説明

張力センサ及び電動パーキングブレーキ

【課題】検出精度の高い張力センサ及び制動状態又は解除状態にする際の応答性のよい電動パーキングブレーキを提供する。
【解決手段】圧縮コイルスプリング22を保持するスプリングケース21と、張力を受けることにより圧縮コイルスプリング22を変形させつつスプリングケース21に対して相対移動をするシャフト23と、スプリングケース21とシャフト23との相対変位量を検出する変位検出手段としての磁石25とホールIC27とを備えた張力センサ20である。シャフト23に遊動可能に支持された磁石ケース24と、カバー26の第2ガイド26cに凹設され、張力の働く方向に延在するガイド溝26dと、磁石ケース24のケース部24bに突設され、ガイド溝26d内を摺動可能な凸条24dとを備え、磁石25とホールIC27とを磁石ケース24とカバー26との間に設けた。また、この張力センサ20を自動車用電動パーキングブレーキに用いる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、張力センサ及びこれを用いた電動パーキングブレーキに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1記載の張力センサが知られている。この張力センサは、コイルバネを保持するハウジングと、張力を受けることによりコイルバネを変形しつつハウジングに対して相対移動をする可動プレートとを備えている。そして、可動プレートには磁石が固定され、ハウジングにはホールICが固定されている。この張力センサでは、ハウジングと可動プレートとの相対変位に応じてホールIC近辺の磁界が変化し、これによりホールICからの出力電圧が変化する。そのため、この張力センサによれば、ホールICからの出力電圧により、可動プレートが受ける張力を検出することができる。
【0003】
また、電動モータと、電動モータの回転駆動力を直線駆動力に変換する変換機構と、変換機構による直線駆動力をパーキングブレーキに伝達するケーブルとを備えた電動パーキングブレーキにおいて、ケーブルに働く張力を検出するために、この張力センサを採用することができる。
【特許文献1】特開2000−214002公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記従来の張力センサでは、可動プレートの張力方向以外への動きに対して制約が十分でないため、ハウジングに対する可動プレートの向きが必ずしも一定でない。そのため、この張力センサでは、同じ大きさの張力であってもハウジングと可動プレートとの相対変位にバラツキが生じ得るため、検出精度が十分ではない。
【0005】
また、電動パーキングブレーキは、パーキングブレーキの解除時には、張力センサの出力が所定値以下になるまでケーブルがリリースされて解除状態とされ、パーキングブレーキの制動時には、張力センサの出力が所定値以上になるまでケーブルが引張られて制動状態とされる。この際、パーキングブレーキの解除時及び制動時においてパーキングブレーキが確実に解除状態、制動状態にされるようにするため、張力センサの検出精度のバラツキを考慮して各々の所定値を決定しなければならない。そのため、この張力センサをパーキングブレーキに用いたのでは、実際に解除状態になっているにもかかわらず、張力センサの出力が所定値より未だ大きい場合が起こることがあり、この場合にはケーブルが過剰にリリースされてしまう。また、実際に制動状態になっているにもかかわらず、張力センサの出力が所定値より未だ小さい場合が起こることがあり、この場合にはケーブルが過剰に引張られてしまう。したがって、この張力センサをパーキングブレーキに用いたのでは、パーキングブレーキを制動状態又は解除状態とする際の応答性が悪くなってしまう。
【0006】
本発明は係る従来の問題点に鑑みてなされたものであり、検出精度の高い張力センサ及び制動状態又は解除状態にする際の応答性のよい電動パーキングブレーキを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、請求項1に係る張力センサの特徴は、弾性体を保持する第1部材と、張力を受けることにより、前記弾性体を変形させつつ前記第1部材に対して相対移動をする第2部材と、前記第1部材と前記第2部材との相対変位量を検出する変位検出手段とを備えた張力センサであって、
【0008】
前記第2部材に遊動可能に支持された第3部材と、前記第1部材及び前記第3部材の一方に凹設され、前記張力の働く方向に延在するガイド溝と、前記第1部材及び前記第3部材の他方に突設され、前記ガイド溝内を摺動可能な凸条とを備え、前記変位検出手段を前記第1部材と前記第3部材との間に設けたことである。
【0009】
請求項2に係る張力センサの特徴は、請求項1において、前記変位検出手段は磁石とホールICとを有し、前記第1部材には前記ホールICが設けられ、前記第3部材には前記磁石が設けられていることである。
【0010】
請求項3に係る張力センサの特徴は、電動モータと、該電動モータの回転駆動力を直線駆動力に変換する変換機構と、該変換機構による前記直線駆動力をパーキングブレーキに伝達するケーブルと、を備えた電動パーキングブレーキにおいて、
【0011】
前記ケーブルには、請求項1又は2記載の張力センサが設けられていることである。
【発明の効果】
【0012】
請求項1に係る張力センサにおいては、第1部材及び第3部材の一方は張力の働く方向に延在するガイド溝を有し、第1部材及び第3部材の他方はこのガイド溝内を摺動可能な凸条を有しているため、第1部材及び第3部材の張力方向以外への動きが制約されている。そのため、同じ大きさの張力に対して、第1部材と第3部材との相対変位にバラツキが生じ難い。そして、第1部材と第3部材との間に変位検出手段が設けられている。ここで、第3部材は第2部材に支持されているため、第1部材と第3部材との相対変位量を第1部材と第2部材との相対変位量と考えることができる。したがって、請求項1に係る張力センサによれば、高い検出精度を得ることができる。
【0013】
請求項2に係る張力センサにおいては、磁石とホールICとにより変位を検出するため、確実に変位を検出することができる。また、ホールICにはプリント基板、配線等が必要であるが磁石にはそれらを必要としないため、磁石の方がホールICよりも小型で取り扱いも容易である。ここで、第3部材は第2部材とともに移動するため第1部材よりも小さくなっており、第3部材の方を第1部材よりも簡素にすることが信頼性の面においても望ましい。この張力センサにおいては、磁石を第3部材に設けているため、故障し難く、より高い信頼性を得ることができる。
【0014】
請求項3に係る電動パーキングブレーキにおいては、検出精度の高い上記の張力センサを用いているため、パーキングブレーキの解除時において、ケーブルが過剰にリリースされることを防止できる。また、パーキングブレーキの制動時において、ケーブルが過剰に引張られることを防止できる。そのため、パーキングブレーキを制動状態又は解除状態にする際の応答性を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明の張力センサ及び電動パーキングブレーキを具体化した実施形態を図面に基づいて以下に説明する。図1は本実施形態の自動車用電動パーキングブレーキの一部破断平面図である。この電動パーキングブレーキは、電動モータ1と、電動モータ1の回転駆動力を直線駆動力に変換する変換機構2と、変換機構2による直線駆動力を各パーキングブレーキ5、6に伝達する一対のケーブル3、4とを備えている。また、電動モータ1と変換機構2との間には減速機構7が設けられ、変換機構2とケーブル3、4との間にはイコライザ機構8が設けられている。さらに、イコライザ機構8と一方のケーブル3との間には張力センサ20が設けられている。また、電動モータ1、変換機構2、イコライザ機構8及び張力センサ20はハウジング10内に収納されている。このハウジング10には、電動モータ1の回転駆動を制御する電気制御装置ECUが収納されている。
【0016】
電気モータ1は、電気制御装置ECUによって制御され、運転者が制動スイッチ(図示省略)を操作することにより正方向に回転駆動され、運転者が解除スイッチ(図示省略)を操作することにより逆方向に回転駆動されるようになっている。減速機構7は、電動モータ1の回転駆動力を減速して変換機構2に伝達するものであり、入力ギヤ及び出力ギヤからなる減速ギヤ(図示省略)によって構成されている。また、減速機構7はハウジング10に組付けたケーシング11内に組込まれ、入力ギヤは電動モータ1の出力軸(図示省略)に固着され、出力ギヤは後述するねじ軸2aの一端(ケーシング11内に突出している端部)に固着されている。
【0017】
変換機構2は、減速機構7を介して伝達される電動モータ1の回転駆動力を直線駆動力に変換するものであり、ねじ軸2aと、このねじ軸2aに螺合して組付けたナット2bを備えている。ねじ軸2aが正方向に回転駆動されることにより、ナット2bが破線で示した解除位置から仮想線で示した制動位置に向けてねじ軸2aの軸線方向に移動されるようになっている。また、ねじ軸2aが逆方向に回転駆動されることにより、ナット2bが仮想線で示した制動位置から破線で示した解除位置に向けてねじ軸2aの軸線方向に移動されるようになっている。なお、ねじ軸2aは、一対の軸受12、13を介して、ハウジング10に回転自在かつ軸方向に移動不能に組付けられている。
【0018】
イコライザ機構8は、ナット2bに作用する直線駆動力を二つの出力に等分に分配するものであり、ナット2bに揺動可能に組付けられたレバー9によって構成されている。レバー9は、その中央部においてナット2bに所定量揺動可能に組付けられている。レバー9の一方の出力部であるアーム部9aには、一方のケーブル3のインナーワイヤ3aが張力センサ20を介して回動可能に連結され、他方の出力部であるアーム部9bには、他方のケーブル4のインナーワイヤ4aが直接に回動可能に連結されている。
【0019】
張力センサ20は、上記のように、一方のケーブル3のインナーワイヤ3aとイコライザ機構8の一方の出力部であるアーム部9aとの連結部位に介装されて、インナーワイヤ3aに加わる張力を検出するものである。図2及び図3に示すように、張力センサ20は、スプリングケース21、圧縮コイルスプリング22、シャフト23、磁石ケース24、磁石25、カバー26及びホールIC27を備えている。ここで、スプリングケース21とカバー26とが請求項1の第1部材である。また、シャフト23、磁石ケース24及び圧縮コイルスプリング22が各々請求項1の第2部材、第3部材、弾性体である。
【0020】
スプリングケース21は、円筒状をなし、内部に収納室21aが形成されている。また、スプリングケース21の先端面21bには軸方向に軸孔21cが貫設されている。さらに、スプリングケース21の後端側には壁部21dが設けられるとともに、ケーブル3のインナーワイヤ3aが接続可能にされている。スプリングケース21の収納室21a内には、軸孔21cを貫通して先端側に延びるシャフト23が収納され、このシャフト23は収納室21a内において巻回された圧縮コイルスプリング22により後端方向に付勢されている。なお、シャフト23は壁部21dにより後端方向の移動が規制されている。また、シャフト23にはアーム部9aを介して大きな張力が加わり、その張力には軸方向に直角な成分も含まれる。そのため、シャフト23とスプリングケース21との円滑な動作を確保することができるように、シャフト23と軸孔21cとの間には空隙が設けられている。
【0021】
磁石ケース24は円筒状のケース本体24aと、ケース本体24aから径方向に向かって一体として突設されるケース部24bとから構成されている。ケース本体24aにはシャフト23が貫通し、4個のスプリング孔24cが先端側から軸方向に向けてケース本体24aの外周を4等分する位置に凹設されている。各スプリング孔24cには圧縮スプリング28が埋設され、テフロン製のスペーサ29が圧縮スプリング28の一端に当接してケース本体24aの先端側に設けられている。また、スペーサ29の先端側及びケース本体24aの後端側には止め輪30、31か固定されている。このため、磁石ケース24は軸方向の移動が規制されつつシャフト23に遊動可能に支持されている。これにより、シャフト23にアーム部9aを介して軸方向に直角な成分を含む大きな張力が加わった場合であっても、磁石ケース24の円滑な動作が確保される。また、ケース部24bには、その内部には磁石25が収納され、側面に凸条24dが軸方向に突設されている。
【0022】
カバー26は、カバー本体26a、第1ガイド26b、第2ガイド26cにより構成されている。カバー本体26aは、スプリングケース21に固定されている。第1ガイド26b及び第2ガイド26cは、カバー本体26aの先端側にコ型の断面形状を有して突設され、第1ガイド26b内にはケース部24bの磁石25と対向してホールIC27が設けられている。また、第1ガイド26b及び第2ガイド26c内にケース部24bが嵌合され、第2ガイド26cの内面には、ケース部24bの凸条24dと嵌合するガイド溝26dが軸方向に凹設されている。これにより、シャフト23とスプリングケース21とが相対移動をした場合、ガイド溝26d内を凸条24dが摺動することにより、磁石ケース24がシャフト23とともに移動することになる。この際、凸条24dがガイド溝26d内に嵌合していることにより磁石ケース24の回転を防止することができるが、ケース部24b自体が第1ガイド26b及び第2ガイド26c内に嵌合されていることから確実に磁石ケース24の回転を防止することができる。なお、シャフト23にアーム部9aを介して軸方向に直角な成分を含む大きな張力が加わった場合であっても、ケース部24bと第1ガイド26b及び第2ガイド26cとの円滑な動作を確保することができるように、ケース部24bの上面と第2ガイド26cとの間には空隙が設けられている。
【0023】
次に、上記の構成をした自動車用電動パーキングブレーキの作動について説明する。運転者が制動スイッチを操作すると、電気モータ1の出力軸が電気制御装置ECUにより正方向に回転駆動される。この電動モータ1の出力軸の回転駆動力は、減速機構7の入力ギヤ及び出力ギヤからなる減速ギヤによって減速され、ねじ軸2aに伝達される。これにより、ねじ軸2aが正方向に回転駆動され、ナット2b及びナット2bに組付けられたレバー9が破線で示した解除位置から仮想線で示した制動位置に向けてねじ軸2aの軸線方向に移動される。そして、レバー9のアーム部9a、9bに連結されたインナーワイヤ3a、4bが引張られることにより、ケーブル3、4が引張られる。この際、張力センサ20はインナーワイヤ3aとアーム部9aとの連結部位に介装されているため、シャフト23が先端方向に引張られることになる。パーキングブレーキ5、6が十分に制動状態とされていない間は、インナーワイヤ3aにそれ程大きな張力が加わることはないため、シャフト23とスプリングケース21とは一緒に移動し、磁石ケース24とカバー26も一緒に移動する。しかし、パーキングブレーキ5、6に制動が加わると、インナーワイヤ3aに接続されたスプリングケース21の移動が規制されるため、インナーワイヤ3aに大きな張力が加わることになる。そして、シャフト23は、圧縮コイルスプリング22の反発力に抗して圧縮コイルスプリング22を圧縮しつつ、スプリングケース21に対して相対移動をする。その結果、磁石ケース24もカバー26に対して相対移動することとなり、磁石25とホールIC27とによりこの変位が張力として検出される。そして、張力センサ20の出力が所定値以上になった場合、電気制御装置ECUはパーキングブレーキ5、6が制動状態とされた判断して電気モータ1の回転を停止する。こうして、パーキングブレーキ5、6が制動状態とされる。
【0024】
また、運転者が解除スイッチを操作すると、電気モータ1の出力軸が電気制御装置ECUにより逆方向に回転駆動される。この電動モータ1の出力軸の回転駆動力は、減速機構7の入力ギヤ及び出力ギヤからなる減速ギヤによって減速され、ねじ軸2aに伝達される。これにより、ねじ軸2aが逆方向に回転駆動され、ナット2b及びナット2bに組付けられたレバー9が仮想線で示した制動位置から破線で示した解除位置に向けてねじ軸2aの軸線方向に移動される。そして、レバー9のアーム部9a、9bに連結されたインナーワイヤ3a、4bがリリースされることにより、ケーブル3、4がリリースされる。この際、張力センサ20はインナーワイヤ3aとアーム部9aとの連結部位に介装されているため、シャフト23が後端方向に引張られることになる。パーキングブレーキ5、6が十分にリリース状態とされていない間は、インナーワイヤ3aにある程度の張力が加わっているため、スプリングケース21は圧縮コイルスプリング22の反発力に抗して圧縮コイルスプリング22を圧縮した状態でシャフト23に対して相対移動をする。その結果、磁石ケース24もカバー26に対して相対移動することとなり、磁石25とホールIC27とによりこの変位が張力として検出される。しかし、パーキングブレーキ5、6がリリースされ始めると、インナーワイヤ3aにそれ程大きな張力が加わることはないため、シャフト23とスプリングケース21との相対移動が小さくなる。そして、張力センサ20の出力が所定値以下になった場合、電気制御装置ECUはパーキングブレーキ5、6がリリース状態とされた判断して電気モータ1の回転を停止する。こうして、パーキングブレーキ5、6がリリース状態とされる。
【0025】
なお、本実施形態において、第2ガイド26cの内面にガイド溝26dを設け、ケース部24bの側面に凸条24dを設けたが、第2ガイド26cの内面に凸条24dを設け、ケース部24bの側面にガイド溝26dを設けてもよい。
【0026】
また、以上において、本発明の張力センサ及び電動パーキングブレーキを自動車用電動パーキングブレーキに即して説明したが、本発明は上記実施形態に制限されるものではなく、本発明の技術的思想に反しない限り、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】実施形態に係り、自動車用電動パーキングブレーキの一部破断平面図。
【図2】実施形態に係り、張力センサの断面図。
【図3】図2におけるI−I矢視断面図。
【符号の説明】
【0028】
1…電動モータ、2…変換機構、3、4…ケーブル、5、6…パーキングブレーキ、20…張力センサ、21…第1部材(スプリングケース)、23…第2部材(シャフト)、24…第3部材(磁石ケース)、22…弾性体(圧縮コイルスプリング)25、27…変位検出手段(25…磁石、27…ホールIC)、24d…凸条、26d…ガイド溝。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
弾性体(22)を保持する第1部材(21)と、張力を受けることにより、前記弾性体(22)を変形させつつ前記第1部材(21)に対して相対移動をする第2部材(23)と、前記第1部材(21)と前記第2部材(23)との相対変位量を検出する変位検出手段(25、27)とを備えた張力センサ(20)であって、
前記第2部材(23)に遊動可能に支持された第3部材(24)と、前記第1部材(21)及び前記第3部材(24)の一方に凹設され、前記張力の働く方向に延在するガイド溝(26d)と、前記第1部材(21)及び前記第3部材(24)の他方に突設され、前記ガイド溝(26d)内を摺動可能な凸条(24d)とを備え、前記変位検出手段(25、27)を前記第1部材(21)と前記第3部材(24)との間に設けたことを特徴とする張力センサ(20)。
【請求項2】
請求項1において、前記変位検出手段(25、27)は磁石(25)とホールIC(27)とを有し、前記第1部材(21)には前記ホールIC(27)が設けられ、前記第3部材(24)には前記磁石(25)が設けられていることを特徴とする張力センサ(20)。
【請求項3】
電動モータ(1)と、該電動モータ(1)の回転駆動力を直線駆動力に変換する変換機構(2)と、該変換機構(2)による前記直線駆動力をパーキングブレーキ(5、6)に伝達するケーブル(3、4)と、を備えた電動パーキングブレーキにおいて、
前記ケーブル(3、4)には、請求項1又は2記載の張力センサ(20)が設けられていることを特徴とする電動パーキングブレーキ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2007−108108(P2007−108108A)
【公開日】平成19年4月26日(2007.4.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−301375(P2005−301375)
【出願日】平成17年10月17日(2005.10.17)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.テフロン
【出願人】(301065892)株式会社アドヴィックス (1,291)
【Fターム(参考)】