説明

接着剤液、それを用いたタイヤコードの製造方法およびタイヤコード

【課題】1浴処理により接着疲労性およびゴム中耐熱接着性を有する接着剤液、それを用いたタイヤコードの製造方法およびタイヤコードを提供する。
【解決手段】レゾルシンと、ホルムアルデヒドと、ゴムラテックスと、を含む接着剤液であり、さらに乳化重合されたブロックドイソシアネート化合物と、アンモニアと、を含む。乳化重合されたブロックドイソシアネート化合物の割合が、接着剤液の全量の15〜45質量%である。アンモニアは、レゾルシン1.0molに対して、0.5〜5.0molの割合であることが好ましい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は接着剤液、それを用いたタイヤコードの製造方法およびタイヤコード(以下、単に「コード」とも称す)に関し、詳しくは、1浴処理により接着疲労性およびゴム中耐熱接着性を有するタイヤコードを得ることができる接着剤液、それを用いたタイヤコードの製造方法およびタイヤコードに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、ポリエステルやアラミドなどの不活性なタイヤコードへの接着剤処理としては、エポキシ等によって前処理を施し、次いで、レゾルシン・ホルムアルデヒド・ゴムラテックス(RFL)に浸漬する2浴処理が一般的に用いられてきた。しかしながら、2浴処理は十分な接着力が得られるものの、2浴処理による加工費増大や設備的な制約より全体のコストが高くなりがちで、1浴処理が望まれている。
【0003】
一方、1浴処理では、RFLのみでは接着性の確保が難しいことから、RFL液に変性フェノール樹脂を混合させた接着剤液による1浴処理が提案されている(例えば、特許文献1)。また、それ以外にも、あらかじめRFL液に、エポキシやブロックドイソシアネート化合物等の反応性試薬を混合させて用いる1浴処理も提案されている(例えば、特許文献2、3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特公昭48−8733号公報
【特許文献2】特許第3280826号公報
【特許文献3】特開平10−204780号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
1浴処理による方法の変性フェノール樹脂を用いる方法では、樹脂の熱可塑性により、高温時の接着力が低下する傾向にある。また、エポキシやブロックドイソシアネート化合物を1浴で混合する方法では、接着力は得られるものの、接着剤樹脂が硬くなり、接着疲労性が悪化する等の問題がある。よって、タイヤコードにとって必要なゴム中耐熱接着性が十分に確保できない等の理由により、タイヤ用途には必ずしも適していないのが現状である。また、樹脂が硬い場合は、タイヤコードが硬くなるために、タイヤ製造時のハンドリング性や作業性が悪化するといった問題も有している。
【0006】
ゴム中耐熱接着性を確保するには、コードに塗布する接着剤樹脂量を増やすことで確保は可能であるが、この場合、接着疲労性を悪化させてしまうことになる。一方、接着剤樹脂量を増やさずにゴム中耐熱接着性を確保するための試薬について、例えば、塩化ビニル樹脂等が提案されている。しかし、この場合、安全上好ましいとは言えず、十分な技術が確立されていないというのが現状である。
【0007】
そこで、本発明の目的は、1浴処理により接着疲労性およびゴム中耐熱接着性を有するタイヤコードを得ることができる接着剤液、それを用いたタイヤコードの製造方法およびタイヤコードを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、上記課題を解消するために鋭意検討した結果、レゾルシンと、ホルムアルデヒドと、ゴムラテックスと、を含む接着剤液(RFL接着剤液)に、さらに所定の化合物を添加することにより、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
すなわち、本発明の接着剤液は、レゾルシンと、ホルムアルデヒドと、ゴムラテックスと、を含む接着剤液において、
さらに乳化重合されたブロックドイソシアネート化合物と、アンモニアと、を含み、かつ、前記乳化重合されたブロックドイソシアネート化合物の割合が、接着剤液の全量の15〜45質量%であることを特徴とするものである。
【0010】
本発明においては、前記アンモニアは、前記レゾルシン1.0molに対して、0.5〜5.0molの割合であることが好ましい。また、前記ゴムラテックスは、ビニルピリジン、スチレンおよびブタジエンの共重合ゴムラテックスであることが好ましい。さらに、本発明においては、前記ゴムラテックスは、ビニルピリジン、スチレンおよびブタジエンの2段重合からなる2重構造を有する共重合ゴムラテックスであることが好ましい。
【0011】
本発明のタイヤコードの製造方法は、本発明の接着剤液を有機繊維コードに含浸させる含浸工程と、得られた有機繊維コードを乾燥させる乾燥工程と、を含むことを特徴とするものである。
【0012】
本発明においては、前記有機繊維コードはポリエステルまたはアラミドからなることが好ましい。また、前記乾燥工程の乾燥温度は150〜210℃であることが好ましい。
【0013】
本発明のタイヤコードは、本発明のタイヤコードの製造方法により得られたことを特徴とするものである。
【0014】
本発明のタイヤコードとゴムとの接着方法は、本発明のタイヤコードとゴムとを、本発明の接着剤液を介して接着することを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、1浴処理により接着疲労性およびゴム中耐熱接着性を有するタイヤコードを得ることができる接着剤液、それを用いたタイヤコードの製造方法およびタイヤコードを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明のタイヤコードの製造方法の一好適例を表す工程図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の好適な実施の形態について、詳細に説明する。
本発明の接着剤液は、レゾルシンと、ホルムアルデヒドと、ゴムラテックスと、を含むRFL接着剤液に、さらに乳化重合されたブロックドイソシアネート化合物と、アンモニアと、を含み、かつ、乳化重合されたブロックドイソシアネート化合物の割合が、接着剤液の全量の15〜45質量%である。
【0018】
RFL接着剤液と乳化重合されたブロックドイソシアネート化合物とを用いた配合において、レゾルシンとホルムアルデヒドの縮合反応の触媒として、水酸化ナトリウム等の金属触媒を用いずにアンモニアのみを用い、さらに、乳化重合されたブロックドイソシアネート化合物の割合を上記範囲とすることで、1浴処理により接着疲労性およびゴム中耐熱接着性を有するタイヤコードを得ることができる接着剤液を得ることができる。
【0019】
本発明においては、反応触媒としてアンモニアを用いているのは、水酸化ナトリウムのような金属化合物触媒は、RFL接着剤樹脂の硬化を促進するため、接着剤樹脂の柔軟性を確保するのに適さないためである。また、金属化合物触媒は、強塩基性であるため、ゴムやコードの劣化を促進しやすいためである。これに対して、アンモニアは弱塩基性であるため、硬化反応が適切な速度で進行する。これにより、接着剤の柔軟性を保持することができる。また、アンモニアレゾール型樹脂からアンモニアは気化させることにより系中から脱離させることができるため、物理的な軟化および塩基によるゴム劣化を抑制することができる。
【0020】
また、乳化重合されたブロックドイソシアネート化合物の割合を、接着剤液の全量の15〜45質量%とするのは、乳化重合されたブロックドイソシアネートの割合が45質量%を超えると、接着力は十分に得られるものの、接着剤樹脂が硬くなってしまいタイヤ製造作業性を確保することが困難となり、また、コストの面でも好ましくないためである。一方、15質量%未満の場合、ポリエステル等の不活性なタイヤコードへの親和性が不十分となり、接着力の確保が困難となるためである。上記割合は、好適には20〜40質量%である。また、ブロックドイソシアネート化合物が乳化重合されていることで、接着剤処理中にブロックドイソシアネート化合物が沈殿することなく、作業安定性を確保することができるという効果も得ることができる。
【0021】
本発明においては、レゾルシン1.0molに対して、アンモニアが0.5〜5.0molの割合で添加されていることが好ましい。レゾルシン1.0molに対して、アンモニアが0.5mol未満ではレゾルシン樹脂触媒としての効果が十分でなく、熟成反応に時間を要してしまい、熟成反応が十分に進行せず、接着性を確保できない場合がある。また、アンモニアレゾールの量が少ないため、接着剤樹脂が硬化してしまうおそれがある。一方、5.0molを超えると、反応系を促進してしまうため、接着剤樹脂の柔軟性を損なうおそれがある。
【0022】
また、本発明においては、ゴムラテックスがビニルピリジン、スチレンおよびブタジエンの共重合ゴムラテックスであることが好ましく、より好ましくは、ゴムラテックスがビニルピリジン、スチレンおよびブタジエンの2段重合からなる2重構造を有する共重合ゴムラテックスである。
【0023】
ビニルピリジン、スチレンおよびブタジエンの2段重合からなる2重構造を有する共重合ゴムラテックスは、ビニルピリジン、スチレン、ブタジエンの共重合ゴムラテックスで、(i)スチレン含有率が10〜60質量%、ブタジエン含有率が60質量%未満およびビニルピリジン含有率0.5〜15質量%で構成される単量体混合物を重合させた後、次いで、(ii)スチレン含有率10〜40%、ブタジエン含有率45〜75質量%およびビニルピリジン含有率5〜20質量%で構成される単量体混合物を、(i)における重合で用いたスチレン含有量よりも低いスチレン含有量で重合させて得ることができる。
【0024】
本発明においては、ゴムラテックスにはスチレンリッチのコアを持つシェルコア型のビニルピリジン、スチレン、ブタジエンの共重合体ゴムラテックスを用いることが、さらに好ましい。スチレンリッチのコアを持つシェルコア型のゴムラテックスを用いることにより、架橋性が高く、反応が進みやすいイソシアネートを含んだRFL配合の接着劣化速度を抑え、ゴム中耐熱接着性を良好に確保することができる。
【0025】
本発明においては、ブロックドイソシアネート化合物のブロック剤乖離温度は、150℃〜210℃であることが好ましい。有機繊維コードの接着剤処理を行う場合、乾燥処理の工程は150℃以上で行われることが多い。そこで、本発明の接着剤液中のブロックドイソシアネート化合物のブロック剤乖離温度を150℃以上として、両者の温度を150℃以上とすることで、タイヤコード中心に接着剤樹脂が残ることを抑制することができる。その結果、接着剤樹脂をタイヤコード外側に均一にコーティングすることが可能となり、ゴム中耐熱接着性をさらに向上させることができる。ブロックドイソシアネート化合物のブロック剤乖離温度が210℃を超える場合は、接着剤液表面が先に乾燥し、内部の接着剤液が遅れて乾燥するため、エッグプリスターと呼ばれる樹脂スケールが多く発生するおそれがある。したがって、ブロックドイソシアネート化合物のブロック剤の乖離温度は、好適には210℃以下である。
【0026】
本発明においては、RFL接着剤液としては、特に制限はなく、公知のRFL接着剤液を用いることができる。例えば、レゾルシン/ホルムアルデヒド総量のモル比をR/F、レゾルシンおよびホルムアルデヒドの総質量とゴムラテックス固形分の総質量の比をRF/L、としたとき下記式(1)および(2)、
1/2.3≦R/F≦1/1.1 (1)
1/10≦RF/L≦1/4 (2)
で表わされる関係を満足するRFL接着剤液を好適に用いることができる。
【0027】
次に、本発明のタイヤコードの製造方法について説明する。
本発明のタイヤコードの製造方法は、上記本発明の接着剤液を有機繊維コードに含浸させる含浸工程と、得られた有機繊維コードを乾燥させる乾燥工程と、を含む。図1に、本発明のタイヤコードの製造方法の一好適例の工程図を示す。図示例では、巻き出し装置1から送り出された有機繊維コード2を接着剤液3に通し、接着剤液3を有機繊維コード2に含浸させる含浸工程と、含浸工程を経た有機繊維コード2を乾燥ゾーン4に送り、有機繊維コード2を乾燥させる乾燥工程と、乾燥した有機繊維コード2をヒートセットゾーン5およびノルマライジングソーン6に通す熱処理工程と、を有し、熱処理工程を経た有機繊維コード2は、冷却された後、巻き取り装置7にて巻き取られる。
【0028】
本発明のタイヤコードの製造方法においては、含浸工程で用いる接着剤液3を、上記本発明の接着剤液を希釈した接着剤液とし、かつ、乾燥工程にて、得られた有機繊維コードを乾燥させることが重要である。これにより、1浴処理により接着疲労性およびゴム中耐熱接着性を有するタイヤコードを得ることができる。
【0029】
本発明においては、乾燥工程の乾燥温度が150〜210℃であることが好ましい。上述のとおり、本発明の接着剤液中のブロックドイソシアネート化合物のブロック剤乖離温度は、150〜210℃が好適である。そこで、本発明のタイヤコードの製造方法において、乾燥工程の乾燥温度を150〜210℃とすることにより、タイヤコード中心に接着剤樹脂が残ることを抑制し、接着剤樹脂をタイヤコード外側に均一にコーティングする。これにより、ゴム中耐熱接着性を良好に向上させることができる。
【0030】
本発明においては、有機繊維コードの材質としては特に制限はないが、熱可塑性プラスチックスが好ましい。熱可塑性プラスチックスとしては、ポリアミド、ポリエステル、ポリプロピレンやポリエチレン等のポリオレフィン、ポリカーボネート、ポリアクリレート、ABS樹脂等のスチレン系樹脂、塩化ビニル樹脂等が挙げられ、これらの中でも、ポリエステルまたはアラミドが好ましい。
【0031】
本発明のタイヤコードの製造方法は、上記本発明の接着剤液を有機繊維コードに含浸させる含浸工程と、得られた有機繊維コードを乾燥させる乾燥工程と、を含むことのみが重要であり、その他の工程については特に制限はなく、公知の方法を用いることができる。例えば、含浸工程にて、接着剤処理するにあたり、コード張力Tは0.3g/d以下、好ましくは0.2g/d以下、さらに好ましくは0.1g/d以下とすることができる。また、ヒートセットゾーンおよびノルマライジングゾーンでは、共に処理温度を210〜250℃、処理時間を30〜120秒、またコード張力を0.05〜1.20g/dとすることができる。
【0032】
本発明のタイヤコードは、上記本発明のタイヤコードの製造方法により得られたものである。
【0033】
また、本発明のタイヤコードとゴムとの接着方法は、本発明のタイヤコードとゴムとを、本発明の接着剤液を介して接着するものである。本発明の接着剤液は、上記のとおり、浸漬処理にて有機繊維コードに含浸させて用いることが好ましいが、それ以外にも、接着剤層の形成方法としては、例えば、はけ塗り、流延、噴霧、ロール塗布、ナイフ塗布等を挙げることができる。
【実施例】
【0034】
以下、本発明を、実施例を用いてより詳細に説明する。
(実施例1〜7および比較例1〜4)
下記表1〜3に示す材質からなるコードを用意した。次に、同表に示す配合で実施例1〜7および比較例1〜4の接着剤液を調製し、この接着剤液を希釈し、上記比率で20質量%の接着剤水溶液となるように調製した。なお、ブロックドイソシアネート化合物は、RFL接着剤液を配合し、20℃で24時間熟成させた後、使用直前に添加した。使用したブロックドイソシアネート化合物は、第一工業製薬社製:エラストロンBN69(ブロック剤乖離温度120℃)およびBN27(ブロック剤乖離温度180℃)である。ラテックスは乳化重合により試作した。
【0035】
得られた各接着剤液および各有機繊維コードを用いて、図1に示す工程にてタイヤコードを作製した。乾燥工程の乾燥ゾーン4の乾燥温度は表1〜3に示す温度であり、乾燥時間は2分間とした。その後、ヒートセットゾーン5およびノルマライジングゾーン6からなる熱処理工程は、処理温度を250℃、処理時間を1分間とした。この際、コード張力は1kg/本とした。
【0036】
上記手順で得られた各有機繊維コードをカーカスプライ材として用いて、2層のカーカスプライを有するタイヤサイズ225/45R17のタイヤを作製した。
【0037】
<新品タイヤ剥離抗力>
得られた各タイヤにつき、1層目のカーカスプライと2層目のカーカスプライ間の接着力を測定し、これを剥離抗力とした。接着力は、JIS K 6854−2(1999年)に準拠して行った。得られた結果を表1〜3に併記する。
【0038】
<ドラム走行タイヤ剥離抗力>
得られた各タイヤにつき、JATMAの最大荷重条件にてドラム上を60km/hの速度で2万km走行させた後、1層目のカーカスプライと2層目のカーカスプライ間の接着力を測定し、これを剥離抗力とした。接着力は、JIS K 6854−2(1999年)に準拠して行った。得られた結果を表1〜3に併記する。
【0039】
<タイヤ製造作業性>
現行のタイヤ製造時の工程通過性を基準として、良否を判断した。得られた結果を表1〜3に併記する。
【0040】
【表1】

【0041】
【表2】

【0042】
【表3】

【0043】
上記表1〜3より、本発明のタイヤコードは優れた接着疲労性およびゴム中耐熱接着性を有することがわかる。
【符号の説明】
【0044】
1 巻き出し装置
2 有機繊維コード
3 接着剤液
4 乾燥ゾーン
5 ヒートセットゾーン
6 ノルマライジングゾーン
7 巻き取り装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
レゾルシンと、ホルムアルデヒドと、ゴムラテックスと、を含む接着剤液において、
さらに乳化重合されたブロックドイソシアネート化合物と、アンモニアと、を含み、かつ、前記乳化重合されたブロックドイソシアネート化合物の割合が、接着剤液の全量の15〜45質量%であることを特徴とする接着剤液。
【請求項2】
前記アンモニアが、前記レゾルシン1.0molに対して、0.5〜5.0molの割合である請求項1記載の接着剤液。
【請求項3】
前記ゴムラテックスが、ビニルピリジン、スチレンおよびブタジエンの共重合ゴムラテックスである請求項1または2記載の接着剤液。
【請求項4】
前記ゴムラテックスが、ビニルピリジン、スチレンおよびブタジエンの2段重合からなる2重構造を有する共重合ゴムラテックスである請求項3記載の接着剤液。
【請求項5】
請求項1〜4のうちいずれか一項記載の接着剤液を有機繊維コードに含浸させる含浸工程と、得られた有機繊維コードを乾燥させる乾燥工程と、を含むことを特徴とするタイヤコードの製造方法。
【請求項6】
前記有機繊維コードがポリエステルまたはアラミドからなる請求項5記載のタイヤコードの製造方法。
【請求項7】
前記乾燥工程の乾燥温度が150〜210℃である請求項5または6記載のタイヤコードの製造方法。
【請求項8】
請求項5〜7のうちいずれか一項記載のタイヤコードの製造方法により得られたことを特徴とするタイヤコード。
【請求項9】
請求項8記載のタイヤコードとゴムとを、前記接着剤液を介して接着することを特徴とするタイヤコードとゴムとの接着方法。

【図1】
image rotate


【公開番号】特開2011−231155(P2011−231155A)
【公開日】平成23年11月17日(2011.11.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−100312(P2010−100312)
【出願日】平成22年4月23日(2010.4.23)
【出願人】(000005278)株式会社ブリヂストン (11,469)
【Fターム(参考)】