説明

排ワラ搬送構造

【課題】 排ワラ搬送時において、排ワラの穂先側への位置ズレを阻止して、結束位置等が不揃いにならないようにする。
【解決手段】 排ワラ搬送装置3で送られる排ワラの穂先に接触して排ワラの穂先側への移動に抵抗を与える穂先規制部材30を設け、穂先規制部材30が、作用姿勢と非作用姿勢とに切り換え可能な穂先接触部30Aと、その穂先接触部30Aに係合して作用姿勢を維持するとともに係合作用を解除して非作用姿勢への切り換わりを許容する受け止め部30Cとで構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、脱穀後の排ワラを機体後方側へ搬送する排ワラ搬送装置を設けてある排ワラ搬送構造に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の排ワラ搬送構造においては、排ワラ搬送装置が平面視で斜めに配置されていたり、排ワラの株端を叩き揃える株揃え装置が備えられていたりするものがある(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開2000−166361号公報(公報第4欄の段落番号〔0020〕及び、図4)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
排ワラ搬送装置が平面視で斜めに配置されていたり、株揃え装置の作用により、排ワラ搬送装置で搬送される排ワラが、排ワラ搬送装置の保持力に抗して搬送途中で穂先側に位置ズレすることがある。その場合には、排ワラ搬送装置から排ワラを受け取って処理する後処理装置での後仕舞いが作業性の悪いものになっていた。つまり、結束束が不揃いになったり、不結束排ワラが圃面に放出された状態が不揃いとなる虞があった。
【0005】
本発明の目的は、排ワラ搬送時において、排ワラの穂先側への位置ズレを阻止して、結束位置等が不揃いにならないようにする排ワラ搬送構造を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
〔構成〕
請求項1に係る発明の特徴構成は、脱穀後の排ワラを機体後方側へ搬送する排ワラ搬送装置を設け、前記排ワラ搬送装置で送られる排ワラの穂先に接触して排ワラの穂先側への移動に抵抗を与える穂先規制部材を設け、前記穂先規制部材を、排ワラの穂先側への移動に抵抗を与える作用姿勢と、排ワラの穂先側への移動を許容する非作用姿勢とに切り換え可能に構成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0007】
〔作用〕
つまり、穂先規制部材を設けることによって、排ワラ搬送装置で搬送される排ワラの穂先にその穂先規制部材で抵抗を与えるので、排ワラは穂先側に移動しにくく、位置ズレを抑えることができる。
一方、搬送される排ワラの穂先位置が位置ズレを起こしていない状態で、穂先規制部材に当接する位置までに至るものであれば、排ワラの穂先に過度の抵抗を与えることになり、穂先を傷めたり、却って、株元側に押し移動させて株元側によった位置ズレを起こさせてしまうことも考えられる。そこで、穂先規制部材を作用姿勢と非作用姿勢とに切り換えることができることにした。
【0008】
〔効果〕
したがって、必要な場合のみ、穂先規制部材を作用姿勢に設定し、必要で無い場合には、非作用姿勢に切り換えることによって、不必要な場合に穂先規制部材を取り外す等の煩わしい作業を行う必要がなくなった。
【0009】
請求項2に係る発明の特徴構成は、請求項1に係る発明において、前記穂先規制部材が、前記作用姿勢と非作用姿勢とに切り換え可能な穂先接触部と、その穂先接触部に係合して前記作用姿勢を維持するとともに係合作用を解除して非作用姿勢への切り換わりを許容する受け止め部とで構成されている点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0010】
〔作用効果〕
つまり、穂先規制部材が、穂先接触部と、その穂先接触部に係合する受け止め部とで構成されているので、受け止め部で排ワラ穂先からの反力を受けても穂先接触部を作用姿勢に維持することが容易になる。
しかも、非作用姿勢を切り換える場合には、受け止め部の穂先接触部に対する係合を解除するだけでよいので、作用姿勢から非作用姿勢への切り換えを容易に行うことができる。
【0011】
請求項3に係る発明の特徴構成は、請求項1に係る発明において、前記穂先規制部材が、前記作用姿勢と非作用姿勢とに切り換え可能な穂先接触部と、その穂先接触部に取り付けられて伸長姿勢で前記作用姿勢を現出するとともに折れ曲り姿勢で前記非作用姿勢への切り換わりを許容するトグル式リンク支持部とで構成されている点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0012】
〔作用効果〕
つまり、穂先規制部材が、穂先接触部と、その穂先接触部を作用姿勢に維持するトグル式支持部を備えているので、トグル式リンク支持部で排ワラ穂先からの反力を受けても穂先接触部を作用姿勢に維持することが容易になる。
しかも、穂先接触部を支持する支持部がトグル式リンク機構で構成されているところから、そのドグル式リンク機構にデッドポイントを越える操作を行うだけで穂先接触部の作用姿勢と非作用姿勢とを現出しその状態を維持できるので、穂先接触部を作用姿勢と非作用姿勢とに切り換えるために、係合を解除する等の操作も必要ではない。
【0013】
請求項4に係る発明の特徴構成は、請求項1〜3の内のいずれか一つに係る発明において、前記排ワラ搬送装置で送られる排ワラを受け入れて細断処理する細断処理装置を設けるとともに、前記細断処理装置へ排ワラを導入する状態と機体後方側へ通過させる状態とに切り替える経路切換具を設け、前記経路切換具に前記穂先規制部材を設けてある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0014】
〔作用効果〕
排ワラを細断処理する場合には、排ワラの搬送状態を整える必要性は少なく、穂先規制部材を搬送排ワラに作用させると過度の規制を加えることになる。一方、排ワラを細断処理しない場合には、排ワラの搬送状態を整える必要がある。このような知見に基づいて、穂先規制部材を経路切換具に設けることによって、経路切換具を切り換えると、穂先規制部材も切り換えることができ、切り換え忘れが無い。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
自脱型コンバインの排ワラ搬送装置について説明する。図1に示すように、脱穀済み排ワラを後部に向けて搬送する排ワラ搬送装置3、排ワラ搬送装置3で搬送される排ワラを受け入れて円盤型排ワラカッタで細断処理する細断処理装置1、細断処理装置1の後方において排ワラを結束する排ワラ結束装置Bが、夫々、コンバイン本機Aの後端に配備されており、後支点dを中心に上下揺動可能に配備された経路切換具2を下げて細断処理装置1の上部入口を閉塞することで、脱穀装置から搬出され排ワラ搬送装置3によって搬送されてきた横倒れ姿勢の排ワラを排ワラ結束装置Bに供給し、また、経路切換具2を上げて細断処理装置1の上部入口を開放することで、搬送されてきた排ワラを細断して下方に放出することができるようになっている。
【0016】
前記排ワラ結束装置Bは、横倒れ姿勢で供給されてきた排ワラを所定量づつ収集して結束し、形成されたワラ束を機体後方に放出するものであり、排ワラ穂先側に配備された上下に長い伝動ケース4の上下中間部位に集束空間Sが形成されている。なお、図2に示すように、排ワラ結束装置Bの株元側には、搬入されてくる排ワラの株端を左右揺動する叩き板5によって叩き揃える株揃え装置Dが配備される。
【0017】
前記集束空間Sの下側となる伝動ケース4の下部には、搬送されてきた排ワラを集束空間Sに向けて送り込むクランク式の掻き込みパッカー6、結束紐供給用のニードル7、集束空間Sに集められた排ワラの集束圧を感知する感知ドア8、等が装備されるとともに、集束空間Sの上側となる伝動ケース上部には、搬送されてきた排ワラを掻き込みパッカー6の作用域に送り込むクランク式の補助パッカー9、集束空間Sに面する紐案内板12、ノッタ・ビル方式の周知の結節機構10、クランク式の放出機構11が装備されており、掻き込みパッカー6および補助パッカー9は常時駆動されるとともに、下部のニードル7と上部の結節機構10、および、放出機構11は集束圧感知に基づいて間欠的に同調駆動されるようになっている。
【0018】
上記排ワラ結束装置Bの基本的な結束作動を以下に説明する。つまり、搬送されてきた排ワラは、先ず補助パッカー9によって後方に掻き込まれ、引き続き掻き込みパッカー6の掻き込み作用を受けて集束空間Sに送込まれる。感知ドア8に作用する集束圧が設定値未満の間は、ケース内装の1回転クラッチ(図示せず)が切られており、ニードル7は集束空間Sの下方に退避した待機位置で停止している。また、このニードル7に同調連動されている結節機構10および放出機構11も待機状態で停止している。
【0019】
次に、排ワラ搬送装置3及び穂先規制部材30について説明する。図3に示すように、排ワラ搬送装置3は、横倒れ姿勢の排ワラの株元部分を挾持して搬送する挾持チェーン式の株元挾持搬送部3Aと排ワラの穂先部分を係止して搬送する係止爪式の穂先係止搬送部3Bとを平行でかつ図外の脱穀フィードチェーンから徐々に遠ざかる方向に配置して構成してある。穂先係止搬送部3Bの終端近傍で搬送される排ワラの穂先側に、穂先規制部材30を設けてある。
【0020】
図1及び図2に示すように、穂先規制部材30は、排ワラ搬送装置3で横倒れ搬送される排ワラの穂先に当接して、搬送されている排ワラが穂先側に移動して位置ズレを起こすことを阻止することにしてある。経路切換具2から後方に向けて片持ち水平状に受止板31を延出するとともに、この受止板31で、排ワラ搬送装置3で送られる排ワラを横倒れ姿勢に受け止めるとともに結束空間Sへ誘導する構成としてある。受止板31に穂先規制部材30が取り付けてある。受止板31の片持ち状に延出された後端の下方に支柱32が立設してあり、支柱32の上端と穂先規制部材30の後端との間に僅かな間隙を形成して、受止板31が、経路切換具2へ取り付け固定されている連結基端部を基準に、その受止板31の片持ち状に延出された後端を上下に振動する状態に構成してある。
【0021】
次に、穂先規制部材30の第1実施例について説明する。
図4及び図5に示すように、穂先規制部材30が、搬送される排ワラの穂先に当接する板状の穂先接触部30Aと、その穂先接触部30Aに係合して受け止める板状の二つの受け止め部30Cと、受止板31に取付支持される板状の取付部30Bとで構成されている。受止板31にボルトを介して取り付けられた板状の取付部30Bと板状の穂先接触部30Aとを第1蝶番33によって折れ曲り揺動自在に連結し、穂先接触部30Aを起立させて穂先に接触させる作用姿勢と取付部30Bに重ね合わせるように穂先側に倒伏させる非作用姿勢とに切り換え可能に構成してある。
【0022】
図4及び図5に示すように、板状の取付部30Bの第1蝶番33を取り付けた一辺とは異なる穂先側の他辺にその他辺の長手方向に沿って二つの第2蝶番34を取り付けるとともに、この第2蝶番34を介して取付部30Bに二つの受け止め部30Cを夫々揺動自在に取り付けている。受け止め部30Cの先端部には係合孔30aが設けてあり、穂先接触部30Aに取り付けた係合ピン30bに対して係合自在に構成してある。つまり、穂先接触部30Aを起立させて作用姿勢に切り換えるとともに、受け止め部30Cを起立姿勢に起こすと、受け止め部30Cの係合孔30bが係合ピン30aに係合して、受け止め部30Cで穂先接触部30Aを作用姿勢に維持する構成とすることができる。受け止め部30Cを係合ピン30aとの係合を解除させて穂先側に倒伏させると、穂先接触部30Aも倒伏する非作用姿勢に切り換えることができる。
【0023】
以上のような構成によって、排ワラ搬送装置3が搬送する排ワラが短稈であれば、穂先接触部30Aを作用姿勢に設定して排ワラが穂先側に移動するのを阻止するとともに、搬送排ワラが長稈であれば穂先接触部30Aを非作用姿勢に切り換えて、搬送の邪魔にならないように構成する。
【0024】
穂先規制部材30の第2実施例を示す。
図6に示すように、穂先規制部材30は、搬送される排ワラの穂先に当接する板状の穂先接触部30Aと、受止板31に支持される板状の取付部30Bとで構成されるものであってもよい。受止板31に取り付けられた板状の取付部30Bと板状の穂先接触部30Aとを第1蝶番33によって折れ曲り揺動自在に連結し、穂先接触部30Aを起立させて穂先に接触させる作用姿勢と取付部30Bに重ね合わせるように穂先側に倒伏させる非作用姿勢とに切り換え可能に構成するものであってもよい。
【0025】
穂先規制部材30の第3実施例を示す。
図7〜9に示すように、穂先規制部材30が、搬送される排ワラの穂先に当接する板状の穂先接触部30Aと、その穂先接触部30Aを姿勢変更可能に切換えるべく二箇所に設けられるトグル式リンク支持部30Dと、受止板31に取付支持される板状の取付部30Bとで構成されている。受止板31にボルトを介して取り付けられた板状の取付部30Bと板状の穂先接触部30Aとを第1蝶番33によって折れ曲り揺動自在に連結し、穂先接触部30Aを起立させて穂先に接触させる作用姿勢と取付部30Bの上方に重ね合わせるように穂先側に倒伏させる非作用姿勢とに切り換え可能に構成してある。
【0026】
トグル式リンク支持部30Dは、第1リンク30dと第2リンク30eとを備え、第1リンク30dの一端を、ブラケット30fを介して穂先接触部30Aに相対揺動自在に連係するとともに、第2リンク30eの一端を、ブラケット30gを介して取付部30Bに相対揺動自在に連係して、第1リンク30dと第2リンク30eとの遊端を互いに屈折自在にボルト連係して、屈折揺動自在なトグルリンク機構を構成している。
【0027】
図8及び図9に示すように、第1リンク30dと第2リンク30eとの遊端同士を、ボルト30Eを挿通して連係するとともに、ボルト30Eの先端側に圧縮スプリング30Fを座金30G、30Gを介して取付けて、第1リンク30dと第2リンク30eとの相対揺動を許容しながら、その揺動作動に圧縮スプリング力を加えて制動を与える構成としてある。第2リンク30eの連結部位近くには、第1リンク30dと第2リンク30eとの相対揺動を規制する規制片30hが設けてある。
【0028】
以上のような構成により、穂先接触部30Aは、つぎのように使い分けられる。つまり、図7(イ)に示すように、穂先接触部30Aを起立させた作用姿勢に切り替えられると、第1リンク30dと第2リンク30eとが伸長姿勢に切り換わる。その伸長姿勢に切り換わった場合には、第1リンク30dと第2リンク30eとの連結点cは、ブラケット30fと第1リンク30dとの枢支連結点aと、ブラケット30gと第2リンク30eとの枢支連結点bとを結ぶ仮想線Xを越えた位置まで移動して、規制片30hによって揺動を規制されている。この構成によって、第1リンク30dと第2リンク30eとは仮想線Xの位置まで戻るのが規制されており、穂先接触部30Aの作用姿勢が維持されることになる。
【0029】
図7(ロ)に示すように、第1リンク30dと第2リンク30eとの伸長姿勢から、両リンク30d,30eの連結部位近くを強制的に前記した仮想線X側に引き操作する。そうすると、各リンク30d,30eの取付点での嵌め合い代(ガタツキ代)によって、前記仮想線を越えて大きく屈折する位置まで変化することになる。そうすると、穂先接触部30Aが非作用姿勢に切り換わる。
以上の構成から、前記穂先規制部材30が、前記作用姿勢と非作用姿勢とに切り換え可能な穂先接触部30Aと、その穂先接触部30Aに取り付けられて伸長姿勢で前記作用姿勢を現出するとともに折れ曲り姿勢で前記非作用姿勢への切り換わりを許容するトグル式リンク支持部30Dとで構成されている。
【0030】
図1に示すように、経路切換具2に取り付けられている穂先規制部材30は、経路切換具2が排ワラの通過を許す閉塞姿勢の場合に、排ワラの穂先に接触する状態にあり、経路切換具2を上方に開放して排ワラを細断処理装置1に導入する場合には、伝動ケース4の凹入結束空間に入り込む状態に退避する。
【0031】
〔別実施形態〕
(1) 穂先規制部材30を作用姿勢と非作用姿勢とに切り換える構成は次のようなものでもよい。上記した実施形態では、穂先接触部30Aを起立させて作用姿勢に設定し、取付部30Bに重なる状態で非作用姿勢に切り換える構成を採っているが、穂先接触部30Aを前記起立作用姿勢からその起立状態を維持した状態で機体横側方に開き移動して非作用姿勢に切り換わる等、上記実施形態のものには限定されない。
(2) 穂先規制部材30としては、取付部30Bを設けずに、穂先接触部30Aを直接受止板に姿勢変更可能に取り付けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】コンバイン後部の側面図
【図2】コンバイン後部の背面図
【図3】コンバイン後部の平面図
【図4】穂先規制部材の第1実施形態を示す側面図
【図5】穂先規制部材の第1実施形態を示す背面図
【図6】穂先規制部材の第2実施形態を示す背面図
【図7】穂先規制部材の第3実施形態を示す背面図
【図8】穂先規制部材の第3実施形態を示す側面図
【図9】図8の一部拡大図
【符号の説明】
【0033】
1 細断処理装置
2 経路切換具
3 排ワラ搬送装置
30 穂先規制部材
30A 穂先接触部
30C 受け止め部
30D トグル式リンク支持部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
脱穀後の排ワラを機体後方側へ搬送する排ワラ搬送装置を設け、前記排ワラ搬送装置で送られる排ワラの穂先に接触して排ワラの穂先側への移動に抵抗を与える穂先規制部材を設け、前記穂先規制部材を、排ワラの穂先側への移動に抵抗を与える作用姿勢と、排ワラの穂先側への移動を許容する非作用姿勢とに切り換え可能に構成してある排ワラ搬送構造。
【請求項2】
前記穂先規制部材が、前記作用姿勢と非作用姿勢とに切り換え可能な穂先接触部と、その穂先接触部に係合して前記作用姿勢を維持するとともに係合作用を解除して非作用姿勢への切り換わりを許容する受け止め部とで構成されている請求項1記載の排ワラ搬送構造。
【請求項3】
前記穂先規制部材が、前記作用姿勢と非作用姿勢とに切り換え可能な穂先接触部と、その穂先接触部に取り付けられて伸長姿勢で前記作用姿勢を現出するとともに折れ曲り姿勢で前記非作用姿勢への切り換わりを許容するトグル式リンク支持部とで構成されている請求項1記載の排ワラ搬送構造。
【請求項4】
前記排ワラ搬送装置で送られる排ワラを受け入れて細断処理する細断処理装置を設けるとともに、前記細断処理装置へ排ワラを導入する状態と機体後方側へ通過させる状態とに切り換える経路切換具を設け、前記経路切換具に前記穂先規制部材を設けてある請求項1から3のうちのいずれか一つに記載の排ワラ搬送構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−70(P2006−70A)
【公開日】平成18年1月5日(2006.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−181214(P2004−181214)
【出願日】平成16年6月18日(2004.6.18)
【出願人】(000001052)株式会社クボタ (4,415)
【Fターム(参考)】