説明

携帯端末及び認証システム

【課題】暗証番号を入力することなく認証を行い、認証によって所定処理を実行する携帯端末及びを匂い認証システムを提供することを目的とする。
【解決手段】携帯端末が、匂いを検出すると共に検出した匂いに基づく匂い検出信号を出力する匂いセンサと、認証用匂い情報を記憶する記憶部と、前記匂い検出信号が前記認証用匂い情報と一致する場合に所定処理を実行する制御部を具備するという手段を採用する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯端末及び認証システムに関する。
【背景技術】
【0002】
周知のように、携帯電話機及びPHS端末を含む携帯端末では、所有者の個人情報及び所有者以外の操作を禁ずる特定機能のセキュリティを保護する為に、暗証番号が使用される。
下記特許文献1には、簡単な操作でダイヤルロック機能を有効にすると共にパスワードの入力によってダイヤルロックを解除する折り畳み型携帯電話機、オートダイヤルロック方法及びそのプログラムが開示されている。
下記特許文献1における折り畳み型携帯電話機では、オートダイヤルロック設定が有効になっている状態において、待ち受け状態中に上部筐体と下部筐体との閉状態、すなわち携帯電話機が折り畳まれたことを検知すると、予め設定されている時間経過後にダイヤルロックが設定され、ダイヤルロック解除する為の暗証番号の入力以外のキー操作が無効となる。そして、この後にキー操作によって暗証番号を入力することにより、ダイヤルロックを解除することが出来る。
【特許文献1】特開2004−343677号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、上記従来技術には以下のような問題点がある。
上記携帯端末では、所有者のキー操作によって入力された暗証番号を認証することで、セキュリティ機能を解除し、個人情報の閲覧及び所有者以外の操作が禁じられた特定機能の使用を許容する。しかし、その為、認証用の暗証番号をキー操作によって入力するという手間が携帯端末の所有者に発生する。
【0004】
本発明は、上述した事情を鑑みたものであり、暗証番号を入力することなく認証を行い、認証によって所定処理を実行する携帯端末及びを匂い認証システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明では、携帯端末に係る第1の解決手段として、匂いを検出すると共に検出した匂いに基づく匂い検出信号を出力する匂いセンサと、認証用匂い情報を記憶する記憶部と、前記匂い検出信号が前記認証用匂い情報と一致する場合に所定処理を実行する制御部を具備するという手段を採用する。
【0006】
本発明では、携帯端末に係る第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記匂いセンサは、検出した匂いに基づく匂い成分及びその匂い成分の濃度を示す匂い検出信号を制御部に出力するという手段を採用する。
【0007】
本発明では、携帯端末に係る第3の解決手段として、上記第1または第2の解決手段において、前記所定処理は、操作におけるロック状態の設定処理または/及び解除処理であることを特徴とするという手段を採用する。
【0008】
本発明では、携帯端末に係る第4の解決手段として、上記第1または第2の解決手段において、前記所定処理は、動作モードの遷移処理であるという手段を採用する。
【0009】
また、本発明では、匂い認証システムに係る第1の解決手段として、上記第1〜4いずれかの解決手段の携帯端末、特定の匂いを発する匂い発生具とを具備するという手段を採用する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、携帯端末は、匂いセンサを具備し、この匂いセンサは検出した匂いに基づく匂い検出信号を制御部に出力し、制御部は入力された当該匂い検出信号が記憶部が記憶する認証用匂い情報と一致する場合に所定処理を実行する為、暗証番号を入力することなく認証を行い、認証によって所定動作を実行することが出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。本実施形態は、PHS(Personal Handy-phone System)端末、及び当該PHS端末を含む匂い認証システムに関する。
【0012】
図1は匂い認証システムのシステム構成図である。
本匂い認証システムは、PHS端末A及び匂い袋Bから構成されている。なお、PHS端末Aは、本発明における携帯端末であり、匂い袋Bは、本発明における匂い発生具である。
【0013】
PHS端末Aは、匂いを検出し、予め内部に記憶する匂い毎に登録された各種機能に基づいて、検出した匂いに対応する機能を実行する。
匂い袋Bは、複数の匂い成分が所定の構成比率によって合成された匂い物質が中に入っており、この匂い物質によって匂いを発生させる。この匂い袋Bの中に入っている匂い物質は各匂い袋B毎に異なる匂い成分及び構成比率によって合成されている。なお、この匂い袋Bは、PHS端末Aの所有者によって所持される。
【0014】
次に、PHS端末Aの機能構成を、図2のPHS端末Aの機能ブロック図を参照して説明する。
PHS端末Aは、図2に示すように、通信部1、操作部2、表示部3、匂いセンサ4、記憶部5、及び制御部6から構成される。
【0015】
通信部1は、制御部6による制御の下、外部の基地局と音声信号、制御信号及びデータ信号等の各種信号の送受信を行う。
操作部2は、テンキー、方向キー、及び各種機能キー等の各種操作キーから構成されており、これらの操作キーに対するユーザの操作指示を受け付けて制御部6に出力する。
表示部3は、例えば液晶ディスプレイまたは有機EL(Electronic Luminescent)ディスプレイ等であり、制御部6から入力される画像信号に基づいて画像や文字からなる各種画面を表示する。
【0016】
匂いセンサ4は、匂いを検出し、この匂いを構成する各匂い成分に応じた匂い検出信号の電圧値をその匂い成分の濃度に応じて変化させ、その匂い検出信号を制御部6に出力する。なお、この匂いセンサ4は、4種類の匂い成分を検出することが可能である。
記憶部5は、不揮発性記憶媒体であるROM(Read Only Memory)から構成され、匂いを構成する匂い成分を示す匂い成分情報及び匂い成分の構成比率が登録された認証用匂い登録テーブルを記憶する。認証時において制御部6は、匂い検出信号が示す匂い成分の濃度から匂い成分の構成比率を算出し、匂い検出信号が示す匂い成分及び算出した匂い成分の構成比率と認証用匂い登録テーブルに登録されている匂い成分情報及び匂い成分の構成比率とを比較する。
【0017】
制御部6は、CPU(Central Processing Unit)、ROM及びRAM(Random Access Memory)から構成される内部メモリ並びに上記通信部1、操作部2、表示部3、匂いセンサ4及び記憶部5と信号の入出力をそれぞれ行うインタフェース回路等から構成されている。この制御部6は、上記ROMに記憶された制御プログラム、通信部1が受信する各種信号、操作部2が受け付ける操作指示及び匂いセンサ4が検出する匂い検出信号に基づいてPHS端末Aの全体動作を制御する。この制御部6の制御処理の詳細については、以下にPHS端末Aの動作として説明する。
【0018】
次に、上記構成のPHS端末A及の動作について、図3及び図4に示すフローチャートを参照して詳しく説明する。なお、図3は、本PHS端末Aの認証用匂い登録テーブルの作成動作を示すフローチャートであり、また図4は本PHS端末Aの匂い認証及び認証に成功した場合のダイヤルロック設定/解除動作を示すフローチャートである。
【0019】
まず、図3を参照し、本PHS端末Aの認証用匂い登録テーブルの作成動作を説明する。
最初に制御部6は、所定操作によって操作部2が登録開始指示を受け付けたか否か判定し(ステップS1)、ステップS1において『NO』と判定する場合、すなわち操作部2が登録開始指示を受け付けていないと判定した場合は、操作部2が登録開始指示を受け付けるまで待機する。
なお、ステップS1における操作部2が登録開始指示を受け付ける上記所定操作の一例として、操作部2が有する各種キーの一つに登録開始指示を受け付ける為のキーを割り当て、このキーをユーザに操作させるという方法がある。
【0020】
制御部6は、ステップS1において『YES』と判定した場合、すなわち操作部2が登録開始指示を受け付けたと判定した場合は、匂いセンサ4へ所定時間の間匂いを検出させる(ステップS2)。匂いセンサ4は検出した匂いに基づいて匂い成分及びその濃度を示す匂い検出信号を制御部6に出力する。
なお、このステップS2において匂いセンサ4が匂いを検出する所定時間の間に、PHS端末Aの所有者は、匂い袋Bが発生する匂いをPHS端末Aの匂いセンサ4に検出させる。
【0021】
制御部6は、匂い検出信号が示す匂い成分の濃度から匂い成分の構成比率を算出し、匂い成分を示す匂い成分情報及び算出した匂い成分の構成比率を記憶部5の認証用匂い登録テーブルに登録する(ステップS3)。ステップS3の後に、制御部6は、表示部3にセキュリティレベル入力画面を表示部3に表示させ、操作部2がセキュリティレベルの入力を受け付けたか否か判定する(ステップS4)。
【0022】
上記セキュリティレベルとは、認証時の各匂い成分の構成比率の許容誤差範囲を示す値であり、単位は%である。
例えば、ステップS3において匂い成分Xの構成比率がx%と登録された場合、セキュリティレベルに基づき匂い成分Xの許容範囲上限は下記式(1)によって算出され、許容範囲の下限は下記式(2)によって算出される。
許容範囲上限 = x%+x%×(100−セキュリティレベル)/100 …(1)
許容範囲下限 = x%−x%×(100−セキュリティレベル)/100 …(2)
【0023】
制御部6は、ステップS4において『NO』と判定した場合は、すなわち操作部2がセキュリティレベルの入力を受け付けていないと判定した場合は、操作部2がセキュリティレベルの入力を受け付けるまで待機する。制御部6は、ステップS4において『YES』と判定した場合、すなわち操作部2がセキュリティレベルの入力を受け付けたと判定した場合は、ステップS3において認証用匂い登録テーブルに登録した匂い成分の構成比率及び入力されたセキュリティレベルに基づいて上記(1)及び(2)式より、各匂い成分の許容上限範囲及び許容下限範囲を産出し、記憶部5の認証用匂い登録テーブルに登録する(ステップS5)。
【0024】
図5は、本PHS端末Aの認証用匂い登録テーブルを示す模式図である。認証用匂い登録テーブルは、この模式図に示すように、匂い成分を示す匂い成分情報毎に匂い成分の構成比率が登録されている。さらに、上記セキュリティレベルに基づいて算出された構成比率の許容範囲上限及び許容範囲下限が登録されている。なお、図5の認証用匂い登録テーブルの許容範囲上限及び許容範囲下限は、セキュリティレベルが80%である場合に算出された値である。
【0025】
次に、図4を参照し、本PHS端末Aの匂い認証及び認証に成功した場合のダイヤルロック設定/解除動作を説明する。
制御部6は、所定操作により操作部2が匂い認証モード開始指示を受け付けたか否か判定し(ステップS6)、ステップS6において『NO』と判定した場合、すなわち操作部2が匂い認証モード開始指示を受け付けていないと判定した場合は、操作部2が匂い認証モード開始指示を受け付けるまで待機する。
なお、ステップS6における操作部2が匂い認証モード開始指示を受け付ける上記所定操作の一例として、上記ステップS1の場合と同様に、操作部2が有する各種キーの一つに匂い検出開始指示を受け付ける為のキーを割り当て、その割り当てたキーをユーザに操作させるという方法がある。
【0026】
制御部6は、ステップS6において『YES』と判定した場合、すなわち操作部2が匂い認証モード開始指示を受け付けたと判定した場合は、匂いセンサ4へ匂いを検出させる(ステップS7)。匂いセンサ4は検出した匂いに基づいて匂い成分及びその濃度を示す匂い検出信号を制御部6に出力する。
【0027】
制御部6は、匂い検出信号が示す匂い成分の濃度から匂い成分の構成比率を算出し、匂い検出信号が示す匂い成分及び算出した匂い成分の構成比率と認証用登録テーブルに登録されている匂い成分及び匂い成分の構成比率の許容範囲上限及び許容範囲下限とを比較し、匂い成分が一致かつその構成比率が許容範囲内であるか否か判定する。(ステップS8)
【0028】
制御部6は、ステップS8において『NO』と判定した場合、すなわち認証に失敗した場合は、ダイヤルロックを設定し(ステップS9)、所定操作により操作部2が匂い認証モード終了指示を受け付けたか否か判定し(ステップS11)、ステップS11において『NO』と判定した場合、すなわち操作部2が匂い認証モード終了指示を受け付けていないと判定した場合は、ステップS7の匂い検出を継続して実行し、ステップS11において『YES』と判定した場合、すなわち操作部2が匂い認証モード終了指示を受け付けたと判定した場合は、終了する。
制御部6は、ステップS8において『YES』と判定した場合、すなわち認証に成功した場合は、ダイヤルロックを解除し(ステップS10)、ステップS11の処理を実行する。
【0029】
次に、上記図4の動作の変形例について、図6を参照して説明する。図6は、変形例に係る匂い認証及び認証に成功した場合のマナーモードへまたは通常モードへの遷移動作を示すフローチャートである。なお、図6のステップS12と上記ステップS6、図6のステップS13と上記ステップS7、図6のステップS14と上記ステップS8は、同じ動作である為、説明を省略する。
【0030】
制御部6は、ステップS14において『NO』と判定する場合、すなわち認証に失敗した場合は、マナーモードに遷移し(ステップS15)、所定操作により操作部2が匂い認証モード終了指示を受け付けたか否か判定し(ステップS17)、ステップS17において『NO』と判定した場合、すなわち操作部2が匂い認証モード終了指示を受け付けていないと判定した場合は、ステップS13の匂い検出を継続して実行し、ステップS15において『YES』と判定した場合、すなわち操作部2が匂い認証モード終了指示を受け付けたと判定した場合は、終了する。
制御部6は、ステップS14において『YES』と判定した場合、すなわち認証に成功した場合は、通常モードに遷移し(ステップS16)、ステップS17の処理を実行する。
【0031】
以上説明したように、本実施形態によれば、匂いを認証する前に記憶部5の認証用匂い登録テーブルに匂い成分情報及び匂い成分の構成比率を登録し、匂い認証において制御部6が匂いセンサ4から入力される匂い検出信号が示す匂い成分の濃度から匂い成分の構成比率を算出し、匂い検出信号が示す匂い成分及び匂い成分の構成比率と認証用匂い登録テーブルに登録されている匂い成分情報及び匂い成分の構成比率の比較し、匂い成分が一致かつ匂い成分の構成比率が許容範囲である場合に、すなわち認証に成功した場合にダイヤルロック設定/解除またはマナーモード遷移/通常モード遷移を行う。よって、暗証番号を入力することなく認証を行い、その認証によって所定動作を実行することが出来る。
【0032】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく、例えば以下のような変形が考えられる。
【0033】
(1)上記実施形態では、匂い認証が成功した場合に、ダイヤルロック設定/解除またはマナーモード遷移/通常モード遷移を行ったが本発明はこれに限定されない。
例えば、ダイヤルロック設定/解除及びマナーモード遷移/通常モード遷移の代わりにメモリロック設定/解除またはドライブモード遷移/解除を実行させてもよい。
【0034】
(2)上記実施形態では、認証用匂い登録テーブル作成動作においてセキュリティレベルを設定したが本発明はこれに限定されない。
例えば、匂い認証時にセキュリティレベルの入力を行ってもよい。また、認証用匂い登録テーブル作成動作及び匂いの認証動作以外の動作時にセキュリティレベルの入力を行ってよい。
【0035】
(3)上記実施形態における動作は、登録されている匂い成分を示す匂い成分情報及び匂い成分の構成比率が1種類の場合の動作であるが本発明はこれに限定されない。
例えば、匂い成分を示す匂い成分情報及び匂い成分の構成比率を複数種類登録し、匂い検出信号が示す匂い成分及び検出信号に基づいて算出された匂い成分の構成比率に応じて、通常モード遷移/マナーモード遷移/ドライブモード遷移等の各所定処理を実行するようにしてもよい。
(4)上記実施形態では、記憶部5が匂い成分情報及び匂い成分情報の構成比率を認証用匂い登録テーブルに登録し、また制御部6が匂い検出信号が示す匂い成分の濃度から匂い成分の構成比率を算出したが、本発明はこれに限定されない。
例えば、記憶部5及び制御部6が実行する上記これらの処理をサーバに行わせてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の一実施形態に匂い認証システムのシステム構成図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るPHS端末Aのの機能ブロック図である。。
【図3】本発明の一実施形態に係るPHS端末Aの認証用匂い登録テーブル作成動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の一実施形態にPHS端末Aの匂い認証及び認証に成功した場合のダイヤルロック設定/解除動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施形態に係るPHS端末Aの認証用匂い登録テーブルを示す模式図である。
【図6】本発明の一実施形態に係るPHS端末Aの匂い認証及び認証に成功した場合のマナーモードへまたは通常モードへの遷移動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0037】
A…PHS端末、B…匂い袋、1…通信部、2…操作部、3…表示部、4…匂いセンサ、5…記憶部、6…制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
匂いを検出すると共に検出した匂いに基づく匂い検出信号を出力する匂いセンサと、
認証用匂い情報を記憶する記憶部と、
前記匂い検出信号が前記認証用匂い情報と一致する場合に所定処理を実行する制御部を具備する
ことを特徴とする携帯端末。
【請求項2】
前記匂いセンサは、検出した匂いに基づく匂い成分及びその匂い成分の濃度を示す匂い検出信号を制御部に出力する
ことを特徴とする請求項1記載の携帯端末。
【請求項3】
前記所定処理は、操作におけるロック状態の設定処理または/及び解除処理であることを特徴とする請求項1または2記載の携帯端末。
【請求項4】
前記所定処理は、動作モードの遷移処理であることを特徴とする請求項1または2記載の携帯端末。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれかに記載された携帯端末と、
特定の匂いを発する匂い発生具とを具備する
ことを特徴とする匂い認証システム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−86889(P2009−86889A)
【公開日】平成21年4月23日(2009.4.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−254199(P2007−254199)
【出願日】平成19年9月28日(2007.9.28)
【出願人】(000006633)京セラ株式会社 (13,660)
【Fターム(参考)】