説明

多分力ロードセルおよびこれを用いたタイヤ試験機

【課題】連結した小さい負荷、あるいは、大きい負荷によってもたらされる複数方向の応力と偶力とをそれぞれ適切に測定することができる多分力ロードセルを提供する。
【解決手段】基部2から直交する四方に向けて放射状に突設した断面積の小さい第1アーム6を、基部2を囲繞して配置した第1枠体3に連結するとともに、前記第1枠体3から四方に向けて放射状に突設した断面積の大きい第2アーム7を、第1枠体3の外側に配置した第2枠体としての固定枠体5に連結し、第1アーム6および第2アーム7の外面にそれぞれ歪ゲージGa,Gbを付設してある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数方向の力と偶力とを同時に測定する多分力ロードセルと、これを利用したタイヤ試験機に関する。
【背景技術】
【0002】
多分力ロードセルを利用したタイヤ試験機用としては、例えば、特許文献1に示されているように、多分力ロードセルから延出されたスピンドルに測定対象のタイヤを遊転自在に装着し、このタイヤを駆動回転される走行ドラムに接触させて所望の速度で回転させ、この時にスピンドルに作用する負荷によってもたらされる各軸方向の分力や偶力を多分力ロードセルで測定するよう構成したものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−4598号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
多分力ロードセルは、負荷を受ける部材の一部に応力が集中する測定部位を形成し、この測定部位の歪み変形を歪ゲージで検出することで、負荷に基づく各方向の力を演算するように構成されているのであるが、応力が集中する部位の剛性から、測定できる負荷の範囲に限りがある。例えば、乗用車などに利用される小径のタイヤを測定対象とした試験機は許容負荷が比較的小さいので、バスやトラックなどに利用される大径のタイヤを装着して大きい負荷で試験することは、機械的な耐久性の面で不適となる。また、大径タイヤの試験に好適な大負荷対応の試験機に小径タイヤを装着すると、小径タイヤによってもたらされる負荷が小さいために測定部位での歪み変形が微小となり、精度の低い測定結果しか得られなくなる。
【0005】
そこで、従来では、負荷容量の異なる多分力ロードセルを組み込んだ複数種のタイヤ試験機を製作し、測定対象となるタイヤの仕様に応じて試験機を使い分けるようにしていたために、複数種のタイヤ試験機を準備するための設備コストが嵩むという課題があった。
【0006】
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、連結した小さい負荷、あるいは、大きい負荷によってもたらされる複数方向の力と偶力とをそれぞれ適切に測定することができる多分力ロードセル、および、これを利用して小径と大径のタイヤを好適に試験することができるタイヤ試験機を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するために、本発明では、次のように構成している。
【0008】
本発明の多分力ロードセルは、基部の外周から直交する四方に向けて4本の第1アームを突設し、各第1アーム先端を前記基部の外周に間隔をあけて配置した第1枠体の内周側に各々形成した第1アーム連結部位に連結し、前記第1枠体の外周から直交する四方に向けて4本の第2アームを突設し、各第2アーム先端を前記第1枠体の外周に間隔をあけて配置した第2枠体の内周側に各々形成した第2アーム連結部位に連結し、前記第1アーム連結部位は、第1アーム先端からさらに外方へ伸延する捩れが生じ易い第1の部分と、前記第1枠体内周に前記第1の部分と共にT字形をなして形成され前記第1の部分の伸延方向に撓み易い第2の部分とで構成し、前記第2アーム連結部位は、第2アーム先端からさらに外方へ伸延する捩れが生じ易い第3の部分と、前記第2枠体内周に前記第3の部分と共にT字形をなして形成され前記第3の部分の伸延方向に撓み易い第4の部分とで構成し、前記各第1アームおよび前記各第2アームの外面に歪ゲージを付設している。
【0009】
本発明の多分力ロードセルによると、負荷が小さい場合には、基部に負荷を連結して、小さい負荷でも所望の撓み変形をもたらす第1アームを用いて測定を行い、また、負荷が大きい場合には、第1枠体に負荷を連結して、大きい負荷で所望の撓み変形をもたらす第2アームを用いて測定を行うことができ、負荷を連結する部分を負荷の大きさに応じて使い分けることで、機械的な損傷をもたらすことなく、かつ精度の高い適切な測定を行うことができる。
【0010】
また、各第1アームおよび各第2アームの歪ゲージを所定の組み合わせでブリッジ回路に結線することで、これらブリッジ回路の抵抗値変化から直交する3軸方向の分力と、各軸周りの偶力を測定することが可能となる。
【0011】
本発明では、前記各第1アームおよび前記各第2アームを四角柱状に形成し、その四周外面にそれぞれ一対ずつ歪ゲージを付設してもよい。
【0012】
本発明では、前記各第2アームは前記第1枠体の外周から前記各第1アームの突設方向に一致して直交する四方に向けて突設してもよい。
【0013】
本発明では、基部が軸状で、第1枠体が前記基部外周を囲むリング状で、前記第2枠体が前記第1枠体外周を囲むリング状で互いに同心上に外方へ間隔をあけて配備してもよい。
【0014】
本発明のタイヤ試験機は、本発明の多分力ロードセルを備え、小径のタイヤが連結される第1スピンドルを前記基部に対して遊転自在に支持するとともに、大径のタイヤが連結される第2スピンドルを前記第1枠体に対して遊転自在に支持し、前記第1スピンドルあるいは前記第2スピンドルに装着したタイヤを走行ドラムによって接触回転させるよう構成している。
【0015】
本発明のタイヤ試験機によると、小さい負荷をもたらす小径のタイヤを検査する場合には、タイヤを第1スピンドルに装着し、もたらされる負荷を、基部を介して比較的剛性の低い第1アームに作用させ、過不足のない撓みを発生させて、制度の高い測定を行うことができる。また、大きい負荷をもたらす大径のタイヤを検査する場合には、タイヤを第2スピンドルに装着し、もたらされる負荷を、第1枠体を介して比較的剛性の高い第2アームに作用させ、過不足のない適切な撓みを発生させて、耐久性高く測定を行うことができる。
【0016】
本発明では、前記基部に連結した第1支軸に前記第1スピンドルを遊転自在に装着するとともに、前記第1枠体に連結した第2支軸に前記第2スピンドルを遊転自在に装着するのが好ましい。
【0017】
この構成によると、第1スピンドルに作用する負荷を第1支軸を介して確実に基部に伝えることができるとともに、第2スピンドルに作用する負荷を第2支軸を介して確実に第1枠体に伝えることができ、当該試験機の機能を好適に発揮させることができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明によると、連結した小さい負荷、あるいは、大きい負荷によってもたらされる複数方向の分力と偶力とを1台の多分力ロードセルでそれぞれ適切に測定することができる。また、この多分力ロードセルを利用することで、小径のタイヤおよび大径のタイヤを1台の試験機でそれぞれ好適に試験することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】図1は本発明の実施形態に係る多分力ロードセルの正面図である。
【図2】図2は図1の多分力ロードセルの要部を拡大した正面図である。
【図3】図3は図1の多分力ロードセルの一部を切欠いた斜視図である。
【図4】図4は図1の多分力ロードセルにおける応力検出用のブリッジ回路図である。
【図5】図5は本発明の実施形態に係る多分力ロードセルを適用したタイヤ試験機の要部を示す縦断側面図である。
【図6】図6は図5のタイヤ試験機の要部を示す斜視図である。
【図7】図7は図5のタイヤ試験機の小径タイヤの検査形態を示す縦断側面図である。
【図8】図8は図5のタイヤ試験機の小径タイヤの検査形態を示す斜視図である。
【図9】図9は図5のタイヤ試験機の大径タイヤの検査形態を示す縦断側面図である。
【図10】図10は図5のタイヤ試験機の大径タイヤの検査形態を示す斜視図である。
【図11】図11は別実施形態におけるタイヤ試験機の要部を示す縦断側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、添付した図面を参照して本発明の実施形態に係る多分力ロードセルを詳細に説明する。
【0021】
図1ないし図3に、本発明の実施形態に係る多分力ロードセル1を示す。この多分力ロードセル1は、軸状の基部2、リング状の第1枠体3、および、装置固定部4(図5参照)に連結されるリング状の第2枠体としての固定枠体5が同心上に互いに外方へ間隔をあけて順次に配備された構造となっている。
【0022】
基部2の中心から直交する四方(X軸両方向およびY軸両方向)に向けて基部2の外周から突設された4本の断面積が小さい第1アーム6が第1枠体3の内周側の対応する各第1アーム連結部位に連結される。
【0023】
第1枠体3の外周から前記各第1アームの突設方向に一致して直交する四方に向けて突設された4本の断面積が大きい第2アーム7が固定枠体5の内周側の対応する各第2アーム連結部位に連結されている。X軸およびY軸は直交二次元座標の座標軸であり、この両軸の交点は基部2の中心である。
【0024】
前記各第1アーム連結部位は、第1アーム6先端からさらに外方へ伸延する捩れが生じ易いように断面積を小さくされた第1の部分8と、第1枠体3内周に前記第1の部分8と共にT字形をなして形成され前記第1の部分8の伸延方向に撓み易いように薄肉に形成された第2の部分9とで構成している。第2の部分9は、第1枠体3の内周部で第1アーム6の突出方向と直交して形成されたスリット10により、前記撓み変形可能な薄肉に形成されている。
【0025】
前記各第2アーム連結部位は、第2アーム7先端からさらに外方へ伸延する捩れが生じ易いように断面積を小さくされた第3の部分11と、固定枠体5内周に第3の部分11と共にT字形をなして形成され前記第3の部分11の伸延方向に撓み易いように薄肉に形成された第4の部分12とで構成している。第4の部分12は、固定枠体5の内周部で第2アーム7の突出方向と直交して形成されたスリット13により、前記撓み変形可能な薄肉に形成されている。
【0026】
第1アーム6は断面積の小さい四角柱に、また、第2アーム7は第1アーム6よりも断面積の大きい四角柱に構成されている。なお、ここでは、左右の第1アーム6および第2アーム7が、左右に向かうX軸上に位置するとともに、上下の第1アーム6および第2アーム7が、上下に向かうY軸上に位置し、かつ、これらX軸とY軸の交点において直交するZ軸に基部2の軸心が一致する。
【0027】
このように、各第1アーム6および各第2アーム7それぞれの先端部が、第1枠体3の内周部および固定枠体5の内周部にそれぞれ弾性的かつピンポイント状に支持されることで、各第1アーム6および各第2アーム7は四方への撓み変形および捻り変形に制約を受け難い片持ち梁の形態となる。
【0028】
各第1アーム6の四方の外面には一対ずつ歪ゲージGa(1〜8,9〜16,17〜24,25〜32)が付設されるとともに、各第2アーム7の四方の外面にも2枚づつ歪ゲージGb(1〜8,9〜16,17〜24,25〜32)が付設されている。なお、上向きの第1アーム6と第2アーム7を拡大して示す図2において、各第1アーム6の図示されていない裏側の外面にも歪ゲージGa3,Ga4(図示せず)が付設されるとともに、第2アーム7の図示されていない裏側の外面にも歪ゲージGb3,Gb4(図示せず)が付設されている。また、拡大して図示されていない下方向きの第1アーム6と第2アーム7、および、左右向きの各第1アーム6と各第2アーム7における四方の外面に付設される歪ゲージGa(9〜16,17〜24,25〜32),Gb(9〜16,17〜24,25〜32)の配置順序(補助番号の順序)は、図2に示す上記配置順序と同様である。
【0029】
図4(a)〜(f)は、各第1アーム6に係わる32個の歪ゲージGa(1〜32)の測定用ブリッジ回路を示すものであり、(a)の回路における抵抗値でX軸方向の力が、(b)の回路でY軸方向の力が、(c)の回路における抵抗値でZ軸方向の力が、(d)の回路における抵抗値でX軸周りの偶力が、(e)の回路における抵抗値でY軸周りの偶力が、さらに、(f)の回路における抵抗値でZ軸周りの偶力がそれぞれ測定される。なお、図示されていないが、各第2アーム7に係わる32個のGb(1〜32)も上記と同様に結線されて、各軸方向の力と各軸周りの偶力が測定されるようになっている。
【0030】
本実施形態の多分力ロードセル1は以上のように構成されており、小さい負荷が作用する場合には、基部2に負荷を連結して断面積の小さい各第1アーム6を歪み変形させ、また、大きい負荷が作用する場合には、第1枠体3に負荷を連結して断面積の大きい各第2アーム7を歪み変形させることで、各軸方向の力と各軸周りの偶力を測定することになる。
【0031】
以上の構成によると、基部2に負荷を連結した場合、基部2に作用する負荷によって各第1アーム6が撓み、あるいは、捻り変形し、これが歪ゲージGa(1〜32)の歪として検出され、これら歪ゲージGa(1〜32)の歪み変形に伴う抵抗値変化に基づいて、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向の力、および、各軸周りの偶力が測定されることになる。この場合、負荷が作用しない第1枠体3は固定枠として機能する。
【0032】
また、第1枠体3に負荷を連結した場合、第1枠体3に作用する負荷によって各第2アーム7が撓み、あるいは、捻り変形し、これが歪ゲージGb(1〜32)の歪として検出され、これら歪ゲージGb(1〜32)の歪み変形に伴う抵抗値変化に基づいて、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向の力、および、各軸周りの偶力が測定されることになる。この場合、負荷が作用しない基部2は、第2アーム7の変形には関与することがない。
【0033】
以上のように構成された多分力ロードセル1を利用したタイヤ試験機の要部が図5〜図10に示されている。
【0034】
図5,図6に示すように、このタイヤ試験機では、多分力ロードセル1の前端部にタイヤ装着用スピンドル15が連結される。タイヤ装着用スピンドル15は、前記基部2の端部に同心状に連結される第1支軸16、これに軸受17を介して遊転自在に外嵌装着される第1スピンドル18、前記第1枠体3の端部に同心状に連結される筒軸状の第2支軸19、および、これに軸受20を介して遊転自在に外嵌装着される第2スピンドル21とで構成されており、これら第1スピンドル18と第2スピンドル21に検査対象のタイヤを装着するようになっている。
【0035】
図7,図8に示すように、検査対象のタイヤが普通車などに用いる小径のタイヤT1の場合、すなわち、作用する負荷が小さい場合には、第1スピンドル18の端部に第1ハブ22を取り付けてタイヤT1を装着し、このタイヤT1に走行ドラム23を接触させて所望の速度で回転駆動することで、第1支軸16を介して基部2に作用する負荷における各軸方向の分力や各軸周りの偶力を測定することができる。
【0036】
また、図9,図10に示すように、検査対象のタイヤがトラックやバスなどに用いる大径のタイヤT2の場合、すなわち、作用する負荷が大きい場合には、第2スピンドル21の端部に第2ハブ24を取り付けてタイヤT2を装着し、このタイヤT2に前記走行ドラム23を接触させて所望の速度で回転駆動することで、第2支軸19を介して第1枠体3に作用する負荷における各軸方向の分力や各軸周りの偶力を測定することができる。
【0037】
本発明は、以下のような形態で実施することもできる。
【0038】
(1)多分力ロードセル1を構成する最外側の固定枠体5は必ずしもリング状である必要はなく、周方向に分断して、分断された各部を装置固定部に連結固定するようにしてもよい。
【0039】
(2)図11に示すように、タイヤ装着用スピンドル15における第1支軸16を第2支軸19より大きく突出させておくと、第2支軸19に第2ハブ24を取り付けたままでも、第1ハブ22に小径のタイヤT1を取り付けることができる。
【0040】
(3)多分力ロードセル1における基部2を軸方向に延長して前記第1支軸16を一体形成することもできる。また、第1枠体3を軸方向に延長して前記第2支軸19を一体形成することも可能である。
【産業上の利用可能性】
【0041】
本発明は、多分力ロードセル及びタイヤ試験機などに有用である。
【符号の説明】
【0042】
2 基部
3 第1枠体
5 固定枠部(第2枠体)
6 第1アーム
7 第2アーム
8 第1の部分
9 第2の部分
10 スリット
11 第3の部分
12 第4の部分
13 スリット
15 タイヤ装着用スピンドル
16 第1支軸
18 第1スピンドル
19 第2支軸
21 第2スピンドル
23 走行ドラム
T1 タイヤ
T2 タイヤ
Ga 歪ゲージ
Gb 歪ゲージ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基部の外周から直交する四方に向けて4本の第1アームを突設し、
各第1アーム先端を前記基部の外周に間隔をあけて配置した第1枠体の内周側に各々形成した第1アーム連結部位に連結し、
前記第1枠体の外周から直交する四方に向けて4本の第2アームを突設し、
各第2アーム先端を前記第1枠体の外周に間隔をあけて配置した第2枠体の内周側に各々形成した第2アーム連結部位に連結し、
前記第1アーム連結部位は、第1アーム先端からさらに外方へ伸延する捩れが生じ易い第1の部分と、前記第1枠体内周に前記第1の部分と共にT字形をなして形成され前記第1の部分の伸延方向に撓み易い第2の部分とで構成し、
前記第2アーム連結部位は、第2アーム先端からさらに外方へ伸延する捩れが生じ易い第3の部分と、前記第2枠体内周に前記第3の部分と共にT字形をなして形成され前記第3の部分の伸延方向に撓み易い第4の部分とで構成し、
前記各第1アームおよび前記各第2アームの外面に歪ゲージを付設した、
ことを特徴とする多分力ロードセル。
【請求項2】
前記各第1アームおよび前記各第2アームを四角柱状に形成し、その四周外面にそれぞれ一対ずつ歪ゲージを付設した、請求項1に記載の多分力ロードセル。
【請求項3】
前記各第2アームは前記第1枠体の外周から前記各第1アームの突設方向に一致して直交する四方に向けて突設している、請求項1または2に記載の多分力ロードセル。
【請求項4】
前記基部が軸状で、前記第1枠体が前記基部外周を囲むリング状で、前記第2枠体が前記第1枠体外周を囲むリング状で、互いに同心上に外方へ間隔をあけて配備されている、請求項1ないし3のいずれかに記載の多分力ロードセル。
【請求項5】
請求項1ないし4のいずれかに記載の多分力ロードセルを備え、小径のタイヤが連結される第1スピンドルを前記基部に対して遊転自在に支持するとともに、大径のタイヤが連結される第2スピンドルを前記第1枠体に対して遊転自在に支持し、前記第1スピンドルあるいは前記第2スピンドルに装着したタイヤを走行ドラムによって接触回転させるよう構成していることを特徴とするタイヤ試験機。
【請求項6】
前記基部に連結した第1支軸に前記第1スピンドルを遊転自在に装着するとともに、前記第1枠体に連結した第2支軸に前記第2スピンドルを遊転自在に装着している請求項5記載のタイヤ試験機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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