説明

押しボタンスイッチのロック構造

【課題】 押しボタンの引き出し操作が不用意に行われるのを防止する。
【解決手段】 押しボタン4の軸部10には、上下に貫通した円形の係止孔12が設けられている。一方、筒部7には、押し込み位置にあるときの押しボタン4の係止孔12に対応する位置に円形の開口部13が上下一対形成されている。設備内で異常が発生した場合等には、押しボタン4が初期位置から押し込み位置まで押し込まれることによって、接点2が強制開離され、機械類の動作が停止される。続いて、ロック部材15のU字バー17の端部が、筒部7の開口部13及び押しボタン4の係止孔12に対して上方から挿通され、ロック部材15が鍵18によって施錠されることにより、非常停止スイッチ1がロック状態となり、押しボタン4に対する引き出し操作が規制された状態に保持される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、押しボタンスイッチのロック構造に関する。
【背景技術】
【0002】
産業用の機械類を備えた設備においては、一般に、設備の外側に押しボタン式の非常停止スイッチが設けられており、設備に異常が発見された場合には、非常停止スイッチのボタンを押して機械類の動作を停止させた上で設備内に入り、異常を取り除いた後に、押し込まれたボタンを引き出して、再び機械類を動作させるという作業が行われる。こうした設備において、設備内に異常を除去するための作業者がいるにも関わらず、他の者が不用意に非常停止スイッチのボタンを引き出して機械類を動作させてしまう事態を防止するために、しばしば設備の出入口のドアにインターロック機構が設けられることがある。このようなインターロック機構を設けた設備においては、ドアを開放した状態では機械類が動作しないようになっており、異常発生時には、作業者がドアを開放した後にドアに設けられた閉鎖を妨害する部材に鍵を掛けて、ドアを閉鎖できない状態としてから、設備内での作業を行うようにしている。
【特許文献1】特開昭52−5480号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記のようなインターロック機構が設けられていない設備では、前述したように、設備内に作業者がいるのに気付かずに、他の者が非常停止スイッチのボタンを引き出して機械類を動作させてしまうことが起こる可能性がある。
尚、特許文献1には、ボタンの周囲にボタンカバー等のボタン押さえ部材が回動可能に設けられ、ボタンを押し込み操作した後に、そのボタン押さえ部材によりボタンを上から押さえ込ませ、さらにその状態で施錠してボタン押さえ部材を固定することで、ボタンが他者によって操作されるのを防止するようにしたものが記載されている。このような構成を前述の非常停止スイッチに適用することで前述の問題の解消を図ることが考えられる。しかしながら、この場合、ボタンの押し込み操作が行われる前に、例えば、何かの拍子で作業者がボタン押さえ部材に接触してボタン押さえ部材がボタンを覆ってしまうことが考えられる。そうすると、設備に異常が発見された際に作業者がボタンを押そうとしても、ボタン押さえ部材がボタンを覆っているために、ボタンの押し込み操作が妨げられたり、ボタンの位置が分かりにくくなったりするおそれがある。このように、押し込み操作が阻害されたりすると、非常停止スイッチの場合は、非常停止の一瞬のタイミング遅れでも危険度の増大を招く要因となるため、好ましくない。
【0004】
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、押しボタンの引き出し操作が不用意に行われるのを防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明に係る押しボタンスイッチのロック構造は、接点を収容したケースと、前記ケースに対し、初期位置から押し込み位置への押し込み操作及び前記押し込み位置から前記初期位置への引き出し操作が可能に装着され、かつ前記押し込み操作及び前記引き出し操作に伴って前記接点を開閉する押しボタンと、を備えた押しボタンスイッチのロック構造であって、前記押しボタンは、押し込み方向に対して略直交する方向に凹む凹部を備え、前記ケースは、前記押し込み位置にあるときの前記押しボタンの前記凹部に対応する位置に開口部を備え、前記押しボタンが前記押し込み位置にあるときに前記開口部に挿通されるとともに前記凹部内に係合されることで前記押しボタンの引き出し操作を規制可能で、かつその規制状態を保持するロック状態と規制を解除可能な非ロック状態とを、取り外し可能な鍵により切り替えるロック部材を備えるところに特徴を有する。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記ロック部材が南京錠であるところに特徴を有する。
【0007】
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記押しボタンスイッチが機械類の異常発生時に前記押しボタンの押し込み操作によって前記機械類の動作を強制的に停止させるための非常停止スイッチであるところに特徴を有する。
【発明の効果】
【0008】
<請求項1の発明>
押しボタンが押し込み操作され、その押しボタンがロック部材により押し込み位置にロックされると、鍵を所有していない者はそのロックを解除することができない。従って、鍵を所有していない者が不用意に押しボタンの引き出し操作をして、接点を元の状態に戻してしまうことを防止できる。また、ケースと押しボタンとの間に介在部材を設けずに、ケースと押しボタンとをロック部材で直接的にロックするために、簡素な構成とすることができる。
【0009】
<請求項2の発明>
ロック部材が南京錠であるため、安価で容易に入手することができる。また、南京錠は種類が豊富であるので、様々な形状の押しボタンスイッチに対応させることができ、押しボタンスイッチの構造上の自由度が増す。
【0010】
<請求項3の発明>
機械類の異常発生時には、押しボタンが押し込み操作されることで、機械類の動作が強制的に停止され、続いて押しボタンがロック部材によりロックされる。その後、機械類の異常の除去作業を行う者がロック部材の鍵を所持してその作業を行い、異常の除去が完了すると、作業を行った者が鍵を使用してロック部材を非ロック状態とし、押しボタンを引き出し操作する。これにより、鍵を所有していない者が不用意に押しボタンの引き出し操作を行って、機械類を動作させてしまうことを防止できる。
また、従来のように押しボタンを押さえ込むためのボタン押さえ部材を設けたスイッチでは、ボタン押さえ部材が押し込み操作される前の状態で押しボタンを覆てしまう可能性があるため、非常停止スイッチとしては不適である。これに対して、本発明のものは、押しボタンの押し込み操作を阻害するものがないため、非常停止スイッチとして好適である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
<第1実施形態>
次に本発明の第1実施形態について図1から図3を参照して説明する。なお、以下の説明では、図1,図2の左側及び図3の紙面手前側を前方とする。
本実施形態の非常停止スイッチ1(本発明の「押しボタンスイッチ」に相当)は、図1に示すように、接点2を収容するケース3と、ケース3に装着された押しボタン4とを備えて構成されている。ケース3は、合成樹脂製によって全体として箱状に形成されており、後面が閉塞され前面が開放した角筒状の基部5と、その前面開口を覆う正方形の蓋部6とを備えている。蓋部6の中央には円形の貫通孔(図示せず)が開口されており、その貫通孔の内側には、ケース3の一部として円筒状の筒部7が前後に貫通した状態で取り付けられている。この筒部7の後端には、接点2が取り付けられている。この接点2は、電線9を介して外部の機械類の電源回路(図示せず)などに接続されている。
【0012】
押しボタン4は、略円柱状の軸部10と、軸部10の一端から径方向に張り出した円板状の操作部11とを一体に備えている。この押しボタン4は、軸部10を筒部7内に嵌め込むとともに操作部11を筒部7の前方に突出させた状態で前後に変位可能に取り付けられている。そして、押しボタン4は、図1の初期位置から図2の押し込み位置までの押し込み操作と、図2の押し込み位置から図1の初期位置までの引き出し操作とが可能になっており、押しボタン4が引き出し位置にあるときは接点2が接触状態になり、押しボタン4が押し込み位置にあるときに接点2が強制開離されるように構成されている。
【0013】
また、押しボタン4の軸部10には、上下に貫通した(即ち押しボタン4の押し込み方向に対して直交する方向に凹んだ)円形の係止孔12(本発明の「凹部」に相当)が設けられている。一方、筒部7には、押し込み位置にあるときの押しボタン4の係止孔12に対応する位置に円形の開口部13が上下一対形成されている。押しボタン4の係止孔12と筒部7の開口部13とは、押しボタン4を押し込み位置にロックするためのロック部材15が有するU字バー17を挿通可能となっている。
【0014】
ロック部材15は、図3に示すように、一般的な南京錠であって、本体部16に一端部が回転可能に取り付けられたU字バー17を有している。そして、ロック部材15は、U字バー17の他方の端部を本体部16に差し込んだ状態で、本体部16に対し取り外し可能な鍵18を用いて施錠及び解錠することができるようになっている。
【0015】
非常停止スイッチ1は、通常時は、図1に示すように、押しボタン4を初期位置とした状態で使用される。そして、設備内で異常が発生した場合等には、押しボタン4が図1に示す初期位置から図2に示す押し込み位置まで押し込まれることによって、接点2が強制開離され、機械類の動作が強制的に停止される。続いて、ロック部材15のU字バー17の端部が、筒部7の開口部13及び押しボタン4の係止孔12に対して上方から挿通される。これにより、U字バー17が開口部13と係止孔12とに係合した状態になり、押しボタン4の引き出し操作が規制される。さらに、ロック部材15が鍵18によって施錠されることにより、図2及び図3に示すように、非常停止スイッチ1が、押しボタン4に対する引き出し操作が規制された状態に保持される、ロック状態となる。
【0016】
その後、例えば、ロック部材15の鍵18を所持した作業者により、設備内において異常を取り除くなどの作業が行われる。このとき、非常停止スイッチ1がロック状態となっているため、鍵18を所持しない者が不用意に押しボタン4の引き出し操作を行うことが確実に防止される。そして、異常が除去された後に、鍵18を所持した作業者によりロック部材15が解錠されることにより、非常停止スイッチ1が、前記押しボタン4に対する引き出し操作の規制を解除可能な非ロック状態となる。続いて、U字バー17が筒部7の開口部13及び押しボタン4の係止孔12から抜き出されることで、押しボタン4の規制が解除される。そして、押しボタン4が引き出し位置まで引き出されることで、接点2が元の状態に戻り、機械類が動作可能な状態に復帰する。
【0017】
以上のように本実施形態によれば、押しボタン4が押し込み操作され、その押しボタン4がロック部材15により押し込み位置にロックされると、鍵18を所有していない者はそのロックを解除することができない。従って、鍵18を所有していない者が不用意に押しボタン4の引き出し操作をして、接点2を元の状態に戻してしまうことを防止できる。また、ケース3と押しボタン4との間に介在部材を設けずに、ケース3と押しボタン4とをロック部材15で直接的にロックするために、簡素な構成とすることができる。
【0018】
また、ロック部材15が南京錠であるため、安価で容易に入手することができる。また、南京錠は種類が豊富であるので、様々な形状の押しボタンスイッチに対応させることができ、押しボタンスイッチの構造上の自由度が増す。
【0019】
また、機械類の異常発生時には、押しボタン4が押し込み操作されることで、機械類の動作が強制的に停止され、続いて押しボタン4がロック部材15によりロックされる。その後、機械類の異常の除去作業を行う者がロック部材15の鍵18を所持してその作業を行い、異常の除去が完了すると、作業を行った者が鍵18を使用してロック部材15を非ロック状態とし、押しボタン4を引き出し操作する。これにより、鍵18を所有していない者が不用意に押しボタン4の引き出し操作を行って、機械類を動作させてしまうことを防止できる。
また、従来のように押しボタンを押さえ込むためのボタン押さえ部材を設けたスイッチでは、ボタン押さえ部材が押し込み操作される前の状態で押しボタンを覆てしまう可能性があるため、非常停止スイッチとしては不適である。これに対して、本発明のものは、押しボタン4の押し込み操作を阻害するものがないため、非常停止スイッチとして好適である。
【0020】
<第2実施形態>
次に本発明の第2実施形態について図4及び図5を参照して説明する。
なお、以下の説明においては、第1実施形態と同様の機能を有する構成には同一の名称を付すことで説明を簡略にする。
【0021】
本実施形態の非常停止スイッチ20は、接点2を収容したケース21と、ケース21に取り付けられた押しボタン22と、同じくケース21に取り付けられたロック部材23とを備えている。ケース21は、全体として箱状をなす基部24及び蓋部25と、蓋部25に対し前後に突出するように取り付けられた筒部26とから構成されている。押しボタン22は、操作部28と軸部29とを有しており、軸部29を筒部26内に挿通させた状態で初期位置(図4参照)から押し込み位置(図5参照)までの間で変位可能に取り付けられている。
【0022】
ロック部材23は、ケース21における基部24の一側面に取り付けられた本体部30と、本体部30を左右に貫通するように設けられた棒状部材31と、棒状部材31のロックを解除するための鍵32とを備えている。棒状部材31は、本体部30に対して長手方向(左右方向)に変位可能であり、図5に示すようにケース21の内側に大きく突出するロック位置と、図4に示すようにケース21の外側へ大きく突出する解除位置とに保持可能となっている。鍵32は、棒状部材31が解除位置にあるときには本体部30に対して取り外し不能に保持されており、棒状部材31をロック位置としたときには鍵32が本体部30から外側に押し出されて、取り外されるように構成されている。
【0023】
一方、筒部26には、ケース21内においてロック位置にあるときの棒状部材31の先端部を挿通可能な開口部33が設けられている。さらに押しボタン22の軸部29には、押し込み位置としたときに開口部33に対応する位置に、押しボタン22の押し込み方向に対して直交する方向に凹んだ係止凹部34(本発明の「凹部」に相当)が設けられており、この係止凹部34にはロック位置にあるときの棒状部材31の先端部を係合可能となっている。
【0024】
非常停止スイッチ20は、通常時は、図4に示すように、押しボタン22を初期位置とし、棒状部材31を解除位置とした状態で使用される。そして、異常発生時等には、図5に示すように、押しボタン22が押し込み位置まで押し込まれ、続いて棒状部材31がロック位置まで押し込まれるとともに、鍵32が本体部30から取り外される。これにより、非常停止スイッチ20がロック状態となり、押しボタン22に対する引き出し操作が規制された状態に保持される。本実施形態によっても第1実施形態と同様に、鍵32を所有していない者が不用意に押しボタン22の引き出し操作をして、接点2を元の状態に戻してしまうことを防止できる。
【0025】
<第3実施形態>
次に本発明の第3実施形態について図6及び図7を参照して説明する。
なお、以下の説明においては、第1実施形態と同様の機能を有する構成には同一の名称を付して説明を簡略にする。
【0026】
本実施形態の非常停止スイッチ40は、接点2を収容したケース41と、ケース41に装着された押しボタン42とを備えている。ケース41は、全体として箱状をなす基部43と蓋部44とを有しており、基部43にはその上面から下面に貫通した開口部45が形成されている。押しボタン42は、軸部46と操作部47とを有しており、ケース41に対して軸部46が開口部45に交差するような状態で取り付けられている。また、押しボタン42は、図6に二点鎖線で示す初期位置から同図に実線で示す押し込み位置までの間を変位操作可能となっている。さらに、押しボタン42の軸部46には、押し込み位置としたときにケース41の開口部45と対応する位置に、上下方向に貫通した(即ち押しボタン42の押し込み方向に対して直交する方向に凹んだ)係止孔48(本発明の「凹部」に相当)が形成されている。
【0027】
本実施形態の非常停止スイッチ40では、図7に示すロック部材50を用いて押しボタン42がロックされる。このロック部材50は、本体部51から延出したワイヤ52の自由端側を本体部51に差し込んだ状態で、本体部51に対し取り外し可能な鍵53を用いて、ワイヤ52を施錠及び解錠することができるようになっている。
【0028】
異常発生時等には、押しボタン42が初期位置から押し込み位置まで押し込み操作された後に、ロック部材50のワイヤ51が、ケース41の開口部45と押しボタン42の係止孔48とに挿通される。これにより、ワイヤ51が開口部45と係止孔48とに係合した状態になり、押しボタン42の引き出し操作が規制される。続いて、ロック部材50が鍵53により施錠されることで、非常停止スイッチ40がロック状態となり、押しボタン42に対する引き出し操作が規制された状態に保持される。
本実施形態によっても第1実施形態と同様に、鍵53を所有していない者が不用意に押しボタン42の引き出し操作をして、接点2を元の状態に戻してしまうことを防止できる。
【0029】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記各実施形態では、押しボタンが初期位置にあるときに接点がオン、押し込み位置にあるときに接点がオフになるものを示したが、逆にが開かれる押しボタンが初期位置にあるときに接点がオフ、押し込み位置にあるときに接点がオンになるように構成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】第1実施形態において非常停止スイッチの押しボタンが初期位置にある状態を示す平断面図
【図2】押しボタンが押し込み位置にロックされた状態を示す平断面図
【図3】押しボタンが押し込み位置にロックされた状態を示す正断面図
【図4】第2実施形態において非常停止スイッチの押しボタンが初期位置にある状態を示す平断面図
【図5】押しボタンが押し込み位置にロックされた状態を示す平断面図
【図6】第3実施形態において非常停止スイッチの押しボタンが押し込み位置にある状態を示す側断面図
【図7】押しボタンが押し込み位置にロックされた状態を示す正面図
【符号の説明】
【0031】
1,20,40…非常停止スイッチ(押しボタンスイッチ)
2…接点
3,21,41…ケース
4,22,42…押しボタン
12,48…係止孔(凹部)
13,33,45…開口部
15,23,50…ロック部材
18,32,53…鍵
34…係止凹部(凹部)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
接点を収容したケースと、
前記ケースに対し、初期位置から押し込み位置への押し込み操作及び前記押し込み位置から前記初期位置への引き出し操作が可能に装着され、かつ前記押し込み操作及び前記引き出し操作に伴って前記接点を開閉する押しボタンと、
を備えた押しボタンスイッチのロック構造であって、
前記押しボタンは、押し込み方向に対して略直交する方向に凹む凹部を備え、
前記ケースは、前記押し込み位置にあるときの前記押しボタンの前記凹部に対応する位置に開口部を備え、
前記押しボタンが前記押し込み位置にあるときに前記開口部に挿通されるとともに前記凹部内に係合されることで前記押しボタンの引き出し操作を規制可能で、かつその規制状態を保持するロック状態と規制を解除可能な非ロック状態とを、取り外し可能な鍵により切り替えるロック部材を備えることを特徴とする押しボタンスイッチのロック構造。
【請求項2】
前記ロック部材が南京錠であることを特徴とする請求項1に記載の押しボタンスイッチのロック構造。
【請求項3】
前記押しボタンスイッチが機械類の異常発生時に前記押しボタンの押し込み操作によって前記機械類の動作を強制的に停止させるための非常停止スイッチであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の押しボタンスイッチのロック構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−66681(P2007−66681A)
【公開日】平成19年3月15日(2007.3.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−250665(P2005−250665)
【出願日】平成17年8月31日(2005.8.31)
【出願人】(000106221)サンクス株式会社 (578)
【Fターム(参考)】