説明

情報記録再生装置

【課題】音楽のプロモーションビデオや映画などを記録した記録媒体を再生したときに、任意のシーンでカラオケや映画の字幕のようにユーザ自身で登録した字幕を表示できるようにした情報記録再生装置を提供する。
【解決手段】字幕を登録する処理が開始されると、編集用のOSD表示を行い、編集するタイトルを再生させているときにシーン選択操作で再生が一時停止されると、一時停止再生経過時間を含むシーン情報をフラッシュメモリに格納する。また、作成された字幕の情報と字幕位置情報と字幕表示時間情報とをフラッシュメモリに格納する。そのタイトルが再生されると、再生経過時間が字幕表示開始時間になったときにフラッシュメモリから字幕情報と字幕位置情報を読み出して字幕情報が示す字幕を再生画面上の字幕位置情報が示す位置に表示を開始させ、再生経過時間が字幕表示終了時間になったときに字幕の表示を終了させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録媒体に映像音声情報を記録したり、記録媒体に記録された映像音声情報を再生したりする情報記録再生装置に関し、特に、再生画像に字幕を挿入する編集処理に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、映画等のような大量の映像音声データなどの情報を記録することができる光ディスクであるDVD(デジタル・バーサタイル・ディスク)が普及しつつある。DVDの種類としては、メーカ側で情報が記録され、ユーザ側では書き換えができないDVD−ROMタイプのDVD、ユーザ側で情報を1回だけ記録できるDVD−RタイプやDVD+RタイプのDVD、ユーザ側で情報を記録でき所定回数まで書き換え可能なDVD−RWタイプやDVD+RWタイプやDVD−RAMタイプのDVDなどが知られている。
【0003】
ところで、音楽のプロモーションビデオや映画などが記録されたDVD−ROMタイプのDVDや、テレビ放送信号を受信して映画やドラマなどが記録されたDVD−Rタイプ、DVD+Rタイプ、DVD−RWタイプ、DVD+RWタイプ、DVD−RAMタイプなどのDVDを再生したときに、任意のシーンでカラオケや映画の字幕のように、ユーザ自身で登録した字幕をOSD(オン・スクリーン・ディスプレイ)表示させたい場合がある。
【0004】
そこで、特許文献1の従来技術では、特定領域だけ後で記録が許可されているDVDを記録再生装置に装填し、記録モードに設定すると、記録すべき映像の位置では静止画となり、副映像を記録する領域が表示器の画面上で指定され、この指定された領域に文字が入力することができるようになっている。したがって、指定された領域に字幕としての文字を入力すれば、その字幕を再生画像の中に表示させることができる構成されている。
【0005】
また、特許文献2の従来技術では、ユーザが記録動作を決定した場合には、画像データおよび音声データを記録媒体に記録すると共に、入力される文字データを、その対象である画像データおよび音声データと関連付けて記録媒体に記録し、ユーザが再生動作を決定した場合には、記録されている文字データを表示し、ユーザが選択し決定した文字データに関連付けられている画像データおよび音声データを記録媒体から再生するように構成されている。
【特許文献1】特開平11−234622号公報
【特許文献2】特開平10−257426号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1の従来技術は、前述したように、指定された領域にしか字幕を入力することができないので、音楽のプロモーションビデオや映画などが記録されたDVDを再生したときに、任意のシーンでカラオケや映画の字幕のように、ユーザ自身で登録した字幕をOSD表示させたい場合には対処することができない。
【0007】
また、特許文献2の従来技術は、前述したように、ユーザが記録動作を決定した場合には、画像データおよび音声データを光ディスクやハードディスクに記録すると共に、入力される文字データを、その対象である画像データおよび音声データと関連付けて光ディスクやハードディスクに記録するようになっているが、画像データおよび音声データを光ディスクやハードディスクに記録した後で、任意のシーンでカラオケや映画の字幕のように、ユーザ自身で登録した字幕をOSD表示させたい場合には対処することができない。
【0008】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、音楽のプロモーションビデオや映画などを記録した光ディスクやハードディスクを再生したときに、任意のシーンでカラオケや映画の字幕のようにユーザ自身で登録した字幕を表示できるようにした情報記録再生装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、字幕を登録する処理が開始されると、編集用のOSD表示画面を表示手段に表示させるOSD表示処理手段と、編集するタイトルを再生させているときにユーザによるシーン選択操作で再生を一時停止させる操作があったときに再生を一時停止させる一時停止処理手段と、シーン選択操作で再生を一時停止させたときの一時停止再生経過時間と記録媒体識別情報とシーン識別情報とを含むシーン情報をメモリに格納するシーン情報格納処理手段と、ユーザ操作に応じて作成された字幕の情報をメモリに格納する字幕格納処理手段と、ユーザ操作に応じて設定された再生画面上の位置に前記作成された字幕を設定させるための字幕位置情報をメモリに格納する字幕位置情報格納手段と、ユーザ操作に応じて設定された字幕表示時間情報をメモリに格納する字幕表示時間情報格納処理手段とを有する字幕登録処理部と、前記編集されたタイトルが再生されると、再生経過時間が再生経過時間が前記シーン情報に含まれる記録媒体識別情報とシーン識別情報とに関連する一時停止再生経過時間になったか否かを判定することにより字幕表示開始時間になったか否かを判定する字幕表示開始時間判定手段と、再生経過時間が字幕表示開始時間になったと判定されたときに、メモリから字幕情報と字幕位置情報を読み出して、前記字幕情報が示す字幕を、再生画面上の前記字幕位置情報が示す位置に表示を開始させる字幕表示開始手段と、メモリから字幕表示時間情報を読み出し、再生経過時間が字幕表示時間情報の示す字幕表示時間を経過して字幕表示終了時間になったか否かを判定する字幕表示終了時間判定手段と、再生経過時間が字幕表示終了時間になったと判定されたときに字幕の表示を終了させる字幕表示終了手段とを有する字幕表示処理部とを備えたことを特徴とする情報記録再生装置を提供する。
【0010】
この構成において、例えば、音楽のプロモーションビデオや映画などを記録した記録媒体を装填し、任意のシーンでカラオケや映画の字幕のようにユーザ自身が登録した字幕をOSD表示するために以下のような処理が行われる。字幕を登録する処理が開始されると、字幕登録処理部のOSD表示処理手段は、編集用のOSD表示画面を表示手段にする。そして、編集するタイトルが選択されて再生され、再生させているときに、所望のシーンで字幕を挿入するため、ユーザ操作によりシーンが選択され、そのシーンで再生を一時停止させる操作がされると、字幕登録処理部の一時停止処理手段は、再生を一時停止させる。そして、字幕登録処理部のシーン情報格納処理手段は、シーン選択操作で再生を一時停止させたときの一時停止再生経過時間と記録媒体識別情報とシーン識別情報とを含むシーン情報をメモリに格納する。
【0011】
次に、ユーザ操作により字幕が作成されると、字幕登録処理部の字幕格納処理手段は、その作成された字幕の情報をメモリに格納する。この後、ユーザ操作により字幕を表示する位置が設定されると、字幕登録処理部の字幕位置情報格納手段は、再生画面上の位置に前記作成された字幕を設定させるための字幕位置情報をメモリに格納する。次に、ユーザ操作により字幕表示時間が設定されると、字幕登録処理部の字幕表示時間情報格納処理手段は、その字幕表示時間の情報をメモリに格納する。
【0012】
編集されたタイトルが記録された記録媒体を装填し、その編集されたタイトルが再生されると、字幕表示処理部の字幕表示開始時間判定手段は、再生経過時間が、前記シーン情報に含まれる記録媒体識別情報とシーン識別情報とに関連する一時停止再生経過時間になったか否かを判定することにより、字幕表示開始時間になったか否かを判定する。そして、再生経過時間が字幕表示開始時間になったと判定されたときに、字幕表示処理部の字幕表示開始手段は、メモリから字幕情報と字幕位置情報を読み出して、その字幕情報が示す字幕を、再生画面上の前記字幕位置情報が示す位置に表示を開始する
【0013】
前記字幕が、前記字幕位置情報が示す位置に表示されたとき、字幕表示処理部の字幕表示終了時間判定手段は、メモリから字幕表示時間情報を読み出し、再生経過時間が前記字幕表示時間情報の示す字幕表示時間を経過して字幕表示終了時間になったか否かを判定する。再生経過時間が字幕表示終了時間になったと判定されたとき、字幕表示処理部の字幕表示終了手段は、字幕の表示を終了させる。
【0014】
この構成によれば、字幕を登録する編集処理においては、ユーザが所望する任意のシーンで、所望する位置に所望する表示時間だけ所望する字幕を表示するための、シーン情報と字幕位置情報と字幕表示時間情報とを設定でき、字幕を表示する表示処理においては、前記設定されたシーン情報と字幕位置情報と字幕表示時間情報とにより、ユーザが所望する任意のシーンで、所望する位置に所望する表示時間だけ所望する字幕を表示することができる。したがって、光ディスクやハードディスクに記録された音楽のプロモーションビデオや映画などに対して前記字幕の登録編集処理を行うことによって、その光ディスクやハードディスクの情報を再生したときに、ユーザが所望する任意のシーンで、カラオケや映画の字幕のように、ユーザが所望する字幕を表示することができるようになる。
【0015】
請求項2の発明は、字幕を登録する処理が開始されると、編集用のOSD表示画面を表示手段に表示し、編集するタイトルを再生させているときに、シーン選択操作で再生を一時停止させたときの一時停止再生経過時間と記録媒体識別情報とシーン識別情報とを含むシーン情報と、ユーザ操作に応じて作成された字幕の情報と、ユーザ操作に応じて設定された再生画面上の位置に前記作成された字幕を設定させるための字幕位置情報と、ユーザ操作に応じて設定された字幕表示時間情報とをメモリに格納する字幕登録処理部と、前記編集されたタイトルが再生されると、再生経過時間が、前記シーン情報に含まれる記録媒体識別情報とシーン識別情報とに関連する一時停止再生経過時間になったか否かを判定することにより、字幕表示開始時間になったか否かを判定し、再生経過時間が字幕表示開始時間になったと判定したときに、メモリから字幕情報と字幕位置情報を読み出して、前記字幕情報が示す字幕を、再生画面上の前記字幕位置情報が示す位置に表示を開始させ、メモリから字幕表示時間情報を読み出し、再生経過時間が字幕表示時間情報の示す字幕表示時間を経過して字幕表示終了時間になったときに字幕の表示を終了させる字幕表示処理部とを備えたことを特徴とする情報記録再生装置を提供する。
【0016】
この構成において、例えば、音楽のプロモーションビデオや映画などを記録した記録媒体を装填し、任意のシーンでカラオケや映画の字幕のようにユーザ自身が登録した字幕をOSD表示するために以下のような処理が行われる。字幕を登録する処理が開始されると、字幕登録処理部においては、編集用のOSD表示画面を表示手段に表示し、編集するタイトルを再生させているときに、シーン選択操作で再生が一時停止されると、一時停止再生経過時間と記録媒体識別情報とシーン識別情報とを含むシーン情報をメモリに格納する。また、ユーザ操作に応じて作成された字幕の情報と、ユーザ操作に応じて設定された再生画面上の位置に前記作成された字幕を設定させるための字幕位置情報と、ユーザ操作に応じて設定された字幕表示時間情報とをメモリに格納する。
【0017】
前記編集されたタイトルが再生されると、字幕表示処理部においては、再生経過時間が、前記シーン情報に含まれる記録媒体識別情報とシーン識別情報とに関連する一時停止再生経過時間になったか否かを判定することにより、字幕表示開始時間になったか否かを判定し、再生経過時間が字幕表示開始時間になったと判定したときに、メモリから字幕情報と字幕位置情報を読み出して、前記字幕情報が示す字幕を、再生画面上の前記字幕位置情報が示す位置に表示を開始させ、前記メモリから字幕表示時間情報を読み出し、再生経過時間が字幕表示時間情報の示す字幕表示時間を経過して字幕表示終了時間になったときに字幕の表示を終了させる。
【0018】
この構成によれば、字幕を登録する編集処理においては、ユーザが所望する任意のシーンで、所望する位置に所望する表示時間だけ所望する字幕を表示するための、シーン情報と字幕位置情報と字幕表示時間情報とを設定でき、字幕を表示する表示処理においては、前記設定されたシーン情報と字幕位置情報と字幕表示時間情報とにより、ユーザが所望する任意のシーンで、所望する位置に所望する表示時間だけ所望する字幕を表示することができる。したがって、光ディスクやハードディスクに記録された音楽のプロモーションビデオや映画などに対して前記字幕の登録編集処理を行うことによって、その光ディスクやハードディスクの情報を再生したときに、ユーザが所望する任意のシーンで、カラオケや映画の字幕のように、ユーザが所望する字幕を表示することができるようになる。
【0019】
請求項3の発明では、請求項2の発明において、前記字幕登録処理部は、字幕を登録する処理が開始されると、編集用のOSD表示画面を表示手段に表示させるOSD表示処理手段と、編集するタイトルを再生させているときにユーザによるシーン選択操作で再生を一時停止させる操作があったときに再生を一時停止させる一時停止処理手段と、シーン選択操作で再生を一時停止させたときの一時停止再生経過時間と記録媒体識別情報とシーン識別情報とを含むシーン情報をメモリに格納するシーン情報格納処理手段と、ユーザ操作に応じて作成された字幕の情報をメモリに格納する字幕格納処理手段と、ユーザ操作に応じて設定された再生画面上の位置に前記作成された字幕を設定させるための字幕位置情報をメモリに格納する字幕位置情報格納手段と、ユーザ操作に応じて設定された字幕表示時間情報をメモリに格納する字幕表示時間情報格納処理手段とを有する。
【0020】
したがって、前記字幕登録処理部は、OSD表示処理処理、一時停止処理、シーン情報格納処理、字幕格納処理、字幕位置情報格納処理、および字幕表示時間情報格納処理を実現でき、これにより、ユーザが所望する任意のシーンで、所望する位置に所望する表示時間だけ所望する字幕を表示するための、シーン情報と字幕情報と字幕位置情報と字幕表示時間情報とを設定することが可能になる。
【0021】
請求項4の発明では、請求項2の発明において、前記字幕表示処理部は、前記編集されたタイトルが再生されると、再生経過時間が前記シーン情報に含まれる記録媒体識別情報とシーン識別情報とに関連する一時停止再生経過時間になったか否かを判定することにより字幕表示開始時間になったか否かを判定する字幕表示開始時間判定手段と、再生経過時間が字幕表示開始時間になったと判定されたときに、メモリから字幕情報と字幕位置情報を読み出して、前記字幕情報が示す字幕を、再生画面上の前記字幕位置情報が示す位置に表示を開始させる字幕表示開始手段と、メモリから字幕表示時間情報を読み出し、再生経過時間が字幕表示時間情報の示す字幕表示時間を経過して字幕表示終了時間になったか否かを判定する字幕表示終了時間判定手段と、再生経過時間が字幕表示終了時間になったと判定されたときに字幕の表示を終了させる字幕表示終了手段とを有する。
【0022】
したがって、前記字幕表示処理部は、字幕表示開始時間判定処理、字幕表示開始処理、字幕表示終了時間判定処理、および字幕表示終了処理を実現でき、これにより、ユーザが所望する任意のシーンで、所望する位置に所望する表示時間だけ所望する字幕を表示させることが可能になる。
【発明の効果】
【0023】
以上のように本発明によれば、字幕を登録する処理が開始されると、編集用のOSD表示画面を表示手段に表示させるOSD表示処理手段と、編集するタイトルを再生させているときにユーザによるシーン選択操作で再生を一時停止させる操作があったときに再生を一時停止させる一時停止処理手段と、シーン選択操作で再生を一時停止させたときの一時停止再生経過時間と記録媒体識別情報とシーン識別情報とを含むシーン情報をメモリに格納するシーン情報格納処理手段と、ユーザ操作に応じて作成された字幕の情報をメモリに格納する字幕格納処理手段と、ユーザ操作に応じて設定された再生画面上の位置に前記作成された字幕を設定させるための字幕位置情報をメモリに格納する字幕位置情報格納手段と、ユーザ操作に応じて設定された字幕表示時間情報をメモリに格納する字幕表示時間情報格納処理手段とを有する字幕登録処理部と、前記編集されたタイトルが再生されると、再生経過時間が再生経過時間が前記シーン情報に含まれる記録媒体識別情報とシーン識別情報とに関連する一時停止再生経過時間になったか否かを判定することにより字幕表示開始時間になったか否かを判定する字幕表示開始時間判定手段と、再生経過時間が字幕表示開始時間になったと判定されたときに、メモリから字幕情報と字幕位置情報を読み出して、前記字幕情報が示す字幕を、再生画面上の前記字幕位置情報が示す位置に表示を開始させる字幕表示開始手段と、メモリから字幕表示時間情報を読み出し、再生経過時間が字幕表示時間情報の示す字幕表示時間を経過して字幕表示終了時間になったか否かを判定する字幕表示終了時間判定手段と、再生経過時間が字幕表示終了時間になったと判定されたときに字幕の表示を終了させる字幕表示終了手段とを有する字幕表示処理部とを備えたので、字幕を登録する編集処理においては、ユーザが所望する任意のシーンで、所望する位置に所望する表示時間だけ所望する字幕を表示するための、シーン情報と字幕情報と字幕位置情報と字幕表示時間情報とを設定でき、字幕を表示する表示処理においては、ユーザが所望する任意のシーンで、所望する位置に所望する表示時間だけ所望する字幕を表示することができる。
【0024】
したがって、光ディスクやハードディスクに記録された音楽のプロモーションビデオや映画などに対して字幕の登録編集処理を行うことによって、その光ディスクやハードディスクの情報を再生したときに、ユーザが所望する任意のシーンで、カラオケや映画の字幕のように、ユーザが所望する字幕を表示することができるようになる。
【0025】
また、本発明によれば、字幕を登録する処理が開始されると、編集用のOSD表示画面を表示手段に表示し、編集するタイトルを再生させているときに、シーン選択操作で再生を一時停止させたときの一時停止再生経過時間と記録媒体識別情報とシーン識別情報とを含むシーン情報と、ユーザ操作に応じて作成された字幕の情報と、ユーザ操作に応じて設定された再生画面上の位置に前記作成された字幕を設定させるための字幕位置情報と、ユーザ操作に応じて設定された字幕表示時間情報とをメモリに格納する字幕登録処理部と、前記編集されたタイトルが再生されると、再生経過時間が、前記シーン情報に含まれる記録媒体識別情報とシーン識別情報とに関連する一時停止再生経過時間になったか否かを判定することにより、字幕表示開始時間になったか否かを判定し、再生経過時間が字幕表示開始時間になったと判定したときに、前記メモリから字幕情報と字幕位置情報を読み出して、前記字幕情報が示す字幕を、再生画面上の前記字幕位置情報が示す位置に表示を開始させ、前記メモリから字幕表示時間情報を読み出し、再生経過時間が字幕表示時間情報の示す字幕表示時間を経過して字幕表示終了時間になったときに字幕の表示を終了させる字幕表示処理部とを備えたので、字幕を登録する編集処理においては、ユーザが所望する任意のシーンで、所望する位置に所望する表示時間だけ所望する字幕を表示するための、シーン情報と字幕情報と字幕位置情報と字幕表示時間情報とを設定でき、字幕を表示する表示処理においては、ユーザが所望する任意のシーンで、所望する位置に所望する表示時間だけ所望する字幕を表示することができる。
【0026】
したがって、光ディスクやハードディスクに記録された音楽のプロモーションビデオや映画などに対して前記字幕の登録編集処理を行うことによって、その光ディスクやハードディスクの情報を再生したときに、ユーザが所望する任意のシーンで、カラオケや映画の字幕のように、ユーザが所望する字幕を表示することができるようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の一実施形態に係る情報記録再生装置としての複合型記録再生装置の構成を示すブロック図である。ここでは、情報記録再生装置としては、ハードディスク装置と光ディスク装置とが組み込まれた複合型記録再生装置について説明するが、本実施形態の特徴とする字幕登録処理部および字幕表示処理部をハードディスク装置や光ディスク装置に設ければ、同様な効果を得ることができる。
【0028】
図1において、複合型記録再生装置1は、光ディスクとしてのDVD13などに対して情報の記録/再生を行うDVDレコーダである光ディスク装置2と、HD(ハードディスク)14に対して情報の記録/再生を行うHDD(ハードディスクドライブ)であるハードディスク装置3と、図示しないアンテナからのテレビ放送信号を受信し、所望のチャンネルのテレビ放送信号を選択して映像音声信号として出力するチューナ4と、光ディスク装置2またはハードディスク装置3またはチューナ4から出力された映像音声信号を復号するデコーダ5と、チューナ4が受信可能な放送チャンネルを記憶すると共にシステムコントローラ10の動作に必要なプログラムなどを記憶するフラッシュメモリ6とを備えている。
【0029】
また、この複合型記録再生装置1は、デコーダ5で復号された映像信号をモニタ装置(テレビ受信機など)12のディスプレイ装置(表示手段)131で表示可能な映像信号に変換する映像出力部7と、編集用のOSD表示画面をモニタ装置13のディスプレイ装置131に表示させるためのOSD回路12と、デコーダ5で復号された音声信号をモニタ装置12のスピーカ132で出力可能な音声信号に変換する音声出力部8と、リモコン11から送信された赤外光の各種の指令信号を受信し、受信した赤外光の指令信号を電気信号の指令信号に変換し、この指令信号をシステムコントローラ10に入力するリモコン受信部9と、装置全体を制御する前記システムコントローラ10とを備えている。
【0030】
システムコントローラ10は、本実施形態の特徴として、字幕を登録する処理が開始されると、編集用のOSD表示画面をモニタ装置13のディスプレイ装置131に表示させるOSD表示処理手段と、編集するタイトルを再生させているときにユーザによるシーン選択操作で再生を一時停止させる操作があったときに再生を一時停止させる一時停止処理手段と、シーン選択操作で再生を一時停止させたときの一時停止再生経過時間と記録媒体識別情報とシーン識別情報とを含むシーン情報(ビデオストリーム情報等)をフラッシュメモリ6に格納するシーン情報格納処理手段と、ユーザ操作に応じて作成された字幕の情報をフラッシュメモリ6に格納する字幕格納処理手段と、ユーザ操作に応じて設定された再生画面上の位置に前記作成された字幕を設定させるための字幕位置情報をフラッシュメモリ6に格納する字幕位置情報格納手段と、ユーザ操作に応じて設定された字幕表示時間情報をフラッシュメモリ6に格納する字幕表示時間情報格納処理手段とを有する字幕登録処理部101を備えている。
【0031】
また、システムコントローラ10は、前記編集されたタイトルが再生されると、再生経過時間が、再生経過時間が前記シーン情報に含まれる記録媒体識別情報とシーン識別情報とに関連する一時停止再生経過時間になったか否かを判定することにより、字幕表示開始時間になったか否かを判定する字幕表示開始時間判定手段と、再生経過時間が字幕表示開始時間になったと判定されたときに、フラッシュメモリ6から字幕情報と字幕位置情報を読み出して、前記字幕情報が示す字幕を、再生画面上の前記字幕位置情報が示す位置に表示を開始させる字幕表示開始手段と、フラッシュメモリ6から字幕表示時間情報を読み出し、再生経過時間が字幕表示時間情報の示す字幕表示時間を経過して字幕表示終了時間になったか否かを判定する字幕表示終了時間判定手段と、再生経過時間が字幕表示終了時間になったと判定されたときに字幕の表示を終了させる字幕表示終了手段とを有する字幕表示処理部102を備えている。
【0032】
図2は本実施形態においてモニタ装置のディスプレイ装置の画面に表示される編集用OSD表示画面の一例を示す。図2において、編集用OSD表示画面21には、再生画像を表示させる再生画像領域22と、再生画像領域22の再生画像の中に表示させる文字の種類を選択するための文字種類が表示された文字種類表示領域23と、この文字種類表示領域23に表示された文字種類を選択したときに文字種類に応じた文字を表示させる文字表示領域24とが設けられている。
【0033】
図3は本実施形態において再生画像の或るシーンの中に字幕の文字が表示されている編集用OSD表示画面の一例を示す。図3において、再生画像領域22には、例えば「ABC」と言う字幕の文字が表示されている。この「ABC」と言う字幕の文字を表示させる場合、リモコンを操作し、文字種類表示領域23に表示された文字種類のうち、英大(英文字の大文字)を図示しないカーソルで選択し、リモコンで「ABC」の文字入力操作を行うと、文字表示領域24に「ABC」と言う文字が表示され、次に「ABC」をカーソルで選択して決定すると、再生画像領域22に「ABC」が表示され、更に、「ABC」の表示位置をカーソルで選択して決定すると、字幕の文字「ABC」が再生画像領域22の所望の位置に設定されることになる。
【0034】
図4は本実施形態において再生経過時間に対応する字幕表示開始時間と字幕表示時間と字幕表示終了時間との関係を説明するための時間関係図である。図4において、字幕表示開始時間は、字幕登録時においてユーザ操作により再生を一時停止した時点の再生経過時間である。字幕表示時間は、字幕登録時にユーザ操作により設定される時間であり、字幕が表示されている間の時間を示す。したがって、字幕表示開始時間から字幕表示時間を加えた時間が字幕表示終了時間を示すことになる。
【0035】
図5は本実施形態において字幕を登録する際の処理を説明するためのフローチャートである。このフローチャートおよび図1〜図4を参照して字幕を登録する際の処理を説明するためのフローチャートである。
【0036】
例えば、音楽のプロモーションビデオや映画などを記録したDVD(このDVDをDVD13とする)を複合型記録再生装置1内の光ディスク装置2に装填し、任意のシーンでカラオケや映画の字幕のようにユーザ自身が登録した字幕をOSD表示するために以下のような処理が行われる。
【0037】
DVD13が光ディスク装置2に装填された後、リモコン11を操作して字幕を登録する編集処理に設定され、字幕を登録する処理が開始されると、システムコントローラ10の字幕登録処理部101のOSD表示処理手段は、OSD回路12のOSD処理により、編集用のOSD表示画面(例えば図2のOSD表示画面21)をテレビ受信機などのモニタ装置13のディスプレイ装置131に表示する(ステップS1)。そして、リモコン11を操作して編集するタイトルが選択されて再生される(ステップS2)。この再生画像は、例えば、図2の再生画像領域22に表示される。
【0038】
このように編集するタイトルを再生させているときに、所望のシーンで字幕を挿入するため、ユーザのリモコン操作により所望のシーンが選択され(ステップS3)、そのシーンで再生を一時停止させるために、リモコン11の一時停止キーが操作されると、字幕登録処理部101の一時停止処理手段は、再生を一時停止させる(ステップS4)。そして、字幕登録処理部101のシーン情報格納処理手段は、シーン選択操作で再生を一時停止させたときの一時停止再生経過時間と記録媒体識別情報とシーン識別情報とを含むシーン情報をフラッシュメモリ6に格納する(ステップS5)。
【0039】
記録媒体識別情報は、編集している記録媒体(この場合はDVD13)を識別するための情報であり、シーン識別情報は、ユーザのリモコン操作により選択されたシーンを識別するための情報であるので、記録媒体識別情報およびシーン識別情報をもフラッシュメモリ6に格納しておくことによって、編集している記録媒体の再生が一時停止したときの一時停止再生経過時間が、どの記録媒体のどのシーンにおいて一時停止したかを知ることができる。
【0040】
次に、図3においても説明したようにユーザのリモコン操作により字幕が作成されると(ステップS6)、字幕登録処理部101の字幕格納処理手段は、その作成された字幕の情報をフラッシュメモリ6に格納する(ステップS7)。この後、図3においても説明したようにユーザのリモコン操作により字幕を表示する位置が設定されると(ステップS8)、字幕登録処理部101の字幕位置情報格納手段は、再生画面上の位置に前記作成された字幕を設定させるための字幕位置情報をフラッシュメモリ6に格納する(ステップS9)。
【0041】
次に、ユーザのリモコン操作により字幕表示時間が設定されると(ステップS10)、字幕登録処理部101の字幕表示時間情報格納処理手段は、その字幕表示時間の情報をフラッシュメモリ6に格納する(ステップS11)。そして、リモコン11の一時停止キーの再度の押下または再生キーの押下が行われ、再生が再開されると(ステップS12)、ステップS2の処理に戻り、以下同様な処理が行われ、ステップ11の処理の後、リモコン11の停止キーが押下されたとき、または再生が終了したとき、再生は再開されず(ステップS12)、本登録処理は終了する。
【0042】
図6は本実施形態において編集されたタイトルを再生した際に字幕が表示される処理を説明するためのフローチャートである。このフローチャートおよび図1〜図4を参照して編集されたタイトルを再生した際に字幕が表示される処理について説明する。
【0043】
編集されたタイトルが記録されたDVD13を装填し、リモコン11の再生キーを押下すると、DVD13に対する再生動作が開始し、編集されたタイトルが再生されると(ステップN1)、字幕表示処理部102の字幕表示開始時間判定手段は、再生経過時間が、当該シーン情報に含まれる記録媒体識別情報とシーン識別情報とに関連する一時停止再生経過時間(再生経過時間が当該DVD13のユーザのリモコン操作により選択されたシーンでの一時停止再生経過時間)になったか否かを判定することにより、字幕表示開始時間になったか否かを判定する(ステップN2)。そして、再生経過時間が字幕表示開始時間になったと判定されたときに、字幕表示処理部102の字幕表示開始手段は、フラッシュメモリ6から字幕情報と字幕位置情報を読み出して、OSD回路12のOSD処理により、その字幕情報が示す字幕を、再生画面上、例えば、図3で説明したOSD表示画面21の再生画像領域22の前記字幕位置情報が示す位置に表示を開始させる(ステップN3)。なお、このときは、字幕登録の編集時ではなく再生時であるので、再生画像領域22は、モニタ装置13のディスプレイ装置131の表示画面全体になる。
【0044】
前記字幕が、再生画像領域22の前記字幕位置情報が示す位置に表示されたとき、字幕表示処理部102の字幕表示終了時間判定手段は、フラッシュメモリ6から字幕表示時間情報を読み出し、図4においても説明したように、再生経過時間が字幕表示時間情報の示す字幕表示時間を経過して字幕表示終了時間になったか否かを判定する(ステップN4)。再生経過時間が字幕表示終了時間になったと判定されたとき、字幕表示処理部102の字幕表示終了手段は、字幕の表示を終了させる(ステップN5)。この時点で、前記編集されたタイトルの再生が終了していない場合は(ステップN6)、ステップN2に戻り、以下同様な処理を行い、そのタイトルの再生が終了すれば(ステップN6)、本字幕表示処理が終了する。
【0045】
以上説明したように本実施形態によれば、字幕を登録する編集処理においては、ユーザが所望する任意のシーンで、所望する位置に所望する表示時間だけ所望する字幕を表示するための、シーン情報と字幕情報と字幕位置情報と字幕表示時間情報とを設定でき、字幕を表示する表示処理においては、ユーザが所望する任意のシーンで、所望する位置に所望する表示時間だけ所望する字幕を表示することができる。
【0046】
したがって、光ディスクやハードディスクに記録された音楽のプロモーションビデオや映画などに対して字幕の登録編集処理を行うことによって、その光ディスクやハードディスクの情報を再生したときに、ユーザが所望する任意のシーンで、カラオケや映画の字幕のように、ユーザが所望する字幕を表示することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明の一実施形態に係る情報記録再生装置としての複合型記録再生装置の構成を示すブロック図である。
【図2】前記実施形態においてモニタ装置のディスプレイ装置の画面に表示される編集用OSD表示画面の一例を示す。
【図3】前記実施形態において再生画像の或るシーンの中に字幕の文字が表示されている編集用OSD表示画面の一例を示す。
【図4】前記実施形態において再生経過時間に対応する字幕表示開始時間と字幕表示時間と字幕表示終了時間との関係を説明するための時間関係図である。
【図5】前記実施形態において字幕を登録する際の処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】前記実施形態において編集されたタイトルを再生した際に字幕が表示される処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0048】
2 光ディスク装置(情報記録再生装置)
3 ハードディスク装置(情報記録再生装置)
6 フラッシュメモリ(メモリ)
12 OSD回路
13 DVD(記録媒体)
14 HD(記録媒体)
21 OSD表示画面
101 字幕登録処理部(OSD表示処理手段、シーン情報格納手段、字幕格納処理手段、字幕位置情報格納手段、字幕表示時間情報格納手段)
102 字幕表示処理部(字幕表示開始時間判定手段、字幕表示開始手段、字幕表示終了時間判定手段、字幕表示終了手段)
131 ディスプレイ装置(表示手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
記録媒体に映像音声情報を記録したり、記録媒体に記録された映像音声情報を再生したりする情報記録再生装置において、
字幕を登録する処理が開始されると、編集用のOSD表示画面を表示手段に表示させるOSD表示処理手段と、編集するタイトルを再生させているときユーザによるシーン選択操作で再生を一時停止させる操作があったときに再生を一時停止させる一時停止処理手段と、シーン選択操作で再生を一時停止させたときの一時停止再生経過時間と記録媒体識別情報とシーン識別情報とを含むシーン情報をメモリに格納するシーン情報格納処理手段と、ユーザ操作に応じて作成された字幕の情報をメモリに格納する字幕格納処理手段と、ユーザ操作に応じて設定された再生画面上の位置に前記作成された字幕を設定させるための字幕位置情報をメモリに格納する字幕位置情報格納手段と、ユーザ操作に応じて設定された字幕表示時間情報をメモリに格納する字幕表示時間情報格納処理手段とを有する字幕登録処理部と、
前記編集されたタイトルが再生されると、再生経過時間が前記シーン情報に含まれる記録媒体識別情報とシーン識別情報とに関連する一時停止再生経過時間になったか否かを判定することにより字幕表示開始時間になったか否かを判定する字幕表示開始時間判定手段と、再生経過時間が字幕表示開始時間になったと判定されたときに、メモリから字幕情報と字幕位置情報を読み出して、前記字幕情報が示す字幕を、再生画面上の前記字幕位置情報が示す位置に表示を開始させる字幕表示開始手段と、メモリから字幕表示時間情報を読み出し、再生経過時間が字幕表示時間情報の示す字幕表示時間を経過して字幕表示終了時間になったか否かを判定する字幕表示終了時間判定手段と、再生経過時間が字幕表示終了時間になったと判定されたときに字幕の表示を終了させる字幕表示終了手段とを有する字幕表示処理部とを備えたことを特徴とする情報記録再生装置。
【請求項2】
記録媒体に映像音声情報を記録したり、記録媒体に記録された映像音声情報を再生したりする情報記録再生装置において、
字幕を登録する処理が開始されると、編集用のOSD表示画面を表示手段に表示し、編集するタイトルを再生させているときに、シーン選択操作で再生を一時停止させたときの一時停止再生経過時間と記録媒体識別情報とシーン識別情報とを含むシーン情報と、ユーザ操作に応じて作成された字幕の情報と、ユーザ操作に応じて設定された再生画面上の位置に前記作成された字幕を設定させるための字幕位置情報と、ユーザ操作に応じて設定された字幕表示時間情報とをメモリに格納する字幕登録処理部と、
前記編集されたタイトルが再生されると、再生経過時間が前記シーン情報に含まれる記録媒体識別情報とシーン識別情報とに関連する一時停止再生経過時間になったか否かを判定することにより字幕表示開始時間になったか否かを判定し、再生経過時間が字幕表示開始時間になったと判定したときに、メモリから字幕情報と字幕位置情報を読み出して、前記字幕情報が示す字幕を、再生画面上の前記字幕位置情報が示す位置に表示を開始させ、メモリから字幕表示時間情報を読み出し、再生経過時間が字幕表示時間情報の示す字幕表示時間を経過して字幕表示終了時間になったときに字幕の表示を終了させる字幕表示処理部とを備えたことを特徴とする情報記録再生装置。
【請求項3】
前記字幕登録処理部は、字幕を登録する処理が開始されると、編集用のOSD表示画面を表示手段に表示させるOSD表示処理手段と、編集するタイトルを再生させているときにユーザによるシーン選択操作で再生を一時停止させる操作があったときに再生を一時停止させる一時停止処理手段と、シーン選択操作で再生を一時停止させたときの一時停止再生経過時間と記録媒体識別情報とシーン識別情報とを含むシーン情報をメモリに格納するシーン情報格納処理手段と、ユーザ操作に応じて作成された字幕の情報をメモリに格納する字幕格納処理手段と、ユーザ操作に応じて設定された再生画面上の位置に前記作成された字幕を設定させるための字幕位置情報をメモリに格納する字幕位置情報格納手段と、ユーザ操作に応じて設定された字幕表示時間情報をメモリに格納する字幕表示時間情報格納処理手段とを有することを特徴とする請求項2に記載の情報記録再生装置。
【請求項4】
前記字幕表示処理部は、前記編集されたタイトルが再生されると、再生経過時間が前記シーン情報に含まれる記録媒体識別情報とシーン識別情報とに関連する一時停止再生経過時間になったか否かを判定することにより字幕表示開始時間になったか否かを判定する字幕表示開始時間判定手段と、再生経過時間が字幕表示開始時間になったと判定されたときに、メモリから字幕情報と字幕位置情報を読み出して、前記字幕情報が示す字幕を、再生画面上の前記字幕位置情報が示す位置に表示を開始させる字幕表示開始手段と、メモリから字幕表示時間情報を読み出し、再生経過時間が字幕表示時間情報の示す字幕表示時間を経過して字幕表示終了時間になったか否かを判定する字幕表示終了時間判定手段と、再生経過時間が字幕表示終了時間になったと判定されたときに字幕の表示を終了させる字幕表示終了手段とを有することを特徴とする請求項2に記載の情報記録再生装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−188609(P2007−188609A)
【公開日】平成19年7月26日(2007.7.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−7383(P2006−7383)
【出願日】平成18年1月16日(2006.1.16)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】