説明

室内用植栽ポール

【課題】日常管理の手間を軽減でき植物を良好に育成できる衛生的な室内用植栽ポールを提供する。
【解決手段】貯水槽2と、貯水槽2内に設けられた基部と、基部に起立して設けられると共に環状に配置された複数の柱部4と、これら柱部4の上部に設けられ柱部4同士を連結する留め具と、柱部4に囲まれる空間に設けられ上下に延びる筒状に形成された内側メッシュ層と、内側メッシュ層の内周側の空間に充填され植物を生育させるための基盤材と、内側メッシュ層の外周に内側メッシュ層を覆うように設けられ植物を植え込むための植込層と、植込層に水を供給する給水管と、給水管に接続され水を給水管に送るためのポンプと、植込層の外周に巻回され植込層を保持するための外側メッシュ層11と、外側メッシュ層11の外周に外側メッシュ層11を覆うように設けられ外側メッシュ層11を露出させて植物を植生させるための露出穴12を有する化粧外枠13とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、室内で鑑賞植物を育成するための植栽ポールに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のオフィスにおけるプラントは所謂貸鉢である。
【0003】
これは耐陰性のある、主に熱帯及び亜熱帯植物を鉢植えにしてオフィスに置き、定期的に交換し、樹勢を保つものである。
【0004】
他にポトスなどの耐陰性の強い植物を中心に所謂水耕栽培の原理で恒久的に室内に設置するタイプのものが普及し始めている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2011−67140号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、貸鉢タイプの業者による鉢交換や日常の潅水は、意外に気遣わしい。また、レンタル形式などで恒久的に費用が掛かる。このため、足元のタンクに水を溜め、この水をポンプで循環すると共に、蒸散や光合成で大気に放散した水を補いながら、必要量の追い水をタンクに入れていくタイプ、すなわち、据え置き型の水耕栽培タイプが望ましいが、エアコンの効いた室内では葉肉の薄い植物にとって生きにくい環境となるという問題と、循環する水が劣化するという問題とがあった。
【0007】
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、日常管理の手間を軽減でき植物を良好に育成できる衛生的な室内用植栽ポールを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために本発明は、貯水槽と、該貯水槽内に設けられた基部と、該基部に起立して設けられると共に環状に配置された複数の柱部と、これら柱部の上部に設けられ柱部同士を連結する留め具と、前記柱部に囲まれる空間に設けられ上下に延びる筒状に形成された内側メッシュ層と、該内側メッシュ層の内周側の空間に充填され植物を生育させるための基盤材と、前記内側メッシュ層の外周に内側メッシュ層を覆うように設けられ植物を植え込むための植込層と、該植込層内に設けられ植込層に水を供給する給水管と、該給水管に接続され前記貯水槽内の水を給水管に送るためのポンプと、前記植込層の外周に巻回され植込層に植え込まれた植物の通過を許容しつつ植込層を保持するための外側メッシュ層と、該外側メッシュ層の外周に外側メッシュ層を覆うように設けられ外側メッシュ層を露出させて植物を植生させるための露出穴を有する化粧外枠とを備えたものである。
【0009】
前記化粧外枠が、アルミニウムからなる筒体の外周に前記露出穴を軸方向に複数かつ周方向に複数形成してなるとよい。
【0010】
前記留め具は、前記植込層の上端を覆うと共に前記基盤材を露出させるようにリング状に形成された天井留め具を有するとよい。
【0011】
前記柱部は金属パイプからなり、前記基部は、前記貯水槽内に載置される底板部と、該底板部に起立して設けられ前記柱部を挿入させて保持するための複数の受管と、これら受管に前記底板部から上方に離間するように設けられ前記植込層を受ける受皿部を有すると共に前記基盤材からの水を前記貯水槽に排水するための通水部を有する底板部と備えるとよい。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、日常管理の手間を軽減でき植物を良好に育成できる衛生的な室内用植栽ポールを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の実施の形態を示す室内用植栽ポールの側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】室内用植栽ポールの側断面図である。
【図4】図3のA−A線矢視断面図である。
【図5】室内用植栽ポールの要部斜視断面図である。
【図6】室内用植栽ポールの組立手順を示す図であり、(a)は第1工程、(b)は第2工程を示す。
【図7】室内用植栽ポールの組立手順を示す図であり、(a)は第3工程、(b)は第4工程を示す。
【図8】室内用植栽ポールの組立手順を示す図であり、(a)は第5工程、(b)は第6工程を示す。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1、図2及び図3に示すように、室内用植栽ポール1は、円柱状に形成されており、オフィスのあらゆる方向から見られることを前提に高さを2m、直径を400mm前後とされている。これにより、室内用植栽ポール1は、室内での組み立てを容易にされている。
【0015】
図3及び図5に示すように、室内用植栽ポールは1、貯水槽2と、貯水槽2内に設けられた基部3と、基部3に起立して設けられると共に環状に配置された複数の柱部4と、これら柱部4の上部に設けられ柱部4同士を連結する留め具5と、柱部4に囲まれる空間に設けられ上下に延びる筒状に形成された内側メッシュ層6と、内側メッシュ層6の内周側の空間に充填され植物を生育させるための基盤材7と、内側メッシュ層6の外周に内側メッシュ層6を覆うように設けられ植物を植え込むための植込層8と、植込層8内に設けられ植込層8に水を供給する給水管9と、給水管9に接続され貯水槽2内の水を給水管9に送るためのポンプ10と、植込層8の外周に巻回され植込層8に植え込まれた植物の通過を許容しつつ植込層8を保持するための外側メッシュ層11と、外側メッシュ層11の外周に外側メッシュ層11を覆うように設けられ外側メッシュ層11を露出させて植物を植生させるための露出穴12を有する化粧外枠13と、貯水槽2を覆うカバー14とを備える。
【0016】
貯水槽2は、FRPからなり平面視長方形の桶状に形成されている。
【0017】
基部3は、貯水槽2内に載置される底板部15と、底板部15に起立して設けられ柱部4を挿入させて保持するための複数の受管16と、これら受管16に底板部15から上方に離間するように設けられた受板部17とを備える。底板部15は、貯水槽2の底面全体に沿う長方形状に形成されている。受管16は、柱部4より大径の金属管からなり、内部に柱部4を挿入できるようになっている。受管16は、長さ約200mmに形成されており、底板部15上に外径250mmの環状に6本等間隔に配置されている。受板部17は、化粧外枠13及び植込層8を受ける受皿部17aを有すると共に基盤材7からの水を貯水槽2に排水するための通水部17bを有する。受皿部17aはリング板状に形成された底部18aを有すると共に底部18aの外周から上方に延びる壁部18bを有する。底部18aは、底板部15から100mm上方に離間されている。底板部15、受管16及び受板部17は、それぞれSUSからなる。底板部15と受管16、受管16と受板部17はそれぞれ溶接にて接合されている。
【0018】
柱部4は、直径約35mm、長さ約2mの金属パイプ(SUSパイプ)からなる。
【0019】
留め具5は、植込層8の上端を覆うと共に基盤材7を露出させるようにリング状に形成された天井留め具19と、室内用植栽ポール1を組み立てるとき柱部4同士を仮止めする仮留め具20とからなる。天井留め具19は、植込層8の上端を覆うリング板状の天井板部21と、天井板部21に周方向に沿って複数設けられ各柱部4内に挿入するための差込バー22とを備える。天井板部21の中心の孔23は直径約200mmに形成されている。この孔23は、柱部4の調節や基盤材7の投入などに使用される。図4に示すように、仮留め具20は、各柱部4に囲まれる空間に各柱部4に沿って挿入される筒部24と、筒部24に周方向に沿って複数設けられ柱部4に締結されるUボルト25とを備える。
【0020】
図5に示すように、内側メッシュ層6は、複数の柱部4に囲まれる空間に樹脂からなる矩形状の第1メッシュシート26を各柱部4に沿うように筒状に張り込んでなる。第1メッシュシート26は、複数の柱部4に囲まれる空間内で筒状に丸められることで自身の反発力により拡径し、柱部4に沿って張り込まれる。第1メッシュシート26は、柱部4に沿って張り込んだときの合わせ部分(第1メッシュシート26の周方向の両端が重なる周方向の長さ)が十分な長さ(例えば、200mm以上)となるように周方向の寸法を決定されていると共に、天井留め具19と受板部17との間を完全に塞ぐように上下方向の寸法を決定されている。また、第1メッシュシート26の目は10mm×10mm程度のものとされ、太い根の進入を防ぎ、成長に必要な吸収根の進入のみを許容するように根の進入を抑制すると共に、基盤材7を受け止めて保持するようになっている。
【0021】
基盤材7は、焼成多孔質材と、籾殻クンタンと、保水材と、完熟バークとを所定の割合で混合してなる。
【0022】
植込層8は、水苔と多孔質軽量材を混ぜ込んでなる混合水苔8aからなる。
【0023】
給水管9は、点滴給水ホースからなり、外周に水噴出用の孔(図示せず)を有する。給水管9は、環状に配置された複数の柱部4に周方向に順次掛け渡すように下部から上方に螺旋状に巻き上げられて敷設されている。また、給水管9は、上部に数巻きの余裕を残すように長さを設定されており、柱部4の上部で密に巻かれるようになっている。
【0024】
ポンプ10は、小型水中ポンプからなり、貯水槽2内に設けられている。
【0025】
外側メッシュ層11は、内側メッシュ層6の第1メッシュシート26よりも目の大きな第2メッシュシート27からなる。第2メッシュシート27は第1メッシュシート26と同じ樹脂からなり矩形状に形成されている。第2メッシュシート27の目は、25mm×25mm程度に形成されている。
【0026】
化粧外枠13は、アルミニウムからなる筒体の外周に露出穴12を軸方向に複数かつ周方向に複数形成してなる。図3に示すように、化粧外枠13の上部には、ドライミストを噴射する噴出部28が設けられている。噴出部28にはドライミストを供給するためのドライミストホース29が接続されている。ドライミストホース29は、柱部4のいずれかに沿って上下に延びるように敷設されている。また、ドライミストホース29には、浄水を供給するための浄水給水部(図示せず)が接続されている。
【0027】
次に本実施の形態の作用を述べる。
【0028】
室内用植栽ポール1を室内で組み立てる場合、図6(a)に示すように、貯水槽2内に基部3を載置し、それぞれの受管16に柱部4を挿入する。
【0029】
次に、図6(b)及び図4に示すように、柱部4の上部に仮留め具20を取り付ける。このとき、複数の柱部4に囲まれる空間内に仮留め具20の筒部24を挿入すると共に各Uボルト25内に柱部4を挿入するように柱部4の上方から取り付け、柱部4同士の間隔が上下で同じとなるように各柱部4の姿勢を整える。また、環状に配置された複数の柱部4に給水管9を周方向に順次掛け渡すように下部から上方に螺旋状に巻き上げて取り付ける。このとき、柱部4の上部には給水管9を数巻き密に巻いて給水管9の端部を留める。またさらに、柱部4のいずれかにドライミストホース29を沿わせて取り付ける。
【0030】
図7(a)に示すように、複数の柱部4に囲まれる空間内に第1メッシュシート26を丸めた状態で挿入し、前記空間内で開放する。第1メッシュシート26は自身の反発力で柱部4に張り付き、内側メッシュ層6が形成される。このとき、第1メッシュシート26は予め周方向の寸法を十分に形成されているため、周方向の両端には十分な長さの合わせ部分が形成される。この後、内側メッシュ層6に囲まれる空間内に基盤材7を詰め込む。
【0031】
図7(b)に示すように、柱部4を基部3ごと傾斜させ、柱部4の外周に化粧外枠13を被せる。化粧外枠13は、基部3の受板部17の壁部18b内に挿入されると共に受板部17の底部18a上に載置されて位置決めされる。
【0032】
この後、図8(a)に示すように、化粧外枠13と複数の柱部4との間の空間に第2メッシュシート27を丸めた状態で挿入し、開放する。第2メッシュシート27は自身の反発力で化粧外枠13に張り付き、外側メッシュ層11が形成される。第2メッシュシート27も第1メッシュシート26と同様に予め周方向の長さを十分に形成されているため、周方向の両端には十分な長さの合わせ部が形成される。このようにして第2メッシュシート27が化粧外枠13に密着したのを確認したら、内側メッシュ層6と外側メッシュ層11との間の空間内に水苔と多孔質軽量材を予め混ぜ込んでなる混合水苔8aを十分詰め込む。
【0033】
図1及び図3に示すように、化粧外枠13の上端から50mm程度下方の位置にドライミストを噴射するための噴射孔30を形成し、この噴射孔30からドライミストを噴射するように化粧外枠13に噴出部28を設ける。噴射孔30は、化粧外枠13の周方向に3〜6箇所程度形成し、これら噴射孔30からドライミストを放射状に噴射するようにする。また、噴出部28には、ドライミストホース29を接続する。給水管9にはポンプ10を接続する。ポンプ10は、貯水槽2内の底板部15上に配置する。また、貯水槽2にカバー14を被せる。
【0034】
この後、ポンプ10を稼働させて植込層8及び基盤材7に綺麗な水を含ませ、植込層8及び基盤材7に水を馴染ませてから露出穴12から外側メッシュ層11越しに露出する植込層8に任意の植物を植え付けていく。
【0035】
貯水槽2内に溜められた水は、給水管9から植込層8に供給される。植込層8は、外周を化粧外枠13に覆われ、上端を天井留め具19の天井板部21に覆われ、下端を基部3の受板部17に覆われているため、エアコンの効いた乾燥した室内であっても水が蒸発しにくく植込層8の乾燥を防ぐことができる。また、植込層8で余った水分は、自然流下により植込層8及び基盤材7を湿潤にする。植込層8及び基盤材7の下端まで流下した水は受板部17の通水部17bから貯水槽2内に戻り、給水管9から供給された水を常に循環させることができる。このとき基盤材7はフィルタとして機能し、水の腐敗を防ぐことができる。すなわち、多孔質物質を含む基盤材7は、バクテリアを濾過すると共に植物に有害な化学的成分を除去するため、水の腐敗を防ぐと共に水を浄化することができる。また、基盤材7には、天井板部21の中央の孔から通気するため、植物の根に酸素を十分に供給できる。
【0036】
このように、室内用植栽ポール1が、貯水槽2と、貯水槽2内に設けられた基部3と、基部3に起立して設けられると共に環状に配置された複数の柱部4と、これら柱部4の上部に設けられ柱部4同士を連結する留め具5と、柱部4に囲まれる空間に設けられ上下に延びる筒状に形成された内側メッシュ層6と、内側メッシュ層6の内周側の空間に充填され植物を生育させるための基盤材7と、内側メッシュ層6の外周に内側メッシュ層6を覆うように設けられ植物を植え込むための植込層8と、植込層8内に設けられ植込層8に水を供給する給水管9と、給水管9に接続され貯水槽2内の水を給水管9に送るためのポンプ10と、植込層8の外周に巻回され植込層8に植え込まれた植物の通過を許容しつつ植込層8を保持するための外側メッシュ層11と、外側メッシュ層11の外周に外側メッシュ層11を覆うように設けられ外側メッシュ層11を露出させて植物を植生させるための露出穴12を有する化粧外枠13とを備えるものとしたため、室内用植栽ポール1を衛生的にできると共に、日常管理の手間を軽減でき植物を良好に育成することができる。また、造形的な置物的な趣を強めることができ、植物以外が総て覆われることにより、ふき取りその他の衛生管理が容易である。またさらに、植込層8及び基盤材7からの蒸散を大幅に減少でき、給水回数も減少することができる。これにより、貯水槽2内の貯水中の養分等の濃度が急激に上昇するのを防ぐことができる。
【0037】
化粧外枠13が、アルミニウムからなる筒体の外周に露出穴12を軸方向に複数かつ周方向に複数形成してなるものとしたため、軽量にできると共に美しい外観にできる。また、容易に掃除ができ、さらに衛生的にできる。
【0038】
留め具5は、植込層8の上端を覆うと共に基盤材7を露出させるようにリング状に形成された天井留め具19を有するものとしたため、植込層8の乾燥を防止できると共に基盤材7内に通気させることができる。
【0039】
柱部4は金属パイプからなり、基部3は、貯水槽2内に載置される底板部15と、底板部15に起立して設けられ柱部4を挿入させて保持するための複数の受管16と、これら受管16に底板部15から上方に離間するように設けられ化粧外枠13及び植込層8を受ける受皿部17aを有すると共に基盤材7からの水を貯水槽2に排水するための通水部17bを有する受板部17とを備えるものとしたため、室内用植栽ポール1を簡易な構造にできる。
【0040】
なお、化粧外枠13にLED照明(図示せず)を取り付けてもよい。今日ではLED照明の進化により地下で果実を生産できるまでになっているため、室内観賞植物のインテリアとしてのあり方も大きく変えていくものと考えられる。
【0041】
すなわち緑を楽しむのみならず、近い将来は花や果実を鑑賞する四季の変化を屋内にいながらにして楽しむオフィスプラントも可能と考えられる。
【符号の説明】
【0042】
1 室内用植栽ポール
2 貯水槽
3 基部
4 柱部
5 留め具
6 内側メッシュ層
7 基盤材
8 植込層
8a 混合水苔
9 給水管
10 ポンプ
11 外側メッシュ層
12 露出穴
13 化粧外枠
14 カバー
15 底板部
16 受管
17 受板部
17a 受皿部
17b 通水部
18a 底部
18b 壁部
19 天井留め具
20 仮留め具
21 天井板部
22 差込バー
24 筒部
25 Uボルト
26 第1メッシュシート
27 第2メッシュシート
28 噴出部
29 ドライミストホース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
貯水槽と、該貯水槽内に設けられた基部と、該基部に起立して設けられると共に環状に配置された複数の柱部と、これら柱部の上部に設けられ柱部同士を連結する留め具と、前記柱部に囲まれる空間に設けられ上下に延びる筒状に形成された内側メッシュ層と、該内側メッシュ層の内周側の空間に充填され植物を生育させるための基盤材と、前記内側メッシュ層の外周に内側メッシュ層を覆うように設けられ植物を植え込むための植込層と、該植込層内に設けられ植込層に水を供給する給水管と、該給水管に接続され前記貯水槽内の水を給水管に送るためのポンプと、前記植込層の外周に巻回され植込層に植え込まれた植物の通過を許容しつつ植込層を保持するための外側メッシュ層と、該外側メッシュ層の外周に外側メッシュ層を覆うように設けられ外側メッシュ層を露出させて植物を植生させるための露出穴を有する化粧外枠とを備えたことを特徴とする室内用植栽ポール。
【請求項2】
前記化粧外枠が、アルミニウムからなる筒体の外周に前記露出穴を軸方向に複数かつ周方向に複数形成してなる請求項1記載の室内用植栽ポール。
【請求項3】
前記留め具は、前記植込層の上端を覆うと共に前記基盤材を露出させるようにリング状に形成された天井留め具を有する請求項1又は2記載の室内用植栽ポール。
【請求項4】
前記柱部は金属パイプからなり、前記基部は、前記貯水槽内に載置される底板部と、該底板部に起立して設けられ前記柱部を挿入させて保持するための複数の受管と、これら受管に前記底板部から上方に離間するように設けられ前記化粧外枠及び前記植込層を受ける受皿部を有すると共に前記基盤材からの水を前記貯水槽に排水するための通水部を有する受板部と備えた請求項1〜3のいずれかに記載の室内用植栽ポール。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−99273(P2013−99273A)
【公開日】平成25年5月23日(2013.5.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−244497(P2011−244497)
【出願日】平成23年11月8日(2011.11.8)
【出願人】(501227096)
【Fターム(参考)】