説明

扁平形アルカリ一次電池及びその正極合剤

【課題】優れた電気容量及び容量保存性を有した安価な扁平形アルカリ一次電池及びその正極合剤を提供する。
【解決手段】正極合剤5及び負極合剤7をセパレータ6で分離してケース8内に収容した扁平形アルカリ一次電池において、正極合剤5は、主正極活物質として酸化銀を含み、副正極活物質としてオキシ水酸化ニッケル及び銀・ニッケル複合酸化物を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、扁平形アルカリ一次電池及びその正極合剤に関する。
【背景技術】
【0002】
電子腕時計、携帯用電子計算機等の小型電子機器に使用されるコイン形或いはボタン形等の扁平形アルカリ一次電池は、扁平形のケース内に正極合剤と負極合剤とを備えている。ケース内に収容された正極合剤及び負極合剤は、セパレータを介して対向し、正極合剤、負極合剤及びセパレータには電解液が充填されている。
【0003】
この扁平形アルカリ一次電池として、主正極活物質として酸化銀を用いた酸化銀電池が既に一般市場に出回っている。酸化銀電池は、体積エネルギー密度が高い利点を有し、負極活物質を亜鉛とした場合に、その電池電圧が1.56ボルト付近で平坦である。このため、酸素銀電池は、主に終止電圧が1.2ボルト以上の電子腕時計、携帯用電子計算機等の小型電子機器用の電源に適している。しかしながら、酸化銀は、貴金属である銀が主成分であるため高価であり、銀相場により価格が変動し、製造原価の低減や安定を図る上で使用し難い物質である。
【0004】
このため、活物質の一部に安価な二酸化マンガンを用いた酸化銀電池も作製されている。しかし、二酸化マンガンを活物質とした電池は、体積エネルギー密度が低く、放電に伴い電圧が大幅に低下する問題を有している。上記のように酸化銀に二酸化マンガンを添加した電池でも、放電に伴い電圧が大きく低下する。このため、終止電圧が高めに設定されている機器においては、二酸化マンガンの放電に伴う電圧降下から、機器の使用時間が極端に短くなってしまうという問題がある。
【0005】
これに対し、特許文献1には、正極活物質として、酸化銀及び二酸化マンガンの他に、オキシ水酸化ニッケルを用いた電池が記載されている。オキシ水酸化ニッケルは、その電池電圧が酸化銀より高く、正極合剤に添加することにより放電に伴う大幅な電圧降下を抑制することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2006−24447号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、オキシ水酸化ニッケルの単位質量当りの理論電気容量は、292mAh/gであり、二酸化マンガン308mAh/g(マンガン1価当り)よりも小さい。また、オキシ水酸化ニッケル自身の導電性は低く、且つ放電反応でオキシ水酸化ニッケルが還元されて生成する水酸化ニッケルは殆ど導電性がない。さらに、オキシ水酸化ニッケルは、電解液吸収及び放電に伴い体積が増大する。これらの要因により、正極合剤にオキシ水酸化ニッケルを用いた場合、放電に伴い正極合剤中の導電剤の比率が低くなり、著しく容量及び容量保存性が低下してしまうといった問題がある。
【0008】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、優れた電気容量及び容量保存性を有した安価な扁平形アルカリ一次電池及びその正極合剤を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、正極合剤及び負極合剤をセパレータで分離してケース内に収容した扁平形アルカリ一次電池において、前記正極合剤は、主正極活物質として酸化銀を含み、副正極活物質としてオキシ水酸化コバルトで被覆したオキシ水酸化ニッケルを含む。
【0010】
上記構成では、主正極活物質として酸化銀を用い、副正極活物質としてオキシ水酸化コバルトで被覆したオキシ水酸化ニッケルを用いた。従って、酸化銀の比率を減らしても、オキシ水酸化ニッケルの高い放電電圧、放電に伴う放電電圧の安定性といった特性により、放電に伴う電圧降下を抑制することができる。このため、終止電圧が高めに設定されている機器に使用しても、機器の使用時間が極端に短くなることがない。また、オキシ水酸化ニッケルをオキシ水酸化コバルトで被覆することによって、導電性を向上し、正極合剤の放電に伴う膨張を抑制して、電池容量及び容量保存性を高めることができる。このため、優れた電池容量及び容量保存性を有した安価な電池を作製することができる。
【0011】
この扁平形アルカリ一次電池において、前記オキシ水酸化コバルトで被覆したオキシ水酸化ニッケルの配合率は、前記正極合剤に対し、10質量%以上、50質量%未満である。
【0012】
この構成によれば、オキシ水酸化ニッケルの高い放電電圧と放電に伴う放電電圧の安定性を活かせるため、安価で容量及び容量保存性に優れた電池を得ることができる。
この扁平形アルカリ一次電池において、前記オキシ水酸化コバルトで被覆されたオキシ水酸化ニッケルの平均粒径が5μm以上、20μm以下であることを要旨とする。
【0013】
この構成によれば、オキシ水酸化コバルトで被覆されたオキシ水酸化ニッケルの平均粒径が5μm以上、20μm以下であるため、正極合剤の体積膨張を効率よく抑制することができる。従って、正極合剤の体積膨張による電子伝導の低下を防止することができる。
【0014】
本発明は、扁平形アルカリ一次電池の正極合剤において、主正極活物質として酸化銀を含み、副正極活物質としてオキシ水酸化コバルトで被覆したオキシ水酸化ニッケルを含む。
【0015】
上記構成では、正極合剤に、主正極活物質として酸化銀を用い、副正極活物質としてオキシ水酸化ニッケル及び銀・ニッケル複合酸化物を用いた。従って、酸化銀の比率を減らしても、オキシ水酸化ニッケルの高い放電電圧、放電に伴う放電電圧の安定性といった特性により、放電に伴う電圧降下を抑制することができる。このため、終止電圧が高めに設定されている機器に使用しても、機器の使用時間が極端に短くなることがない。また、銀・ニッケル複合酸化物の高い導電性、高容量及び結着力といった特性により、導電性を向上し、正極合剤の放電に伴う膨張を抑制して、電池容量及び容量保存性を高めることができる。このため、優れた電池容量及び容量保存性を有した安価な電池を作製することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】扁平形アルカリ一次電池の概略断面図。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1に従って説明する。
図1は、扁平形アルカリ一次電池としてのSR系の酸化銀電池1の概略断面図を示している。酸化銀電池1は、正極に酸化銀を主成分として含むボタン形電池であって、正極缶2及び負極缶3を有している。正極缶2は、ステンレススチール(SUS)にニッケルメッキを施した材質からなり、カップ状に成型されている。この正極缶2は、正極合剤5を収容するとともに、正極端子として機能する。
【0018】
負極缶3は、ニッケルよりなる外表面層と、ステンレススチール(SUS)よりなる金属層と、銅よりなる集電体層との3層構造のクラッド材からなり、カップ状に成型されている。また、負極缶3は、その円形の開口部3aが折り返し形成されており、その開口部3aには、例えば、ナイロン製のリング状のガスケット4が装着されている。
【0019】
そして、正極缶2の円形の開口部2aに、負極缶3を、ガスケット4を装着した開口部3a側から嵌合させ、該正極缶2の開口部2aを該ガスケット4に向かってかしめて封口することによって、円盤状(ボタン形又はコイン形)のケース8が形成される。該ケース8の内部には、密閉空間Sが形成される。
【0020】
この密閉空間Sには、正極合剤5、セパレータ6、負極合剤7が収容され、セパレータ6を挟んで正極缶2側に正極合剤5、負極缶3側に負極合剤7がそれぞれ配置されている。
(正極合剤)
次に、正極合剤5について説明する。正極合剤5は、主正極活物質として酸化銀、副正極活物質としてγ−オキシ水酸化コバルトで被覆されたオキシ水酸化ニッケルを含む。主正極活物質である酸化銀は、正極合剤5に対して50質量%以上含まれる。
【0021】
オキシ水酸化ニッケルは、高い放電電圧と、放電に伴う電池電圧の安定性を有している。従って、副正極活物質として二酸化マンガン等を用いる場合に比べ、終止電圧が高めに設定されている機器に使用しても、放電に伴う電圧降下を抑制することができるため、良好な電池寿命を得ることができる。
【0022】
オキシ水酸化ニッケルは、放電反応により還元されて水酸化ニッケルとなるが、オキシ水酸化ニッケル自身の導電性も低く、放電反応により生成される水酸化ニッケルは殆ど導電性がない。また、水酸化ニッケルは、オキシ水酸化ニッケルよりも体積が大きいため、水酸化ニッケルの比率が増大するにつれ正極合剤5は膨張する。さらに、正極合剤5が過度に膨張すると、正極合剤中の体積当たりの導電剤の比率が低くなり、容量及び容量保存性が低下してしまう。
【0023】
これに対し、本発明では、オキシ水酸化ニッケルの粒子の表面をγ−オキシ水酸化コバルトで被覆している。これにより、γ−オキシ水酸化コバルトの被覆層が、オキシ水酸化ニッケル粒子の外殻として作用し、体積膨張を抑制することができる。また、γ−オキシ水酸化コバルトは、高い導電性を有するため、導電剤の比率も向上させることができる。従って、嵩密度の低いグラファイト等を加える必要が無いため、活物質充填量を大きくすることができる。尚、上記被覆層は、β−オキシ水酸化コバルト、α−オキシ水酸化コバルトを主成分としてもよいが、高い導電性を有するγ−オキシ水酸化コバルトであることが好ましい。
【0024】
また、γ−オキシ水酸化コバルトで被覆したオキシ水酸化ニッケルの平均粒径(D50)を、5μm以上、20μm以下とすることが好ましい。オキシ水酸化ニッケルの平均粒径が、5μmを下回ると、充填性やハンドリング性の点で好ましくない。また、平均粒径が大きくなると、電解液吸収及び放電に伴う体積膨張率が大きくなり、20μmを上回ると優れた容量及び容量保存性が得られなくなる。
【0025】
オキシ水酸化ニッケルの正極合剤5における配合率は、10質量%以上、50質量%未満とすることが好ましい。これは、オキシ水酸化ニッケルの正極合剤5における配合率が10質量%を下回ると、オキシ水酸化ニッケルの高い放電電圧と放電に伴う放電電圧の安定性が得られないためである。さらに、オキシ水酸化ニッケルの配合率が10質量%を下
回ると、材料費の低減効果も小さくなる。また、酸化銀は正極合剤中において50質量%以上含まれるため、他に微量添加される組成物を加味すると、オキシ水酸化ニッケルの配合率は50質量未満以下となる。
【0026】
このように、正極活物質を、主成分である酸化銀の他、オキシ水酸化コバルトで被覆したオキシ水酸化ニッケルから構成することにより、安価な電池を作製することができる。また、副正極活物質として、被覆層を有するオキシ水酸化ニッケルを添加することにより、放電電圧、放電に伴う放電電圧の安定性を向上することができる。さらに、オキシ水酸化ニッケルは、高導電性を有するγ−オキシ水酸化コバルトで被覆されているため、容量及び容量保存性の低下を防止することができる。このため、電池特性を低下させることなく、安価な酸化銀電池1を作製することができる。
【0027】
次に、正極合剤5の組成を変更した実施例及び比較例を行い、当該発明の効果を検証した。
(実施例1)
図1で示す電池構造で、負極缶3を、厚さが0.15mmの上記クラッド材をプレス加工して成型した。
【0028】
正極合剤5は、酸化銀59質量%、γ−オキシ水酸化コバルトで被覆したオキシ水酸化ニッケル40質量%、結着剤としての樹脂粉末1質量%からなる組成とした。これらの組成物をブレンダーで混合した後、打錠機にてペレット状に成型して正極合剤5を作製した。そして、その正極合剤5を正極缶2内に挿入し、水酸化カリウムを含むアルカリ電解液を注入して、正極合剤5にアルカリ電解液を吸収させた。
【0029】
さらに、正極合剤5上に、微多孔膜6aと不織布6bの2層構造の円形状に打ち抜いたセパレータ6を装填し、37%水酸化カリウム水溶液を含むアルカリ電解液を滴下して含浸させた。
【0030】
また、負極合剤7を、負極活物質として亜鉛合金粉61質量%、酸化亜鉛2.68質量%、活物質安定剤として高架橋型ポリアクリル酸ソーダ1.47質量%、及び増粘剤としてカルボキシメチルセルロース1.48質量%、電解液として45%水酸化カリウム水溶液33.37質量%を混合して形成した。そして、この負極合剤7を、セパレータ6上に載置した。さらに、負極缶3と正極缶2とを、ガスケット4を介してかしめることで密封して、酸化銀電池1を作製した。
(実施例2)
実施例2は、実施例1と同様な構成にするものの、γ−オキシ水酸化コバルトで被覆したオキシ水酸化ニッケルの平均粒径を5μmとした。
(実施例3)
実施例3は、実施例1と同様な構成にするものの、γ−オキシ水酸化コバルトで被覆したオキシ水酸化ニッケルの平均粒径を20μmとした。
(実施例4)
実施例4は、実施例1と同様な構成にするものの、酸化銀の配合率を89質量%、γ−オキシ水酸化コバルトで被覆したオキシ水酸化ニッケルの配合率を10質量%とした。
(実施例5)
実施例5は、実施例1と同様な構成にするものの、γ−オキシ水酸化コバルトで被覆したオキシ水酸化ニッケルの平均粒径を1μmとした。
(実施例6)
実施例6は、実施例1と同様な構成にするものの、酸化銀の配合率を49質量%、γ−オキシ水酸化コバルトで被覆したオキシ水酸化ニッケルの配合率を50質量%とした。
(比較例)
比較例は、正極合剤5に、副正極活物質として表面をγオキシ水酸化コバルトで被覆していないオキシ水酸化ニッケルを37質量%配合し、導電剤としてグラファイトを3質量%配合した。
<検証>
そして、上記した実施例1〜6、比較例の扁平形アルカリ一次電池をそれぞれ40個ずつ作製し、以下の検証を行った。
<検証1>
実施例1〜6及び比較例のそれぞれ20個の電池に対し、30kΩで定抵抗放電させ、1.2Vの終止電圧とした時の放電容量〔mAh〕を調べた。その結果を表1に示す。
<検証2>
実施例1〜6及び比較例のそれぞれ20個の電池に対し、温度60℃、湿度ドライの環境下で100日保存した後、30kΩで定抵抗放電させ、1.2Vの終止電圧とした時の放電容量〔mAh〕を調べた。その結果を表1に示す。
【0031】
【表1】

はじめに、この表1より、実施例1〜6と比較例とを比較するに、正極合剤の副正極活物質として少なくとも表面をγ−オキシ水酸化コバルトで被覆したオキシ水酸化ニッケルを用いることによって、容量および容量保存性に優れた電池を得ることができることが判る。
【0032】
また、実施例1〜3と実施例5とを比較するに、オキシ水酸化ニッケルの平均粒径を5μm以上、20μm以下とすることにより、容量保存性に優れた電池を得ることができることが示唆された。
【0033】
さらに、実施例4と実施例6とにより、副正極活物質であるオキシ水酸化ニッケルの配合比を10質量%以上、50質量%以下としても、容量および容量保存性に優れた電池を作製できることが示唆された。
【0034】
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、主正極活物質として酸化銀を用い、副正極活物質としてγ−オキシ水酸化コバルトで被覆したオキシ水酸化ニッケルを用いた。従って、価格の面で不利な酸化銀の比率を低減しても、オキシ水酸化ニッケルの高い放電電圧、放電に伴う放電電圧の安定性といった特性により、放電に伴う電圧降下を抑制することができる。このため、終止電圧が高めに設定されている機器に使用しても、機器の使用時間が極端に短くなることがない。また、γ−オキシ水酸化コバルトでオキシ水酸化ニッケルの表面を被覆す
ることにより、正極合剤5の放電に伴う膨張を抑制して、容量及び容量保存性を高めることができる。このため、優れた容量及び容量保存性を有した安価な酸化銀電池1を作製することができる。
【0035】
(2)上記実施形態では、γ−オキシ水酸化コバルトで被覆したオキシ水酸化ニッケルの配合率を、正極合剤5に対し、10質量%以上、50質量%未満とした。このため、オキシ水酸化ニッケルの高い放電電圧と放電に伴う放電電圧の安定性を活かせるため、安価で容量及び容量保存性に優れた電池を得ることができる。
【0036】
(3)上記実施形態では、γ−オキシ水酸化コバルトで被覆したオキシ水酸化ニッケルの平均粒径を、5μm以上、20μm以下とした。このため、正極合剤5の体積膨張を抑制できるため、電子伝導の低下を防止することができる。
【符号の説明】
【0037】
1…扁平形アルカリ一次電池、5…正極合剤、6…セパレータ、7…負極合剤、8…ケース。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
正極合剤及び負極合剤をセパレータで分離してケース内に収容した扁平形アルカリ一次電池において、
前記正極合剤は、主正極活物質として酸化銀を含み、副正極活物質としてオキシ水酸化コバルトで被覆したオキシ水酸化ニッケルを含むことを特徴とする扁平形アルカリ一次電池。
【請求項2】
請求項1に記載の扁平形アルカリ一次電池において、
前記オキシ水酸化コバルトで被覆したオキシ水酸化ニッケルの配合率は、前記正極合剤に対し、10質量%以上、50質量%未満であることを特徴とする扁平形アルカリ一次電池。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の扁平形アルカリ一次電池において、
前記オキシ水酸化コバルトで被覆されたオキシ水酸化ニッケルの平均粒径が5μm以上、20μm以下であることを特徴とする扁平形アルカリ一次電池。
【請求項4】
扁平形アルカリ一次電池の正極合剤において、
主正極活物質として酸化銀を含み、副正極活物質としてオキシ水酸化コバルトで被覆したオキシ水酸化ニッケルを含むことを特徴とする扁平形アルカリ一次電池の正極合剤。

【図1】
image rotate


【公開番号】特開2010−114071(P2010−114071A)
【公開日】平成22年5月20日(2010.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−229833(P2009−229833)
【出願日】平成21年10月1日(2009.10.1)
【出願人】(000002325)セイコーインスツル株式会社 (3,629)
【Fターム(参考)】