説明

延長した半減期を有する分子ならびにその組成物および用途

【課題】免疫グロブリンおよび他の生物活性分子にin vivo半減期の増加をもたらす修飾IgGおよびそのFcRn結合性フラグメント(特に修飾ヒトIgG)の提供。
【解決手段】FcRnに対するIgG定常ドメインまたはそのFcRn結合性フラグメントの親和性を増加させる1以上のアミノ酸を修飾し、IgG定常ドメインまたはそのFcRn結合性部分の存在のために増加したin vivo半減期を有する、IgG、非IgG免疫グロブリン、タンパク質および非タンパク質物質を含めた分子。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
呼吸器合胞体ウイルス(RSV)抗原に免疫特異的に結合する修飾されたIgGであって、該修飾IgGは、野生型ヒトIgG定常ドメインに対して、KabatのEU番号付けに基づくアミノ酸残基252、254および256での置換を有するヒトCH2ドメインを含むIgG定常ドメインを含んでなり、野生型ヒトIgG定常ドメインを有するIgGの半減期と比較して増加した半減期を有し、前記アミノ酸残基252での置換がチロシンによる置換であり、前記アミノ酸残基254での置換がトレオニンによる置換であり、かつ前記アミノ酸残基256での置換がグルタミン酸による置換である、上記修飾IgG。
【請求項2】
前記IgG定常ドメインがヒトIgG定常ドメインである、請求項1に記載の修飾IgG。
【請求項3】
前記ヒトIgG定常ドメインがIgG1、IgG2、IgG3またはIgG4である、請求項2に記載の修飾IgG。
【請求項4】
前記ヒトIgG定常ドメインがIgG1である、請求項3に記載の修飾IgG。
【請求項5】
野生型ヒトIgG定常ドメインに対して、アミノ酸残基251、253、255、285-290、308-314、385-389または428-436のうち1以上での1以上のアミノ酸置換をさらに含む、請求項2〜4のいずれか1項に記載の修飾IgG。
【請求項6】
野生型ヒトIgG定常ドメインに対して、アミノ酸残基309、311、314、428、433、434または436のうち1以上での1以上のアミノ酸置換をさらに含む、請求項2〜4のいずれか1項に記載の修飾IgG。
【請求項7】
アミノ酸残基385、386、387および389のうち1以上での1以上のアミノ酸置換をさらに含む、請求項5または6に記載の修飾IgG。
【請求項8】
アミノ酸残基309でのアミノ酸置換がプロリンによる置換であり、アミノ酸残基311でのアミノ酸置換がセリン、グルタミン酸またはリシンによる置換であり、アミノ酸残基433でのアミノ酸置換がリシン、アルギニン、セリン、イソロイシン、プロリンまたはグルタミンによる置換であり、かつアミノ酸残基434でのアミノ酸置換がヒスチジン、フェニルアラニンまたはチロシンによる置換である、請求項5または6に記載の修飾IgG。
【請求項9】
アミノ酸残基433でのアミノ酸置換がリシンによる置換であり、アミノ酸残基434でのアミノ酸置換がフェニルアラニンによる置換であり、かつアミノ酸残基436でのアミノ酸置換がヒスチジン、アスパラギン、アルギニン、トレオニン、リシン、またはメチオニンによる置換である、請求項5または6に記載の修飾IgG。
【請求項10】
アミノ酸残基385でのアミノ酸置換がアルギニン、アスパラギン酸、セリン、トレオニン、ヒスチジン、リシンまたはアラニンによる置換であり、アミノ酸残基386でのアミノ酸置換がトレオニン、プロリン、アスパラギン酸、セリン、リシン、アルギニン、イソロイシンまたはメチオニンによる置換であり、アミノ酸残基387でのアミノ酸置換がアルギニン、ヒスチジン、セリン、トレオニンまたはアラニンによる置換であり、かつアミノ酸残基389でのアミノ酸置換がプロリンまたはセリンによる置換である、請求項7に記載の修飾IgG。
【請求項11】
アミノ酸残基428でのアミノ酸置換が、トレオニン、ロイシン、フェニルアラニンまたはセリンによる置換である、請求項5または6に記載の修飾IgG。
【請求項12】
アミノ酸残基314でのアミノ酸置換がアラニンによる置換である、請求項5または6に記載の修飾IgG。
【請求項13】
アミノ酸残基251でのアミノ酸置換がロイシンまたはアルギニンによる置換であり、アミノ酸残基255でのアミノ酸置換がロイシン、グリシンまたはイソロイシンによる置換であり、アミノ酸残基308でのアミノ酸置換がトレオニンまたはイソロイシンによる置換であり、アミノ酸残基309でのアミノ酸置換がプロリンによる置換であり、アミノ酸残基311でのアミノ酸置換がセリン、グルタミン酸またはロイシンによる置換であり、アミノ酸残基312でのアミノ酸置換がアラニンによる置換であり、アミノ酸残基314でのアミノ酸置換がアラニンによる置換であり、アミノ酸残基385でのアミノ酸置換がアルギニン、アスパラギン酸、セリン、トレオニン、ヒスチジン、リシンまたはアラニンによる置換であり、アミノ酸残基386でのアミノ酸置換がトレオニン、プロリン、アスパラギン酸、セリン、リシン、アルギニン、イソロイシンまたはメチオニンによる置換であり、アミノ酸残基387でのアミノ酸置換がアルギニン、ヒスチジン、セリン、トレオニンまたはアラニンによる置換であり、アミノ酸残基389でのアミノ酸置換がプロリンまたはセリンによる置換であり、アミノ酸残基428でのアミノ酸置換がトレオニン、ロイシン、フェニルアラニンまたはセリンによる置換であり、アミノ酸残基433でのアミノ酸置換がリシン、アルギニン、セリン、イソロイシン、プロリンまたはグルタミンによる置換であり、アミノ酸残基434でのアミノ酸置換がフェニルアラニン、チロシンまたはヒスチジンによる置換であり、かつアミノ酸残基436でのアミノ酸置換がヒスチジン、アスパラギン、アルギニン、トレオニン、リシンまたはメチオニンによる置換である、請求項5に記載の修飾IgG。
【請求項14】
前記修飾ヒトIgG定常ドメインが、FcRnに対して、野生型ヒトIgG定常ドメインよりも高い親和性を有する、請求項1〜13のいずれか1項に記載の修飾IgG。
【請求項15】
前記修飾ヒトIgG定常ドメインが、FcRnに対して、pH 6.0においてpH 7.4におけるよりも野生型ヒトIgG定常ドメインよりも高い親和性を有する、請求項14に記載の修飾IgG。
【請求項16】
修飾ヒトIgGまたは修飾ヒト化IgGである、請求項1に記載の修飾IgG。
【請求項17】
前記ヒトIgG定常ドメインがIgG1、IgG2、IgG3またはIgG4の定常ドメインである、請求項1〜15のいずれか1項に記載の修飾IgG。
【請求項18】
前記ヒトIgG定常ドメインがIgG1の定常ドメインである、請求項1〜15のいずれか1項に記載の修飾IgG。
【請求項19】
前記ヒトIgGがIgG1、IgG2、IgG3またはIgG4である、請求項16に記載の修飾IgG。
【請求項20】
前記RSV抗原がRSV F抗原である、請求項1〜19のいずれか1項に記載の修飾IgG。
【請求項21】
以下のもの:
a. パリビズマブ(SYNAGIS(登録商標))の重鎖可変ドメインおよび軽鎖可変ドメイン(それぞれ、配列番号7および8);
b. A4B4L1FR-S28Rの重鎖可変ドメインおよび軽鎖可変ドメイン(それぞれ、配列番号48および11);
c. AFFFの重鎖可変ドメインおよび軽鎖可変ドメイン(それぞれ、配列番号9および13);
d. p12f2の重鎖可変ドメインおよび軽鎖可変ドメイン(それぞれ、配列番号17および21);
e. p12f4の重鎖可変ドメインおよび軽鎖可変ドメイン(それぞれ、配列番号24および26);
f. p11d4の重鎖可変ドメインおよび軽鎖可変ドメイン(それぞれ、配列番号28および30);
g. Ale109の重鎖可変ドメインおよび軽鎖可変ドメイン(それぞれ、配列番号33および34);
h. A12a6の重鎖可変ドメインおよび軽鎖可変ドメイン(それぞれ、配列番号36および38);
i. A13c4の重鎖可変ドメインおよび軽鎖可変ドメイン(それぞれ、配列番号40および42);
j. A17d4の重鎖可変ドメインおよび軽鎖可変ドメイン(それぞれ、配列番号44および46);
k. A4B4の重鎖可変ドメインおよび軽鎖可変ドメイン(それぞれ、配列番号48および49);
l. A8C7の重鎖可変ドメインおよび軽鎖可変ドメイン(それぞれ、配列番号51および52);
m. 1X-493L1FRの重鎖可変ドメインおよび軽鎖可変ドメイン(それぞれ、配列番号7および54);
n. H3-3F4の重鎖可変ドメインおよび軽鎖可変ドメイン(それぞれ、配列番号55および56);
o. M3H9の重鎖可変ドメインおよび軽鎖可変ドメイン(それぞれ、配列番号55および124);
p. Y10H6の重鎖可変ドメインおよび軽鎖可変ドメイン(それぞれ、配列番号55および58);
q. DGの重鎖可変ドメインおよび軽鎖可変ドメイン(それぞれ、配列番号78および56);
r. AFFF(1)の重鎖可変ドメインおよび軽鎖可変ドメイン(それぞれ、配列番号9および60);
s. 6H8の重鎖可変ドメインおよび軽鎖可変ドメイン(それぞれ、配列番号78および62);
t. L1-7E5の重鎖可変ドメインおよび軽鎖可変ドメイン(それぞれ、配列番号78および64);
u. L215B10の重鎖可変ドメインおよび軽鎖可変ドメイン(それぞれ、配列番号78および65);
v. A13A11の重鎖可変ドメインおよび軽鎖可変ドメイン(それぞれ、配列番号67および68);
w. A1H5の重鎖可変ドメインおよび軽鎖可変ドメイン(それぞれ、配列番号70および71);
x. A4B4(1)の重鎖可変ドメインおよび軽鎖可変ドメイン(それぞれ、配列番号48および74);または
y. A4B4-F52Sの重鎖可変ドメインおよび軽鎖可変ドメイン(それぞれ、配列番号48および76)
を含む、請求項1〜20のいずれか1項に記載の修飾IgG。
【請求項22】
パリビズマブの重鎖可変ドメインおよび軽鎖可変ドメイン(配列番号7および8)を含む、請求項20に記載の修飾IgG。
【請求項23】
パリビズマブの可変重鎖(VH)相補性決定領域(CDR)1、VH CDR2、VH CDR3、可変軽鎖(VL)CDR1、VL CDR2およびVL CDR3(それぞれ、配列番号1〜6)を含む、請求項20に記載の修飾IgG。
【請求項24】
A4B4L1FR-S28RのVH CDR1、VH CDR2、VH CDR3、VL CDR1、VL CDR2およびVL CDR3(それぞれ、配列番号10、19、20、39、5および6)を含む、請求項20に記載の修飾IgG。
【請求項25】
以下のもの:
a. AFFFのVH CDR1、VH CDR2、VH CDR3、VL CDR1、VL CDR2およびVL CDR3(それぞれ、配列番号10、2、12、14、15および16);
b. p12f2のVH CDR1、VH CDR2、VH CDR3、VL CDR1、VL CDR2およびVL CDR3(それぞれ、配列番号18、19、20、22、23および6);
c. p12f4のVH CDR1、VH CDR2、VH CDR3、VL CDR1、VL CDR2およびVL CDR3(それぞれ、配列番号18、25、20、22、27および6);
d. p11d4のVH CDR1、VH CDR2、VH CDR3、VL CDR1、VL CDR2およびVL CDR3(それぞれ、配列番号18、25、29、31、32および6);
e. Ale109のVH CDR1、VH CDR2、VH CDR3、VL CDR1、VL CDR2およびVL CDR3(それぞれ、配列番号10、25、29、22、35および6);
f. A12a6のVH CDR1、VH CDR2、VH CDR3、VL CDR1、VL CDR2およびVL CDR3(それぞれ、配列番号10、37、20、39、35および6);
g. A13c4のVH CDR1、VH CDR2、VH CDR3、VL CDR1、VL CDR2およびVL CDR3(それぞれ、配列番号10、41、20、22、43および6);
h. A17d4のVH CDR1、VH CDR2、VH CDR3、VL CDR1、VL CDR2およびVL CDR3(それぞれ、配列番号10、45、20、47、43および6);
i. A4B4のVH CDR1、VH CDR2、VH CDR3、VL CDR1、VL CDR2およびVL CDR3(それぞれ、配列番号10、19、20、39、50および6);
j. A8C7のVH CDR1、VH CDR2、VH CDR3、VL CDR1、VL CDR2およびVL CDR3(それぞれ、配列番号10、45、29、31、53および6);
k. 1X-493L1FRのVH CDR1、VH CDR2、VH CDR3、VL CDR1、VL CDR2およびVL CDR3(それぞれ、配列番号1、2、3、14、5および6);
l. H3-3F4のVH CDR1、VH CDR2、VH CDR3、VL CDR1、VL CDR2およびVL CDR3(それぞれ、配列番号10、2、29、14、15および6);
m. M3H9のVH CDR1、VH CDR2、VH CDR3、VL CDR1、VL CDR2およびVL CDR3(それぞれ、配列番号10、2、29、14、57および6);
n. Y10H6のVH CDR1、VH CDR2、VH CDR3、VL CDR1、VL CDR2およびVL CDR3(それぞれ、配列番号10、2、29、14、59および6);
o. DGのVH CDR1、VH CDR2、VH CDR3、VL CDR1、VL CDR2およびVL CDR3(それぞれ、配列番号10、2、79、14、15および6);
p. AFFF(1)のVH CDR1、VH CDR2、VH CDR3、VL CDR1、VL CDR2およびVL CDR3(それぞれ、配列番号10、2、12、14、15および61);
q. 6H8のVH CDR1、VH CDR2、VH CDR3、VL CDR1、VL CDR2およびVL CDR3(それぞれ、配列番号10、2、79、14、63および6);
r. L1-7E5のVH CDR1、VH CDR2、VH CDR3、VL CDR1、VL CDR2およびVL CDR3(それぞれ、配列番号10、2、79、39、15および6);
s. L215B10のVH CDR1、VH CDR2、VH CDR3、VL CDR1、VL CDR2およびVL CDR3(それぞれ、配列番号10、2、79、14、66および6);
t. A13A11のVH CDR1、VH CDR2、VH CDR3、VL CDR1、VL CDR2およびVL CDR3(それぞれ、配列番号10、19、29、31、69および6);
u. A1H5のVH CDR1、VH CDR2、VH CDR3、VL CDR1、VL CDR2およびVL CDR3(それぞれ、配列番号10、25、29、72、73および6);
v. A4B4(1)のVH CDR1、VH CDR2、VH CDR3、VL CDR1、VL CDR2およびVL CDR3(それぞれ、配列番号10、19、20、39、75および6);または
w. A4B4-F52SのVH CDR1、VH CDR2、VH CDR3、VL CDR1、VL CDR2およびVL CDR3(それぞれ、配列番号10、19、20、39、77および6)
を含む、請求項20に記載の修飾IgG。
【請求項26】
容器に入れられた請求項1〜25のいずれか1項に記載の修飾IgGと使用説明書とを含んでなるキット。
【請求項27】
請求項21〜25のいずれか1項に記載の修飾IgGをコードするヌクレオチド配列を含んでなる核酸。
【請求項28】
請求項21〜25のいずれか1項に記載の修飾IgG定常ドメインをコードするヌクレオチド配列を含んでなる核酸。
【請求項29】
請求項27または28に記載の核酸を含んでなる宿主細胞。
【請求項30】
被験者での呼吸器合胞体ウイルス(RSV)感染の予防における使用のための、請求項1〜25のいずれか1項に記載の修飾IgG。
【請求項31】
被験者での呼吸器合胞体ウイルス(RSV)感染の治療における使用のための、請求項1〜25のいずれか1項に記載の修飾IgG。
【請求項32】
被験者がヒトである、請求項30または31に記載の修飾IgG。
【請求項33】
被験者での呼吸器合胞体ウイルス(RSV)感染を予防するための医薬の製造における、請求項1〜25のいずれか1項に記載の修飾IgGの使用。
【請求項34】
被験者での呼吸器合胞体ウイルス(RSV)感染を治療するための医薬の製造における、請求項1〜25のいずれか1項に記載の修飾IgGの使用。
【請求項35】
被験者がヒトである、請求項33または34に記載の使用。
【請求項36】
in vitroでRSV感染を検出するための方法であって、(a) 請求項1〜25のいずれか1項に記載の修飾IgGを被験者由来のサンプルと接触させ、(b) 該修飾IgGと免疫特異的に結合するRSV抗原のレベルを対照のレベルと比較し、該サンプル中のRSV抗原のレベルが対照のレベルと比較して増加していればRSV感染を示すこととなることを含んでなる、上記方法。
【請求項37】
RSV感染を診断するための医薬の製造における、請求項1〜25のいずれか1項に記載の修飾IgGの使用であって、該医薬は、(a) 該医薬を被験者に投与し、(b) 投与後に該修飾IgGが免疫特異的に結合するRSV抗原が発現されている被験者体内の部位へ該修飾IgGが優先的に濃縮されるまでの時間を待ち、(c) バックグラウンドレベルを測定し、(d) 被験者体内の該修飾IgGを検出して、バックグラウンドレベルを超える該修飾IgGが検出されれば、該被験者がRSV感染を有していることが示されることを含んでなる方法において用いるためのものである、上記使用。
【請求項38】
前記修飾IgGが標識された形態の修飾IgGである、請求項37に記載の使用。
【請求項39】
被験者がヒトである、請求項37に記載の使用。
【請求項40】
請求項1〜25のいずれか1項に記載の修飾IgGの製造方法であって、(a) 該修飾IgGをコードするヌクレオチド配列に機能的に連結されたプロモーターを含んでなるベクターを宿主細胞に導入するステップ;および(b) 該宿主細胞を培養して該修飾IgGを産生させるステップを含む、上記方法。
【請求項41】
請求項1〜25のいずれか1項に記載の修飾IgG定常ドメインと共有結合した非IgGポリペプチドを含んでなる融合タンパク質。
【請求項42】
容器に入れられた請求項41に記載の融合タンパク質と使用説明書とを含んでなるキット。
【請求項43】
請求項41に記載の融合タンパク質をコードするヌクレオチド配列を含んでなる核酸。
【請求項44】
請求項43に記載の核酸を含んでなる宿主細胞。
【請求項45】
被験者での呼吸器合胞体ウイルス(RSV)感染の予防または治療における使用のための、請求項41に記載の融合タンパク質。
【請求項46】
被験者がヒトである、請求項45に記載の融合タンパク質。
【請求項47】
in vitroでRSV感染を検出するための方法であって、(a) 請求項41に記載の融合タンパク質を被験者由来のサンプルと接触させ、(b) 該融合タンパク質と免疫特異的に結合するRSV抗原のレベルを対照のレベルと比較し、該サンプル中のRSV抗原のレベルが対照のレベルと比較して増加していればRSV感染を示すこととなることを含んでなる、上記方法。
【請求項48】
RSV感染を診断するための医薬の製造における、請求項41に記載の融合タンパク質の使用であって、該医薬は、(a) 該医薬を被験者に投与し、(b) 投与後に該融合タンパク質が免疫特異的に結合するRSV抗原が発現されている被験者体内の部位へ該融合タンパク質が優先的に濃縮されるまでの時間を待ち、(c) バックグラウンドレベルを測定し、(d) 被験者体内の該融合タンパク質を検出して、バックグラウンドレベルを超える該融合タンパク質が検出されれば、該被験者がRSV感染を有していることが示されることを含んでなる方法において用いるためのものである、上記使用。
【請求項49】
請求項1〜25のいずれか1項に記載の修飾IgGと検出可能な物質とを含んでなる抗体コンジュゲート。
【請求項50】
請求項1〜25のいずれか1項に記載の修飾IgGと治療的部分とを含んでなる抗体コンジュゲート。
【請求項51】
容器に入れられた請求項49または50に記載の抗体コンジュゲートと使用説明書とを含んでなるキット。
【請求項52】
被験者での呼吸器合胞体ウイルス(RSV)感染の予防または治療における使用のための、請求項50に記載の抗体コンジュゲート。
【請求項53】
被験者がヒトである、請求項52に記載の抗体コンジュゲート。
【請求項54】
in vitroでRSV感染を検出するための方法であって、(a) 請求項49に記載の抗体コンジュゲートを被験者由来のサンプルと接触させ、(b) 該抗体コンジュゲートと免疫特異的に結合するRSV抗原のレベルを対照のレベルと比較し、該サンプル中のRSV抗原のレベルが対照のレベルと比較して増加していればRSV感染を示すこととなることを含んでなる、上記方法。
【請求項55】
RSV感染を診断するための医薬の製造における、請求項49に記載の抗体コンジュゲートの使用であって、該医薬は、(a) 該医薬を被験者に投与し、(b) 投与後に該抗体コンジュゲートが免疫特異的に結合するRSV抗原が発現されている被験者体内の部位へ該抗体コンジュゲートが優先的に濃縮されるまでの時間を待ち、(c) バックグラウンドレベルを測定し、(d) 被験者体内の該抗体コンジュゲートを検出して、バックグラウンドレベルを超える該抗体コンジュゲートが検出されれば、該被験者がRSV感染を有していることが示されることを含んでなる方法において用いるためのものである、上記使用。
【請求項56】
前記修飾IgGが標識された形態の修飾IgGである、請求項48または55に記載の使用。
【請求項57】
被験者がヒトである、請求項48または55に記載の使用。
【請求項58】
被験者がヒトである、請求項47または54に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2009−261394(P2009−261394A)
【公開日】平成21年11月12日(2009.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−113588(P2009−113588)
【出願日】平成21年5月8日(2009.5.8)
【分割の表示】特願2002−561487(P2002−561487)の分割
【原出願日】平成13年12月12日(2001.12.12)
【出願人】(504333972)メディミューン,エルエルシー (108)
【出願人】(302014206)ボード オブ リージェンツ,ザ ユニバーシティーオブ テキサス システム (10)
【Fターム(参考)】