説明

情報処理装置、及び縮小レイアウト印刷方法

【課題】 従来、縮小レイアウト印刷の自動レイアウト機能は、論理ページ数あるいは最小文字サイズを判断基準として制御されていた。これにより、文字が縮小されすぎたり文書の内容に応じて認識しなくてもよい文字でも判断基準として使用されていた。このため、有効な縮小レイアウト印刷とならない場合があった。
【解決手段】 縮小レイアウト印刷時に、最小文字サイズを指定する最小文字サイズ指定手段と、前記最小文字サイズ指定手段で指定した文字サイズ以下となる縮小文字の文字列を確認する印刷プレビュー内の文字列確認手段とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置及び印刷装置からなる印刷システムにおいて、特に縮小レイアウト印刷を行う場合の印刷データを生成する情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
パーソナルコンピュータとプリンタからなる印刷システムにおいて、複数の論理ページを出力用紙の1ページに縮小してレイアウト印刷する縮小レイアウト印刷(N−up印刷)が知られている。N−up印刷の機能は、プリンタドライバの機能として実現されている。図6に、ホスト601とプリンタ602からなる印刷システムの基本構成を示す。アプリケーション603は、図示されていないOSのグラフィック描画システム604に文書データの描画を行う。グラフィック描画システム604は、プリンタドライバ605を呼び出し中間データ606を生成する。中間データ606は印刷プレビュー607で確認可能である。印刷プレビュー607で最終的に印刷が実行されると、中間データ606はグラフィック描画システム604から再度呼ばれるプリンタドライバ605によりプリンタ固有の図示されない印刷データに変換されスプーラ607にスプールされる。スプーラ607は印刷データをプリンタ602に送信する。アプリケーション603は、印刷時にプリンタドライバ605の設定としてN−up指定しN−up印刷を行う。例えば、N−up印刷では、2−up、4−up、8−up等の指定が行われる。また、印刷プレビュー607上では、N−up印刷のN−up指定が再度可能である。印刷データは、中間データ606を元にして、指定されたN−up用のデータとしてプリンタドライバにより生成され、プリンタ602に送信される。
【0003】
従来、中間データを生成して、N−up印刷を行う印刷データ処理方法が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に開示されたN−up印刷方法では、自動N−up印刷指定時に、入力する論理ページ数に基づき最適なN−up制御を行う。例えば、上限のN−up値が指定されている場合の自動N−up印刷方法が示されている。上限のN=8の場合、1論理ページなら1−up、2論理ページなら2−up、3あるいは4論理ページなら4−up、5論理ページ以上の場合は8−upで印刷される。また、できるだけ出力用紙を少なくしかつ印字領域を有効に利用する自動N−up印刷も示されている。上限のN=16である場合、1論理ページなら1−up、2論理ページなら2−up、3あるいは4論理ページなら4−upである。5〜8論理ページなら8−up、9ページなら9−upとなる。10〜16論理ページなら16−up、17、18論理ページなら9−up、19ページ以上は16−upとなる。また、最小文字サイズを指定してN−up印刷を行う印刷データ処理方法が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。特許文献2に開示されたN−up方法では、最小文字サイズの指定を行っている。N−up印刷時に最小文字サイズより小さな文字サイズがある場合、該ページを縮小印刷しないか、縮小率の大きいN−upに自動再設定して印刷を行うものである。
【特許文献1】特許第3658174号公報
【特許文献2】特開2004−192239号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の論理ページ数や最小文字サイズの判定による自動N−up印刷は、入力毎に異なっている文書内容に関わらない一定の制御方法であった。このため、最大N−up値を設定した場合には、認識が困難な文字が生じる場合があった。また、最小文字サイズを指定しN−up値を制御した場合には、認識しなくてもよい文字でも文字サイズ判断に使用されていた。このため、必ずしも有効な用紙節約を行うN−up印刷とはなっていなかった。例えば、データ内の図だけ確認できればよい場合には、文字サイズによる判定は必ずしも有効なものではなかった。
【0005】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、その目的は、縮小レイアウト印刷時の用紙節約効果の向上を支援することができる情報処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の第一の発明は、縮小レイアウト印刷時に、指定した文字サイズ以下となる縮小文字の文字列を確認して縮小レイアウト印刷データを生成して印刷する情報処理装置であって、縮小レイアウト印刷時に、最小文字サイズを指定する最小文字サイズ指定手段と、前記最小文字サイズ指定手段で指定した文字サイズ以下となる縮小文字の文字列を確認する印刷プレビュー内の文字列確認手段とを備える。
【0007】
請求項2に記載の第二の発明は、縮小レイアウト印刷時に、指定した文字サイズ以下となる縮小文字の文字列を確認して縮小レイアウト印刷データを生成して印刷する情報処理装置であって、縮小レイアウト印刷を指定する第一の縮小レイアウト指定手段と、縮小レイアウト印刷を行うための印刷データとは異なる中間データを生成する中間データ生成手段と、前記中間データ生成手段によって生成された中間データをスプールするスプール手段と、指定文字サイズ以下の文字列を確認するために用いる文字サイズを指定する第一の最小文字サイズ指定手段と、前記縮小レイアウト指定手段によって指定された縮小レイアウト情報と前記スプール手段によってスプールされた中間データから縮小レイアウト印刷プレビューを表示する印刷プレビュー表示手段と、前記印刷プレビューが表示された状態で縮小レイアウト印刷を指定する第二の縮小レイアウト指定手段と、前記印刷プレビューが表示された状態で最小文字サイズを指定する第二の最小文字サイズ指定手段と、前記最小文字サイズ指定手段によって指定された最小文字サイズと前記第一の縮小レイアウト指定手段または前記第二の縮小レイアウト指定手段によって指定された縮小レイアウト情報から、前記中間データ内で前記指定文字サイズ以下となる文字列を判断する文字列判断手段と、前記文字列判断手段によって判断された文字列から、前記印刷プレビュー表示に表示される際の文字矩形を算出する文字矩形算出手段と、前記文字矩形算出手段によって算出された文字矩形を印刷プレビュー内に合成表示する文字矩形表示手段と、前記文字列判断手段によって判断された文字列の内容を、前記印刷プレビューと同時に表示する最小文字列文字列表示手段と、前記印刷プレビュー内に合成表示される前期文字矩形表示手段によって表示された文字矩形を指定する文字矩形指定手段と、前記文字矩形指定手段によって指定された文字矩形の文字列に対応した文字列の内容を、前記文字列表示手段によって表示されている文字列と対応付け表示する文字列制御手段と、前記中間データと前記縮小レイアウト指定情報に基づき印刷データを生成する印刷データ生成手段とを備える。
【0008】
請求項3に記載の第三の発明は、第二の発明の文字列判断手段によって判断された文字列からキーワードに分解するキーワード解析手段と、前期キーワード解析手段によって分解されたキーワードを、第二の発明の印刷データ生成手段によって印刷データが生成される場合は、履歴データとして登録し保存するキーワード管理手段とを備える。
【0009】
請求項4に記載の第四の発明は、第三の発明のキーワード管理手段によって管理されているキーワードを読み出し、読み出されたキーワードが、第二の発明の文字矩形表示手段に表示される文字列に存在する場合は、読み出されたキーワードを明示する登録済みキーワード明示手段とを備える。
【0010】
請求項5に記載の第五の発明は、縮小レイアウト印刷時に、指定した文字サイズ以下となる縮小文字の文字列を確認して縮小レイアウト印刷データを生成して印刷する縮小レイアウト印刷方法であって、縮小レイアウト印刷時に、最小文字サイズを指定する最小文字サイズ指定工程と、前記最小文字サイズ指定手段で指定した文字サイズ以下となる縮小文字の文字列を確認する印刷プレビュー内の文字列確認工程とを備える。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、N−up印刷時に最小文字サイズより小さく認識できなくてもよい文字列を事前に確認できるため、ユーザーの意図に沿ったN−up印刷が可能となる。従って、ユーザーに効果的な用紙節約効果を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
次に、本発明の詳細を実施例の記述に従って説明する。
【実施例1】
【0013】
以下、図面を参照して本発明をその好適な実施形態に基づき説明する。
【0014】
図1は、本発明の実施形態を示す情報処理装置(ホスト)を含む印刷システムの機能構成を示すブロック図である。符号101はホスト、符号102はプリンタを示す。符号103は、アプリケーションで印刷する際に設定する第一のN−up指定手段である。符号104は、アプリケーションで印刷する際に設定する第一の最小文字サイズ指定手段である。符号105は、アプリケーションで印刷を実行した際に印刷用の中間データを生成する中間データ生成手段である。符号106は中間データからプリンタ用の印刷データを生成する印刷データ生成手段である。符号107は、印刷データをスプールするスプール手段である。符号108は、印刷データをプリンタ102に送信する通信手段である。符号109は、中間データ生成手段105によって生成された中間データを、印刷データ生成前に確認する印刷プレビュー表示手段である。符号110は、印刷プレビュー上で再度N−up指定を行う第二のN−up指定手段である。符号111は、印刷プレビュー上で再度最小文字サイズ指定を行う最小文字サイズ指定手段である。符号112は、中間データから、第一あるいは第二の最小文字サイズ指定手段により指定された文字サイズより小さい文字として印刷される文字を判定する文字列判定手段である。符号113は、文字列判定手段112により判定された文字列の印刷プレビュー上での矩形を算出する文字矩形算出手段である。符号114は、文字矩形算出手段113により算出された文字矩形を印刷プレビュー上に表示する文字矩形表示手段である。符号115は、文字列判断手段112によって判断された文字列を、印刷プレビューと同時に表示する最小文字列表示手段である。符号116は、文字矩形表示手段によって表示されている文字矩形を図示していないディスプレイ上で指定する文字矩形指定手段である。符号117は、文字矩形指定手段によって指定された文字矩形に対応した文字列を、最小文字列表示手段115上に明示する文字列制御手段である。符号118は、中間データから印刷が行われる際、最小文字指定サイズより小さい文字列のキーワードを解析するキーワード解析手段である。符号119は、キーワード解析手段118により解析されたキーワードを管理するキーワード管理手段である。符号120は、キーワード管理手段119によって管理されているキーワードが文字矩形表示手段に表示される際、明示して表示する登録済みキーワード明示手段である。符号121は、プリンタ102で印刷データを受信する通信手段である。符号122は、受信した印刷データを印刷エンジン123用に展開し印刷ジョブや印刷エンジンを制御する印刷制御手段である。
【0015】
図2は、本発明の情報処理装置(ホスト201)と、プリンタ202からなる印刷システムを実現するハードウェア構成を示すブロック図である。符号204は、演算及び制御用の中央演算処理部(CPU)である。符号205は、本発明により実行される図1に示した各機能をもつプログラムが格納されたROMである。符号206は、本プログラムが実行される場合に、プログラムがロードされる実行領域、及びプログラムの作業領域が確保されるRAMである。符号207は、オペレーターが操作やデータ入力を行うためのキーを有するキーボードである。符号208は、ディスプレイ209に表示された指示アイコンをクリックしたり、カーソルを移動して操作の指示を行うマウスなどのポィンティングデバイスである。符号210は、中間データやスプールデータを格納する記憶装置(ハードディスク(HD))である。符号211は、外部システムとのデータ交換や、文書データ及びプログラムが格納される、フレキシブルディスクや光磁気ディスク(MO)などのリムーバブルメディアである。符号212はUSBなどのローカル接続インターフェースであり、プリンタをホストに直接接続する場合に用いられる。符号213は、ネットワークインターフェースであり、LANに接続し、プリンタをネットワーク経由で利用する際に用いられる。符号222はホスト内の各デバイスを相互に接続するバスである。図1のホスト101は、図2のホスト201のハードウェアにより構成されるものである。次に、符号202はプリンタのハードウェア構成を示す。符号214は、演算及び制御用の中央演算処理部(CPU)である。符号215は、プリンタ制御プログラムが格納されたROMである。符号216は、プリンタ制御プログラムが実行される場合に、プログラムがロードされる実行領域、及びプログラムの作業領域が確保されるRAMである。符号217は、USBなどのローカル接続インターフェースであり、ホスト201より直接接続される場合に利用される。符号218は、ネット−ワークインターフェースであり、LANに接続され、ホスト201よりネットワーク経由で利用することができる。符号219は、プリンタの各種設定や設定の確認を行なうパネル部である。符号220は、ホストより印刷された文書を格納する記憶装置(ハードディスク(HD))である。符号221は、用紙に印刷を行う印刷エンジン部である。インクジェット方式の印刷エンジンであったり、電子写真方式の印刷エンジンであったりする。図1のプリンタ102は、図2のプリンタ202のハードウェアにより構成されるものである。
【0016】
図3は、本発明の実施形態を示す縮小レイアウト指定に関するユーザーインターフェース画面である。符号301は、印刷前にアプリケーションでN−up印刷指定を行う際に開かれるダイアログの例である。符号302は、N−up印刷を行うかどうかのチェックボックスである。符号302により、N−upモードにチェックがなされると、2−up、4−up、8−up、16−upのように指定が可能となる。符号303は、最小文字サイズ確認モードのチェックボックスである。符号303のチェックにより、最小文字サイズ確認モードとなる場合、本発明の特徴であるN−up時の最小文字サイズ確認が行われる。符号304は、最小文字サイズ確認モードにおいて、何ポイントより小さい文字サイズを確認するか指定を行うエディットボックスである。符号305は最小文字サイズ確認モードにおいて、さらに、確認した文字列のキーワードを管理するかどうかの指定を行うチェックボックスである。符号306は、キーワード管理モードにおいて、履歴管理するキーワードを何語までとするかの指定を行うエディットボックスである。
【0017】
図4は、本発明の実施形態を示す印刷プレビューに関するユーザーインターフェース画面である。符号401は、印刷プレビュー画面を示す。符号402は、図3において印刷前に指定したN−upを再設定するための、N−up選択アイコンを示す。符号402においては、4ページ/毎が現在選択されていることを示す。符号403は、図3において印刷前に符号304にて指定した最小文字サイズを再設定するための指定領域を示す。符号404は、現在指定されているN−up状態での印刷プレビューを示す。符号405は、図3の符号303で指定した最小文字サイズ確認モードにおいて、最小文字サイズよりも小さい文字列を矩形表示している様子である。符号406は、符号405と同様で指定文字サイズよりも小さい文字列がある矩形であるが、ユーザー指定により選択状態となっていることを示している。符号407は、符号404にて示した印刷プレビューに表示されているページ内の最小文字サイズより小さい文字列を、符号404の印刷プレビューとは別領域に認識できる文字サイズで示したものである。符号408は、符号406にて選択状態にある文字列に相当する文字列を明示している矩形である。符号409は、本印刷プレビュー401を確認後、最終的に印刷を実行するための印刷ボタンである。符号410は、本印刷プレビュー401を確認後、印刷をキャンセルする場合のキャンセルボタンである。印刷を行う使用者は、印刷プレビュー401を確認し、事前に指定した最小文字サイズよりも小さくなる文字列を、印刷前に確認する。もし、最小文字サイズよりも小さく、認識できない文字列であっては困る場合は、符号402のN−up再設定アイコンで、2ページ/毎としてN−up値を変更し再度確認が可能である。また、小さいサイズの文字列を確認する必要がない場合、8ページ/毎あるいは16ページ/毎としてN−up値を変更し、認識できなくなる文字を再確認後、印刷を行うことも可能である。また、符号411は、符号305にて指定したキーワード管理モードである場合、登録されているキーワードが符号307に示した文字列にある場合に明示しているものである。これにより、以前認識しなくてもよいと判断されたキーワードは容易に確認が可能である。
【0018】
図5は、図3、図4のユーザーインターフェースにて示したN−up印刷時の一連のフローを示したものである。アプリケーションの印刷操作が開始されると(ステップ501)、N−up印刷モードが指定される(ステップ502)。ステップ502では、図3のユーザーインターフェースを用いてN−up印刷モード指定を行う。次に、アプリケーションより印刷が実行されると(ステップ503)、N−up印刷かどうか判断される(ステップ504)。N−up印刷である場合、中間データが生成される(ステップ505)。次に、最小文字サイズ確認モードであるか判断される(ステップ506)。最小文字確認モードである場合は、図4に示した最小文字サイズより小さい文字を確認できる印刷プレビューが開かれる(ステップ507)。次に、符号305にして指定したキーワード管理モードであるか判断される(ステップ508)。キーワード管理モードである場合、履歴管理されているキーワードが読み出される(ステップ509)。次に、読み出されたキーワードが、印刷プレビュー内の最小文字サイズよりも小さい文字列に存在する場合は、符号411に示すように該キーワードを印刷プレビュー画面内で明示する(ステップ510)。次に、最終的に印刷開始指示されると(ステップ511)、キーワード管理モードかどうか判断される(ステップ512)。キーワード管理モードである場合、N−up印刷中間データの中から最小文字サイズよりも小さい文字列のキーワード解析が行われる(ステップ513)。次にキーワード解析結果よりキーワード登録され(ステップ514)、次回N−up印刷時の履歴キーワード情報として利用される(ステップ509)。最終的に、中間データよりN−up印刷データが生成される(ステップ515)。次に、印刷データがプリンタに送信され(ステップ516)、ホスト側での印刷処理は終了する(ステップ517)。
【0019】
以上のように、本実施形態による縮小レイアウト印刷方法では、N−up印刷時に縮小されて印刷される文字の内容を印刷プレビュー内で確認できる。このため、有効なN−up印刷指定が可能となり、有効な用紙節約効果を実現できる。
【0020】
本発明は、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムをコンピュータに供給し、そのコンピュータが該供給されたプログラムを読出して実行することによっても本発明の目的が達成されることは云うまでもない。
【0021】
この場合、上記プログラムは、不図示の該プログラムを記録した記録媒体から直接、又はインターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワーク等に接続される不図示の他のコンピュータやデータベース等からダウンロードすることにより供給される。
【0022】
また、上記プログラムは、上述した実施の形態の機能をコンピュータで実現することができればよく、その形態は、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給されるスクリプトデータ等の形態を有するものでもよい。
【0023】
更にまた、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを記録した記録媒体をコンピュータに供給し、そのコンピュータ及びプリンタが記録媒体に格納されたプログラムを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは云うまでもない。
【0024】
プログラムを供給する記録媒体としては、例えば、RAM、NV−RAM、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、MO、CD−ROM、CD−RW、DVD(DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW)、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、他のROM等の上記プログラムを記憶できるものであればよい。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明の情報処理装置の機能構成を示すブロック図
【図2】本発明の情報処理装置を実現するハードウェア構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施形態を示す縮小レイアウト指定に関するユーザーインターフェース画面
【図4】本発明の実施形態を示す印刷プレビューに関するユーザーインターフェース画面
【図5】本発明の実施形態を示す縮小レイアウト印刷のフロー
【図6】ホストとプリンタからなる印刷システムの基本構成
【符号の説明】
【0026】
101 ホスト(情報処理装置)
104 最小文字サイズ指定手段
110 第二のN−up指定手段
112 文字列判断手段
113 文字矩形算出手段
114 文字矩形表示手段
204 CPU
221 印刷エンジン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
縮小レイアウト印刷時に、指定した文字サイズ以下となる縮小文字の文字列を確認して縮小レイアウト印刷データを生成して印刷する情報処理装置であって、縮小レイアウト印刷時に、最小文字サイズを指定する最小文字サイズ指定手段と、前記最小文字サイズ指定手段で指定した文字サイズ以下となる縮小文字の文字列を確認する印刷プレビュー内の文字列確認手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
縮小レイアウト印刷時に、指定した文字サイズ以下となる縮小文字の文字列を確認して縮小レイアウト印刷データを生成して印刷する情報処理装置であって、縮小レイアウト印刷を指定する第一の縮小レイアウト指定手段と、縮小レイアウト印刷を行うための印刷データとは異なる中間データを生成する中間データ生成手段と、前記中間データ生成手段によって生成された中間データをスプールするスプール手段と、指定文字サイズ以下の文字列を確認するために用いる文字サイズを指定する第一の最小文字サイズ指定手段と、前記縮小レイアウト指定手段によって指定された縮小レイアウト情報と前記スプール手段によってスプールされた中間データから縮小レイアウト印刷プレビューを表示する印刷プレビュー表示手段と、前記印刷プレビューが表示された状態で縮小レイアウト印刷を指定する第二の縮小レイアウト指定手段と、前記印刷プレビューが表示された状態で最小文字サイズを指定する第二の最小文字サイズ指定手段と、前記最小文字サイズ指定手段によって指定された最小文字サイズと前記第一の縮小レイアウト指定手段または前記第二の縮小レイアウト指定手段によって指定された縮小レイアウト情報から、前記中間データ内で前記指定文字サイズ以下となる文字列を判断する文字列判断手段と、前記文字列判断手段によって判断された文字列から、前記印刷プレビュー表示に表示される際の文字矩形を算出する文字矩形算出手段と、前記文字矩形算出手段によって算出された文字矩形を印刷プレビュー内に合成表示する文字矩形表示手段と、前記文字列判断手段によって判断された文字列の内容を、前記印刷プレビューと同時に表示する最小文字列文字列表示手段と、前記印刷プレビュー内に合成表示される前期文字矩形表示手段によって表示された文字矩形を指定する文字矩形指定手段と、前記文字矩形指定手段によって指定された文字矩形の文字列に対応した文字列の内容を、前記文字列表示手段によって表示されている文字列と対応付け表示する文字列制御手段と、前記中間データと前記縮小レイアウト指定情報に基づき印刷データを生成する印刷データ生成手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項3】
請求項2に記載の情報処理装置において、前記文字列判断手段によって判断された文字列からキーワードに分解するキーワード解析手段と、前記キーワード解析手段によって分解されたキーワードを、前記印刷データ生成手段によって印刷データが生成される場合は、履歴データとして登録し保存するキーワード管理手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項4】
請求項3に記載の情報処理装置において、前記キーワード管理手段によって管理されているキーワードを読み出し、読み出されたキーワードが前記文字矩形表示手段に表示される文字列に存在する場合は、読み出されたキーワードを明示する登録済みキーワード明示手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項5】
縮小レイアウト印刷時に、指定した文字サイズ以下となる縮小文字の文字列を確認して縮小レイアウト印刷データを生成して印刷する縮小レイアウト印刷方法であって、
縮小レイアウト印刷時に、最小文字サイズを指定する最小文字サイズ指定工程と、
前記最小文字サイズ指定手段で指定した文字サイズ以下となる縮小文字の文字列を確認する印刷プレビュー内の文字列確認工程とを備えた縮小レイアウト印刷方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−116734(P2009−116734A)
【公開日】平成21年5月28日(2009.5.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−290898(P2007−290898)
【出願日】平成19年11月8日(2007.11.8)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】