て込まれた複数枚の外壁パネルとでなる。前記各外壁パネルは、パネル両側端の一対の下地竪枠材間にわたり下地面材を張った外壁下地パネルと、前記下地面材に屋外側面を覆って取付けられて両側縁部が下地面材よりも張り出す前記角波板からなる外装面材とを有し、前記柱には、前記外装面材と同じ断面形状の角波板で小幅に形成された帯状の継手波板を屋外側面に取付け、かつこの継手波板の屋外側面の両側縁をそれぞれ覆って2本の帯状の止水材を貼り付け、前記各外壁パネルは、前記柱に取付けられた継手波板に、前記2本の止水材のうちの近い方の止水材を押付け状態に挟み込んで、前記外装面材の下地面材よりも突出した側縁部が被さるように柱に取付けたことを特徴とする。
【0024】
この外壁パネルの取付構造は、現場で複数本の柱を並べて建て込み、複数枚の外壁パネルをそれぞれ隣合う各柱間に並べて建て込むことで得られる。外壁パネルは、予め工場等で製作しておくことができる。この外壁パネルの取付構造によれば、第2の発明の外壁パネルの取付方法の欄で説明した各作用効果、すなわち現場施工工期が短縮できる、屋外側足場が不要である、外壁の外装面が意匠性に優れる、およびパネル間目地の劣化が少ないという各作用効果が得られる。
【発明の効果】
【0025】
この発明における第1の発明の外壁パネルの取付方法は、波山部が上下に並ぶ角波板からなる外装面材を、左右に複数枚並べて外装面が形成された外壁パネルの取付方法であって、外壁パネルを製作するパネル製作過程と、このパネル製作過程で製作された複数枚の外壁パネルを並べて建て込む建込み過程とでなり、前記外壁パネルは、パネル両側端の一対の下地竪枠材間にわたり下地面材を張った外壁下地パネルと、前記外装面材と同じ断面形状の角波板で形成されて前記下地面材の屋外側面の一側縁に沿って取付けられた帯状の継手波板と、この継手波板の屋外側面の両側縁をそれぞれ覆う2本の帯状の止水材と、前記下地面材に屋外側面を覆って取付けられて、一側縁部が前記2本の止水材のうちのパネル中央側の止水材に押付け状態に被さりかつパネル側縁側の止水材を露出させ、他側縁部が前記下地面材よりも突出した前記角波板からなる外装面材とを有し、前記建込み過程では、先に建て込まれた外壁パネルにおける前記パネル側縁側の止水材を押付け状態に挟み込んで、前記外装面材よりも突出した他側縁部が前記継手波板に被さるように、各外壁パネルを建て込むことにより、角波板を用いた外壁の施工における現場作業の能率向上、工期短縮が図れ、かつ屋外側に作業用の足場を設けずに済む。
【0026】
この発明における第1の発明の外壁パネルの取付構造は、波山部が上下に並ぶ角波板からなる外装面材を、左右に複数枚並べて外装面が形成された外壁パネルの取付構造であって、複数枚の外壁パネルを並べて建て込んでなり、前記各外壁パネルは、パネル両側端の一対の下地竪枠材間にわたり下地面材を張った外壁下地パネルと、前記外装面材と同じ断面形状の角波板で形成されて前記下地面材の屋外側面の一側縁に沿って取付けられた帯状の継手波板と、この継手波板の屋外側面の両側縁をそれぞれ覆う2本の帯状の止水材と、前記下地面材に屋外側面を覆って取付けられて、一側縁部が前記2本の止水材のうちのパネル中央側の止水材に押付け状態に被さりかつパネル側側縁の止水材を露出させ、他側縁部が前記下地面材よりも突出した前記角波板からなる外装面材とを有するものとし、前記各外壁パネルは、隣の外壁パネルにおける前記パネル側縁側の止水材を押付け状態に挟み込んで、前記外装面材の下地面材よりも突出した他側縁部が前記継手波板に被さるように、並べて建て込まれているため、角波板を用いた外壁の施工における現場作業の能率向上、工期短縮が図れ、かつ屋外側に作業用の足場が不要である。
【0027】
この発明における第2の発明の外壁パネルの取付方法は、波山部が上下に並ぶ角波板からなる外装面材を、左右に複数枚並べて外装面が形成された外壁パネルの取付方法であって、外壁パネルを製作するパネル製作過程と、複数本の柱を並べて建て込む柱建込み過程と、複数枚の外壁パネルをそれぞれ隣合う各柱間に並べて建て込む外壁パネル建込み過程とでなり、前記外壁パネルは、パネル両側端の一対の下地竪枠材間にわたり下地面材を張った外壁下地パネルと、前記下地面材に屋外側面を覆って取付けられて両側縁部が下地面材よりも張り出す前記角波板からなる外装面材とを有し、前記柱には、前記外装面材と同じ断面形状の角波板で小幅に形成された帯状の継手波板を屋外側面に取付け、かつこの継手波板の屋外側面の両側縁をそれぞれ覆って2本の帯状の止水材を貼り付け、前記外壁パネル建込み過程では、前記柱に取付けられた継手波板に、前記2本の止水材のうちの近い方の止水材を押付け状態に挟み込んで、前記外装面材の下地面材よりも突出した側縁部が被さるように、各外壁パネルを建て込むことにより、角波板を用いた外壁の施工における現場作業の能率向上、工期短縮が図れ、かつ屋外側に作業用の足場を設けずに済む。
【0028】
この発明における第2の発明の外壁パネルの取付構造は、波山部が上下に並ぶ角波板からなる外装面材を、左右に複数枚並べて外装面が形成された外壁パネルの取付構造であって、並べて建て込まれた複数本の柱と、各柱間に並べて建て込まれた複数枚の外壁パネルとでなり、前記各外壁パネルは、パネル両側端の一対の下地竪枠材間にわたり下地面材を張った外壁下地パネルと、前記下地面材に屋外側面を覆って取付けられて両側縁部が下地面材よりも張り出す前記角波板からなる外装面材とを有し、前記柱には、前記外装面材と同じ断面形状の角波板で小幅に形成された帯状の継手波板を屋外側面に取付け、かつこの継手波板の屋外側面の両側縁をそれぞれ覆って2本の帯状の止水材を貼り付け、前記各外壁パネルは、前記柱に取付けられた継手波板に、前記2本の止水材のうちの近い方の止水材を押付け状態に挟み込んで、前記外装面材の下地面材よりも突出した側縁部が被さるように柱に取付けたため、角波板を用いた外壁の施工における現場作業の能率向上、工期短縮が図れ、かつ屋外側に作業用の足場が不要である。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】(A)はこの発明の一実施形態にかかる外壁パネルの取付構造の正面図、(B)はそのIB−IB断面図である。
【図2】同外壁パネルの斜視図である。
【図3】同外壁パネルの取付構造における隣合う一対の外壁パネルを分離し、一方の外壁パネルの一部を分解した状態の斜視図である。
【図4】第1の発明にかかる外壁パネルの取付方法のフローチャートである。
【図5】同外壁パネルの取付方法における建込み過程の状態を示す説明図である。
【図6】同外壁パネルの取付方法で構築された外壁の斜視図である。
【図7】(A)はこの発明の異なる実施形態にかかる外壁パネルの取付構造の正面図、(B)はそのVIIB−VIIB断面図である。
【図8】同外壁パネルの取付構造における柱および一対の外壁パネルの斜視図である。
【図9】第2の発明にかかる外壁パネルの取付方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0030】
この発明の第1の実施形態を図1〜図5と共に説明する。この実施形態は、例えば倉庫や工場等の建物の外壁に適用した例である。図1(A),(B)は正面図と断面図であり、この外壁パネルの取付構造は、複数枚の外壁パネル1を並べて建て込んでなる。
【0031】
図2に示すように、外壁パネル1は、屋内側に面する外壁下地パネル2と、屋外側に面する外装面材3とを有する。
外壁下地パネル2は、パネル両側端に配置された一対の下地竪枠材4,5間にわたり下地面材6を張ったものである。下地竪枠材4,5としては軽量鉄骨、例えば軽量形鋼や角形鋼管が用いられる。この実施形態の場合、パネル一端側の下地竪枠材4は角形鋼管、パネル他端側の下地竪枠材5はリップ溝形鋼とされている。上記角形鋼管を用いた一端側の下地竪枠材4は、建物の柱となる部分である。下地竪枠材4,5は、木材等の他の構造材であってもよい。下地面材6は、石膏ボード等の断熱性、防音性を有する素材が適するが、それ以外の素材であってもよい。
【0032】
外装面材3は角波板、例えば角波鉄板からなり、その波山部3aが上下に並ぶように設けられている。角波鉄板にはメーカによって各種の形状のものが市販されているが、いずれの形状のものを用いてもよい。
【0033】
外壁下地パネル2と外装面材3とは、屋外側から外装面材3、下地面材6、および下地竪枠材4,5を順に貫通させたドリル付きタッピングねじ等の固着具7(図1)により一体に取付けられている。角形鋼管からなる下地竪枠材4には、そのパネル端面となる側面にスペーサ部材8(図1)が突出して取付けられている。
【0034】
図3は隣合う一対の外壁パネル1の連結部の斜視図であり、一方の外壁パネル1は外壁下地パネル2から外装面材3が分離した状態で示されている。図のように、外壁下地パネル2の下地面材6の屋外側面における一側縁に沿って、外装面材3と同じ断面形状の角波板で形成された帯状の継手波板10が取付けられている。継手波板10は、例えば外装面材3に用いた角波板と同じ角波板を小幅に切断して得たものである。この継手波板10は、屋外側から継手波板10、下地面材6、および下地竪枠材4を順に貫通させた固着具7(図1)により取付けられている。
【0035】
そして、継手波板10の屋外側面の両側縁に、2本の帯状の止水材11A,11Bがそれぞれ取付けられている。止水材11A,11Bの厚さは、例えば数ミリメートルないし数十ミリメートル程度である。止水材11A,11Bの取付けは、接着剤等により行われる。止水材11A,11Bとしては、耐候性、耐熱性、耐水性等に優れたゴム発泡体、樹脂発泡体等の発泡体からなる弾性材料が適し、例えばエプト(商品名)等が用いられる。
【0036】
外装面材3は、一側縁部が前記2本の止水材11A,11Bのうちのパネル中央側の止水材11Aに押付け状態に被さるように、下地面材6に屋外側面を覆って取付けられている。パネル側縁側の止水材11Bは露出している。外装面材3の他側縁部は、止水材11Bの幅と同じかそれよりも若干長い寸法分だけ下地面材6よりも突出させてある。
【0037】
この外壁パネルの取付構造は、図4のフローチャートに示す取付方法により得られる。パネル製作過程では、工場等で上記構成の外壁パネル1を製作する。外壁パネル1を構成する各部材の加工や取付けの順序は問わない。建込み過程では、現場にて、パネル製作過程で製作された複数枚の外壁パネル1を1枚ずつ順に並べて建て込む。その際、図5に示すように、隣合う一対の外壁パネル1において、後から建て込む外壁パネル1の外装面材3の下地面材6よりも突出した側縁部が、先に建て込まれた外壁パネル1におけるパネル側縁側の止水材11Bを押付け状態に挟み込んで、継手波板10に被さるようにする。図5は止水材11Bが外装面材3で押付けられる前の状態を示し、止水材11Bは外力が加わっておらず肉厚が厚いが、外装面材3で押付けられることにより止水材11Aと同じ肉厚になる。それにより、図1(B)に示すように、各外壁パネル1の外装面材3の表面からなる外壁12の外装面が同一面になる。隣合う外壁パネル1の下地竪枠材4と下地竪枠材5は、スペーサ部材8を介して互いに当接する。
【0038】
図6は、この外壁パネルの取付構造が適用された外壁の斜視図である。この例では、外壁12が設置される建物の柱、梁等の構造躯体13に、ボルト等の固定具(図示せず)により下地竪枠材4,5を固定することで、外壁12を支持させてある。何らかの方法で下地竪枠材4,5を起立状態に支持させることができれば、構造躯体13が無くても、外壁パネル1だけで外壁12を構成することができる。
【0039】
この外壁パネルの取付構造は、外装面材3のパネル両側縁がこれら側縁に沿って設けた帯状の止水材11A,11Bを介して継手波板10に接するため、側縁の全域にわたっての止水性を確保できる。止水材11A,11Bは外部に露出していないので、紫外線等により止水材11A,11Bの劣化が生じにくく耐候性がよい。止水材11A,11Bは予め外壁パネル1に取付けられているため、施工時にシーリング処理をせずに済む。
【0040】
このように、この外壁パネルの取付構造が適用された外壁12は、外壁パネル1を並べて建て込むだけでよく、従来の外壁のように構造躯体に胴縁を取付ける工程が不要で、かつシーリング処理をせずに済むため、現場での作業を簡素化できる。外壁パネル1は、予め外壁下地パネル2に外装面材3が取付けられているので、現場で外壁下地パネル2に外装面材3を取付ける手間がかからない。これらのことから、角波板を用いた外壁の施工における現場作業の能率向上、工期短縮が図れる。
【0041】
また、この外壁パネルの取付構造によれば、前述のように、胴縁等への外装面材3の固定作業が不要で、かつ外装面材3と外壁下地パネル2の重なり部のシーリング処理を省くことができるため、上記作業用の足場を屋外側に設置する必要がない。そのため、従来の外壁と比べて、足場の設置および解体にかかる時間と費用を節約できる。また、狭小地等における足場設置の難しさの問題からも解放される。
【0042】
さらに、外壁下地パネル2の下地面材6の一側縁に継手波板10を取付け、この継手波板10を介して隣合う外壁パネル1の一対の外装面材3を連結することにより、一対の外装面材3の側縁同士を重ね合わせずに済み、外装面材3の表面からなる外壁12の外装面が隣合う外装面材3間で段差を生じない。しかも、外装面材3と継手波板10間に設けられる止水材11A,11Bは、外装面材3に隠れて外から見えない。そのため、外壁12の外装面の見栄えがよく、意匠性に優れる。また、シーリング材を用いずに、帯状の乾式の止水材11A,11Bを用い、かつこの止水材11A,11Bは外部に露出しないため、劣化が少ないパネル間目地となる。
【0043】
加えて、この外壁パネルの取付構造には次の利点がある。すなわち、継手波板10を設けず、隣合う一対の外装面材3において、一方の外装面材3の側縁部を他方の外装面材3の側縁部の前面に重ね合わせるようにし、他方の外装面材3の側縁部に止水材を取付けた場合、パネル品種により外装面材3の長さを数種類設定するする必要がある。小幅の角波板10を設けることにより、常に下地竪枠材4からなる柱の柱芯(モジュール芯)の中心と外壁パネル建込み方向同位置に一対の外装面材3の連結部の中心が位置し、角波板の長さを統一することができる。
【0044】
図7〜図9はこの発明の第2の実施形態を示す。図1(A),(B)は正面図と断面図であり、この外壁パネルの取付構造は、並べて建て込まれた複数本の柱20と、各柱間に並べて建て込まれた複数枚の外壁パネル21とでなる。
【0045】
外壁パネル21は、前記実施形態と同様に、屋内側に面する外壁下地パネル22と、屋外側に面する外装面材23とを有する。外壁下地パネル22は、パネル両側端に配置された一対の下地竪枠材25間にわたり下地面材26を張ったものであるが、この実施形態では、一対の下地竪枠材25はいずれもリップ溝形の軽量形鋼とされている。外壁下地パネル22は、前記実施形態の外壁下地パネル2と同様のものが用いられる。外装面材23は角波板からなり、その波山部23aが上下に並ぶように設けられている。外壁下地パネル22と外装面材23とは、屋外側から外装面材23、下地面材26、および下地竪枠材25を順に貫通させたドリル付きタッピングねじ等の固着具27により一体に取付けられている。
【0046】
図8は柱20および隣合う一対の外壁パネル21の斜視図である。図のように、柱20の屋外側面に、下地材29を挟んで、外装面材23と同じ断面形状の角波板で形成された帯状の継手波板30が取付けられている。この継手波板30は、屋外側から継手波板30、下地面材26、および下地竪枠材25を順に貫通させた固着具27(図7)により取付けられている。そして、継手波板30の屋外側面の両側縁に、前記同様の材料からなる2本の帯状の止水材31がそれぞれ取付けられている。止水材31は、前記実施形態の止水材11A,11Bと同様のものが用いられる。外装面材23の両側縁部は、止水材31の幅と同じかそれよりも若干長い寸法分だけ下地面材36よりも突出させてある。柱20は、この外壁32が設置される建物の柱を利用することができる。
【0047】
この外壁パネルの取付構造は、図9のフローチャートに示す取付方法により得られる。パネル製作過程では、工場等で上記構成の外壁パネル21を製作する。外壁パネル21を構成する各部材の加工や取付けの順序は問わない。柱建込み過程では、現場にて、複数本の柱20を所定間隔に並べて建て込む。外壁パネル建込み過程では、パネル製作過程で製作された複数枚の外壁パネル21を上記柱20間に並べて建て込む。詳しくは、隣合う一対の外壁パネル21の互いに対向する下地竪枠材25で柱20を両側から挟み付け、各下地竪枠材25と柱20とをボルト等の固定具(図示せず)で固定する。この外壁パネル21の建込みの際、外壁パネル21の外装面材23の側縁部が、柱20に取付けられた継手波板20に、2本の止水材31のうち近い方の止水材31を押付け状態に挟み込んで被さるようにする。
【0048】
この外壁パネルの取付構造は、外装面材23のパネル両側縁がこれら側縁に沿って設けた帯状の止水材31を介して柱20の継手波板30に接するため、側縁の全域にわたって止水性を確保できる。止水材31は外部に露出していないので、紫外線等による止水材31の劣化が生じにくく耐候性がよい。止水材31は予め柱20に取付けられているため、施工時にシーリング処理をせずに済む。
【0049】
このように、この外壁パネルの取付構造が適用された外壁32は、複数本の柱20を並べて建て込み、各柱20間に外壁パネル21を並べて建て込むだけでよく、従来の外壁のように構造躯体に胴縁を取付ける工程が不要で、かつシーリング処理をせずに済むため、現場での作業を簡素化できる。外壁パネル21は、予め外壁下地パネル22に外装面材23が取付けられているので、現場で外壁下地パネル22に外装面材23を取付ける手間がかからない。これらのことから、角波板を用いた外壁の施工における現場作業の能率向上が図れる。
【0050】
また、この外壁パネルの取付構造によれば、前述のように、胴縁等への外装面材23の固定作業が不要で、かつ外装面材23と外壁下地パネル22の重なり部のシーリング処理を省くことができるため、上記作業用の足場を屋外側に設置する必要がない。そのため、従来の外壁と比べて、足場の設置および解体にかかる時間と費用を節約できる。また、狭小地等における足場設置の難しさの問題からも解放される。
【0051】
さらに、柱20に継手波板30を取付け、この継手波板30を介して隣合う外壁パネル21の一対の外装面材23を連結することにより、一対の外装面材23の側縁同士を重ね合わせずに済み、外装面材23の表面からなる外壁32の外装面が隣合う外装面材23間で段差を生じない。しかも、外装面材23と継手波板30間に設けられる止水材31は、外装面材3に隠れて外から見えない。そのため、外壁32の外装面の見栄えがよく、意匠性に優れる。また、シーリング材を用いずに、帯状の乾式の止水材31を用い、かつこの止水材31は外部に露出しないため、劣化が少ないパネル間目地となる。
【0052】
なお、第2の実施形態において、特に説明した事項の他の構成、効果は、第1の実施形態と同様である。
【符号の説明】
【0053】
1,21…外壁パネル
2,22…外壁下地パネル
3,23…外装面材
3a,23a…波山部
4,5,25…下地竪枠材
6,26…下地面材
10,30…継手波板
11A,11B,31…止水材
12,32…外壁
13…構造躯体
20…柱

【特許請求の範囲】
【請求項1】
波山部が上下に並ぶ角波板からなる外装面材を、左右に複数枚並べて外装面が形成された外壁パネルの取付方法であって、
外壁パネルを製作するパネル製作過程と、このパネル製作過程で製作された複数枚の外壁パネルを並べて建て込む建込み過程とでなり、
前記外壁パネルは、パネル両側端の一対の下地竪枠材間にわたり下地面材を張った外壁下地パネルと、前記外装面材と同じ断面形状の角波板で形成されて前記下地面材の屋外側面の一側縁に沿って取付けられた帯状の継手波板と、この継手波板の屋外側面の両側縁をそれぞれ覆う2本の帯状の止水材と、前記下地面材に屋外側面を覆って取付けられて、一側縁部が前記2本の止水材のうちのパネル中央側の止水材に押付け状態に被さりかつパネル側縁側の止水材を露出させ、他側縁部が前記下地面材よりも突出した前記角波板からなる外装面材とを有し、
前記建込み過程では、先に建て込まれた外壁パネルにおける前記パネル側縁側の止水材を押付け状態に挟み込んで、前記外装面材の下地面材よりも突出した他側縁部が前記継手波板に被さるように、各外壁パネルを建て込む、
ことを特徴とする角波が外壁の取付方法。
【請求項2】
波山部が上下に並ぶ角波板からなる外装面材を、左右に複数枚並べて外装面が形成された外壁パネルの取付構造であって、複数枚の外壁パネルを並べて建て込んでなり、
前記各外壁パネルは、パネル両側端の一対の下地竪枠材間にわたり下地面材を張った外壁下地パネルと、前記外装面材と同じ断面形状の角波板で形成されて前記下地面材の屋外側面の一側縁に沿って取付けられた帯状の継手波板と、この継手波板の屋外側面の両側縁をそれぞれ覆う2本の帯状の止水材と、前記下地面材に屋外側面を覆って取付けられて、一側縁部が前記2本の止水材のうちのパネル中央側の止水材に押付け状態に被さりかつパネル側側縁の止水材を露出させ、他側縁部が前記下地面材よりも突出した前記角波板からなる外装面材とを有するものとし、
前記各外壁パネルは、隣の外壁パネルにおける前記パネル側縁側の止水材を押付け状態に挟み込んで、前記外装面材の下地面材よりも突出した他側縁部が前記継手波板に被さるように、並べて建て込まれた、
ことを特徴とする外壁パネルの取付構造。
【請求項3】
波山部が上下に並ぶ角波板からなる外装面材を、左右に複数枚並べて外装面が形成された外壁パネルの取付方法であって、
外壁パネルを製作するパネル製作過程と、複数本の柱を並べて建て込む柱建込み過程と、複数枚の外壁パネルをそれぞれ隣合う各柱間に並べて建て込む外壁パネル建込み過程とでなり、
前記外壁パネルは、パネル両側端の一対の下地竪枠材間にわたり下地面材を張った外壁下地パネルと、前記下地面材に屋外側面を覆って取付けられて両側縁部が下地面材よりも張り出す前記角波板からなる外装面材とを有し、
前記柱には、前記外装面材と同じ断面形状の角波板で小幅に形成された帯状の継手波板を屋外側面に取付け、かつこの継手波板の屋外側面の両側縁をそれぞれ覆って2本の帯状の止水材を貼り付け、
前記外壁パネル建込み過程では、前記柱に取付けられた継手波板に、前記2本の止水材のうちの近い方の止水材を押付け状態に挟み込んで、前記外装面材の下地面材よりも突出した側縁部が被さるように、各外壁パネルを建て込む、
ことを特徴とする外壁パネルの取付方法。
【請求項4】
波山部が上下に並ぶ角波板からなる外装面材を、左右に複数枚並べて外装面が形成された外壁パネルの取付構造であって、並べて建て込まれた複数本の柱と、各柱間に並べて建て込まれた複数枚の外壁パネルとでなり、
前記各外壁パネルは、パネル両側端の一対の下地竪枠材間にわたり下地面材を張った外壁下地パネルと、前記下地面材に屋外側面を覆って取付けられて両側縁部が下地面材よりも張り出す前記角波板からなる外装面材とを有し、
前記柱には、前記外装面材と同じ断面形状の角波板で小幅に形成された帯状の継手波板を屋外側面に取付け、かつこの継手波板の屋外側面の両側縁をそれぞれ覆って2本の帯状の止水材を貼り付け、
前記各外壁パネルは、前記柱に取付けられた継手波板に、前記2本の止水材のうちの近い方の止水材を押付け状態に挟み込んで、前記外装面材の下地面材よりも突出した側縁部が被さるように柱に取付けた、
ことを特徴とする外壁パネルの取付構造。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate


【公開番号】特開2011−69135(P2011−69135A)
【公開日】平成23年4月7日(2011.4.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−221893(P2009−221893)
【出願日】平成21年9月28日(2009.9.28)
【出願人】(390037154)大和ハウス工業株式会社 (946)
【Fターム(参考)】