説明

密封された延伸棒の移動によってプラスチック材料製予備成形物をプラスチック材料製容器へと成形する装置および方法

【課題】プラスチック材料製容器を形成すべくプラスチック材料製予備成形物を気体媒体の作用によって膨張させることができる少なくとも1つのブロー成型ステーションを提供すること。
【解決手段】前記気体媒体を作用させる加圧装置12と、前記ブロー成型ステーション8を少なくとも部分的に囲むクリーンルーム20と、該プラスチック材料製予備成形物の長手方向に沿って延伸する延伸ユニットであって、前記プラスチック材料製予備成形物に対して可動であって該プラスチック材料製予備成形物への挿入が可能である延伸棒5と、該延伸棒5を該延伸棒5の長手方向に沿って移動させる駆動装置とを有する延伸ユニットとを有しているプラスチック材料製予備成形物をプラスチック材料製容器へと成形するための装置である。

【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
本発明は、プラスチック材料製予備成形物をプラスチック材料製容器へと成形する装置および方法に関する。この種の装置および方法は、先行技術から長きにわたって知られている。プラスチック材料製予備成形物をプラスチック材料製容器へと成形するためのこの種の装置(以下では、ストレッチブロー成型装置とも称される)においては、予備成形物を内圧の印加によってプラスチック瓶へと成型する複数のブロー成型ステーションを有することが通常である。これらの出来上がったブロー成型後のプラスチック材料製容器は、汚れており、衛生基準を守るために事後の複雑なやり方での清掃を必要とする。
【0002】
このようなストレッチブロー成型装置またはブロー成型ステーションの重要な構成要素は、延伸ユニットである。延伸ユニットは、延伸棒を支持および案内する。延伸棒が、プラスチック材料製予備成形物の中へと移動し、プラスチック材料製予備成形物を金型の底まで延伸する。最終的に、ブロー成型圧力によって瓶が形作られ、延伸ユニットが、仕上がった瓶の外へと再び移動する。
【0003】
延伸ユニットを、モーメントスライダまたは延伸スライダによって直線ガイドへと接続して案内することが、先行技術から公知である。これは、延伸棒を、通常は、最大450mmにもなるきわめて長い行程にわたってきわめて正確に中央に案内しなければならないがゆえに、重要である。この場合に、延伸スライダは、公知の設計にてリニアモータによって駆動される。リニアモータが、延伸軸に関して中央に取り付けられ、きわめて高速で出入りする。
【0004】
延伸棒を案内カムによって動かすことも知られている。
【0005】
先行技術においては、クリーンルームにない機械的システムは汚染から何ら保護されていない。これは、成形済みの瓶は汚染され、すすぎ装置などの別途のモジュールにおいて衛生的に洗浄されなければならないことを意味する。
【0006】
無菌のブロー成型装置が、国際公開第2010/020529(A2)号明細書から知られている。この刊行物の主題は、ここでの参照によりその全体が本出願の主題も構成する。
【0007】
現時点において、無菌でブロー成型してプラスチック瓶を製造する延伸ブロー成型装置は、知られていない。機械的システムおよび延伸プロセスの「非清浄な進路」は、市場にあるすべての現行の装置において同様である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】国際公開第2010/020529(A2)号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
したがって、本発明の目的は、とくには衛生的に設計された延伸ユニットも有する延伸ブロー成型装置を提供することにある。
【0010】
この目的が、本発明によれば、独立請求項の主題によって達成される。好都合な実施形態およびさらなる発展が、従属請求項の主題を形成する。
【課題を解決するための手段】
【0011】
プラスチック材料製予備成形物をプラスチック材料製容器へと成形するための本発明による装置は、可動の搬送装置上に配置された少なくとも1つのブロー成型ステーションを有しており、このブロー成型ステーションが、ブロー金型を有しており、このブロー金型によって形成される空洞の内部において、プラスチック材料製容器を形成すべくプラスチック材料製予備成形物を気体媒体の作用によって膨張させることができる。さらにこの装置が、プラスチック材料製予備成形物を膨張させるために、プラスチック材料製予備成形物に気体媒体を作用させる加圧装置と、ブロー成型ステーションを少なくとも部分的に囲むクリーンルームと、プラスチック材料製予備成形物をそれらの長手方向に沿って延伸する延伸ユニットとを有している。この場合に、延伸ユニットが、プラスチック材料製予備成形物に対して可動であってこのプラスチック材料製予備成形物への挿入が可能である延伸棒を有し、この延伸棒をこの延伸棒の長手方向に沿って移動させる駆動装置をさらに有する。
【0012】
本発明によれば、前記ブロー成型ステーションが、延伸棒を収容するための少なくとも1つの壁を備える収容空間を有しており、延伸棒がこの収容空間に対して可動であり、前記駆動装置が、好都合には少なくとも或る時間についてはこの収容空間の外側に配置され、所定の圧力P(収容空間の周囲の非無菌の環境の圧力よりも高い)の気体媒体を、この収容空間に収容することができる。無菌の媒体(とくには、無菌の空気)を、収容空間に存在させることが好都合である。
【0013】
延伸棒を移動させるための駆動装置は、例えばリニアモータまたは電気モータ、あるいは機械式または流体の圧力による駆動部であってよい。しかしながら、延伸棒の駆動を、カムローラおよび対応する案内カム(とくには、不動に配置される)によって生じさせることも、可能であると考えられる。この案内カムを、この場合には、例えばクリーンルームの外側に配置することができる。ブロー成型ステーションまたはブロー金型を搬送する搬送装置は、例えば回転可能に配置されるブロー成型ホイールであってよく、このブロー成型ホイールに、この種の複数のブロー成型ステーションが載せられる。加圧装置をクリーンルームの内側に、好都合には膨張させるべき容器に対向させて配置することも、好都合である。
【0014】
さらなる好都合な実施形態の場合には、延伸棒が保持装置に配置され、この保持装置が、前記収容空間の壁を貫いて延びる。この場合、延伸棒を、保持装置によって例えばスライド部材などの駆動装置へと結合することができる。したがって、延伸棒を、細菌または他の汚染物質に触れ得ないようなやり方で、汚染された周囲の領域から隔てることが提案される。
【0015】
それにもかかわらず、本発明による実施形態によればさらに、衛生ユニットの定期的な清掃における容易なアクセス性が可能にされる。本発明の装置によれば、プラスチック材料製予備成形物を衛生的なやり方で変形させることが可能である。
【0016】
さらなる好都合な実施形態の場合には、保持装置の全体が、収容空間の壁に形成された開口を通って延びる。この開口を、例えばこの場合には、スロットの形態に設計することができる。このやり方で、収容空間が、上述のスロットを除いて全周にわたって延伸棒を囲むことができる。このやり方で、収容空間を、例えば上述のスロットを有する円柱形にすることができる。加えて、いずれの場合も、保持装置が存在しない領域においてスロットを封じるシール装置を設けることが可能であると考えられる。これは、上述の保持装置が存在せず、あるいは設けられない領域をいずれの場合も封じる摺動シールであってよい。
【0017】
さらなる好都合な実施形態の場合には、当該装置が、少なくとも1つの壁によって環境から隔てられた過渡空間を有し、この過渡空間が、流れに関して上述の収容空間へと接続される。このやり方で、例えば延伸棒を無菌の空気が作用する収容空間またはチャンバに延ばすことができる。この場合に、この収容空間の圧力は、非無菌の環境の気圧よりも高い。この無菌の高い圧力を、下方に位置するブロー金型へと無菌の空気を供給するためにも使用される雰囲気からもたらすことができる。
【0018】
第2のチャンバ、すなわち上述の過渡空間を、上述のチャンバまたは収容空間へと接続することができる。好ましくは、この過渡空間には、収容空間および非無菌の周囲の空気よりも低い圧力が存在する。これら2つのチャンバ、すなわち収容空間および過渡空間は、この場合には好ましくは、片側において連続的であって無菌の空気を収容空間から過渡空間へと流すことができる共通のスロットへと接続される。さらに、好都合には、過渡空間が、好ましくは雰囲気へと開放した様相でつながるさらなるスロットを有する。
【0019】
上述の2つのスロットおよび過渡空間の低い圧力が、過渡空間の方向への流れの動きをもたらす。収容空間から過渡空間へと空気が常に移動することで、延伸棒の汚染が防止される。さらに、清浄でない雰囲気から過渡空間へと常に空気が移動していることで、過酸化水素の豊富な空気が雰囲気へと逃げ出すことが防止される。この形式の構成を、抽出器官と称することもできる。
【0020】
このやり方で、過渡空間の圧力が、好都合には環境および収容空間の圧力よりも低く、全体として最低の圧力が上述の過渡空間に存在する。
【0021】
収容空間および過渡空間の2つのスロットまたは開口のそれぞれを、収容空間への細菌の直接的な導入が防止されるよう、ブロー成型ステーションの移動方向とは反対であるようなやり方で配置することも好都合である。
【0022】
さらなる好都合な実施形態の場合には、壁が収容空間と過渡空間との間に配置される。
【0023】
上述のように、延伸棒を、いわゆる延伸スウォード(すなわち、保持装置)によって保持し、この収容空間の内側に延ばすことができる。保持装置または延伸スウォードは、リニアモータによって駆動されてよく、好都合には上述の2つのスロットを通って突出し、とくに好ましいやり方においては、水平面における変位が可能であるように取り付けられる。この構成のおかげで、延伸棒は無菌の領域だけを延び、したがって無菌で清浄なままである。
【0024】
ブロー成型スライダも、この延伸スウォードまたは保持装置に対応するやり方で設計されることが好都合である。プラスチック材料製予備成形物を膨張させるためにやはりプラスチック材料製予備成形物へと配置されるブロー成型ノズルを、このブロー成型スライダ上に配置することができる。ブロー成型スライダは、好ましくは延伸棒の下方において、好都合には同じ直線ガイド上を移動する。ブロー成型スライダの対応するスウォードが、やはり好都合には収容空間を通って延び、とくに好ましいやり方においては、過渡空間も通って延びる。
【0025】
加えて、ブロー成型スライダの対応するスウォードまたは保持装置を、上述のスロットの形態の2つの開口によって案内することができる。収容空間の無菌の環境において、ブロー成型スライダがブロー成型ピストンへと接続され、上述の保持装置または延伸スウォードと同様に抽出器官の内側を移動する。ブロー成型ピストンが、好都合には上述のブロー成型スライダまたは不動に取り付けられるカムによって上昇させられる。さらなる好都合な実施形態の場合には、前記収容空間が、流れに関してクリーンルームと交換される。さらに、気体媒体を前記過渡空間から引き出すために、抽出装置を設けることが好ましい。この場合、この抽出装置が、好都合には気体媒体を(非無菌の)環境へと運ぶことができる。抽出装置は、この場合にはバルブ装置を有することができる。
【0026】
さらなる好都合な実施形態の場合には、前記延伸棒が、前記収容空間に対して偏心して配置される。この場合に、好都合には、収容空間がこの無菌状態を保証するための特定の最小容積を有する。延伸棒が、好都合には収容空間に対して偏心して案内されることで、延伸棒を収容空間の開口の比較的近くに配置することができる。
【0027】
好都合な実施形態の場合には、収容空間が実質的に円筒形とされる。延伸棒が、この円筒の内側を案内され、好都合には円筒形の収容空間の中心に対して偏心した様相に配置される。
【0028】
さらなる好都合な実施形態には、前記加圧装置が、少なくとも部分的に前記収容空間に配置される。延伸棒および加圧装置の両方が収容空間に配置されることが好ましい。
【0029】
さらに本発明は、プラスチック材料製予備成形物をプラスチック材料製容器へと成形する方法であって、プラスチック材料製予備成形物を、可動の搬送装置上に配置された少なくとも1つのブロー成型ステーションにてクリーンルームを通って搬送し、この搬送の最中の少なくとも或る時間において気体媒体(とくには、空気)をプラスチック材料製予備成形物に作用させてプラスチック材料製予備成形物を膨張させる方法に関する。加えて、プラスチック材料製予備成形物は、延伸棒によってプラスチック材料製予備成形物の長手方向に延伸され、この場合に延伸棒は、長手方向にプラスチック材料製予備成形物に対して動かされる。
【0030】
本発明によれば、延伸棒が、収容空間の内側を移動する。この収容空間は、少なくとも1つの壁によって非無菌の環境から境界付けられている。さらに、この収容空間に気体媒体が作用し、収容空間の内側のこの気体媒体の圧力が、非無菌の環境の周囲の圧力よりも高い。プラスチック材料製予備成形物に無菌の空気を作用させることが好都合である。
【0031】
好ましい方法の場合には、延伸棒が配置された保持装置が、好ましくは収容空間の開口を通って延びており、この保持装置が、延伸棒をプラスチック材料製予備成形物に対して動かすべく前記収容空間に対して動かされる。したがって、収容空間を、搬送装置に対して固定して配置し、好都合にはプラスチック材料製予備成形物の長手方向において個々のブロー成型ステーションに対しても固定して配置することが好都合である。この場合に、延伸棒を上述の保持装置に対して固定して配置することが好都合である。
【0032】
さらなる利点および実施形態が、添付の図面から明らかである。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】プラスチック材料製容器を製造するための設備の概略図である。
【図2】ブロー成型ステーションの領域におけるクリーンルームの図である。
【図3】出願人の内部の先行技術による延伸ユニットの図である。
【図4】本発明による延伸ユニットの平面図である。
【図5】図4に示したとおりの延伸ユニットの側面図である。
【図6】図5に示した延伸ユニットの斜視図である。
【図7】本発明による延伸ユニットの概略図である。
【図8a】本発明による延伸ユニットの斜視図である。
【図8b】本発明による延伸ユニットの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0034】
図1が、プラスチック材料製容器を製造するための先行技術による設備の概略図である。この設備50は、プラスチック材料製予備成形物10を加熱する加熱装置30を有している。この場合、これらのプラスチック材料製予備成形物10が、ここでは循環チェーンなどの搬送装置34によってこの加熱装置30を通って運ばれ、この場合には複数の加熱素子31によって加熱される。
【0035】
この加熱装置30に、予備成形物10を殺菌装置32へと運ぶ移送ユニット36が取り付けられている。この殺菌装置32も同様に、この場合には搬送ホイール37を有しており、殺菌素子を、この搬送ホイール37に配置することができ、あるいは不動に配置することもできる。例えば、この領域において、過酸化水素ガスによる殺菌が可能であり、あるいは電磁放射線による殺菌も可能である。とくには、予備成形物の内側の殺菌が、この領域において実行される。
【0036】
参照番号20が、クリーンルームの全体を指しており、クリーンルームの外側境界が、ここでは点線Lによって示されている。さらなる好ましい実施形態においては、クリーンルーム20が、搬送ホイール2および充てん装置40の領域に配置されるだけでなく、可能であれば加熱装置30、殺菌装置32、プラスチック材料製予備成形物の供給、および/またはプラスチック材料製予備成形物の製造領域においてすでに始まっている。このクリーンルーム20が、殺菌ユニット32の領域において始まっていることが明らかである。この場合において過度に多くの気体がクリーンルームの中へと流れて失われることがないようにプラスチック材料製予備成形物をクリーンルーム20へと導入するために、この領域に分離装置を設けることが可能である。
【0037】
破線Lによって示されるとおり、クリーンルームは、設備の個々の構成要素の外形に合わせて構成されている。このようにして、クリーンルームの容積を減らすことができる。
【0038】
参照番号1が、複数のブロー成型ステーションまたは成形ステーション8が搬送ホイール2上に配置されている成形装置の全体を指しており、ここでは、それらブロー成型ステーション8のうちの1つだけが図示されている。プラスチック材料製予備成形物10が、容器10aを形成すべくこれらのブロー成型ステーション8によって膨張させられる。ここでは詳しくは示されていないが、搬送装置2の全領域がクリーンルーム20の内側に位置するわけではなく、クリーンルーム20または絶縁装置は、実際のところ全体としての装置の内側の小型絶縁装置の形態に設計される。このやり方で、クリーンルームを、少なくとも成形装置1の領域においてダクトの形態に設計することが可能になると考えられる。
【0039】
参照番号22が、予備成形物を成形装置1へと移す供給装置に関係し、参照番号24が、成形装置1から製造されたプラスチック材料製容器20を取り出す取り出し装置に関係する。供給装置22および取り出し装置24の領域において、クリーンルーム20が、いずれの場合もこれらの装置22、24を収容する凹所を有していることを、見て取ることができる。このようにして、成形装置1へのプラスチック材料製予備成形物10の移動または成形装置1からのプラスチック材料製容器10aの移動を、きわめて好都合に行なうことができる。
【0040】
膨張後のプラスチック材料製容器は、移送ユニット42によって充てん装置40へと運ばれ、その後にさらなる搬送ユニット44によってこの充てん装置40から取り出される。この場合には、充てん装置40も、上述のクリーンルーム20の内側に位置している。充てん装置の場合において、例えば飲料の貯蔵容器を有する充てん装置40の全体を完全にクリーンルーム20の内側に配置するのではなく、この場合にも容器が実際に案内される領域だけをクリーンルーム20の内側に配置することが可能であると考えられる。この点で、充てん装置を、プラスチック材料製予備成形物10を成形するための装置1と同様のやり方で設計することも可能であると考えられる。
【0041】
上述のように、クリーンルーム20は、装置1の領域において可能な限り小さい面積へと縮小され、すなわち基本的にブロー成型ステーション8そのものへと縮小される。クリーンルーム20のこのコンパクトな設計の結果として、全体としてのクリーンルームをより容易かつより迅速に生産することが可能であるとともに、動作段階においてシステムを無菌に保つために必要な支出がより少なくなる。必要な無菌の空気も少なくなり、結果としてフィルタユニットがより小さくて済み、制御されない渦の形成の恐れも少なくなる。
【0042】
図2が、ブロー成型ステーション8の領域における先行技術による装置1の詳細図である。この形式の複数のブロー成型ステーション8が、軸Xを中心にして回転するように搬送装置2またはキャリアによって移動させられる。図2から明らかであるとおり、ブロー成型ステーション8は、ここではダクトの形態に設計されたクリーンルーム20の内側を案内される。このクリーンルーム20は、可動の側壁19およびこの側壁19と一体に形成されたカバー17で閉じられている。この場合において、この側壁19およびカバー17は、ブロー成型ステーション8と一緒に回転する。
【0043】
参照番号18が、クリーンルーム20を境界付けるさらなる壁に関係する。この壁18は、ここでは外側に位置する壁であり、不動に配置されている。カバー17と壁18との間に、例えば上述のようにサージチャンバを使用することによって要素17および18をお互いに対して可動にシールするシール装置25が設けられている。壁18の下部領域が、床13に固定かつ密封された様相で配置されている。やはり回転して移動するキャリア26(ブロー成型ステーション8を保持する保持装置23が設けられている)が、クリーンルーム20の内側に設けられ、この場合には壁19に直接当接している。
【0044】
参照番号11が、とくにはプラスチック材料製予備成形物をブロー成型ステーションへと導入し、さらにはブロー成型ステーションから取り出すために、クリーンルーム20を通過するブロー成型ステーションの経路においてブロー成型ステーションを開閉すべく案内カム9によって作動させることができるフォロワ装置に関係する。この場合には、案内カム9もクリーンルーム20の内側に配置されている。しかしながら、個々のブロー成型ステーション8の下方の部位11を、クリーンルーム20の外に位置させることも可能であると考えられる。
【0045】
搬送装置2は、クリーンルーム20の上方に配置されるまたさらなる要素を有することができる。
【0046】
この場合には、キャリア26が固定された様相で保持体29上に配置され、この保持体が床13に対して可動である。この場合に、参照番号27が、この領域においてお互いに対して可動である領域13および29をやはりシールするさらなるシール装置に関係する。
【0047】
参照番号5が、プラスチック材料製予備成形物10をそれらの長手方向に延伸すべくブロー成型ステーションに対して可動である延伸棒に関係する。この場合には、スライダ12がカバー17上に配置され、このスライダ12に対して延伸棒が方向Yに可動である。参照番号21が、延伸棒5のこのスライダ12のためのさらなる保持手段に関する。
【0048】
延伸棒の特定の領域が、ブロー成型の手順の最中にクリーンルーム20の外側およびクリーンルーム20の内側の両方に位置することは、明らかである。この目的のため、延伸棒5のいかなる領域も外部の環境に直接触れることがないように延伸棒5を囲む折り重ねベローズ14などの保護装置を、クリーンルーム20の外側またはスライダ12の上方に設けることが可能である。参照符号Uが、クリーンルーム20の(無菌ではない)環境を指している。参照番号28が、やはりブロー金型の構成要素を形成する下金型を保持するためのキャリアを指している。このキャリアも、この場合には方向Yに可動である。
【0049】
参照番号55が、この場合には好ましくはクリーンルーム20の内部に配置され、個々の成形ステーションまたはこれらの成形ステーション8の構成要素の殺菌に使用される殺菌装置に関係する。この殺菌装置55は、この場合には、例えば過酸化水素または別の殺菌剤によって成形ステーション8に作用することができる。この場合には、殺菌装置55を不動であるように配置でき、成形ステーションが、この殺菌装置55に対して移動することができる。この殺菌装置または加圧装置55は、搬送ホイール2または垂直壁18に位置することができ、あるいはおおむね不動であるように配置されることができ、ノズルなどからなることができる。さらに、曝気システムによってクリーンルーム20を殺菌するために、無菌の空気をクリーンルーム20へと導入することが好都合である。
【0050】
ブロー金型(図示されていない)が、ブロー金型キャリア6の内側に配置される。より正確には、この場合において、お互いに対して枢動可能であり、それぞれが1つのブロー金型部分を保持する2つのブロー金型キャリア部分を設けることができる。ブロー金型を、この枢動手順によって、プラスチック材料製予備成形物の導入または仕上がったブロー成型済みの容器の取り出しのために開くことができる。これらのブロー金型キャリアおよびブロー金型も、やはりこの場合にはクリーンルームの内側に配置される。
【0051】
しかしながら、搬送装置2またはキャリアが、クリーンルームの外壁の一部も形成するC字形の外面(図2以外の)を有することも可能であり、好ましいと考えられる。このやり方で、このC字形のクリーンルームの壁が、搬送装置2(すなわち、ブロー成型ホイール)と一緒に回転する。この実施形態においては、クリーンルームの下部境界が、床13から離して配置され、床に対して移動する。このやり方で、クリーンルームを、図2に示したよりもさらに小さくすることができる。この場合に、ここではクリーンルームの内壁および上下のカバーの両方を形成する搬送装置のこのC字形の外形が、クリーンルームの外壁に対してのみシールされることが好ましい。この外壁は、この場合には好ましくは不動の様相に配置される。
【0052】
図3が、出願人の内部の先行技術による延伸ユニット160の側面図を示している。この延伸ユニット160は、この場合には、延伸スライダ120が配置されるキャリア21を有している。延伸棒5が、ここでもやはり、この延伸スライダによって案内される。参照番号124が、ブロー成型スライダを指しており、すなわちブロー成型ノズルをプラスチック材料製予備成形物に配置するスライダを指している。参照番号82が、例えば案内カムに対して転がることができる案内ローラを指しており、案内ローラが案内カムに対して転がることで、ブロー成型スライダの移動を生じさせることができる。参照番号122が、延伸棒を駆動して運動させるリニアモータなどの駆動装置を指している。しかしながら、リニアモータの代わりに、空気圧または流体の圧力による駆動や、延伸カムを備えることも可能であると考えられる。
【0053】
図中の符号Lrが、プラスチック材料製予備成形物を延伸するための延伸棒の移動方向に関係する。この移動方向は、加圧装置12の移動方向に一致し、好都合にはプラスチック材料製予備成形物の長手方向にも一致する。
【0054】
図4が、本発明による延伸ユニット60の平面図である。この場合に、延伸棒5を再びはっきりと見て取ることができ、延伸棒5は、図4において、プラスチック材料製予備成形物(図示されていない)を延伸するために図の紙面に対して直角に移動する。この延伸棒5は、この場合は円柱形に製作された収容空間64の内側を移動する。さらに、この収容空間64は、延伸棒5を保持する保持装置66またはスウォードを案内する開口スロットを有している。少なくとも外部の非無菌の環境の圧力Puよりも高い圧力P1が、この収容空間64の内側に存在する。
【0055】
参照番号70が、やはり保持装置66が案内される過渡空間を指している。さらに、この過渡空間は、流れに関して収容空間64へと接続されている。空気の流れが収容空間64からのみ過渡空間70へと通過できるよう、圧力P1よりも低い圧力P2が、この過渡空間に存在する。参照番号72が、過渡空間70を境界付ける壁を指している。対応するやり方で、参照番号68が、収容空間64を境界付ける壁を指している。気体媒体を、流れに関して過渡空間70へと接続された除去装置76によって過渡空間70から取り除くことができる。これは、殺菌プロセスにとくに関係がある。
【0056】
参照番号91が、延伸スライダを指しており、やはり保持装置66および延伸棒5が延伸スライダ上に配置されることで、保持装置66および延伸棒5が移動可能である。参照番号82が、ここでもブロー成型ユニットを移動させるために使用されるカムローラを指している。
【0057】
参照番号63が、ブロー成型用の空気を供給するためのバルブユニットを指している。
【0058】
図5が、延伸ユニット60のさらなる図であり、とくには空気の流れの経路が示されている。収容空間64へと流入する空気は、ブロー成型ステーション8の下方の雰囲気から取り出される。環境からの仕切りは、立設するカバーによって実行される。無菌の空気が収容空間64の内側、延伸棒の全体、ならびに保持装置66(図5には示されていない)、および後部のボディ98へと取り付けられたブロー成型スライダの対応するスウォードをすすぐ。参照番号61が、プラスチック材料製予備成形物10へと適用されるブロー成型ピストンを指している。参照番号20が、クリーンルームを指している。ここでもやはり、参照番号19が、不動のシールを指している。参照番号2が、回転するブロー成型ホイールを指している。
【0059】
空気は、クリーンルーム20から接続ライン86によって収容空間64へと通過する。汚染された空気を、2つの開口71および73(図4を参照)により、取り付けられた抽出手段76を通って抽出することができる。したがって、非無菌の空気または汚染された空気がシステムへと進入することがなく、その逆に、殺菌プロセスにおいて過酸化水素がシステムから環境へと漏れ出すことがない。ここで説明される手順は、上述のように、回転ユニットにおいて行なわれる。抽出は、不動のユニットによって行なうことができる。いわゆるサージチャンバを、不動の部分と可動の部分との間の接続におけるシール装置として設けることができる。参照番号84が、抽出手段76の構成要素である抽出ラインに関係する。汚染された空気が、装置1から除去ライン92へ抽出される。
【0060】
図6が、本発明による延伸ユニット60の斜視図である。この場合において、収容空間64および過渡空間70を、やはり明確に見て取ることができる。さらに、空気を過渡空間から抽出することができる除去装置またはライン76を、見て取ることができる。延伸棒の移動のためのスライダ91およびブロー成型ノズルの移動のためのスライダ62の両方を、同じキャリア75によって案内できることを、見て取ることができる。したがって、この場合には、スライダ62がスライダ91の下方に常に位置する。
【0061】
図6に示した図において、キャリア75および開口73が互いに交わるように向けられ、すなわちスライダ91およびスライダ62が角のある部品であることを、見て取ることができる。
【0062】
図7が、本発明による装置の大まかな概略図である。この場合に、矢印P5が、個々のブロー成型ステーション8の移動方向を示している。
【0063】
さらに、収容空間64および過渡空間70の2つのスロットまたは開口71および73も、はっきりと見て取ることができる。これらのスロットが、いずれの場合も移動方向P5である移動方向に対して反対に向けられていることを、見て取ることができる。
【0064】
図8aおよび8bが、延伸ステーションの2つの図であり、一方の図(図8aを参照)においては説明を目的として収容空間64および過渡空間70が延伸棒5とは別に図示されている。とくには、保持装置66が延伸棒5とともに移動する開口スロット73を、図8aにおいて再びはっきりと見て取ることができる。
【0065】
参照番号75が、保持装置66を含むスライダ全体をスライドさせるキャリアを指している。参照番号62が、やはりキャリア75に対してスライドするブロー成型ユニットのためのスライダを指している。一方では、参照番号98が、延伸棒5のための案内部材を指しているが、案内部材98は、殺菌剤を収容空間64へと導入することができる複数の開口98aを有している。
【0066】
図8bは、本発明による装置の完全な図であり、ここでもやはり、収容空間64および過渡空間70をはっきりと見て取ることができる。
【0067】
参照符号Tが、それぞれの図のそれぞれの場合における非無菌室と無菌室との間の分離面を指している。
【0068】
収容空間64の内側の雰囲気は、周囲の圧力よりも約10Pa高いことが好ましい。この場合に、この収容空間の内側の雰囲気に、無菌の空気が供給されることが好都合である。
【0069】
過渡空間70の内側の圧力は、上述のように、収容空間の内側の圧力よりも低く、好都合には周囲の圧力よりも低い。過渡空間の内側の圧力は、周囲の圧力よりも約5パスカル低いことが好都合である。
【0070】
延伸棒のための個々の駆動装置および/またはブロー成型ノズルのための駆動装置および/またはブロー成型ピストンのための昇降装置は、好都合には雰囲気の外側または収容空間64の外側に位置し、とくに好ましい様相ではさらに過渡空間の外側に位置する。
【0071】
とくには、図から、収容空間がチャンバまたは壁のそれぞれによっていずれの場合もお互いから境界付けられていることを、見て取ることができる。
【0072】
個々の圧力の比の結果として、流れが収容空間64から過渡空間70へと生じることができ、流れが環境から過渡空間70へと他の方向にも生じることができる。さらに、収容空間64と収容空間64の下方に位置する雰囲気(すなわち、とくにはクリーンルーム)(この場合には、やはり好都合には好ましくは約10Pa高い圧力のもとにある)との間に接続部を存在させることが可能である。
【0073】
加えて、やはり好都合には、延伸棒5を保持装置66によって水平面において調節可能にすることも可能である。さらなる好都合な実施形態の場合には、延伸ユニットそのものまたは延伸棒5のそれぞれを取り外さずに、収容空間64または抽出器官のそれぞれを取り外せるようにすることも可能である(図8aを参照)。とくには図7を参照することによって明らかになるとおり、個々のスロットまたは開口71、73のそれぞれは、好ましくはプロセスの動作方向とは反対の方向に向けられる。
【0074】
出願人は、本出願の出願書類に開示されたすべての特徴を、それらが単独または組み合わせにおいて先行技術と比べて新規である限りにおいて、本発明に不可欠であるとして請求する権利を留保する。
【符号の説明】
【0075】
1 成形装置
2 搬送ホイール
5 延伸棒
6 ブロー金型キャリア
8 ブロー成型/成形ステーション
9 案内カム
10 プラスチック材料製予備成形物
10a 容器
11 フォロワ装置
12 スライダ、加圧装置
13 床
14 折り重ねベローズ
17 カバー
18 さらなる壁
19 横壁
20 クリーンルーム
21 スライダの保持手段
22 供給装置
23 保持装置
24 取り出し装置
25 シール装置
26 キャリア
27 さらなるシール装置
28 下金型を保持するためのキャリア
29 保持体
30 加熱装置
31 加熱素子
32 殺菌装置
34 搬送装置
36 移送ユニット
37 搬送ホイール
40 充てん装置
42 移送ユニット
44 搬送ユニット
50 プラスチック材料製容器を製造するための設備
55 殺菌装置
60 延伸ユニット
61 ブロー成型ピストン
62 ブロー成型ノズルの移動のためのスライダ
63 バルブユニット
64 収容空間
66 保持装置、スウォード
68 壁
70 過渡空間
71 収容空間64の開口(開口スロット)
72 過渡空間の壁
73 過渡空間の開口(開口スロット)
75 キャリア
76 除去装置
82 案内ローラ
84 抽出ライン
91 延伸棒の移動のためのスライダ
92 除去ライン
98 部材
120 延伸スライダ
122 駆動装置
124 ブロー成型スライダ
160 延伸ユニット
L 点線
Lr 延伸棒5の移動方向
U 非無菌の環境
X 枢支軸
Y 枢支軸
Z 第3の枢支軸
P1 収容空間の圧力
P2 過渡空間の圧力
P5 ブロー成型ステーションの移動方向
Pu (非無菌の)環境の圧力
T 分離面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
可動の搬送装置(2)上に配置され、ブロー金型を有しており、該ブロー金型によって形成される空洞の内部においてプラスチック材料製容器(10a)を形成すべくプラスチック材料製予備成形物(10)を気体媒体の作用によって膨張させることができる少なくとも1つのブロー成型ステーション(8)と、
前記プラスチック材料製予備成形物(10)を膨張させるために、該プラスチック材料製予備成形物(10)に前記気体媒体を作用させる加圧装置(12、62、124)と、
前記ブロー成型ステーション(8)を少なくとも部分的に囲むクリーンルーム(20)と、
前記プラスチック材料製予備成形物(10)を該プラスチック材料製予備成形物(10)の長手方向(Lr)に沿って延伸する延伸ユニット(60)であって、前記プラスチック材料製予備成形物(10)に対して可動であって該プラスチック材料製予備成形物(10)への挿入が可能である延伸棒(5)と、該延伸棒(5)を該延伸棒(5)の長手方向(Lr)に沿って移動させる駆動装置(122)とを有する延伸ユニット(60)と
を有しているプラスチック材料製予備成形物(10)をプラスチック材料製容器(10a)へと成形するための装置であって、
前記ブロー成型ステーション(8)が、前記延伸棒(5)および/または前記加圧装置(12)を収容するための少なくとも1つの壁(68)を備える収容空間(64)を有しており、
前記延伸棒(5)が該収容空間(64)に対して可動であり、
前記駆動装置(122)が、好都合には少なくとも或る時間については前記収容空間(64)の外側に配置され、
前記収容空間(64)の非無菌の周囲の圧力(Pu)よりも高い圧力(P1)の気体媒体が、前記収容空間(64)に収容されることができることを特徴とする装置。
【請求項2】
前記延伸棒(5)が、保持装置(66)に配置され、該保持装置が、前記収容空間の壁を貫いて延びていることを特徴とする請求項1に記載の装置(1)。
【請求項3】
少なくとも1つの壁(72)によって環境(U)から隔てられた過渡空間(70)を有しており、該過渡空間(70)が、流れに関して前記収容空間(64)へと接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載の装置(1)。
【請求項4】
壁が、前記収容空間(64)と前記過渡空間(70)との間に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の装置(1)。
【請求項5】
前記保持装置(66)が、前記過渡空間を貫いて延びていることを特徴とする請求項3に記載の装置(1)。
【請求項6】
前記収容空間(64)が、流れに関して前記クリーンルーム(20)へと接続されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の装置(1)。
【請求項7】
気体媒体を前記過渡空間(70)から引き出すための抽出装置(76)を有することを特徴とする請求項3に記載の装置(1)。
【請求項8】
前記延伸棒が、前記収容空間(64)に対して偏心して配置されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の装置(1)。
【請求項9】
前記加圧装置(12)が、少なくとも部分的に前記収容空間(64)に配置されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の装置(1)。
【請求項10】
プラスチック材料製予備成形物(10)を、可動の搬送装置(2)上に配置された少なくとも1つのブロー成型ステーション(8)にてクリーンルーム(20)を通って搬送し、該搬送の最中の少なくとも或る時間において気体媒体を該プラスチック材料製予備成形物(10)に作用させて該プラスチック材料製予備成形物(10)を膨張させるとともに、さらに延伸棒(5)を該延伸棒(5)の長手方向(Lr)に前記プラスチック材料製予備成形物(10)に対して動かすことによって、該プラスチック材料製予備成形物(10)を該延伸棒(5)によって該プラスチック材料製予備成形物(10)の長手方向(Lr)に延伸することで、プラスチック材料製予備成形物(10)をプラスチック材料製容器(10a)へと成形する方法であって、
前記延伸棒(5)が、収容空間(64)の内側を動かされ、
該収容空間(64)は、少なくとも1つの壁によって非無菌の環境から境界付けられており、
該収容空間に気体媒体が作用し、該収容空間(64)における該気体媒体の圧力(P1)が、非無菌の環境の圧力(Pu)よりも高いことを特徴とする方法。
【請求項11】
前記延伸棒(5)が配置された保持装置であって、前記収容空間(64)の開口を貫いて延びている保持装置(66)が、前記延伸棒(5)を前記プラスチック材料製予備成形物(10)に対して動かすべく前記収容空間(64)に対して動かされることを特徴とする請求項9に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8a】
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【図8b】
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【公開番号】特開2013−6414(P2013−6414A)
【公開日】平成25年1月10日(2013.1.10)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−130960(P2012−130960)
【出願日】平成24年6月8日(2012.6.8)
【出願人】(508120916)クロネス アーゲー (65)
【Fターム(参考)】