説明

情報記録装置および販売促進方法

【課題】より効果的に顧客の囲い込みを支援できる情報記録装置を提供する。
【解決手段】情報記録装置10は、顧客が値引きの特典を受けるための値引き情報を格納しており、顧客が商品を購入するとき、値引き情報を複数の分割特典情報に分割し、商品を販売するときに発行するレシートに複数回に分けて分割特典情報を印刷する。また、情報記録装置10は、分割された全ての分割特典情報が同時に入力されたとき、顧客に対する特典として購入商品を値引きする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、商品の購入金額を記録用紙に印刷する除法記録装置に関し、特にレシートを発行するレジスター装置に関する。
【背景技術】
【0002】
スーパーマーケットやコンビニエンスストアのような小売を行なう小売業者では、競合他社より優位に立つために、顧客を囲い込んで自社のリピーターとすることが極めて重要である。
【0003】
そのため、小売業者は、顧客が自社のリピーターとなるように例えば広告のチラシに割引券を掲載したり、来店者にクーポン券を配布したりしている。また、商品の購入金額をレシートに印刷する際、小売業者はクーポン券をそのレシートに印刷して顧客に渡すこともある(特許文献1参照)。
【0004】
このような割引券やクーポン券を入手した顧客は、次回の来店時に、割引券を利用することにより割引した購入金額で商品を購入し、またクーポン券を利用することにより、商品を無料で受け取ることができる。
【特許文献1】特開昭62−133596号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、小売業者が割引券を利用して商品を割引したりクーポン券を利用して商品を無料に渡したりする場合、それらの商品はある特定の商品に限られていることが多い。そのため、顧客がその商品に興味がない場合には、割引券やクーポン券を使用する目的で来店する可能性が低く、割引券やクーポン券の配布だけでは自社のリピーターとして顧客を囲い込むことが十分ではなかった。
【0006】
本発明の目的は、より効果的に顧客の囲い込みを支援できるレジスター装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の情報記録装置は、
商品を販売するときにその商品を買った顧客に渡すための、商品の情報を記録した記録用紙を発行する情報記録装置であって、
顧客に特典を与えるための特典情報を予め記憶する記憶部と、
顧客が商品を購入するときに、前記記憶部に記憶されている前記特典情報を複数に分割した分割特典情報を複数回に分けて出力し、前記特典情報を分割した複数の前記分割特典情報が同時に入力されたとき、顧客に対して特典を与える処理部と、
前記処理部から出力された前記分割特典情報を前記商品の情報とともに前記記録用紙に印刷して発行する発行部と、を有している。
【0008】
本発明によれば、複数の分割特典情報を同時に入力することにより有用な特典情報が得られるので、小売業者は割引券やクーポン券を発行して顧客に来店を促すのではなく、複数の分割特典情報を揃える目的で顧客に来店を促す。これにより、顧客の来店回数を増やす契機となり、顧客の囲い込みをより効果的に行なうことができる。
【0009】
また、前記特典情報には、誤り検出符号が付加されており、前記処理部は、複数の前記分割特典情報が同時に入力されたとき、複数の前記分割特典情報から前記特典情報を復元し、復元された前記特典情報を前記誤り検出符号に基づいてエラーチェックし、エラーが検出されなければ、顧客に対する特典を与えるようにしてもよい。
【0010】
これによれば、読み取りのエラーを防止できる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、より効果的に顧客の囲い込みを支援できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明を実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本実施形態におけるレジスター装置10の構成を示すブロック図である。本レジスター装置10は、記憶部1、内部情報読込部2、数列処理部3、バーコード変換部4、レシート発行部5、およびバーコード読込部6、を有している。
【0013】
レジスター装置10は、顧客が値引きの特典を受けるための値引き情報を格納しており、顧客が商品を購入するとき、値引き情報を複数の分割値引き情報に分割し、商品を販売するときに発行するレシートに複数回に分けて分割値引き情報を印刷する。また、レジスター装置10は、分割された全ての分割値引き情報が同時に入力されたとき、顧客に対する特典として購入商品を値引きする。
【0014】
レジスター装置10には、値引き情報である一つのバーコードシンボルを複数のバーコードシンボルに分割してレシートに印刷する処理と、複数に分割されたバーコードシンボルを一括して読み込んで購入金額を値引きする処理とがある。
【0015】
まず、バーコードシンボルを分割してレシートに印刷するレジスター装置10の処理について説明する。
【0016】
レジスター装置10は値引き情報を値引き率に関連付けて予め記憶している。値引き情報とは、値引き率を識別するための一意の情報であり、例えば7桁の数列である。値引き情報の1桁の値はバーコードシンボルの黒バーと白バーのそれぞれの組み合わせで表現される。例えば、値引き情報の1桁の値が「0」であれば、黒バーと白バーとの組み合わせは「白バー、白バー、白バー、黒バー、黒バー、白バー、黒バー」である。また、値引き情報の1桁の値が「1」であれば、黒バーと白バーとの組み合わせは「白バー、白バー、黒バー、黒バー、白バー、白バー、黒バー」である。
【0017】
また、レジスター装置10は分割情報を予め記憶している。分割情報とは、顧客に複数回の来店を促すため、値引き情報を複数に分割するための情報であり、例えば値引き情報を曜日別に7分割する情報である。7分割された値引き情報は分割された値引き情報を全て揃えることにより、所定の値引き率で商品の購入金額について値引きが受けられる。
【0018】
なお、レジスター装置10は、チェックデジットを所定の式で計算し、計算した値を最後の桁に付加してエラーを検出するようにしてもよい。これによれば、バーコードスキャナによる読み取りエラーを防止できる。
【0019】
レジスター装置10は顧客により購入された商品の購入金額を顧客ごとに記憶している。レジスター装置10は、レジスター装置10上に配置されている合計のボタンが押下されると、値引き情報と分割情報を読み込む。続いて、レジスター装置10は、読み込んだ分割情報に基づいて値引き情報を分割し、分割した値引き情報の一部をバーコードシンボルに変換する。
【0020】
例えば、分割情報に7分割するように記述されており、値引き情報を分割情報に基づいて7分割する場合、日曜日に商品が購入されれば、レジスター装置10は、第1桁目の値をバーコードシンボルに変換する。また、月曜日に商品が購入されれば、レジスター装置10は第2桁目の値をバーコードシンボルに変換する。
【0021】
そして、レジスター装置10は変換したバーコードシンボルと記憶している最新の顧客の購入金額とをレシートに印刷する。このように値引き情報をレシートに印字することにより、新たにクーポンや割引券を発行して配布する必要がなく、運営にかかるコストを抑えることができる。
【0022】
次に、複数に分割されたバーコードシンボルを一括して読み込んで購入金額を値引きするレジスター装置10の処理について説明する。
【0023】
レジスター装置10は顧客により購入された商品の購入金額を顧客ごとに記憶している。レジスター装置10は、曜日ごとに7分割されたバーコードシンボルを一括して読み込むと、読み込んだバーコードシンボルを値引き情報に変換する。
【0024】
続いて、レジスター装置10は変換した値引き情報と記憶している値引き情報とを照合する。そして、レジスター装置10は、一致する値引き情報に関連付けられている値引き率で記憶している最新の購入金額を値引きしてレシートに印刷する。
【0025】
次に、バーコードシンボルを分割してレシートに印刷するレジスター装置2の各部の構成について詳細に説明する。
【0026】
記憶部1は、値引き情報を値引き率に関連付けて予め記憶しており、また分割情報を予め記憶している。また、記憶部1は顧客により購入された商品の購入金額を記憶している。
【0027】
内部情報読込部2は、レジスター装置10上に配置された合計ボタンが押下されたことを検知すると、記憶部1から値引き情報と分割情報を読み込んで数列処理部3に送信する。
【0028】
数列処理部3は、内部情報読込部2から値引き情報と分割情報を受信すると、分割情報に基づいて値引き情報を分割し、分割した値引き情報の一部をバーコード変換部4に送信する。
【0029】
バーコード変換部4は、数列処理部3から値引き情報の一部を受信すると、受信した値引き情報に応じたバーコードシンボルに変換してレシート発行部5に送信する。
【0030】
例えば、バーコード変換部4は、数列処理部3からの「0」の値を受信すると、「白バー、白バー、白バー、黒バー、黒バー、白バー、黒バー」で構成されるバーコードシンボルに変換する。また、バーコード変換部4は数列処理部3から「1」の値を受信すると、「白バー、白バー、黒バー、黒バー、白バー、白バー、黒バー」で構成されるバーコードシンボルに変換する。
【0031】
レシート発行部5は、バーコード変換部4からバーコードシンボルを受信すると、受信したバーコードシンボルと記憶部1に記録された購入金額とを印刷して発行する。
【0032】
次に、複数に分割されたバーコードシンボルを一括して読み込んで購入金額を値引きするレジスター装置10の各部の構成について詳細に説明する。
【0033】
バーコード読込部6は、レシートに印刷されているバーコードシンボルを読み取ることのできるバーコードスキャナ(不図示)と接続している。バーコード読込部6は、バーコードスキャナによりバーコードシンボルが読み取られると、読み取られたバーコードシンボルを読み込んで、バーコードシンボルをバーコード変換部4に送信する。
【0034】
バーコード変換部4は、バーコード読込部6からバーコードシンボルを受信すると、受信したバーコードシンボルを値引き情報に変換して内部情報読込部2に送信する。
【0035】
内部情報読込部2は、バーコード変換部4から値引き情報を受信すると、受信した値引き情報と記憶した値引き情報を照合する。そして、内部情報読込部2は、一致する値引き情報に関連付けられた値引き率に応じて購入金額を値引きしてレシート発行部5に送信する。
【0036】
レシート発行部5は、内部情報読込部2から値引きした購入金額を受信すると、値引きした購入金額をレシートに印刷して発行する。
【0037】
図2は本実施形態におけるレジスター装置10の動作を示すフローチャートである。図2Aでは、顧客が初めて来店して商品を購入したときのレジスター装置10の動作の一例を示す。図2Bでは、7分割されたバーコードシンボルを全て揃えた顧客が来店して商品を購入するときのレジスター装置10の動作の一例を示す。
【0038】
まず、図2Aを参照して顧客が初めて来店して商品を購入したときのレジスター装置10の動作について詳細に説明する。
【0039】
記憶部1は、値引き情報を値引き率と関連付けて予め記憶しており、また分割情報とを予め記憶している(ステップ100)。記憶部1は顧客により購入された商品の購入金額を顧客ごとに記録している(ステップ101)。
【0040】
まず、内部情報読込部2は、レジスター装置10の合計ボタンの押下を検知すると、記憶部1から値引き情報と分割情報を読み込んで数列処理部3に送信する(ステップ102)。数列処理部3は、内部情報読込部2から値引き情報と分割情報を受信すると、分割情報に基づいて値引き情報を分割し、分割した値引き情報の一部をバーコード変換部4に送信する(ステップ103)。
【0041】
バーコード変換部4は、数列処理部3から値引き情報の一部を受信すると、受信した値引き情報の一部に応じたバーコードシンボルに変換してレシート発行部5に送信する(ステップ104)。レシート発行部5は、バーコード変換部4からバーコードシンボルを受信すると、受信したバーコードシンボルと記憶部1に記録している最新の購入金額とを印刷して発行する(ステップ105)。
【0042】
次に、図2Bを参照して7分割されたバーコードシンボルを全て揃えた顧客が来店して商品を購入するときのレジスター装置10の動作について詳細に説明する。
【0043】
記憶部1は、値引き情報を値引き率と関連付けて予め記憶しており、また分割情報とを予め記憶している(ステップ110)。記憶部1は顧客により購入された商品の購入金額を記録している(ステップ111)。
【0044】
まず、バーコード読込部6は、バーコードスキャナにより一括してバーコードシンボルが読み取られると、バーコード読込部6は読み取られたバーコードシンボルをバーコード変換部4に送信する(ステップ112)。バーコード変換部4は、バーコード読込部6からバーコードシンボルを受信すると、受信したバーコードシンボルを値引き情報に変換して内部情報読込部2に送信する(ステップ113)。
【0045】
内部情報読込部2は、バーコード変換部4から値引き情報を受信すると、受信した値引き情報と記憶部1に記憶された値引き情報を照合する(ステップ114)。照合した結果、一致する値引き情報が記憶されていなければ、バーコードシンボルの読み取りに失敗したので、ステップ112に戻る。照合した結果、一致する値引き情報が記憶されていれば、内部情報読込部2は、値引き情報に関連付けられた値引き率に基づいて記憶部1に記録された最新の購入金額を値引きしてレシート発行部5に送信する(ステップ115)。レシート発行部5は、内部情報読込部2から値引きした購入金額を受信すると、値引きした購入金額をレシートに印刷して発行する(ステップ116)。
【0046】
以上説明したように、本実施形態によれば、レジスター装置10は複数に分割されたバーコードシンボルの一部と商品の購入金額とをレシートに印刷して発行する。複数に分割されたバーコードシンボルは組み合わさられることにより有用な値引き情報となるので、小売業者は割引券やクーポン券を使用する目的で顧客に来店を促すのではなく、複数に分割されたバーコードシンボルを揃える目的で顧客に来店を促す。これにより、顧客の来店回数を増やす契機となり、顧客の囲い込みをより効果的に行なうことができる。
【0047】
また、本実施形態では、商品が購入されたときに、値引き情報を複数に分割する例を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。他の例として、値引き情報を予め複数に分割してもよい。この場合、レジスター装置10は、複数に分割された値引き情報を予め記憶しておき、顧客により商品が購入されると、予め分割された値引き情報の一部と商品の購入金額とをレシートに印刷して発行する。これによれば、レシートを発行する際に、値引き情報を分割する処理が不要となるので、レシートの発行に要する時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本実施形態におけるレジスター装置10の構成を示すブロック図である。
【図2A】顧客が初めて来店して商品を購入したときのレジスター装置10の動作の一例を示す。
【図2B】7分割されたバーコードシンボルを全て揃えた顧客が来店して商品を購入するときのレジスター装置10の動作の一例を示す。
【符号の説明】
【0049】
1 記憶部
2 内部情報読込部
3 数列処理部
4 バーコード変換部
5 レシート発行部
6 バーコード読込部
10 レジスター装置
100〜105,110〜116 ステップ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品を販売するときにその商品を買った顧客に渡すための、商品の情報を記録した記録用紙を発行する情報記録装置であって、
顧客に特典を与えるための特典情報を予め記憶する記憶部と、
顧客が商品を購入するときに、前記記憶部に記憶されている前記特典情報を複数に分割した分割特典情報を複数回に分けて出力し、前記特典情報を分割した複数の前記分割特典情報が同時に入力されたとき、顧客に対して特典を与える処理部と、
前記処理部から出力された前記分割特典情報を前記商品の情報とともに前記記録用紙に印刷して発行する発行部と、を有する情報記録装置。
【請求項2】
前記特典情報には、誤り検出符号が付加されており、
前記処理部は、複数の前記分割特典情報が同時に入力されたとき、複数の前記分割特典情報から前記特典情報を復元し、復元された前記特典情報を前記誤り検出符号に基づいてエラーチェックし、エラーが検出されなければ、顧客に対する特典を与える、請求項1に記載の情報記録装置。
【請求項3】
前記特典情報は、複数の数値からなる数列であり、
前記情報記録装置は、数値をバーコードシンボルに変換する変換部を更に有しており、
前記処理部は、前記記憶部に記憶されている前記数列を複数の数値に分割して出力し、
前記変換部は、前記処理部から出力された数値を前記バーコードシンボルに変換して前記発行部に送り、
前記発行部は、前記変換部からの前記バーコードシンボルを前記記録用紙に印刷して発行する、請求項1または2に記載の情報記録装置。
【請求項4】
前記情報記録装置は、バーコードシンボルを読み取る読取部を更に有しており、
前記読取部は、前記記録用紙に複数回に分けて印刷されたバーコードシンボルを同時に読み取り、
前記変換部は、前記読取部で読み取られたバーコードシンボルを数列に変換し、
前記処理部は、変換した前記数列に基づいて顧客に特典を与える、請求項3に記載の情報記録装置。
【請求項5】
前記情報記録装置は、レジスター装置である、請求項1から4のいずれか1項に記載の情報記録装置。
【請求項6】
商品を販売するときにその商品を買った顧客に渡すための、商品の情報を記録用紙に印刷する情報記録装置を利用して商品の販売を促進するための販売促進方法であって、
前記情報記録装置は、
顧客に特典を与えるための特典情報を予め記憶しており、
顧客が商品を購入するときに、前記特典情報を分割した分割特典情報を複数回に分けて前記記録用紙に印刷し、
前記特典情報を分割した複数の分割特典情報が同時に入力されたとき、顧客に対する特典を与える、販売促進方法。
【請求項7】
前記特典情報には、誤り検出符号が付加されており、
前記情報記録装置は、
顧客が商品を購入するときに、複数の前記分割特典情報が同時に入力されたとき、複数の前記分割特典情報から前記特典情報を復元し、復元された前記特典情報を前記誤り検出符号に基づいてエラーチェックし、エラーが検出されなければ、顧客に対する特典を与える、請求項6に記載の販売促進方法。
【請求項8】
前記特典情報は複数の数値からなる数列であり、
前記情報記録装置は、
顧客が商品を購入するときに、前記数列を複数の数値に分割し、
分割された前記数値を前記バーコードシンボルに変換し、
変換された前記バーコードシンボルを前記記録用紙に印刷する、請求項6または7に記載の販売促進方法。
【請求項9】
前記情報記録装置は、
前記記録用紙に複数回に分けて印刷されたバーコードシンボルを同時に読み取り、
読み取られた前記バーコードシンボルを数列に変換し、
変換した前記数列に基づいて顧客に特典を与える、請求項8に記載の販売促進方法。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【公開番号】特開2008−242956(P2008−242956A)
【公開日】平成20年10月9日(2008.10.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−84464(P2007−84464)
【出願日】平成19年3月28日(2007.3.28)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】