説明

安定した抗体製剤およびその使用

本発明は、関心対象抗原と免疫特異的に結合する抗体のある安定した液体製剤を最適化する方法を提供する。そのような製剤は、対象への非経口投与に適しており、たとえ長期保管中でも、安定性が増大していること、凝集が低から検出不可能なレベルであること、抗体の断片化/分解が低から検出不可能なレベルであること、そして抗体の生物活性の損失がほとんどないから全くないことを示す。本発明の方法は、最適化されていない方法によって製造された製剤に勝る複数の利点を授ける製剤を提供するが、その利点には、輸送および保管条件の厳格性が低くまたは容易に利用しやすいこと、そのような製剤の治療的、予防的、および診断的使用において、投薬頻度が少ないこと、および/または投薬量が少ないことが含まれる。本発明はさらに、本発明の方法によって抗体を製剤化できるように、ある種の相挙動を示す抗体を同定する方法を提供する。同様に提供するものは、そのような抗体製剤の予防的、治療的、および診断的使用である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
水性担体、リン酸塩、および50mg/ml以上の抗体または抗体フラグメントを含む抗体製剤であって、ヒト対象に投与するために製剤化した、上記抗体製剤。
【請求項2】
ヒト対象に投与するために製剤化した抗体製剤であって、水性担体、リン酸塩、および10mg/ml以上の抗体または抗体フラグメントを含み、塩の存在下で前記抗体のpIより低いpHのリン酸緩衝液で製剤化した場合、同じ濃度の塩の存在下で前記pHのヒスチジン緩衝液で製剤化した場合の前記抗体と比較して、該抗体または抗体フラグメントが、以下の相挙動の一つまたは複数で低減を示し、
(a) アンフォールドされた中間体の形成、
(b) コロイドの不安定さ、
(c) 前記抗体分子の溶解性会合、または
(d) 前記抗体分子の沈殿、
その際、前記少なくとも一つまたは複数の相挙動が、高処理サイズ排除クロマトグラフィー(HPSEC)、タンジェンシャルフロー濾過(TFF)、静的光散乱法(SLS)、フーリエ変換赤外分光法(FTIR)、円二色性(CD)、尿素誘発タンパク質アンフォールディング技術、固有トリプトファン蛍光、示差走査熱量測定法(DSC)、および1−アニリノ−8−ナフタレンスルホン酸(ANS)タンパク質結合技術からなる群から選択される技術によって測定される、上記抗体製剤。
【請求項3】
前記抗体または抗体フラグメントが、IL−9ポリペプチドと免疫特異的に結合する、請求項1または2に記載の製剤。
【請求項4】
前記水性担体が蒸留水である、請求項1または2に記載の製剤。
【請求項5】
前記製剤のpHが4.0〜8.0の範囲である、請求項1または2に記載の製剤。
【請求項6】
pHが約6.0〜6.5の範囲である、請求項5に記載の製剤。
【請求項7】
さらに、塩をわずか約200mMの濃度で含む、請求項1または2に記載の製剤。
【請求項8】
前記塩が、約100mM〜約200mMの範囲の濃度である、請求項7に記載の製剤。
【請求項9】
さらに、塩を約100〜約200mMの範囲の濃度で含む、請求項6に記載の製剤。
【請求項10】
さらに糖を含む、請求項1または2に記載の製剤。
【請求項11】
さらに糖を含む、請求項6に記載の製剤。
【請求項12】
前記糖がショ糖である、請求項10に記載の製剤。
【請求項13】
前記糖がショ糖である、請求項11に記載の製剤。
【請求項14】
前記糖がトレハロースである、請求項10に記載の製剤。
【請求項15】
前記糖がトレハロースである、請求項11に記載の製剤。
【請求項16】
前記ショ糖が10%までの濃度である、請求項12に記載の製剤。
【請求項17】
前記ショ糖が10%までの濃度である、請求項13に記載の製剤。
【請求項18】
前記トレハロースが10%までの濃度である、請求項14に記載の製剤。
【請求項19】
前記トレハロースが10%までの濃度である、請求項15に記載の製剤。
【請求項20】
さらに界面活性剤を含む、請求項1または2に記載の製剤。
【請求項21】
さらに界面活性剤を含む、請求項6に記載の製剤。
【請求項22】
さらに界面活性剤を含む、請求項9に記載の製剤。
【請求項23】
前記界面活性剤がTween-20またはTween-80である、請求項21に記載の製剤。
【請求項24】
前記界面活性剤がTween-20またはTween-80である、請求項22に記載の製剤。
【請求項25】
前記界面活性剤が0.1%までの濃度である、請求項23に記載の製剤。
【請求項26】
前記界面活性剤が0.1%までの濃度である、請求項24に記載の製剤。
【請求項27】
前記抗体または抗体フラグメントが、少なくとも100mg/mlの濃度である、請求項1または2に記載の製剤。
【請求項28】
前記抗体または抗体フラグメントが、約50mg/ml〜約150mg/mlの範囲の濃度である、請求項1または2に記載の製剤。
【請求項29】
リン酸塩が、約10mM〜約100mMの範囲の濃度である、請求項1または2に記載の製剤。
【請求項30】
リン酸塩が、約25mM〜約75mMの範囲の濃度である、請求項29に記載の製剤。
【請求項31】
高処理サイズ排除クロマトグラフィー(HPSEC)によって定量したとき、前記抗体または抗体フラグメントが、40℃で少なくとも15日間保管中安定している、請求項1または2に記載の製剤。
【請求項32】
HPSECによって定量したとき、前記抗体または抗体フラグメントが、約周囲温度で少なくとも6ヵ月間保管中安定している、請求項1または2に記載の製剤。
【請求項33】
HPSECによって定量したとき、前記抗体または抗体フラグメントが、4℃で少なくとも1年半保管中安定している、請求項1または2に記載の製剤。
【請求項34】
HPSECによって測定したとき、前記抗体または抗体フラグメントの5%未満が、保管中に凝集体を形成する、請求項1または2に記載の製剤。
【請求項35】
HPSECによって測定したとき、前記抗体または抗体フラグメントの5%未満が、保管中に凝集体を形成する、請求項6に記載の製剤。
【請求項36】
HPSECによって測定したとき、前記抗体または抗体フラグメントの5%未満が、保管中に凝集体を形成する、請求項9に記載の製剤。
【請求項37】
前記抗体または抗体フラグメントの2%未満が、HPSECによって測定したとき、保管中に凝集体を形成する、請求項1または2に記載の製剤。
【請求項38】
前記抗体または抗体フラグメントの2%未満が、HPSECによって測定したとき、保管中に凝集体を形成する、請求項6に記載の製剤。
【請求項39】
前記抗体または抗体フラグメントの2%未満が、HPSECによって測定したとき、保管中に凝集体を形成する、請求項9に記載の製剤。
【請求項40】
前記抗体または抗体フラグメントの1%未満が、HPSECによって測定したとき、保管中に凝集体を形成する、請求項1または2に記載の製剤。
【請求項41】
前記抗体または抗体フラグメントの1%未満が、HPSECによって測定したとき、保管中に凝集体を形成する、請求項6に記載の製剤。
【請求項42】
前記抗体または抗体フラグメントの1%未満が、HPSECによって測定したとき、保管中に凝集体を形成する、請求項9に記載の製剤。
【請求項43】
前記抗体またはそのフラグメントが、保管前の該抗体に相当する参照抗体と比較して、結合能力の少なくとも80%を保持している、請求項1または2に記載の製剤。
【請求項44】
前記抗体またはそのフラグメントが、保管前の該抗体に相当する参照抗体と比較して、結合能力の少なくとも80%を保持している、請求項6に記載の製剤。
【請求項45】
前記抗体またはそのフラグメントが、保管前の該抗体に相当する参照抗体と比較して、結合能力の少なくとも80%を保持している、請求項9に記載の製剤。
【請求項46】
前記抗体またはそのフラグメントが、参照抗体と比較して、結合能力の少なくとも85%を保持している、請求項1または2に記載の製剤。
【請求項47】
前記抗体またはそのフラグメントが、参照抗体と比較して、結合能力の少なくとも85%を保持している、請求項6に記載の製剤。
【請求項48】
前記抗体またはそのフラグメントが、参照抗体と比較して、結合能力の少なくとも85%を保持している、請求項9に記載の製剤。
【請求項49】
前記抗体またはそのフラグメントが、参照抗体と比較して、結合能力の少なくとも90%を保持している、請求項1または2に記載の製剤。
【請求項50】
前記抗体またはそのフラグメントが、参照抗体と比較して、結合能力の少なくとも90%を保持している、請求項6に記載の製剤。
【請求項51】
前記抗体またはそのフラグメントが、参照抗体と比較して、結合能力の少なくとも90%を保持している、請求項9に記載の製剤。
【請求項52】
前記抗体またはそのフラグメントが、参照抗体と比較して、結合能力の少なくとも95%を保持している、請求項1または2に記載の製剤。
【請求項53】
前記抗体またはそのフラグメントが、参照抗体と比較して、結合能力の少なくとも95%を保持している、請求項6に記載の製剤。
【請求項54】
前記抗体またはそのフラグメントが、参照抗体と比較して、結合能力の少なくとも95%を保持している、請求項9に記載の製剤。
【請求項55】
前記抗体または抗体フラグメントが、4D4、4D4H2−1 D11、4D4com−XF−9、4D4com−2F9、7F3、71A10、7F3 22D3、7F3com−2H2、7F3com−3H5、もしくは7F3com−3D4、またはその抗原結合フラグメントである、請求項1または2に記載の製剤。
【請求項56】
前記抗体または抗体フラグメントが、4D4、4D4H2−1 D11、4D4com−XF−9、4D4com−2F9、7F3、71A10、7F3 22D3、7F3com−2H2、7F3com−3H5、もしくは7F3com−3D4、またはその抗原結合フラグメントである、請求項6に記載の製剤。
【請求項57】
前記抗体または抗体フラグメントが、4D4、4D4H2−1 D11、4D4com−XF−9、4D4com−2F9、7F3、71A10、7F3 22D3、7F3com−2H2、7F3com−3H5、もしくは7F3com−3D4、またはその抗原結合フラグメントである、請求項9に記載の製剤。
【請求項58】
前記抗体または抗体フラグメントが、7F3com−2H2である、請求項57に記載の製剤。
【請求項59】
好適な容器中に請求項1または2に記載の抗体製剤を含む、ヒトへの非経口投与に適した医薬単位用量形。
【請求項60】
前記抗体製剤が、静脈内、皮下、または筋肉内注射用である、請求項59に記載の医薬単位用量形。
【請求項61】
好適な容器中に請求項1または2に記載の抗体製剤を含む、ヒトへの噴霧投与に適した医薬単位用量形。
【請求項62】
前記抗体製剤が鼻内投与される、請求項61に記載の医薬単位用量。
【請求項63】
請求項1または2に記載の水性抗体製剤を凍結乾燥することによって製造される抗体製剤。
【請求項64】
請求項1または2に記載の製剤を含む密封容器。
【請求項65】
請求項9に記載の製剤を含む密封容器。
【請求項66】
製薬上許容される担体で再構成するのに十分な容量がある、請求項64に記載の密封容器。
【請求項67】
前記担体が、注射用水、USP;デキストロースを5%含む水(D5W);または生理食塩水である、請求項66に記載の密封容器。
【請求項68】
前記容器が、無菌環境を維持し、無菌性を失うことなく前記製剤を再構成することができる、請求項67に記載の密封容器。
【請求項69】
一個以上の容器に、水性担体、リン酸塩、および50mg/ml以上の抗体またはそのフラグメントを含む抗体製剤、ならびに該製剤の使用説明書を含むキットであって、前記抗体製剤が、ヒト対象に投与するために製剤化されているキット。
【請求項70】
前記製剤が無菌である、請求項69に記載のキット。
【請求項71】
前記水性担体が蒸留水である、請求項69に記載のキット。
【請求項72】
前記抗体または抗体フラグメントが、4D4、4D4H2−1 D11、4D4com−XF−9、4D4com−2F9、7F3、71A10、7F3 22D3、7F3com−2H2、7F3com−3H5、もしくは7F3com−3D4、またはその抗原結合フラグメントである、請求項70に記載のキット。
【請求項73】
前記抗体または抗体フラグメントが、7F3com−2H2である、請求項72に記載のキット。
【請求項74】
前記製剤が、前記水性抗体製剤を凍結乾燥することによって製造されている、請求項70、72、または73のいずれかに記載のキット。
【請求項75】
前記抗体または抗体フラグメントが、約50mg/ml〜約150mg/mlの濃度である、請求項70または73に記載のキット。
【請求項76】
炎症性疾患、自己免疫疾患、IL−9ポリペプチドの異常な発現および/もしくは活性に関連する疾病、IL−9ポリペプチドの異常な発現および/もしくは活性に付随し、またはそれによって特徴付けられる疾患または疾病、IL−9Rもしくは一個以上のそのサブユニットの異常な発現および/もしくは活性に付随し、またはそれによって特徴付けられる疾患または疾病、自己免疫疾患、炎症性疾患、増殖性疾患、または感染(好ましくは呼吸器感染症)、あるいは一種以上のそれらの症状を予防し、管理し、治療し、または寛解する方法であって、それを必要とする対象に、請求項56に記載の抗体製剤の予防的または治療的有効量を投与するステップを含む方法。
【請求項77】
IL−9ポリペプチドの異常な発現および/もしくは活性に付随し、またはそれによって特徴付けられる疾患または疾病、IL−9Rもしくは一個以上のそのサブユニットの異常な発現および/もしくは活性に付随し、またはそれによって特徴付けられる疾患または疾病、自己免疫疾患、炎症性疾患、増殖性疾患、または感染(好ましくは呼吸器感染症)、あるいは一種以上のそれらの症状を予防し、管理し、治療し、または寛解する方法であって、それを必要とする対象に、請求項57に記載の抗体製剤の予防的または治療的有効量を投与するステップを含む方法。
【請求項78】
IL−9ポリペプチドの異常な発現および/もしくは活性に付随し、またはそれによって特徴付けられる疾患または疾病、IL−9Rもしくは一個以上のそのサブユニットの異常な発現および/もしくは活性に付随し、またはそれによって特徴付けられる疾患または疾病、自己免疫疾患、炎症性疾患、増殖性疾患、または感染(好ましくは呼吸器感染症)、あるいは一種以上のそれらの症状を予防し、管理し、治療し、または寛解する方法であって、それを必要とする対象に、請求項58に記載の抗体製剤の予防的または治療的有効量を投与するステップを含む方法。
【請求項79】
前記抗体またはその抗体フラグメントのポリペプチドが、HPSECによって定量したとき、40℃で少なくとも15日間保管中安定している、請求項76に記載の方法。
【請求項80】
前記抗体またはその抗体フラグメントのポリペプチドが、HPSECによって定量したとき、40℃で少なくとも15日間保管中安定している、請求項77に記載の方法。
【請求項81】
前記抗体またはその抗体フラグメントのポリペプチドが、HPSECによって定量したとき、40℃で少なくとも15日間保管中安定している、請求項78に記載の方法。
【請求項82】
HPSECによって測定したとき、前記抗体または抗体フラグメントの5%未満が、保管中に凝集体を形成する、請求項76に記載の方法。
【請求項83】
HPSECによって測定したとき、前記抗体または抗体フラグメントの5%未満が、保管中に凝集体を形成する、請求項77に記載の方法。
【請求項84】
HPSECによって測定したとき、前記抗体または抗体フラグメントの5%未満が、保管中に凝集体を形成する、請求項78に記載の方法。
【請求項85】
前記抗体またはそのフラグメントが、保管前の該抗体または抗体フラグメントに相当する参照抗体と比較して、IL−9ポリペプチドとの結合能力の少なくとも80%を保持している、請求項76に記載の方法。
【請求項86】
前記抗体またはそのフラグメントが、保管前の該抗体または抗体フラグメントに相当する参照抗体と比較して、IL−9ポリペプチドとの結合能力の少なくとも80%を保持している、請求項77に記載の方法。
【請求項87】
前記抗体またはそのフラグメントが、保管前の該抗体または抗体フラグメントに相当する参照抗体と比較して、IL−9ポリペプチドとの結合能力の少なくとも80%を保持している、請求項78に記載の方法。
【請求項88】
前記製剤が非経口投与される、請求項76に記載の方法。
【請求項89】
前記製剤が非経口投与される、請求項77に記載の方法。
【請求項90】
前記製剤が非経口投与される、請求項78に記載の方法。
【請求項91】
前記製剤が、皮下、口腔、または鼻内に投与される、請求項76に記載の方法。
【請求項92】
前記製剤が、皮下、口腔、または鼻内に投与される、請求項77に記載の方法。
【請求項93】
前記製剤が、皮下、口腔、または鼻内に投与される、請求項78に記載の方法。
【請求項94】
炎症性疾患が、喘息またはアレルギーである、請求項76に記載の方法。
【請求項95】
炎症性疾患が、喘息またはアレルギーである、請求項77に記載の方法。
【請求項96】
炎症性疾患が、喘息またはアレルギーである、請求項78に記載の方法。
【請求項97】
対象に投与される抗体製剤であって、水性担体、リン酸塩、および50mg/ml以上の7F3com−2H2またはその抗原結合フラグメントを含む抗体製剤。
【請求項98】
前記製剤が無菌である、請求項97に記載の製剤。
【請求項99】
前記水性担体が蒸留水である、請求項97に記載の製剤。
【請求項100】
前記製剤のpHが4.0〜8.0の範囲である、請求項97または98に記載の製剤。
【請求項101】
pHが約6.0〜6.5の範囲である、請求項100に記載の製剤。
【請求項102】
さらに、塩をわずか約200mMの濃度で含む、請求項97または98に記載の製剤。
【請求項103】
前記塩が、約100mM〜約200mMの範囲の濃度である、請求項102に記載の製剤。
【請求項104】
前記塩が、約100mM〜約200mMの範囲の濃度である、請求項101に記載の製剤。
【請求項105】
さらに糖を含む、請求項97または98に記載の製剤。
【請求項106】
さらに糖を含む、請求項101に記載の製剤。
【請求項107】
前記糖がショ糖である、請求項105に記載の製剤。
【請求項108】
前記糖がショ糖である、請求項106に記載の製剤。
【請求項109】
前記糖がトレハロースである、請求項105に記載の製剤。
【請求項110】
前記糖がトレハロースである、請求項106に記載の製剤。
【請求項111】
前記ショ糖が10%までの濃度である、請求項107に記載の製剤。
【請求項112】
前記ショ糖が10%までの濃度である、請求項108に記載の製剤。
【請求項113】
前記トレハロースが10%までの濃度である、請求項109に記載の製剤。
【請求項114】
前記トレハロースが10%までの濃度である、請求項110に記載の製剤。
【請求項115】
さらに界面活性剤を含む、請求項97または98に記載の製剤。
【請求項116】
さらに界面活性剤を含む、請求項101に記載の製剤。
【請求項117】
さらに界面活性剤を含む、請求項104に記載の製剤。
【請求項118】
前記界面活性剤がTween-20またはTween-80である、請求項116に記載の製剤。
【請求項119】
前記界面活性剤がTween-20またはTween-80である、請求項117に記載の製剤。
【請求項120】
Tween-20またはTween-80が0.1%までの濃度である、請求項118に記載の製剤。
【請求項121】
Tween-20またはTween-80が0.1%までの濃度である、請求項119に記載の製剤。
【請求項122】
前記抗体または抗体フラグメントが、少なくとも100mg/mlの濃度である、請求項97または98に記載の製剤。
【請求項123】
前記抗体または抗体フラグメントが、約50mg/ml〜約150mg/mlの範囲の濃度である、請求項97または98に記載の製剤。
【請求項124】
前記リン酸塩が、約10mM〜約100mMの範囲の濃度である、請求項97または98に記載の製剤。
【請求項125】
前記リン酸塩が、約25mM〜約75mMの範囲の濃度である、請求項123に記載の製剤。
【請求項126】
前記リン酸塩が、約25mM〜約75mMの範囲の濃度である、請求項124に記載の製剤。
【請求項127】
高処理サイズ排除クロマトグラフィー(HPSEC)によって定量したとき、前記抗体または抗体フラグメントが、40℃で少なくとも15日間保管中安定している、請求項97または98に記載の製剤。
【請求項128】
HPSECによって定量したとき、前記抗体または抗体フラグメントが、約周囲温度で少なくとも6ヵ月間保管中安定している、請求項97または98に記載の製剤。
【請求項129】
HPSECによって定量したとき、前記抗体または抗体フラグメントが、4℃で少なくとも1年半保管中安定している、請求項97または98に記載の製剤。
【請求項130】
HPSECによって測定したとき、前記抗体または抗体フラグメントの5%未満が、保管中に凝集体を形成する、請求項97または98に記載の製剤。
【請求項131】
HPSECによって測定したとき、前記抗体または抗体フラグメントの5%未満が、保管中に凝集体を形成する、請求項101に記載の製剤。
【請求項132】
HPSECによって測定したとき、前記抗体または抗体フラグメントの5%未満が、保管中に凝集体を形成する、請求項104に記載の製剤。
【請求項133】
それを必要とする対象に、請求項1または2に記載の抗体製剤の予防的または治療的有効量を投与するステップを含む、疾患または疾病を予防し、治療し、または管理する方法。
【請求項134】
水性担体、7F3com−2H2抗体を約50mg/ml〜150mg/ml、リン酸塩を約10mM〜約75mM、NaClを約100mM〜200mM含み、pHが約5.5〜6.5である、対象に投与する抗体製剤。
【請求項135】
水性担体、7F3com−2H2抗体を約100mg/ml、リン酸塩を約25mM、NaClを約150mM含み、pHが約6.0である、請求項134に記載の製剤。
【請求項136】
前記製剤が等張性である、請求項135に記載の製剤。
【請求項137】
高処理サイズ排除クロマトグラフィー(HPSEC)によって定量したとき、前記抗体または抗体フラグメントが、40℃で少なくとも15日間保管中安定している、請求項135に記載の製剤。
【請求項138】
HPSECによって定量したとき、前記抗体または抗体フラグメントが、約周囲温度で少なくとも6ヵ月間保管中安定している、請求項135に記載の製剤。
【請求項139】
HPSECによって定量したとき、前記抗体または抗体フラグメントが、4℃で少なくとも1年半保管中安定している、請求項135に記載の製剤。
【請求項140】
HPSECによって測定したとき、前記抗体または抗体フラグメントの5%未満が、保管中に凝集体を形成する、請求項135に記載の製剤。
【請求項141】
炎症性疾患、自己免疫疾患、IL−9ポリペプチドの異常な発現および/もしくは活性に関連する疾病、IL−9ポリペプチドの異常な発現および/もしくは活性に付随し、またはそれによって特徴付けられる疾患または疾病、IL−9Rもしくは一個以上のそのサブユニットの異常な発現および/もしくは活性に付随し、またはそれによって特徴付けられる疾患または疾病、自己免疫疾患、炎症性疾患、増殖性疾患、または感染(好ましくは呼吸器感染症)、あるいは一種以上のそれらの症状を予防し、管理し、治療し、または寛解する方法であって、それを必要とする対象に、請求項135に記載の抗体製剤の予防的または治療的有効量を投与するステップを含む方法。

【図1A】
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【図1B】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5A】
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【図5B】
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【図6A】
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【図6B】
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【図7A】
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【図7B】
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【図8A】
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【図8B】
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【図9A】
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【図9B】
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【図10A】
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【図10B】
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【図11A】
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【図11B】
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【図12】
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【図13】
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【図14A】
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【図14B】
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【図14C】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【公表番号】特表2010−504361(P2010−504361A)
【公表日】平成22年2月12日(2010.2.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−529432(P2009−529432)
【出願日】平成19年9月25日(2007.9.25)
【国際出願番号】PCT/US2007/079403
【国際公開番号】WO2008/039761
【国際公開日】平成20年4月3日(2008.4.3)
【出願人】(504333972)メディミューン,エルエルシー (108)
【出願人】(509297026)ザ リージェンツ オブ ザ ユニヴァーシティ オブ コロラド,ア ボディ コーポレート (1)
【Fターム(参考)】