説明

差動式キャスタ

【課題】エンコーダを安全、且つ容易に取付けることができる差動式キャスタを提供する。
【解決手段】取付け板5と、取付け板5に回転自在に支持された支軸8と、支軸8の一端に設けられた一対の電動モータ12,12と、一対の電動モータ12,12の出力軸17,17にそれぞれ連係された一対の車輪35,35とから成る差動式キャスタ1において、取付け板5に支軸8の回転角度を検出するエンコーダ11のエンコーダ本体70をエンコーダスプリング34を介して取付け、エンコーダスプリング34は、エンコーダ11の中空軸71に対するエンコーダ本体70の軸方向への移動を阻止可能に構成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、支軸の回転角度を検出するエンコーダが取付けられている差動式キャスタに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、差動式キャスタを用いて自走可能にした電動車椅子や、倉庫等に保管された部品を搬送する搬送車等が知られている。
この差動式キャスタは、シャーシ部(車体)に回転自在に取付けられた支軸の一端に一対の駆動輪を備えたものである。これら駆動輪には電動モータが内蔵され、各々駆動輪が独立して駆動することができるようになっている。そして、各駆動輪の回転差によって電動車椅子や搬送車の走行方向を変更可能にしている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
ところで、電動車椅子や搬送車の走行方向を正確に認識するため、差動式キャスタの支軸に、この回転角度を検出するためのエンコーダを取付ける場合がある。
この一例を図5に基づいて説明する。同図に示すように、差動式キャスタ69の支軸8は、取付け板5に軸受け6,7で回転自在に支持してある。支軸8の端部には、段差によって縮径された縮径部80が形成されている。この縮径部80には、支軸8の回転角度を検出するためのエンコーダ11が取付けられている。エンコーダ11は中空軸型(ホローシャフト型)のエンコーダであって、エンコーダ本体70と、このエンコーダ本体70に対して回転自在に設けられた中空軸71とを備えている。
【0004】
エンコーダ本体70の底面70aには、台座72がボルト73によって締結固定されている。この台座72は、取付け板5にボルト74で締結固定してある。一方、中空軸71は、支軸8の縮径部80に外嵌され、支軸8の端部に締結固定されているカラー33と縮径部80の段差部80aとで軸方向に挟持した状態で固定されている。
このように、エンコーダ11は、エンコーダ本体70を取付け板5に台座72を介して固定する一方、中空軸71を支軸8に固定し、支軸8と共回りさせることで支軸8の回転角度を検出するようになっている。
【特許文献1】特開2004−90903号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述の従来技術にあっては、エンコーダ本体70、及び中空軸71が各々リジットに固定されている。このため、支軸8の縮径部80の加工位置に誤差が生じたり、台座72の厚さに誤差が生じたりするとエンコーダ本体70と中空軸71との軸方向の相対位置に誤差が生じ、エンコーダ11に無理な負荷がかかって故障するおそれがあるという課題がある。
また、エンコーダ本体70と中空軸71との軸方向の相対位置誤差を許容範囲内に抑えるべく縮径部80、及び台座72の加工精度を高めたり、台座72の取付け位置を調整するべくシム等を用いたりすると、コストが増大するばかりか、組み付け作業にも熟練を要してしまうという課題がある。
【0006】
そこで、この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、エンコーダを安全、且つ容易に取付けることができる差動式キャスタを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、取付け板と、前記取付け板に回転自在に支持された支軸と、前記支軸の一端に設けられた一対の電動モータと、前記一対の電動モータの出力軸にそれぞれ連係された一対の車輪とから成る差動式キャスタにおいて、前記取付け板に前記支軸の回転角度を検出するエンコーダのエンコーダ本体をエンコーダブラケットを介して取付け、前記エンコーダブラケットは、前記エンコーダの回転部に対する前記エンコーダ本体の軸方向への移動を阻止可能に構成されていることを特徴とする。
この場合、請求項2に記載した発明のように、前記エンコーダブラケットは、弾性部材で構成されていてもよい。
また、請求項3に記載した発明のように、前記エンコーダは中空軸型のエンコーダであって、前記回転部が中空軸であってもよい。
このように構成することで、エンコーダのエンコーダ本体と、回転部との軸方向の相対位置に誤差が生じた場合であってもエンコーダ本体に取付けられているエンコーダブラケットが変形し、エンコーダ本体の位置を回転部に対して誤差の許容範囲内へと軸方向に沿って変位させることができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、エンコーダのエンコーダ本体と、回転部との軸方向の相対位置に誤差が生じた場合であってもエンコーダ本体に取付けられているエンコーダブラケットが変形し、エンコーダ本体の位置を回転部に対して誤差の許容範囲内へと軸方向に沿って変位させることができる。このため、エンコーダに無理な負荷がかからず、エンコーダ本体と回転部との相対位置誤差に起因する故障を防止することができ、エンコーダを安全に取付けることができる。
また、エンコーダ本体をエンコーダブラケットを介して取付け板に取付けるだけでよいので、支軸を高精度に加工する必要がないばかりか、エンコーダを容易に組み付けることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
次に、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、差動式キャスタ1は、電動車椅子や搬送車として用いられる車体2の下面(図1における下側)にフリーキャスタ3,4と共に取付けられている。車体2は、その上面が椅子や部品を載置するスペースになっている。また、車体2には、差動式キャスタ1の設置位置に対応する部位に孔2aが形成されている。この孔2aは、車体2と差動式キャスタ1との干渉を防止するためのものである。
【0010】
図2に示すように、差動式キャスタ1は、これを車体2に取付けるための取付け板5を備えている。取付け板5には、径方向中央に2つの軸受け6,7が設けられ、ここに支軸8が回転自在に支持されている。
支軸8は、鉛直方向(図2における上下方向)に沿って延在する主軸9と、主軸9の下端(図2における下側)に設けられ水平方向(図2における左右方向)に沿って延在する副軸10とが一体成形されたものである。主軸9、及び副軸10には、それぞれの軸方向に沿って貫通する中空部9a,10aが形成されている。これら中空部9a,10aは、電動モータ12に電力を供給するための電力供給線30を配索するためのものであって、互いに連通した状態となっている。
【0011】
ここで、主軸9の上端側(図2における上側)には、段差によって縮径された縮径部80が形成されている。この縮径部80には、主軸9の回転角度を検出するためのエンコーダ11が取付けられている。
エンコーダ11は中空軸型であって、エンコーダ本体70と、このエンコーダ本体70に対して回転自在に設けられた回転部である中空軸71とを備えている。
中空軸71は、主軸9の縮径部80に形成された段差部80aと、主軸9の上端に設けられたカラー33とで軸方向に挟持した状態で固定されている。
【0012】
カラー33は、段付状に形成された筒部33aと、この筒部33aから径方向外側に向かって延出するフランジ部33bとが一体成形されたものであって、このフランジ部33bが中空軸71の上端に当接している。また、フランジ部33には、ボルト75が螺入されており、これによって主軸9にカラー33が締結固定されるようになっている。尚、カラー33は、これと縮径部80の段差部80aとで中空軸71を挟持した際、筒部33aの下端と主軸9の上端との間に間隙Sができるように形成されている。
【0013】
一方、エンコーダ本体70は、エンコーダスプリング34を介して取付け板5に固定してある。
図3(a)、図3(b)に示すように、エンコーダスプリング34は、弾性変形可能な金属製の板材をプレス加工等によって形成したものであって、円環状の座面90を有している。この座面90は、エンコーダ本体70を載置する部分であって、座面90の内径E1の大きさは主軸9を受け入れ可能な大きさに設定されていると共に、外径E2の大きさはエンコーダ本体70の外径と略一致する大きさに設定されている。また、座面90には、ボルト孔91が周方向に等間隔で3箇所形成されており、ここにボルト76を螺入することによって、エンコーダ本体70の底面70aにエンコーダスプリング34を締結固定することができるようになっている(図2参照)。
【0014】
座面90の外周面には、脚部92が周方向に等間隔で4箇所設けられている。この脚部92は、斜め下方(図3(a)における下側)に向かって末広がりに延出する支持部92aと、支持部92aからさらに径方向外側に向かって屈曲延出する受け座92bとが一連に形成されたものである。この受け座92bには、それぞれ長孔93が形成されており、ここにボルト54を螺入することによって、取付け板5にエンコーダスプリング34を締結固定することができるようになっている。
【0015】
このように、エンコーダ11は、エンコーダ本体70を取付け板5に台座72を介して固定する一方、中空軸71を支軸8に固定し、支軸8と共回りさせることで支軸8の回転角度を検出するようになっている。
尚、車体2に形成されている孔2aは、平面視でエンコーダスプリング34に対応するように形成されている。
【0016】
図2、図4に示すように、主軸9の下端に設けられた副軸10には、両端に一対の車輪35,35が軸受け36,36でそれぞれ回転自在に取付けられている。各車輪35,35は、副軸10に回転自在に支持された有底筒状のホイール37を有し、ホイール37の開口部を蓋部38で覆うと共に、ホイール37の外周部分に床面などに接地するタイヤ39がタッピングネジ40で固定されている。ホイール37と蓋部38が形成する内部空間には、電動モータ12が1つずつ内蔵されており、各々車輪35,35を独立して回転駆動できるようになっている。
【0017】
電動モータ12は、支軸8の副軸10に固定されたブラケット15と、ブラケット15に固定された有底筒状のヨーク13とを有し、ブラケット15、及びヨーク13でアーマチュア14を回転自在、且つ水平方向に沿うように支持している。
ブラケット15は、副軸10の中空部10aに内嵌される筒部24と、筒部24のアーマチュア14側(図2における左右方向)端から径方向外側に延出するフランジ部25とが一体成形されたものであって、中空部10aの軸方向中央に設けられた電動モータ取付けプレート31にボルト32によって締結固定されている。
【0018】
筒部24の周壁には、ボルト32を螺入するためのボルト孔55が形成されていると共に、主軸9側(図2における上側)に筒部24の軸方向に貫通する貫通孔24aが形成されている。この貫通孔24aは、電力供給線30を挿通するためのものである。また、筒部24のアーマチュア14側(図2における左右方向)には、径方向中央に軸受け26が設けられ、ここにアーマチュア14の出力軸17の一端が回転自在に支持されている。
【0019】
フランジ部25は、ヨーク13の開口部を覆うように断面略ハット状に形成されたものであって、このエンド部25aには、副軸10側(図4における左側)に段差部47が形成されている。この段差部47により、フランジ部25は、副軸10の両端に設けられた軸受け36の内輪のみに当接するようになっている。
【0020】
一方、フランジ部25のアーマチュア14側(図4における右側)には、ホルダーステー48が取付けられている。このホルダーステー48には、複数のブラシホルダ28が設けられており、このブラシホルダ28に、それぞれブラシ29が出没自在に内装されている。
これらブラシ29には、電力供給線30の一端が電気的に接続されている。この電力供給線30の一端は、外部から支軸8の中空部9a,10a、筒部24の貫通孔24aを通ってブラシ29まで配索されている一方、他端は不図示の外部電源に接続されている。
【0021】
フランジ部25の周縁部には、ヨーク13の開口部が固定されている。ヨーク13の内周面には、複数の永久磁石27が周方向に等間隔で接着剤等により固定されている。
ヨーク13のエンド部(底部)16には、径方向中央にアーマチュア14の出力軸17を挿通するための挿通孔18が形成され、この挿通孔18内に軸受け19が設けられている。この軸受け19は、アーマチュア14の出力軸17の他端側を回転自在に支持するためのものである。
【0022】
アーマチュア14は、出力軸17に外嵌固定されたアーマチュアコア20と、アーマチュアコア20に巻装されたアーマチュアコイル21と、アーマチュアコア20の一端側(図2における中央側)に配置されたコンミテータ(整流子)22とで構成されている。
コンミテータ22の外周面には、導電材で形成されたセグメント23が複数枚取付けられている。
【0023】
セグメント23は軸方向に長い板状の金属片からなり、互いに絶縁された状態で周方向に沿って等間隔に並列に固定されている。各セグメント23には、アーマチュアコイル7の巻き始め端と巻き終わり端とがヒュージングにより接続されている。
また、セグメント23は、ブラシ29の先端部に摺接している。これにより、外部からの電源が電力供給線30,ブラシ29を介してコンミテータ22に供給されるようになっている。
【0024】
出力軸17の他端側は、ヨーク13のエンド部16に形成されている挿通孔18から外側に向かって突出している。この出力軸17の突出した部分には、外周面にギア部41が形成され、減速機構42に噛合されている。
減速機構42は、出力軸17に噛合され歯数の異なる2つの平歯車を同軸上に備えた段付平歯車43と、車輪35の蓋部38に一体に形成され段付平歯車43に噛合される内歯歯車45とで構成されている。段付平歯車43は、ヨーク13のエンド部16に突設されている不図示の支軸に回転自在に支持されている。この不図示の支軸は、段付歯車43を貫通し、車輪35の蓋部38側に突出している。この支軸が突出した部位には、支持部材44が取付けられている。この支持部材44は、軸受け46を介して蓋部38を回転自在に支持している。このように、アーマチュア14の出力軸17は、減速機構42を介して車輪35と連係した状態になっている。
【0025】
このように構成された差動式キャスタ1は、両輪(図2における一対の車輪35,35)を同じ回転速度で駆動させたとき、車体2が直進、又は後進(図2における紙面手前側、又は奥側)するようになっている。そして、それぞれ車輪35,35を互いに違う回転速度で駆動させたとき、又は一方の車輪35を駆動し、他方の車輪35を停止させたとき、車体2が右方向、又は左方向に旋回するようになっている。
【0026】
したがって、上述の実施形態によれば、取付け板5にエンコーダ11のエンコーダ本体70がエンコーダスプリング34を介して取付けられている。しかも、このエンコーダスプリング34は、弾性変形可能な金属製の板材をプレス加工等によって形成したものである。これに加え、エンコーダスプリング34に設けられている脚部92の支持部92aが斜め下方(図3(a)における下側)に向かって末広がりに延出されているため、エンコーダスプリング34の座面90を軸方向に沿って容易に変位させることができる。
このため、例えエンコーダ本体70と、中空軸71との軸方向の相対位置に誤差が生じた場合であってもエンコーダスプリング34が変形し、エンコーダ本体70の位置を中空軸71に対して誤差の許容範囲内へと軸方向に沿って変位させることができる。つまり、エンコーダスプリング34は、エンコーダ11の中空軸71に対するエンコーダ本体70の軸方向への移動を阻止可能に構成されている。よって、エンコーダ11に無理な負荷がかからず、エンコーダ本体70と中空軸71との相対位置誤差に起因する故障を防止することができ、エンコーダ11を安全に取付けることができる。
【0027】
また、エンコーダ本体70をエンコーダスプリング34を介して取付け板5に取付けるだけでよいので、主軸9の縮径部80aを高精度に加工する必要がないばかりか、従来のようにシム等を用いてエンコーダ本体70の軸方向の取付け位置を調整する必要がない。このため、安価で容易にエンコーダ11を組み付けることができる。
【0028】
さらに、エンコーダスプリング34に設けられた脚部92には、受け座92bに長孔93が形成されているため、エンコーダスプリング34の取付け板5に対する径方向の取付け位置を容易に調整することができる。また、長孔93が形成されていることによって、エンコーダスプリング34が変形した場合であっても、取付け板5とエンコーダスプリング34とをボルト54によって確実に締結固定させることができる。
【0029】
尚、本発明は上述した実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
また、上述の実施形態では、差動式キャスタ1は、電動車椅子や搬送車の車体2の下面にフリーキャスタ3,4と共に取付けられている場合について説明したが、これに限られるものではなく、車体2の下面に差動式キャスタ1のみ取付けてもよい。
【0030】
さらに、上述の実施形態では、エンコーダ11が中空軸型(ホローシャフト型)である場合について説明したが、これに限られるものではなく、シャフト型等、他の種類のエンコーダであってもよい。例えば、シャフト型の場合、中空軸71に代わってシャフトを主軸9に固定すればよい。他の種類のエンコーダに関してもエンコーダ本体をエンコーダスプリング34を介して固定させればよい。
【0031】
そして、上述の実施形態では、エンコーダスプリング34が弾性変形可能な金属製の板材で形成されたものである場合について説明したが、塑性変形するものであってもよいし、樹脂製であってもよい。つまり、エンコーダスプリング34は、変形することによってエンコーダ本体70を軸方向へ変位させることができ、且つその状態でエンコーダ本体70を支持できるものであればよい。
また、アーマチュア14の出力軸17は、減速機構42を介して車輪35と連係した状態になっている場合について説明したが、これに限られるものではなく、減速機構42に代えて遊星減速機構としてもよい。この場合、段付歯車43を出力軸17に噛合って自転すると共に、出力軸17を中心に公転可能な遊星歯車に代えればよい。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の実施形態における差動式キャスタの取付け状態を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施形態における差動式キャスタの縦断面図である。
【図3】本発明の実施形態におけるエンコーダスプリングを示し、(a)は側面図、(b)は平面図である。
【図4】本発明の実施形態における差動式キャスタの一部拡大断面図である。
【図5】従来のエンコーダの取付け状態を示す説明図である。
【符号の説明】
【0033】
1 差動式キャスタ
5 取付け板
8 支軸
11 エンコーダ
12 電動モータ
17 出力軸
34 エンコーダスプリング(エンコーダブラケット)
35 車輪
70 エンコーダ本体
71 中空軸(回転部)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
取付け板と、
前記取付け板に回転自在に支持された支軸と、
前記支軸の一端に設けられた一対の電動モータと、
前記一対の電動モータの出力軸にそれぞれ連係された一対の車輪とから成る差動式キャスタにおいて、
前記取付け板に前記支軸の回転角度を検出するエンコーダのエンコーダ本体をエンコーダブラケットを介して取付け、
前記エンコーダブラケットは、前記エンコーダの回転部に対する前記エンコーダ本体の軸方向への移動を阻止可能に構成されていることを特徴とする差動式キャスタ。
【請求項2】
前記エンコーダブラケットは、弾性部材で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の差動式キャスタ。
【請求項3】
前記エンコーダは中空軸型のエンコーダであって、前記回転部が中空軸であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の差動式キャスタ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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