説明

情報処理装置、アプリケーション生成システム、及びアプリケーション生成プログラム

【課題】操作ボタンをカスタマイズした表示画面の表示画面データの生成を、当該生成作業を担当する作業者が簡単な操作で行えるようにする。
【解決手段】ジョブ情報取得部3102が、複合機1で実行されたジョブ及び当該ジョブに用いられた設定値を複合機1から取得し、画像選択指示受付部3101が、操作用画像記憶部3107に記憶された操作用画像の中から、上記作業者による操作用画像の指定を受け付けると、表示対象パーツ構築部3104が、画像選択指示受付部3101によって受け付けられた操作用画像と、ジョブ情報取得部3102で取得されたジョブ情報とを関連付ける。アプリケーション生成部3100は、当該関連付けられた操作用画像及びジョブ情報を含む表示画面の表示画面データを有する動作制御アプリケーションを生成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、アプリケーション生成システム、及びアプリケーション生成プログラムに関し、特に、電子機器に備えられる表示部の表示画面に含まれる操作用画像に基づくユーザーによる操作に応じた当該電子機器の動作制御を可能にする動作制御アプリケーションを生成する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、ユーザーからの指示を受け付けて、当該指示が示す動作等を行う画像形成装置等の電子機器では、装置前面の操作パネルにLCD(Liquid Crystal Display)等からなる表示部が設けられ、当該表示部に配設されたタッチパネル機能により、表示部に表示される表示画面内の各操作ボタンに対応する動作実行指示をユーザーから受け付ける技術が採用されている(下記特許文献1,2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−249511号公報
【特許文献2】特開2007−232908号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の画像形成装置は、当該画像形成装置内に表示用データが記憶されている表示画面を表示部に表示させるものに過ぎない。すなわち、上記従来の画像形成装置では、操作ボタン及びそのレイアウト等をカスタマイズした表示画面の作成までを可能にすることは実現されていない。さらには、表示画面の操作ボタン及びそのレイアウト等をカスタマイズする際の操作は、表示画面のカスタマイズ作業を担当する作業者にとって簡単であることが望ましい。
【0005】
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、操作ボタンをカスタマイズした上記表示画面の表示画面データの生成を、当該生成作業を担当する作業者が簡単な操作で行えるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明は、電子機器の表示部に表示される表示画面内の操作用画像に対するユーザーの操作に応じた動作制御を行う動作制御アプリケーションを生成する情報処理装置であって、
前記電子機器で実行されたジョブと、当該ジョブの実行に用いられた設定値とを含むジョブ情報を当該電子機器から取得するジョブ情報取得部と、
前記表示部の表示画面に表示させる操作用画像を記憶する操作用画像記憶部と、
前記操作用画像記憶部に記憶された操作用画像の中から、当該動作制御アプリケーション生成の作業を行う作業者による操作用画像の指定を受け付ける画像受付部と、
前記画像受付部によって受け付けられた操作用画像と、前記ジョブ情報取得部で取得されたジョブ情報とを関連付ける関連付部と、
前記関連付部によって関連付けられた前記操作用画像及び前記ジョブ情報を含む前記表示画面の表示画面データを有する動作制御アプリケーションを生成する動作制御アプリケーション生成部と
を備える情報処理装置である。
【0007】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置と、当該情報処理装置に接続された前記電子機器とを備えるアプリケーション生成システムであって、
前記電子機器は、
前記情報処理装置から送信されてくる前記ジョブ情報送信を要求するジョブ情報要求信号を受信する受信部と、
当該電子機器で実行可能なジョブと、当該ジョブの実行時に用いられた設定値とを含むジョブ情報を記憶するジョブ情報記憶部と、
前記受信部によって受信された前記ジョブ情報要求信号に従って、前記ジョブ情報記憶部に記憶されているジョブ情報を、当該ジョブ情報要求信号を送信してきた前記情報処理装置に送信する送信部と
を備えるアプリケーション生成システムである。
【0008】
また、請求項4に記載の発明は、電子機器の表示部に表示される表示画面内の操作用画像に対するユーザーの操作に応じた動作制御を行う動作制御アプリケーションを生成するアプリケーション生成プログラムであって、
当該情報処理装置を、
前記電子機器で実行されたジョブと、当該ジョブの実行に用いられた設定値とを含むジョブ情報を当該電子機器から取得するジョブ情報取得部と、
前記表示部の表示画面に表示させる操作用画像を記憶する操作用画像記憶部と、
前記操作用画像記憶部に記憶された操作用画像の中から、当該動作制御アプリケーション生成の作業を行う作業者による操作用画像の指定を受け付ける画像受付部と、
前記画像受付部によって受け付けられた操作用画像と、前記ジョブ情報取得部で取得されたジョブ情報とを関連付ける関連付部と、
前記関連付部によって関連付けられた前記操作用画像及び前記ジョブ情報を含む前記表示画面の表示画面データを有する動作制御アプリケーションを生成する動作制御アプリケーション生成部と
して機能させるアプリケーション生成プログラムである。
【0009】
これらの発明によれば、ジョブ情報取得部が、電子機器で実行されたジョブ及び当該ジョブの実行に用いられた設定値を含むジョブ情報を当該電子機器から取得し、画像受付部が、操作用画像記憶部に記憶された操作用画像の中から、上記作業者による操作用画像の指定を受け付けると、関連付部が、画像受付部によって受け付けられた操作用画像と、ジョブ情報取得部で取得されたジョブ情報とを関連付け、動作制御アプリケーション生成部は、当該関連付けられた操作用画像及びジョブ情報を含む表示画面の表示画面データを有する動作制御アプリケーションを生成する。ここで、ジョブとは、電子機器が処理する仕事(機能の実行)の単位であって、当該仕事として電子機器の機能が実行される毎に発生する。また、ジョブの設定値とは、例えば、コピー動作の場合、当該コピー動作に用いられたコピー枚数、用紙サイズ、印刷濃度、印刷レイアウト設定等であり、例えば、スキャナ動作の場合、解像度、読取データの保存先等である。
【0010】
このため、作業者は、上記電子機器で実行されたジョブを過去に用いた設定値で実行する指示の受付等を担当する操作ボタン等としての操作用画像を当該情報処理装置で作成するとき、当該情報処理装置側においては、上記ジョブを特定する作業やジョブの設定値を入力する作業を行わなくても、電子機器に既に蓄積されているジョブ及び当該ジョブの設定値を用いて、操作用画像に当該ジョブ及びその設定値をジョブ情報として関連付けて表示画面の表示画面データを作成することができる。このため、本発明によれば、作業者は、操作ボタン等としての操作用画像と、ジョブ及びその設定値との関連付けを簡単に行え、所望通りにカスタマイズした表示画面の生成を簡単な操作で行える。
【0011】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報処理装置であって、前記ジョブ情報取得部によって取得された前記ジョブ情報に含まれる前記設定値を変更する指示を作業者から受け付ける設定値変更受付部を更に備え、
前記関連付部は、前記ジョブ情報取得部で取得された前記ジョブと、前記設定値変更受付部に受け付けられた変更指示により変更された設定値とを含むジョブ情報に、前記画像受付部によって受け付けられた操作用画像を関連付けるものである。
【0012】
この発明によれば、関連付部は、設定値変更受付部に受け付けられた変更指示により変更された設定値及び当該設定値が用いられる前記ジョブを含むジョブ情報と、前記画像受付部によって受け付けられた操作用画像とを関連付けるので、作業者は、ジョブ情報取得部に取得されたジョブの設定値を所望の値に変更した上で、当該ジョブ及びその設定値を操作用画像に関連付けることが簡単な操作で可能になる。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、操作ボタンをカスタマイズした上記表示画面の表示画面データの生成を、当該生成作業を担当する作業者が簡単な操作で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】動作制御アプリケーション生成システムを構成するパーソナルコンピュータ及び複合機の概略構成を示す図である。
【図2】PCによる動作制御アプリケーション作成時の処理を示す図である。
【図3】PC及び複合機についてのシーケンス図である。
【図4】PCが備える表示部の表示画面の一例である。
【図5】PCが備える表示部の表示画面の一例である。
【図6】PCが備える表示部の表示画面の一例である。
【図7】複合機における上記生成された動作制御アプリケーションに基づく表示画面の表示部での表示処理、ユーザーからの動作実行指示の受付処理、及び複合機の動作制御を示すフローチャートである。
【図8】複合機についてのシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の一実施形態に係る情報処理装置、動作制御アプリケーション生成システム、及び動作制御アプリケーション生成プログラムについて図面を参照して説明する。
【0016】
図1は動作制御アプリケーション生成システムを構成するパーソナルコンピュータ及び複合機の概略構成を示す図である。動作制御アプリケーション生成システム10は、電子機器の一例としての複合機1と、情報処理装置の一例としてのパーソナルコンピュータ(以下、PC)3とで構成される。
【0017】
複合機1は、コピー機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能、スキャナ機能等の機能を兼ね備えている。複合機1には、ユーザーから複合機1について操作指示を受け付ける操作部500を有し、この操作部500には、LCD(Liquid Crystal Display)等からなる表示部50が備えられている。
【0018】
また、PC3は、複合機1における表示部50の表示制御及び複合機1の動作制御に供する動作制御アプリケーションを生成する動作制御アプリケーション生成プログラムがインストールされている。この動作制御アプリケーション生成プログラムは、本発明の一実施形態でもある。PC3は、複合機1から、LAN(Local Area Network)又はUSBメモリー等を介して、複合機1において実行されたジョブ及び当該ジョブで用いられた設定値を取得し、動作制御アプリケーションの生成に用いることが可能となるように、当該ジョブ及び当該ジョブで用いられた設定値をジョブ情報として記憶する。ここで、当該ジョブは、電子機器が処理する仕事(機能の実行)の単位であって、当該仕事として電子機器の機能が実行される毎に発生する。当該機能としては、例えば、複合機1で実行可能なスキャン動作、プリント動作、コピー動作、ファクシミリ動作、これら各動作についての動作設定、表示部50の表示画面切換制御、複合機1のユーザーによって入力されたユーザー識別情報(ユーザーID等)の認証等の各種動作等である。また、ジョブの設定値とは、例えば、コピー動作が行われる場合、当該コピー動作に用いられたコピー枚数、用紙サイズ、印刷濃度、印刷レイアウト設定等であり、例えば、スキャナ動作の場合、解像度、読取データの保存先等である。
【0019】
複合機1は、PC3から、LAN(Local AreaNetwork)又はUSBメモリー等を介して上記動作制御アプリケーションを受け取って記憶(インストール)し、当該動作制御アプリケーションに基づいて、表示部50による画面表示を制御し、当該表示画面に表示された操作ボタンに基づくユーザーによる操作で入力される指示に従って動作制御を行う。
【0020】
PC3は、制御部310を備えている。制御部310は、CPU等からなり、PC31の全体的な動作制御を司ると共に、記憶部312に記憶されている上記動作制御アプリケーション生成プログラムに従って動作することで、アプリケーション生成部3100として機能し、以下に示す各部として機能する。アプリケーション生成部3100は、複合機1の表示部50に表示させる表示画面の表示画面データを、例えばXML(Extensible Markup Language)形式のデータで生成し、当該表示画面データを含んで複合機1の動作制御に供する動作制御プログラムを生成するツールである。アプリケーション生成部3100は、当該表示画面を構成する各種操作ボタン等としての各操作用画像のカスタマイズを行う指示を作業者から受け付けて表示画面を生成する処理、及び、当該表示画面のデータ(以下、表示画面データという)を含んだ動作制御プログラムの生成処理を開始する。ここで、操作用画像とは、ユーザーからの指示を受け付けるために複合機1における表示部50の表示画面に操作ボタン等として表示させる画像である。
【0021】
アプリケーション生成部3100は、画像選択指示受付部3101、ジョブ情報取得部3102、ジョブ情報受付部3103、表示対象パーツ構築部3104、レイアウト指示受付部3105、動作制御アプリケーション生成部3106、操作用画像記憶部3107、及びジョブ情報記憶部3108として機能する。なお、後述するように、アプリケーション生成部3100は、更に設定値変更受付部3109として機能してもよい。
【0022】
画像選択指示受付部(画像受付部)3101は、複合機1の表示部50の表示画面のカスタマイズ時に、当該表示画面に表示させる操作用画像を選択する画像選択指示を作業者から受け付ける。画像選択指示受付部3101は、当該表示画面内にユーザーからの指示を受け付けるために表示させる例えば操作ボタン、アイコン、文字列等の操作用画像の選択を、操作部313(マウス又はキーボード等)を介して作業者から受け付ける。作業者が選択可能な複数の操作用画像の画像データは、操作用画像記憶部3107が記憶している。例えば、作業者により操作部313を介してアプリケーション生成部3100の起動指示が受け付けられると、画像選択指示受付部3101は、表示部315にカスタマイズ受付画面を表示させる。このカスタマイズ受付画面には、作業者による選択候補としての上記操作用画像が表示され、当該表示中の操作用画像から作業者所望の操作用画像が操作部の操作で作業者により指定されると、画像選択指示受付部3101が、当該指定された操作用画像の選択を受け付ける。
【0023】
ジョブ情報取得部3102は、複合機1との通信により、当該複合機1で実行されたジョブ及び当該ジョブに用いられた設定値を含むジョブ情報を、実行されたジョブ毎に複合機1から取得する。ジョブ情報取得部3102は、複合機1から、LAN(Local Area Network)又はUSBメモリー等を介して、当該複合機1から上記ジョブ情報を取得する。取得された単数又は複数のジョブ情報は、下記ジョブ情報受付部3103での選択受付が可能となるようにジョブ情報記憶部3108に記憶される。
【0024】
複合機1は、ジョブに用いられた設定値を当該ジョブに関連付けて、当該ジョブと共にジョブ情報として記憶部12等に記憶しておき、通信部154から、PC3に対して当該ジョブ情報を送信することが可能とされている。
【0025】
ジョブ情報受付部3103は、画像選択指示受付部3101で受け付けられた画像選択指示が示す操作用画像に対して関連付けるジョブ情報を選択する選択指示を、操作部313を介して作業者から受け付ける。
【0026】
表示対象パーツ構築部(関連付部)3104は、画像選択指示受付部3101で受け付けられた画像選択指示が示す操作用画像に、ジョブ情報受付部3103によって選択が受け付けられたジョブ情報を関連付けてなる表示対象パーツを構築する。すなわち、表示対象パーツ構築部3104は、操作用画像に対して、これに対応する複合機1の動作の関連付けを行って表示対象パーツとして作成する。
【0027】
例えば、表示対象パーツ構築部3104は、操作用画像に対して、「スキャン動作」機能を実行するジョブ及び当該ジョブに用いられる設定値(解像度、読取データの保存先等)を関連付けて表示対象パーツを構築する。
【0028】
レイアウト指示受付部3105は、画像選択指示受付部3101で受け付けられた操作用画像(表示対象パーツ構築部3104により構築された表示対象パーツでもある)についての上記表示画面内での配置を指示するレイアウト指示を、作業者から操作部313を介して受け付ける。例えば、レイアウト指示受付部3105は、上記表示画面の背景画像のデータ(例えば、アプリケーション生成部3100が記憶している)を用いて、表示部315に当該表示画面の背景画像を擬似的に表示させ、当該背景画像中における任意の箇所が作業者により操作部313を用いて指定されると、当該指定された箇所を上記操作用画像の配置箇所として受け付ける。
【0029】
動作制御アプリケーション生成部3106は、表示対象パーツ構築部3104により構築された表示対象パーツと、レイアウト指示受付部3105で受け付けられたレイアウト指示とによって設定される内容からなる表示画面(複合機1の表示部50に表示される表示画面)の表示画面データを例えばXML形式で生成し、当該表示画面データを備えた動作制御アプリケーションを生成する。すなわち、動作制御アプリケーション生成部3106は、複合機1の表示部50に表示させる表示画面の背景画面画像に、上記レイアウト指示が示す当該背景画面画像上の位置に上記構築された表示対象パーツが配置された表示画面の表示画面データを生成する。動作制御アプリケーション生成部3106によって生成された動作制御アプリケーションは、一旦記憶部312に記憶される。本実施形態では、動作制御アプリケーション生成部3106は、XML形式でScriptファイルに表示画面データをエクスポートする。なお、本実施形態では、表示画面のデータファイルとしてXML形式のScriptファイルを使用するが、システム構成上は、XML形式以外でもよく、例えば、他のマークアップ言語であっても構わない。
【0030】
操作用画像記憶部3107は、上記操作用画像を記憶している。また、ジョブ情報記憶部3108は、上述したように、上記ジョブ情報取得部3102によって複合機1から取得されたジョブ情報を記憶している。
【0031】
すなわち、作業者は、画像選択指示受付部3101での操作用画像の選択と、ジョブ情報受付部3103でのジョブ情報の選択と、レイアウト指示受付部3105での上記レイアウト指示とを行うと、動作制御アプリケーション生成部3106による動作制御アプリケーション生成処理により、複合機1の表示部50に表示させる表示画面を、所望の表示対象パーツが所望の位置に配置されるようにカスタマイズして作成することができる。
【0032】
記憶部312は、HDD等からなり、当該PC3において表示画面生成を行うための動作制御アプリケーション生成プログラムがインストールされている。また、記憶部312には、上記動作制御アプリケーション生成部3106によって生成された動作制御アプリケーション等が記憶される。
【0033】
操作部313は、マウスポインタ又はキーボード等からなり、作業者による操作で当該作業者からの各種指示を受け付けるものである。
【0034】
通信部311は、ネットワークを介して複合機1との間でデータ入出力を行うインタフェースである。例えば、通信部311は、例えばジョブ情報取得部3102による指示の下、ジョブ情報の送信要求を複合機1に対して送信すると共に、記憶部312に記憶されている上記生成された動作制御アプリケーションを複合機1に出力する。
【0035】
表示部315は、LCD(Liquid Crystal Display)等からなり、制御部310による表示制御により各種の画像を表示する。
【0036】
パネルシュミレータ部314は、アプリケーション生成部3100によってエクスポートされた上記Scriptファイルでなる表示画面データの内容を解析し、表示部315での表示を可能にするために当該表示画面データをHTML形式のデータに変換するツールである。
【0037】
複合機1は、コントローラ(制御部)11と、記憶部12と、プラットフォーム13と、制御ユニット(Web container )200に備えられた拡張アプリケーション15と、ウェブブラウザ16と、表示部50とを有している。
【0038】
複合機1の拡張アプリケーション15は、主にScript Interpreter 151と、Business Logic152とで構成される。
【0039】
通信部154は、PC3との間で例えばLAN等を介して各種データ、例えば、上記のジョブ情報を示すデータ、及び動作制御アプリケーションの通信を行うインターフェースである。なお、通信部154は、USBメモリーンタフェースを備え、USBメモリーを介して、PC3から、動作制御アプリケーションを取得するようにしてもよい。
【0040】
通信部154は、PC3の通信部311から受信した(或いは、上記外部メモリーから取得した)上記動作制御アプリケーションを記憶部12に記憶させる。
【0041】
ScriptInterpreter (解析部)151は、記憶部12に記憶された動作制御アプリケーションに含まれる上記表示画面データであるScriptファイルのファイルを読み込んで内容を解析する。ScriptInterpreter 151は、表示部50に表示画面を表示するためのHTML変換処理と、表示画面内に配置された操作ボタン等の操作用画像に関連付けられたアクション(ジョブ情報が示すジョブ)を実行するためのBusiness Logic152への展開処理とを行う。ScriptInterpreter 151は、上記表示用にHTML形式への変換処理を行ったデータを、Business Logic152に渡す。
【0042】
BusinessLogic152は、ウェブブラウザ16に、Script Interpreter 151から受け取った上記HTML変換処理済みの表示用データを送信する。また、Business Logic152は、上記Script Interpreter 151から得られた情報(操作用画像に関連付けられているジョブ情報)を基に、複合機1の動作を制御する。
【0043】
すなわち、Business Logic152は、複合機1のウェブブラウザ16により表示部50に表示される表示画面に表示されている操作ボタン等の操作用画像がユーザーによりウェブブラウザ16上で指定されると、いずれの操作用画像が指定されたかのパーツ指定指示を、ウェブブラウザ16から取得し、Script Interpreter151から渡された情報(ScriptInterpreter151によるScriptファイルの解析で得られた情報)を基に、上記パーツ指定指示が示す操作用画像に設定されているジョブ情報の内容、すなわち、当該ジョブ情報を構成するジョブ及びその設定値を解析する。Business Logic152は、更に、解析したジョブを上記設定値で実行するために、当該解析したジョブに対応するAPIを呼び出す。当該解析したジョブに対応するAPIは、 Business Logic152からコントローラ11に渡される。コントローラ11は、当該当該解析したジョブに対応するAPIを実行する。
【0044】
記憶部12には、上記動作制御アプリケーション、コントローラ11として動作させるための制御プログラム、拡張アプリケーション15のプログラム、ウェブブラウザ16のプログラム等が記憶されている。複合機1の中央制御部であるCPUが、記憶部12に記憶されている各プログラムに従って動作することで、上記のコントローラ11、拡張アプリケーション15、及びウェブブラウザ16等として機能する。
【0045】
当該複合機1は、コントローラ11により、複合機1の各動作、例えば、コピー動作、スキャナ動作、ファクス動作、及びプリンタ動作が制御される。各動作についてのジョブが終了した後は、コントローラ11が、記憶部12に当該ジョブ(当該ジョブとして実行された機能を示す情報を含む)と、当該ジョブに用いられた設定値とを関連付け、当該関連付けられたジョブ及び設定値をジョブ情報として、各ジョブを実行する度に記憶部12に記憶させる。通信部154は、PC3からジョブ情報の送信要求を受信すると、コントローラ11が、記憶部12に記憶されている各ジョブ情報を記憶部12から読み出し、この送信要求を送信してきたPC3に対して、当該読み出したジョブ情報を通信部154から送信する。
【0046】
図2は、PC3による動作制御アプリケーション作成時の処理を示す図である。図3はPC3及び複合機1についてのシーケンス図、図4及び図5は表示部315の表示画面の一例である。
【0047】
作業者は、例えば、PC3の操作部313を操作して表示画面作成指示を入力する。当該作業者による表示画面作成指示の入力が制御部310に受け付けられると、制御部310は、記憶部312に記憶されている動作制御アプリケーション生成プログラムに基づいて、動作制御アプリケーション生成処理を開始させる(S1)。
【0048】
そして、ジョブ情報取得部3102は、複合機1に、当該複合機1で保有しているジョブ及び当該ジョブに過去に用いられて記憶されている設定値を含むジョブ情報の送信要求を、通信部311によりLAN等を介して送信する(図3:リモートアクセス)。このジョブ情報送信要求は、複合機1の記憶部12に記憶されている各ジョブ情報をPC3に送信することを、当該複合機1に求めるものである。複合機1では、その通信部154が当該PC3からのジョブ情報の送信要求を受信すると(図3:情報取得インターフェース)、コントローラ11が記憶部12から各ジョブ情報を読み出す(図3:UIジョブ設定からの情報取得)。通信部154は、当該読み出された各ジョブ情報をPC3に対して送信する。PC3のジョブ情報取得部3102は、複合機1から送信されてくる当該各ジョブ情報を受信する(S2)。これにより、ジョブ情報取得部3102は、複合機1で実行された各ジョブについてのジョブ情報を各ジョブ毎に取得する。ジョブ情報取得部3102により取得された当該ジョブ情報は記憶部312に記憶される。
【0049】
続いて、制御部310は、例えば、図4に例を示すような、カスタマイズ受付画面54を表示部315に表示させる(S3,図3「カスタマイズ画面」)。制御部310は、このカスタマイズ受付画面54として、ツールボックス領域D0に、操作用画像記憶部3107に記憶されている操作用画像の一覧を有する画面を表示部315に表示させる。
【0050】
例えば、カスタマイズ受付画面54の「設定コントロール」表示部分D1を、作業者がマウスポインタ等でなる操作部313を左クリックで指定する操作等に基づいて、当該表示部分D1に表示されている画像名が示す操作用画像を選択する指示を制御部310が受け付けると(S4)、制御部310は、図4に示すように、カスタマイズ受付画面54の一部をなす表示領域D2内に、当該指定された操作用画像を表示する。
【0051】
そして、制御部310は、図5に例を示すようなジョブ情報リスト画面55として、ジョブ情報記憶部3108に記憶されているジョブ情報の一覧を有する画面を表示部315に表示させる。例えば、制御部310は、既に表示しているカスタマイズ受付画面54の上にジョブ情報リスト画面55を重ねて表示させる。
【0052】
このジョブ情報リスト画面55の表示部315での表示中に、作業者による操作部313の操作等により、当該ジョブ情報リスト画面55において所望のジョブ情報の名称が表示されている表示部分D3が指定されることにより作業者所望のジョブ情報が選択されると、当該表示部分D3に表示されているジョブ情報を選択する選択指示がジョブ情報受付部3103に受け付けられる(S5)。制御部310は、このとき、上記選択されたジョブ情報の名称を領域D2における操作用画像上に重ねて表示してもよい。
【0053】
なお、当該ジョブ情報の選択時に、作業者による操作部313の操作に基づいて、当該選択されたジョブ情報に含まれるジョブの設定値を変更する指示を、設定値変更受付部3109が受け付けるようにしてもよい。この場合、例えば、ジョブ情報リスト画面55の表示時に、作業者による操作部313の操作に基づいて作業者所望のジョブ情報が選択されたとき、制御部310は、更に、図6に示すような設定値変更画面56を表示部315に表示させ、当該設定値変更画面56の表示に従った作業者によるマウス等による設定値変更操作により、設定値の変更を受け付ける。
【0054】
例えば、制御部310は、上記選択されたジョブ情報が示す設定値を各項目別に、デフォルト値として、設定値変更画面56内の項目表示欄561〜566に表示させる。この状態で、例えば、作業者が操作部313を操作して、項目表示欄561〜566の矢印キー560A,560Bを押下することで、各項目を示す数値を変更する変更指示が操作部313に受け付けられる。例えば、作業者が上向きの矢印キー560Aを押下すると、数値(レベル)を1段階大きくする設定値変更指示が設定値変更受付部3109に受け付けられ、ユーザーが下向きの矢印キー560Bを押下すると、数値(レベル)を1段階小さくする設定値変更指示が設定値変更受付部3109に受け付けられる。これら設定項目変更指示は、作業者による操作部313の操作に基づいて、各項目別に設定値変更受付部3109(図1に2点鎖線で図示)に受け付けられる。制御部310は、設定値変更受付部3109に受け付けられた設定項目変更指示が示す変更後の各項目の値を新たな設定値として、ジョブ情報に含まれる従前の設定値に上書きして記憶部312に記憶させる。
【0055】
上記ジョブ情報の選択受付後は、表示対象パーツ構築部3104が、当該選択されたジョブ情報を上記選択された操作用画像に関連付けて、表示対象パーツを作成する(S6)。なお、上記のように、ジョブ情報に含まれる設定値が新たな設定値に上書きされた場合は、上書きされた新たな設定値が当該ジョブ情報に含まれる設定値となる。例えば、表示対象パーツ構築部3104は、図3に示すように、操作用画像と当該ジョブ情報(ジョブ情報を特定するための情報(ID等))との紐付けと、UI(インターフェース)ジョブ設定による操作用画像と、当該ジョブ情報のジョブが示す機能を当該設定値で実行するためのプログラムとの紐付けとを行う。
【0056】
さらに、作業者が、マウスポインタ等でなる操作部313のドラッグ&ドロップ操作により、領域D2に表示されている操作用画像を移動させて当該領域D2内における操作用画像の表示位置を変更すると、当該操作により変更された操作用画像の領域D2内における位置が表示画面内における操作用画像の位置を示すレイアウト指示として、当該レイアウト指示がレイアウト指示受付部3105に受け付けられる(S7)。
【0057】
なお、上記P3乃至P7の処理は、作業者が、PC3において、カスタマイズ受付画面54内の終了ボタン(図略)をマウス等によりクリックし、作業者からの動作制御アプリケーション生成終了指示が入力されるまで、複数の表示対象パーツ生成のために繰り返される(S8でNO,S3に戻りS3乃至S8の処理を繰り返す)。
【0058】
作業者から上記動作制御アプリケーション生成終了指示が入力されて制御部310に受け付けられると(S8でYES)、この時点で生成されている各表示対象パーツと、各表示対象パーツについてのレイアウト指示に従って、動作制御アプリケーション生成部3106が動作制御アプリケーションを生成する(S9)。この後、上記生成された動作制御アプリケーションは記憶部312に記憶される。すなわち、図3のシーケンスに沿っていえば、動作制御アプリケーション生成部3106は、UI部品、ソースコード、及びライブラリ等のアプリケーション構築に必要となるリソースを用いて、上記生成された表示対象パーツを備えた表示画面データ(複合機1の表示部50に表示させる表示画面用)を同梱して動作制御アプリケーションを構築し、複合機1にインストール可能な形式にする(Packager)。
【0059】
当該一連の処理によれば、作業者は、複合機1で実行されたジョブを過去に用いられた設定値で実行する指示の受付等を担当する操作用画像をPC3において作成するとき、当該PC3側においては、上記ジョブとして実行された機能やその設定値を入力する作業を行わなくても、複合機1に既に蓄積されているジョブ情報を用いて、操作用画像に当該ジョブ及びその設定値を関連付けて表示画面の表示画面データを作成することができる。このため、作業者は、操作用画像とジョブ及びその設定値との関連付けを簡単に行え、所望通りにカスタマイズした表示画面の生成を簡単な操作で行える。
【0060】
なお、上記動作制御アプリケーション生成部3106による動作制御アプリケーションの生成後、作業者による操作部313の操作により、複合機1に上記生成された動作制御アプリケーションを送信する指示が当該操作部313に受け付けられると、通信部311が、当該生成された動作制御アプリケーションを複合機1にネットワークを介して送信する。
【0061】
複合機1において、上記生成された動作制御アプリケーションが通信部154により受信されると、コントローラ11により当該動作制御アプリケーションは記憶部12に記憶(インストール)される。
【0062】
また、生成された上記動作制御アプリケーションのPC3から複合機1への移行は、作業者がUSBメモリー等の運搬可能な記憶媒体に動作制御アプリケーションを記憶させ、当該USBメモリーを複合機1の通信部154に読み取らせることによって行うことも可能である。この場合も、コントローラ11により当該動作制御アプリケーションは記憶部12に記憶(インストール)される。
【0063】
次に、複合機1における上記生成された動作制御アプリケーションに基づく表示画面の表示部50での表示処理、ユーザーからの動作実行指示の受付処理、及び複合機1の動作制御を説明する。図7は、複合機1における上記生成された動作制御アプリケーションに基づく表示画面の表示部50での表示処理、ユーザーからの動作実行指示の受付処理、及び複合機1の動作制御を示すフローチャートである。図8は複合機1についてのシーケンス図である。
【0064】
上述したように、複合機1の記憶部12には、PC31から通信部154により取得された上記動作制御アプリケーションが記憶(インストール)されている。
【0065】
ここで、ユーザーによる複合機1の操作部500の操作等により、表示部50に表示画面を表示させる必要が生じると、Script Interpreter 151が、記憶部12に記憶されている動作制御アプリケーションが含む表示画面の表示画面データ(Scriptファイル)を読み出す(S21)。
【0066】
ScriptInterpreter 151は、当該読み出した表示画面データを解析し、表示部50に表示画面を表示するためのHTML変換処理と、表示画面内に配置された操作用画像に関連付けられたジョブ情報に含まれるジョブを実行可能とするためにBusiness Logic152への展開処理とを行う(S22)。
【0067】
続いて、Business Logic152は、Script Interpreter 151から得た上記HTML変換処理後のデータを表示部50での表示が可能となるように解析し、ウェブブラウザ16に渡す(S23)。ウェブブラウザ16は、当該受け取った表示画面データを表示部50に表示させる(S24)。S23及びS24は、図8では、Boundaryの「操作部」から動作制御アプリケーションの「アプリ画面」のシーケンスに対応する。
【0068】
このウェブブラウザ16による上記表示画面の表示中に、ユーザーによるタッチパネル機能を利用した操作等で、表示部50に表示されている表示画面のいずれかの表示ボタン(操作用画像)が押下されると(S25でYES)、当該押下された表示ボタン(操作用画像)を示す画像指定指示が、ウェブブラウザ16から、拡張アプリケーション15のBusiness Logic152に送られる(図8における動作制御アプリケーションの「アプリ画面」から「プログラム」のシーケンスに対応)。なお、上記ウェブブラウザ16による表示画面の表示中に、ユーザーによる上記表示ボタン押下が行われない場合は、ウェブブラウザ16は、当該表示画面を表示部50に表示した状態で、ユーザーによる上記表示ボタン押下を待機する(S25でNO,S24)。
【0069】
BusinessLogic152は、上記画像指定指示を受信すると当該動作制御アプリケーションに含まれるUIジョブ設定に基づいて、この画像指定指示の示す操作用画像に関連付けられて記憶されているジョブ情報、すなわち、当該ジョブ情報に含まれるジョブ及びその設定値を特定する(S26)。S26は、図8における動作制御アプリケーションの「プログラム」から「UIジョブ設定」のシーケンスに対応する。
【0070】
続いて、Business Logic152は、上記解析した設定値を用いて上記ジョブを実行するために、当該設定値を用いたジョブに対応するAPIを特定し、当該APIを示すAPI情報をコントローラ11に渡す(S27)。コントローラ11は、当該受け取ったAPI情報に従って、プログラム設定から対応するAPIを読み出し、この読み出したAPIを実行することで、当該各ジョブを実行する(S28)。S26及びS27は、図8における動作制御アプリケーションの「プログラム」からControlの「ジョブコントローラー」及びEntityの「ジョブ情報」のシーケンスに対応する。
【0071】
例えば、上記ジョブ及びその設定値が、スキャン動作を解像度400dpiで行って、読取データ保存先クライアントコンピュータ(IPアドレス250.250.00)に保存することを示す場合、コントローラ11は、当該設定値でのスキャン動作及びデータ保存動作を行うためのプログラム(例えばAPI)を読み出して、当該プログラムを実行する。
【0072】
このようにして、複合機1では、PC3で生成された上記動作制御アプリケーションに基づいた動作制御が行われる。なお、上記ジョブ情報は、ジョブ(実行される機能)及び当該ジョブに用いられた設定値を含むため、PC3で生成された動作制御アプリケーションを複合機に記憶させたとき、当該複合機は、自身が動作可能な機能についてのジョブであるかを判断可能である。
【0073】
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。図1乃至図8に示した構成及び処理は、本発明の実施形態の例示に過ぎず、本発明を上記実施形態に限定する趣旨ではない。また、上記実施形態で示した複合機1は、本発明に係る電子機器の一例に過ぎず、本発明に係る電子機器は、複合機1及び画像形成装置以外に、他の電子機器であっても構わない。
【符号の説明】
【0074】
1 複合機
10 動作制御アプリケーション生成システム
310 制御部
3100 アプリケーション生成部
3101 画像選択指示受付部
3102 ジョブ情報取得部
3103 ジョブ情報受付部
3104 表示対象パーツ構築部
3105 レイアウト指示受付部
3106 動作制御アプリケーション生成部
3107 操作用画像記憶部
3108 ジョブ情報記憶部
3109 設定値変更受付部
311 通信部
312 記憶部
313 操作部
315 表示部
54 カスタマイズ受付画面
55 ジョブ情報リスト画面
56 設定値変更画面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器の表示部に表示される表示画面内の操作用画像に対するユーザーの操作に応じた動作制御を行う動作制御アプリケーションを生成する情報処理装置であって、
前記電子機器で実行されたジョブと、当該ジョブの実行に用いられた設定値とを含むジョブ情報を当該電子機器から取得するジョブ情報取得部と、
前記表示部の表示画面に表示させる操作用画像を記憶する操作用画像記憶部と、
前記操作用画像記憶部に記憶された操作用画像の中から、当該動作制御アプリケーション生成の作業を行う作業者による操作用画像の指定を受け付ける画像受付部と、
前記画像受付部によって受け付けられた操作用画像と、前記ジョブ情報取得部で取得されたジョブ情報とを関連付ける関連付部と、
前記関連付部によって関連付けられた前記操作用画像及び前記ジョブ情報を含む前記表示画面の表示画面データを有する動作制御アプリケーションを生成する動作制御アプリケーション生成部と
を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記ジョブ情報取得部によって取得された前記ジョブ情報に含まれる前記設定値を変更する指示を作業者から受け付ける設定値変更受付部を更に備え、
前記関連付部は、前記ジョブ情報取得部で取得された前記ジョブと、前記設定値変更受付部に受け付けられた変更指示により変更された設定値とを含むジョブ情報に、前記画像受付部によって受け付けられた操作用画像を関連付ける請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置と、当該情報処理装置に接続された前記電子機器とを備えるアプリケーション生成システムであって、
前記電子機器は、
前記情報処理装置から送信されてくる前記ジョブ情報送信を要求するジョブ情報要求信号を受信する受信部と、
当該電子機器で実行可能なジョブと、当該ジョブの実行時に用いられた設定値とを含むジョブ情報を記憶するジョブ情報記憶部と、
前記受信部によって受信された前記ジョブ情報要求信号に従って、前記ジョブ情報記憶部に記憶されているジョブ情報を、当該ジョブ情報要求信号を送信してきた前記情報処理装置に送信する送信部と
を備えるアプリケーション生成システム。
【請求項4】
電子機器の表示部に表示される表示画面内の操作用画像に対するユーザーの操作に応じた動作制御を行う動作制御アプリケーションを生成するアプリケーション生成プログラムであって、
当該情報処理装置を、
前記電子機器で実行されたジョブと、当該ジョブの実行に用いられた設定値とを含むジョブ情報を当該電子機器から取得するジョブ情報取得部と、
前記表示部の表示画面に表示させる操作用画像を記憶する操作用画像記憶部と、
前記操作用画像記憶部に記憶された操作用画像の中から、当該動作制御アプリケーション生成の作業を行う作業者による操作用画像の指定を受け付ける画像受付部と、
前記画像受付部によって受け付けられた操作用画像と、前記ジョブ情報取得部で取得されたジョブ情報とを関連付ける関連付部と、
前記関連付部によって関連付けられた前記操作用画像及び前記ジョブ情報を含む前記表示画面の表示画面データを有する動作制御アプリケーションを生成する動作制御アプリケーション生成部と
して機能させるアプリケーション生成プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−30117(P2013−30117A)
【公開日】平成25年2月7日(2013.2.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−167404(P2011−167404)
【出願日】平成23年7月29日(2011.7.29)
【出願人】(000006150)京セラドキュメントソリューションズ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】