説明

安否確認システム

【課題】 住人の存在が検知された場所で住人が倒れた場合にできるだけ早く報知を行うことができる。
【解決手段】 住人の安否を確認する所定のタイミングで、タイマー部13は第一の時間を計測し、第一の時間が第一の所定時間に達した場合に報知部14は報知を行う。物体検知装置1は検知範囲内の物体を検知している間、検知信号を出力し続け、I/F部12が検知信号を入力し続けている間だけ、タイマー部13は第二の時間を計測する。第二の時間が第二の所定時間に達した場合に、住人が検知範囲内で倒れていると判断されて、第一の時間がリセットされず、第二の時間が第二の所定時間に達しなかった場合に、住人が検知範囲内を通過したものであると判断されて、第一の時間がリセットされる。これにより、検知範囲内で住人が倒れている場合には、第一の時間の計測が継続されるので、住人に異常が発生していることが報知されるまでの時間が早くなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、住宅に居住する住人の安否を確認するための安否確認システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、核家族化などの進行により、高齢者のみが居住する住宅が増えている。また、このような住宅では、高齢者などの住人の安否を確認するために住宅に様々なセンサーを設置して、管理人などが住人の安否を確認するようにしている(例えば、特許文献1など)。
【0003】
特許文献1に記載の安否確認システムでは、タイマーが時間を計測し、住人の存在を検知した場合に、タイマーが計測していた時間をリセットしている。そして、タイマーが計測した時間が一定時間に達するまでに住人の存在が検知されなかった場合に、住人に異常が発生していることを管理者などへ報知するようにしている。ここで、特許文献1に記載の技術では、住人が上に乗っていることをマットセンサーにて検知したり、住人が検知領域内を通過したことを赤外線遮断センサーにて検知したりすることで住人の存在を検知している。
【0004】
しかしながら、この特許文献1に記載の技術では、住人の存在が検知された後に住人が倒れても、その時点でタイマーが計測していた時間がリセットされ、リセットされた時点からタイマーが計測した時間が一定時間に達した時点で報知が行われることになり、管理人などへの報知が遅くなってしまうという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2006−163930号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、住人の存在が最後に検知された時点から計測した時間が一定時間に達した場合に、住人に異常が発生していることを報知する安否確認システムにおいて、住人の存在が検知された場所で住人が倒れた場合にできるだけ早く報知を行うことができるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するために、本発明の安否確認システムは、タイマー部が計測した時間が第一の所定時間以上となった場合に、住人に異常が発生していることを報知する安否確認システムであって、検知範囲内で物体を検知し続けている時間が第二の所定時間以上であるか否かを判定し、第二の所定時間以上であると判定した場合にはタイマー部をリセットせず、第二の所定時間以上ではないと判定した場合にはタイマー部をリセットするようにしている。
【0008】
また、本発明の他の態様では、第二の所定時間以上であると判定した場合でも、検知範囲内で検知された物体の温度が所定の範囲外であったときには、タイマー部をリセットするようにしている。
【発明の効果】
【0009】
上記のように構成した本発明によれば、検知範囲内で物体を検知し続けている時間が第二の所定時間以上であると判定されると、検知範囲内で住人が倒れていると判定される。また、その場合にはタイマー部がリセットされないので、タイマー部が計測した時間が第一の所定時間以上となり、住人に異常が発生していることが報知されるまでの時間が早くなる。従って、住人が検知範囲内で倒れている場合に、できるだけ早く報知を行うことができる。
【0010】
また、本発明の他の態様によれば、検知範囲内で物体を検知し続けている時間が第二の所定時間以上であると判定されても、検知範囲内で検知された物体の温度が人の体温の範囲外であった場合には、検知範囲内に物が置かれていると判定されて、タイマー部がリセットされる。これにより、検知範囲内で住人が倒れていることと検知範囲内で物が置かれていることとを明確に区別することができる。また、検知範囲内に物が置かれている場合に、タイマー部が計測した時間が第一の所定時間以上となり、住人に異常が発生していることが報知されるまでの時間が無用に早くなることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本実施形態による安否確認システムの構成例を示すブロック図である。
【図2】本実施形態による安否確認システムの物体検知装置を適用した住宅の状態例を示す図である。
【図3】本実施形態による安否確認システムの変形例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態による安否確認システムの構成例を示すブロック図である。同図に示すように、本実施形態による安否確認システムは、物体検知装置1、親機10を備えて構成されている。また、図2は、本実施形態による安否確認システムの物体検知装置1を適用した住宅の状態例を示す図である。
【0013】
図1および図2(a)において、物体検知装置1は、シート状のセンサーなどにより構成されており、シート上の荷重を計測することでシート上に存在する物体を検知する。図2(a)に示すように、物体検知装置1は、住宅に居住する住人が生活する際に定期的に通る場所(例えば、住宅内の廊下など)に設置されており、シート上を検知範囲としている。
【0014】
ここで、物体検知装置1は、伝送線を介して親機10に接続されている。また、物体検知装置1は、検知範囲内の物体を検知すると、検知信号を生成して親機10へ出力する。また、物体検知装置1は、検知範囲内の物体を検知している間、検知信号を出力し続ける。
【0015】
親機10は、管理人の常駐する部屋(例えば、スタッフルームなど)に設置されており、住人に異常が発生したことを報知するために使用される。ここで、住人に異常が発生していることとは、何らかの理由により住人が住宅内で動けなくなっていることを示す。また、親機10と物体検知装置1との間には、図示しない制御機が設置されている。制御機は、物体検知装置1と親機10との間の通信を制御する。また、親機10は、制御部11、インターフェース部(以下、I/F部と記載する)12、タイマー部13、報知部14、復旧操作部15を備えて構成されている。
【0016】
親機10の制御部11は、CPU(Central Processing Unit)などにより構成されており、親機10の各構成要素を後述するように制御する。I/F部12は、親機10に物体検知装置1を接続して通信を行う。ここで、I/F部12は、物体検知装置1から出力された検知信号を入力する。
【0017】
タイマー部13は、時間を計測するためのものである。報知部14は、住人に異常が発生していることを報知するためのものである。また、報知部14は、スピーカーや表示灯、表示装置などにより構成されている。復旧操作部15は、ボタンなどにより構成されており、報知部14による報知を停止するために操作される。報知部14による報知が行われている状態で、復旧操作部15が操作されると、制御部11は報知部14の動作を停止させる。
【0018】
制御部11は、住人の安否を確認する所定のタイミングでタイマー部13を動作させて、タイマー部13は、所定のタイミングからの時間(以下、第一の時間と記載する)の計測を開始する。ここで、住人の安否を確認する所定のタイミングとは、住人が住宅へ入ったタイミングや住宅に居る住人が起床したタイミングなどである。また、これらの所定のタイミングは、手動や自動で設定される。
【0019】
タイマー部13を動作させている状態で、制御部11は、タイマー部13が計測した第一の時間が第一の所定時間に達したか否かを判定する。ここで、第一の所定時間とは、住人の安否の確認が取れず、住人に異常が発生していると判定するための時間(例えば、5時間など)である。この状態で、I/F部12が物体検知装置1から出力された検知信号を入力すると、制御部11はタイマー部13を動作させて、タイマー部13は時間(以下、第二の時間と記載する)の計測を開始する。ここで、制御部11は、I/F部12が検知信号を入力し続けている間だけタイマー部13を動作させるとともに、タイマー部13が計測した第二の時間が第二の所定時間以上であるか否かを判定する。ここで、第二の所定時間とは、物体検知装置1の検知範囲内に住人が居続けている時間(例えば、10秒など)である。
【0020】
タイマー部13が計測した第二の時間が第二の所定時間に達したと制御部11にて判定した場合に、制御部11はタイマー部13をリセットせずに、タイマー部13による第一の時間の計測を継続させるとともに、タイマー部13による第二の時間の計測を停止させる。一方、タイマー部13が計測した第二の時間が第二の所定時間に達しなかった(換言すると、タイマー部13が計測した第二の時間が第二の所定時間に達するまでにI/F部12が検知信号を入力しなくなった)と制御部11にて判定した場合に、制御部11はタイマー部13によって計測している第一の時間をリセットする。
【0021】
また、タイマー部13が計測した第一の時間が第一の所定時間に達したと制御部11にて判定した場合に、制御部11は報知部14を動作させ、報知部14は報知を行う。
【0022】
このように構成されている安否確認システムの具体的な動作を説明する。タイマー部13が第一の時間を計測している状態で、図2(a)に示すように、住宅内に居る住人が廊下に設置されている物体検知装置1の検知範囲内に入ると、物体検知装置1は検知信号を生成して、生成した検知信号を親機10へ出力する。親機10では、I/F部12が物体検知装置1から出力された検知信号を入力すると、制御部11はタイマー部13を動作させ、タイマー部13は第二の時間を計測する。
【0023】
この状態で、住人が物体検知装置1の検知範囲内で倒れると、物体検知装置1は検知信号を親機10へ出力し続ける(図2(b)を参照)。そのため、親機10では、タイマー部13が計測した第二の時間が第二の所定時間に達する。すると、制御部11はタイマー部13をリセットせずに、タイマー部13による第一の時間の計測を継続させるとともに、タイマー部13による第二の時間の計測を停止させる。その後、タイマー部13が計測した第一の時間が第一の所定時間に達すると、制御部11は報知部14を動作させ、報知部14は報知を行う。
【0024】
図2(a)に示す状態で、住人が物体検知装置1の検知範囲を通過すると、物体検知装置1は検知信号を親機10へ出力しなくなる(図2(c)を参照)。住人が物体検知装置1の検知範囲を第二の所定時間内に通過した場合には、親機10では、タイマー部13が計測した第二の時間が第二の所定時間に達しない。すると、制御部11はタイマー部13によって計測している第一の時間をリセットするとともに、タイマー部13による第二の時間の計測を停止させる。その後、タイマー部13が計測した第一の時間が第一の所定時間に達すると、制御部11は報知部14を動作させ、報知部14は報知を行う。
【0025】
以上、詳しく説明したように、本実施形態の安否確認システムでは、親機10の制御部11は、住人の安否を確認する所定のタイミングでタイマー部13を動作させ、タイマー部13は第一の時間を計測する。タイマー部13が計測した第一の時間が第一の所定時間に達した場合に、制御部11は報知部14を動作させ、報知部14は報知を行う。また、住宅の廊下などに設置されている物体検知装置1は、検知範囲内の物体を検知している間、検知信号を親機10へ出力し続ける。また、制御部11は、I/F部12が検知信号を入力し続けている間だけタイマー部13を動作させ、タイマー部13は第二の時間を計測する。タイマー部13が計測した第二の時間が第二の所定時間に達したと制御部11にて判定した場合に、制御部11はタイマー部13をリセットせずに、タイマー部13による第一の時間の計測を継続させる。一方、タイマー部13が計測した第二の時間が第二の所定時間に達しなかったと制御部11にて判定した場合に、制御部11はタイマー部13によって計測している第一の時間をリセットするようにしている。
【0026】
これにより、検知範囲内で物体を検知し続けている第二の時間が第二の所定時間以上であると判定された場合には、検知範囲内で住人が倒れていると判定される。また、その場合にはタイマー部13がリセットされない。一方、検知範囲内で物体を検知し続けている第二の時間が第二の所定時間未満であると判定された場合には、検知範囲内を住人が通過したと判定される。また、その場合にはタイマー部13がリセットされる。そのため、第二の時間が第二の所定時間未満であると判定された場合に比べて、第二の時間が第二の所定時間以上であると判定された場合の方が、タイマー部13が計測した第一の時間が第一の所定時間以上となり、住人に異常が発生していることが報知されるまでの時間が早くなる。従って、住人が検知範囲内で倒れている場合に、できるだけ早く報知を行うことができる。
【0027】
なお、前述した実施形態では、物体検知装置1は、シート状のセンサーにより構成されているが、これに限定されない。例えば、物体検知装置1が赤外線センサーにより構成されるようにしても良い。この場合、赤外線センサーは、検知範囲内の全域に亘り赤外線を放射する図示しない放射部とこの放射部が放射した赤外線を受光する図示しない受光部とから構成されており、放射部が放射した赤外線を受光部が受光したか否かを判定することで検知範囲内に存在する物体を検知する。
【0028】
また、前述した実施形態では、一台の物体検知装置1を住宅内に設置しているが、これに限定されない。例えば、複数の物体検知装置1を住宅内に設置するようにしても良い。これにより、住人に異常が発生していることを精度を上げて検知することができる。
【0029】
また、前述した実施形態では、物体検知装置1を備えている住宅が一戸のみであるが、これに限定されない。例えば、物体検知装置1を備えている住宅が複数存在するようにしても良い。この場合、報知部14が報知を行う際に、異常が発生している住人の居る住宅を管理人が特定することができるように、各住宅内に設置される物体検知装置1から出力される検知信号に物体検知装置1が設置されている住宅を他の住宅と識別するための識別情報を付加する必要がある。
【0030】
また、前述した実施形態では、制御部11は、タイマー部13が計測した第二の時間が第二の所定時間に達した場合に、タイマー部13をリセットせずに、タイマー部13による第一の時間の計測を継続させているが、これに限定されない。例えば、タイマー部13が計測した第二の時間が第二の所定時間に達しても、物体検知装置1の検知範囲内に物などの住人以外の物体が存在する場合には、制御部11´がタイマー部13によって計測している第一の時間をリセットするようにしても良い。
【0031】
具体的には、図3に示すように、本変形例の安否確認システムは、物体検知装置1、温度検知装置2および親機10´を備えて構成されている。また、親機10´は、制御部11´、インターフェース部(I/F部と記載する)12´、タイマー部13、報知部14、復旧操作部15を備えて構成されている。ここで、上述した実施形態と同じ構成要素については、同じ符号を付して説明を一部省略する。
【0032】
温度検知装置2は、赤外放射温度計などにより構成されており、物体検知装置1の検知範囲内に存在する物体の温度を検知する。ここで、温度検知装置2は、物体検知装置1の検知範囲内に存在する物体から放射される赤外線を集光して、集光した赤外線の強度から物体の温度を検知する。また、温度検知装置2は、伝送線を介して親機10´に接続されている。また、温度検知装置2は、物体検知装置1の検知範囲内に存在する物体の温度を検知すると、温度検知信号を生成して親機10´へ出力する。また、温度検知信号は、検知した温度を示す温度情報を含む。
【0033】
親機10´の制御部11´は、CPUなどにより構成されており、親機10´の各構成要素を後述するように制御する。I/F部12´は、親機10´に物体検知装置1、温度検知装置2を接続して通信を行う。ここで、I/F部12´は、物体検知装置1から出力された検知信号および温度検知装置2から出力された温度検知信号を入力する。
【0034】
制御部11´は、住人の安否を確認する所定のタイミングでタイマー部13を動作させ、タイマー部13は、第一の時間の計測を開始する。制御部11´は、タイマー部13が計測した第一の時間が第一の所定時間に達したか否かを判定する。その状態で、I/F部12´が検知信号および温度検知信号を入力すると、制御部11´はタイマー部13を動作させて、タイマー部13は第二の時間の計測を開始する。ここで、制御部11´は、I/F部12´が入力していた検知信号を入力し続けている間だけタイマー部13を動作させるとともに、タイマー部13が計測した第二の時間が第二の所定時間以上であるか否かを判定する。
【0035】
タイマー部13が計測した第二の時間が第二の所定時間に達しなかったと制御部11´にて判断した場合に、制御部11´はタイマー部13によって計測している第一の時間をリセットする。一方、タイマー部13が計測した第二の時間が第二の所定時間に達したと制御部11´にて判断した場合に、制御部11´は、I/F部12´が検知信号とともに入力した温度検知信号に含まれる温度情報を抽出して、抽出した温度情報の値が所定の範囲外であるか所定の範囲内であるかを判定する。ここで、所定の範囲とは、人の体温の範囲(例えば、34〜43℃など)である。
【0036】
温度情報の値が所定の範囲内であると制御部11´にて判断した場合に、制御部11´はタイマー部13をリセットせずに、タイマー部13による第一の時間の計測を継続させるとともに、タイマー部13による第二の時間の計測を停止させる。一方、温度情報の値が所定の範囲外であると制御部11´にて判断した場合に、制御部11´はタイマー部13によって計測している第一の時間をリセットし、タイマー部13による第二の時間の計測を停止させる。
【0037】
また、タイマー部13が計測した第一の時間が第一の所定時間に達したと制御部11´にて判断した場合に、制御部11´は報知部14を動作させ、報知部14は報知を行う。
【0038】
これにより、検知範囲内で物体を検知し続けている時間が第二の所定時間以上であると判定されても、検知範囲内で検知された物体の温度が人の体温の範囲外であった場合には、検知範囲内に物が置かれていると判定されて、タイマー部13がリセットされる。このことから、検知範囲内で住人が倒れていることと検知範囲内で物が置かれていることとを明確に区別することができる。また、検知範囲内に物が置かれている場合に、タイマー部13が計測した第一の時間が第一の所定時間となり、住人に異常が発生していることが報知されるまでの時間が無用に早くなることを防止することができる。
【0039】
その他、安否確認システムの構成、処理手順、内容等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の組み合わせにより種々の発明を形成することができる。例えば、実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除するようにしても良い。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合わせるようにしても良い。
【符号の説明】
【0040】
1 物体検知装置
2 温度検知装置
10、10´ 親機
11、11´ 制御部
12、12´ インターフェース(I/F)部
13 タイマー部
14 報知部
15 復旧操作部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
住宅に居住する住人が行動する際に通る場所を検知範囲内とし、この検知範囲内の物体を検知している間、検知信号を出力し続ける物体検知装置と、
前記物体検知装置から検知信号を入力するインターフェース部と、前記住人に異常が発生したことを報知する報知部と、時間を計測するタイマー部と、前記住人の安否を確認する所定のタイミングで前記タイマー部を動作させ、前記タイマー部が計測した時間が第一の所定時間以上となった場合に前記報知部を動作させるとともに、前記インターフェース部が検知信号を入力し続けている時間を前記タイマー部で計測し、その時間が第二の所定時間以上であるか否かを判定して、前記第二の所定時間以上と判定した場合に前記タイマー部をリセットせず、前記第二の所定時間以上ではないと判定した場合に前記タイマー部をリセットする制御部とを有する親機と、
を備えたことを特徴とする安否確認システム。
【請求項2】
前記検知範囲内に存在する物体の温度を検知する温度検知装置を備え、
前記制御部は、前記物体検知装置にて検知した物体の温度が所定の範囲外であるか所定の範囲内であるかを判定して、前記インターフェース部が検知信号を入力し続けている時間が前記第二の所定時間以上と判定し、かつ、前記物体検知装置にて検知した物体の温度が所定の範囲外であると判定した場合に、前記タイマー部をリセットすることを特徴とする請求項1に記載の安否確認システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2013−77097(P2013−77097A)
【公開日】平成25年4月25日(2013.4.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−215775(P2011−215775)
【出願日】平成23年9月30日(2011.9.30)
【出願人】(591253593)株式会社ケアコム (493)
【Fターム(参考)】