説明

情報処理端末、情報送信システム、及び情報送信システムの情報送信方法

【課題】情報処理端末における記録媒体に記録されたデータのうち、データ保存装置へ未取り込みのデータを容易に保護することが可能な情報処理端末、情報送信システム、及び情報送信システムの情報送信方法を提供すること。
【解決手段】所定の情報を記憶する記録媒体部103と、上記記録媒体部103に記憶された時点から起算して所定の時間以上経過しており且つPC201に未だ送信されていない上記所定の情報を未送信情報として検出し、上記未送信情報が検出された場合に表示部107に警告表示を行うCPU104、を具備する情報処理端末101。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理端末、情報送信システム、及び情報送信システムの情報送信方法に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、デジタルカメラは広く一般に普及し、様々な状況で用いられている。デジタルカメラによる撮影で取得された画像データは、主として例えばxD Picture cardやSD card等の記録媒体に記録されている。これらの記録媒体は書換え可能な記録媒体である。
【0003】
従って、このような記録媒体に記録した画像データを、例えばPC等のデータ保存装置に取り込み、その後当該画像データを記録媒体から削除することで、ひとつの記録媒体を繰り返し使用することができる。
【0004】
さらに、近年の技術革新に伴う記録媒体の大容量化により、ひとつの記録媒体に記録できる画像数が増大している。この為、上述したような画像データの画像保存装置への取り込み処理及び画像データの記録媒体からの削除処理の回数を減らすことができ、ユーザの利便性は一層向上している。
【0005】
ところで、画像保存装置への画像データの取り込みの回数が減ることは、画像データのバックアップを取る機会が減ることを意味している。従って、バックアップを取る前に記録媒体が故障してしまった場合に、当該記録媒体に記録されていた画像データの再生等が行えなくなるという事態が発生する確率が高くなる。
【0006】
このような事情に鑑みて、例えば特許文献1には、画像データを記録する複数の記録手段を有し、故障発生が予測される記録手段に記録されている画像データをさらに圧縮し、他の健全な記憶手段にバックアップする方法が開示されている。
【特許文献1】特開2006−279539号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に開示されている技術を、例えば電子カメラ等の情報処理端末に適用する場合、当該電子カメラに常に複数の記録媒体を保有させなければならい。
【0008】
本発明は、例えばカメラ等の情報処理端末における記録媒体に記録されたデータのうち、例えばPC等のデータ保存装置へ未取り込みのデータを、容易に保護することが可能な情報処理端末、情報送信システム、及び情報送信システムの情報送信方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するために、本発明の第1の態様による情報処理端末は、外部機器と通信する情報処理端末であって、所定の情報を記憶する記憶手段と、上記記憶手段に記憶された時点から起算して所定の時間以上経過しており且つ上記外部機器に未だ送信されていない上記所定の情報を未送信情報として検出する検出手段と、上記検出手段により上記未送信情報が検出された場合に、警告を行う警告手段と、を具備することを特徴とする。
【0010】
上記の目的を達成するために、本発明の第2の態様による情報処理端末は、外部機器と通信する情報処理端末であって、所定の情報を記憶する記憶手段と、上記記憶手段に記憶された時点から起算して所定の時間以上経過しており且つ上記外部機器に未だ送信されていない上記所定の情報を未送信情報として検出する検出手段と、上記検出手段により検出された上記未送信情報と、上記未送信情報をリスト化したリスト情報と、のうち少なくとも何れか一方の情報を、上記外部機器に送信する送信手段と、を具備することを特徴とする。
【0011】
上記の目的を達成するために、本発明の第3の態様による情報送信システムは、第一の情報処理端末から第二の情報処理端末へ、所定の情報を送信する情報送信システムであって、上記第一の情報処理端末は、所定の情報を記憶する記憶手段と、上記記憶手段に記憶された時点から起算して所定の時間以上経過しており且つ上記外部機器に未だ送信されていない上記所定の情報を未送信情報として検出する検出手段と、上記検出手段により検出された上記未送信情報についてリスト化したリスト情報を作成するリスト作成手段と、上記リスト作成手段により作成されたリスト情報、及び上記リスト情報に記載された上記未送信情報を上記第二の情報処理端末に送信する第一の送信手段と、上記第二の情報処理端末から情報を受信する為の第一の受信手段と、を具備し、上記第二の情報処理端末は、上記リスト情報及び上記リスト情報に記載された上記未送信情報を、上記第一の情報処理端末から受信する為の第二の受信手段と、上記リスト情報に記載された上記未送信情報の取得要求を、上記第一の情報処理端末に送信する為の第二の送信手段と、を具備し、上記第一の受信手段は、上記第二の送信手段からの上記取得要求を受信し、上記第一の送信手段は、上記第一の受信手段で受信した上記取得要求に応じて、上記未送信情報を、上記第二の情報処理端末に送信することを特徴とする。
【0012】
上記の目的を達成するために、本発明の第4の態様による情報送信システムの情報送信方法は、所定の情報を記憶する記憶媒体を具備する第一の情報処理端末から、該第一の情報処理端末と通信する第二の情報処理端末へ、上記所定の情報を送信する情報送信システムの情報送信方法であって、上記第一の情報処理端末が、上記記憶手段に記憶された時点から起算して所定の時間以上経過しており且つ上記第二の情報処理端末に未だ送信されていない上記所定の情報を未送信情報として検出する検出ステップと、上記第一の情報処理端末が、上記検出ステップにおいて検出した上記未送信情報についてリスト化したリスト情報を作成するリスト作成ステップと、上記第一の情報処理端末が、上記リスト作成ステップにおいて作成した上記リスト情報を、上記第二の情報処理端末に送信するリスト送信ステップと、上記リスト情報を受信した上記第二の情報処理端末が、上記リスト情報に基づいて、上記未送信情報の取得要求を、上記第一の情報処理端末に送信する取得要求ステップと、上記取得要求を受信した上記第一の情報処理端末が、上記取得要求された上記未送信情報を、上記第二の情報処理端末に送信する情報送信ステップと、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、例えばカメラ等の情報処理端末における記録媒体に記録されたデータのうち、例えばPC等のデータ保存装置へ未取り込みのデータを、容易に保護することが可能な情報処理端末、情報送信システム、及び情報送信システムの情報送信方法を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
【0015】
[第1実施形態]
図1は、本第1実施形態に係る情報処理端末である電子カメラのシステム構成例を示すブロック図である。図1に示すように、本第1実施形態に係る電子カメラ101は、撮像部102と、記憶手段である記録媒体部103と、CPU104と、送信手段と受信手段をかねる通信インタフェース105と、操作部106と、警告手段の一例である表示部107と、RAM108と、フラッシュメモリ109と、を具備する。
【0016】
上記CPU104は、上記フラッシュメモリ109に記録されている制御プログラムを読み出して実行し、上記RAM108に種々のデータ読み書きを行うことで、当該電子カメラ101各部の動作を統括的に制御する。
【0017】
上記撮像部102は、被写体を撮影して撮像信号を生成するとともに、種々の画像処理を行って画像データを作成する。このようにして上記撮像部102によって作成された画像データは、上記記録媒体部103に記録される。
【0018】
上記記録媒体部103は、例えば当該電子カメラ101に着脱可能なフラッシュメモリや、当該電子カメラ101に固定されたハードディスク等である。
【0019】
上記操作部106は、ユーザが当該電子カメラ101の各種動作に関する指示を入力する為の操作スイッチ等を有する。
【0020】
上記表示部107は、上記記録媒体部103から読み出された画像データやユーザインタフェース画面等を表示する。
【0021】
上記通信インタフェース105は、例えばPC、プリンタ、及び外部記録装置等の外部機器との間で、画像データ等のデータ授受を行う為のインタフェースである。なお、この通信インタフェース105は、広義のデータ通信に用いられるインタフェースであり、ここで言う通信には当然ながら有線通信に限らず無線通信も含まれる。
【0022】
図2は、図1に示す電子カメラ101の上記記録媒体部103に記録された画像データを取り込んで保存する外部機器のシステム構成例を示すブロック図である。なお、ここでは外部機器としてPCを想定する。
【0023】
図2に示すように外部機器であり情報処理端末である上記PC201は、CPU204と、記録媒体部203と、送信手段と受信手段とをかねる通信インタフェース205と、操作部206と、表示部207と、RAM208と、を具備する。
【0024】
上記CPU204は、上記記録媒体部203に記録されている制御プログラムを読み出して実行し、上記RAM208に種々のデータ読み書きすることにより、当該PC201各部の動作を統括的に制御する。
【0025】
上記記録媒体部203は、例えばハードディスクやフラッシュメモリ等であり、上述した制御プログラムの他に、例えば文書データや画像データ等の種々のデータを記録する。
【0026】
上記操作部206は、ユーザが当該PC201の動作に関する指示を入力する為のキーボードやマウス等を挙げることができる。
【0027】
上記表示部207は、例えばユーザインタフェース画面や、上記記録媒体部203から読み出された文書データや画像データ等を表示する。
【0028】
上記通信インタフェース205は、例えば上記電子カメラ101やプリンタ等の機器との間で、種々のデータ授受を行う為のインタフェースである。なお、この通信インタフェース205は、広義のデータ通信に用いられるインタフェースであり、ここで言う通信には当然ながら有線通信に限らず無線通信も含まれる。
【0029】
図3は、上記電子カメラ101と上記PC201とを通信線301で接続し、上記電子カメラ101における上記記録媒体部103に記録されている所定の情報の一例である画像データを、上記PC201に転送する画像データ転送処理に係る階層構造例を示す階層図である。
【0030】
図3に示す例では、上記階層構造において、上位のプロトコルは、画像転送プロトコルである“Picture Transfer Protocol:ISO15740(以降、PTPと称する)”を使用する。そして、その下位として、PTPデータをUSBパケットとして送受信する為のUSBデバイスクラスである“Still Image Class”を使用し、物理インタフェースとしてUSBを使用する。
【0031】
ここで、図3に示す上記電子カメラ101のUSB302は、USBデバイスとして機能する。上記PC201のUSB305は、USBホストとして機能する。
【0032】
また、上記電子カメラ101のStill Image Class303は、USBクラスのStill Image Classデバイスとして機能する。上記PC201のStill Image Class306は、そのホストとして機能する。
【0033】
そして、上記電子カメラ101のPTP304は、PTP Responderとして機能する。上記PC201のPTP307は、PTP Initiatorとして機能する。
【0034】
なお、上記画像データ転送に係る画像データの送受信の制御、及び上記電子カメラ101の制御は、上記PC201における上記CPU204によって行われる。以下、この画像データ転送に係る処理を、図4に示すシーケンス図を参照して説明する。
【0035】
まず、上記電子カメラ101と上記PC201とが上記通信線301でUSB接続される(ステップS401)と、当該画像データ転送処理が開始する。
【0036】
このようにして画像データ転送処理が開始すると、上記PC201は上記電子カメラ101の装置情報(上記電子カメラ101の製品名、製造社名、及び対応しているオペレーション等を示す情報等)取得要求を、上記電子カメラ101に送信する(ステップS402A)。この装置情報取得要求を受信した上記電子カメラ101は、装置情報を上記PC201に送信する(ステップS402B)。
【0037】
続いて、PTPセッションを開始する為に、上記PC201は、セッション開始要求を上記電子カメラ101に送信する(ステップS403A)。このセッション開始要求を受信した上記電子カメラ101は、セッションの準備を行い、“セッション開始許可(OK)”の旨で応答する(ステップS403B)。
【0038】
さらに、上記PC201は、上記電子カメラ101の上記記録媒体部103に記録されている画像データを検索する為に、オブジェクトハンドルリストの取得要求を上記電子カメラ101に送信する(ステップS404A)。このオブジェクトハンドルリストの取得要求を受信した上記電子カメラ101は、上記電子カメラ101内のオブジェクトハンドルリストを上記PC201に送信する(ステップS404B)。
【0039】
なお、上記オブジェクトハンドルとは、PTP Responder機器内のオブジェクト(画像データ等のファイル又はフォルダ等)毎に、当該PTP Responder機器内でユニークな値を割り当てられた識別子である。PTPにおいては、このオブジェクトを使用して、画像データやフォルダ等のオブジェクトを操作する。
【0040】
オブジェクトハンドルリストを受信した上記PC201は、取得したオブジェクトハンドルリスト内のオブジェクトハンドルに対応付けられたオブジェクト情報の取得要求を、上記電子カメラ101に送信する(ステップS405A)。このオブジェクト情報の取得要求を受信した上記電子カメラ101は、指定されたオブジェクトハンドルに対応付けられたオブジェクト情報を上記PC201に送信する(ステップS405B)。
【0041】
なお、オブジェクト情報(所定の情報のプロパティ)とは、例えばオブジェクトが画像データである場合、当該画像データのファイル名、ファイルサイズ、画像サイズ(Height, Width)、ファイルフォーマット(JPEG、TIFF等)、後述するアーカイブ属性、及び当該画像データの撮影(取得)日時等を示す情報等である。同様に、例えば当該オブジェクトがフォルダであれば、オブジェクト情報は、例えば当該フォルダのフォルダ名等を示す情報である。
【0042】
このようなオブジェクト情報を取得した上記PC201は、このオブジェクト情報に基づいて、取得するオブジェクト(例えば画像データ等)を決定し、当該オブジェクトに対応するオブジェクトハンドルを指定し、上記電子カメラ101にオブジェクト取得要求を送信する(ステップS406A)。このオブジェクト取得要求を受信した上記電子カメラ101は、指定されたオブジェクトハンドルに対応するオブジェクト(例えば画像データ等)を上記PC201に送信する(ステップS406B)。
【0043】
以下、本第1実施形態における画像データの属性設定の一例について説明する。
【0044】
ここでは、MS−DOSのファイル/ディレクトリ管理の属性の一つであるアーカイブ属性を例に説明する。このアーカイブ属性は、例えば当該ファイルの新規作成、変更、又は追加時にセット(換言すればオン)される。そして、このアーカイブ属性がクリア(換言すればオフ)されている場合は、当該ファイルがバックアップ済みであることを示している。
【0045】
つまり、CPU104が有する属性付与手段では、上記電子カメラ101の上記記録媒体部103に記録されている所定の画像データが、上述した画像データ転送処理で上記PC201に転送された場合(上記ステップS406A及び上記ステップS406Bが正常に完了した場合)に、当該画像データ転送処理に係る画像データについて、上記アーカイブ属性をクリア(オフ)する、すなわち送信済みを示す属性を付与する処理を行う。これにより、当該画像データが既に上記PC201に転送されたことを判定することが可能となる。
【0046】
以下、本第1実施形態において上記表示部107に表示する警告表示の一例を、図5を参照して説明する。
【0047】
図5(a)は、上述したアーカイブ属性がセット(オン)されており且つ撮影等により取得、例えば上記記録媒体部103に記録されてから所定の時間(例えば“1カ月”等;記録媒体部103にまだ記録できる画像データのサイズ等により上記電子カメラ101が自動的に設定したり、ユーザにより任意に設定することが可能である)以上経過している画像データ(未送信情報)をCPU104の有する検出手段が検出し、上記記録媒体部103に少なくとも一つ以上当該画像データ(未送信情報)が存在する場合に、上記電子カメラ101の上記表示部107に表示する警告表示例を示す図である。このような場合、例えば同図に示すように、“読み出されていない画像が存在するので、バックアップを勧める”といった未送信情報が存在する旨や、未送信情報をPC201に送信することを薦める旨をユーザに警告する警告表示を行う。
【0048】
なお、更に上記アーカイブ属性がセットされていており且つ撮影等により取得されてから所定の時間以上経過している画像データの数、及び/又はサイズ(データ量)をCPU104が有するカウント手段によりカウントすることにより、例えば図5(b)に示すように“読み出されていない画像が○○枚あり、バックアップを勧める”旨の警告表示や、図示はしていないが“読み出されていない画像が○○kB(MB)あり、バックアップを勧める”旨の警告表示を行ってもよい。
【0049】
また、例えば上記アーカイブ属性がセットされていており且つ撮影等により取得されてから所定の時間以上経過している画像データの総数が、所定の画像データ数(データ量)以上となった場合に、図5(a)又は図5(b)に示すような警告表示を行うとしても勿論よい。
【0050】
ところで、上述したような警告表示を行うタイミングとしては、例えば撮影等により取得されてから所定の時間以上経過している画像データが存在すると初めて判断した直後、撮影等により取得されてから所定の時間以上経過している画像データが存在すると判断した後であり且つ電源投入直後、撮影等により取得されてから所定の時間以上経過している画像データが存在すると判断した後であり且つ撮影開始時、撮影等により取得されてから所定の時間以上経過している画像データが存在すると判断した後であり且つ画像再生開始時、及び撮影等により取得されてから所定の時間以上経過している画像データが存在すると判断した後であり且つ電源断直前等を挙げることができる。なお、これらのタイミングはあくまでも一例であり、ユーザにより任意のタイミングに設定可能とし、適宜警告表示を行うように構成すればよい。
【0051】
ところで、本第1実施形態に係る電子カメラ101では、上記記録媒体部103に記録されている画像データを上記表示部107に表示する際、すなわちユーザに操作された場合に、当該表示に係る画像データに上述したアーカイブ属性のセット/クリアに基づいて、上記PC201へ未転送/転送済の画像データであることを示す情報を、当該画像データに重畳して上記表示部107に表示する。以下、図6(a)乃至(c)を参照して説明する。
【0052】
(表示に係る画像データの上記アーカイブ属性がクリアされている場合)
図6(a)に示すように、“転送済である”旨(同図に示す例では“COPIED”)を、当該画像データに重畳して上記表示部107に表示させる。
【0053】
或いは、図6(b)に示すように、当該画像データのみを上記表示部107に表示し、上述したような重畳表示は行わない。
【0054】
(表示に係る画像データの上記アーカイブ属性がセットされていている場合)
図6(c)に示すように、“未転送である”旨(同図に示す例では“NOT COPIED”)を、当該画像データに重畳して上記表示部107に表示させる。
【0055】
ここで、重畳表示は当該画像データが撮影により取得されてから所定の時間以上経過している場合に行うが、例えば上記所定の時間を零とした場合、当該画像データを撮影等により取得した直後に、当該画像データが上記PC201へ転送済みであるか(バックアップが為されているか)否かを示す情報を、取得直後から図6(a)乃至(c)に示すように重畳表示させることができる。
【0056】
ところで、アーカイブ属性に基づいた画像データの未転送/転送済の判定、及び画像データが撮影等により取得されてから所定の時間以上経過しているか否かの判定は、上記CPU104が行う。
【0057】
つまり、本第1実施形態においては、上記CPU104の有する検出手段が、アーカイブ属性に基づいた画像データの未転送/転送済の判定、及び画像データが撮影等により取得されてから所定の時間以上経過しているか否かの判定を行い、未転送且つ所定の時間以上経過した画像データを未送信情報として検出する。そして、この検出結果に基づいて、上記CPU104が、図5(a)及び(b)に示すような警告表示及び図6(a)乃至(c)に示すような重畳表示を、上記表示部107に行う。なお、画像データが取得されてから所定の時間以上経過したか否かは、それぞれの画像データが撮影等により取得された日時と現在日時とから、画像データ画取得された日時から現在日時までに経過した時間をCPU104の有する算出手段で算出することによって判定する。
【0058】
以下、上記電子カメラ101の上記記録媒体部103に記録されている画像データ情報の一例を、図7を参照して説明する。
【0059】
図7に示す例では、上記記録媒体部103に画像データが8枚記録されており、画像データ情報として、各々の画像データについて、ファイル名、オブジェクトハンドル、及びアーカイブ属性が設定されている。
【0060】
ここで、本第1実施形態に係る電子カメラ101における上記CPU104は、上述した未送信情報が検出された後に上記電子カメラ101と上記PC201とが接続された場合、上記アーカイブ属性がセット(オン)されている画像データ、すなわち未取り込み画像データに対応するオブジェクトハンドルのリストファイル、すなわち未送信情報をリスト化したリスト情報をCPU104の有するリスト作成手段によりnosave.lst(図8参照)として作成し、当該電子カメラ101内(例えば上記記録媒体部103)に記録する。
【0061】
このリストファイルnosave.lstは、例えば図8に示すように、上記アーカイブ属性がセットされている画像データのオブジェクトハンドル801乃至806で構成されるリストファイルである。
【0062】
なお、上記リストファイルnosave.lstは、上記電子カメラ101の記録媒体部103に記録しても良いし、電子カメラ101のRAM108に記録しても良い。
【0063】
以下、上記電子カメラ101から上記PC201への画像データの取り込み処理(画像データ転送処理)について、図9に示すシーケンスを参照して説明する。なお、図9に示すシーケンスは、図4に示すシーケンスにおける上記ステップS405A、上記ステップS405B及び上記ステップS406A、上記ステップS406Bを、より具体化したシーケンスの一例であるとも言える。
【0064】
なお、図4に示すシーケンスと同様、当該画像データ転送に係る画像データの送受信の制御、及び上記電子カメラ101の制御は、上記PC201における上記CPU204によって行われる。
【0065】
まず、上記電子カメラ101と上記PC201とが上記通信線301でUSB接続される(ステップS901)と、当該画像データ転送処理が開始する。
【0066】
このようにして画像データ転送処理が開始すると、上記PC201は上記電子カメラ101の装置情報(上記電子カメラ101の製品名、製造社名、及び対応しているオペレーション等を示す情報等)取得要求を上記電子カメラ101に送信する(ステップS902A)。この装置情報取得要求を受信した上記電子カメラ101は、装置情報を上記PC201に送信する(ステップS902B)。
【0067】
続いて、PTPセッションを開始する為に、上記PC201は、セッション開始要求を上記電子カメラ101に送信する(ステップS903A)。このセッション開始要求を受信した上記電子カメラ101は、セッションの準備を行い、“セッション開始許可(OK)”の旨で応答する(ステップS903B)。
【0068】
さらに、上記PC201は、上記電子カメラ101の上記記録媒体部103に記録されている画像データを検索する為に、オブジェクトハンドルリストの取得要求を上記電子カメラ101に送信する(ステップS904A)。このオブジェクトハンドルリストの取得要求を受信した上記電子カメラ101は、上記電子カメラ101内のオブジェクトハンドルリストを上記PC201に送信する(ステップS904B)。
【0069】
オブジェクトハンドルリストを受信した上記PC201は、取得したオブジェクトハンドルリスト内のオブジェクトハンドルに対応付けられたオブジェクト情報の取得要求を、上記電子カメラ101に送信する(ステップS905A)。このオブジェクト情報の取得要求を受信した上記電子カメラ101は、指定されたオブジェクトハンドルに対応付けられたオブジェクト情報を上記PC201に送信する(ステップS905B)。
【0070】
ここで、上記PC201では上記CPU204が、受信したオブジェクト情報のファイル名がnosave.lstであるか否かを判定する。受信したオブジェクト情報のファイル名がnosave.lstでない場合は、上記ステップS904Bにおいて上記電子カメラ101により送信されたオブジェクトハンドルリスト内のオブジェクトハンドル分だけ、上記ステップS905A及び上記ステップS905Bを繰り返し、nosave.lstであるか否かを判定する。
【0071】
一方、受信したオブジェクト情報のファイル名がnosave.lstである場合は、当該オブジェクト情報のオブジェクトに対応するオブジェクトハンドルを指定し、オブジェクト取得要求、すなわち上記リスト情報(未取り込み画像データリストファイル)の取得要求を上記電子カメラ101に送信する(ステップS906A)。このオブジェクト取得要求を受信した上記電子カメラ101は、指定されたオブジェクトハンドルに対応するオブジェクト(nosave.lst)、すなわち上記リスト情報(未取り込み画像データリストファイル)を、上記PC201に送信する(ステップS906B)。
【0072】
このようにして、オブジェクトとしてnosave.lstを受信したPC201は、該nosave.lstに記載されているオブジェクトハンドルに対応付けられたオブジェクト情報(未取り込み画像データ情報)の取得要求を、上記電子カメラ101に送信する(ステップS907A)。このオブジェクト情報の取得要求を受信した上記電子カメラ101は、指定されたオブジェクトハンドルに対応付けられたオブジェクト情報(未取り込み画像データ情報)を、上記PC201に送信する(ステップS907B)。
【0073】
上記オブジェクト情報を受信したPC201は、上記オブジェクト情報に基づいて上記オブジェクトハンドルを指定して、オブジェクト(未取り込み画像データ)の取得要求を上記電子カメラ101に送信する(ステップS908A)。このオブジェクトの取得要求を受信した電子カメラ101は、指定されたオブジェクトハンドルに対応するオブジェクト(未取り込み画像データ)を、上記PC201に送信する(ステップS908B)。そして、上記PC201は、このようにして受信したオブジェクト(未取り込み画像データ)を、上記記録媒体部203に記録する。
【0074】
なお、上記電子カメラ101から上記PC201へ未取り込み画像データが、上記記録媒体部103に存在しなくなるまで、上記ステップ907A、上記ステップ907B、上記ステップ908A、及び上記ステップ908Bの処理を繰り返す。
【0075】
以上説明したように、本第1実施形態によれば、例えばカメラ等の情報処理端末における記録媒体に記録されたデータのうち、例えばPC等のデータ保存装置へ未取り込みのデータについて、適切なタイミングで当該未取り込みのデータの存在を当該情報処理端末のユーザへ報知し、当該未取り込みのデータの上記データ保存装置への取り込みをユーザに促すこと及び取り込みを行うことが可能な情報処理端末、情報送信システム、及び情報送信システムの情報送信方法を提供することができる。
【0076】
具体的には、本第1実施形態によれば、例えば電子カメラ等における記録媒体部には記録されているが例えばPC等には未取り込みの画像データが存在することを、適切なタイミングでユーザに警告することができ且つそれら未取り込みの画像データを適切なタイミングでデータ保存装置に保存することができる。
【0077】
[第2実施形態]
以下、図面を参照して本発明の第2実施形態を説明する。なお、上記第1実施形態と重複する説明は省略する。ここで、上記第1実施形態と本第2実施形態との主な相違点は、上記電子カメラ101から上記PC201への画像データの取り込み処理のシーケンスである。以下、図10を参照して、本第2実施形態における上記画像データの取り込み処理のシーケンスを説明する。
【0078】
まず、上記電子カメラ101と上記PC201とが上記通信線301でUSB接続される(ステップS1001)と、画像データ転送処理が開始する。
【0079】
このようにして画像データ転送処理が開始すると、上記PC201は上記電子カメラ101の装置情報(上記電子カメラ101の製品名、製造社名、及び対応しているオペレーション等を示す情報等)取得要求を上記電子カメラ101に送信する(ステップS1002A)。この装置情報取得要求を受信した上記電子カメラ101は、装置情報を上記PC201に送信する(ステップS1002B)。
【0080】
続いて、PTPセッションを開始する為に、上記PC201は、セッション開始要求を上記電子カメラ101に送信する(ステップS1003A)。このセッション開始要求を受信した上記電子カメラ101は、セッションの準備を行い、“セッション開始許可(OK)”の旨で応答する(ステップS1003B)。
【0081】
上記電子カメラ101は、上述したリストファイルnosave.lstが、上記電子カメラ101内に追加されたことを示すオブジェクト追加イベントを、上記リストファイルnosave.lstのオブジェクトハンドルと共に、上記PC201に通知する(ステップS1004)。この通知を受信した上記PC201は、このオブジェクト追加イベントに付随して通知されたオブジェクトハンドルに対応付けられたオブジェクト情報(ファイル名;nosave.lst)の取得要求を、上記電子カメラ101に送信する(ステップS1005A)。
【0082】
このオブジェクト情報の取得要求を受信した上記電子カメラ101は、指定されたオブジェクトハンドルに対応付けられたオブジェクト情報(ファイル名;nosave.lst)を上記PC201に送信する(ステップS1005B)。
【0083】
このオブジェクト情報(ファイル名;nosave.lst)を受信した上記PC201は、当該オブジェクト情報に対応するオブジェクトハンドルを指定してオブジェクト(未取り込み画像データリストファイル)の取得要求を、上記電子カメラ101に送信する(ステップS1006A)。このオブジェクト取得要求を受信した上記電子カメラ101は、指定されたオブジェクトハンドルに対応するオブジェクト(nosave.lst)(未取り込み画像データリストファイル)を、上記PC201に送信する(ステップS1006B)。
【0084】
このようにしてオブジェクトとしてnosave.lstを受信したPC201は、該nosave.lstに記載されているオブジェクトハンドルに対応付けられたオブジェクト情報(未取り込み画像データ情報)の取得要求を、上記電子カメラ101に送信する(ステップS1007A)。このオブジェクト情報の取得要求を受信した上記電子カメラ101は、指定されたオブジェクトハンドルに対応付けられたオブジェクト情報(未取り込み画像データ情報)を、上記PC201に送信する(ステップS1007B)。
【0085】
このオブジェクト情報を受信したPC201は、上記オブジェクトハンドルを指定してオブジェクト(未取り込み画像データ)の取得要求を上記電子カメラ101に送信する(ステップS1008A)。このオブジェクト取得要求を受信した電子カメラ101は、指定されたオブジェクトハンドルに対応するオブジェクト(未取り込み画像データ)を、上記PC201に送信する(ステップS1008B)。そして、上記PC201は、このようにして受信したオブジェクト(未取り込み画像データ)を、上記記録媒体部203に記録する。
【0086】
なお、上記電子カメラ101から上記PC201へ未取り込みの画像データが、上記記録媒体部103に存在しなくなるまで、上記ステップ1007A、上記ステッ1007B、上記ステップ1008A、及び上記ステップ1008Bの処理を繰り返す。
【0087】
以上説明したように、本第2実施形態によれば、上記第1実施形態に係る情報処理端末、情報送信システム、及び情報送信システムの情報送信方法と同様の効果を奏する情報処理端末、情報送信システム、及び情報送信システムの情報送信方法を提供することができる。
【0088】
以上、第1実施形態及び第2実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で、種々の変形及び応用が可能なことは勿論である。
【0089】
さらに、上述した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
【図面の簡単な説明】
【0090】
【図1】本発明の第1実施形態に係る電子カメラのシステム構成例を示すブロック図。
【図2】図1に示す電子カメラの記録媒体部に記録された画像データを取り込んで保存するPCのシステム構成例を示すブロック図。
【図3】電子カメラとPCとを通信線で接続し、電子カメラにおける記録媒体部に記録されている画像データをPCに転送する画像データ転送に係る階層構造例を示す階層図。
【図4】本発明の第1実施形態における電子カメラからPCへの画像データの取り込み処理のシーケンス例を示す図。
【図5】(a)及び(b)は、アーカイブ属性がセットされており且つ撮影等により取得されてから所定の時間以上経過している画像データが、少なくとも一つ以上上記記録媒体部103に存在する場合の警告表示例を示す図。
【図6】(a)は、表示に係る画像データのアーカイブ属性がクリアされている場合の表示例を示す図。(b)は、表示に係る画像データのアーカイブ属性がクリアされている場合の表示例を示す図。(c)は、表示に係る画像データのアーカイブ属性がセットされていている場合の表示例を示す図。
【図7】電子カメラの記録媒体部に記録されている画像データ情報の一例を示す図。
【図8】画像データのアーカイブ属性がセットされている画像データに対応するオブジェクトハンドルのリストファイルnosave.lstの一構成例を示す図。
【図9】本発明の第1実施形態における電子カメラからPCへの画像データの取り込み処理のシーケンス例を示す図。
【図10】本発明の第2実施形態における電子カメラからPCへの画像データの取り込み処理のシーケンス例を示す図。
【符号の説明】
【0091】
101…電子カメラ、 102…撮像部、 103…記録媒体部、 104…CPU、 105…通信インタフェース、 106…操作部、 107…表示部、 108…RAM、 109…フラッシュメモリ、 201…PC、 203…記録媒体部、 204…CPU、 205…通信インタフェース、 206…操作部、 207…表示部、 208…RAM、 301…通信線、 302,305…USB、 304,307…PTP、 801,802,803,804,805,806…オブジェクトハンドル。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部機器と通信する情報処理端末であって、
所定の情報を記憶する記憶手段と、
上記記憶手段に記憶された時点から起算して所定の時間以上経過しており且つ上記外部機器に未だ送信されていない上記所定の情報を未送信情報として検出する検出手段と、
上記検出手段により上記未送信情報が検出された場合に、警告を行う警告手段と、
を具備することを特徴とする情報処理端末。
【請求項2】
上記検出手段により、上記未送信情報が検出された場合、
上記警告手段は、上記未送信情報が存在する旨の警告、及び/又は上記未送信情報を上記外部機器に送信することを薦める旨の警告、を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報処理端末。
【請求項3】
上記警告手段は、上記未送信情報がユーザにより操作された場合に、上記警告を行うことを特徴とする請求項2に記載の情報処理端末。
【請求項4】
上記検出手段により検出された上記未送信情報の数及び/又はデータ量をカウントするカウント手段を含み、
上記警告手段は、上記カウント手段によりカウントされた数及び/又はデータ量に基づいた警告を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報処理端末。
【請求項5】
上記所定の時間は零であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理端末。
【請求項6】
外部機器と通信する情報処理端末であって、
所定の情報を記憶する記憶手段と、
上記記憶手段に記憶された時点から起算して所定の時間以上経過しており且つ上記外部機器に未だ送信されていない上記所定の情報を未送信情報として検出する検出手段と、
上記検出手段により検出された上記未送信情報と、上記未送信情報をリスト化したリスト情報と、のうち少なくとも何れか一方の情報を、上記外部機器に送信する送信手段と、
を具備することを特徴とする情報処理端末。
【請求項7】
上記所定の情報に対して、上記外部機器に送信済みであるか否かを示す属性を付与する属性付与手段を含み、
上記検出手段は、上記属性付与手段により付与された属性に基づいて、上記未送信情報の検出を行うことを特徴とする請求項6に記載の情報処理端末。
【請求項8】
上記記憶手段に記憶されている各々の上記所定の情報について、上記所定の情報が上記記憶手段に記憶された日時である記憶日時と当該時点における日時である現在日時とに基づいて、上記記憶日時から上記現在日時までに経過した時間を算出する算出手段を含み、
上記検出手段は、上記算出手段による算出結果に基づいて、上記未送信情報を検出することを特徴とする請求項6に記載の情報処理端末。
【請求項9】
第一の情報処理端末から第二の情報処理端末へ、所定の情報を送信する情報送信システムであって、
上記第一の情報処理端末は、
所定の情報を記憶する記憶手段と、
上記記憶手段に記憶された時点から起算して所定の時間以上経過しており且つ上記外部機器に未だ送信されていない上記所定の情報を未送信情報として検出する検出手段と、
上記検出手段により検出された上記未送信情報についてリスト化したリスト情報を作成するリスト作成手段と、
上記リスト作成手段により作成されたリスト情報、及び上記リスト情報に記載された上記未送信情報を上記第二の情報処理端末に送信する第一の送信手段と、
上記第二の情報処理端末から情報を受信する為の第一の受信手段と、
を具備し、
上記第二の情報処理端末は、
上記リスト情報及び上記リスト情報に記載された上記未送信情報を、上記第一の情報処理端末から受信する為の第二の受信手段と、
上記リスト情報に記載された上記未送信情報の取得要求を、上記第一の情報処理端末に送信する為の第二の送信手段と、
を具備し、
上記第一の受信手段は、上記第二の送信手段からの上記取得要求を受信し、
上記第一の送信手段は、上記第一の受信手段で受信した上記取得要求に応じて、上記未送信情報を、上記第二の情報処理端末に送信する
ことを特徴とする情報送信システム。
【請求項10】
上記第一の情報処理端末は、上記リスト作成手段により上記リスト情報が作成されると、上記リスト情報が存在する旨を、上記第二の情報処理端末に通知することを特徴とする請求項9に記載の情報送信システム。
【請求項11】
上記第一の情報処理端末は、上記記憶手段に記憶された上記所定の情報のプロパティを上記第二の情報処理端末に送信し、
上記第二の情報処理端末は、上記プロパティに基づいて上記第一の情報処理端末に上記リスト情報が存在するか否かを検索し、
上記検索により上記リスト情報の存在を認識した場合、上記第二の情報処理端末は、上記第一の情報処理端末に、上記リスト情報の取得要求を行うことを特徴とする請求項9に記載の情報送信システム。
【請求項12】
所定の情報を記憶する記憶媒体を具備する第一の情報処理端末から、該第一の情報処理端末と通信する第二の情報処理端末へ、上記所定の情報を送信する情報送信システムの情報送信方法であって、
上記第一の情報処理端末が、上記記憶手段に記憶された時点から起算して所定の時間以上経過しており且つ上記第二の情報処理端末に未だ送信されていない上記所定の情報を未送信情報として検出する検出ステップと、
上記第一の情報処理端末が、上記検出ステップにおいて検出した上記未送信情報についてリスト化したリスト情報を作成するリスト作成ステップと、
上記第一の情報処理端末が、上記リスト作成ステップにおいて作成した上記リスト情報を、上記第二の情報処理端末に送信するリスト送信ステップと、
上記リスト情報を受信した上記第二の情報処理端末が、上記リスト情報に基づいて、上記未送信情報の取得要求を、上記第一の情報処理端末に送信する取得要求ステップと、
上記取得要求を受信した上記第一の情報処理端末が、上記取得要求された上記未送信情報を、上記第二の情報処理端末に送信する情報送信ステップと、
を有することを特徴とする情報送信システムの情報送信方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2009−152687(P2009−152687A)
【公開日】平成21年7月9日(2009.7.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−326394(P2007−326394)
【出願日】平成19年12月18日(2007.12.18)
【出願人】(000000376)オリンパス株式会社 (11,466)
【Fターム(参考)】