説明

情報処理装置

【課題】 本発明は、搭載した磁気センサを用いて認証作業を行うことにより、認証作業が容易であると共に、優れたセキュリティー機能を有する情報処理装置を提供すること。
【解決手段】 地磁気を検出可能な磁気センサ7を備えた情報処理装置である例えば携帯電話機1であって、携帯電話機1の向きに対応して変化する磁気センサ7が検出する地磁気に基づいて方位を算出する算出手段と、任意の方位からなる暗証方位を予め登録して記憶させた記憶手段と、算出手段が算出した現在の方位と暗証方位とを照合する照合手段とを備え、暗証方位と現在の方位とを照合手段が照合して一致すると、所定の情報処理を行うようになっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は情報処理装置に係わり、特に、第3者が容易にアクセスすることができない、優れたセキュリティー機能を有する情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、パソコン、あるいは携帯電話機等の情報処理装置は、多機能化が進み広く普及して、各種情報のセキュウリティー機能が入力している。
このような従来の情報処理装置のセキュウリティー機能を特許文献1に開示されている携帯電話機で説明すると、従来の携帯電話機は、図示を省略するが、親展メールを送信してくる送信元の電話番号等の送信元アドレスを、予め、親展アドレステーブルに登録している。
【0003】
受信した電子メールは、メール記憶部に格納され、操作部の入力キーの操作で格納している電子メールを選択して読み出すことができる。
そして、格納している電子メールに4桁の暗証番号が付加された親展メールである場合には、所有者に暗証番号の入力を促し、これによって入力された暗証番号と親展メールに付加されている暗証番号とを比較し、これらが一致すると、親展メールを開封して表示部にそのメッセージを表示させるようになっている。
【0004】
また、親展アドレステーブルに送信元アドレスが登録されていない通常の電子メールは、暗証番号なしで開封できて、それぞれ表示部に表示されるが、親展アドレステーブルに送信元アドレスが登録されている通常の電子メールは、親展メールとして、その暗証番号と操作部で入力した暗証番号とが一致しないと、開封できないようになっている。
【特許文献1】特開2002−304359号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、前述したような従来の情報処理装置である携帯電話機は、複雑な4桁の暗証番号を記憶しなければならないので、所有者がお年寄りだと、記憶した暗証番号を忘れたりして、受信した親展メールを開封できないおそれがあった。
また、親展アドレステーブルに送信元アドレスが登録されていなくて暗証番号のない通常の電子メールだと、暗証番号なしで開封できるので、通常の電子メールを所有者以外の第3者が容易に見ることができる問題があった。
そこで本発明は、前述のような課題を解決して、搭載した磁気センサを用いて認証作業を行うことにより、認証作業が容易であると共に、優れたセキュリティー機能を有する情報処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための第1の解決手段として本発明の情報処理装置は、地磁気を検出可能な磁気センサを備えた情報処理装置であって、
前記情報処理装置の向きに対応して変化する前記磁気センサが検出する地磁気に基づいて方位を算出する算出手段と、
任意の方位からなる暗証方位を予め登録して記憶させた記憶手段と、前記算出手段が算出した現在の方位と前記暗証方位とを照合する照合手段とを備え、
前記暗証方位と前記現在の方位とを前記照合手段が照合して一致すると、所定の情報処理を行うことを特徴とする情報処理装置。
また、上記課題を解決するための第2の解決手段として、前記算出手段が算出する前記現在の方位を表示可能な表示部を有し、この表示部には、前記算出手段が算出する前記現在の方位に対応する方位針が表示され、前記現在の方位の変化に連動して前記方位針が回動することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【0007】
また、上記課題を解決するための第3の解決手段として、前記表示部に表示した前記方位針の外周には、全方位角をN等分した方位目盛りが表示されていることを特徴とする。
また、上記課題を解決するための第4の解決手段として、前記情報処理装置には、複数の入力キーが配設され、前記暗証方位の登録は、前記方位針が任意の方位を指した時点で、前記複数の入力キーの内のいずれかを操作すると、前記記憶手段に前記任意の方位が前記暗証方位として登録されて記憶されることを特徴とする。
【0008】
また、上記課題を解決するための第5の解決手段として、前記記憶手段に記憶させた前記暗証方位と、前記算出手段が算出した前記現在の方位とを前記照合手段が照合して、一致、または不一致の場合は、前記表示部にその旨が表示されることを特徴とする。
また、上記課題を解決するための第6の解決手段として、前記記憶手段には、前記暗証方位以外に複数桁からなる認証コードを予め記憶しており、前記照合手段は、予め記憶している前記認証コードと、前記複数の入力キーの操作により前記認証コードに対応して入力する入力コードとの照合を行うと共に、前記暗証方位と前記現在の方位との照合を行うことを特徴とする。
【0009】
また、上記課題を解決するための第7の解決手段として、前記磁気センサは、X、Y、Zの3軸方向に複数配設され、前記3軸方向のそれぞれの前記磁気センサが検出する前記地磁気のズレを自動的に補正可能な補正回路が配設されていることを特徴とする。
また、上記課題を解決するための第8の解決手段として、前記照合手段は、予め記憶手段に記憶させた複数の前記暗証方位と、前記算出手段が算出する複数の前記現在の方位とを照合することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、任意の方位からなる暗証方位を予め登録して記憶させた記憶手段と、算出手段が算出した現在の方位と暗証方位とを照合する照合手段とを備え、
暗証方位と算出手段が算出する方位とを照合手段が照合して一致すると、所定の情報処理を行うので、暗証方位をイメージとして記憶でき、従来のような複雑な暗証番号を記憶しなくても良い。
また、暗証方位と現在の方位との認証を行わないと、情報処理装置にアクセスできないので、セキュリティー機能に優れた情報処理装置を提供できる。
また、算出手段が算出する方位を表示可能な表示部を有し、この表示部には、算出手段が算出する現在の方位に対応する方位針が表示され、現在の方位の変化に連動して方位針が回動するので、容易に暗証方位を記憶手段に登録して記憶させることができる。
【0011】
また、表示部に表示した方位針の外周には、全方位角をN等分した方位目盛りが表示されているので、方位針と方位目盛りを見ながら暗証方位の登録、及び認証作業を行うことができ、操作が簡単で容易である。また、認証作業を短時間で行うことができる。
また、情報処理装置には、複数の入力キーが配設され、暗証方位の登録は、方位針が任意の方位を指した時点で、複数の入力キーの内のいずれかを操作すると、記憶手段に暗証方位として登録されて記憶されるので、暗証方位の登録作業が容易である。
【0012】
また、記憶手段に記憶させた暗証方位と、算出手段が算出した現在の方位とを照合手段が照合して、一致、または不一致の場合は、表示部にその旨が表示されるので、更に操作性が良い。
また、記憶手段には、暗証方位以外に複数桁からなる認証コードを予め記憶しており、照合手段は、予め記憶している認証コードと、複数の入力キーの操作により認証コードに対応して入力する入力コードとの照合を行うと共に、暗証方位と現在の方位との照合を行うので、優れたセキュリティー機能を提供できる。
【0013】
また、磁気センサは、X、Y、Zの3軸方向に複数配設され、3軸方向のそれぞれの磁気センサが検出する地磁気のズレを自動的に補正可能な補正回路が配設されているので、正確な方位を検出できる。
また、照合手段は、予め記憶手段に記憶させた複数の暗証方位と、算出手段が算出する複数の現在の方位とを照合するので、複数の暗証方位に対応して複数回認証作業を繰り返さなければいけないので、更に優れたセキュリティー機能を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明の情報処理装置を図面に基づいて説明する。図1は本発明に関する情報処理装置である例えば携帯電話機の平面図であり、図2はその表示部の拡大図であり、図3は本発明に係わる電子コンパスの斜視図であり、図4は本発明に関する情報処理装置の暗証方位の登録手順を説明するブロック図であり、図5、図6は本発明に係わる認証手順を説明するブロック図である。
【0015】
まず、本発明の情報処理装置である例えば携帯電話機1は、複数の入力キー2を有する操作部3と、入力キー2の操作により入力した情報を表示するための液晶等からなる表示部4とが形成されている。
また、携帯電話機1には、所有者の方位情報がわかる磁気方位計としての電子コンパス5が搭載され、本発明における電子コンパス5は、磁気方位計としての機能だけでなく、セキュリティー機能として用いるものである。
前記電子コンパス5は、絶縁材料からなる基台6を有し、この基台6には、複数の磁気センサ7が配設されている。
【0016】
前記磁気センサ7は、携帯電話機1の向きに対応して変化する地磁気を検出可能となっており、X、Y軸方向に配設した磁気センサ7が地磁気を検出し、Z軸方向に配設した磁気センサ7が携帯電話機1の傾きを検出するようになっている。そして、携帯電話機1が傾いてX、Y軸方向の磁気センサ7が検出する地磁気に誤差が発生しても、この誤差をZ軸方向の磁気センサ7が検出する傾きに対応して補正するようになっている。
そのために、携帯電話機1が任意の方向に傾いたとしても、地磁気を正確に検出できるようになっている。
【0017】
また、電子コンパス5には、3個の磁気センサ7に電気的に接続する信号処理IC8が搭載されている。前記信号処理IC8には、磁気センサ7が検出する地磁気に対応して出力される出力信号に基づいて方位を算出する算出手段が組み込まれている。
前記信号処理IC8には、算出手段以外に、磁気センサ7から出力される出力信号を増幅してデジタル化する処理回路が組み込まれている。
このような電子コンパス5によって、携帯電話機1の向きに対応して変化する地磁気を磁気センサ7が検出すると、この磁気センサ7が検出した地磁気に基づいて算出手段が方位を算出するようになっている。
【0018】
また、表示部4には、図2に示すように、算出手段が算出する方位を表示可能になっている。そして、表示部4には、算出手段が算出する方位に対応する方位針9が表示され、算出手段が算出する方位の変化に連動して方位針9が回動するようになっている。前記方位針9は、図示上方がN極9a、図示下方がS極となっている。
また、表示部4に表示した方位針9の外周には、360°の全方位角に対応する円形状の方位目盛り10が表示されている。前記方位目盛り10は、全方位角をN等分、例えば32等分されている。
そして、携帯電話機1を任意の方向に向けることで、方位針9は、携帯電話機1の向きに対応して方位目盛り10上を任意の方向に回動するようになっている。
また、携帯電話機1には、方位針9が指す任意の方位を暗証方位として予め登録して記憶させた記憶手段(図示せず)が配設されている。
前記記憶手段には、必要に応じて暗証方位以外に複数桁からなる認証コードが予め登録されている。
【0019】
このような本発明の携帯電話機1の認証手順を説明すると、まず、予め記憶手段に暗証方位を登録して記憶させる手順は、図4のブロックに示すように、複数の入力キー2のいずれかに形成された電源ボタン(図示せず)を操作して電源入力すると、表示部4には、図2に示すような方位針9と方位目盛り10とが表示される。
そして、携帯電話機1の向きを変えて、方位針9が任意の方向、例えば方位針9のN極9aが方位目盛り10のW方向になった時点で、複数の入力キー2のいずれかを操作する。
【0020】
すると、方位針9が位置するW方向の方位が暗証方位として登録されて記憶手段に記憶される。即ち、方位針9の任意の方向に対応する暗証方位が、記憶手段に記憶される。前記暗証方位は、1回登録するだけで、その後は登録しなくても良いが、もし、変更したい場合は、前記手順により再入力することで、前回登録したW方向の暗証方位が消されて、新たな暗証方位を登録することができる。
【0021】
次ぎに、前記手順で暗証方位が予め登録されている携帯電話機1の認証手順の第1の実施の形態を図5に基づいて説明する。まず、電源を入力すると、表示部4には、図2に示すような方位針9と方位目盛り10とが表示される。
次ぎに、携帯電話機1の向きに対応して、算出手段が現在の方位を算出する。そして、この現在の方位に対応して表示部4に表示した方位針9が回動し、予め記憶記憶手段に記憶させている暗証方位である方位目盛り10のW方向の方位に方位針9のN極9aを合わせた状態で、複数の入力キー2のいずれかを操作する。
すると、照合手段が暗証方位と算出手段が算出した現在の方位とを照合する。
【0022】
そして、互いの方位が一致すると、表示部4に認証が成功した旨の表示がされて、所定の情報処理が行えるようになる。
具体的には、携帯電話機1の通話、カメラ機能、メール機能、住所録、スケジュール、インターネットへのアクセス等が行えるようになる。
また、互いの方位が一致しなかった場合は、表示部4に認証が失敗した旨が表示されて、再入力の催促がされるようになっている。
このような本発明の第1の実施の実施の形態の認証手順は、方位情報を求めるための磁気センサ7を用いて、所有者が記憶している暗証方位と現在の方位とを照合して認証作業を行うので、暗証方位をイメージとして記憶することができ、暗証方位の記憶が容易である。
即ち、本発明は、複雑な暗証番号等を記憶しなくても良いので、認証作業が容易である。
【0023】
また、本発明の情報処理装置である携帯電話1のセキュリティー機能を、更に向上させる方法として、認証手順により立ち上げた機能が例えばメール機能の場合に、メール機能を立ち上げ後、再度、暗証方位と現在の方位とを認証することにより、メール機能の階層が深くなって、受信メールが開封可能になるようにしたものでも良い。
尚、本発明の第1の実施の形態の認証手順の変形例として、記憶手段には、2つの暗証方位を記憶させ、この2つの暗証方位と、2つの暗証方位に対応して算出手段が算出する複数の現在の方位とを照合手段が照合するようにしたものでも良い。このような携帯電話機1は、認証手順が複雑になるが、セキュリティー機能を向上させることができる。
【0024】
また、携帯電話機1の認証手順の第2の実施の形態を、図6に示すブロック図で説明すると、記憶手段には、第1の実施の形態の認証手順と異なり、暗証方位以外に、複数桁からなる認証コード(例えば認証番号)が予め登録されている。
そして、電源入力すると、表示部4に図2に示すような方位針9と方位目盛り10とが表示される。
【0025】
次ぎに、携帯電話機1の向きに対応して算出手段が現在の方位を算出して、方位針9が現在の方位に対応して回動する。
そして、予め記憶している暗証方位である、例えばW方向の方位に方位針9のN極9aを合わせた状態で、複数の入力キー2のいずれかを操作する。
すると、照合手段が暗証方位と算出手段が算出した現在の方位とを照合すると共に、予め記憶してしている認証コードと、複数の入力キー2のいずれかを操作して入力する入力コードとを照合する。
【0026】
そして、互いの方位と互いのコードとの両方が一致すると、認証が成功した旨の表示がされて、所定の情報処理が行えるようになる。また、互いの方位、又は互いのコードのいずれか、または両方が一致しなかった場合は、第1の実施の形態と同様に、表示部4に認証が失敗した旨が表示されて、再入力の催促がされるようになっている。
【0027】
このような本発明の第2の実施の実施の形態の認証手順は、所有者が暗証方位と認証コードの両方を記憶しなけれがいけないが、第1の実施の形態の認証手順で行ったものより優れたセキュリティー機能を提供できる。そのために、第3者が容易に機密情報にアクセスすることができない。
そして、本発明の第2の実施の形態における暗証方位と現在の方位の照合、及び認証コードと入力コードとの照合の順序は、どちらを先に行っても良い。
尚、本発明の実施の形態では、認証作業を複数の入力キー2のいずれかを操作することで説明したが、入力キー2以外に配設した専用の認証キー(図示せず)を設け、認証キーを操作することで方位針9と方位目盛り10が立ち上がって認証作業が行えるものでも良い。
また、本発明の情報処理装置は、携帯電話機1に限定されず、例えばパソコン、ゲーム機、オーディオ機器等でも良く、これらの機器に磁気センサを搭載して認証するようにしたものでも良い。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明の情報処理装置である携帯電話機を説明する平面図である。
【図2】図1の表示部の拡大図である。
【図3】本発明に係わる電子コンパスの斜視図である。
【図4】本発明に関する情報処理装置の暗証方位の登録を説明するブロック図である。
【図5】本発明に係わる第1の実施の形態の認証手順を説明するブロック図である。
【図6】本発明に係わる第2の実施の形態の認証手順を説明するブロック図である。
【符号の説明】
【0029】
1 携帯電話機
2 入力キー
3 操作部
4 表示部
5 電子コンパス
6 基台
7 磁気センサ
9 方位針
9a N極
9b S極
10 方位目盛り



【特許請求の範囲】
【請求項1】
地磁気を検出可能な磁気センサを備えた情報処理装置であって、
前記情報処理装置の向きに対応して変化する前記磁気センサが検出する地磁気に基づいて方位を算出する算出手段と、
任意の方位からなる暗証方位を予め登録して記憶させた記憶手段と、前記算出手段が算出する現在の方位と前記暗証方位とを照合する照合手段とを備え、
前記暗証方位と前記現在の方位とを前記照合手段が照合して一致すると、所定の情報処理を行うことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記算出手段が算出する前記現在の方位を表示可能な表示部を有し、この表示部には、前記算出手段が算出した前記現在の方位に対応する方位針が表示され、前記現在の方位の変化に連動して前記方位針が回動することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記表示部に表示した前記方位針の外周には、全方位角をN等分した方位目盛りが表示されていることを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記情報処理装置には、複数の入力キーが配設され、前記暗証方位の登録は、前記方位針が任意の方位を指した時点で、前記複数の入力キーの内のいずれかを操作すると、前記記憶手段に前記任意の方位が前記暗証方位として登録されて記憶されることを特徴とする請求項2、または3記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記記憶手段に記憶させた前記暗証方位と、前記算出手段が算出した前記現在の方位とを前記照合手段が照合して、一致、または不一致の場合は、前記表示部にその旨が表示されることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記記憶手段には、前記暗証方位以外に複数桁からなる認証コードを予め記憶しており、前記照合手段は、予め記憶している前記認証コードと、前記複数の入力キーの操作により前記認証コードに対応して入力する入力コードとの照合を行うと共に、前記暗証方位と前記現在の方位との照合を行うことを特徴とする請求項4、または5記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記磁気センサは、X、Y、Zの3軸方向に複数配設され、前記3軸方向のそれぞれの前記磁気センサが検出する前記地磁気のズレを自動的に補正可能な補正回路が配設されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記照合手段は、予め記憶手段に記憶させた複数の前記暗証方位と、前記算出手段が算出する複数の前記現在の方位とを照合することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の情報処理装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2006−221546(P2006−221546A)
【公開日】平成18年8月24日(2006.8.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−36456(P2005−36456)
【出願日】平成17年2月14日(2005.2.14)
【出願人】(000010098)アルプス電気株式会社 (4,263)
【Fターム(参考)】