説明

情報拡散システム、情報拡散装置、情報拡散方法、および情報拡散プログラム

【課題】ネットワーク接続された情報端末における情報漏えいの発生を軽減する。
【解決手段】相互に接続された分散ノード102からなる分散ネットワーク101と、分散ネットワーク101に接続され分散ノード102に対して情報の提供を行う偽情報生成装置10とを備え、偽情報生成装置10は、実在の個人、団体、および企業にかかる情報を特定情報として収集する本体部105と、収集された特定情報の加工変更を行い加工個別情報を生成し、この加工個別情報を分散ネットワーク101の各分散ノード102に送信する個別情報判別手段120を備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特定の個人および企業を識別可能な情報を置換し流通させる技術に関する。
【背景技術】
【0002】
企業ネットワークなどのローカルネットワークや分散ネットワークにおける顧客情報の漏えいや、インターネット上への個人情報の流出は、企業の社会的信頼を損なう事由となり、個人情報の保護という法定的な意味でも大きな問題となっている。
これに対して、情報漏えいや情報流出に対する防御策として、例えば、企業ネットワークにおける企業内ユーザによって顧客情報が持ち出されることを防いだり、ネットワークを介して顧客情報へのアクセスに対するセキュリティ強化を行うなど、情報の囲い込みを行う手法がとられてきている。
【0003】
また、例えば顧客情報に対して暗号化を行ったり、持ち出された情報が自動的に消去される手法など、これまでの情報漏えいや情報流出への対策は、顧客情報などの保持情報そのものの流出を防ぐことや、情報の漏えい自体をさせないといったことに主眼が置かれている。
【0004】
しかしながら、こうした手法の方策や対策が実施される一方で、故意、もしくは過失などによりネットワークを介しての情報漏えい、情報流出の発生や、情報の持ち出しや持ち出された情報媒介の紛失などは、以前生じ得る状態にある。
【0005】
更には、企業ネットワークにおける情報端末やその端末利用者から、企業の内部情報や顧客情報等の情報漏えいや情報流出が生じた場合には、流出した情報に対してその後の情報管理や統制を行うことは困難であり、企業の社会的信頼は大きく損なわれる結果になってしまう。
【0006】
また、企業ネットワークや分散ネットワークにおいては、情報を流出させないように管理する対象としての情報端末(分散ノード)が増大し、例えば、分散ノード間で情報が共有された分散ネットワーク環境においては、各端末(分散ノード)からの情報流出の可能性があり、且つ各分散ノードの管理対象範囲が増大した場合には、対応要員数も膨大となり、全ての分散ノードで均等なセキュリティレベルを保ち、情報が流出しないように管理することは困難となっている。
【0007】
これに対する関連情報として、ローカルネットワークなど、分散ネットワーク環境における各ノードの保有する情報を取得して、この情報に含まれる個人情報部分を抽出し(特許文献2,3)、この抽出された個人情報部分を削除する、または置換する(特許文献1)手法が考えられる。
【0008】
また、情報漏えい抑制の対象である真情報を偽情報に埋もれさせるという手法が考えられるが、大量の偽情報を生成する必要があり、この大量の偽情報を生成する際に、偽情報の元となる情報を大量に集める必要があり、更には、この情報に基づく偽情報を生成するのに膨大な手間、労力、コストがかかるという不都合がある。
【特許文献1】特願2006−221560
【特許文献2】特開2007−102685
【特許文献3】特開2008−065687
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、上記関連技術では、個人情報部分が削除された、または置換された場合に、元の情報である真情報と比較した場合に、新情報における個人情報部分が欠落しており、個人情報部分が容易に判別できてしまうという不都合がある。
【0010】
[発明の目的]
本発明は、上記関連技術の有する不都合を改善し、ネットワーク接続された情報端末における情報漏えいの発生を有効に軽減する情報拡散システム、情報拡散方法、および情報拡散プログラムを提供することを、その目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するために、本発明に係る情報拡散システムは、通信回線を介して相互に接続された端末からなるローカルネットワークと、当該ローカルネットワークに接続され前記端末に対して情報の提供を行う情報提供装置とを備えた情報拡散システムであって、前記情報提供装置は、実在の個人、団体、および企業にかかる情報を特定情報として収集する特定情報収集手段と、前記収集された特定情報の加工変更を行い加工個別情報を生成する特定情報加工手段と、前記加工個別情報を前記ローカルネットワークの各端末に送信する加工情報送信手段とを備えた構成をとっている。
【0012】
又、本発明にかかる情報拡散装置は、通信回線を介して相互に接続された端末からなるローカルネットワークに接続され、前記端末に対して情報の提供を行う情報提供装置であって、実在の個人、団体、および企業にかかる情報を特定情報として収集する特定情報収集手段と、前記収集された特定情報の加工変更を行い加工個別情報を生成する特定情報加工手段と、前記加工個別情報を前記ローカルネットワークの各端末に送信する加工情報送信手段とを備えたことを特徴としている。
【0013】
更に、本発明にかかる情報拡散プログラムは、通信回線を介して相互に接続された端末からなるローカルネットワークと、前記端末に対して情報の提供を行う情報提供装置とを備えた情報拡散システムにあって、前記端末に対して情報の提供を行うための情報拡散プログラムであって、実在の個人、団体、および企業を特定する特定情報の加工変更を行って加工個別情報を生成する特定情報加工機能を前記情報提供装置のコンピュータに実行させることを特徴としている。
【発明の効果】
【0014】
本発明は、以上のように構成され機能するので、これによると、実在の個人、団体、および企業にかかる情報を特定情報として収集する手段と、前記特定情報に対して加工変更を行い生成された加工情報を、ローカルネットワークを構成する情報端末に送信する手段とを備えた構成としたことにより、前記ローカルネットワーク接続された情報端末における情報漏えいの発生を有効に軽減する情報拡散システム、情報拡散装置、情報拡散方法、および情報拡散プログラムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
[実施形態1]
次に、本発明の一実施形態である情報拡散システムについて、その基本的構成内容を説明する。
【0016】
本実施形態の情報拡散システムは、図1に示すように、インターネット112に接続され、当該インターネット112を介して取得された情報に基づき偽情報の生成を行う偽情報生成装置10と、この偽情報生成装置10に通信回線を介して接続された、例えば、企業LAN等である分散ネットワーク101と、相互に通信回線を介して接続され分散ネットワーク101を構成する分散ノード102を備えている。
【0017】
偽情報生成装置10は、例えば、マイクロプロセッサ等により構成されるコンピュータを内蔵しており、これらのコンピュータが予め設定されたコンピュータプログラムを実行することにより、以下に示す検索エンジン部111、偽情報生成部(特定情報加工手段に相当)100、および個人情報企業情報判別手段120それぞれにおける各機能動作を実現する。
【0018】
偽情報生成装置10は、インターネット上に公開されたWebサイト、およびWebページを、入力されたキーワードに基づき検索する検索エンジン手段111と、偽情報の生成用に予め設定されたテンプレートファイルを記憶するテンプレートファイル記憶手段110と、この検索エンジン手段111、およびテンプレートファイル記憶手段110から取得された情報(元情報130)に基づき偽情報の生成を行う偽情報生成部100を有する。
また、偽情報生成部100は、検索エンジン手段111、およびテンプレートファイル記憶部110からの元情報(特定情報に相当)130を取得する本体部105と、取得された元情報130に含まれる個人情報や企業情報等を抽出する個別情報判別装置120を備えている。
【0019】
更に、個別情報判別手段120に接続され、偽情報生成装置10で取得された個人情報を記憶する個人情報データベース(DB)121と、同様に個別情報判別装置120に接続され、偽情報生成装置10で取得された個人情報を記憶する企業情報データベース(DB)122を備えている。
尚、本実施形態では、個別情報判別手段120、および個人情報データベース(DB)121は、偽情報生成装置10の外部に設置されているが、偽情報生成装置10の内部に設けられた構成であってもよい。
【0020】
検索エンジン手段111は、インターネット112に公開されたWebサイト、Webページなどを検索し、検索結果としての偽情報の元となる元情報130を取得する元情報取得機能を備えている。
尚、検索エンジン手段111は、インターネット112を介して利用することが可能な検索エンジンWebサイトであってもよく、この場合、偽情報生成装置10内に予め設定されたWebブラウザによって、この検索エンジンWebサイトにアクセスを行い、検索を行う。
【0021】
ここでは、検索エンジン手段111は、上述のように、インターネットで公開されている情報をキーワードに基づき検索するサーチエンジンサービスクライアントを示すが、インターネットを介してサーチエンジンサービスを提供するWebサーバであってもよい。
この場合、偽情報生成部100の本体部105が、サーチエンジンサービスクライアントとして機能する。このとき、本体部105は、検索エンジン手段111に対して、キーワード師弟による検索要求を送信すると共に、検索エンジン手段111により検索された検索結果を取得する。
【0022】
偽情報生成部100の本体部105は、検索エンジン手段111により検索結果として取得された情報(元情報130)を取得する検索結果取得機能と、テンプレートファイル記憶部110から予め登録された元情報130を取得するテンプレート取得機能とを有する。
また、本体部105は、インターネット112を介して元情報130を取得した場合は、テンプレートファイル110に同一の情報が無いか確認を行い、同一の情報が存在しない場合は、当該情報を偽情報生成参照情報としてテンプレートファイル記憶部110に登録する参照情報登録機能を備えている。尚、取得された元情報130は、個別情報判別装置120に渡される。
【0023】
これにより、テンプレートファイル記憶部110に含まれない、多様な元情報130を取得すると共に、この元情報130を偽情報131の生成に利用することができる。
本体部105は、生成した偽情報131(偽個人情報、および偽企業情報)を、分散ネットワーク101を介して分散ノード102に供給する偽情報分散供給機能を備えている。
【0024】
個別情報判別装置120は、本体部105により取得された元情報130から個人特定情報、および企業特定情報を判別し、抽出する個別情報抽出機能を有する。
【0025】
ここで、個別情報判別装置120は、本体部105から元情報130を渡された場合、例えば、特開2006−221560、特開2008−65867、特開2007−102685等の関連技術を利用して、元情報130内に含まれる個人情報、企業情報の抽出を行う個別情報抽出機能を備えている。
【0026】
個別情報判別手段120は、抽出された個人情報を、個人情報DB121に記憶された正規の個人特定情報に基づき、抽出された個人情報(個人特定情報)を偽個人情報へと置換する個人情報変換機能を有する。
尚、個人情報、および偽個人情報は、それぞれ同様の形式、形態を有する情報であるものとする。
又、個別情報判別手段120は、抽出された企業情報を、企業情報DB122に記憶された正規の企業特定情報に基づき、抽出された企業情報(企業特定情報)を偽企業情報へと置換する企業情報変換機能を有する。
尚、企業情報、および偽企業情報は、それぞれ同様の形式、形態を有する情報であるものとする。これにより、置換生成された各偽個人情報、偽企業情報が、置換前の情報(元情報)か置換後の情報(偽情報)なのかを、第3者によって判別されることを抑制することができる。
【0027】
更に、個別情報判別手段120は、個人特定情報と偽個人情報との対応関係を示す置換対応表を生成すると共に、企業特定情報と偽企業情報との対応関係を示す置換対応表を生成する対応表生成機能を備えている。
これにより、個人情報DB121には、正規の個人情報(個人特定情報)と、偽個人情報とが記憶される。また、企業情報DB122にも、同様に、正規の企業情報(企業特定情報)と、偽企業情報とが記憶される。
【0028】
更に、個別情報判別手段120は、個別情報DB121、および企業情報DB122を参照すると共に、上記置換対応表に基づき、個人特定情報、および企業特定情報を、それぞれ偽個人情報、および偽企業情報に置換する。
これにより、個別情報判別手段120は、重複のない多様な偽個人情報、および偽企業情報を生成することができる。
【0029】
テンプレートファイル記憶部110は、偽情報131の元となる情報としての元情報130(参照情報)を記憶する元情報記憶機能を有する。
また、テンプレートファイル記憶部110は、登録された参照情報に基づき、予め登録された参照情報の更新を行う参照情報更新機能を有する。
これにより、繰り返し偽情報の生成が行われることにより、多様なテンプレートデータが蓄積され、このため、多様な偽情報131を生成することが可能となる。
【0030】
ここで、偽情報131は、元情報130に基づき生成され、個人情報や企業情報などの情報が、別の個人情報、および企業情報(偽個人情報、および偽企業情報)に置換された情報である。
【0031】
個人情報DB121は、予め設定された個人特定情報を記憶するデータベースであって、この個人特定情報には、個人を特定する情報として、個人名、住所、電話番号、メールアドレスなどの個人情報が含まれる。
個人情報DB121は、個別情報判別手段120により抽出された個人特別情報を記憶する個人情報記憶手段を備える
企業情報DB122は、予め設定された企業特定情報を記憶するデータベースであって、この企業特定情報には、企業を特定する情報として、企業名、住所、電話番号、ホームページのURLなどの企業情報が含まれる。
【0032】
分散ネットワーク101は、この分散ネットワーク101を構成する、複数の異なる分散ノード102−1、102−2、…(総称として「分散ノード102」という)と、偽情報生成部100とを相互に接続する通信回線ネットワークであって、通信回線を介して分散ノード102と偽情報生成部100との間で相互に通信を行われる。
尚、分散ノード102はそれぞれ、HDD等の記憶装置、めもり、マイクロプロセッサ等を内蔵した一般的なパーソナルコンピュータであって、予め設定されたコンピュータプログラムの実行を行い機能するものとする。
【0033】
以上のように、本実施形態によれば、各分散ノード102に対して偽情報131を常時配布する構成とすることにより、分散ネットワーク101内における、または、分散ノード102が取得した情報の真偽特定を困難にすることができる。
【0034】
[実施形態1の動作説明]
ここで、上記実施形態である情報生成システム全体の動作について、その概略を説明する。
分散ノード102からなる分散ネットワーク101と、分散ノード102に対して情報の提供を行う偽情報生成部100とを備えた情報拡散システムにあって、偽情報生成部100が、実在の個人、団体、および企業にかかる情報を特定情報(個人情報、および企業情報)130として収集して、この特定情報の加工変更を行って偽情報131を生成し(特定情報加工機能)、偽情報131を分散ノード102に送信する。
尚、上記実在の個人、団体、および企業を特定する特定情報の加工変更を行って加工個別情報を生成する特定情報加工機能を、偽情報生成部100の備えたコンピュータに実行させる構成としてもよい。
【0035】
次に、この情報分散システムの動作について、図2のフローチャートに基づき説明する。
【0036】
まず、偽情報生成部100は、検索エンジン手段111で検索を行い、インターネット112を介して検索結果を、元情報として取得する(ステップS1:元情報検索取得機能)。
次いで、偽情報生成部100は、テンプレートファイル記憶部110を参照して、取得された元情報130がテンプレートファイル記憶部110内に記憶されているか否かを確認し、記憶されていなければ、取得された元情報130をテンプレートファイル記憶部110に送信する。テンプレートファイル記憶部110は、送り込まれた元情報130を記憶する(ステップS3)。
【0037】
一方で、偽情報生成部100の本体部105は、偽情報の元情報130を、予め設定されたテンプレートファイル記憶部110から取得する(ステップS2:元情報参照取得機能)。取得された元情報130は、個別情報判別手段120に渡される。
【0038】
個別情報判別手段120は、取得した元情報130内に含まれる個人情報、および企業情報の抽出を行う(ステップS4:個人情報・企業情報抽出機能)。
次いで、個別情報判別手段120は、抽出された個人情報、および企業情報を、個人情報DB121を参照して、予め記憶された登録個人情報に基づき変換対応表を生成する(ステップS5)と共に、抽出された個人情報を別の情報へと置換することにより偽情報131を生成する(ステップS6:情報置換機能)。
偽情報生成部100は、生成された偽情報131を、分散ネットワーク101を介して各分散ノード102に対して送信する(ステップS7:偽情報送信機能)。
【0039】
以上のように、本実施形態では分散ネットワーク101で相互に送信される情報、および分散ノード102に記憶された情報として、分散ネットワーク101に偽データ(偽情報)を大量に流入させることができ、これにより、分散ネットワーク101のネットワーク利用者やデータ取得側で各情報、ファイルの真偽判別を困難にすることができる。
これにより、意識的に(悪意をもって)、または無意識に、分散ネットワークや分散ノードからの情報漏えいを行おうとするユーザに対して、情報の真偽判定のために膨大な作業を強いることができ、悪意なく無意識に行われるものも含めた情報漏えいの発生を有効に軽減することができる。
また、偽情報の元データは、テンプレートファイルのみでなく、検索エンジンを用いてインターネットからの収集された情報を利用することにより、偽情報の生成を自動化でき、作成された偽情報に多様性を持たせることができる。
【0040】
[実施形態2]
次に、本発明である情報拡散システムの実施形態2について、説明する。
【0041】
本実施形態2は、その構成全体としては前述した実施形態1(図1)とほぼ同一の構成を備えており、図3に示すように、分散ノード102から偽情報生成装置100に対して、流通情報140を送信する機構を有する点と、個別情報生成部100の本体部105が、受信した流通情報140をテンプレートファイル記憶部110に格納する機能(流通情報格納機能)を有する点とが上記実施形態1と相違する。
尚、前述した実施形態1と同一の部分については、同一の符号を付するものとする。
【0042】
以下、これを詳説する。
実施形態2の情報拡散システムは、インターネット112に接続され、当該インターネット112を介して取得された情報に基づき偽情報の生成を行う偽情報生成装置10と、この偽情報生成装置10に通信回線を介して接続された分散ネットワーク101を備え、この分散ネットワーク101は、相互に通信回線を介して接続された分散ノード102からなる。
【0043】
偽情報生成装置10は、例えば、マイクロプロセッサ等により構成されるコンピュータを内蔵しており、これらのコンピュータが予め設定されたコンピュータプログラムを実行することにより、以下に示す検索エンジン手段111、偽情報生成部100、および個別情報判別手段120それぞれにおける各機能動作を実現するものとする。
【0044】
偽情報生成装置10は、インターネット上に公開されたWebサイト、およびWebページを、入力されたキーワードに基づき検索する検索エンジン手段111と、偽情報の生成用に予め設定されたテンプレートファイルを記憶するテンプレートファイル記憶手段110と、この検索エンジン手段111、およびテンプレートファイル記憶手段110から取得された情報(元情報130)に基づき偽情報の生成を行う偽情報生成部100を有する。
偽情報生成部100は、検索エンジン手段111、およびテンプレートファイル記憶部110からの元情報130、および、分散ノード102から送り込まれる流通情報140を取得する本体部105と、取得された元情報130に含まれる個人情報や企業情報等を抽出する個別情報判別装置120を備えている。
【0045】
尚、上記流通情報140は、分散ノード102−A,B,C…(以下総称として「分散ノード102」という)それぞれで新たに生成され、その内容として個人情報や企業情報を含む情報(真情報)を示す。
【0046】
また、偽情報生成装置10は、個別情報判別装置120に接続され本体部105で取得された個人情報を記憶する個人情報データベース(DB)121と、個別情報判別装置120に接続され本体部105で取得されたで取得された個人情報を記憶する企業情報データベース(DB)122を備えている。
尚、本実施形態では、テンプレートファイル記憶部110、検索エンジン手段111、個別情報判別手段120、および個人情報データベース(DB)121はそれぞれ、偽情報生成装置10の内部に設けられた構成となっているが、それぞれが偽情報生成装置10の外部に設置された構成であってもよい。
【0047】
検索エンジン手段111は、インターネット112に公開されたWebサイト、Webページなどを検索し、検索結果としての偽情報の元となる元情報130を取得する元情報取得機能を備え、上記実施形態1と同様の機能動作を行うものとする。
【0048】
偽情報生成部100の本体部105は、検索エンジン手段111により検索結果として取得された情報(元情報130)を取得する検索結果取得機能と、テンプレートファイル記憶部110から予め登録された元情報130を取得するテンプレート取得機能とを有する。
また、本体部105は、インターネット112を介して元情報130を取得した場合は、テンプレートファイル110に同一の情報が無いか確認を行い、同一の情報が存在しない場合は、当該情報を偽情報生成参照情報としてテンプレートファイル記憶部110に登録する参照情報登録機能を備えている。尚、取得された元情報130は、個別情報判別装置120に渡される。
【0049】
これにより、テンプレートファイル記憶部110に含まれない、多様な元情報130を取得すると共に、この元情報130を偽情報131の生成に利用することができる。
本体部105は、生成した偽情報131(偽個人情報、および偽企業情報)を、分散ネットワーク101を介して分散ノード102に供給する偽情報分散供給機能を備えている。
また、本体部105は、上述のように、分散ノード102で生成され、偽情報131の元の情報130となる流通情報140を取得して、テンプレートファイル記憶部110に格納する流通情報格納機能を備えている。
【0050】
これにより、偽情報131の元となる流通情報140を分散ノードから取得しているため、分散ノード102で新たな情報が生成された場合でも、この情報(流通情報140)に対応する偽情報131を生成し、分散ノード102に転送することができる。また、分散ネットワーク101で共有され、分散ノード102で新たに生成された情報に対応した偽情報131の作成することができる。
【0051】
個別情報判別装置120は、本体部105により取得された元情報130から個人特定情報、および企業特定情報を判別し、抽出する個別情報抽出機能を有する。
【0052】
ここで、個別情報判別装置120は、本体部105から元情報130を渡された場合、例えば、特開2006−221560、特開2008−65867、特開2007−102685等の関連技術を利用して、元情報130内に含まれる個人情報、企業情報の抽出を行う個別情報抽出機能を備えている。
【0053】
個別情報判別手段120は、抽出された個人情報を、個人情報DB121に記憶された正規の個人特定情報に基づき、抽出された個人情報(個人特定情報)を偽個人情報へと置換する個人情報変換機能を有する。
又、個別情報判別手段120は、抽出された企業情報を、企業情報DB122に記憶された正規の企業特定情報に基づき、抽出された企業情報(企業特定情報)を偽企業情報へと置換する企業情報変換機能を有する。
【0054】
更に、個別情報判別手段120は、個人特定情報と偽個人情報との対応関係を示す置換対応表を生成すると共に、企業特定情報と偽企業情報との対応関係を示す置換対応表を生成する対応表生成機能を備えている。
これにより、個人情報DB121には、正規の個人情報(個人特定情報)と、偽個人情報とが記憶される。また、企業情報DB122にも、同様に、正規の企業情報(企業特定情報)と、偽企業情報とが記憶される。
【0055】
更に、個別情報判別手段120は、個別情報DB121、および企業情報DB122を参照すると共に、上記置換対応表に基づき、個人特定情報、および企業特定情報を、それぞれ偽個人情報、および偽企業情報に置換する。
これにより、個別情報判別手段120は、重複のない多様な偽個人情報、および偽企業情報を生成することができる。
【0056】
テンプレートファイル記憶部110は、偽情報131の元となる情報としての元情報130(参照情報)を記憶する元情報記憶機能を有する。 尚、偽情報131は、元情報130に基づき生成され、個人情報や企業情報などの情報が、別の個人情報、および企業情報(偽個人情報、および偽企業情報)に置換された情報である。
尚、偽情報131は、元情報130に基づき生成され、個人情報や企業情報などの情報が、別の個人情報、および企業情報(偽個人情報、および偽企業情報)に置換された情報である。
【0057】
また、テンプレートファイル記憶部110は、登録された参照情報に基づき、予め登録された参照情報の更新を行う参照情報更新機能を有する。
これにより、繰り返し偽情報の生成が行われることにより、多様なテンプレートデータが蓄積され、このため、多様な偽情報131を生成することが可能となる。
【0058】
個人情報DB121は、予め設定された個人特定情報を記憶するデータベースであって、この個人特定情報には、個人を特定する情報として、個人名、住所、電話番号、メールアドレスなどの個人情報が含まれる。
個人情報DB121は、個別情報判別手段120により抽出された個人特別情報を記憶する個人情報記憶手段を備える
企業情報DB122は、予め設定された企業特定情報を記憶するデータベースであって、この企業特定情報には、企業を特定する情報として、企業名、住所、電話番号、ホームページのURLなどの企業情報が含まれる。
【0059】
分散ネットワーク101は、この分散ネットワーク101を構成する、複数の異なる分散ノード102−1、102−2、…(総称として「分散ノード102」という)と、偽情報生成部100とを相互に接続する通信回線ネットワークであって、通信回線を介して分散ノード102と偽情報生成部100との間で相互に通信を行われる。
尚、分散ノード102はそれぞれ、ハードディスクドライブ(HDD)等の記憶装置、メモリ、マイクロプロセッサ等を内蔵した一般的なパーソナルコンピュータであって、予め設定されたコンピュータプログラムの実行を行い機能するものとする。
【0060】
以上のように、本実施形態では、偽情報131を生成するための元の情報(真情報)となる流通情報140を分散ノード102側からも取得することができる。これにより、偽情報生成部100では、分散ノード102で新たに生成された情報に対応した偽情報131を生成することができる。
また、流通情報140に基づき生成された偽情報131を分散ノード102に転送することにより、分散ノード102では、新たに生成した真情報(流通情報140)に基づく偽情報が流入することとなり、この結果、真情報と偽情報との真偽検証がより困難なものとなる。このため、例えば、分散ノードにアクセスできる人間による真情報の漏えいを有効に抑制することができる。
【0061】
[実施形態2の動作説明]
次に、上記実施形態である偽情報生成システム全体の動作について説明する。
【0062】
まず、偽情報生成部100は、検索エンジン手段111で検索を行い、インターネット112を介して検索結果を取得する(元情報検索取得機能)。
次いで、偽情報生成部100は、テンプレートファイル記憶部110を参照して、取得された元情報130がテンプレートファイル記憶部110に記憶されているか否かを確認し(参照確認工程)、記憶されていなければ、取得された元情報130を、偽情報131のテンプレートファイルとしてテンプレートファイル記憶部110に送信する。テンプレートファイル記憶部110は、送り込まれた元情報130を記憶する。
【0063】
また、本体部105は、分散ネットワーク101を介して、分散ノード102で生成された、または異なる分散ノード102間で送受信された流通情報140を取得する。
ここで、本体部105は、この流通情報140とテンプレートファイル記憶部110に予め記憶されたテンプレートファイル(元情報130を含む)とが同一であるか否かの判定を行う(流通情報判定工程)。
【0064】
ここで、上記流通情報判定工程では、個別情報判別装置120が、流通情報140およびテンプレートファイルから個人情報、および企業情報を検出し、検出された個人情報、および企業情報を流通情報140テンプレートファイルそれぞれから削除する。
検出された個人情報および企業情報が削除されたもの同士で比較することにより、上記流通情報140が個別情報判別手段120で書き換えられた(生成された)情報であるかの判定を行う。
これにより、流通情報140が偽情報生成装置100で書き換えられることにより生成された情報であるか否かの確認を行うことができる。
【0065】
このとき、同一の流通情報140とテンプレートファイル群との間で同一のファイルが検出されない、つまり同一と判定されるファイルが存在しなかった場合に、テンプレートファイル情報は、新たに生成された流通情報140(流通ファイル)であると判定され、テンプレートファイル記憶部110格納される(流通情報格納工程)。
ここで、新たに流通情報140と判定されたファイル情報は、偽情報131生成のためのテンプレートファイル(元情報)として利用される。
【0066】
また、偽情報生成部100の本体部105は、偽情報の元情報130を、予め設定されたテンプレートファイル記憶部110から取得する(元情報参照取得機能)。取得された元情報130は、個別情報判別手段120に渡される。
【0067】
個別情報判別手段120は、取得した元情報130内に含まれる個人情報、および企業情報の検出(抽出)を行う(個別情報抽出機能)。
次いで、個別情報判別手段120は、抽出された個人情報、および企業情報を個人情報DB121を参照して、予め記憶された登録個人情報に基づき置換対応表を生成する(ステップA105)と共に、抽出された個人情報を別の情報へと置換する(ステップA106:情報置換機能)ことにより偽情報131を生成する。
【0068】
偽情報生成部100の本体部105は、生成された偽情報131を、分散ネットワーク101を介して各分散ノード102に対して送信する(ステップA107:偽情報送信機能)。
【0069】
以上のように、本実施形態2では、偽情報131の元となる流通情報140を分散ノード102から取得しているため、分散ノード102上に新たな情報が生成された場合でも、流通情報140に対応する偽情報131を生成し、偽情報131を分散ネットワーク101を介して分散ノード102に転送するため、分散ノード102で新たに生成された情報(流通情報140)に対応する偽情報131の作成を行うことができ、分散ノードで生成された、より新しい情報にも対応した多様な偽情報を生成して、分散ネットワーク101に対して送出することができる。
【0070】
[実施形態3]
次に、本発明の実施形態3の構成について、図4を参照して説明する。
本実施形態3である情報拡散システムは、前述した実施形態1(図1)とほぼ同一の構成を備えており、図4に示すように、実施形態1(図1)における個別情報判別装置120、個人情報DB121、および企業情報DB122に接続され、個人情報、および企業情報を含むファイルデータのファイル名を置換生成する偽ファイル名生成装置201と、この偽ファイル名生成装置201に対して偽ファイル名生成のためのキーワードの提供を行う検索キーワードデータベース(DB)202とを備えた点が実施形態1と相違する。
尚、本実施形態では、図4に示すように、上記偽ファイル名生成装置201が偽情報生成装置10の内部に設けられた構成としているが、偽ファイル名生成装置120は、偽情報生成装置10の外部に設けられ、個別情報判別手段120に接続された構成であってもよい。
また、前述した実施形態1、2と同一の部分については、同一の符号を付するものとする。
【0071】
ここで、まず、個人情報、および企業情報それぞれには、各情報固有のファイル名が付与されているものとする。
偽ファイル名生成装置201は、個別情報判別手段120で扱われる元情報130のファイル名を読み取るファイル名取得機能と、取得したファイル名に個人情報、および企業情報が含まれているか否かを判別するファイル名判定機能とを有する。
【0072】
また、偽ファイル名生成装置201は、取得されたファイル名に個人情報、または企業情報が含まれると判定された場合に、上記変換対応リストに基づきファイル名内に含まれる個人情報、および企業情報の置換を行うファイル名置換生成機能を備えている。
【0073】
ここで、偽ファイル名生成装置201は、上記ファイル名置換生成機能を実行する際に、検索キーワードDB202内に予め記憶された単語情報、およびキーワードを、置換された個人情報、および企業情報に付与しよもよい。
尚、ここで、置換(生成)されたファイル名は偽情報131に付与され、当該に背情報131のファイル名として利用されるものとする。
また、偽ファイル名生成装置201、および検索キーワードDB202以外の構成内容については、前述した実施形態1と同様のものとする。
【0074】
以上のように、本実施形態3では、変換対応表を利用することにより、情報のファイル名についても、情報内容中の情報同一の個人情報、および企業情報に置換することができ、このため、生成された偽情報131とファイル名との整合性を保つことできる。
【0075】
また、取得されたファイル名に対して検索キーワードDB210に記憶された単語の付与、もしくはこの単語によりファイル名の置換を行った場合、例えば、分散ネットワーク上の情報の検出を行っている(悪意の)ユーザが、検索キーワードを指定して情報の検索を行った場合、指定された検索キーワードは置換された情報、つまり、置換される対象の単語であるため、結果として、上記悪意のユーザによって検出される情報には、より多くの偽情報が含まれることになり、結果として、情報漏えいを有効に軽減することができる。
【0076】
尚、上述の実施形態1、2、および3では、分散ネットワーク環境に適用した場合を例示したが、本発明を情報端末におけるファイル共有ネットワークに適用してもよい。
この場合、ファイル共有ネットワーク上に加工生成された情報(偽情報)を拡散して保存させる構成とすることにより、ファイル共有ネットワークで送受信される情報の情報真偽判定を困難にすることができる。
また、例えば、上記実施形態1,2,3の元情報を動画情報とした場合、例えば、音声に重要な意味がある場合は、実施形態における個人情報を検知する機能を、音声を置換する機能に置き換えることにより、音声置換によって上記動画情報とは異なる偽動画情報の生成を行うことができる。
【産業上の利用可能性】
【0077】
本発明は、顧客が使用しているデータを評価する際に、個人情報、および企業情報保護の観点から用いることができなかった個人情報・企業情報を置換して利用することができるため、置換生成されたデータを顧客データ評価用のテストデータとしても利用できる。
また、情報の種別に基づいて、情報の遮断や監視を行なうような装置、システムにも応用することできる。
【図面の簡単な説明】
【0078】
【図1】本発明による情報拡散システムの一実施形態を示す概略ブロック図である。
【図2】図1に開示した情報拡散システムにおける全体的な動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明による情報拡散システムの一実施形態を示す概略ブロック図である。
【図4】本発明による情報拡散システムの一実施形態を示す概略ブロック図である。
【符号の説明】
【0079】
10 偽情報生成装置(情報提供装置)
100 偽情報生成部(特定情報加工手段)
101 分散ネットワーク(ローカルネットワーク)
102 分散ノード(端末)
110 テンプレートファイル記憶部(流通情報記憶手段)
111 検索エンジン手段(特定情報収集手段)
112 インターネット
120 個別情報判別手段
121 個人情報データベース(DB)
122 企業情報データベース(DB)
130 元情報(流通情報、特定情報)
131 偽情報(加工個別情報)
140 流通情報
201 偽ファイル名生成装置
202 検索キーワードデータベース(DB)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信回線を介して相互に接続された端末からなるローカルネットワークと、当該ローカルネットワークに接続され前記端末に対して情報の提供を行う情報提供装置とを備えた情報拡散システムであって、
前記情報提供装置は、実在の個人、団体、および企業にかかる情報を特定情報として収集する特定情報収集手段と、
前記収集された特定情報に対して加工変更を行い加工個別情報を生成する特定情報加工手段と、
前記加工個別情報を前記ローカルネットワークの各端末に送信する加工情報送信手段とを備えたことを特徴とする情報拡散システム。
【請求項2】
前記請求項1に記載の情報拡散システムにおいて、
前記情報提供装置は、インターネットを介して前記特定情報を検索し取得する特定情報検索取得手段を備えたことを特徴とする情報拡散システム。
【請求項3】
前記請求項1に記載の情報拡散システムにおいて、
前記加工変更された特定情報と加工個別情報との対応関係をリスト化した加工対応表を記憶する加工対応記憶手段を、前記特定情報加工手段に併設したことを特徴とする情報拡散システム。
【請求項4】
前記請求項1、2に記載の情報拡散システムにおいて、
予め設定された前記特定情報を記憶すると共に前記特定情報を前記情報提供装置に対して提供する特定情報記憶手段を備えたことを特徴とする情報拡散システム。
【請求項5】
前記請求項1に記載の情報拡散システムにおいて、
インターネットを介して前記特定情報を含むファイルデータとしての流通情報を検索して取得する流通情報検索取得手段と、
前記取得された流通情報から前記特定情報を抽出する特定情報抽出手段とを備えたことを特徴とする情報拡散システム。
【請求項6】
前記請求項5に記載の情報拡散システムにおいて、
予め設定された前記流通情報を記憶すると共に前記流通情報を前記情報提供装置に提供する特定情報記憶手段を備えたことを特徴とする情報拡散システム。
【請求項7】
前記請求項1、6に記載の情報拡散システムにおいて、
前記情報提供装置は、前記ローカルネットワークの端末で生成され前記特定情報を含んだ流通情報を、前記ローカルネットワークを介して取得する流通情報取得手段を有し、
前記特定情報加工手段が、前記取得された流通情報の加工変更を行い加工個別情報を生成する流通情報加工機能を備えたことを特徴とする情報拡散システム。
【請求項8】
前記請求項5,6に記載の情報拡散システムにおいて、
前記情報提供装置は、前記取得した流通情報の各ファイル名の加工変更を行うと共に当該加工変更されたファイル名を前記加工個別情報に付与するファイル名変更手段を備えたことを特徴とする情報拡散システム。
【請求項9】
通信回線を介して相互に接続された端末からなるローカルネットワークに接続され、前記端末に対して情報の提供を行う情報提供装置であって、
実在の個人、団体、および企業にかかる情報を特定情報として収集する特定情報収集手段と、
前記収集された特定情報の加工変更を行い加工個別情報を生成する特定情報加工手段と、
前記加工個別情報を前記ローカルネットワークの各端末に送信する加工情報送信手段とを備えたことを特徴とする情報拡散装置。
【請求項10】
通信回線を介して相互に接続された端末からなるローカルネットワークと、前記端末に対して情報の提供を行う情報提供装置とを備えた情報拡散システムにあって、前記端末に対して情報の提供を行う情報拡散方法であって、
実在の個人、団体、および企業にかかる情報を特定情報として収集して、前記特定情報の加工変更を行って加工個別情報を生成し、前記加工個別情報を前記ローカルネットワークの各端末に送信することを特徴とした情報拡散方法。
【請求項11】
通信回線を介して相互に接続された端末からなるローカルネットワークと、前記端末に対して情報の提供を行う情報提供装置とを備えた情報拡散システムにあって、前記端末に対して情報の提供を行うための情報拡散プログラムであって、
実在の個人、団体、および企業にかかる情報を特定情報として収集し加工変更を行って加工個別情報を生成する特定情報加工機能を前記情報提供装置の備えたコンピュータに実行させることを特徴とした情報拡散プログラム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−97343(P2010−97343A)
【公開日】平成22年4月30日(2010.4.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−266578(P2008−266578)
【出願日】平成20年10月15日(2008.10.15)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】