説明

投影装置

【課題】 載置面に対して画像を投影した場合に、投影像内に発生する極度に眩しい領域を減少させることのできる投影装置を提供する。
【解決手段】 画像を投影する投影光を投射する投影ユニットと、前記投影ユニットを収容する筐体4とを備え、前記投影ユニットは、筐体4が載置面G上に載置されている状態において、前記画像を投影する投影面Gに対してP偏光に揃えられた投影光を投射する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、載置面に画像を投影する投影装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
スクリーン上の水平方向の光量と鉛直方向の光量の比が、赤、緑、青の各色成分でほぼ等しくなるように、各色成分の光の偏光状態を変換する偏光変換手段を備える投射型表示装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2007−304607号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、従来の投影装置は、垂直に立てられたスクリーン等に画像を投影するものであるため、投影装置の載置面に対して画像を投影した場合には、載置面に対する投影光の入射角が大きいために、投影像に極度に眩しい領域が発生して投影像が見づらいことがあった。
【0004】
本発明の目的は、載置面に対して画像を投影した場合に、投影像内に発生する極度に眩しい領域を減少させることのできる投影装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の投影装置は、画像を投影する投影光を投射する投影ユニットと、前記投影ユニットを収容する筐体とを備え、前記投影ユニットは、前記筐体が載置面上に載置されている状態において、前記画像を投影する投影面に対してP偏光に揃えられた投影光を投射することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明の投影装置によれば、P偏光に揃えられた投影光を投射することにより、投影像内に発生する極度に眩しい領域を減少させ、載置面に対して良好に画像を投影することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態に係る投影装置について説明する。図1は、この実施の形態に係る投影装置としてのプロジェクタ2により画像の投影を行っているときの状態を示す斜視図である。プロジェクタ2は、金属やプラスチックからなる筐体4を備え、筐体4の前面には、筐体4に内蔵された投影ユニット60(図2参照)の投影窓6が設けられている。また、プロジェクタ2の上面には、電源スイッチ8、各種機能の設定や投影画像のピント調整等を行うための操作部10が設けられている。なお、筐体4の背面には各種入力端子や冷却風の通気口等が設けられている。
【0008】
図1に示すように、画像の投影が行われる場合には、プロジェクタ2は、載置面G上に直立するように載置され、投影窓6から前方へ向かって所定の角度で投影光を投射する。投射された投影光は、載置面Gに所定の入射角で入射し、載置面G上に投影画像Pを結像する。なお、プロジェクタ2は、投影画像Pの歪みを自動あるいは手動で補正することのできる機能(台形補正機能)を備えていることが望ましい。
【0009】
図2は、この実施の形態に係るプロジェクタ2内に収容されている投影ユニット60の配置を示す正面図である。なお、以下の説明においてはXYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照して説明する。図2に示すように、XYZ直交座標系は、X軸が筐体4の幅方向と平行に、Y軸が筐体4の高さ方向と平行に、Z軸が筐体4の前後方向と平行にそれぞれ設定される。画像を投影するための投影光学系等を有する投影ユニット60は、ユニット筐体62内の上部に設置されたミラー76(図3参照)が投影窓6の裏側に位置するように筐体4内に設置されている。
【0010】
図3は、この実施の形態に係る投影ユニット60の内部の構成を示す断面図である。なお、図3は、投影ユニット60が有するユニット筐体62をプロジェクタ2の前面から見たときの断面図である。図3に示すように、ユニット筐体62の下部には、投影光を発光する光源としてのLED64、投影光を平行光に変換する集光レンズ群66、投影光のP偏光成分を透過し、S偏光成分を反射するPBS(偏光ビームスプリッタ)68及び画像表示素子としてのLCOS(反射型液晶パネル)70が設置されている。また、ユニット筐体62内のPBS68の上方には、画像を投影するための投影レンズ群72、投影光の偏光状態を補償する補償板74、投影光の進行方向をプロジェクタ2の前面方向へと偏向する平面ミラーであるミラー76が設置されている。
【0011】
LED64から+X方向へ発光された投影光は、集光レンズ群66により平行光に変換された後にPBS68に入射する。PBS68内には、入射光のP偏光成分を透過し、S偏光成分を反射する偏光分離膜68aが、入射光の進行方向に対して45°の角度となるように設けられている。従って、PBS68に入射した投影光のP偏光成分は、偏光分離膜68aを透過した後にPBS68から+X方向へ射出されてLCOS70に入射する。一方、PBS68に入射した投影光のS偏光成分は、偏光分離膜68aにおいて反射した後に、黒色処理等の無反射処理が施されたPBS68の下面(−Y側の面)に入射して吸収される。
【0012】
LCOS70に入射した投影光は、LCOS70により反射され、PBS68に再度入射する。ここで、LCOS70を構成する図示しない液晶層は、電圧が印加されると入射光に対して位相板として機能する。従って、LCOS70から射出する投影光のうち、液晶層により電圧が印加された画素領域を透過した光はP偏光からS偏光に変換される。一方、LCOS70から射出する投影光のうち、液晶層により電圧が印加されていない画素領域を透過した光はP偏光のまま進行する。
【0013】
P偏光とS偏光との混合光としてPBS68に再度入射した投影光のうち、LCOS70において電圧が印加された画素領域を透過したS偏光のみが偏光分離膜68aにおいて反射され、PBS68の上面から+Y方向へ射出される。このとき、偏光分離膜68aに対してS偏光であった投影光はZ軸方向に振動している。そして、Z軸方向に振動する直線偏光として投影レンズ群72に入射した投影光は、投影レンズ群72内を通過する際に若干の位相差が生じて楕円偏光に変化する。しかしながら、楕円偏光として投影レンズ群72から射出した投影光は、投影レンズ群72の出口側、即ちユニット筐体62内の投影光学系の最下流の位置に設置された補償板74を透過することによって当該位相差が解消され、再び元のZ軸方向に振動する直線偏光へと偏光状態が揃えられる。なお、補償板74としては、当該位相差を解消するべく最適な角度の遅相軸で設定された1/4波長板を用いている。
【0014】
補償板74によってZ軸方向に振動する直線偏光に揃えられた投影光は、ミラー76において反射して進行方向が偏向され、プロジェクタ2の筐体4に設けられた投影窓6からプロジェクタ2の前方へ向かって投射される。ここで、ミラー76は、反射した投影光が載置面Gに対して40°より大きい入射角β(図4参照)で投射されるように、ミラー76に対して入射する投影光の入射角α(図4参照)が所定の値となるように設置されている。
【0015】
図4は、この実施の形態に係るプロジェクタ2から投射される投影光の偏光状態を説明する図である。なお、図4は、載置面Gに載置されたプロジェクタ2を側面から見たときの図であり、投影ユニット60内の説明に必要な構成のみが示されている。図4に示すように、PBS68内の偏光分離膜68aにおいて反射した後に+Y方向へ進行する投影光Lは、上述のようにZ軸方向、即ち図4の矢印Aに示す方向に振動する直線偏光である。上述のように、当該直線偏光は、投影レンズ群72を透過したことにより位相差が生じて楕円偏光に変化するものの、補償板74を透過することによって当該位相差が解消されて、元の矢印A方向に振動する直線偏光に変換される。
【0016】
補償板74を透過した投影光Lは、ミラー76において反射されて筐体4の前面に設けられた投影窓6から投射される。ここで、上述のように、入射する投影光Lの入射角がαとなるように設置されているミラー76は、図4においては、図4の紙面、即ちYZ平面に対して垂直になるように設置されている。従って、ミラー76において反射した投影光Lは、YZ平面に平行な面上を、図4の矢印Bに示す方向に振動しながら進行する直線偏光に変換されて載置面Gに入射する。ここで、載置面GはZX平面に平行な面であるから、投影窓6から投射された投影光Lは、載置面Gに対してP偏光として照射される。なお、このときの載置面Gに対する投影光Lの入射角βは、ミラー76が、ミラー76に対する投影光Lの入射角がαとなるように設置されていることにより、40°より大きい角度となる。例えば、図4に示すように、投影光Lが偏光反射膜68aにおいて反射した後に+Y方向へ進行する場合には、β=2αが成立する。従って、20°<α<45°となるようにミラー76を設置すれば、投影光Lは、載置面Gに対して40°より大きい角度で入射するようになる。
【0017】
次に、この実施の形態のプロジェクタにより得られる効果について図5〜図7を用いて説明する。なお、図5は、誘電体に入射する光の入射角に対するS偏光及びP偏光の反射率を示すグラフであり、図6は、吸収性媒質に入射する光の入射角に対するS偏光及びP偏光の反射率を示すグラフである。
【0018】
屈折率nの媒質1内を進行した光が、屈折率nの誘電体からなる媒質2に入射する際の媒質1と媒質2との境界面におけるS偏光の反射率R及びP偏光の反射率Rは、境界面における光の入射角及び屈折角をそれぞれθ,θとし、S偏光及びP偏光の振幅反射率をそれぞれr,rとすると、
【数1】

より、
【数2】

から求めることができる。ここで、スネルの法則:
【数3】

を用いて反射率R,Rを入射角θの関数として求め図示すると、図5に示すグラフとなる。なお、図5においては、n=1.0とし、図5(a)ではn=1.3、図5(b)ではn=1.5、図5(c)ではn=2.0としている。
【0019】
一方、媒質1内を進行した光が、金属等の吸収性媒質に入射する際の媒質の境界面におけるS偏光の反射率R´及びP偏光の反射率R´を、複素屈折率を用いて光の入射角θの関数として求め図示すると、図6に示すグラフとなる。なお、例えば、吸収性媒質が銀であればR=0.9、金であればR=0.5である。
【0020】
図5(a)〜(c)に示すように、nの値に関わらず、S偏光の反射率Rが、入射角θが大きくなるにつれて単調に増加しているのに対し、P偏光の反射率Rは、一旦は減少して60°付近において0になった後に急激に増加している。従って、入射角が増大し、特に40°を超えた辺りからは、RがRに比して極端に大きくなる。また、図6においても、反射率R´が、入射角θが大きくなるにつれて単調に増加しているのに対し、反射率R´は、一旦は減少して60°付近において最小になった後に急激に増加しており、入射角が40°を超えた辺りからは、RがRに比して極端に大きくなる。このことは、媒質の性質に関わらず、入射する光の入射角が増大し、特に入射角が40°を超えた場合には、反射面において反射するS偏光の割合は、P偏光のそれより極端に大きくなることを意味している。即ち、投影面に対して40°より大きい入射角で光を照射した場合の投影像内に発生する眩しい領域は、反射率の大きいS偏光の直線偏光を照射した場合の方が、反射率の小さいP偏光の直線偏光を照射した場合よりも大きくなる。
【0021】
上述の事項を実験で確認した結果を図7に示す。図7(a)は、S偏光の直線偏光を投影面(机の表面)に対して入射角70°で照射したときの投影像を撮影した画像であり、図7(b)は、P偏光の直線偏光を投影面に対して入射角70°で照射したときの投影像を撮影した画像である。図7に示すように、投影像内の眩しい領域は、S偏光の直線偏光が照射された場合の方が、P偏光の直線偏光が照射された場合よりも大きくなっており、S偏光とP偏光の反射率から考察される事項を実際に確認することができる。従って、40°より大きい入射角で投影光を照射する場合には、反射率の低いP偏光の直線偏光を投影光として用いた方が、投影像内に発生する眩しい領域が小さくなるため、良好な投影を行うことができる。
【0022】
以上より、この実施の形態に係るプロジェクタによれば、画像の投影光として載置面に対してP偏光に揃えられた投影光を投射するため、プロジェクタが載置された載置面に対して40°より大きい入射角で画像の投影を行う場合に、投影像内に発生する眩しい領域を少なくして良好な投影を行うことができる。
【0023】
また、この実施の形態に係るプロジェクタにおいては、投影ユニットが備える投影光学系の最下流に補償板を設置しているため、プロジェクタから照射される投影光の偏光状態を補償して所望の直線偏光にすることができる。
【0024】
次に、本発明の第2の実施の形態に係る投影ユニットについて説明する。なお、第2の実施の形態に係る投影ユニット160は、ユニット筐体内に設けられたLCOS及びPBSに替えて、LCD及びミラーを備えている点で第1の実施の形態に係る投影ユニット60とは異なるが、この点以外は投影ユニット60と同一の構成を備えている。従って、投影ユニット160の説明においては、投影ユニット60と同一の構成については説明を省略する。また、投影ユニット160の説明においては、投影ユニット60と同一の構成には同一の符号を付して行なう。
【0025】
図8は、第2の実施の形態に係る投影ユニット160の内部の構成を示す断面図である。なお、図8は、投影ユニット160が有するユニット筐体162をプロジェクタ2の正面から見たときの断面図である。図8に示すように、ユニット筐体162の下部には、LED64、集光レンズ群66、投影光のP偏光成分のみを透過する第1偏光板164、画像表示素子としてのLCD(透過型の液晶ディスプレイ)166、投影光のS偏光成分のみを透過する第2偏光板168、投影光の進行方向に対して45°の角度で設置されたミラー170が設置されている。
【0026】
LED64から+X方向へ発光され、集光レンズ群66により平行光に変換された無偏光である投影光は、第1偏光板164によってP偏光の直線偏光に変換された後に、LCD166に入射する。ここで、LCD166を構成する画素領域の中で、電圧が印加されていない画素領域は位相板として機能するため、当該画素領域を透過した光はP偏光からS偏光に変換される。一方、電圧が印加された画素領域を透過した光は偏光特性に変化が生じず、P偏光のまま射出される。P偏光とS偏光の混合光となってLCD166から射出された投影光は、S偏光のみが第2偏光板168を透過してミラー170に到達する。
【0027】
ミラー170において反射し、進行方向が+Y方向へ偏向されたS偏光は、Z軸方向に振動する直線偏光として投影レンズ群72に入射する。投影光の偏光状態は、投影レンズ群72を透過する際に生じる位相差によって変化するが、補償板74を透過することによって当該位相差が補正されて再びZ軸方向に振動する直線偏光に変換される。従って、第1の実施の形態に係る投影ユニット60における場合(図4参照)と同様に、Z軸方向に振動する直線偏光としてミラー76において反射した投影光は、筐体4の投影窓6を透過した後に、載置面Gに対して入射角が40°より大きいP偏光として照射される。
【0028】
以上より、第2の実施の形態に係る投影ユニットを備えるプロジェクタにおいても、反射率の小さいP偏光に揃えられた投影光を40°より大きい入射角で載置面に対して照射することができるため、プロジェクタが載置された載置面に対して画像の投影を行う場合に、投影像内に発生する眩しい領域を少なくして良好な投影を行うことができる。
【0029】
なお、上述の実施の形態においては、投影ユニットの投影光学系の最下流に設置する補償板として1/4波長板を用いているが、1/2波長板であってもよい。即ち、例えば、投影ユニット内の集光光学系や投影光学系の配置が上述の実施の形態とは異なることにより、当該投影光学系を透過した投影光が、図4におけるX軸方向に振動する直線偏光になる場合には、投影光学系の最下流の位置に1/2波長板を補償板として設置することにより、当該投影光をZ軸方向に振動する直線偏光に変換させることができる。このようにして偏光状態を変換させることにより、プロジェクタの投影窓から載置面に対して投射される投影光を、常に載置面に対するP偏光として照射することができるため、良好な投影を行うことができる。
【0030】
また、上述の実施の形態に係る投影ユニットは、投影光学系の光軸回りに補償板を回転させる機構を更に備えていてもよい。この場合には、補償板の遅相軸の角度を、投影光の偏光状態を補償するための最適な角度に適宜設定することができる。
【0031】
また、上述の実施の形態に係るプロジェクタは、被写体を撮像する撮像機能を有する撮像ユニットを更に備えていてもよい。この場合には、撮像ユニットによって撮像された被写体の画像を、プロジェクタを載置した載置面に対して投影して観賞することができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】実施の形態に係るプロジェクタの画像投影時の外観を示す斜視図である。
【図2】実施の形態に係るプロジェクタの内部の構成を示す正面図である。
【図3】実施の形態に係る投影ユニットの内部の構成を示す断面図である。
【図4】実施の形態に係るプロジェクタから投射される投影光の偏光状態を説明する図である。
【図5】誘電体に入射する入射光の境界面におけるS偏光とP偏光の反射率を示すグラフである。
【図6】吸収性媒質に入射する入射光の境界面におけるS偏光とP偏光の反射率を示すグラフである。
【図7】S偏光とP偏光が入射角70°で反射した時の状態を示す写真である。
【図8】他の実施の形態に係る投影ユニットの内部の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
【0033】
2…プロジェクタ、4…筐体、6…投影窓、60,160…投影ユニット、62,162…ユニット筐体、64…LED、66…集光レンズ群、68…PBS、70…LCOS、72…投影レンズ群、74…補償板、76,170…ミラー、164…第1偏光板、166…LCD、168…第2偏光板、G…載置面、P…投影画像

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像を投影する投影光を投射する投影ユニットと、
前記投影ユニットを収容する筐体とを備え、
前記投影ユニットは、
前記筐体が載置面上に載置されている状態において、前記画像を投影する投影面に対してP偏光に揃えられた投影光を投射することを特徴とする投影装置。
【請求項2】
前記投影ユニットは、
前記投影面に対して40°より大きい入射角で前記投影光を投射することを特徴とする請求項1記載の投影装置。
【請求項3】
前記投影面は、前記載置面であることを特徴とする請求項1又は2記載の投影装置。
【請求項4】
前記投影ユニットは、
前記投影ユニットに収容された投影光学系の最下流の位置に前記投影光の偏光状態を補償する補償板を備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の投影装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−96880(P2010−96880A)
【公開日】平成22年4月30日(2010.4.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−265941(P2008−265941)
【出願日】平成20年10月15日(2008.10.15)
【出願人】(000004112)株式会社ニコン (12,601)
【Fターム(参考)】