説明

建具及び気密部材

【課題】障子閉じ状態で縦框が熱反りで高さ方向に沿って弓形状に変形したときに、その縦框と縦枠との間を気密部材で気密できる建具とする。
【解決手段】建具枠の縦枠12に取り付けた気密部材5の気密部60を、取付部50と連続し円弧形状に湾曲した基部ヒレ61と、この基部ヒレ61の先端部と連続し円弧形状に湾曲した先部ヒレ62とで取付部50に対して片持ち状に支持されたほぼS字形状のヒレ形状で、障子閉じ状態で基部ヒレ61、先部ヒレ62が縦框22に接触するようにし、この状態で縦框22が弓形状に変形すると、基部ヒレ61、先部ヒレ62の高さ方向中間部が、その変形に追従して弾性復元して縦框22に接触することで、縦枠12と縦框22との間を気密できるようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建具枠に障子を開閉自在に取り付けた建具及び、その建具に用いる気密部材に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、建具枠に障子を開閉自在に取り付けた建具においては、建具枠の上枠、下枠、縦枠に気密部材を取り付け、閉じ状態の障子の上框、下框、縦框が気密部材に接触することで、建具枠と障子との間を気密するのが一般的である。
前述した建具に用いる気密部材としては、特許文献1に開示されたように、取付部と支持部と目詰め部を備え、障子閉じ状態で支持部と目詰め部が建具枠にそれぞれ接触して気密し、障子が風圧などで移動すると支持部が建具枠と離れるが、目詰め部は建具枠に接触し続け、その目詰め部の弾性余力で気密できるようにしたものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実開昭55−109795号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前述した従来の建具においては、閉じ状態の障子の上框、下框、縦框は、当該障子を境とした一側室と他側室(例えば、浴室建具の場合には浴室と脱衣室)の温度差が大きくなると、熱膨張による反り、つまり熱反りが生じる。特に縦框が大きく熱反りして高さ方向に沿って弓形状に変形する。
このために、縦枠に取り付けた気密部材の高さ方向の中間部分が縦框から離れ、あるいは接触力が弱まり、気密できなくなることがある。
【0005】
前述した従来の気密部材は、支持部及び目詰り部が弾性変形し、気密部材の弾性変形量が大きいので、この気密部材を用いることで、前述の熱反りが生じても気密できるようにすることが考えられる。
しかしながら、前述した従来の気密部材は、その支持部が空洞部を有したホロー形状で、しかも支持部が主気密部で障子閉じ状態では支持部で主として気密することになる。ヒレ形状の目詰り部は補助的な気密部で、補助的に気密することになる。
【0006】
このために、障子の縦框が熱反りして高さ方向に沿って弓形状に変形する建具の縦枠に、前述した従来の気密部材を用いた場合に、障子閉じ状態においては支持部が縦框に押されて長手方向全長に亘って均一に圧縮弾性変形するので、縦枠と縦框との間を気密することができるが、この支持部が長手方向全長に亘って圧縮弾性変形している状態(水密状態)で、縦框が熱反りによる高さ方向に沿って弓形状に変形したときに、弾性圧縮変形している支持部の高さ方向両端部分の弾性復元量が中間部分よりも少ないために高さ方向中間部分の弾性復元が制限され、縦框の変形に追従して弾性復元することができず、支持部の高さ方向中間部分の弾性復元量が縦框の変形量よりも少なく、縦枠と縦框との間を気密できない。
【0007】
本発明の目的は、障子の縦框が熱反りで高さ方向に沿って弓形状に変形したときでも縦枠と縦框との間を気密できるようにした建具、及び、その建具に用いる気密部材とすることである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の建具は、建具枠に障子を開閉自在に取り付け、その建具枠の縦枠に取り付けた気密部材に障子の縦框を接触して気密する建具であって、
前記気密部材は、縦枠の被取付部に取り付ける取付部と、縦框と接触する気密部を備え、
その気密部は、取付部と連続し、円弧形状に湾曲した基部ヒレと、この基部ヒレの先端部と連続し円弧形状に湾曲した先部ヒレを有し、
前記基部ヒレは、取付部に向かう裏面が凹面で、表面が凸面となるように円弧形状に湾曲し、前記先部ヒレは、基部ヒレの裏面と連続した裏面が凸面で、基部ヒレの表面と連続した表面が凹面となるように円弧形状に湾曲し、気密部は取付部に対して片持ち状に支持されたヒレ形状とし、
前記障子が閉じ状態のときに、基部ヒレの表面の一部分と先部ヒレの先端部の少なくとも一方が縦框に接触するようにしたことを特徴とする建具である。
【0009】
本発明の建具においては、前記先部ヒレの曲率は前記基部ヒレの曲率よりも大きくすることができる。
このようにすれば、基部ヒレが縦框の変形に追従して弾性復元し易いと共に、自由状態のときの先部ヒレの形状安定化を図ることができる。
【0010】
本発明の建具においては、前記障子が閉じ状態のときに、基部ヒレの表面の一部分と先部ヒレの先端部の両方が縦框に接触することができる。
このようにすれば、基部ヒレと先部ヒレの2点で縦框と接触するので、気密性が向上する。
【0011】
本発明の気密部材は、被取付部に取り付ける取付部と、気密部を備えた気密部材であって、
前記気密部は、取付部と連続し、円弧形状に湾曲した基部ヒレと、この基部ヒレの先端部と連続し円弧形状に湾曲した先部ヒレを有し、
前記基部ヒレは、取付部に向かう裏面が凹面で、表面が凸面となるように円弧形状に湾曲し、前記先部ヒレは、基部ヒレの裏面と連続した裏面が凸面で、基部ヒレの表面と連続した表面が凹面となるように円弧形状に湾曲し、気密部は取付部に対して片持ち状に支持されたヒレ形状であることを特徴とする気密部材である。
【0012】
本発明の気密部材においては、前記先部ヒレの曲率は前記基部ヒレの曲率よりも大きくすることができる。
このようにすれば、基部ヒレが弾性復元し易いと共に、先部ヒレの形状安定化を図ることができる。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、障子閉じ状態において縦框が熱反りで、高さ方向に沿って弓形状に変形したときに、基部ヒレ、先部ヒレの高さ方向中間部が縦框の変形に追従して弾性復元し、縦枠と縦框との間を気密することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】建具の正面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のB−B断面図である。
【図4】図3のC部拡大図である。
【図5】気密部材の拡大図である。
【図6】気密部材の取り付けの第2の実施形態を示す断面図である。
【図7】気密部材の取り付けの第3の実施形態を示す断面図である。
【図8】気密部材の第2の実施形態を示す断面図である。
【図9】気密部材の第3の実施形態を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1に示すように、建具枠1に障子2を開閉自在に取り付けて建具としてある。
建具枠1は、上枠10と下枠11と左右の縦枠12で方形である。
障子2は、2つのドア20,21を備え、一方のドア20の一方の縦框22を上枠10、下枠11に対して面外方向に回動自在に支持し、この一方のドア20の他方の縦框23と他方のドア21の一方の縦框24を面外方向に折曲自在に連結し、他方のドア21の他方の縦框25を上枠10、下枠11の長手方向に沿って移動自在に支承してあり、図1に示す建具は浴室用の折れ戸である。
本発明の建具は折れ戸に限ることはなく、開き戸や引き戸などでも良い。
【0016】
図2に示すように、上枠10には上横の気密部材3が取り付けてあると共に、下枠11には下横の気密部材4が取り付けてある。
2つのドア20,21を閉じた状態で上框26、下框27が、上横の気密部材3、下横の気密部材4に接触して気密する。
図3に示すように、左右の縦枠12には、本発明の気密部材である縦の気密部材5がそれぞれ取り付けてある。
2つのドア20,21を閉じた状態で一方の障子20の一方の縦框22が気密部材5に接触して気密し、他方の障子21の他方の縦框25が気密部材5に接触して気密する。
【0017】
縦の気密部材5は、図4に示すように取付部50と気密部60を備え、その取付部50を縦枠12の被取付部、例えば、あり溝形状の溝13に長手方向から挿入して取り付けることで、図4に仮想線で示すように気密部60が縦框22に向かい、障子閉じ状態で縦框22の外表面22aが気密部60に接触して、図4に実線で示すように弾性変形し、その気密部60で縦枠12と縦框22との間を気密している。
【0018】
図4に示す縦框22はドア20,21を開閉するときに上枠10、下枠11に対して面外方向に回動するのみで、面外方向及び面内方向に動くことはない。
このために、縦框22の外表面22aにおける気密部材5の気密部60が接触する部分を円弧形状とすることで、その縦框22がスムーズに回動できるようにしてある。
【0019】
図5に示すように、気密部60は取付部50と連続した基部ヒレ61と、この基部ヒレ61の先端部と連続した先部ヒレ62を有している。
その基部ヒレ61はほぼ円弧形状に湾曲し、その湾曲の中心は取付部50側で、当該基部ヒレ61の取付部50に向かう裏面61aが凹面で、縦框22に向かう表面61bが凸面となるように円弧形状に湾曲している。
先部ヒレ62はほぼ円弧形状に湾曲し、その湾曲の中心は取付部50側とは反対側(縦框22側)で基部ヒレ61の裏面61aと連続した裏面62aが凸面で、表面61bと連続した表面62bが凹面となるように円弧形状に湾曲している。
つまり、気密部60は、取付部50に向かう裏面と、その裏面と反対の表面がそれぞれほぼS字形状に湾曲し、気密部60は、取付部50に対して片持ち状に支持され、ほぼS字形状に湾曲したヒレ形状である。
【0020】
気密部材5(気密部60)に外力が負荷しない状態、つまり自由状態のときには、図4に仮想線、図5に実線で示すように、基部ヒレ61と先部ヒレ62は取付部50に対してほぼ直角で、縦框22に向かい、その先部ヒレ62の先端部が最も取付部50から遠く離れた自由状態姿勢となる。
前述した自由状態姿勢から基部ヒレ61に外力が負荷すると、基部ヒレ61は取付部50に対して図5に仮想線で示すように取付部50に向けて弾性変形し、取付部50とほぼ平行な姿勢のとき、先部ヒレ62の先端部は基部ヒレ61よりも縦框22寄り(取付部50よりも遠く離れた位置)に位置する。
【0021】
前述したように、気密部材5を縦枠12に取り付けた状態でドア21を閉じると縦框が気密部60を弾性付勢する。図4に示す縦框22は面外方向、面内方向に動かないので、ドア21を取り付けることで、縦框22の外表面22aが気密部60に接触して基部ヒレ61が取付部50に対して取付部50に接近する方向に弾性変形し、先部ヒレ62が基部ヒレ61に対して取付部50に接近する方向に弾性変形し、基部ヒレ61の表面61bの一部分と先部ヒレ62の先端部が縦框22の外表面22aに圧接して縦枠12と縦框22との間を気密する。
【0022】
図4に実線で示す状態から、縦框22が気密部材5から離れる方向に動くと、気密部60の基部ヒレ61、先部ヒレ62が仮想線で示す自由状態姿勢に向けて弾性復元しようとするので、仮に縦框22が距離Sだけ移動したとしても先部ヒレ62が縦框22に当接し、気密部60で縦枠12と縦框22との間を気密することができる。
【0023】
しかも、気密部60は基部ヒレ61が取付部50から片持ち状に設けられて、基部ヒレ61と先部ヒレ62でヒレ形状で、その基部ヒレ61、先部ヒレ62は表裏面方向(図4の場合は面外方向、図6の場合は面内方向)に弾性変形し易いから、図4に実線で示すように基部ヒレ61と先部ヒレ62が弾性変形した状態で、縦框22が熱反りで高さ方向に沿って弓形状に変形したときに、その基部ヒレ61、先部ヒレ62の高さ方向中間部は、縦框22の変形に追従して弾性復元し、縦框22の高さ方向中間部と気密部60が離れたりすることがなく、縦枠12と縦框22との間を気密することができる。
【0024】
前記先端ヒレ62の先端部分62cは図5に示すように、基部ヒレ61の表面61bに向かう方向に湾曲し、カール形状としてある。
また、先部ヒレ62の曲率は基部ヒレ61の曲率よりも大きくなっている。つまり、先部ヒレ62の方が基部ヒレ61よりも曲がり具合がきつくなっている。
これにより、縦框22が高さ方向に沿って弓形状に変形したときに、基部ヒレ61が縦框22の変形に追従して弾性復元し易くなるので、縦枠12と縦框22との間の気密性を向上することができる。
さらに、先部ヒレ62の曲率は大きく、その先部ヒレ62の先端部分62cが曲率の大きいカール形状であるから、剛性が向上して先部ヒレ62の変形を抑制し、気密部材5(先部ヒレ62)の形状安定化を図ることができる。
【0025】
先部ヒレ62の先端部分62cをカール形状とすることで、先部ヒレ62の全体を、基部ヒレ61の湾曲状態よりも円形状に近いほぼ半円形状とすることができる。
このようにすれば、長尺な気密部材5を巻掛けて運搬、保管した後に、その気密部材5を繰り出して直線状としたときによれずに正しい形状とすることができる。
【0026】
前述した気密部材5の基部ヒレ61、先部ヒレ62における縦框22の外表面22aに接触する部分、例えば基部ヒレ61の表面61b、先部ヒレ62の先端部62cの表面を摺動処理、例えば低摩擦材のコーティングをしても良い。
このようにすれば、障子(縦框22)との擦れによる摩擦抵抗が低減し、操作性が向上する。つまり、前述の縦框22は障子開閉時に回動するので、その縦框22の外表面22aが基部ヒレ61、先部ヒレ62に擦れるから、前述のように摺動処理することで、摩擦抵抗が低減し、ドアを開閉する力が大きくならないようにできる。
【0027】
取付部50は、溝13内に嵌まり込む基部51と、この基部51と連続した表面部52を有し、その表面部52が溝13の開口端縁に接して気密するようにしてある。
この表面部52に基片63が一体に設けてあり、この基片63の先端部に基部ヒレ61が一体に設けてある。具体的に、基部ヒレ61は、基片63を介して取付部50に片持ち状に設けられている。なお、基部ヒレ61は、取付部50の表面部52から片持ち状に設けてもよい。つまり、気密部材5は、取付部50に対して直接片持ち状に支持されたヒレ形状としてもよく、また、他の部位(基片63など)を介するなどして取付部50に対して間接的に片持ち状に支持されたヒレ形状としてもよい。
気密部材5は、その取付部50を縦枠12の溝13に長手方向から挿入して取り付けるので、基部51の周囲、表面部52の裏面を摺動処理、例えば低摩擦材をコーティングし、取付部50を溝13に長手方向から挿入するときの摩擦抵抗を低減している。
【0028】
気密部材5は図4に示すように縦枠12に、面外方向に向けて取り付けしたが、これに限ることはない。
例えば、図6に示すように縦枠12に、面内方向に向けて取り付けても良いし、図7に示すように縦枠12に、面外方向及び面内方向に向けて2つの気密部材5を取り付けても良い。
【0029】
図8に示すように、取付部50(表面部52)と基部ヒレ61の基部とに亘ってL字形状のカバー片64を一体に設け、このカバー片64と基片63と基部ヒレ61の基部と取付部50(表面部52)とで空洞部65を有するものとしても良い。
この気密部材5の場合には、気密部60が気密姿勢のときに、カバー片64が弾性変形する。
【0030】
図9に示すように、基部ヒレ61の基部を取付部50の表面部52に一体に設け、この基部ヒレ61の基部寄りと取付部50の表面部52に亘ってカバー片64を一体に設けて空洞部65を有するものとしても良い。
このようにすれば、基部ヒレ61と先部ヒレ62のみではなく、カバー片64も縦框22と接触することができる。
【符号の説明】
【0031】
1…建具枠、2…障子、5…気密部材、12…縦枠、22…縦框、50…取付部、60…気密部、61…基部ヒレ、61a…裏面、61b…表面、62…先部ヒレ、62a…裏面、62b…表面、62c…先端部分。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
建具枠に障子を開閉自在に取り付け、その建具枠の縦枠に取り付けた気密部材に障子の縦框を接触して気密する建具であって、
前記気密部材は、縦枠の被取付部に取り付ける取付部と、縦框と接触する気密部を備え、
その気密部は、取付部と連続し、円弧形状に湾曲した基部ヒレと、この基部ヒレの先端部と連続し円弧形状に湾曲した先部ヒレを有し、
前記基部ヒレは、取付部に向かう裏面が凹面で、表面が凸面となるように円弧形状に湾曲し、前記先部ヒレは、基部ヒレの裏面と連続した裏面が凸面で、基部ヒレの表面と連続した表面が凹面となるように円弧形状に湾曲し、気密部は取付部に対して片持ち状に支持されたヒレ形状とし、
前記障子が閉じ状態のときに、基部ヒレの表面の一部分と先部ヒレの先端部の少なくとも一方が縦框に接触するようにしたことを特徴とする建具。
【請求項2】
前記先部ヒレの曲率は前記基部ヒレの曲率よりも大きい請求項1記載の建具。
【請求項3】
前記障子が閉じ状態のときに、基部ヒレの表面の一部分と先部ヒレの先端部の両方が縦框に接触するようにした請求項1又は2記載の建具。
【請求項4】
被取付部に取り付ける取付部と、気密部を備えた気密部材であって、
前記気密部は、取付部と連続し、円弧形状に湾曲した基部ヒレと、この基部ヒレの先端部と連続し円弧形状に湾曲した先部ヒレを有し、
前記基部ヒレは、取付部に向かう裏面が凹面で、表面が凸面となるように円弧形状に湾曲し、前記先部ヒレは、基部ヒレの裏面と連続した裏面が凸面で、基部ヒレの表面と連続した表面が凹面となるように円弧形状に湾曲し、気密部は取付部に対して片持ち状に支持されたヒレ形状であることを特徴とする気密部材。
【請求項5】
前記先部ヒレの曲率は前記基部ヒレの曲率よりも大きい請求項4記載の気密部材。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate


【公開番号】特開2013−11070(P2013−11070A)
【公開日】平成25年1月17日(2013.1.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−142952(P2011−142952)
【出願日】平成23年6月28日(2011.6.28)
【出願人】(390005267)YKK AP株式会社 (776)
【Fターム(参考)】