説明

情報処理装置及び情報処理方法とそのプログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体

【課題】プリンタドライバのUIの設定項目を、使用性を低下させることなく、インストール前後を問わずに、同じ方法で編集、表示可能とする。
【解決手段】ユーザに情報を提供するとともにユーザの入力情報を受け取るための表示部と、その表示部による表示情報を制御する表示制御部とを備え、所定のパラメータとGUIモジュールの生成関数とを依存設定情報として依存設定情報記憶部19に記憶し、表示制御部15からの要求により依存設定管理部16が、依存設定情報記憶部19から所定のパラメータとGUIモジュールの生成関数とを読み込んで表示制御部15に渡すと、表示制御部15は、依存設定管理部16から受け取ったGUIモジュールの生成関数に所定のパラメータを設定することによってGUIモジュールを生成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、デジタル複合機(MFP:Multifunction Peripheral)やデジタル複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置と通信回線を介して接続され、各種情報処理を行う情報処理装置及びその情報処理方法と、その情報処理装置の機能をコンピュータ(CPU)に実行させるためのプログラム及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置とプリンタ等の画像形成装置はケーブルを介して直結されるか、あるいはネットワークを介して接続され、互いに通信可能になっている。
【0003】
このような環境下で、情報処理装置は、例えば文書作成用アプリケーション(アプリケーションソフトウェア)により、表示画面上でキーボード等の操作に応じた文書データ等の印刷データを生成する。そして、キーボード等の操作によって印刷要求がなされると、プリンタドライバ(プリンタドライバプログラム)によりその印刷データを画像形成装置が解読できる言語(PDL等)に変換し、その変換した印刷データや印刷条件を含む印刷要求を画像形成装置に送信して印刷を行わせる。
【0004】
今日では、プリンタの機能は多様化している。その結果、プリンタの設定項目は、他の機器に比べて種類が多く複雑になってきている。これに伴い、プリンタに対して各種要求を行う情報処理装置側のプリンタドライバのユーザインタフェース(UI:User Interface)もその設定項目が増加しており、複雑になってきている。また、プリンタの機能において、設定によるものであって、課金に関するもの(例えば、モノクロ/カラー、両面/片面、集約)や情報セキュリティに関するものについては、ユーザの使用を制限したり、あるいは強制したいという要求もある。
【0005】
このような複雑性を減少させ、機能の設定を制限あるいは強制させるために、プリンタドライバのUIの設定項目をカスタマイズすることが嘱望され、種々の技術が開発されている。
例えば、特許文献1には、プリンタドライバをインストールせずにUIの設定項目をカスタマイズする目的で、各機能に関わるUIの設定項目の表示/非表示を制御する技術が開示されている。
【0006】
【特許文献1】特開2006−309725号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、このような従来技術では、ユーザインタフェース(UI)の設定項目のレイアウトをデフォルトで定め、カスタマイズ時には機能毎にUIの設定項目の表示を消すなどの方法をとっていたため、結果としてユーザインタフェースの設定項目の表示が画面全体で不均一となり、使用性が低下するという問題があった。
【0008】
この発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、プリンタドライバのユーザインタフェースの設定項目のレイアウトを、インストール前後を問わず、同じ方法でカスタマイズ(編集)可能にして、使用性を向上することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この発明による情報処理装置は上記の目的を達成するため、ユーザに情報を提供するとともにユーザの入力情報を受け取るための表示部と、その表示部による表示情報を制御する表示制御部と、所定のパラメータとGUIモジュールの生成関数とを依存設定情報として記憶する依存設定情報記憶部と、上記表示制御部からの要求により上記依存設定情報記憶部から所定のパラメータとGUIモジュールの生成関数とを読み込んで上記表示制御部に渡す依存設定管理部とを備え、上記表示制御部が、上記依存設定管理から受け取ったGUIモジュールの生成関数に所定のパラメータを設定することによってGUIモジュールを生成することを特徴とする。
【0010】
そのGUIモジュールの生成関数は、例えば画面ごとにその画面を構成するGUIモジュールの一覧であり、所定のパラメータには、例えばGUIモジュールの種類又はタイプ、機能名、およびレイアウト情報等が含まれる。
さらに、上記GUIモジュールの機能名に対応する仕様を管理するプリンタ機能管理部を更に備え、上記表示制御部は、生成したGUIモジュールに設定された機能名を基に上記プリンタ機能管理部から該機能名に対応する仕様を取得し、該仕様に合った表示を行うように表示情報を制御するようにしてもよい。
【0011】
また、上記依存設定情報記憶部が、当該情報処理装置でのみ書き換え及び利用可能な第1の依存設定情報記憶部であり、さらに当該情報処理装置とネットワークを介して接続された他の情報処理装置からも利用可能な第2の依存設定情報記憶部を備え、上記依存設定管理部は、上記第1の依存設定情報記憶部の依存設定情報が更新されたと判断した場合には、その第1の依存設定情報記憶部の依存設定情報によって上記第2の依存設定情報記憶部の依存設定情報を更新する機能を有するようにしてもよい。
【0012】
その場合、ユーザインタフェースドライバと、グラフィックドライバと、プリンタドライバデータ記憶部とを有するプリンタドライバを備え、上記表示制御部と依存設定管理部と第1の依存設定情報記憶部は上記ユーザインタフェースドライバに設けられ、上記第2の依存設定情報記憶部は前記プリンタドライバデータ記憶部に設けられるとよい。
【0013】
また、この発明による情報処理方法は、情報を記憶する記憶手段(依存設定情報記憶部)と、該記憶手段から情報を読み出す読出手段(依存設定管理部)と、表示部に表示させる表示情報を制御する表示制御手段とを備えた情報処理装置における情報処理方法であり、次の各ステップを有することを特徴とする。
所定のパラメータとGUIモジュールの生成関数とを依存設定情報として上記記憶手段に記憶するステップ。
上記読出手段が上記記憶手段から上記所定のパラメータとGUIモジュールの生成関数とを読み出すステップ。
上記表示制御手段が、上記読出手段が読み出した上記GUIモジュールの生成関数に上記所定のパラメータを設定することによりGUIモジュールを生成し、該GUIモジュールに基づいて上記表示部に表示を行わせるように表示情報を制御するステップ。
【0014】
この発明によるプログラムは、情報処理装置となるコンピュータを、所定のパラメータとGUIモジュールの生成関数とを依存設定情報として記憶する記憶手段(依存設定情報記憶部)と、その記憶手段から上記所定のパラメータとGUIモジュールの生成関数とを読み出す読出手段(依存設定管理部)と、
その読出手段が読み出した上記GUIモジュールの生成関数に上記所定のパラメータを設定することによりGUIモジュールを生成し、そのGUIモジュールに基づいて上記表示部に表示を行わせるように表示情報を制御させる表示制御手段として機能させるためのプログラムである。
【0015】
この発明による記録媒体は、上記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【発明の効果】
【0016】
この発明によれば、情報処理装置におけるプリンタドライバのユーザインタフェース(UI)の設定項目のレイアウトを、開発部門による機種対応やサービス部門による顧客対応などにおいて、インストールの前後を問わず同じ方法でカスタマイズ(編集)することができ、使用性が向上する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
ここで、ユーザインタフェース(UI)とは、コンピュータとその利用者との間で情報をやりとりするためのインタフェースである。表現形式により、CUI(Character User Interface)、GUI(Graphical User Interface)、PUI(Perceptual User Interface)に大別される。これらのうち、GUIは、コンピュータグラフィックスにより情報を提示し、直感的な操作を促すグラフィック・ユーザインタフェースである。GUIを実現するソフトウェアモジュールをGUIモジュールという。
【0018】
〔第1実施例〕
図1は、この発明による情報処理装置の第1実施例の構成を示すブロック図である。
この情報処理装置1は例えばパーソナルコンピュータで実現され、図1の(a)に示すように、全体の制御を司るCPU(Central Processing Unit)等からなる制御部3を備えている。そして、この制御部3は、制御バス8を介して、ROM(Read Only Memory)等からなる記憶部4、キーボードやマウス等からなる操作入力部5、通信インタフェース等からなる通信部6、液晶ディスプレイ等からなる表示部7と接続されている。制御部3は、記憶部4に記憶されたアプリケーション9、プリンタドライバ10を読み出し、オペレーティングシステム(OS:Operating System)11上で実行することが可能になっている。
【0019】
制御部3のプリンタドライバ10は図1の(b)に示すように、UIドライバ12、グラフィックドライバ13、およびプリンタドライバデータ記憶部14を備えている。
そのUIドライバ12は、印刷時の各種印刷設定に係る印刷設定画面を提供するソフトウェアモジュールである。グラフィックドライバ13は、アプリケーション9から受け取った文書データを、当該文書データの印刷を行うプリンタが解釈できる印字データに変換するソフトウェアモジュールである。情報記憶手段としてのプリンタドライバデータ記憶部14は、UIドライバ12及びグラフィックドライバ13が各機能を実行するのに必要なデータを保持する。
【0020】
UIドライバ12はこの第1実施例の特徴的な部分の一つである。
このUIドライバ12は図1の(c)に示すように、表示制御手段としての表示制御部15、読出手段となる依存設定管理部16、用語管理手段としての用語管理部17、プリンタ機能管理手段としてのプリンタ機能管理部18、記憶手段としての依存設定情報記憶部19および用語情報記憶部20を備えている。
【0021】
表示制御部15は、プリンタドライバにおけるユーザインタフェースの設定項目を現在の設定状態に従って生成して表示部7に表示させるように制御する。また、操作入力部5及び表示部7からのユーザによるユーザインタフェースの設定項目の設定変更を受け付け、その設定変更に基づいてユーザインタフェースの設定項目をカスタマイズする。
さらに、この表示制御部15は、ユーザインタフェースの設定項目の表示を実現するGUIモジュールを、コンボボックス、エディットボックスといった単位で管理する。
【0022】
依存設定管理部16は、表示制御部15からの要求により、依存設定情報記憶部19の記憶されている依存設定情報を読み出して、それを表示制御部15に渡す。
依存設定情報記憶部19には、所定のパラメータとGUIモジュールの生成関数とが依存設定情報として記憶されている。
【0023】
表示制御部15は、この依存設定情報に基づきGUIモジュールの初期設定を行う。詳細には、依存設定情報記憶部19が記憶している依存設定情報では、画面毎に各画面を構成するGUIモジュールの一覧が記述されている。このGUIモジュールの設定には、GUIモジュールのタイプ(種類)情報、機能名、およびレイアウト情報の設定が含まれる。レイアウト情報とは、座標やサイズ等の情報を含む概念である。
【0024】
用語管理部17は、表示制御部15より要求のあった用語識別子によって識別される用語を用語情報記憶部20から読み出して、表示制御部15に供給する。また、実行環境の地域情報に基づいて適切な言語の用語を用語情報記憶部20より読み出して、表示制御部15に供給する。用語情報記憶部20は、用語識別子と用語をペアの情報として保持すると共に地域別の用語を保持している。
プリンタ機能管理部18は、プリンタの機能名に対応する仕様の情報や性能の情報を管理している。
【0025】
図2は、図1に示した情報処理装置を用いたネットワークシステムの構成例を示すブロック図である。
このネットワークシステムは、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置1が、MFPやデジタル複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の複数の画像形成装置2とネットワーク3を介して通信可能に接続されている。
【0026】
このような構成において、情報処理装置1は、図1に示したキーボード等の操作入力部5の操作によって印刷要求がなさると、プリンタドライバ10により印刷データを画像形成装置2が解読できるPDL等の言語に変換し、その変換後の印刷データや印刷条件を含む印刷要求をいずれかの画像形成装置2に送信して印刷を行わせる。
【0027】
図3は、図1に示した情報処理装置によるこの発明の特徴的な処理に関わるシーケンス図である。これは、オペレーティングシステム(OS)11からプリンタドライバ10のUIドライバ12の表示制御部15に対して、DrvDocumentPropertySheets(関数)の要求(「画面を生成して、そのハンドルを返却せよ」という要求)がなされた際に実行される処理を示している。
【0028】
ステップS1で、オペレーティングシステム(OS)11がプリンタドライバ10のUIドライバ12における表示制御部15にDrvDocumentPropertySheetsの要求をすると、ステップS2で、表示制御部15が依存設定管理部16に対して、dcument_property_sheetsの画面名一覧取得要求をする。その際、実際の要求としては”dcument_property_sheets/params.sheet_names”といった、所定のモジュール名とパスを指定する。
【0029】
そして、ステップS3で依存設定管理部16が、表示制御部15から要求されたモジュール名とパスに従って、依存設定情報記憶部19のdocument_property_sheets.jsonから画面名一覧を読み出し(読み込みと同じ)、表示制御部15へ渡す。図3において取得情報の流れを破線矢印で示す。そのdocument_property_sheets.json(画面名一覧の情報)の記述例を図4に示す。この例では、“sheet1”、“sheet2”、“sheet3”の3つの文字列の配列が表示制御部15へ返される。ここでは、JSON形式を例として挙げているが、XMLやYAMLでもよい。
【0030】
ステップS4では、表示制御部15が取得した画面名一覧の名前をもつ画面モジュールを生成し、そのハンドルをOS11に返す。この画面モジュールには、各画面のプロシージャが含まれている。この例では、sheet1、sheet2、sheet3の3つの画面モジュールが生成される。しかし、各画面を構成するコンボボックスやエディットボックスといたモジュールの生成は行わない。
【0031】
図5は、図1に示した情報処理装置において、ユーザによってプロパティシート(上記sheet1、sheet2、sheet3の3つの画面モジュールのいずれか)が開かれたときの表示処理に関わるシーケンス図である。ここでは、sheet1が開かれた場合を想定している。
【0032】
ステップS11で、オペレーティングシステム(OS)11がプリンタドライバ10のUIドライバ12における表示制御部15に対して、sheet1の画面初期化命令を行う。この要求は、図3で説明したDocumentPropertySheet要求時のシーケンスにおいて登録したsheet1の画面モジュールのプロシージャに対してWM_INITDIALOGのメッセージとしてコールされる。
【0033】
次にステップS12で、表示制御部15が依存設定管理部16に対して、sheet1の画面初期化を依頼する。すると、ステップS13で、依存設定管理部16が依存設定情報記憶部19より、sheet1の名前を持つPropertySheetモジュールを読み込む。このsheet1のユーザインタフェースの構成を表すsheet1.jsonの記述例を図6に示す。この例では、タイプ情報“type”、機能名“name”、およびレイアウト情報“config”が設定されている。
【0034】
ステップS14〜S16では、依存設定管理部16が、sheet1.jsonのモジュール内に定義されたGUIモジュールを順番に生成する。すなわち、ステップS14でduplex のコンボックスを生成し、ステップS15でcopies のスピンボックスを生成し、ステップS16でJobname のエディットボックスを生成する。
【0035】
より具体的には、依存設定管理部16には、予めGUIモジュールの機能名とGUIモジュールの生成関数とをペアにして登録している。依存設定管理部19は、JSONファイルから所定のGUIモジュールの機能名を発見すると、“name”や“config”内に定義された値をパラメータとして、所定の生成関数をコールする。“config”は、主にGUIモジュールのレイアウト情報を含むが、他のパラメータの設定も可能であることは勿論である。
このようにして、表示制御部15は指定されたGUIモジュールを指定されたパラメータに基づいて生成する。なお、この生成の詳細については後に詳述する。
【0036】
以上に述べたような一連の処理によれば、DrvDocumentPropertySheetsの要求に基づく処理時に、動的に画面名(シート名)一覧を取得し、初期化時にシートの構成を取得するので、インストール前でもインストール後でも、同様の方法でJSONファイルを編集して、GUIのレイアウト構成(即ち、UIの項目)をカスタマイズすることが可能になる。
【0037】
次に、上述した情報処理装置1の表示制御部15によるGUIモジュールの生成について、図7に示すシーケンス図によって詳細に説明する。ここでは、duplexのコンボボックスの生成について説明するが、copiesのスピンボックスやJobnameのエディットボックスの生成についても同様である。
【0038】
図7におけるステップS21では、依存設定管理部16が表示制御部15に対して“duplex”の機能を持つコンボボックスを生成するよう指令する。
表示制御部15はステップS22で、プリンタ機能管理部18から“duplex”で識別される機能情報を取得する。図7においても取得情報の流れを破線矢印で示している。このduplexの機能情報の記述例を図8に示す。
【0039】
表示制御部15は、図8に示す機能情報の“type”と“pickone” によって、「選択肢」によって与えられる機能であることを認識する。すなわち、選択肢を表すGUIであるコンボボックスを生成可能であると認識する。表示制御部15はまた、図8に示す機能情報の“elements”から選択肢を表す識別子の一覧を認識する。この例では、“off”,“leftbind”,“topbind”の順番に従ってコンボボックスに選択肢を表示する。また、“current”によって現在選ばれている選択肢を認識する。図8に示すでは”off”が選ばれているのでその値を選択する。さらに、“enabled” によって表示が有効か無効かを認識し、無効(false)であればGUIをグレー表示する。
【0040】
そこで、表示制御部15は図7に示すステップS23で、取得した機能情報を表示するために、先に取得した識別子に基づいて用語管理部17に“duplex”の用語取得を指示する。すると、用語管理部17がステップS24で表示制御部15の指示に従って用語情報記憶部20に問い合わせ、適切な言語が決まると、その言語名と用語識別子とを組み合わせて適切な用語を取得し、それを表示制御部15に返す。こうして、表示制御部15は“duplex”の用語を取得する。
【0041】
表示制御部15は次にステップS25で、用語管理部17に“duplex”の“off”の選択肢用語の取得を指示する。すると、用語管理部17がステップS26で、表示制御部15の指示に従って用語情報記憶部20に問い合わせ、適切な言語が決まると、その言語名と用語識別子とを組み合わせて適切な用語を取得し、それを表示制御部15に返す。こうして、表示制御部15は“duplex”の“off”の選択肢用語を取得する。
【0042】
表示制御部15は次にステップS27で、用語管理部17に“duplex”の“leftbind”の選択肢用語の取得を指示する。すると、用語管理部17がステップS28で表示制御部15の指示に従って用語情報記憶部20に問い合わせ、適切な言語が決まると、その言語名と用語識別子とを組み合わせて適切な用語を取得し、それを表示制御部15に返す。こうして、表示制御部15が“duplex”の“leftbind”の選択肢用語を取得する。
【0043】
表示制御部15は次にステップS29で、用語管理部17に“duplex”の“toptbind”の選択肢用語の取得を指示する。すると、用語管理部17がステップS30で表示制御部15の指示に従って用語情報記憶部20に問い合わせ、適切な言語が決まると、その言語名と用語識別子とを組み合わせて適切な用語を取得し、それを表示制御部15に返す。こうして、表示制御部15が“duplex”の“topbind”の選択肢用語を取得する。
【0044】
この用語情報の記述例を図11に示す。
用語情報の“default”にはデフォルトの言語を設定する。この例では、“english”が設定されている。“lang_ids”には、各言語にマッチするWindows(登録商標)のLANGIDの一覧を設定する。用語管理部17は、WindowsにLANGIDを問い合わせ、各言語からマッチするIDを検索する。そして、マッチするものが見つかった場合はその言語を使用し、見つからなかった場合は“default”に設定されている言語を使用する。一度適切な言語が決まったら、その後に用語取得の問い合わせがなされても、その言語を使用する。
なお、この図11では、用語情報が1つのファイルとして記述されているが、言語毎に分けるようにしてもよい。
【0045】
このようにして、表示制御部15は取得した用語と依存設定管理部16から受けたレイアウト情報とを利用して、GUIモジュールを生成する。
以上は、duplexコンボボックスの生成についてのシーケンスであったが、copiesのスピンボックスやJobnameのエディットボックスの生成に際しては、以下の機能情報を用いる。
【0046】
図9は、「数値」によって与えられる機能であるcopiesの機能情報の記述例を示す。
表示制御部15は、この機能情報の“type”と“value”から「数値」によって与えられる機能であることを認識する。そして、“range”から数値の入力可能範囲を認識する。図9に示す例では、1〜999まで入力可能であると認識する。また、“current” から現在選ばれている数値を認識する。この例では「1」が選ばれているのでその値を選択する。さらに、“enabled” から表示が有効か無効かを認識し、無効(false)であればGUIをグレー表示する。図9に示す例では有効(true)になっている。
【0047】
図10は、「文字列」によって与えられる機能であるJobnameの機能情報の一例を示す図である。表示制御部15は、この機能情報の“type”と“pickone” から「文字列」によって与えられる機能であることを認識する。そして、“range”から文字列の入力可能文字数の範囲を認識する。また、“current” から現在選ばれている文字列を認識する。図10に示す例では“”(ブランク)である。さらに、“enabled”より表示が有効か無効かを認識し、無効であればGUIをグレー表示する。図10に示す例では、無効(false)となっている。
【0048】
図8乃至図10に示した例では、各機能情報がJSON形式で記述されているが、他の形式で記述しても構わないことは勿論である。また、表示制御部15とプリンタ機能管理部18の間のインタフェースは、通常関数呼び出しであると考えられるので、C/C++の構造体などでもよい。
図12は、上述した処理により生成されたGUIモジュールに基づいて図1に示した情報処理装置1の表示部7に表示されるグラフィック・ユーザインタフェース(GUI)の一例を示す図である。
【0049】
〔第2実施例〕
次に、この発明による情報処理装置の第2実施例を説明する。その情報処理装置の各部の構成は図1に示した第1実施例と同様であるから、以下の説明においても図1の各部の符号を用いて説明し、第1実施例と重複する説明は省略する。
【0050】
この第2実施例の情報処理装置は、依存設定情報をプリンタドライバデータ記憶部14内のこの情報処理装置1でのみ書き換え及び利用可能な第2の依存設定情報記憶部にも記憶させることを特徴としている。従って、Point & Printにおいて、メーカ等に配設されたサーバ側のリモートアクセスにより、ユーザインタフェースのレイアウト情報を外部ファイルによりカスタマイズした場合に、情報処理装置1側でその設定が引き継がれるようになる。この場合、図1に示した依存設定情報記憶部19は、この情報処理装置1とネットワークを介して接続された他の情報処理装置からも利用可能な第1の依存設定情報記憶部となる。
【0051】
図13は、その第2実施例の情報処理装置におけるUIドライバ12の表示制御部15による依存設定情報更新に関わる処理手順を示すフローチャートである。
ここでは、依存設定情報をプリンタドライバデータ記憶部14(第2の依存設定情報記憶部)に記憶しておき、通常の使用時にはそのプリンタドライバデータ記憶部14からデータを取得することを前提としている。
【0052】
この処理を開始すると、まずステップS41で、図1に示したUIドライバ12の表示制御部15が、プリンタドライバデータ記憶部14から依存設定情報の最終更新日時の情報を取得する。
次いで、ステップS42で、第1の依存設定情報記憶部19における外部ファイルの依存設定情報から最終更新日時の情報を取得する。この外部ファイルの最終更新日時の情報は、オペレーティングシステム(OS)11(例えばWindows:登録商標)のアプリケーションプログラム・インタフェース(API:Application Program Interface)によって取得することができる。
【0053】
そして、ステップS43で、ステップS41,S42で取得した各依存設定情報の最終更新日時のうち、プリンタドライバデータ記憶部14に記憶されている最終更新日時の方が古いか否か、つまり外部ファイルの依存設定情報が更新されているか否かを判断する。
その結果、プリンタドライバデータ記憶部14に記憶されている最終更新日時の情報の方が古くない(新しい)と判断した場合には、この処理を終了する。一方、プリンタドライバデータ記憶部14に記憶されている最終更新日時の情報の方が古いと判断した場合にはステップS44へ進む。
【0054】
ステップS44では、外部ファイルの依存設定情報をプリンタドライバデータ記憶部14(第2の依存設定情報記憶部)にコピーする。これにより、依存設定情報が更新される。
そして、ステップS45でプリンタドライバデータ記憶部14の最終更新日時を変更する。こうして、一連の処理を終了する。
【0055】
この依存設定情報の更新は、先に第1実施例で説明した図3のステップS2におけるdocument_property_sheetsによる画面名一覧取得要求によって、依存設定管理部16が、依存設定情報記憶部19から画面名一覧を読み込む際に行うようにしてもよい。
【0056】
図14は、その場合の情報処理装置による特徴的な処理に関わるシーケンス図である。ここでは、オペレーティングシステム(OS)11より、プリンタドライバ10におけるUIドライバ12の表示制御部15に対して、DrvDocumentPropertySheetsによる要求(「画面を生成して、そのハンドルを返却せよ」という要求)がなされた際に実行される処理を示している。さらに、(第1の)依存設定情報記憶部19の外部ファイルの依存設定情報が更新されていた場合を想定している。
【0057】
オペレーティングシステム(OS)11がステップS51で、プリンタドライバ10のUIドライバ12における表示制御部15にDrvDocumentPropertySheetsによる要求を行う。それによって、表示制御部15はステップS52で依存設定管理部16に対して画面名一覧を要求する。
この画面名一覧を要求は、”dcument_property_sheets/params.sheet_names”により所定のモジュール名/パスを指定する。
【0058】
その要求を受けた依存設定管理部16は、ステップS53でまず依存設定情報の更新を行う。そのため、プリンタドライバデータ記憶部14と依存設定情報記憶部19からそれぞれ依存設定情報の最終更新日時の情報を取得する。そして、その依存設定情報の最終更新日時を比較し、プリンタドライバデータ記憶部14の依存設定情報の最終更新日時の方が古ければ更新がなされていると判断し、プリンタドライバデータ記憶部14の全依存設定情報を更新する。そして、プリンタドライバデータ記憶部14の最終更新日時を変更する。
【0059】
その後、依存設定管理部16はステップS54で、表示制御部15から要求されたモジュール名/パスに従って、プリンタドライバデータ記憶部14の第2の依存設定情報記憶部からdocument_property_sheetsのJSONデータの画面名一覧を読み込み、表示制御部15に返す。このdocument_property_sheets.jsonの記述例は図4に示した通りである。JSON形式を例として挙げているが、XMLやYAMLでもよい。
【0060】
それによって、表示制御部15はステップS55で、取得した画面名一覧の名前を持つ画面モジュールを生成し、そのハンドルをオペレーティングシステム(OS)11に返す。この画面モジュールには、各画面のプロシージャが含まれている。複数の画面のモジュールを生成するが、画面を構成するコンボボックスやエディットボックスといたモジュールの生成は行わない。このような一連の処理により、画面モジュールが生成される。
【0061】
図15は、この第2実施例の情報処理装置において、ユーザによってプロパティシートが開かれたときの表示処理に関わるシーケンス図である。ここでは、sheet1が開かれた場合を想定している。
【0062】
まず、オペレーティングシステム(OS)11がステップS61で、プリンタドライバ10のUIドライバ12における表示制御部15に対して、sheet1の画面初期化命令を行う。この要求は、図14におけるDocumentPropertySheetによる要求時のシーケンスにおいて登録したsheet1の画面モジュールのプロシージャに対して、WM_INITDIALOGのメッセージとしてコールされることになる。
【0063】
そして、表示制御部15はステップS62で、依存設定管理部16に対してsheet1の画面初期化を依頼する。すると、依存設定管理部16はステップS63で、プリンタドライバデータ記憶部14よりsheet1の名前を持つPropertySheetモジュールを読み込む。このsheet1のユーザインタフェースの構成を表すsheet1.jsonの記述例は図6に示したとりである。ステップS64〜S66の処理は、図5のステップS14〜S16と同様であるから説明を省略する。
【0064】
以上に述べたような一連の処理によれば、DrvDocumentPropertySheetsによる要求に基づく処理時に、動的にシート名一覧を取得し、シート初期化時にそのシートの構成を取得するので、インストール前でもインストール後でも、同様の方法でJSONファイルを編集し、グラフィック・ユーザインタフェース(GUI)のレイアウト構成をカスタマイズすることが可能となる。
【0065】
以上、この発明の第1及び第2実施例について説明した。この発明によれば、ユーザインタフェースのレイアウト情報をテキスト形式で表現し、そのユーザインタフェースのレイアウト情報をユーザインタフェースの表示時に動的に解釈して実行するので、インストール前後を問わず同じ方法で表示することができる。
【0066】
この発明による情報処理方法は、上述した各実施例において説明したように、情報を記憶する記憶手段(依存設定情報記憶部19やプリンタドライバデータ記憶部14)と、その記憶手段から情報を読み出す読出手段(依存設定管理部16)と、表示部7に表示させる表示情報を制御する表示制御部15とを備えた情報処理装置1における情報処理方法であり、少なくとも次の各ステップを有する。
ステップ1:所定のパラメータとGUIモジュールの生成関数とを依存設定情報として前記記憶手段に記憶する。
ステップ2:読出手段が記憶手段から所定のパラメータとGUIモジュールの生成関数とを読み出す。
ステップ3:表示制御手段が、読出手段が読み出したGUIモジュールの生成関数に所定のパラメータを設定することによりGUIモジュールを生成し、そのGUIモジュールに基づいて表示部に表示を行わせるように表示情報を制御する。
【0067】
上記GUIモジュールの生成関数は、画面ごとにその画面を構成するGUIモジュールの一覧である。また上記所定のパラメータには、GUIモジュールの種類又はタイプ、機能名、およびレイアウト情報が含まれている。
【0068】
この発明によるプログラムは、パーソナルコンピユータ等のコンピユータを図1に示した情報処理装置として機能させるためのプログラムである。
そのため、コンピユータを少なくとも次の各手段として機能させるためのプログラムからなる。
1.所定のパラメータとGUIモジュールの生成関数とを依存設定情報として記憶する記憶手段。
2.その記憶手段から所定のパラメータとGUIモジュールの生成関数とを読み出す読出手段。
3.その読出手段が読み出たGUIモジュールの生成関数に所定のパラメータを設定することによりGUIモジュールを生成し、そのGUIモジュールに基づいて前記表示部に表示を行わせるように表示情報を制御させる表示制御手段。
して機能させるためのプログラム。
【0069】
このプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体(フロピーディスク、光ディスク、CD−ROM、メモリカード、メモリスティック、メモリチップ等)も提供する。
【産業上の利用可能性】
【0070】
この発明による情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、情報処理装置をプリンタのみならず、MFPやデジタル複写機、ファクシミリ装置等といった画像形成装置全般とネットワークを介して接続される場合に適用することができる。そして、この発明を適用することにより、カスタマイズされたユーザインタフェースの表示項目が簡易に編集及び表示可能になり、利便性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0071】
【図1】この発明による情報処理装置の第1実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した情報処理装置を用いたネットワークシステムの構成例を示すブロック図である。
【図3】図1に示した情報処理装置によるこの発明の特徴的な処理に関わるシーケンス図である。
【図4】図3における画面名一覧の情報の記述例を示す図である。
【図5】図1に示した情報処理装置におけるユーザによってプロパティシートが開かれたときの表示処理に関わるシーケンス図である。
【図6】図5におけるsheet1のUIの構成を表すsheet1.jsonの記述例を示す図である。
【図7】図1に示した情報処理装置の表示制御部によるGUIモジュールの生成に関わるシーケンス図である。
【図8】図7における“duplex”の機能情報の記述例を示す図である。
【図9】数値によって与えられる機能である“copies”の機能情報の記述例を示す図である。
【図10】文字列によって与えられる機能である“Jobname”の機能情報の記述例を示す図である。
【図11】用語情報の記述例を示す図である。
【図12】図1に示した情報処理装置の表示部に表示されるグラフィック・ユーザインタフェース(GUI)の一例を示す図である。
【0072】
【図13】この発明による情報処理装置の第2実施例による依存設定情報更新に関わる処理手順を示すフローチャートである。
【図14】同じくその第2実施例によるこの発明の特徴的な処理に関わるシーケンス図である。
【図15】同じくその第2実施例において、ユーザによってプロパティシートが開かれたときの表示処理に関わるシーケンス図である。
【符号の説明】
【0073】
1:情報処理装置 2:画像形成装置 3:制御部 4:記憶部
5:操作入力部 6:通信部 7:表示部 8:制御バス
9:アプリケーション 10:プリンタドライバ
11:オペレーションシステム(OS) 12:UIドライバ
13:グラフィックドライバ
14:プリンタドライバデータ記憶部(第2の依存設定情報記憶部)
15:表示制御部 16:依存設定情報管理部
17:用語管理部(読出手段) 18:プリンタ機能管理部
19:依存設定情報記憶部(第1の依存設定情報記憶部)
20:用語情報記憶部



【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザに情報を提供するとともにユーザの入力情報を受け取るための表示部と、
該表示部による表示情報を制御する表示制御部と、
所定のパラメータとGUIモジュールの生成関数とを依存設定情報として記憶する依存設定情報記憶部と、
前記表示制御部からの要求により前記依存設定情報記憶部から前記所定のパラメータと前記GUIモジュールの生成関数とを読み込んで前記表示制御部に渡す依存設定管理部とを備え、
前記表示制御部が、前記依存設定管理から受け取ったGUIモジュールの生成関数に所定のパラメータを設定することによってGUIモジュールを生成するようにしたことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記GUIモジュールの生成関数は、画面ごとにその画面を構成するGUIモジュールの一覧であり、前記所定のパラメータには、GUIモジュールの種類又はタイプ、機能名、およびレイアウト情報が含まれていることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記GUIモジュールの機能名に対応する仕様を管理するプリンタ機能管理部を更に備え、前記表示制御部は、前記生成したGUIモジュールに設定された機能名を基に前記プリンタ機能管理部から該機能名に対応する仕様を取得し、該仕様に合った表示を行うように表示情報を制御することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記依存設定情報記憶部が、当該情報処理装置でのみ書き換え及び利用可能な第1の依存設定情報記憶部であり、さらに当該情報処理装置とネットワークを介して接続された他の情報処理装置からも利用可能な第2の依存設定情報記憶部を備え、
前記依存設定管理部は、前記第1の依存設定情報記憶部の依存設定情報が更新されたと判断した場合には、該第1の依存設定情報記憶部の依存設定情報によって前記第2の依存設定情報記憶部の依存設定情報を更新する機能を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
用語を管理する用語管理部を更に備え、前記表示制御部は、当該情報処理装置の実行環境の地域情報に基づいて前記用語管理部が管理する用語から適切な用語を取得して表示するよう制御する機能を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
ユーザインタフェースドライバと、グラフィックドライバと、プリンタドライバデータ記憶部とを有するプリンタドライバを備え、
前記表示制御部と、前記依存設定管理部と、前記第1の依存設定情報記憶部は前記ユーザインタフェースドライバに設けられ、前記第2の依存設定情報記憶部は前記プリンタドライバデータ記憶部に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項7】
情報を記憶する記憶手段と、該記憶手段から情報を読み出す読出手段と、表示部に表示させる表示情報を制御する表示制御手段とを備えた情報処理装置における情報処理方法において、
所定のパラメータとGUIモジュールの生成関数とを依存設定情報として前記記憶手段に記憶するステップと、
前記読出手段が前記記憶手段から前記所定のパラメータと前記GUIモジュールの生成関数とを読み出すステップと、
前記表示制御手段が、前記読出手段が読み出した前記GUIモジュールの生成関数に前記所定のパラメータを設定することによりGUIモジュールを生成し、該GUIモジュールに基づいて前記表示部に表示を行わせるように表示情報を制御するステップと
を有することを特徴とする情報処理方法。
【請求項8】
前記GUIモジュールの生成関数は、画面ごとにその画面を構成するGUIモジュールの一覧であり、前記所定のパラメータには、GUIモジュールの種類又はタイプ、機能名、およびレイアウト情報が含まれていることを特徴とする請求項7に記載の情報処理方法。
【請求項9】
情報処理装置となるコンピュータを、
所定のパラメータとGUIモジュールの生成関数とを依存設定情報として記憶する記憶手段と、
該記憶手段から前記所定のパラメータと前記GUIモジュールの生成関数とを読み出す読出手段と、
該読出手段が読み出した前記GUIモジュールの生成関数に前記所定のパラメータを設定することによりGUIモジュールを生成し、該GUIモジュールに基づいて前記表示部に表示を行わせるように表示情報を制御させる表示制御手段と
して機能させるためのプログラム。
【請求項10】
請求項9に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2010−67063(P2010−67063A)
【公開日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−233623(P2008−233623)
【出願日】平成20年9月11日(2008.9.11)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】