安定化アンジオポエチン2抗体とその用途
安定化されたアンジオポエチン-2に対する抗体およびかかる抗体の使用を記載する。かかる抗体を発現する核酸、アミノ酸配列、ハイブリドーマまたは他の細胞株も提供する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
Ang-2と結合する単離された抗体であって、前記抗体が可変軽鎖を含み、前記軽鎖が配列番号3(MEDI1);配列番号4(MEDI2);配列番号5(MEDI3);配列番号6(MEDI4);および配列番号8(MEDI6)からなる群より選択される配列を含む、上記抗体。
【請求項2】
前記抗体がIgG1またはIgG2アイソタイプ抗体である請求項1記載の抗体。
【請求項3】
前記抗体が配列番号7(MEDI5)を含む可変重鎖領域をさらに含む、請求項1または2記載の抗体。
【請求項4】
前記抗体は、生産される時に、哺乳動物宿主細胞において、Ang-2抗体3.19.3の生産効率の2倍以上の生産効率を表す、請求項1〜3のいずれか1項記載の抗体。
【請求項5】
前記生産効率がAng-2抗体3.19.3の生産効率の3倍以上である、請求項4記載の抗体。
【請求項6】
前記生産効率がAng-2抗体3.19.3の生産効率の5倍以上である、請求項4記載の抗体。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれか1項記載の抗体をコードする核酸。
【請求項8】
請求項7記載の核酸を含むベクター。
【請求項9】
請求項8記載のベクターを含む宿主細胞。
【請求項10】
請求項1〜6のいずれか1項記載の抗体および賦形剤を含む医薬組成物。
【請求項11】
それを必要とする動物における癌を予防、治療、または管理する方法であって、請求項10記載の組成物の有効量の用量を前記動物に投与するステップを含む、上記方法。
【請求項12】
それを必要とする動物における癌の転移を防止する方法であって、請求項10記載の組成物の有効量の用量を前記動物に投与するステップを含む、上記方法。
【請求項13】
それを必要とする動物における癌の再発を防止する方法であって、請求項10記載の組成物の有効量の用量を前記動物に投与するステップを含む、上記方法。
【請求項14】
それを必要とする動物における癌の進行を防止する方法であって、請求項10記載の組成物の有効量の用量を前記動物に投与するステップを含む、上記方法。
【請求項15】
それを必要とする動物における前癌状態からの癌の発生を防止する方法であって、請求項10記載の組成物の有効量を前記動物に投与するステップを含む、上記方法。
【請求項16】
それを必要とする動物における癌の症候群を防止する方法であって、請求項10記載の組成物の有効量の用量を前記動物に投与するステップを含む、上記方法。
【請求項17】
それを必要とする動物における癌の腫瘍退行を促進する方法であって、請求項10記載の組成物の有効量の用量を前記動物に投与するステップを含む、上記方法。
【請求項18】
それを必要とする動物における腫瘍細胞増殖を阻害する方法であって、請求項10記載の組成物の有効量の用量を前記動物に投与するステップを含む、上記方法。
【請求項19】
それを必要とする動物における悪性腫瘍細胞を枯渇する方法であって、請求項10記載の組成物の有効量の用量を前記動物に投与するステップを含む、上記方法。
【請求項20】
それを必要とする動物における癌腫瘍の血管新生を阻害する方法であって、請求項10記載の組成物の有効量の用量を前記動物に投与するステップを含む、上記方法。
【請求項21】
前記動物に1以上の他の癌療法のさらなる投与をする、請求項11〜20のいずれか1項記載の方法。
【請求項22】
前記1以上の他の癌療法が化学療法、生物学的療法/免疫療法、放射線療法、ホルモン療法、または外科である、請求項21記載の方法。
【請求項23】
前記方法が癌治療薬でない他の治療薬の投与をさらに含む、請求項11〜22のいずれか1項記載の方法。
【請求項24】
前記治療薬が抗催吐薬、抗真菌薬、抗寄生虫薬、抗炎症薬、免疫調節薬、抗ウイルス薬、または抗生物質である、請求項23記載の方法。
【請求項25】
前記化学療法が5-フルオウラシル、カルボプラチン、およびパクリタキセルからなる群より選択される、請求項21〜24のいずれか1項記載の方法。
【請求項26】
前記免疫療法がベバシズマブまたはベバシズマブと同じエピトープに対して競合する抗体の投与である、請求項21〜25のいずれか1項記載の方法。
【請求項27】
前記癌または腫瘍が黒色腫、結腸癌、結腸直腸、肺癌、小細胞肺癌、非小細胞肺癌、乳癌、直腸癌、胃癌、神経膠腫、前立腺癌、卵巣癌、精巣癌、甲状腺癌、血液癌、腎臓癌、肝臓癌、肝細胞癌、膵臓癌、脳癌、頚部癌、神経膠芽細胞腫、子宮内膜癌、および中枢神経系癌からなる群より選択される、請求項11〜26のいずれか1項記載の方法。
【請求項28】
前記動物が先に1以上の癌療法の投与により治療されているが、請求項10記載の組成物の投与により治療されてない、請求項11〜27のいずれか1項記載の方法。
【請求項29】
前記動物が先に化学療法単独で、または1以上の放射線療法、生物学的療法/免疫療法、ホルモン療法または外科との組合わせで治療されている、請求項11〜27のいずれか1項記載の方法。
【請求項30】
前記動物が先に放射線療法単独で、または1以上の化学療法、生物学的療法/免疫療法、ホルモン療法または外科との組合わせで治療されている、請求項11〜27のいずれか1項記載の方法。
【請求項31】
前記動物が先に生物学的療法/免疫療法単独で、または1以上の化学療法、放射線療法、ホルモン療法または外科との組合わせで治療されている、請求項11〜27のいずれか1項記載の方法。
【請求項32】
前記動物が先にホルモン療法単独で、または1以上の化学療法、放射線療法、生物学的療法/免疫療法または外科との組合わせで治療されている、請求項11〜27のいずれか1項記載の方法。
【請求項33】
前記動物が先に外科単独で、または1以上の化学療法、放射線療法、ホルモン療法または生物学的療法/免疫療法との組合わせで治療されている、請求項11〜27のいずれか1項記載の方法。
【請求項34】
前記癌が化学療法または放射線療法に耐性である、請求項11〜33のいずれか1項記載の方法。
【請求項35】
前記投与が静脈内、皮下、腫瘍内、筋肉内、非経口、または経口である、請求項11〜34のいずれか1項記載の方法。
【請求項36】
前記組成物および癌療法を同じ投与様式によって投与する、請求項21〜35のいずれか1項記載の方法。
【請求項37】
前記組成物および癌療法を異なる投与様式によって投与する、請求項21〜35のいずれか1項記載の方法。
【請求項38】
前記組成物および癌療法を同じ投与剤形で投与する、請求項21〜35のいずれか1項記載の方法。
【請求項39】
前記組成物および癌療法を異なる投与剤形で投与する、請求項21〜35のいずれか1項記載の方法。
【請求項40】
前記癌療法が放射線療法、生物学的療法/免疫療法、ホルモン療法および外科からなる群より選択される、請求項21〜39のいずれか1項記載の方法。
【請求項41】
それを必要とする動物において疾患に関係する血管新生を防止、治療または管理する方法であって、前記動物に請求項10記載の組成物の有効量の用量を投与するステップを含む、上記方法。
【請求項42】
疾患に関係する血管新生が血清陰性関節炎、血清陽性関節炎、他の関節症に関係する関節炎、骨関節炎またはSLEに関連する、請求項41記載の方法。
【請求項43】
血清陽性関節炎が慢性関節リウマチである、請求項42記載の方法。
【請求項44】
それを必要とする動物において疾患に関係する血管新生の再発を防止する方法であって、前記動物に請求項10記載の組成物の有効量の用量を投与するステップを含む、上記方法。
【請求項45】
それを必要とする動物において疾患に関係する血管新生の進行を防止する方法であって、前記動物に請求項10記載の組成物の有効量の用量を投与するステップを含む、上記方法。
【請求項46】
それを必要とする動物において慢性関節リウマチを治療する方法であって、前記動物に請求項10記載の組成物の有効量の用量を投与するステップを含む、上記方法。
【請求項47】
それを必要とする動物において疾患に関係する血管新生の症候群を防止する方法であって、前記動物に請求項10記載の組成物の有効量の用量を投与するステップを含む、上記方法。
【請求項48】
前記動物に1以上の他の抗炎症療法のさらなる投与を行うステップを含む、請求項41〜47のいずれか1項記載の方法。
【請求項49】
前記1以上の他の抗炎症療法が化学療法、生物学的療法/免疫療法、放射線療法、ホルモン療法、または外科である、請求項48記載の方法。
【請求項50】
前記生物学的療法/免疫療法がTNF-αアンタゴニストである、請求項49記載の方法。
【請求項51】
前記TNF-αがエタネルセプト(ENBREL(登録商標))、アダリムマブ(HUMIRA(登録商標))、およびインフリキシマブ(REMICADE(登録商標))から選択される、請求項50記載の方法。
【請求項52】
前記方法がさらに抗炎症治療薬でない他の治療薬の投与を含むものである、請求項41〜51のいずれか1項記載記の方法。
【請求項53】
前記治療薬が抗催吐薬、抗真菌薬、抗寄生虫薬、抗癌薬、免疫調節薬、抗ウイルス薬、または抗生物質である、請求項52記載の方法。
【請求項54】
前記動物が先に1以上の抗炎症療法の投与により治療されているが、請求項10記載の組成物の投与により治療されてない、請求項 41〜53のいずれか1項記載記の方法。
【請求項55】
前記動物が先に化学療法単独で、または1以上の放射線療法、生物学的療法/免疫療法、ホルモン療法または外科との組合わせで治療されている、請求項41〜53のいずれか1項記載記の方法。
【請求項56】
前記動物が先に放射線療法単独で、または1以上の化学療法、生物学的療法/免疫療法、ホルモン療法または外科との組合わせで治療されている、請求項41〜53のいずれか1項記載記の方法。
【請求項57】
前記動物が先に生物学的療法/免疫療法単独で、または1以上の化学療法、放射線療法、ホルモン療法または外科との組合わせで治療されている、請求項41〜53のいずれか1項記載記の方法。
【請求項58】
前記動物が先にホルモン療法単独で、または1以上の化学療法、放射線療法、生物学的療法/免疫療法または外科との組合わせで治療されている、請求項41〜53のいずれか1項記載記の方法。
【請求項59】
前記動物が先に外科単独で、または1以上の化学療法、放射線療法、ホルモン療法または生物学的療法/免疫療法との組合わせで治療されている、請求項41〜53のいずれか1項記載記の方法。
【請求項60】
動物における内皮細胞増殖を低下させる方法であって、請求項10記載の組成物の有効量の用量の投与を含む、上記方法。
【請求項61】
動物におけるAng-2および/またはAng-1のTie-2との結合を阻害する方法であって、請求項10記載の組成物の有効量の用量の投与を含む、上記方法。
【請求項62】
動物におけるTie-2リン酸化を阻害する方法であって、請求項10記載の組成物の有効量の用量の投与を含む、上記方法。
【請求項63】
動物における循環中のAng-2および/またはAng-1ポリペプチドのレベルを低下させる方法であって、請求項10記載の組成物の有効量の用量の投与を含む、上記方法。
【請求項64】
i)アンジオポエチン-2および/またはTie-2の生物学的活性のアンタゴニストとii)CSF1Rおよび/またはCSF1の生物学的活性のアンタゴニストの組合わせを含む医薬組成物。
【請求項65】
アンジオポエチン-2のアンタゴニストが抗体である、請求項64に記載の組成物。
【請求項66】
アンジオポエチン-2のアンタゴニストが完全ヒトモノクローナル抗体である、請求項65に記載の組成物。
【請求項67】
抗体が3.31.2、5.16.3、5.86.1、5.88.3、3.3.2、5.103.1、5.101.1、3.19.3、5.28.1、5.78.3、MEDI1/5、MEDI2/5、MEDI3/5、MEDI6/5、およびMEDI4/5からなる群より選択される完全ヒトモノクローナル抗体のいずれか1つと同じエピトープと結合する、請求項65または66に記載の組成物。
【請求項68】
抗体が3.31.2、5.16.3、5.86.1、5.88.3、3.3.2、5.103.1、5.101.1、3.19.3、5.28.1、5.78.3、MEDI1/5、MEDI2/5、MEDI3/5、MEDI6/5、および MEDI4/5からなる群より選択される完全ヒトモノクローナル抗体である、請求項65に記載の組成物。
【請求項69】
CSF1Rの生物学的活性のアンタゴニストがチロシンキナーゼインヒビターである請求項64〜68のいずれか1項記載の組成物。
【請求項70】
CSF1Rの生物学的活性のアンタゴニストが次の化合物:
2-クロロ-N-ピリジン-3-イル-5-{[3-(トリフルオロメチル)ベンゾイル]アミノ}ベンズアミド;
2-クロロ-N-(5-フルオロピリジン-3-イル)-5-{[3-(トリフルオロメチル)ベンゾイル]アミノ}ベンズアミド;
2-クロロ-N-(5-フルオロピリジン-3-イル)-5-{[3-フルオロ-5-(トリフルオロメチル)ベンゾイル]アミノ}-ベンズアミド;
2-メチル-N-ピリジン-3-イル-5-{[3-(トリフルオロメチル)ベンゾイル]アミノ}ベンズアミド;
5-{[3-フルオロ-5-(トリフルオロメチル)ベンゾイル]アミノ}-2-メチル-N-ピリジン-3-イルベンズアミド;
2-クロロ-5-[(3-シクロプロピルベンゾイル)アミノ]-N-ピリジン-3-イルベンズアミド;
2-クロロ-5-[(3-クロロベンゾイル)アミノ]-N-ピリジン-3-イルベンズアミド;
5-[(3-クロロ-5-フルオロベンゾイル)アミノ]-2-メチル-N-ピリジン-3-イルベンズアミド;
5-[(3-シクロプロピル-5-フルオロベンゾイル)アミノ]-2-メチル-N-ピリジン-3-イルベンズアミド;
5-[(3-クロロベンゾイル)アミノ]-2-メチル-N-ピリジン-3-イルベンズアミド;
5-{[3-(1-シアノ-1-メチルエチル)ベンゾイル]アミノ}-2-メチル-N-(2-メチル-1,3-チアゾール-5-イル)ベンズアミド;
2-クロロ-N-1,3-チアゾール-5-イル-5-{[3-(トリフルオロメチル)ベンゾイル]アミノ}ベンズアミド;
2-クロロ-5-[(3-クロロベンゾイル)アミノ]-N-1,3-チアゾール-5-イルベンズアミド;
2-クロロ-5-[(3,5-ジメチルベンゾイル)アミノ]-N-1,3-チアゾール-5-イルベンズアミド;
5-{[3-(1-シアノ-1-メチルエチル)ベンゾイル]アミノ}-2-メチル-N-1,3-チアゾール-5-イルベンズアミド;
2-メチル-N-(2-メチル-1,3-チアゾール-5-イル)-5-{[3-(トリフルオロメチル)ベンゾイル]アミノ}ベンズアミド;
2-クロロ-5-[(3-クロロベンゾイル)アミノ]-N-(2-メチル-1,3-チアゾール-5-イル)ベンズアミド;
2-クロロ-5-[(3,5-ジメチルベンゾイル)アミノ]-N-(2-メチル-1,3-チアゾール-5-イル)ベンズアミド;
2-クロロ-N-(2-メチル-1,3-チアゾール-5-イル)-5-{[3-(トリフルオロメチル)ベンゾイル]アミノ}ベンズアミド;
2-クロロ-5-{[3-フルオロ-5-(トリフルオロメチル)ベンゾイル]アミノ}-N-(2-メチル-1,3-チアゾール-5-イル)ベンズアミド;
5-[(5-{[3-(1-シアノ-1-メチルエチル)ベンゾイル]アミノ}-2-メチルベンゾイル)アミノ]-N-メチル-1,3-チアゾール-2-カルボキサミド;
5-{[3-フルオロ-5-(トリフルオロメチル)ベンゾイル]アミノ}-2-メチル-N-(2-メチル-1,3-チアゾール-5-イル)ベンズアミド;
5-[(3-クロロ-5-フルオロベンゾイル)アミノ]-2-メチル-N-(2-メチル-1,3-チアゾール-5-イル)ベンズアミド;
5-[(3-シクロプロピル-5-フルオロベンゾイル)アミノ]-2-メチル-N-(2-メチル-1,3-チアゾール-5-イル)ベンズアミド;
5-[(3-クロロベンゾイル)アミノ]-2-メチル-N-(2-メチル-1,3-チアゾール-5-イル)ベンズアミド;
5-[3,4-ジクロロベンゾイル)アミノ]-2-メチル-N-(2-メチル-1,3-チアゾール-5-イル)ベンズアミド;
5-[(3-シクロプロピルベンゾイル)アミノ]-2-メチル-N-(2-メチル-1,3-チアゾール-5-イル)ベンズアミド;
5-[(3,5-ジメチルベンゾイル)アミノ]-2-メチル-N-(2-メチル-1,3-チアゾール-5-イル)ベンズアミド;
2-メチル-5-[(3-メチルベンゾイル)アミノ]-N-(2-メチル-1,3-チアゾール-5-イル)ベンズアミド;
2,6-ジクロロ-N-(4-メチル-3-{[(2-メチル-1,3-チアゾール-5-イル)アミノ]カルボニル}フェニル)イソニコチンアミド
2-メチル-5-{[(3-メチルシクロヘキシル)カルボニル]アミノ}-N-(2-メチル-1,3-チアゾール-5-イル)ベンズアミド;
2-メチル-N-(2-メチル-1,3-チアゾール-5-イル)-5-(ペンタノイルアミノ)ベンズアミド;
2-メチル-5-[(4-メチルヘキサノイル)アミノ]-N-(2-メチル-1,3-チアゾール-5-イル)ベンズアミド;
4-[(2,4-ジフルオロフェニル)アミノ]-7-エトキシ-6-(4-メチルピペラジン-1-イル)キノリン-3-カルボキサミド;
4-[(2,3-ジクロロフェニル)アミノ]-7-エトキシ-6-(4-メチルピペラジン-1-イル)キノリン-3-カルボキサミド;
7-エトキシ-4-[(2-フルオロ-5-メチルフェニル)アミノ]-6-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)キノリン-3-カルボキサミド;
4-[(3-クロロ-2-フルオロフェニル)アミノ]-7-エトキシ-6-(4-メチルピペラジン-1-イル)キノリン-3-カルボキサミド;
7-エトキシ-4-[(2-フルオロ-5-メチルフェニル)アミノ]-6-(4-メチルピペラジン-1-イル)キノリン-3-カルボキサミド;
7-エトキシ-4-[(2-フルオロ-4-メチルフェニル)アミノ]-6-(4-メチルピペラジン-1-イル)キノリン-3-カルボキサミド;
4-[(2,4-ジフルオロフェニル)アミノ]-7-(2-メトキシエトキシ)-6-(4-メチルピペラジン-1-イル)キノリン-3-カルボキサミド;
4-[(2-フルオロ-4-メチルフェニル)アミノ]-7-(2-メトキシエトキシ)-6-(4-メチルピペラジン-1-イル)キノリン-3-カルボキサミド;
4-[(2-フルオロ-5-メチルフェニル)アミノ]-7-(2-メトキシエトキシ)-6-(4-メチルピペラジン-1-イル)キノリン-3-カルボキサミド;
4-[(2-フルオロ-4-メチルフェニル)アミノ]-6-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)-7-(2-メトキシエトキシ)キノリン-3-カルボキサミド;
7-エトキシ-4-[(2-フルオロ-4-メチルフェニル)アミノ]-6-(1-メチルピペリジン-4-イル)キノリン-3-カルボキサミド;
4-[(2,4-ジフルオロフェニル)アミノ]-7-エトキシ-6-(1-メチルピペリジン-4-イル)キノリン-3-カルボキサミド;
4-[(2,4-ジフルオロフェニル)アミノ]-7-エトキシ-6-(1-イソプロピルピペリジン-4-イル)キノリン-3-カルボキサミド;
7-エトキシ-4-[(2-フルオロ-4-メチルフェニル)アミノ]-6-(1-イソプロピルピペリジン-4-イル)キノリン-3-カルボキサミド;
4-[(2-フルオロ-4-メチルフェニル)アミノ]-7-メトキシ-6-(1-メチルピペリジン-4-イル)キノリン-3-カルボキサミド;
4-[(3-クロロ-2-フルオロフェニル)アミノ]-7-メトキシ-6-(1-メチルピペリジン-4-イル)キノリン-3-カルボキサミド;
4-[(2,4-ジフルオロフェニル)アミノ]-7-メトキシ-6-(1-メチルピペリジン-4-イル)キノリン-3-カルボキサミド;
4-[(2-フルオロ-4-メチルフェニル)アミノ]-6-(1-イソプロピルピペリジン-4-イル)-7-メトキシキノリン-3-カルボキサミド;
4-[(2,4-ジフルオロフェニル)アミノ]-6-(1-イソプロピルピペリジン-4-イル)-7-メトキシキノリン-3-カルボキサミド;および
4-[(3-クロロ-2-フルオロフェニル)アミノ]-6-(1-イソプロピルピペリジン-4-イル)-7-メトキシキノリン-3-カルボキサミド;
7-エトキシ-4-[(2-フルオロ-4-メチル-フェニル)アミノ]-6-(4-メチルピペラジン-1-イル)シンノリン-3-カルボキサミド;
4-(2-フルオロ-4-メチルフェニルアミノ)-7-メトキシ-6-(4-メチルピペラジン-1-イル)シンノリン-3-カルボキサミド;
4-[(2,4-ジフルオロフェニル)アミノ]-7-メトキシ-6-(4-メチルピペラジン-1-イル)シンノリン-3-カルボキサミド;
6-[(3R,5S)-3,5-ジメチルピペラジン-1-イル]-4-[(2-フルオロ-4-メチルフェニル)アミノ]-7-メトキシシンノリン-3-カルボキサミド;
4-[(2-フルオロ-4-メチルフェニル)アミノ]-6-[4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル]-7-メトキシシンノリン-3-カルボキサミド;
7-エトキシ-4-[(2-フルオロ-4-メチルフェニル)アミノ]-6-[4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル]シンノリン-3-カルボキサミド;
4-[(3-クロロ-2-フルオロフェニル)アミノ]-6-[(3R,5S)-3,5-ジメチルピペラジン-1-イル]-7-メトキシシンノリン-3-カルボキサミド;
4-[(2-フルオロ-4-メチルフェニル)アミノ]-6-(1-イソプロピルピペリジン-4-イル)-7-メトキシシンノリン-3-カルボキサミド塩酸塩;
4-[(2-フルオロ-4-メチルフェニル)アミノ]-6-[1-(2-ヒドロキシエチル)ピペリジン-4-イル]-7-メトキシシンノリン-3-カルボキサミド;および
4-[(2-フルオロ-4-メチルフェニル)アミノ]-6-{4-[(2R)-2-ヒドロキシプロパノイル]ピペラジン-1-イル}-7-メトキシシンノリン-3-カルボキサミド
、またはその製薬上許容される塩のいずれか1つから選択される、請求項69に記載の組成物。
【請求項71】
製薬上許容される賦形剤または担体と結合した、請求項62〜70のいずれか1項記載の組合わせを含む医薬組成物。
【請求項72】
疾患に関係する血管新生または炎症の治療に使用するための、請求項71に記載の医薬組成物。
【請求項73】
癌の治療に使用するための、請求項71に記載の医薬組成物。
【請求項74】
請求項62〜73のいずれか1項記載の組合わせによる、それを必要とする動物における疾患に関係する血管新生または炎症を治療する方法。
【請求項75】
請求項62〜73のいずれか1項記載の組合わせによる、それを必要とする動物における癌を治療する方法。
【請求項76】
アンジオポエチン-2および/またはTie-2の生物学的活性のアンタゴニストおよび化学治療薬を含む組成物。
【請求項77】
アンジオポエチン-2のアンタゴニストが抗体である、請求項76に記載の組成物。
【請求項78】
アンジオポエチン-2のアンタゴニストが完全ヒトモノクローナル抗体である、請求項77に記載の組成物。
【請求項79】
抗体が3.31.2、5.16.3、5.86.1、5.88.3、3.3.2、5.103.1、5.101.1、3.19.3、5.28.1、5.78.3、MEDI1/5、MEDI2/5、MEDI3/5、MEDI6/5、およびMEDI4/5からなる群より選択される抗体と同じエピトープと結合する、請求項77または78記載の組成物。
【請求項80】
抗体が3.31.2、5.16.3、5.86.1、5.88.3、3.3.2、5.103.1、5.101.1、3.19.3、5.28.1、5.78.3、MEDI1/5、MEDI2/5、MEDI3/5、MEDI6/5、およびMEDI4/5からなる群より選択される完全ヒトモノクローナル抗体である、請求項78に記載の組成物。
【請求項81】
化学治療薬がドセタキセル、AZD4877、ビンクリスチン、ビンブラスチン、ビンデシンおよびビノレルビン、タキソール、タキソテール、5-フルオロウラシル、ゲムシタビン、フルオロピリミジン、テガフール、ラルチトレキセド、カペシタビン、メトトレキセート、ペメトレキセド、シトシン・アラビノシド、ヒドロキシウレア、イリノテカン、エトポシド、トポテカン、カンプトテシン、テニポシド、アムサクリン、オキサリプラチン、シスプラチンオキサリプラチン、5-フルオロウラシル、イリノテカン、ゲムシタビンおよびカルボプラチンからなる群より選択される、請求項76〜80のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項82】
製薬上許容される賦形剤または担体と結合した、請求項76〜81のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項83】
請求項76〜82のいずれか1項に記載の組成物を投与するステップを含むものである、アンジオポエチン-2および/またはTie-2の生物学的活性にアンタゴニスト作用を果たす方法。
【請求項84】
請求項76〜82のいずれか1項に記載の組成物の治療上有効な量を投与するステップを含むものである、患者において抗癌効果を生じる方法。
【請求項85】
請求項76〜82のいずれか1項に記載の組成物の治療上有効な量を投与するステップを含むものである、動物における腫瘍成長を低下させる方法。
【請求項1】
Ang-2と結合する単離された抗体であって、前記抗体が可変軽鎖を含み、前記軽鎖が配列番号3(MEDI1);配列番号4(MEDI2);配列番号5(MEDI3);配列番号6(MEDI4);および配列番号8(MEDI6)からなる群より選択される配列を含む、上記抗体。
【請求項2】
前記抗体がIgG1またはIgG2アイソタイプ抗体である請求項1記載の抗体。
【請求項3】
前記抗体が配列番号7(MEDI5)を含む可変重鎖領域をさらに含む、請求項1または2記載の抗体。
【請求項4】
前記抗体は、生産される時に、哺乳動物宿主細胞において、Ang-2抗体3.19.3の生産効率の2倍以上の生産効率を表す、請求項1〜3のいずれか1項記載の抗体。
【請求項5】
前記生産効率がAng-2抗体3.19.3の生産効率の3倍以上である、請求項4記載の抗体。
【請求項6】
前記生産効率がAng-2抗体3.19.3の生産効率の5倍以上である、請求項4記載の抗体。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれか1項記載の抗体をコードする核酸。
【請求項8】
請求項7記載の核酸を含むベクター。
【請求項9】
請求項8記載のベクターを含む宿主細胞。
【請求項10】
請求項1〜6のいずれか1項記載の抗体および賦形剤を含む医薬組成物。
【請求項11】
それを必要とする動物における癌を予防、治療、または管理する方法であって、請求項10記載の組成物の有効量の用量を前記動物に投与するステップを含む、上記方法。
【請求項12】
それを必要とする動物における癌の転移を防止する方法であって、請求項10記載の組成物の有効量の用量を前記動物に投与するステップを含む、上記方法。
【請求項13】
それを必要とする動物における癌の再発を防止する方法であって、請求項10記載の組成物の有効量の用量を前記動物に投与するステップを含む、上記方法。
【請求項14】
それを必要とする動物における癌の進行を防止する方法であって、請求項10記載の組成物の有効量の用量を前記動物に投与するステップを含む、上記方法。
【請求項15】
それを必要とする動物における前癌状態からの癌の発生を防止する方法であって、請求項10記載の組成物の有効量を前記動物に投与するステップを含む、上記方法。
【請求項16】
それを必要とする動物における癌の症候群を防止する方法であって、請求項10記載の組成物の有効量の用量を前記動物に投与するステップを含む、上記方法。
【請求項17】
それを必要とする動物における癌の腫瘍退行を促進する方法であって、請求項10記載の組成物の有効量の用量を前記動物に投与するステップを含む、上記方法。
【請求項18】
それを必要とする動物における腫瘍細胞増殖を阻害する方法であって、請求項10記載の組成物の有効量の用量を前記動物に投与するステップを含む、上記方法。
【請求項19】
それを必要とする動物における悪性腫瘍細胞を枯渇する方法であって、請求項10記載の組成物の有効量の用量を前記動物に投与するステップを含む、上記方法。
【請求項20】
それを必要とする動物における癌腫瘍の血管新生を阻害する方法であって、請求項10記載の組成物の有効量の用量を前記動物に投与するステップを含む、上記方法。
【請求項21】
前記動物に1以上の他の癌療法のさらなる投与をする、請求項11〜20のいずれか1項記載の方法。
【請求項22】
前記1以上の他の癌療法が化学療法、生物学的療法/免疫療法、放射線療法、ホルモン療法、または外科である、請求項21記載の方法。
【請求項23】
前記方法が癌治療薬でない他の治療薬の投与をさらに含む、請求項11〜22のいずれか1項記載の方法。
【請求項24】
前記治療薬が抗催吐薬、抗真菌薬、抗寄生虫薬、抗炎症薬、免疫調節薬、抗ウイルス薬、または抗生物質である、請求項23記載の方法。
【請求項25】
前記化学療法が5-フルオウラシル、カルボプラチン、およびパクリタキセルからなる群より選択される、請求項21〜24のいずれか1項記載の方法。
【請求項26】
前記免疫療法がベバシズマブまたはベバシズマブと同じエピトープに対して競合する抗体の投与である、請求項21〜25のいずれか1項記載の方法。
【請求項27】
前記癌または腫瘍が黒色腫、結腸癌、結腸直腸、肺癌、小細胞肺癌、非小細胞肺癌、乳癌、直腸癌、胃癌、神経膠腫、前立腺癌、卵巣癌、精巣癌、甲状腺癌、血液癌、腎臓癌、肝臓癌、肝細胞癌、膵臓癌、脳癌、頚部癌、神経膠芽細胞腫、子宮内膜癌、および中枢神経系癌からなる群より選択される、請求項11〜26のいずれか1項記載の方法。
【請求項28】
前記動物が先に1以上の癌療法の投与により治療されているが、請求項10記載の組成物の投与により治療されてない、請求項11〜27のいずれか1項記載の方法。
【請求項29】
前記動物が先に化学療法単独で、または1以上の放射線療法、生物学的療法/免疫療法、ホルモン療法または外科との組合わせで治療されている、請求項11〜27のいずれか1項記載の方法。
【請求項30】
前記動物が先に放射線療法単独で、または1以上の化学療法、生物学的療法/免疫療法、ホルモン療法または外科との組合わせで治療されている、請求項11〜27のいずれか1項記載の方法。
【請求項31】
前記動物が先に生物学的療法/免疫療法単独で、または1以上の化学療法、放射線療法、ホルモン療法または外科との組合わせで治療されている、請求項11〜27のいずれか1項記載の方法。
【請求項32】
前記動物が先にホルモン療法単独で、または1以上の化学療法、放射線療法、生物学的療法/免疫療法または外科との組合わせで治療されている、請求項11〜27のいずれか1項記載の方法。
【請求項33】
前記動物が先に外科単独で、または1以上の化学療法、放射線療法、ホルモン療法または生物学的療法/免疫療法との組合わせで治療されている、請求項11〜27のいずれか1項記載の方法。
【請求項34】
前記癌が化学療法または放射線療法に耐性である、請求項11〜33のいずれか1項記載の方法。
【請求項35】
前記投与が静脈内、皮下、腫瘍内、筋肉内、非経口、または経口である、請求項11〜34のいずれか1項記載の方法。
【請求項36】
前記組成物および癌療法を同じ投与様式によって投与する、請求項21〜35のいずれか1項記載の方法。
【請求項37】
前記組成物および癌療法を異なる投与様式によって投与する、請求項21〜35のいずれか1項記載の方法。
【請求項38】
前記組成物および癌療法を同じ投与剤形で投与する、請求項21〜35のいずれか1項記載の方法。
【請求項39】
前記組成物および癌療法を異なる投与剤形で投与する、請求項21〜35のいずれか1項記載の方法。
【請求項40】
前記癌療法が放射線療法、生物学的療法/免疫療法、ホルモン療法および外科からなる群より選択される、請求項21〜39のいずれか1項記載の方法。
【請求項41】
それを必要とする動物において疾患に関係する血管新生を防止、治療または管理する方法であって、前記動物に請求項10記載の組成物の有効量の用量を投与するステップを含む、上記方法。
【請求項42】
疾患に関係する血管新生が血清陰性関節炎、血清陽性関節炎、他の関節症に関係する関節炎、骨関節炎またはSLEに関連する、請求項41記載の方法。
【請求項43】
血清陽性関節炎が慢性関節リウマチである、請求項42記載の方法。
【請求項44】
それを必要とする動物において疾患に関係する血管新生の再発を防止する方法であって、前記動物に請求項10記載の組成物の有効量の用量を投与するステップを含む、上記方法。
【請求項45】
それを必要とする動物において疾患に関係する血管新生の進行を防止する方法であって、前記動物に請求項10記載の組成物の有効量の用量を投与するステップを含む、上記方法。
【請求項46】
それを必要とする動物において慢性関節リウマチを治療する方法であって、前記動物に請求項10記載の組成物の有効量の用量を投与するステップを含む、上記方法。
【請求項47】
それを必要とする動物において疾患に関係する血管新生の症候群を防止する方法であって、前記動物に請求項10記載の組成物の有効量の用量を投与するステップを含む、上記方法。
【請求項48】
前記動物に1以上の他の抗炎症療法のさらなる投与を行うステップを含む、請求項41〜47のいずれか1項記載の方法。
【請求項49】
前記1以上の他の抗炎症療法が化学療法、生物学的療法/免疫療法、放射線療法、ホルモン療法、または外科である、請求項48記載の方法。
【請求項50】
前記生物学的療法/免疫療法がTNF-αアンタゴニストである、請求項49記載の方法。
【請求項51】
前記TNF-αがエタネルセプト(ENBREL(登録商標))、アダリムマブ(HUMIRA(登録商標))、およびインフリキシマブ(REMICADE(登録商標))から選択される、請求項50記載の方法。
【請求項52】
前記方法がさらに抗炎症治療薬でない他の治療薬の投与を含むものである、請求項41〜51のいずれか1項記載記の方法。
【請求項53】
前記治療薬が抗催吐薬、抗真菌薬、抗寄生虫薬、抗癌薬、免疫調節薬、抗ウイルス薬、または抗生物質である、請求項52記載の方法。
【請求項54】
前記動物が先に1以上の抗炎症療法の投与により治療されているが、請求項10記載の組成物の投与により治療されてない、請求項 41〜53のいずれか1項記載記の方法。
【請求項55】
前記動物が先に化学療法単独で、または1以上の放射線療法、生物学的療法/免疫療法、ホルモン療法または外科との組合わせで治療されている、請求項41〜53のいずれか1項記載記の方法。
【請求項56】
前記動物が先に放射線療法単独で、または1以上の化学療法、生物学的療法/免疫療法、ホルモン療法または外科との組合わせで治療されている、請求項41〜53のいずれか1項記載記の方法。
【請求項57】
前記動物が先に生物学的療法/免疫療法単独で、または1以上の化学療法、放射線療法、ホルモン療法または外科との組合わせで治療されている、請求項41〜53のいずれか1項記載記の方法。
【請求項58】
前記動物が先にホルモン療法単独で、または1以上の化学療法、放射線療法、生物学的療法/免疫療法または外科との組合わせで治療されている、請求項41〜53のいずれか1項記載記の方法。
【請求項59】
前記動物が先に外科単独で、または1以上の化学療法、放射線療法、ホルモン療法または生物学的療法/免疫療法との組合わせで治療されている、請求項41〜53のいずれか1項記載記の方法。
【請求項60】
動物における内皮細胞増殖を低下させる方法であって、請求項10記載の組成物の有効量の用量の投与を含む、上記方法。
【請求項61】
動物におけるAng-2および/またはAng-1のTie-2との結合を阻害する方法であって、請求項10記載の組成物の有効量の用量の投与を含む、上記方法。
【請求項62】
動物におけるTie-2リン酸化を阻害する方法であって、請求項10記載の組成物の有効量の用量の投与を含む、上記方法。
【請求項63】
動物における循環中のAng-2および/またはAng-1ポリペプチドのレベルを低下させる方法であって、請求項10記載の組成物の有効量の用量の投与を含む、上記方法。
【請求項64】
i)アンジオポエチン-2および/またはTie-2の生物学的活性のアンタゴニストとii)CSF1Rおよび/またはCSF1の生物学的活性のアンタゴニストの組合わせを含む医薬組成物。
【請求項65】
アンジオポエチン-2のアンタゴニストが抗体である、請求項64に記載の組成物。
【請求項66】
アンジオポエチン-2のアンタゴニストが完全ヒトモノクローナル抗体である、請求項65に記載の組成物。
【請求項67】
抗体が3.31.2、5.16.3、5.86.1、5.88.3、3.3.2、5.103.1、5.101.1、3.19.3、5.28.1、5.78.3、MEDI1/5、MEDI2/5、MEDI3/5、MEDI6/5、およびMEDI4/5からなる群より選択される完全ヒトモノクローナル抗体のいずれか1つと同じエピトープと結合する、請求項65または66に記載の組成物。
【請求項68】
抗体が3.31.2、5.16.3、5.86.1、5.88.3、3.3.2、5.103.1、5.101.1、3.19.3、5.28.1、5.78.3、MEDI1/5、MEDI2/5、MEDI3/5、MEDI6/5、および MEDI4/5からなる群より選択される完全ヒトモノクローナル抗体である、請求項65に記載の組成物。
【請求項69】
CSF1Rの生物学的活性のアンタゴニストがチロシンキナーゼインヒビターである請求項64〜68のいずれか1項記載の組成物。
【請求項70】
CSF1Rの生物学的活性のアンタゴニストが次の化合物:
2-クロロ-N-ピリジン-3-イル-5-{[3-(トリフルオロメチル)ベンゾイル]アミノ}ベンズアミド;
2-クロロ-N-(5-フルオロピリジン-3-イル)-5-{[3-(トリフルオロメチル)ベンゾイル]アミノ}ベンズアミド;
2-クロロ-N-(5-フルオロピリジン-3-イル)-5-{[3-フルオロ-5-(トリフルオロメチル)ベンゾイル]アミノ}-ベンズアミド;
2-メチル-N-ピリジン-3-イル-5-{[3-(トリフルオロメチル)ベンゾイル]アミノ}ベンズアミド;
5-{[3-フルオロ-5-(トリフルオロメチル)ベンゾイル]アミノ}-2-メチル-N-ピリジン-3-イルベンズアミド;
2-クロロ-5-[(3-シクロプロピルベンゾイル)アミノ]-N-ピリジン-3-イルベンズアミド;
2-クロロ-5-[(3-クロロベンゾイル)アミノ]-N-ピリジン-3-イルベンズアミド;
5-[(3-クロロ-5-フルオロベンゾイル)アミノ]-2-メチル-N-ピリジン-3-イルベンズアミド;
5-[(3-シクロプロピル-5-フルオロベンゾイル)アミノ]-2-メチル-N-ピリジン-3-イルベンズアミド;
5-[(3-クロロベンゾイル)アミノ]-2-メチル-N-ピリジン-3-イルベンズアミド;
5-{[3-(1-シアノ-1-メチルエチル)ベンゾイル]アミノ}-2-メチル-N-(2-メチル-1,3-チアゾール-5-イル)ベンズアミド;
2-クロロ-N-1,3-チアゾール-5-イル-5-{[3-(トリフルオロメチル)ベンゾイル]アミノ}ベンズアミド;
2-クロロ-5-[(3-クロロベンゾイル)アミノ]-N-1,3-チアゾール-5-イルベンズアミド;
2-クロロ-5-[(3,5-ジメチルベンゾイル)アミノ]-N-1,3-チアゾール-5-イルベンズアミド;
5-{[3-(1-シアノ-1-メチルエチル)ベンゾイル]アミノ}-2-メチル-N-1,3-チアゾール-5-イルベンズアミド;
2-メチル-N-(2-メチル-1,3-チアゾール-5-イル)-5-{[3-(トリフルオロメチル)ベンゾイル]アミノ}ベンズアミド;
2-クロロ-5-[(3-クロロベンゾイル)アミノ]-N-(2-メチル-1,3-チアゾール-5-イル)ベンズアミド;
2-クロロ-5-[(3,5-ジメチルベンゾイル)アミノ]-N-(2-メチル-1,3-チアゾール-5-イル)ベンズアミド;
2-クロロ-N-(2-メチル-1,3-チアゾール-5-イル)-5-{[3-(トリフルオロメチル)ベンゾイル]アミノ}ベンズアミド;
2-クロロ-5-{[3-フルオロ-5-(トリフルオロメチル)ベンゾイル]アミノ}-N-(2-メチル-1,3-チアゾール-5-イル)ベンズアミド;
5-[(5-{[3-(1-シアノ-1-メチルエチル)ベンゾイル]アミノ}-2-メチルベンゾイル)アミノ]-N-メチル-1,3-チアゾール-2-カルボキサミド;
5-{[3-フルオロ-5-(トリフルオロメチル)ベンゾイル]アミノ}-2-メチル-N-(2-メチル-1,3-チアゾール-5-イル)ベンズアミド;
5-[(3-クロロ-5-フルオロベンゾイル)アミノ]-2-メチル-N-(2-メチル-1,3-チアゾール-5-イル)ベンズアミド;
5-[(3-シクロプロピル-5-フルオロベンゾイル)アミノ]-2-メチル-N-(2-メチル-1,3-チアゾール-5-イル)ベンズアミド;
5-[(3-クロロベンゾイル)アミノ]-2-メチル-N-(2-メチル-1,3-チアゾール-5-イル)ベンズアミド;
5-[3,4-ジクロロベンゾイル)アミノ]-2-メチル-N-(2-メチル-1,3-チアゾール-5-イル)ベンズアミド;
5-[(3-シクロプロピルベンゾイル)アミノ]-2-メチル-N-(2-メチル-1,3-チアゾール-5-イル)ベンズアミド;
5-[(3,5-ジメチルベンゾイル)アミノ]-2-メチル-N-(2-メチル-1,3-チアゾール-5-イル)ベンズアミド;
2-メチル-5-[(3-メチルベンゾイル)アミノ]-N-(2-メチル-1,3-チアゾール-5-イル)ベンズアミド;
2,6-ジクロロ-N-(4-メチル-3-{[(2-メチル-1,3-チアゾール-5-イル)アミノ]カルボニル}フェニル)イソニコチンアミド
2-メチル-5-{[(3-メチルシクロヘキシル)カルボニル]アミノ}-N-(2-メチル-1,3-チアゾール-5-イル)ベンズアミド;
2-メチル-N-(2-メチル-1,3-チアゾール-5-イル)-5-(ペンタノイルアミノ)ベンズアミド;
2-メチル-5-[(4-メチルヘキサノイル)アミノ]-N-(2-メチル-1,3-チアゾール-5-イル)ベンズアミド;
4-[(2,4-ジフルオロフェニル)アミノ]-7-エトキシ-6-(4-メチルピペラジン-1-イル)キノリン-3-カルボキサミド;
4-[(2,3-ジクロロフェニル)アミノ]-7-エトキシ-6-(4-メチルピペラジン-1-イル)キノリン-3-カルボキサミド;
7-エトキシ-4-[(2-フルオロ-5-メチルフェニル)アミノ]-6-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)キノリン-3-カルボキサミド;
4-[(3-クロロ-2-フルオロフェニル)アミノ]-7-エトキシ-6-(4-メチルピペラジン-1-イル)キノリン-3-カルボキサミド;
7-エトキシ-4-[(2-フルオロ-5-メチルフェニル)アミノ]-6-(4-メチルピペラジン-1-イル)キノリン-3-カルボキサミド;
7-エトキシ-4-[(2-フルオロ-4-メチルフェニル)アミノ]-6-(4-メチルピペラジン-1-イル)キノリン-3-カルボキサミド;
4-[(2,4-ジフルオロフェニル)アミノ]-7-(2-メトキシエトキシ)-6-(4-メチルピペラジン-1-イル)キノリン-3-カルボキサミド;
4-[(2-フルオロ-4-メチルフェニル)アミノ]-7-(2-メトキシエトキシ)-6-(4-メチルピペラジン-1-イル)キノリン-3-カルボキサミド;
4-[(2-フルオロ-5-メチルフェニル)アミノ]-7-(2-メトキシエトキシ)-6-(4-メチルピペラジン-1-イル)キノリン-3-カルボキサミド;
4-[(2-フルオロ-4-メチルフェニル)アミノ]-6-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)-7-(2-メトキシエトキシ)キノリン-3-カルボキサミド;
7-エトキシ-4-[(2-フルオロ-4-メチルフェニル)アミノ]-6-(1-メチルピペリジン-4-イル)キノリン-3-カルボキサミド;
4-[(2,4-ジフルオロフェニル)アミノ]-7-エトキシ-6-(1-メチルピペリジン-4-イル)キノリン-3-カルボキサミド;
4-[(2,4-ジフルオロフェニル)アミノ]-7-エトキシ-6-(1-イソプロピルピペリジン-4-イル)キノリン-3-カルボキサミド;
7-エトキシ-4-[(2-フルオロ-4-メチルフェニル)アミノ]-6-(1-イソプロピルピペリジン-4-イル)キノリン-3-カルボキサミド;
4-[(2-フルオロ-4-メチルフェニル)アミノ]-7-メトキシ-6-(1-メチルピペリジン-4-イル)キノリン-3-カルボキサミド;
4-[(3-クロロ-2-フルオロフェニル)アミノ]-7-メトキシ-6-(1-メチルピペリジン-4-イル)キノリン-3-カルボキサミド;
4-[(2,4-ジフルオロフェニル)アミノ]-7-メトキシ-6-(1-メチルピペリジン-4-イル)キノリン-3-カルボキサミド;
4-[(2-フルオロ-4-メチルフェニル)アミノ]-6-(1-イソプロピルピペリジン-4-イル)-7-メトキシキノリン-3-カルボキサミド;
4-[(2,4-ジフルオロフェニル)アミノ]-6-(1-イソプロピルピペリジン-4-イル)-7-メトキシキノリン-3-カルボキサミド;および
4-[(3-クロロ-2-フルオロフェニル)アミノ]-6-(1-イソプロピルピペリジン-4-イル)-7-メトキシキノリン-3-カルボキサミド;
7-エトキシ-4-[(2-フルオロ-4-メチル-フェニル)アミノ]-6-(4-メチルピペラジン-1-イル)シンノリン-3-カルボキサミド;
4-(2-フルオロ-4-メチルフェニルアミノ)-7-メトキシ-6-(4-メチルピペラジン-1-イル)シンノリン-3-カルボキサミド;
4-[(2,4-ジフルオロフェニル)アミノ]-7-メトキシ-6-(4-メチルピペラジン-1-イル)シンノリン-3-カルボキサミド;
6-[(3R,5S)-3,5-ジメチルピペラジン-1-イル]-4-[(2-フルオロ-4-メチルフェニル)アミノ]-7-メトキシシンノリン-3-カルボキサミド;
4-[(2-フルオロ-4-メチルフェニル)アミノ]-6-[4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル]-7-メトキシシンノリン-3-カルボキサミド;
7-エトキシ-4-[(2-フルオロ-4-メチルフェニル)アミノ]-6-[4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル]シンノリン-3-カルボキサミド;
4-[(3-クロロ-2-フルオロフェニル)アミノ]-6-[(3R,5S)-3,5-ジメチルピペラジン-1-イル]-7-メトキシシンノリン-3-カルボキサミド;
4-[(2-フルオロ-4-メチルフェニル)アミノ]-6-(1-イソプロピルピペリジン-4-イル)-7-メトキシシンノリン-3-カルボキサミド塩酸塩;
4-[(2-フルオロ-4-メチルフェニル)アミノ]-6-[1-(2-ヒドロキシエチル)ピペリジン-4-イル]-7-メトキシシンノリン-3-カルボキサミド;および
4-[(2-フルオロ-4-メチルフェニル)アミノ]-6-{4-[(2R)-2-ヒドロキシプロパノイル]ピペラジン-1-イル}-7-メトキシシンノリン-3-カルボキサミド
、またはその製薬上許容される塩のいずれか1つから選択される、請求項69に記載の組成物。
【請求項71】
製薬上許容される賦形剤または担体と結合した、請求項62〜70のいずれか1項記載の組合わせを含む医薬組成物。
【請求項72】
疾患に関係する血管新生または炎症の治療に使用するための、請求項71に記載の医薬組成物。
【請求項73】
癌の治療に使用するための、請求項71に記載の医薬組成物。
【請求項74】
請求項62〜73のいずれか1項記載の組合わせによる、それを必要とする動物における疾患に関係する血管新生または炎症を治療する方法。
【請求項75】
請求項62〜73のいずれか1項記載の組合わせによる、それを必要とする動物における癌を治療する方法。
【請求項76】
アンジオポエチン-2および/またはTie-2の生物学的活性のアンタゴニストおよび化学治療薬を含む組成物。
【請求項77】
アンジオポエチン-2のアンタゴニストが抗体である、請求項76に記載の組成物。
【請求項78】
アンジオポエチン-2のアンタゴニストが完全ヒトモノクローナル抗体である、請求項77に記載の組成物。
【請求項79】
抗体が3.31.2、5.16.3、5.86.1、5.88.3、3.3.2、5.103.1、5.101.1、3.19.3、5.28.1、5.78.3、MEDI1/5、MEDI2/5、MEDI3/5、MEDI6/5、およびMEDI4/5からなる群より選択される抗体と同じエピトープと結合する、請求項77または78記載の組成物。
【請求項80】
抗体が3.31.2、5.16.3、5.86.1、5.88.3、3.3.2、5.103.1、5.101.1、3.19.3、5.28.1、5.78.3、MEDI1/5、MEDI2/5、MEDI3/5、MEDI6/5、およびMEDI4/5からなる群より選択される完全ヒトモノクローナル抗体である、請求項78に記載の組成物。
【請求項81】
化学治療薬がドセタキセル、AZD4877、ビンクリスチン、ビンブラスチン、ビンデシンおよびビノレルビン、タキソール、タキソテール、5-フルオロウラシル、ゲムシタビン、フルオロピリミジン、テガフール、ラルチトレキセド、カペシタビン、メトトレキセート、ペメトレキセド、シトシン・アラビノシド、ヒドロキシウレア、イリノテカン、エトポシド、トポテカン、カンプトテシン、テニポシド、アムサクリン、オキサリプラチン、シスプラチンオキサリプラチン、5-フルオロウラシル、イリノテカン、ゲムシタビンおよびカルボプラチンからなる群より選択される、請求項76〜80のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項82】
製薬上許容される賦形剤または担体と結合した、請求項76〜81のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項83】
請求項76〜82のいずれか1項に記載の組成物を投与するステップを含むものである、アンジオポエチン-2および/またはTie-2の生物学的活性にアンタゴニスト作用を果たす方法。
【請求項84】
請求項76〜82のいずれか1項に記載の組成物の治療上有効な量を投与するステップを含むものである、患者において抗癌効果を生じる方法。
【請求項85】
請求項76〜82のいずれか1項に記載の組成物の治療上有効な量を投与するステップを含むものである、動物における腫瘍成長を低下させる方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4a】
【図4b】
【図5a】
【図5b】
【図6a】
【図6b】
【図7a】
【図7b】
【図8a】
【図8b】
【図9a】
【図9b】
【図10a】
【図10b】
【図11a】
【図11b】
【図12a】
【図12b】
【図13a】
【図13b】
【図13c】
【図13d】
【図14a】
【図14b】
【図15A】
【図15B】
【図15C】
【図15D】
【図15E】
【図15F】
【図15G】
【図15H】
【図16A】
【図16B】
【図16C】
【図16D】
【図17】
【図2】
【図3】
【図4a】
【図4b】
【図5a】
【図5b】
【図6a】
【図6b】
【図7a】
【図7b】
【図8a】
【図8b】
【図9a】
【図9b】
【図10a】
【図10b】
【図11a】
【図11b】
【図12a】
【図12b】
【図13a】
【図13b】
【図13c】
【図13d】
【図14a】
【図14b】
【図15A】
【図15B】
【図15C】
【図15D】
【図15E】
【図15F】
【図15G】
【図15H】
【図16A】
【図16B】
【図16C】
【図16D】
【図17】
【公表番号】特表2011−510632(P2011−510632A)
【公表日】平成23年4月7日(2011.4.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−544476(P2010−544476)
【出願日】平成21年1月28日(2009.1.28)
【国際出願番号】PCT/US2009/032224
【国際公開番号】WO2009/097325
【国際公開日】平成21年8月6日(2009.8.6)
【出願人】(506042265)メディミューン リミテッド (11)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成23年4月7日(2011.4.7)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年1月28日(2009.1.28)
【国際出願番号】PCT/US2009/032224
【国際公開番号】WO2009/097325
【国際公開日】平成21年8月6日(2009.8.6)
【出願人】(506042265)メディミューン リミテッド (11)
【Fターム(参考)】
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