説明

微小血管障害の処置および予防

本発明は、微小血管障害の処置および/または予防のための、および、また微小血管障害を処置および/または予防する薬剤を製造するための、選択的Xa因子阻害剤、特に式(I)のオキサゾリジノンの使用に関連する。
【化1】



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
微小血管障害を処置および/または予防する薬剤の製造のための
式(I):
【化1】

{式中、
は、塩素、臭素、メチルまたはトリフルオロメチルからなる群からのラジカルによって5の位置で置換されている、2−チオフェンを表し、
は、D−A−
[ここで、
ラジカル“A”は、フェニレンを表し;
ラジカル“D”は、飽和した5−員または6−員の複素環
(この複素環は、窒素原子を介して“A”と結合しており、
この結合している窒素原子に隣接してカルボニル基を有しており、そして、
この複素環において、環炭素原子は、群S、NおよびOからのヘテロ原子によって置換されていてもよい)
を表す;
(ここで、オキサゾリジノンとの結合に関してメタ位の前記に定義された基“A”は、所望により、フッ素、塩素、ニトロ、アミノ、トリフルオロメチル、メチルまたはシアノから成る群からのラジカルによってモノ−またはジ置換されていてもよい)]
を表し、
、R、R、R、RおよびRは、水素を表す}
の化合物またはその塩、溶媒和物およびその塩の溶媒和物のひとつの使用。
【請求項2】
式(I)の化合物が、式:
【化2】

の5−クロロ−N−({(5S)−2−オキソ−3−[4−(3−オキソ−4−モルホリニル)フェニル]−1,3−オキサゾリジン−5−イル}メチル)−2−チオフェンカルボキサミドまたはその塩、溶媒和物およびその塩の溶媒和物であることを特徴とする、請求項1に記載の使用。
【請求項3】
閉塞性症候群、特に皮膚および他の器官に生じる閉塞性症候群、血栓性微小血管障害(TMA)の一次的形態、特に血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)および溶血性尿毒症症候群(HUS)、TMAの二次的形態、特に感染症、薬物摂取、心内膜炎、コラノゲノシス、悪性腫瘍、移植後および妊娠時に起こるTMAの二次的形態、糖尿病性微小血管障害(特に糖尿病性網膜症、糸球体症、栄養疾患および糖尿病性壊疽)、肝静脈閉塞性疾患、脳血管炎および胎盤微小血栓症、およびそれから生じる反復流産、を処置および/または予防する薬剤の製造のための、請求項1または2に記載の式(I)の化合物またはその塩、溶媒和物およびその塩の溶媒和物のひとつの使用。
【請求項4】
微小血管障害の場合に生じる有害な毛細管芽状突起を処置および/または予防する薬剤を製造するための請求項1または2に記載の式(I)の化合物またはその塩、溶媒和物およびその塩の溶媒和物のひとつの使用。
【請求項5】
有効な量の、請求項1または2に記載の少なくとも一つの化合物、または請求項1または2に記載の少なくとも一つの化合物と不活性な非毒性の医薬的に適切な賦形剤を組み合わせて含んでなる薬剤を投与することによる、ヒトおよび動物の微小血管障害を制御する方法。
【請求項6】
有効な量の、請求項1または2に記載の少なくとも一つの化合物、または請求項1または2に記載の少なくとも一つの化合物と不活性な非毒性の医薬的に適切な賦形剤を組み合わせて含んでなる薬剤を投与することによる、ヒトおよび動物の微小血管障害の場合に生じる有害な毛細管芽状突起を制御する方法。

【公表番号】特表2009−511513(P2009−511513A)
【公表日】平成21年3月19日(2009.3.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−534890(P2008−534890)
【出願日】平成18年9月27日(2006.9.27)
【国際出願番号】PCT/EP2006/009373
【国際公開番号】WO2007/042146
【国際公開日】平成19年4月19日(2007.4.19)
【出願人】(503412148)バイエル・ヘルスケア・アクチェンゲゼルシャフト (206)
【氏名又は名称原語表記】Bayer HealthCare AG
【Fターム(参考)】