説明

多軸駆動装置

【課題】従来よりもモータ軸の軸方向への投影面積を小さくすることができる多軸駆動装置を提供する。
【解決手段】モータ軸11の周囲にモータ軸11と直交して略放射状に配設される複数の出力軸50に対してモータ10の動力を選択的に伝達する構成において、各出力軸50に対応して、モータ軸11の回転が伝達される入力軸30をモータ軸11と平行にそれぞれ配設し、これら入力軸30に、入力軸30に沿って移動し、かつコイルばね45によりセレクタ60側に付勢されるクラッチ軸40を設け、クラッチ軸40に、セレクタ60でクラッチ軸40がコイルばね45に抗して押されると出力軸50に設けた出力側ベベルギヤ51に噛み合う入力側ベベルギヤ41を設ける。出力軸50側にクラッチを設けず、モータ軸11と平行なクラッチ軸40の軸方向への移動によりクラッチを断接する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば車両用電動シート等に適用されて好適な1つのモータで複数の出力軸を駆動する多軸駆動装置に関する。
【背景技術】
【0002】
車両用シートにあっては、全体の前後方向のスライドや座面高さの上下動、あるいはシートバック(背もたれ)のリクライニング等、複数箇所の位置を調節可能として、乗員の体形や姿勢に適合できるようにした形式のものが多い。これらの可動部位の調節は手動でなされるものであったが、より便利なものとして、モータ駆動により調節する電動シートが提供されている。
【0003】
複数の可動部位をそれぞれ独立して駆動するには、可動部位に連結した各出力軸ごとにモータを1つ1つ連結させる構成が考えられるが、これではモータの数が多くなる。そこで、1つのモータで複数の出力軸を駆動すれば効率的であり、そのために、複数の可動部位に連結した各出力軸に、クラッチを介してモータの動力が伝達されるようにし、クラッチを断接して各可動部位を選択的に駆動するものが提案されている(特許文献1等参照)。このようないわゆる多軸駆動装置としては、複数の出力軸上に軸方向に移動自在にそれぞれ設けた従動側ベベルギヤを、モータ軸上の駆動側ベベルギヤに対して噛み合い可能に付勢した状態で設け、従動側ベベルギヤを押圧するカムによって従動側ベベルギヤを駆動側ベベルギヤに対して離接させて動力伝達の経路を切り換えるものが知られている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平6−156123号公報
【特許文献2】特公昭54−41898号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献2に記載のものでは、従動側ベベルギヤを軸方向に移動させるスペースが必要なことから、従動側ベベルギヤに直交するモータ軸の軸方向への投影面積が大きくなる構造であった。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、従来よりもモータ軸の軸方向への投影面積を小さくすることができる多軸駆動装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、車両に具備される複数の可動機構を選択的に駆動する多軸駆動装置であって、モータ軸を有するモータと、前記モータ軸の周囲に、該モータ軸と直交して配設され、前記可動機構に伝達部材を介してそれぞれ接続される出力軸と、これら出力軸に対応して前記モータ軸と平行に配設され、モータ軸の回転が伝達される入力軸と、この入力軸と前記出力軸とを接続させて入力軸の回転を出力軸に伝達する回転伝達部材と、前記入力軸に沿って移動自在に設けられるクラッチ手段と、前記入力軸の一端側に回転自在に支持され、回転することにより前記クラッチ手段を前記入力軸に沿って移動させ、これにより前記入力軸の回転を前記回転伝達部材を介して前記出力軸に選択的に伝達させるセレクタとを備えることを特徴とする。
【0008】
本発明では、前記回転伝達部材は、前記入力軸上に設けられた入力側ベベルギヤと、前記出力軸上に設けられ、入力側ベベルギヤに噛み合うことが可能な出力側ベベルギヤとからなる形態を含む。
【0009】
また、本発明では、前記クラッチ手段は、前記入力軸に沿って前記入力側ベベルギヤを移動自在に支持して該入力側ベベルギヤを前記出力側ベベルギヤに対して離接させる形態を含む。
【0010】
また、本発明では、前記クラッチ手段は、前記モータ軸の回転を前記入力軸に対して断接する形態を含む。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、クラッチ手段がモータ軸と平行な入力軸に沿って移動するように設けられているため、従来よりもモータ軸の軸方向への投影面積を小さくすることができる多軸駆動装置が提供されるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の一実施形態に係る多軸駆動装置を示す斜視図である。
【図2】同装置の平面図である。
【図3】同装置の上部における図2のIII−III矢視断面図である。
【図4】同装置の上部における図2のIV−IV矢視断面図である。
【図5】図3のV−V矢視断面図である。
【図6】同装置が具備するセレクタの(a)斜視図、(b)裏面図である。
【図7】一実施形態に基づく従動ギヤの他の形態を示す断面図である。
【図8】一実施形態に基づくクラッチ手段の他の形態を示す断面図である。
【図9】一実施形態に基づく入力軸および入力側ベベルギヤの他の形態を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
(1)多軸駆動装置の構成
図1および図2は、車両用電動シートを駆動する一実施形態に係る多軸駆動装置の斜視図および平面図をそれぞれ示している。また、図3および図4は、本装置の上部における図2のIII−III矢視断面およびIV−IV矢視断面をそれぞれ示している。さらに図5は、図3のV−V矢視断面を示している。以下の説明で上下方向は図面上の方向とするが、本装置は図示の姿勢で設置されるとは限られず、設置対象のフレーム等に任意の姿勢で設置される。
【0014】
図1の符号10は、モータである。このモータ10は、図3に示すように上方に突出するモータ軸11を有しており、このモータ軸11上に平歯車からなるピニオン12が固定されている。ピニオン12はモータ10の稼働により正逆方向に回転駆動される。モータ10の上面には第1ケース21が着脱自在に装着され、第1ケース21の上面には第2ケース22が着脱自在に重ねて装着されている。
【0015】
図3および図4に示すように、モータ10のピニオン12の周囲には、モータ軸11と平行な複数の入力軸(この場合3つ)30がモータ軸11と同心状に配設されている。これら入力軸30は上方に開口する円筒状であって、第1ケース21に回転自在に支持されている。各入力軸30上には、平歯車からなる従動ギヤ31が同軸的に、かつ一体に形成されており、これら従動ギヤ31は、ピニオン12に噛み合わされている。従動ギヤ31はピニオン12よりも大径の減速ギヤであり、モータ10が稼働してピニオン12が回転すると、入力軸30と一体に従動ギヤ31が回転する。すなわち、モータ10の稼働時にはモータ10の動力がピニオン12から各従動ギヤ31に伝わり、各入力軸30が常時回転した状態となる。
【0016】
入力軸30内には、下方に開口する円筒状のクラッチ軸40が入力軸30に沿って上下方向に摺動自在に挿入されている。このクラッチ軸40は入力軸30に対しスプライン結合され、入力軸30と一体回転可能となっている。このクラッチ軸40上の上端部には歯面が下方に向く入力側ベベルギヤ41が一体に形成されている。クラッチ軸40内には、圧縮状態のコイルばね45が収容されている。このコイルばね45は入力軸30内の底部をばね座として、クラッチ軸40および入力側ベベルギヤ41を上方に付勢している。
【0017】
各入力側ベベルギヤ41の軸心には、上方に突出するピン42が形成されている。このピン42の上端面は半球状に形成されており、ピン42は、コイルばね45によりクラッチ軸40が上方に付勢されることにより第2ケース22の上端面から突出するようになっている。クラッチ軸40は、第2ケース22の上端面に配設された円板状のセレクタ60により、ピン42を介して下方に押さえ付けられ、コイルばね45とともに軸方向が位置決めされる。
【0018】
セレクタ60は、第2ケース22にモータ軸11と同軸の回転軸61を介して回転自在に支持されている。図6に示すように、セレクタ60の平坦な下面62における各クラッチ軸40のピン42に対向する箇所には、いずれかのピン42が嵌り込むカム穴63が複数形成されている。この場合カム穴63は、形成箇所と周方向長さが異なることによって区別される2種類(63aと63b)が2つずつ形成されている。
【0019】
すなわち、一方の種類のカム穴63aは、ピン42が嵌合するだけの周方向長さが短いものであり、その底部中央には、ピン42の上端面の一部が入り込む小さな凹部64が形成されている。また、他方の種類のカム穴63bは、モータ軸11と同心状で嵌り込んだピン42が相対的に移動可能な円弧状溝であり、その底部の周方向一端部と他端部には、同様の凹部64が形成されている。各カム穴63の周方向一端側または他端側には、周方向に延びてセレクタ60の下面62になだらかに連なるガイド斜面65が形成されている。
【0020】
図3に示すように、各入力軸30の、モータ軸11を中心とした外周側には、軸方向がモータ軸11と直交する出力軸50が配設されている。これら出力軸50は、第1ケース21と第2ケース22が合体して形成される円筒状の軸受部23に挟まれて回転自在に支持されている。これら出力軸50は略放射状に配設されており、入力軸30に対向する先端には、入力側ベベルギヤ41に噛み合うことが可能な出力側ベベルギヤ51が一体に形成されている。各出力軸50は、車両用電動シートの、例えばシート座面の高さを調節する機構、シートバック(背もたれ部)の角度を調節するリクライニング機構、およびシートの前後位置を調節する機構等の可動機構に対し、図示せぬトルクケーブルを介してそれぞれ接続される。トルクケーブルは、出力軸50の後端面に形成された断面矩形状の装着穴52にその一端部が挿入され、出力軸50とともに回転する。
【0021】
本実施形態では、入力側ベベルギヤ41と出力側ベベルギヤ51とが本発明の回転伝達部材を構成している。また、入力側ベベルギヤ41が形成されたクラッチ軸40が本発明のクラッチ手段を構成している。
【0022】
(2)多軸駆動装置の動作
次に、上記多軸駆動装置の動作を説明する。
コイルばね45で上方に付勢されているクラッチ軸40は、セレクタ60の回転に伴い、上端のピン42が、セレクタ60の下面62に当接するクラッチ接続位置(図4の右側の状態)と、カム穴63に嵌り込んだクラッチ切断位置(図4の左側の状態)の2位置を往復移動する。
【0023】
ここで、1つのピン42がセレクタ60のカム穴63に嵌り込んでクラッチ軸40がクラッチ切断位置にある場合を説明すると、当該ピン42が形成されているクラッチ軸40はコイルばね45で上方に移動させられ、入力側ベベルギヤ41は対応する出力側ベベルギヤ51から上方に離間し、クラッチ切断状態となる。クラッチ切断状態では、モータ10を稼働させても動力は入力側ベベルギヤ41までしか伝わらず、出力軸50は回転しない。
【0024】
この状態からセレクタ60を所定方向に回転させると、ピン42がガイド斜面65を摺接してセレクタ60の下面62に当接し、セレクタ60の下面62によってクラッチ軸40はクラッチ接続位置に押し下げられる。すると、入力側ベベルギヤ41は対応する出力側ベベルギヤ51に噛み合い、クラッチ接続となる。クラッチ接続状態でモータ10を稼働させると、モータ10の動力が入力軸30、クラッチ軸40、入力側ベベルギヤ41を経て出力側ベベルギヤ51に伝わる。これにより出力軸50が回転し、トルクケーブルが回転して作動する。
【0025】
なお、入力側ベベルギヤ41が出力側ベベルギヤ51に噛み合ってクラッチ接続となる瞬間には、いずれかのカム穴63に入り込んでいる他のピン42の上端面が対応するいずれかの凹部64に入り込むことにより、セレクタ60を回転させる操作者はクリック感を得て目的の可動機構が作動可能になることを確認することができるようになっている。
【0026】
さらに、クラッチ接続状態からセレクタ60を所定方向に回転させると、ピン42はセレクタ60の下面62からガイド斜面65に入って摺接し、カム穴63に嵌り込んで再びクラッチ切断状態となる。すると出力軸50は回転が停止し、トルクケーブルの作動も停止する。
【0027】
以上が多軸駆動装置の動作であり、本装置によれば、セレクタ60を回転させてカム穴63を作動させたい出力軸50に対応するクラッチ軸40のピン42に対向させることにより、その出力軸50を作動させることができ、これによって車両用電動シートの上記各可動機構が選択的に駆動される。モータ10をON・OFFするスイッチは別途配設してもよいが、セレクタ60あるいはセレクタ60の近傍にそのスイッチを設けると、作動させる出力軸50の選択に続いてモータ10を稼働させ出力軸50を作動させるといった動作を一連の操作で円滑に行うことができるため、好ましい。
【0028】
(3)本実施形態の効果
本実施形態の多軸駆動装置によれば、入力側ベベルギヤ41を出力側ベベルギヤ51に対して接続させたり離間させたりするクラッチ軸40がモータ軸11と平行な入力軸30に沿って移動するように設けられているため、従来よりもモータ軸11の軸方向への投影面積を小さくすることができ、装置のコンパクト化が図られる。
【0029】
また、ケースの数が2つ(第1ケース21と第2ケース22)と少なく、しかもケースをモータ10に対して順次重ね、さらにセレクタ60を重ねていくことで組み立てられるため、部品点数や組み立て工程数を低減させることができ、生産性の向上が図られる。
【0030】
また、入力側ベベルギヤ41は、クラッチ接続状態における軸方向位置が、出力側ベベルギヤ51に適切に噛み合う位置に保持される必要があるが、その位置は、例えば第2ケース22に入力側ベベルギヤ41の下方への位置を規制する規制部を形成することにより可能である。また、クラッチ切断状態においてはピン42がセレクタ60に当接することにより上方への移動を規制することができる。したがって入力側ベベルギヤ41の位置を規制するギヤホルダ等の部材を必要としない。一方、出力軸50と一体の出力側ベベルギヤ51は、2つのケース21,22で挟まれて軸受部23で位置決めされ、ギヤホルダ等は必要ない。これらのことからも、部品点数や組み立て工程数を低減させることができ、生産性の向上が図られる。
【0031】
上記実施形態においては、次のような他の形態に変更することができる。
上記モータ軸11のピニオン12とピニオン12に噛み合う従動ギヤ31は平歯車であるが、これらをはす歯歯車にすると、噛み合い率が高いことによる静粛性や高強度が期待される。はす歯歯車どうしが噛み合うと軸方向への応力が生じるため、上記実施形態に適用されると従動ギヤ31が形成された入力軸30が上下方向に動かされる可能性がある。そこで、ピニオン12と従動ギヤ31をはす歯歯車にした場合には、図7に示すように、従動ギヤ31の下端部にピニオン12の下端面に係合するフランジ31aを形成して上方への移動が規制されるようにするとよい。従動ギヤ31の下方への移動は、例えば第2ケース22によって上端面を押さえるようにすればよい。
【0032】
また、上記実施形態ではクラッチ軸40を上下動させて入力側ベベルギヤ41を出力側ベベルギヤ51に対し離接させているが、図8に示すようにクラッチ軸40は上下動せず、入力側ベベルギヤ41が出力側ベベルギヤ51に常時噛み合うようにする。そしてクラッチ軸40に代えて入力軸30が上下動するように構成し、コイルばね45は入力軸30を下方に付勢する形態とする。この場合には入力軸30が本発明のクラッチ手段を構成し、入力軸30が上方に移動したときはピニオン12に噛み合ってクラッチ接続となり、ピニオン12の回転が入力軸30に伝わって出力軸50が回転する。また、入力軸30が下方に移動したときは従動ギヤ31がピニオン12から離れ、クラッチ切断となる。この形態では、上記セレクタ60に代えて入力軸30を上下動させる別のセレクタが適宜設けられる。
【0033】
また、図9では、入力軸30と別体とした入力側ベベルギヤ41を入力軸30に軸方向に摺動自在、かつ一体回転可能に装着し、この入力側ベベルギヤ41をコイルばね45で上方に付勢している。この形態では、入力側ベベルギヤ41が本発明のクラッチ手段を兼ねている。この場合、入力側ベベルギヤ41には上記ピン42と同じ作用を果たすものとして、入力軸30が貫通する環状凸部43が上面に形成されており、この環状凸部43に上記セレクタ60と同様の機能を有する別のセレクタを作用させて入力側ベベルギヤ41を上下動させ、出力側ベベルギヤ51に離接させてクラッチ接続あるいはクラッチ切断となるように構成される。
【0034】
また、図示はしないが、セレクタによってクラッチ軸40(あるいは図8の入力軸30)を上下方向に移動させる構成は任意であり、セレクタでクラッチ軸40の上下動を導くことができる方式であれば、コイルばね45の要否も含めて、いかなる形態であってもよい。
【符号の説明】
【0035】
10…モータ、11…モータ軸、30…入力軸、40…クラッチ軸(クラッチ手段)、41…入力側ベベルギヤ(回転伝達部材)、50…出力軸、51…出力側ベベルギヤ(回転伝達部材)、60…セレクタ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に具備される複数の可動機構を選択的に駆動する多軸駆動装置であって、
モータ軸を有するモータと、
前記モータ軸の周囲に、該モータ軸と直交してに配設され、前記可動機構に伝達部材を介してそれぞれ接続される出力軸と、
これら出力軸に対応して前記モータ軸と平行に配設され、モータ軸の回転が伝達される入力軸と、
この入力軸と前記出力軸とを接続させて入力軸の回転を出力軸に伝達する回転伝達部材と、
前記入力軸に沿って移動自在に設けられるクラッチ手段と、
前記入力軸の一端側に回転自在に支持され、回転することにより前記クラッチ手段を前記入力軸に沿って移動させ、これにより前記入力軸の回転を前記回転伝達部材を介して前記出力軸に選択的に伝達させるセレクタと、
を備えることを特徴とする多軸駆動装置。
【請求項2】
前記回転伝達部材は、前記入力軸上に設けられた入力側ベベルギヤと、前記出力軸上に設けられ、入力側ベベルギヤに噛み合うことが可能な出力側ベベルギヤとからなることを特徴とする請求項1に記載の多軸駆動装置。
【請求項3】
前記クラッチ手段は、前記入力軸に沿って前記入力側ベベルギヤを移動自在に支持して該入力側ベベルギヤを前記出力側ベベルギヤに対して離接させることを特徴とする請求項2に記載の多軸駆動装置。
【請求項4】
前記クラッチ手段は、前記モータ軸の回転を前記入力軸に対して断接することを特徴とする請求項1または2に記載の多軸駆動装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−177459(P2012−177459A)
【公開日】平成24年9月13日(2012.9.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−41872(P2011−41872)
【出願日】平成23年2月28日(2011.2.28)
【出願人】(000004640)日本発條株式会社 (1,048)
【Fターム(参考)】