説明

携帯端末機のユーザインターフェース提供方法及びその装置

【課題】タッチ入力装置のアクセスを感知するとき、アフォーダンス(Affordance)イメージを出力する携帯端末機のユーザインターフェース提供方法及びその装置を提供する。
【解決手段】携帯端末機のユーザインターフェース提供方法は、タッチスクリーンを含む携帯端末機のユーザインターフェース提供方法であって、前記タッチスクリーン上にスタイラス(stylus)のアクセスが感知されたか否かを確認する段階と、前記スタイラスのアクセスを感知された時、前記スタイラスのアクセスが感知された領域に、前記スタイラスを用いて遂行可能な少なくとも一つの機能に対応する第1アフォーダンス(affordance)イメージを出力する段階とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯端末機のユーザインターフェース提供方法及びその装置に関し、特に、タッチスクリーンにタッチ入力装置のアクセスが感知されれば、タッチ入力装置に対するユーザインターフェースを提供する携帯端末機のユーザインターフェース提供方法及びその装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、情報通信技術と半導体技術などのすばらしい発展の影響で、携帯端末機の普及と利用が急速に増加している。
特に、最近の携帯端末機は、伝統的な固有機能に留まらず、他の端末機の機能領域まで合わせるモバイル融合(mobile convergence)段階に至っている。
代表的に移動通信端末機の場合には、音声通話やメッセージ送受信のような一般的な通信機能の他にも、TV視聴機能(例えば、DMB(Digital Multimedia Broadcasting)やDVB(Digital Video Broadcasting)のような移動放送)、音楽再生機能(例えば、MP3(MPEG Audio Layer−3))、写真撮影機能、データ通信機能、インターネット接続機能、及び近距離無線通信機能などの多様な機能を提供している。
【0003】
このように多様な機能を提供するに従い、携帯端末機をより迅速で且つ便利に制御する必要性を感じるようになった。これにより、最近では、タッチスクリーンを備える携帯端末機が増加している。
タッチスクリーンは、指又はスタイラス(stylus)のようなタッチ入力装置の接触を感知し、接触した位置を算出する。例えば、静電容量方式のタッチスクリーンは、タッチが発生すれば、タッチされた地点の静電容量が変わり、このような変化が予め設定した臨界値(Threshold)を超過する場合、タッチイベントが発生したと判断して、静電容量が変化した位置を算出するアルゴリズムを通じてタッチイベントが発生した位置を算出する。
【0004】
一方、従来の携帯端末機では、タッチスクリーンのタッチ入力方式である指又はスタイラスの区別なしに、同一のユーザインターフェースが提供されている。
これにより、タッチスクリーン上に提供されるユーザインターフェースの機能又は該当機能のイメージが不必要に複雑な構成を有する問題点があった。
例えば、指でタッチ入力をする場合、タッチ面積の小さいスタイラスに特化された不必要な機能が表示されることがある。
また、従来の携帯端末機は、所望の機能を実行するために、ユーザインターフェースの機能画面を表示するためのタッチ、及び機能画面上の所望の機能を実行するためのタッチなど、複数のタッチ動作を行わなければならないという問題が存在した。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上記従来のタッチスクリーンにおける問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、タッチ入力装置のアクセスを感知するとき、アフォーダンス(Affordance)イメージを出力する携帯端末機のユーザインターフェース提供方法及びその装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、アクセスしたタッチ入力装置の種類によって互いに異なるアフォーダンスイメージを出力する携帯端末機のユーザインターフェース提供方法及びその装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するためになされた本発明による携帯端末機のユーザインターフェース提供方法は、タッチスクリーンを含む携帯端末機のユーザインターフェース提供方法であって、前記タッチスクリーン上にスタイラス(stylus)のアクセスが感知されたか否かを確認する段階と、前記スタイラスのアクセスを感知された時、前記スタイラスのアクセスが感知された領域に、前記スタイラスを用いて遂行可能な少なくとも一つの機能に対応する第1アフォーダンス(affordance)イメージを出力する段階とを有することを特徴とする。
【0007】
上記目的を達成するためになされた本発明による携帯端末機のユーザインターフェース提供装置は、スタイラスのアクセスを感知するタッチスクリーンと、前記スタイラスのアクセスを感知した時、前記スタイラスのアクセスが感知された領域に前記スタイラスを用いて遂行可能な少なくとも一つの機能に対応する第1アフォーダンスイメージを出力するよう前記タッチスクリーンを制御する制御部とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る携帯端末機のユーザインターフェース提供方法及びその装置によれば、タッチスクリーン上にタッチ入力装置のアクセスが感知される場合、アフォーダンスイメージを出力し、アフォーダンスイメージに含まれたアイコンのうち一つをタッチして所望の機能を行うことができるという効果がある。
したがって、本発明は、複数のステップを経ずに所望の機能を速やかに行うことができる。また、本発明は、タッチ入力装置の種類に対応するアフォーダンスイメージを出力することができる。これにより、本発明は、状況によって適切なアフォーダンスイメージを提供してユーザの利便性を向上させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の実施形態に係る携帯端末機の構成及びスタイラスを概略的に示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係るタッチ入力装置のアクセスを感知する方法を説明するためのグラフである。
【図3】本発明の実施形態に係る携帯端末機のユーザインターフェース提供方法を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明の実施形態に係るスケジュール管理画面にスタイラスがアクセスした時、アフォーダンスイメージを提供するインターフェースの例を示した画面例示図である。
【図5】本発明の実施形態に係るホーム画面にスタイラスがアクセスした時、アフォーダンスイメージを提供するインターフェースの例を示した画面例示図である。
【図6】本発明の実施形態に係るアドレス帳画面にスタイラスがアクセスした時、アフォーダンスイメージを提供するインターフェースの例を示した画面例示図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
次に、本発明に係る携帯端末機のユーザインターフェース提供方法及びその装置を実施するための形態の具体例を図面を参照しながら説明する。
【0011】
添付した図面で同一の構成要素は、なるべく同一の符号で示すことに留意しなければならない。また、本発明の要旨を不明瞭にする公知機能および構成に対する詳細な説明は省略する。
一方、本明細書と図面に開示した本発明の実施形態は、本発明の技術内容を容易に説明し、本発明の理解を助けるために特定例を提示したものに過ぎず、本発明の範囲を限定するものではない。ここに開示された実施形態の他にも、本発明の技術的思想に基づいた他の変形例が実施可能であることは、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に自明である。
【0012】
詳細な説明に先立ち、本発明の実施形態に係る携帯端末機は、タッチスクリーンを備える電子機器であって、移動通信端末機、個人情報端末機(PDA)、スマートフォン(Smart Phone)、タブレットPC(Tablet Personal Computer)、PMP(Portable Multimedia Player)等を含む。
【0013】
図1は、本発明の実施形態に係る携帯端末機100の構成及びスタイラス200を概略的に示すブロック図であり、図2は、本発明の実施形態に係るタッチ入力装置のアクセスを感知する方法を説明するためのグラフである。
【0014】
図1及び図2を参照すると、本発明の実施形態に係る携帯端末機100は、無線通信部140、タッチスクリーン130、格納部120、および制御部110の構成を含む。
タッチスクリーン130は、表示パネル131及びタッチパネル132を含む。
【0015】
スタイラス200(Stylus)は、電磁誘導方式のタッチパネルで使用可能なペン形態のタッチ入力装置である。このために、スタイラス200は、共振回路を含む。共振回路は、タッチスクリーン130で発生する電磁場(ElectroMagnetic Field)により共振し、共振によって誘導電流を生成する。共振によって生成された誘導電流は、タッチスクリーン130に電流変化を招く。すなわち、誘導電流による電流の変化を通じてタッチスクリーン130は、スタイラス200のアクセス及びタッチを認識する。このようなスタイラス200は、本発明の技術分野で通常の技術を有する者にとって自明であり、公知されたものであるため、詳細な説明を省略する。
【0016】
無線通信部140は、基地局と通話(音声通話及び画像通話を含む)するための通信チャネル及びデータを送信するためのデータ通信チャネルなどを形成する。このために、無線通信部140は、送信される信号の周波数上昇変換及び増幅する無線周波数の送信部(図示せず)、受信される信号を低雑音増幅して周波数下降変換する無線周波数の受信部(図示せず)、及び受信信号と送信信号を分離する送受信分離部(図示せず)等を含む。
【0017】
タッチスクリーン130は、入力機能および出力機能を行う。このために、タッチスクリーン130は、出力機能を行う表示パネル131及び入力機能を行うタッチパネル132を含む。
タッチパネル132は、電磁誘導方式及び静電容量方式が結合された複合タッチパネルで形成されてもよい。または、タッチパネル132は、電磁誘導方式及び抵抗膜方式が結合された複合タッチパネルで形成されてもよい。
【0018】
タッチパネル132は、表示パネル131の前面に装着され、タッチ入力装置、例えば、ユーザの指又はスタイラス200等の接触によってタッチイベントを生成し、生成されたタッチイベントを制御部110に伝達する。タッチパネル132は、タッチ入力装置の接触による物理的性質(例えば、静電容量、電流など)の変化を通じてタッチを認識し、タッチの種類(タップ、ドラッグ、フリック、ダブルタッチ、ロングタッチ、マルチタッチなど)及びタッチされた位置情報を制御部110に伝達する。
このようなタッチパネル132は、本発明の技術分野で通常の知識を有する者にとって自明なものであるため、詳細な説明は省略する。
【0019】
特に、本発明に係るタッチパネル132は、タッチ入力装置のアクセス、タッチ、アクセス解除、及びタッチ解除を感知することができる。
これに対して、図2を参照して説明すると、タッチパネル132の静電容量C又は電流Iは、タッチ入力装置が徐々にアクセスして接触した後、接触が解除されるとき、図2に示したグラフのように変化する。ここで、静電容量C又は電流Iの変化が第1基準値A以上であれば、タッチパネル132は、タッチ入力装置のアクセス(例えば、1〜2cm)を認識し、静電容量C又は電流Iの変化が第2基準値B以上であれば、タッチ入力装置がタッチパネル132に接触(タッチ)したものと認識する。
【0020】
ここで、静電容量Cの変化及び電流Iの変化に対して図2の同一のグラフを用いて説明したが、これは説明の便宜のためのもので、実際に静電容量Cの変化グラフと電流Iの変化グラフは、類似する形態を有するだけであり、図2と完全に同一ではないことは、本発明の通常の知識を有する者にとって自明である。
このとき、タッチパネル132が、静電容量方式のタッチパネルと電磁誘導方式のタッチパネルとで形成された複合タッチパネルの場合、静電容量方式のタッチパネルは、ユーザの身体(例えば、指)のアクセス、接触(タッチ)及び接触(タッチ)解除を感知し、電磁誘導方式のタッチパネルは、スタイラス200のアクセス、接触(タッチ)及び接触(タッチ)解除を感知することができる。
【0021】
スタイラス200のアクセスを感知したときのみにアフォーダンスイメージを出力しようとする場合、タッチパネル132は、電磁誘導方式のタッチパネル及び抵抗膜方式のタッチパネルが結合された複合タッチパネルであってもよい。
【0022】
表示パネル131は、携帯端末機100の各種メニューをはじめとして、ユーザが入力した情報又はユーザに提供する情報を表示する。
すなわち、表示パネル131は、携帯端末機100の利用による多様な画面、例えば、待機画面(ホーム画面)、メニュー画面、メッセージ作成画面、通話画面、スケジュール管理画面、アドレス帳画面などを提供する。
特に、本発明の表示パネル131は、制御部110の制御下でタッチ入力装置のアクセスを感知するとき、アフォーダンスイメージを出力することができる。
これに対する説明は、画面例示図を参照して後述する。
【0023】
このような表示パネル131は、液晶表示装置(Liquid Crystal Display:LCD)、OLED(Organic Light Emitted Diode)、AMOLED(Active Matrix Organic Light Emitted Diode)等で形成される。
【0024】
格納部120は、携帯端末機100のオペレーティングシステム(OS、Operating System)をはじめとして、その他のオプション(options)機能、例えば、音声再生機能、イメージ又は動画の再生機能、放送再生機能などに必要なアプリケーションをはじめとして、ユーザデータ及び通信時に送受信されるデータなどを格納する。
例えば、格納部120は、タッチスクリーン130の運用のためのキーマップやメニューマップなどを格納する。ここで、キーマップ、メニューマップは、それぞれ多様な形態で構成される。例えば、キーマップは、キーボードマップや3×4キーマップ、Qwertyキーマップであってもよく、現在活性化されているアプリケーションの運用制御のための制御キーマップであってもよい。また、メニューマップは、現在活性化されているアプリケーションの運用制御のためのメニューマップであってもよい。
【0025】
また、格納部120は、文字メッセージ、ゲームファイル、音楽ファイル、映画ファイル、連絡先などを格納することができる。特に、本発明に係る格納部120は、タッチ入力装置のアクセス時、アフォーダンス(affordance)イメージを出力するプログラムを格納する。アフォーダンスイメージは、タッチ入力装置がアクセスしたアイテムの種類及びタッチ入力装置の種類によって変わる。
例えば、スケジュール管理画面の特定スケジュールにスタイラス200がアクセスする場合、アフォーダンスイメージは、スケジュールの期限変更機能が設定された期限変更イメージになってもよく、ホーム画面の特定アイコンにスタイラス200がアクセスする場合、アフォーダンスイメージは、アイコンの移動機能が設定された移動アフォーダンスイメージになってもよい。又は、アドレス帳画面の特定連絡先にスタイラス200がアクセスする場合、アフォーダンスイメージは、しばしば使用する機能、すなわち、通話アイコン、文字アイコン、Eメールアイコン、及びインスタントメッセージアイコンなどを含む機能アフォーダンスイメージになってもよい。
【0026】
一方、スケジュール管理画面の特定スケジュールに指がアクセスする場合、アフォーダンスイメージは、スケジュール削除機能が設定された削除アフォーダンスイメージになり、ホーム画面の特定アイコンに指がアクセスする場合、アフォーダンスイメージは、アイコン複写機能が設定された複写アフォーダンスイメージになってもよく、アドレス帳画面の特定連絡先に指がアクセスする場合、アフォーダンスイメージは、出力されない場合がある。
しかしながら、これらは、一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、タッチ入力装置のアクセス時、出力されるアフォーダンスイメージに設定される機能は、設計者の意図によって多様に変更され得る。
【0027】
一方、格納部120は、アフォーダンスイメージを表示するアフォーダンス表示モードのオン/オフ(ON/OFF)を設定し、アフォーダンスイメージに設定された機能を変更するプログラムを格納することができる。
すなわち、前記プログラムは、ユーザがアフォーダンスイメージの表示モードを活性化した場合のみに、タッチ入力装置のアクセス時、アフォーダンスイメージを出力することができる。また、前記プログラムは、アフォーダンスイメージに設定された機能をユーザが要請した機能に変更することができる。
【0028】
制御部110は、携帯端末機100の全般的な動作及び携帯端末機100の内部ブロック間の信号の流れを制御し、データを処理するデータ処理機能を行う。特に、本発明に係る制御部110は、タッチ入力装置のアクセスを感知したとき、予め設定されたアフォーダンスイメージを出力し、アフォーダンスイメージ上にタッチイベントが発生する場合、アフォーダンスイメージに設定された機能を行うよう各構成を制御する。
このとき、制御部110は、タッチスクリーン130にアクセスしたタッチ入力装置の種類(例えば、指又はスタイラス200)により、他のアフォーダンスイメージを出力することができる。このような制御部110の詳細な説明は、図2〜図6を参照して説明する。
【0029】
一方、図1に示していないが、携帯端末機100は、近距離無線通信のための近距離通信モジュール、放送受信のための放送受信モジュール、MP3モジュールのようなデジタル音源再生モジュール、及びインターネット機能を行うインターネット通信モジュールなどの付加機能を有する構成要素を選択的にさらに含んでもよい。
このような構成要素は、デジタル機器のコンバージェンス(convergence)の傾向により変形が非常に多様であって、全部列挙することはできないが、本発明に係る携帯端末機100は、前記言及された構成要素と同等な水準の構成要素をさらに含んでもよい。
【0030】
図3は、本発明の実施形態に係る携帯端末機のユーザインターフェース提供方法を説明するためのフローチャートである。
以下では、静電容量方式および電磁誘導方式のタッチパネルが結合された複合タッチパネルを例に挙げて説明する。
図1〜図3を参照すると、本発明の実施形態に係る携帯端末機100の制御部110は、ステップS301で電源部から供給される電源を携帯端末機100の各構成に供給するよう制御する。
【0031】
その後、制御部110は、ステップS303でタッチ入力装置(例えば、スタイラス200、指など)のアクセスが感知されたか否かを確認する。
詳細には、タッチ入力装置がタッチスクリーン130にアクセスすれば、静電容量又は電流の変化が発生する。タッチパネル132は、静電容量又は電流の変化を感知し、これを制御部110に伝達する。伝達された静電容量又は電流の変化が第1基準値以上の場合、制御部110は、タッチスクリーン130の一定領域にタッチ入力装置がアクセスしたと判断する。このとき、制御部110は、タッチ入力装置のアクセスが感知された位置を算出することができる。
【0032】
タッチ入力装置のアクセスが感知されなければ、制御部110は、ステップS303を維持することができる。
その反面、タッチ入力装置のアクセスが感知されれば、制御部110は、ステップS305でアクセスが感知されたタッチ入力装置の種類を判別する。例えば、制御部110は、感知されたタッチ入力装置がスタイラス200であるか、指であるかを判別することができる。
【0033】
タッチ入力装置の種類の判別は、公知された多様な技術を利用することができる。
このために、制御部110は、静電容量方式のタッチパネルでアクセスが感知される場合には、指がアクセスしたと判別し、電磁誘導方式のタッチパネルでアクセスが感知される場合には、スタイラス200がアクセスしたと判別することができる。
しかしながら、本発明がこれに限定されるものではない。すなわち、本発明は、タッチ入力装置の種類を判別する技術として公知された多様な技術を利用することができる。
【0034】
上記判別の結果、スタイラス200の場合、すなわち、電磁誘導方式のタッチパネルを通じてスタイラスのアクセスが感知された場合、制御部110は、ステップS307でアクセスが感知された位置に第1アフォーダンスイメージを出力する。
第1アフォーダンスイメージは、スタイラス200に特化された機能(すなわち、精巧なタッチが要求される機能)の遂行を誘導する少なくとも一つのアイコンを含む。これに対する詳細な説明は、図4〜図6を参照して後述する。
【0035】
その反面、上記判別の結果、スタイラス200ではない場合、すなわち、静電容量方式のタッチパネルを通じてスタイラスとは区別されるタッチ入力装置(例えば、指)のアクセスが感知される場合、制御部110は、ステップS309で第1アフォーダンスイメージと区別される第2アフォーダンスイメージを出力することができる。第2アフォーダンスイメージは、スタイラス200のように精巧なタッチを必要としない機能を含む。
【0036】
次に、制御部110は、ステップS311でタッチ入力信号が発生するか否かを確認する。
このために、制御部110は、タッチされたかどうかを判断するために、予め設定された第2基準値以上に静電容量又は電流の変化が発生したか否かを確認する。このとき、ステップS307で進行した場合、ステップS311は、第1アフォーダンスイメージの表示領域又は他の領域でタッチイベントが発生したか否かを確認するステップであり、ステップS309で進行した場合、ステップS311は、第2アフォーダンスイメージの表示領域又は他の領域でタッチイベントが発生したか否かを確認するステップになる。
【0037】
タッチ入力信号が発生しなければ、制御部110は、ステップS315でタッチ入力装置のアクセス解除に対応する信号が入力されたか否かを確認する。
タッチ入力装置のアクセス解除に対応する信号が入力された場合、制御部110は、ステップS317で第1アフォーダンスイメージ又は第2アフォーダンスイメージを除去し、ステップS303にもどって、上述した工程を繰り返す。
【0038】
反対に、タッチ入力信号が発生すれば、制御部110は、ステップS313で入力されたタッチ信号に対応する機能を行うよう制御する。
例えば、制御部110は、第1アフォーダンスイメージにタッチイベントが発生した場合、第1アフォーダンスイメージに設定された機能を行い、第2アフォーダンスイメージでタッチイベントが発生した場合、第2アフォーダンスイメージに設定された機能を行い、他の領域(例えば、アイテム)でタッチイベントが発生した場合、他の領域に設定された機能を行う。入力されたタッチ信号に対応する機能の遂行が完了すれば、制御部110は、ステップS303にもどって、上述した工程を繰り返して行う。
【0039】
タッチ入力装置のアクセスが感知され、第1アフォーダンスイメージ又は第2アフォーダンスイメージが出力された状態で、タッチスクリーン130のタッチが感知されず、タッチ入力装置の移動が感知される場合、制御部110は、タッチ入力装置の移動によって第1アフォーダンスイメージ又は第2アフォーダンスイメージが移動するよう制御する。
【0040】
または、タッチ入力装置が移動する場合、タッチ入力装置のアクセスが感知された位置に存在するアイテムの属性によって、アフォーダンスイメージが変更され得る。
例えば、タッチ入力装置が音楽ファイルアイテム上にアクセスが感知される場合、音楽再生に関連する機能(再生、中止、再生ファイルリストに追加など)を含むアフォーダンスイメージが出力され、タッチ入力装置が個別ユーザの連絡先に対するショートカットアイテム上に移動する場合、連絡先に関連する機能(通話、文字、Eメールなど)を含むアフォーダンスイメージを出力する。
【0041】
また、図3でタッチスクリーン130にアクセスしたタッチ入力装置がスタイラス200ではない場合、すなわち、静電容量方式のタッチパネルを通じて指のアクセスが感知された場合、制御部110が第2アフォーダンスイメージを出力するよう制御すると説明したが、本発明の他の実施形態として、スタイラスではないタッチ入力装置(例えば、指)のアクセスが無視されるように処理することも可能である。
例えば、制御部110は、スタイラス200ではないタッチ入力装置がアクセスする場合、何のイメージも出力されないように制御することができる。
【0042】
すなわち、本発明の他の実施形態に係る制御部110は、スタイラス200のアクセスが感知された時のみに、予め設定されたアフォーダンスイメージが出力されるように制御することができる。
このようにスタイラス200のアクセスが感知された時のみにアフォーダンスイメージを出力する場合、タッチパネル132は、スタイラス200のアクセスを感知するための電磁誘導方式のタッチパネルと、指のタッチを感知できる多様な方式(例えば、静電容量方式、抵抗膜方式)のタッチパネルとが結合された複合タッチパネルで形成される。一方、スタイラスと区別されるタッチ入力装置は、指の以外に導電性繊維のように特殊材質で製作されたタッチ手袋、静電式スタイラス、及び導電性スタイラスなどを含んでもよい。
【0043】
また、本発明は、ステップS301の後、又はステップS303の後、アフォーダンスイメージの表示モードが活性化したか否かを確認する段階をさらに含んでもよい。
この確認の結果、アフォーダンスイメージの表示モードが活性化した場合、制御部110は、以降の工程を行い、アフォーダンスイメージの表示モードが活性化しない場合、タッチスクリーン130で発生するタッチイベントのみを感知し、感知されたタッチイベントによる機能を行うことができる。
【0044】
図4は、本発明の実施形態に係るスケジュール管理画面にスタイラスがアクセスした時、アフォーダンスイメージを提供するインターフェースの例を示した画面例示図である。
図1〜図4を参照すると、本発明の実施形態に係る表示パネル131は、スケジュール管理画面を表示するように支援する。スケジュール管理画面は、符号410の画面例示図に示すように、ユーザが予め登録した複数のスケジュールを日付及び時間に区分して表示する。
【0045】
スケジュール管理画面において、食事スケジュール1が表示された位置でスタイラス200のアクセスが感知されれば、制御部110は、符号420の画面例示図に示すように、食事スケジュール1の期限を調節できる“_”形態の期限変更アフォーダンスイメージ41を出力するよう表示パネル131を制御する。期限変更アフォーダンスイメージ41が“_”形態に表示することに限定されない。すなわち、期限変更アフォーダンスイメージ41は、設計者の意図によって多様な形態に表現される。
【0046】
期限変更アフォーダンスイメージ41が出力された状態で、食事スケジュール1の期限を変更しようとする場合、符号430の画面例示図に示すように、ユーザは、期限変更アフォーダンスイメージ41をスタイラス200でタッチした後、タッチ移動(例えば、ドラッグ)することにより、食事スケジュール1の終了時間を変更することができる。その反面、食事スケジュール1の表示領域のうち期限変更アフォーダンスイメージ41ではない領域でタッチが感知される場合、制御部110は、対応する機能(例えば、詳細内訳を見ること)を行うよう制御することができる。
【0047】
以上では、期限変更アフォーダンスイメージ41がタッチされた場合、制御部110は、期限変更機能を行うように制御し、食事スケジュール1の表示領域のうち期限変更アフォーダンスイメージ41が出力されない領域がタッチされる場合、食事スケジュール1の選択に対応する機能(詳細内訳の出力)を行うように制御することを説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、本発明の他の例では、食事スケジュール1の表示領域を食事スケジュール1の表示領域の枠から一定の距離までを第1仮想領域に設定し、食事スケジュール1の表示領域に含まれて第1仮想領域を除いた第2仮想領域に設定することができる。
【0048】
第1仮想領域にスタイラス200がアクセスしたと判断された場合、制御部110は、期限変更が可能であることを表示する期限変更アフォーダンスイメージ41を表示するよう制御する。
第2仮想領域にスタイラス200がアクセスしたと判断されれば、制御部110は、食事スケジュール1の選択が可能であることを知らせる選択アフォーダンスイメージを表示するか、アフォーダンスイメージの表示を省略するように制御することができる。
【0049】
以上、上述した本発明は、スタイラス200のアクセスを感知したとき、食事スケジュール1の表示領域の一側に期限変更アフォーダンスイメージ41を表示することにより、食事スケジュールの期間を容易に変更することができる。
しかしながら、従来では、複数のステップを経てスケジュールの期限を変更しなければならなかった。例えば、従来では、スケジュールをロングタッチして期限変更モードを活性化し、スケジュールの期限を変更しなければならなかった。または、従来では、スケジュールをタッチして詳細内訳を出力し、詳細内訳の画面でスケジュールの期限を変更しなければならなかった。
すなわち、本発明は、従来に比べてスケジュールの期限を速くて、容易に且つ便利に変更することができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0050】
一方、図4では、スケジュールの終了時間を変更できる期限変更アフォーダンスイメージのみを表示することを示したが、本発明はこれに限定されるものではない。
すなわち、例えば、制御部110は、スタイラス200のアクセスを感知したとき、スケジュールの開始時間、開始日付、及び終了日付を変更できる期限変更アフォーダンスイメージをさらに出力してもよい。
【0051】
また、図4には示していないが、スタイラス200と区別されるタッチ入力装置(例えば、指)のアクセスが感知された場合、制御部110は、アクセスの感知を無視することができる。
すなわち、制御部110は、スタイラス200ではないタッチ入力装置(例えば、指)のアクセス時、何のイメージも出力されないよう制御することができる。これは、指を利用してスケジュール表示領域の一側に表示される比較的小さい大きさを有するアフォーダンスイメージをタッチし難いためである。このとき、ユーザは、従来のようにスケジュールをタッチして詳細内訳を確認するか、スケジュールをロングタッチしてスケジュール期限変更モードを活性化することができる。
【0052】
本発明のさらに他の例において、スタイラス200と区別されるタッチ入力装置(例えば、指)のアクセスが感知された場合、制御部110は、スタイラス200のアクセスを感知した時に表示されるアフォーダンスイメージ(例えば、期限変更アフォーダンスイメージ)とは異なる他のアフォーダンスイメージを出力することができる。
例えば、制御部110は、スケジュールの選択が可能であることを知らせるアフォーダンスイメージを出力することができる。
【0053】
図5は、本発明の実施形態に係るホーム画面にスタイラスがアクセスした時、アフォーダンスイメージを提供するインターフェースの例を示した画面例示図である。
図5を参照すると、本発明の実施形態に係る制御部110は、ホーム画面を表示するよう表示パネル131を制御する。
ホーム画面は、符号510の画面例示図に示すように、複数のアイコンを複数行複数列に配置して表示することができる。
【0054】
ホーム画面でスタイラス200のアクセスが感知されれば、制御部110は、符号520の画面例示図に示すように、スタイラス200がアクセスした音楽アイコン2の一側にアイコン移動機能が設定された移動アフォーダンスイメージ51を出力するよう制御する。
図5では、移動アフォーダンスイメージ51が「▲」のような形態を有し、音楽アイコン2の右側下端に表示されることを示したが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、移動アフォーダンスイメージ51の形態及び表示位置は、多様に設定されてもよい。
【0055】
移動アフォーダンスイメージ51が音楽アイコン2の一側に出力された状態で、ユーザは、符号530の画面例示図に示すように、移動アフォーダンスイメージ51をスタイラス200でタッチした後、タッチ移動(例えば、ドラッグ)することにより、音楽アイコン2の位置を変更する。一方、音楽アイコン2の表示領域でタッチが感知された場合、制御部110は、音楽アイコン2に設定された音楽再生機能を行うよう制御する。
【0056】
このように本発明は、従来のような複数のステップを経ずに、アイコンの移動を容易に行うことができる。
詳細には、従来では、音楽アイコン2をロングタッチしてアイコン移動機能を活性化した後、ドラッグを通じてアイコンを移動しなければならなかった。しかしながら、本発明は、スタイラス200のアクセスを感知したとき、アイコンの一側に表示される移動アフォーダンスイメージをタッチした後、ドラッグすることにより、アイコン移動機能を素早く、容易に且つ便利に行うことができる。
【0057】
一方、図4で上述したように、音楽アイコン2を第1仮想領域と第2仮想領域に区分し、第1仮想領域にスタイラス200のアクセスが感知された場合、制御部110は、移動アフォーダンスイメージを出力し、第2仮想領域にスタイラス200のアクセスが感知された場合、制御部110は、選択に対応する選択アフォーダンスイメージを出力するか、何のイメージも出力しないよう制御する。
【0058】
一方、図5では、ホーム画面に表示されたアイコンの位置を変更することを説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、制御部110は、スタイラス200のアクセスを感知したとき、アイコンの大きさを変更する大きさ変更アフォーダンスイメージを表示することも可能である。大きさ変更アフォーダンスイメージは、ホーム画面に天気ウィジェット、スケジュールウィジェットのように大きさの変更が可能なウィジェットに適用される。
【0059】
また、図5には示していないが、スタイラス200ではないタッチ入力装置(例えば、指)のアクセスが感知された場合、制御部110は、アクセスの感知を無視することができる。
すなわち、制御部110は、スタイラス200ではないタッチ入力装置(例えば、指)のアクセス時、何のイメージも出力されないよう制御することができる。これは、アイコンの表示領域の一側に表示される比較的小さい大きさを有するアフォーダンスイメージを指を利用してタッチし難いためである。このとき、ユーザは、従来のようにアイコンをロングタッチしてアイコン移動機能を行うことができる。
【0060】
本発明のさらに他の例において、スタイラス200ではないタッチ入力装置(例えば、指)のアクセスが感知された場合、制御部110は、スタイラス200のアクセス感知時に表示されるアフォーダンスイメージ(例えば、移動アフォーダンスイメージ)とは異なる他のアフォーダンスイメージを出力することができる。
例えば、制御部110は、音楽アイコン2の選択が可能であることを知らせるアフォーダンスイメージを出力することができる。
【0061】
図6は、本発明の実施形態に係るアドレス帳画面にスタイラスがアクセスした時、アフォーダンスイメージを提供するインターフェースの例を示した画面例示図である。
図6を参照すると、本発明の実施形態に係る制御部110は、アドレス帳画面を表示するよう表示パネル131を制御する。アドレス帳画面は、符号610の画面例示図に示すように、携帯端末機100に登録された連絡先をリスト形態で表示する。
【0062】
アドレス帳画面で第1連絡先フィールド3にスタイラス200のアクセスが感知されれば、制御部110は、符号620の画面例示図に示すように、第1連絡先フィールド3の一側に機能アフォーダンスイメージ61を出力するよう制御する。
機能アフォーダンスイメージ61は、該当連絡先に登録された情報(電話番号、Eメールアドレス、インスタントメッセージIDなど)を利用して行うことができる機能を示すアイコン、例えば、通話アイコン、文字アイコン、Eメールアイコン、インスタントメッセージアイコンを含んでもよい。
【0063】
機能アフォーダンスイメージ61が出力された状態で、ユーザは、機能アフォーダンスイメージ61に含まれたアイコンのうちいずれか一つをスタイラス200でタッチして、該当機能を行うことができる。例えば、ユーザが通話アイコンをタッチする場合、制御部110は、該当連絡先の電話番号を利用して通話を要請することができる。
一方、第1連絡先フィールド3の表示領域のうち機能アフォーダンスイメージ61が表示されない領域をタッチする場合、制御部110は、第1連絡先の詳細情報画面を出力することができる。
【0064】
一方、ユーザが機能アフォーダンスイメージ61に含まれたアイコンをタッチせずに、スタイラス200を他の連絡先フィールドに移動する場合、制御部110は、機能アフォーダンスイメージ61を他の連絡先フィールドに移動させることができる。
例えば、符号630の画面例示図に示すように、ユーザがスタイラス200を第2連絡先フィールド4に移動する場合、制御部110は、機能アフォーダンスイメージ61を第2連絡先フィールド4の一側に表示するように制御する。
【0065】
以上、上述した本発明は、従来のように複数のステップを経ずに、特定機能を容易に行うことができる。詳細には、従来では、連絡先フィールドをタッチ又はロングタッチして機能リストをポップアップウィンドウ形態で出力させた後、所望の機能(文字、通話、Eメールなど)を選択しなければならなかった。
しかしながら、本発明は、スタイラス200のアクセスを感知したとき、連絡先フィールドの一側に表示される機能アフォーダンスイメージに含まれたアイコンの内のいずれか一つをタッチすることにより、所望の機能を素早く、容易に且つ便利に行うことができる。
【0066】
また、図6には示していないが、スタイラス200ではないタッチ入力装置(例えば、指)のアクセスが感知された場合、制御部110は、アクセスの感知を無視することができる。すなわち、制御部110は、スタイラス200ではないタッチ入力装置(例えば、指)のアクセス時、何のイメージも出力されないよう制御することができる。
これは、アイコンの表示領域の一側に表示される比較的小さい大きさを有するアフォーダンスイメージを指を利用してタッチし難いためである。例えば、ユーザが指を利用して文字メッセージアイコンのタッチを試みるとき、比較的大きな大きさを有する指により、通話アイコンに先にタッチしてしまう問題が発生し得る。
【0067】
上述した本発明の実施形態に係る携帯端末機のユーザインターフェース提供方法は、多様なコンピュータ手段を通じて行われるプログラム命令形態に実現され、コンピュータで読取可能な記録媒体に記録される。
このとき、コンピュータで読取可能な記録媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独で又は組み合わせて含む。一方、記録媒体に記録されるプログラム命令は、本発明のために特別に設計されて構成されたものであるか、コンピュータソフトウェア当業者に公知されて使用可能になったものであってもよい。
【0068】
コンピュータで読取可能な記録媒体には、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体(Magnetic Media)、CD−ROM、DVDのような光記録媒体(Optical Media)、フロプティカルディスク(Floptical Disk)のような磁気−光媒体(Magneto−Optical Media)、及びROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を格納して行うように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。
また、プログラム命令には、コンパイラによって作られるような機械語コードだけでなく、インタープリタなどを使用してコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。上述したハードウェア装置は、本発明の動作を行うために一つ以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成される。
【0069】
以上、上述した本発明は、スタイラス200のアクセスが感知された場合、タッチ面積が小さいスタイラスを通じて制御可能な機能、すなわち、精密なタッチが要求される機能を含むアフォーダンスイメージを出力し、スタイラス200のアクセスが感知されない場合、すなわち、指のアクセスが感知される場合、精密なタッチが要求されない機能を含むアフォーダンスイメージを出力するように表示パネル131を制御することができる。
したがって、本発明は、状況によって適切なアフォーダンスイメージを出力し、不必要なイメージを画面に出力せず、ユーザの利便性を向上させることができる。また、本発明は、タッチ感知時ではないタッチアクセスの感知時、アフォーダンスイメージを出力することにより、ユーザーが所望する機能をより速く実行することができる。
【0070】
尚、本発明は、上述の実施形態に限られるものではない。本発明の技術的範囲から逸脱しない範囲内で多様に変更実施することが可能である。
【符号の説明】
【0071】
100 携帯端末機
110 制御部
120 格納部
130 タッチスクリーン
131 表示パネル
132 タッチパネル
140 無線通信部
200 スタイラス


【特許請求の範囲】
【請求項1】
タッチスクリーンを含む携帯端末機のユーザインターフェース提供方法であって、
前記タッチスクリーン上にスタイラス(stylus)のアクセスが感知されたか否かを確認する段階と、
前記スタイラスのアクセスを感知された時、前記スタイラスのアクセスが感知された領域に、前記スタイラスを用いて遂行可能な少なくとも一つの機能に対応する第1アフォーダンス(affordance)イメージを出力する段階とを有することを特徴とする携帯端末機のユーザインターフェース提供方法。
【請求項2】
前記タッチスクリーン上に前記スタイラスと区別されるタッチ入力装置のアクセスが感知されたか否かを確認する段階と、
前記スタイラスと区別されるタッチ入力装置のアクセスが感知された時、前記スタイラスと区別されるタッチ入力装置のアクセスが感知された領域に、前記スタイラスと区別されるタッチ入力装置を用いて遂行可能な少なくとも一つの他の機能に対応する第2アフォーダンスイメージを出力する段階とをさらに有し、
前記少なくとも一つの他の機能は、前記スタイラスを用いて遂行可能な少なくとも一つの機能とは異なることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末機のユーザインターフェース提供方法。
【請求項3】
前記スタイラスのアクセスが感知されたか否かを確認する段階は、電磁誘導方式のタッチパネルを通じてタッチ入力装置のアクセスが感知された場合、前記スタイラスがタッチ入力装置であると判断する段階を含むことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末機のユーザインターフェース提供方法。
【請求項4】
前記スタイラスと区別されるタッチ入力装置のアクセスが感知されたか否かを確認する段階は、静電容量方式のタッチパネルを通じてタッチ入力装置のアクセスが感知された場合、前記スタイラスと区別されるタッチ入力装置がタッチ入力装置であると判断する段階を含むことを特徴とする請求項2に記載の携帯端末機のユーザインターフェース提供方法。
【請求項5】
前記第1アフォーダンスイメージ及び前記第2アフォーダンスイメージは、特定機能が設定された少なくとも一つの機能アイコンを含むことを特徴とする請求項2に記載の携帯端末機のユーザインターフェース提供方法。
【請求項6】
前記第1アフォーダンスイメージ及び前記第2アフォーダンスイメージに含まれる機能アイコンは、前記スタイラス又は前記スタイラスと区別されるタッチ入力装置がアクセスした領域に位置するアイテムの種類に従って変更されることを特徴とする請求項5に記載の携帯端末機のユーザインターフェース提供方法。
【請求項7】
前記タッチスクリーンにアクセスした状態で、前記スタイラス又は前記スタイラスと区別されるタッチ入力装置の移動が感知された場合、前記スタイラス又は前記スタイラスと区別されるタッチ入力装置の移動に従って、前記第1アフォーダンスイメージ又は前記第2アフォーダンスイメージを移動する段階をさらに有することを特徴とする請求項5に記載の携帯端末機のユーザインターフェース提供方法。
【請求項8】
スタイラスのアクセスを感知するタッチスクリーンと、
前記スタイラスのアクセスを感知した時、前記スタイラスのアクセスが感知された領域に前記スタイラスを用いて遂行可能な少なくとも一つの機能に対応する第1アフォーダンスイメージを出力するよう前記タッチスクリーンを制御する制御部とを有することを特徴とする携帯端末機のユーザインターフェース提供装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記タッチスクリーン上に前記スタイラスと区別されるタッチ入力装置のアクセスが感知されたか否かを確認し、前記スタイラスと区別されるタッチ入力装置のアクセスが感知された時、前記スタイラスと区別されるタッチ入力装置のアクセスが感知された領域に、前記スタイラスと区別されるタッチ入力装置を用いて遂行可能な少なくとも一つの他の機能に対応する第2アフォーダンスイメージを出力するよう前記タッチスクリーンを制御し、前記少なくとも一つの他の機能は、前記スタイラスを用いて遂行可能な少なくとも一つの機能とは異なることを特徴とする請求項8に記載の携帯端末機のユーザインターフェース提供装置。
【請求項10】
前記第1アフォーダンスイメージ及び前記第2アフォーダンスイメージは、特定機能が設定された少なくとも一つの機能アイコンを含むことを特徴とする請求項9に記載の携帯端末機のユーザインターフェース提供装置。
【請求項11】
前記制御部は、前記スタイラス又は前記スタイラスと区別されるタッチ入力装置がアクセスした領域に位置するアイテムの種類に従って、前記第1アフォーダンスイメージ又は前記第2アフォーダンスイメージに含まれる機能アイコンを異ならせて表示するよう前記タッチスクリーンを制御することを特徴とする請求項10に記載の携帯端末機のユーザインターフェース提供装置。
【請求項12】
前記制御部は、前記タッチスクリーンにアクセスした状態で、前記スタイラス又は前記スタイラスと区別されるタッチ入力装置の移動が感知された場合、前記スタイラス又は前記スタイラスと区別されるタッチ入力装置の移動に従って、前記第1アフォーダンスイメージ又は前記第2アフォーダンスイメージが移動するよう制御することを特徴とする請求項10に記載の携帯端末機のユーザインターフェース提供装置。
【請求項13】
前記タッチスクリーンは、静電容量方式のタッチパネルと電磁誘導方式のタッチパネルとが結合された複合タッチパネルであることを特徴とする請求項8に記載の携帯端末機のユーザインターフェース提供装置。
【請求項14】
前記制御部は、前記電磁誘導方式のタッチパネルを通じてタッチ入力装置のアクセスが感知される場合、前記スタイラスがアクセスしたと判断し、前記静電容量方式のタッチパネルを通じてタッチ入力装置のアクセスが感知される場合、前記スタイラスと区別されるタッチ入力装置がアクセスしたと判断することを特徴とする請求項13に記載の携帯端末機のユーザインターフェース提供装置。
【請求項15】
前記タッチスクリーンは、抵抗膜方式のタッチパネルと電磁誘導方式のタッチパネルとが結合された複合タッチパネルであることを特徴とする請求項8に記載の携帯端末機のユーザインターフェース提供装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−54738(P2013−54738A)
【公開日】平成25年3月21日(2013.3.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−190182(P2012−190182)
【出願日】平成24年8月30日(2012.8.30)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】129,Samsung−ro,Yeongtong−gu,Suwon−si,Gyeonggi−do,Republic of Korea
【Fターム(参考)】