説明

抗咳性、鎮咳性及び喉の鎮静性薬草製剤の開発

声割れ、口渇及び声、声帯の調音を予防するためのシロップ剤、トローチ剤又はチェアブル錠としての、Piper cubeba、Glycyrrhiza glabra、Acorus calamus、Alpinia galanga、Zingiber offcinaleの抽出物及び薬学的に許容される添加剤を含む口渇及び声帯の調音による声割れを予防する抗咳性、鎮咳性及び喉の鎮静性の相乗作用的薬草製剤;本発明はまたこの製剤の調製方法を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、抗咳性(anti-cough)、鎮咳性(anti-tussive)及び喉の鎮静性薬草製剤(類)に関する。
【背景技術】
【0002】
鎮咳薬は、咳行動を具体的に阻害又は抑制する物質である。かかる阻害は、(1) 髄様中枢又は関連する高中枢の機能低下、(2) 周囲の反射帯の閾値の増加、(3)咳き反射の求心性節における組織衝動の妨害、(4)運動経路に従う神経阻害、及び(5)気管支排液及び粘膜繊毛の亢進による刺激剤の除去に起因する。
【0003】
多数の鎮咳薬の組み合わせが商業的に入手可能である。組み合わせは、2〜4種の活性成分から成ることができ、任意の鎮咳薬、交感神経興奮剤、抗ヒスタミン剤、排痰剤及び/又は鎮痛薬の組み合わせを含む。これらの鎮咳製品は、非常に論議を呼んでおり、ほとんど利点がない。
【0004】
店頭(OTC)市場は、長年、喉も痛みを緩和する製品を提供している。これらの製品の大部分は、その活性成分としてフェノールを利用している。フェノールは、ベンゼンの簡単なアルコール誘導体である。これらの化学品はいずれも、発癌性が高い物質として環境保護局(EPA)に掲載されている。
【0005】
ヒスタミンは、内因性仲介物質であり、気管支収縮において重要な役割を演ずる。ヒスタミンは、主に、気管支筋肉内で種々の受容体を介して作用する。ヒスタミンは、ストレス又は異常な生理作用中に肥満細胞に蓄積され、肥満細胞は脱顆粒し、ヒスタミンは放出される。仲介物質ミスタミンは、咳及び喉の感染に重要な役割を演じている。
【0006】
咳、喉の痛みの治療用の天然型非発癌性製剤は、特に、長時間に渡って話すことが求められている演説者にとって、声の故障及び口渇を予防するためのフェノールに代わるものである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来、薬草製剤は、口渇及び声の障害の予防と共に、喉の痛みの緩和作用を発揮するためには時間がかかった。(南インド教養人) (Aiyangar)のある集団、特にベーダ独奏会にいつも一緒に参加する家系(本特許の執筆者の一人はそのような家系の一つの出身である)に広まっている因習では、我々は全く新規な製剤(類)を提案してきた。これらの人々は、喉を洗浄するためにピペリ・クベバ(Piper cubeba)を使用して、健康及び声帯系を維持すると同時に、1週間連続的にベーダを唱える。この指示に基いて、我々は、より良い剤形及び活性を併せ持つ新規な製剤(類)を提案する。
【0008】
本発明者によってなされた精力的な研究の結果、前記目的のため、天然起源の薬草薬物を、経口剤形を形成するための結合剤及び希釈剤に取り込んで用いることにより、新規な経口摂取用製剤を開発した。
【課題を解決するための手段】
【0009】
従って、本発明の主な目的は、口渇及び声帯の調音による声割れを予防する新規な鎮咳性及び喉の鎮静性薬草製剤(類)を調製することである。
本発明の別の目的は、喉の炎症を直ちに緩和し、唾液の分泌をも刺激する製剤(類)を調製することである。
【0010】
本発明の更なる別の目的は、気管支炎、喘息に用いられ、呼吸を刺激する植物、気管支拡張薬、抗菌薬、鎮咳薬、更には鎮吐剤、抗炎症剤、気管支カタル剤を組み合わせた薬草製剤を調製することである。
【0011】
本発明によれば、相乗作用的薬草組成物を活性成分として上記目的のために従来技術において記載されているようなある群の人々によって使用されてきたPiper cubebaを含む、口渇、声割れ、喉の痛みを予防するために提供する。このような植物の他に、気管支炎や喘息、呼吸の刺激、抗菌剤、鎮咳薬及びアレルギーの治療に用いられるグリシルリザ・グラブラ(Glycyrrhiza glabra)、アコラス・カラマス(Acorus calamus)、アルピニア・ガランガ(Alpinia galangal)及びショウガ等の他の伝統的な植物を提供する。
【0012】
従って、本発明は、口渇及び声帯の調音による声割れを予防する抗咳性、鎮静性及び喉鎮静性の相乗作用的薬草製剤であって、次の成分:
a)ピペリ・クベバ(Piper cubeba)抽出物 0.5〜2.0重量/重量%、
b)グリシルリザ・グラブラ(Glycyrrhiza glabra)抽出物 0.5〜2.0重量/重量%、
c)アコラス・カラマス(Acorus calamus)抽出物 0.01〜0.1重量/重量%、
d)アルピニア・ガランガ(Alpinia galangal)抽出物 0.01〜0.1重量/重量%、
e)ショウガ抽出物 0.01〜0.1重量/重量%及び
f)薬学的に許容される添加剤 95.7〜98.97重量/重量%
を含む、前記製剤を提供する。
【0013】
本発明の一つの実施態様は、シロップ剤、トローチ剤又はチュアブル錠として経口投与薬として投与されてもよい製剤を提供する。
【0014】
本発明の別の実施態様は、使用される前記シロップが総製剤の60〜80%の糖質を含んでいてもよい製剤を提供する。
【0015】
本発明の更に別の実施態様は、使用される前記シロップが糖尿病患者のためのアスパルテーム(登録商標)6〜8%を含んでいてもよい製剤を提供する。
【0016】
本発明の更に別の実施態様は、使用される前記トローチ剤がシュガー・キャンデーを含む製剤を提供する。
【0017】
本発明の更に別の実施態様は、使用される植物の前記抽出物が50%アルコール水溶液による抽出によって得られる製剤を提供する。
【0018】
本発明の更に別の実施態様は、使用される前記アルコールがエタノールである製剤を提供する。
【0019】
本発明の更に別の実施態様は、使用される前記植物抽出物の総重量%が総製剤の1.03と1.3の間の範囲にある製剤を提供する。
【0020】
本発明の更に別の実施態様は、使用される前記ピペリ・クベバ(Piper cubeba)の抽出物が果実抽出物である製剤を提供する。
【0021】
本発明の更に別の実施態様は、使用される前記植物抽出物が果実、地下茎又は根部分から選ばれる植物成分から得られる製剤を提供する。
【0022】
本発明の更に別の実施態様は、使用される前記薬学的に許容される添加剤が結合剤、希釈剤、滑沢剤、直打用滑沢剤又は崩壊剤である製剤を提供する。
【0023】
本発明の更に別の実施態様は、使用される前記希釈剤が、ラクトース;デンプン;マンニトール、ソルビトール、キシリトール、デキストロース、ショ糖、微晶質セルロースから選ばれる糖質;塩基性リン酸カルシウム;硫酸カルシウム及び/又はそれらの混合物である製剤を提供する。
【0024】
本発明の更に別の実施態様は、使用される前記結合剤が、デンプンペースト、ソルビトール、アルギン酸塩、ポリビニルピロリドン、アラビアゴム、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、未ゼラチン化デンプン、トラガカント又はそれらの混合物から選ばれるセルロース誘導体である製剤を提供する。
【0025】
本発明の更に別の実施態様は、使用される前記直打用滑沢剤がシリカ誘導体、タルク、デンプン及びそれらの混合物である製剤を提供する。
【0026】
本発明の更に別の実施態様は、使用される滑沢剤が、ステアリン酸金属塩、ステアリン酸、タルク、ポリエチレングリコール、塩化ナトリウム、安息香酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、噴霧乾燥ラウリル硫酸マグネシウム、ホウ酸のような溶解性塩、デンプン、ラクトース又はそれらの混合物である製剤を提供する。
【0027】
別の実施態様では、使用される結合剤はデンプンもしくはアラビアゴム又はトラガンタのような天然結合剤であってもよい。
【0028】
更に別の実施態様では、剤形を作製するために使用される希釈剤はラクトースであってもよい。
【0029】
更に別の実施態様では、製剤(類)が口渇及び声帯の調音による声割れを予防する。
【0030】
実施態様では、前記製剤は鎮痙薬及び排痰剤として用いられる。
【0031】
別の実施態様では、前記製剤は鎮静剤として作用することによって喉の痛みを直ちに緩和する。
【0032】
更に別の実施態様では、肥満細胞の再生は20.2±3.1〜59.3±5.2であることが判明した。
【0033】
本発明の更に別の実施態様は、無毒かつ死亡が観察されない製剤を提供する。
【0034】
本発明の更に別の実施態様は、鎮痙薬、排痰剤及び喉の鎮痛性を有する製剤を提供する。
【0035】
本発明の更に別の実施態様は、製剤を調製するための方法であって、当該方法が次のステップ:
a)薬草の所望部分を得ること、
b)ステップ(a)の植物原料を日陰で乾燥させること、
c)ステップ(b)の当該乾燥原料を粉砕して、微粉末を得ること、
d)ステップ(c)の当該粉末化植物原料を25〜35℃の温度範囲で4〜7日間水性アルコールにより抽出して、水性アルコール抽出物を得ること、
e)ステップ(d)の当該抽出物を40〜60℃の温度範囲で減圧下に濃縮し、濃縮抽出物を得ること、
f)溶媒を完全に除去するためにステップ(e)の当該濃縮抽出物を凍結乾燥して、所望の植物抽出物を得ること、及び
g)ステップ(f)の当該植物抽出物を好適な薬学的に許容される添加剤と共に製剤化して、所望の製剤を得ること
を含む、前記方法を提供する。
【0036】
本発明の別の実施態様は、製剤の調製方法であって、得られた製剤がシロップ剤、トローチ剤又はチェアブル錠としての剤形で経口的に投与することができる調製方法を提供する。
【0037】
本発明の別の実施態様は、そこに使用されるシロップ剤が総製剤の60〜80%糖質を含んでいてもよい調製方法を提供する。
【0038】
本発明の更に別の実施態様は、そこに使用されるシロップ剤が糖尿病患者のためのアスパルテーム(登録商標)の6〜8%を含んでいてもよい調製方法を提供する。
【0039】
本発明の更に別の実施態様は、そこに使用されるトローチ剤がシュガー・キャンデーを含む製剤の方法を調製提供する。
【0040】
本発明の更に別の実施態様は、そこに使用されるアルコール水溶液が50%水性アルコールである製剤の調製方法を提供する。
【0041】
本発明の更に別の実施態様は、そこに使用されるアルコールがエタノールである製剤の調製方法を提供する。
【0042】
本発明の更に別の実施態様は、得られた植物抽出物の総重量%が、総製剤の1.03〜4.3の範囲にある製剤の調製方法を提供する。
【0043】
本発明の更に別の実施態様は、そこに使用される薬学的添加剤が、結合剤、希釈剤、滑沢剤、直打用滑沢剤、崩壊剤及び/又はそれらの混合物からなる群より選ばれる製剤の調製方法を提供する。
【0044】
本発明の更に別の実施態様は、そこに使用される希釈剤が、ラクトース;デンプン;マンニトール、ソルビトール、キシリトール、デキストロース、ショ糖、マイクロクリスタリンセルロースから選ばれる糖質;塩基性リン酸カルシウム;硫酸カルシウム及び/又はそれらの混合物である製剤の調製方法を提供する。
【0045】
本発明の更に別の実施態様は、そこに使用される結合剤が、デンプンペースト、ソルビトール、アルギン酸塩、ポリビニルピロリドン、アラビアゴム、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、未ゼラチン化デンプン、トラガカント又はそれらの混合物から選ばれるセルロース誘導体である製剤の調製方法を提供する。
【0046】
本発明の更に別の実施態様は、そこに使用される直打用滑沢剤が、シリカ誘導体、タルク、デンプン及びそれらの混合物である製剤の調製方法を提供する。
【0047】
本発明の更に別の実施態様は、使用される滑沢剤が、ステアリン酸金属塩、ステアリン酸、タルク、ポリエチレングリコール、塩化ナトリウム、安息香酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、噴霧乾燥ラウリル硫酸マグネシウム、ホウ酸のような溶解性塩、デンプン、ラクトース又はそれらの混合物である製剤の調製方法を提供する。
【0048】
本発明の更に別の実施態様は、口渇、声割れを予防し、及び声を維持するための製剤の使用を提供する。
【0049】
本発明の更に別の実施態様は、声及び声帯の調子を整えるための製剤の使用を提供する。
【0050】
本発明の更に別の実施態様は、気管支カタル及び喉のアレルギー反応の治療における製剤の使用を提供する。
【0051】
本発明の更に別の実施態様は、ラットにおける6日間の経口投与が、体重、腎臓、肝臓及び脾臓に影響を与えない製剤の使用を提供する。
【0052】
本発明の更に別の実施態様は、肥満細胞の再生が、が20.2+3.1〜59.3+5.2のパーセント範囲にある製剤の使用を提供する。
【発明の効果】
【0053】
1. 口渇、声割れを予防し及び喉を鎮静化する薬草組成物は演説者に有益である。
2. 薬草組成物は喉を鎮静化し、抗咳薬及び鎮咳薬として有用である。
3. 薬草組成物は声及び声帯の調音にも有用である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0054】
本研究の新規性は、(1)口渇及び声帯の調音による声割れの予防のための薬草製剤、(2)鎮咳性、抗咳性作用があり、喉の鎮静性を有する当該薬草製剤、(3)当該薬草製剤は喉の痛みを直ちに緩和する、(4)市販の鎮咳薬と異なり、当該薬草製剤は声帯を維持する。
【0055】
各製剤を、調製方法に加えて成分処方を詳細に記載してきた。
【0056】
これらの製剤調製の第一ステップは、シロップ剤、トローチ剤又はチェアブル錠に製剤化するために好適な植物原料を作る工程を含む。植物の特定の部分を集め、室温(25〜35℃)で60〜72時間又は原料が乾燥するまで日陰で乾燥する。原料を微粉末に粉末化する。次いで、粉末原料の特定量を室温(25〜35℃)で50%水性アルコールで徹底的に抽出する。抽出は、特定の溶媒(1:8〜1:15の比)で4〜7日間、植物原料の特定量を浸漬した密閉容器内で行う。この段階の最後に、溶媒をデカントし、必要ならば濾過して、植物の残骸を除く。次いで、溶媒を40〜60℃未満の温度で減圧濃縮する。濃縮物を凍結乾燥して、最終生成物を粉末形態として得る。シロップ剤、トローチ剤又はチェアブル錠を作製するための成分として最終生成物を用いて経口剤形を製造する。デンプン等の好適な結合剤及びラクトース等の好適な希釈剤を製剤の製造のために添加する。Indian Pharmacopoeiaに記載の簡単なシロップをシロップ製剤の製造のために採用する。
【0057】
以下の実施例は、例証目的のためにすぎず、本発明の請求の範囲を限定するように解釈されるべきではない。
【実施例】
【0058】
実施例1
ピペリ・クベバ(Piper cubeba) 2重量%
グリシルリザ・グラブラ(Glycyrrhiza glabra) 2重量%
アコラス・カラマス(Acorus calamus) 0.1重量%
アルピニア・ガランガ(Alpinia galanga) 0.1重量%
ショウガ 0.1重量%
ショ糖 66.7g
アルコール 10重量%
水を加えて 100 ml
【0059】
ピペリ・クベバ(Piper cubeba)、グリシルリザ・グラブラ(Glycyrrhiza glabra)、アコラス・カラマス(Acorus calamus)、アルピニア・ガランガ(Alpinia galanga)及びショウガを集め、日陰で乾燥した。次いで、乾燥した原料(1 Kg)を粉末化し、50%水性アルコール(3 L)で5日間抽出した。この段階の最後に、溶媒をデカントし、必要ならば植物残骸を除くために濾過した。次に、抽出物を50℃未満で減圧濃縮した。次いで抽出物を凍結乾燥して、その抽出物を粉末として得た。
【0060】
植物抽出物を混合し、500 mlの10%アルコールに溶解し、溶液を濾過し、特定量の糖質を加え、糖質が溶解するまで加熱し、冷却し、必要量の水を加えて体積を100 mlとした。
【0061】
本製剤は、口渇及び声割れを予防するために有用であり、抗咳作用を有する。
【0062】
肥満細胞安定化活性:
ラットを3群に分け、1 ml、2 ml、4 ml及び6 mlで予め投薬処置し、最終投薬処置後3時間置いた。ラットを屠殺し、腸間膜を肥満細胞の研究用に採取した。屠殺ラットの腸間膜を腸片と共にリンゲル液に37℃で保存した。
【0063】
腸間膜片をトルイジン・ブルー(0.1%, 10分間)で染色し、次いで組織をキシレンに5〜10分間移し、最後にアセトンで2又は3回洗浄した。
【0064】
腸組織片を除き、スライドに置き、ニードルによって伸ばした。次いで、組織を顕微鏡で観察した。高領域(high field)(400 x )当りの完全な分裂肥満細胞の数を計数した。
【0065】
実施例2
グリシルリザ・グラブラ(Glycyrrhiza glabra) 1.5重量%
アコラス・カラマス(Acorus calamus) 0.12重量%
アルピニア・ガランガ(Alpinia galanga) 0.15重量%
ショウガ 0.05重量%
ショ糖 66.7g
アルコール 10重量%
水を加えて 100 ml
【0066】
グリシルリザ・グラブラ(Glycyrrhiza glabra)、アコラス・カラマス(Acorus calamus)、アルピニア・ガランガ(Alpinia galanga)及びショウガを集め、日陰で乾燥した。次いで、乾燥した原料(1 Kg)を粉末化し、50%水性アルコール(3 L)で5日間抽出した。この段階の最後に、溶媒をデカントし、必要ならば植物の残骸を除くために濾過した。次いで、抽出物を50℃未満で減圧濃縮した。その後、抽出物を凍結乾燥して、抽出物を粉末として得た。
【0067】
植物抽出物を混合し、500 mlの10%アルコールに溶解し、溶液を濾過し、特定量の糖質を加え、糖質が溶解するまで加熱し、冷却し、必要量の水を加えて体積を100 mlとした。
【0068】
本製剤は排痰剤として有用である。
【0069】
実施例3
ピペリ・クベバ(Piper cubeba) 1重量%
グリシルリザ・グラブラ(Glycyrrhiza glabra) 0.5重量%
アコラス・カラマス(Acorus calamus) 0.1重量%
アルピニア・ガランガ(Alpinia galanga) 0.06重量%
ショウガ 0.07重量%
糖質 70重量%
アラビアゴム 7重量%
水 定量
【0070】
ピペリ・クベバ(Piper cubeba)、グリシルリザ・グラブラ(Glycyrrhiza glabra)、アコラス・カラマス(Acorus calamus)、アルピニア・ガランガ(Alpinia galanga)及びショウガを集め、日陰で乾燥した。次いで、乾燥した原料(1 Kg)を粉末化し、50%水性アルコール(3 L)で5日間抽出した。この段階の最後に、溶媒をデカントし、必要ならば植物の残骸を除くために濾過した。次いで、抽出物を50℃未満で減圧濃縮した。その後、抽出物を凍結乾燥して、抽出物を粉末として得た。
【0071】
粉末薬物、粉末糖質及び粉末ガムを取り、水をゆっくりと加え、柔らかい固まりを作った。この固まりをクルクルと伸ばし、カッターを使って断片状に切断した。各断片を成形し、分配する前に乾燥した。
【0072】
本製剤は、口渇及び声割れを予防するために有用であり、抗咳作用を有する。
【0073】
実施例4
ピペリ・クベバ(Piper cubeba) 1.5重量%
グリシルリザ・グラブラ(Glycyrrhiza glabra) 0.5重量%
アコラス・カラマス(Acorus calamus) 0.01重量%
アルピニア・ガランガ(Alpinia galanga) 0.05重量%
ショウガ 0.05重量%
アルコール 10重量%
シロップ 定量
【0074】
ピペリ・クベバ(Piper cubeba)、グリシルリザ・グラブラ(Glycyrrhiza glabra)、アコラス・カラマス(Acorus calamus)、アルピニア・ガランガ(Alpinia galanga)及びショウガを集め、日陰で乾燥した。次いで、乾燥した原料(1 Kg)を粉末化し、50%水性アルコール(3 L)で5日間抽出した。この段階の最後に、溶媒をデカントし、必要ならば植物の残骸を除くために濾過した。次いで、抽出物を50℃未満で減圧濃縮した。その後、抽出物を凍結乾燥して、抽出物を粉末として得た。
【0075】
シロップを柔らかい固まりになりまで濃縮し、活性成分を加え、この混合物を、均質な固まりを形成して暖かくなるまで練った。この固まりをチューブにゆっくり挿入し、次いで冷却した後、断片に切断し、分配した。
【0076】
本製剤は、口渇及び声割れを予防するために有用であり、抗咳作用がある。
【0077】
実施例5
ピペリ・クベバ(Piper cubeba) 2重量%
グリシルリザ・グラブラ(Glycyrrhiza glabra) 1.5重量%
アコラス・カラマス(Acorus calamus) 0.05重量%
アルピニア・ガランガ(Alpinia galanga) 0.05重量%
ショウガ 0.05重量%
ポリビニル ピロリジン 2%
【0078】
ピペリ・クベバ(Piper cubeba)、グリシルリザ・グラブラ(Glycyrrhiza glabra)、アコラス・カラマス(Acorus calamus)、アルピニア・ガランガ(Alpinia galanga)及びショウガを集め、日陰で乾燥した。次いで、乾燥した原料(1 Kg)を粉末化し、50%水性アルコール(3 L)で5日間抽出した。この段階の最後に、溶媒をデカントし、必要ならば植物の残骸を除くために濾過した。次いで、抽出物を50℃未満で減圧濃縮した。その後、抽出物を凍結乾燥して、抽出物を粉末として得た。成分をPVPと混合し、高い圧力をかけて錠剤機で直接に圧縮し、硬い錠剤を得た。
【0079】
製剤は、口渇及び声割れを予防するために有用であり、抗咳作用があり、喉の痛みを直ちに緩和する。
【0080】
【表1】

【0081】
設計された製剤は、用量依存的であり、肥満細胞からのヒスタミン(気管支収縮剤)の放出において有意(p:<0.05からp<0.001)な保護が認められた。
【0082】
【表2】

【0083】
参考文献:
1. 米国特許第6, 432, 441号明細書 August 2002 Bealin-Kellyら。
2. 米国特許第6, 159, 473号明細書 December 2000 Watkinsら。
3. Remington, The science and practice of pharmacy, 第19版, 第II巻, pp. 974, 1393, 1995。
4. Agarwalら, Indian J. Exp. Biol. 38: pp. 994-998. 2000。
5. Anonymous, Indian Pharmacopoeia. Govt of India, 1996。
6. Johriら, Ind. J. Physiol. Pharmacol. 29(1), pp. 43-46, 1983。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
口渇及び声帯の調音による声割れを予防する抗咳性(anti-cough)、鎮咳性(anti-tussive)及び喉鎮静性の相乗作用的薬草製剤であって、次の成分:
a)ピペリ・クベバ(Piper cubeba)抽出物 0.5〜2.0重量/重量%、
b)グリシルリザ・グラブラ(Glycyrrhiza glabra)抽出物 0.5〜2.0重量/重量%、
c)アコラス・カラマス(Acorus calamus)抽出物 0.01〜0.1重量/重量%、
d)アルピニア・ガランガ(Alpinia galangal)抽出物 0.01〜0.1重量/重量%、
e)ショウガ抽出物 0.01〜0.1重量/重量%及び
f)薬学的に許容される添加剤 95.7〜98.97重量/重量%
を含む、前記製剤。
【請求項2】
シロップ剤、トローチ剤又はチュアブル錠の経口剤形で投与されてもよい、請求項1記載の製剤。
【請求項3】
前記シロップが、総製剤の60〜80%の糖質を含んでいてもよい、請求項2記載の製剤。
【請求項4】
前記シロップが、糖尿病患者のためのアスパルテーム(登録商標)の6〜8%を含んでいてもよい、請求項3記載の製剤。
【請求項5】
使用される前記トローチ剤が、シュガー・キャンデーを含む、請求項2記載の製剤。
【請求項6】
使用される前記植物抽出物が、50%アルコール水溶液による抽出によって得られる、請求項1記載の製剤。
【請求項7】
使用される前記アルコールが、エタノールである、請求項6記載の製剤。
【請求項8】
使用される前記植物抽出物の総重量%が、総製剤の1.03と1.3の間の範囲にある、請求項1記載の製剤。
【請求項9】
前記ピペリ・クベバ(Piper cubeba)抽出物が、果実抽出物である、請求項1記載の製剤。
【請求項10】
使用される前記植物抽出物が、果実、地下茎又は根部分から選ばれる植物成分から得られる、請求項1記載の製剤。
【請求項11】
使用される前記薬学的に許容される添加剤が、結合剤、希釈剤、滑沢剤、直打用滑沢剤又は崩壊剤である、請求項1記載の製剤。
【請求項12】
前記希釈剤が、ラクトース;デンプン;マンニトール、ソルビトール、キシリトール、デキストロース、ショ糖、マイクロクリスタリンセルロースから選ばれる糖質;塩基性リン酸カルシウム;硫酸カルシウム及び/又はそれらの混合物である、請求項11記載の製剤。
【請求項13】
使用される前記結合剤が、デンプンペースト、ソルビトール、アルギン酸塩、ポリビニルピロリドン、アラビアゴム、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、未ゼラチン化デンプン、トラガカント又はそれらの混合物から選ばれるセルロース誘導体である、請求項11記載の製剤。
【請求項14】
使用される前記直打用滑沢剤が、シリカ誘導体、タルク、デンプン及びそれらの混合物である、請求項11記載の製剤。
【請求項15】
使用される滑沢剤が、ステアリン酸金属塩、ステアリン酸、タルク、ポリエチレングリコール、塩化ナトリウム、安息香酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、噴霧乾燥ラウリル硫酸マグネシウム、ホウ酸のような溶解性塩、デンプン、ラクトース又はそれらの混合物である、請求項11記載の製剤。
【請求項16】
無毒かつ死亡が観察されない、請求項1記載の製剤。
【請求項17】
抗痙攣性、排痰性及び喉の鎮静性を与える、請求項1記載の製剤。
【請求項18】
請求項1の製剤を調製するための方法であって、当該方法が次のステップ:
a)薬草の所望部分を得ること、
b)ステップ(a)の当該植物原料を日陰で乾燥させること、
c)ステップ(b)の当該乾燥原料を粉砕して、微粉末を得ること、
d)ステップ(c)の当該粉末化植物原料を25〜35℃の温度範囲で4〜7日間、水性アルコールにより抽出して、水性アルコール抽出物を得ること、
e)ステップ(d)の当該抽出物を40〜60℃の温度範囲で減圧下に濃縮し、濃縮抽出物を得ること、
f)溶媒を完全に除去するためのステップ(e)の当該濃縮抽出物を凍結乾燥して、所望の植物抽出物を得ること、及び
g)ステップ(f)の当該植物抽出物を好適な薬学的に許容される添加剤と共に製剤化して、所望の製剤を得ること
を含む、前記方法。
【請求項19】
得られた前記製剤が、シロップ剤、トローチ剤又はチュアブル錠の剤形で経口的に投与され得る、請求項18記載の方法。
【請求項20】
前記シロップ剤が、総製剤の60〜80%の糖質を含んでいてもよい、請求項19記載の方法。
【請求項21】
前記シロップ剤が、糖尿病患者のためのアスパルテーム(登録商標)の6〜80%を含んでいてもよい、請求項20記載の方法。
【請求項22】
使用される前記トローチ剤が、シュガー・キャンデーを含む、請求項19記載の方法。
【請求項23】
使用されるアルコール溶液が、50%アルコール水溶液である、請求項18記載の方法。
【請求項24】
使用される前記アルコールが、エタノールである、請求項23記載の方法。
【請求項25】
ステップ(f)において前記植物抽出物の総重量%が、総製剤の1.03〜4.3の範囲にある、請求項18記載の方法。
【請求項26】
前記薬学的添加剤が、結合剤、希釈剤、滑沢剤、直打用滑沢剤、崩壊剤及び/又はそれらの混合物からなる群より選ばれる、請求項18記載の方法。
【請求項27】
前記希釈剤が、ラクトース;デンプン;マンニトール、ソルビトール、キシリトール、デキストロース、ショ糖、微晶質セルロースから選ばれる糖質;塩基性リン酸カルシウム;硫酸カルシウム及び/又はそれらの混合物である、請求項26記載の方法。
【請求項28】
使用される前記結合剤が、デンプンペースト、ソルビトール、アルギン酸塩、ポリビニルピロリドン、アラビアゴム、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、未ゼラチン化デンプン、トラガカント又はそれらの混合物から選ばれるセルロース誘導体である、請求項26記載の方法。
【請求項29】
使用される前記直打用滑沢剤が、シリカ誘導体、タルク、デンプン及びそれらの混合物である、請求項26記載の方法。
【請求項30】
使用される滑沢剤が、ステアリン酸金属塩、ステアリン酸、タルク、ポリエチレングリコール、塩化ナトリウム、安息香酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、噴霧乾燥ラウリル硫酸マグネシウム、ホウ酸のような溶解性塩、デンプン、ラクトース又はそれらの混合物である、請求項26記載の方法。
【請求項31】
口渇を予防し、声を持続し及び声割れを予防するための、請求項1記載の製剤の使用。
【請求項32】
声及び声帯を調音するための、請求項1記載の製剤の使用。
【請求項33】
気管支カタル及び喉のアレルギー反応の治療における、請求項1記載の製剤の使用。
【請求項34】
ラットにおける6日間の経口投与が、体重、腎臓、肝臓及び脾臓に影響を与えない、請求項1記載の製剤の使用。
【請求項35】
肥満細胞の再生が、が20.2+3.1〜59.3+5.2のパーセント範囲にある、請求項1記載の製剤の使用。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
口渇及び声帯の調音による声割れを予防する抗咳性(anti-cough)、鎮咳性(anti-tussive)及び喉鎮静性の相乗作用的薬草製剤であって、次の成分:
a)ピペリ・クベバ(Piper cubeba)抽出物 0.5〜2.0重量/重量%、
b)グリシルリザ・グラブラ(Glycyrrhiza glabra)抽出物 0.5〜2.0重量/重量%、
c)アコラス・カラマス(Acorus calamus)抽出物 0.01〜0.1重量/重量%、
d)アルピニア・ガランガ(Alpinia galangal)抽出物 0.01〜0.1重量/重量%、
e)ショウガ抽出物 0.01〜0.1重量/重量%及び
f)薬学的に許容される添加剤 95.7〜98.97重量/重量%
を含む、前記製剤。
【請求項2】
シロップ剤、トローチ剤又はチュアブル錠の経口剤形で投与され、請求項1記載の製剤。
【請求項3】
前記シロップが、総製剤の60〜80%の糖質を含、請求項2記載の製剤。
【請求項4】
前記シロップが、糖尿病患者のためのアスパルテーム(登録商標)の6〜8%を含、請求項3記載の製剤。
【請求項5】
使用される前記トローチ剤が、シュガー・キャンデーを含む、請求項2記載の製剤。
【請求項6】
使用される前記植物抽出物が、50%アルコール水溶液による抽出によって得られる、請求項1記載の製剤。
【請求項7】
使用される前記アルコールが、エタノールである、請求項6記載の製剤。
【請求項8】
使用される前記植物抽出物の総重量%が、総製剤の1.03と1.3の間の範囲にある、請求項1記載の製剤。
【請求項9】
前記ピペリ・クベバ(Piper cubeba)抽出物が、果実抽出物である、請求項1記載の製剤。
【請求項10】
使用される前記植物抽出物が、果実、地下茎又は根部分から選ばれる植物成分から得られる、請求項1記載の製剤。
【請求項11】
使用される前記薬学的に許容される添加剤が、結合剤、希釈剤、滑沢剤、直打用滑沢剤又は崩壊剤である、請求項1記載の製剤。
【請求項12】
前記希釈剤が、ラクトース;デンプン;マンニトール、ソルビトール、キシリトール、デキストロース、ショ糖、マイクロクリスタリンセルロースから選ばれる糖質;塩基性リン酸カルシウム;硫酸カルシウム及び/又はそれらの混合物である、請求項11記載の製剤。
【請求項13】
使用される前記結合剤が、デンプンペースト、ソルビトール、アルギン酸塩、ポリビニルピロリドン、アラビアゴム、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、未ゼラチン化デンプン、トラガカント又はそれらの混合物から選ばれるセルロース誘導体である、請求項11記載の製剤。
【請求項14】
使用される前記直打用滑沢剤が、シリカ誘導体、タルク、デンプン及びそれらの混合物である、請求項11記載の製剤。
【請求項15】
使用される滑沢剤が、ステアリン酸金属塩、ステアリン酸、タルク、ポリエチレングリコール、塩化ナトリウム、安息香酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、噴霧乾燥ラウリル硫酸マグネシウム、ホウ酸のような溶解性塩、デンプン、ラクトース又はそれらの混合物である、請求項11記載の製剤。
【請求項16】
無毒かつ死亡が観察されない、請求項1記載の製剤。
【請求項17】
抗痙攣性、排痰性及び喉の鎮静性を与える、請求項1記載の製剤。
【請求項18】
請求項1の製剤を調製するための方法であって、当該方法が次のステップ:
a)薬草の所望部分を得ること、
b)ステップ(a)の当該植物原料を日陰で乾燥させること、
c)ステップ(b)の当該乾燥原料を粉砕して、微粉末を得ること、
d)ステップ(c)の当該粉末化植物原料を25〜35℃の温度範囲で4〜7日間、水性アルコールにより抽出して、水性アルコール抽出物を得ること、
e)ステップ(d)の当該抽出物を40〜60℃の温度範囲で減圧下に濃縮し、濃縮抽出物を得ること、
f)溶媒を完全に除去するためのステップ(e)の当該濃縮抽出物を凍結乾燥して、所望の植物抽出物を得ること、及び
g)ステップ(f)の当該植物抽出物を好適な薬学的に許容される添加剤と共に製剤化して、所望の製剤を得ること
を含む、前記方法。
【請求項19】
得られた前記製剤が、シロップ剤、トローチ剤又はチュアブル錠の剤形で経口的に投与される、請求項18記載の方法。
【請求項20】
前記シロップ剤が、総製剤の60〜80%の糖質を含、請求項19記載の方法。
【請求項21】
前記シロップ剤が、糖尿病患者のためのアスパルテーム(登録商標)の6〜80%を含、請求項20記載の方法。
【請求項22】
使用される前記トローチ剤が、シュガー・キャンデーを含む、請求項19記載の方法。
【請求項23】
使用されるアルコール溶液が、50%アルコール水溶液である、請求項18記載の方法。
【請求項24】
使用される前記アルコールが、エタノールである、請求項23記載の方法。
【請求項25】
ステップ(f)において前記植物抽出物の総重量%が、総製剤の1.03〜4.3の範囲にある、請求項18記載の方法。
【請求項26】
前記薬学的添加剤が、結合剤、希釈剤、滑沢剤、直打用滑沢剤、崩壊剤及び/又はそれらの混合物からなる群より選ばれる、請求項18記載の方法。
【請求項27】
前記希釈剤が、ラクトース;デンプン;マンニトール、ソルビトール、キシリトール、デキストロース、ショ糖、微晶質セルロースから選ばれる糖質;塩基性リン酸カルシウム;硫酸カルシウム及び/又はそれらの混合物である、請求項26記載の方法。
【請求項28】
使用される前記結合剤が、デンプンペースト、ソルビトール、アルギン酸塩、ポリビニルピロリドン、アラビアゴム、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、未ゼラチン化デンプン、トラガカント又はそれらの混合物から選ばれるセルロース誘導体である、請求項26記載の方法。
【請求項29】
使用される前記直打用滑沢剤が、シリカ誘導体、タルク、デンプン及びそれらの混合物である、請求項26記載の方法。
【請求項30】
使用される滑沢剤が、ステアリン酸金属塩、ステアリン酸、タルク、ポリエチレングリコール、塩化ナトリウム、安息香酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、噴霧乾燥ラウリル硫酸マグネシウム、ホウ酸のような溶解性塩、デンプン、ラクトース又はそれらの混合物である、請求項26記載の方法。
【請求項31】
口渇を予防し、声を持続し及び声割れを予防するための、請求項1記載の製剤。
【請求項32】
声及び声帯を調音するための、請求項1記載の製剤。
【請求項33】
気管支カタル及び喉のアレルギー反応の治療のための、請求項1記載の製剤。
【請求項34】
ラットにおける6日間の経口投与が、体重、腎臓、肝臓及び脾臓に影響を与えない、請求項1記載の製剤。
【請求項35】
肥満細胞の再生が、20.2+3.1〜59.3+5.2のパーセント範囲にある、請求項1記載の製剤。

【公表番号】特表2006−513204(P2006−513204A)
【公表日】平成18年4月20日(2006.4.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−563402(P2004−563402)
【出願日】平成14年12月30日(2002.12.30)
【国際出願番号】PCT/IB2002/005654
【国際公開番号】WO2004/058283
【国際公開日】平成16年7月15日(2004.7.15)
【出願人】(595059872)カウンシル オブ サイエンティフィク アンド インダストリアル リサーチ (81)
【Fターム(参考)】