説明

携帯端末

【課題】ユーザに対してアピールが強く、嬉しさ、楽しさ、面白さなど娯楽性が得られる携帯端末を提供する。
【解決手段】開閉検知部6が上部筐体の下部筐体に対する開閉を検知し、処理部8は、上部筐体が閉じられた回数に基づいて、該回数が“50”の場合に特殊の表示パターンBで点灯させ、“100”の場合に特殊の表示パターンCで点灯させ、“150”の場合に特殊の表示パターンDで点灯させ、“50”、“100”及び“150”以外の場合に定常の表示パターンAで点灯させる。これにより、着信ランプが点灯状態によって何を報知しているかを容易に認識できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、所謂折り畳み式やスライド式と呼ばれる筐体が2つの部分からなる携帯端末に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、通信状態に応じて複数の発光部を副表示部に向かう方向又は遠ざかる方向に順次点灯するようにして、着信ランプが点灯状態によって何を報知しているかを容易に認識できるようにした携帯端末が開示されている。この先行文献には、開いた状態の携帯端末を閉じたときに発光部を点灯・点滅等を行う点や、副表示部に表示するアニメーションと連動して発光部を点灯させる点が記載されている。
【0003】
【特許文献1】特開2008−54137号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来の携帯端末は、着信ランプが点灯状態によって何を報知しているかを容易に認識できることを目的としたものであり、ユーザに対してアピールが弱く、嬉しさ、楽しさ、面白さなど娯楽性に乏しいという問題がある。
【0005】
本発明は、係る事情に鑑みてなされたものであり、ユーザに対してアピールが強く、嬉しさ、楽しさ、面白さなど娯楽性が得られる携帯端末を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の携帯端末は、第1の筐体と、前記第1の筐体に対して開閉可能な第2の筐体と、前記第1の筐体に対する前記第2の筐体の開閉を検出する開閉検出部と、前記第2の筐体に設けられ前記第2の筐体を閉じた状態で各種情報を表示可能な表示部と、を備え、前記表示部は、前記開閉検出部が前記第2の筐体を閉じたことを検出した場合に、前記第2の筐体を閉じたことを検出した回数に基づいて点灯、発光又は表示を行う。
【0007】
上記構成によれば、第2の筐体を閉じたことを検出した場合に、第2の筐体を閉じたことを検出した回数に基づいて点灯、発光又は表示を行うので、当該表示を見てもらえるようになり、嬉しさ、楽しさ、面白みを表現でき、従来には無い娯楽性が得られる。
【0008】
また、上記構成において、前記表示部は、前記第2の筐体を閉じたことを検出した回数に基づいて、定常の表示パターン又は特殊の表示パターンによる点灯、発光又は表示を行う。
【0009】
上記構成によれば、第2の筐体を閉じたことを検出した場合に、第2の筐体を閉じたことを検出した回数に基づいて定常の表示パターン又は特殊の表示パターンによる点灯、発光又は表示を行うので、嬉しさ、楽しさ、面白みを表現でき、従来には無い娯楽性が得られる。
【0010】
また、上記構成において、前記表示部は、前記第2の筐体を閉じたことを検出した回数に基づいて、前記回数が所定の回数の場合に特殊の表示パターンによる点灯、発光又は表示を行い、所定の回数以外の場合に定常の表示パターンによる点灯、発光又は表示を行う。
【0011】
上記構成によれば、第2の筐体を閉じたことを検出した場合に、第2の筐体を閉じたことを検出した回数が所定の回数の場合に特殊の表示パターンによる点灯、発光又は表示を行い、所定の回数以外の場合に定常の表示パターンによる点灯、発光又は表示を行うので、嬉しさ、楽しさ、面白みを表現でき、従来には無い娯楽性が得られる。
【0012】
また、上記構成において、前記表示部は、特殊の表示パターンによる点灯、発光又は表示を行うまでの前記第2の筐体を閉じたことを検出する回数をランダムに決定し点灯、発光又は表示を行う。
【0013】
上記構成によれば、特殊の表示パターンによる点灯、発光又は表示を行うまでの第2の筐体を閉じたことを検出する回数をランダムに決定し点灯、発光又は表示するので、嬉しさ、楽しさ、面白みを表現でき、従来には無い娯楽性が得られる。また、回数をランダムに決定し点灯、発光又は表示するので、意外性のある面白さも得られる。
【0014】
また、上記構成において、前記表示部は、複数の特殊の表示パターンのうち、ランダムに決定した特殊の表示パターンによる点灯、発光又は表示を行う。
【0015】
上記構成によれば、複数の特殊の表示パターンのうち、ランダムに決定した特殊の表示パターンによる点灯、発光又は表示を行うので、嬉しさ、楽しさ、面白みを表現でき、従来には無い娯楽性が得られる。また、ランダムに決定した特殊の表示パターンによる点灯、発光又は表示を行うので、意外性のある面白さも得られる。
【発明の効果】
【0016】
本発明は、ユーザに対してアピールが強く、嬉しさ、楽しさ、面白さなど娯楽性が得られる携帯端末を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明を実施するための好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0018】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る携帯端末の上部筐体の外側部分を示す平面図である。本実施の形態の携帯端末1は、2つの筐体(上部筐体と下部筐体)がヒンジ部2で回動自在に接続された構造を持つ折り畳み式と呼ばれるものであり、図1は上部筐体(第2の筐体)1Aの外側部分を示している。この上部筐体1Aが下部筐体(図示略)に対して開閉可能となっている。
【0019】
図1において、本実施の形態の携帯端末1の上部筐体1Aの外側部分には、その中央部よりやや上方に表示部としてサブディスプレイ3が設けられており、さらにサブディスプレイ3の直上に表示部として3色LED(発光ダイオード)4と3つの単色(例えば白)LED5がそれぞれ設けられている。サブディスプレイ3には液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイが用いられる。
【0020】
図2は、本実施の形態の携帯端末1の概略構成を示すブロック図である。同図において、本実施の形態の携帯端末1は、上述したサブディスプレイ3、3色LED4及び3つの単色LED5の他に、上部筐体1Aの開閉を検知する開閉検知部6と、3色LED4、単色LED5及びサブディスプレイ3を点灯等(点灯、発光、又は表示)させる表示パターンを記憶したメモリ7と、装置各部を制御する処理部8と、基地局との間の無線通信などを利用した通話やデータ通信などの通信処理を行う通信部9と、通信部9で用いられるアンテナ10とを備えている。メモリ7には、例えば図3〜図6に示す表示パターンが記憶されている。なお、図3〜図6において、横軸は時間であり、黒で塗り潰している箇所がその時間に点灯している部分である。また、ここで、表示パターンとは、図3〜図6から明らかなように、3色LED4、単色LED5、サブディスプレイ3等を点灯等(点灯、発光、又は表示)させるパターンをいう。
【0021】
処理部8は、図示せぬCPU(Central Processing Unit)と、このCPUを動作させるための制御プログラムを記憶したプログラムメモリと、前記CPUの動作において使用されるワークメモリとを有している。処理部8は、開閉検知部6によって上部筐体1Aが閉じられたことが検知された場合に、上部筐体1Aが閉じられたことを検知された回数に基づいて点灯等(点灯、発光、又は表示)の制御を行う。本実施の形態では図3〜図6に示す表示パターンA〜Dに基づいて3色LED4、単色LED5及びサブディスプレイ3を点灯させ、発光させ、又は表示させる。ここで、点灯させ、発光させ、又は表示させる頻度が最も多い表示パターンを定常の表示パターンと呼ぶことにする。そして、定常の表示パターン以外の表示パターンを特殊の表示パターンと呼ぶことにする。例えば図7に示すように上部筐体1Aが閉じられた回数が1回目から49回目までは定常の表示パターンAで点灯等させ、50回目は特殊の表示パターンBで点灯等させる。また、51回目から99回目までは定常の表示パターンAで点灯等させ、100回目は特殊の表示パターンCで点灯等させる。さらに、101回目から149回目までは定常の表示パターンAで点灯等させ、150回目は特殊の表示パターンDで点灯等させる。それ以降は上記同様の処理を繰り返す。
【0022】
図8は、本実施の形態の携帯端末1の点灯等の処理を示すフローチャートである。図8において、上部筐体1Aの開閉検知を行い(ステップS10)、開閉検知できた場合、開閉回数nをカウントする(n=n+1、ステップS11)。そして、開閉回数nが50回に達したかどうか判定し(ステップS12)、ステップS12の判定で開閉回数nが50回であれば、特殊の表示パターンBで3色LED4、単色LED5及びサブディスプレイ3を点灯等させる(ステップS13)。
【0023】
次いで、ステップS12の判定で開閉回数nが50回でなければ、開閉回数nが100回に達したかどうか判定し(ステップS14)、開閉回数nが100回であれば、特殊の表示パターンCで3色LED4、単色LED5及びサブディスプレイ3を点灯等させる(ステップS15)。
【0024】
次いで、ステップS14の判定で開閉回数nが100回でなければ、開閉回数nが150回に達したかどうか判定し(ステップS16)、開閉回数nが150回であれば、特殊の表示パターンDで3色LED4、単色LED5及びサブディスプレイ3を点灯等させる(ステップS17)。特殊の表示パターンDで点灯等を行った後、開閉回数nをクリアし(ステップS18)、ステップS10に戻る。
【0025】
次いで、ステップS16の判定で開閉回数nが150回でなければ、定常の表示パターンAで3色LED4、単色LED5及びサブディスプレイ3を点灯等させる(ステップS19)。すなわち、開閉回数nが、特殊の表示パターンB、C、Dで3色LED4、単色LED5及びサブディスプレイ3を点灯等させる開閉回数である50回、100回、150回のいずれでもなければ、定常の表示パターンAで3色LED4、単色LED5及びサブディスプレイ3を点灯等させる(ステップS19)。そして、この処理後再びステップS10に戻り、開閉検知を行う。
【0026】
なお、開閉回数nが150よりも大きくなるエラーを防止するために、工場出荷時に開閉回数nをクリアしておく(n=0にしておく)ようにしてもよい。また、開閉回数nが何らかのエラーにより150よりも大きくなった場合の不具合を防止するために、図8のステップS16において、開閉回数nが150の場合にステップS17及びステップS18の処理を実行することに代えて、開閉回数nが150以上の場合にステップS17及びステップS18の処理を実行するようにしてもよい。
【0027】
以上のように本実施の形態の携帯端末1によれば、開閉検知部6が上部筐体1Aの下部筐体に対する開閉を検知し、処理部8は、上部筐体1Aが閉じられた回数に基づいて、該回数が、“50”、“100”及び“150”以外の場合は定常の表示パターンAを点灯等させるが、“50”の場合に特殊の表示パターンB、“100”の場合に特殊の表示パターンC、“150”の場合に特殊の表示パターンDを点灯等させるので、点灯等に意外性を持たせることができる。これにより、着信ランプの点灯等の状態によって情報を報知することのみを目的とした従来技術と違い、ユーザに対するアピールが強く、嬉しさ、楽しさ、面白さなど娯楽性が得られる。また、携帯端末1の上部筐体1Aを閉じたことを検出した場合に、点灯等するので、ユーザに見てもらえる可能性が高く、演出が無駄になることが少ない。
【0028】
なお、上記実施の形態1では、開閉回数50、100、150で特殊の表示パターンB〜Dによる表示を行うようにしたが、開閉回数50、100、150は一例であり、所望の開閉回数にすることができる。また、特殊パターンをB〜Dの3種類としたが、この種類も任意である。
【0029】
また、上記実施の形態1では、3色LED4、単色LED5及びサブディスプレイ3などの表示部は、開閉検知部6が上部筐体1Aを閉じたことを検出した場合に、上部筐体1Aを閉じたことを検出した回数に基づいて3色LED4、単色LED5又はサブディスプレイ3を点灯させ、発光させ、又は表示させる表示を行うこととしたが、このサブディスプレイ3の表示は、静止画の表示でもよいし、動画の表示でもよい。例えば、3色LED4又は単色LED5の点灯又は発光と連動させて、サブディスプレイ3に流れ星の動画を表示することなども考えられる。
【0030】
また、定常の表示パターンの場合には、3色LED4又は単色LED5の点灯又は発光のみでサブディスプレイ3の表示は行なわず、特殊の表示パターンの場合にのみサブディスプレイ3の表示を行なうようにしてもよい。このようにすれば、ユーザに対するアピール、嬉しさ、楽しさ、面白さなど娯楽性がさらにアップする。このサブディスプレイ3の表示は、静止画の表示でもよいし、動画の表示でもよい。
【0031】
また、上記実施の形態1では、3色LED4、単色LED5及びサブディスプレイ3などの表示部は、開閉検知部6が上部筐体1Aを閉じたことを検出した場合に、上部筐体1Aを閉じたことを検出した回数に基づいて表示を行うこととしたが、これに加えて、通信部9により着信を検出した場合にも3色LED4、単色LED5又はサブディスプレイ3を点灯させ、発光させ、又は表示させるようにしてもよい。
【0032】
また、上記実施の形態1では、本発明を折り畳み式の携帯端末に適用した場合について説明したが、本発明は2つの筐体のうちの一方を他方に対してスライドさせるスライド式の携帯端末にも勿論適用することができる。スライド式の携帯端末の場合には、上記実施の形態1のサブディスプレイ3に代えて、メインディスプレイを用いることもできる。
【0033】
(実施の形態2)
図9は、本発明の実施の形態2に係る携帯端末の点灯等の処理を示すフローチャートである。なお、本実施の形態の携帯端末は、上述した実施の形態1の携帯端末と同一の構成を有するので、説明上必要ある場合は図1又は図2を援用する。また、本実施の形態の携帯端末には符号20を付ける。なお、本実施の形態2において、特に言及がない部分は、実施の形態1と同様である。
【0034】
図9において、上部筐体1Aの開閉検知を行い(ステップS20)、開閉検知できた場合、開閉回数nをカウントする(n=n+1、ステップS21)。そして、開閉回数nが50回に達したかどうか判定し(ステップS22)、50回に達していなければ定常の表示パターンAで3色LED4、単色LED5及びサブディスプレイ3を点灯等させる(ステップS23)。この処理後再びステップS20に戻り、開閉検知を行う。
【0035】
ステップS22の判定で開閉回数nが50回であれば、ランダムで特殊の表示パターンを決定する(ステップS24)。即ち、例えば特殊の表示パターンB〜Dのうち1つをランダムに選択する。この場合、ランダムに選択するための情報として、例えば“ランダム関数”、“日時の情報”、“曜日の情報”が望ましい。そして、決定された特殊の表示パターンで3色LED4、単色LED5及びサブディスプレイ3を点灯等させる(ステップS25)。決定された特殊の表示パターンで点灯等を行った後、開閉回数nをクリアし(ステップS26)、ステップS20に戻る。
【0036】
以上のように本実施の形態の携帯端末20によれば、開閉検知部6が上部筐体1Aの下部筐体に対する開閉を検知し、処理部8は、上部筐体1Aが閉じられた回数に基づいて、該回数が、50回以外の場合には定常の表示パターンAを点灯等させるが、50回の場合に例えば特殊の表示パターンB〜Dのうち1つをランダムに選択して点灯等させるので、点灯等に意外性を持たせることができる。これにより、着信ランプの点灯等の状態によって情報を報知することのみを目的とした従来技術と違い、ユーザに対するアピールが強く、嬉しさ、楽しさ、面白さなど娯楽性が得られる。また、ランダムに決定した特殊の表示パターンによる点灯、発光又は表示を行うので、意外性のある面白さも得られる。
【0037】
なお、上記実施の形態2では、開閉回数50のときにランダムで特殊の表示パターンB〜Dのうち1つを選択するようにしたが、開閉回数50は一例であり、所望の開閉回数にすることができる。また、上記実施の形態1と同様に、特殊パターンをB〜Dの3種類としたが、この種類は任意である。
【0038】
(実施の形態3)
図10は、本発明の実施の形態3に係る携帯端末の点灯等の処理を示すフローチャートである。なお、本実施の形態の携帯端末は、上述した実施の形態1の携帯端末と同一の構成を有するので、説明上必要ある場合は図1又は図2を援用する。また、本実施の形態の携帯端末には符号30を付ける。なお、本実施の形態3において、特に言及がない部分は、実施の形態1又は2と同様である。
【0039】
図10において、まずランダムでカウント数Nを決定する(ステップS30)。この場合、ランダムに決定するための情報として、例えば“ランダム関数”、“日時の情報”、“曜日の情報”が望ましい。ランダムでカウント数Nを決定した後、上部筐体1Aの開閉検知を行い(ステップS31)、開閉検知できた場合、開閉回数nをカウントする(n=n+1、ステップS32)。そして、開閉回数nがカウント数Nに達したかどうか判定し(ステップS33)、カウント数Nに達していなければ定常の表示パターンAで3色LED4、単色LED5及びサブディスプレイ3を点灯等させる(ステップS34)。この処理後、ステップS31に戻り、開閉検知を行う。
【0040】
ステップS33の判定で開閉回数nがカウント数Nであれば、ランダムで特殊の表示パターンを決定する(ステップS35)。即ち、例えば特殊の表示パターンB〜Dのうち1つをランダムに選択する。ランダムに選択するための情報として、例えば“ランダム関数”、“日時の情報”、“曜日の情報”が望ましい。そして、決定された特殊の表示パターンで3色LED4、単色LED5及びサブディスプレイ3を点灯等させる(ステップS36)。決定された特殊の表示パターンで点灯等させた後、開閉回数nをクリアし(ステップS37)、ステップS30に戻る。
【0041】
以上のように本実施の形態の携帯端末30によれば、開閉検知部6が上部筐体1Aの下部筐体に対する開閉を検知し、処理部8は、上部筐体1Aが閉じられた回数nに基づいて、該回数nが、ランダムで決定したカウント数Nの場合に例えば特殊の表示パターンB〜Dのうち1つをランダムに選択して点灯させ、カウント数N以外の場合には定常の表示パターンAで表示させるが、カウント数Nの場合に例えば特殊の表示パターンB〜Dのうち1つをランダムに選択して点灯等させるので、点灯等に意外性を持たせることができる。これにより、着信ランプの点灯等の状態によって情報を報知するのみを目的とした従来技術と違い、ユーザに対するアピールが強く、嬉しさ、楽しさ、面白さなど娯楽性が得られる。また、ランダムに決定した特殊の表示パターンによる点灯、発光又は表示を行うことに加えて、特殊の表示パターンによる点灯、発光又は表示を行う回数もランダムに決定するので、意外性のある面白さも得られる。
【0042】
なお、上記実施の形態3では、上記実施の形態1、2と同様に、特殊パターンをB〜Dの3種類としたが、この種類は任意である。
【0043】
また、上記実施の形態3では、ランダムに決定した特殊の表示パターンによる点灯、発光又は表示を行うことに加えて、特殊の表示パターンによる点灯、発光又は表示を行う回数もランダムに決定することとしたが、これに代えて、特殊の表示パターンによる点灯、発光又は表示を行う回数をランダムに決定し、点灯、発光又は表示を行う特殊の表示パターンは、B、C、D、B、C、D、・・・のように固定の順番にしてもよい。この場合でも、特殊の表示パターンによる点灯、発光又は表示を行う回数をランダムに決定するので、意外性のある面白さも得られる。
【産業上の利用可能性】
【0044】
本発明は、ユーザに対してアピールが強く、嬉しさ、楽しさ、面白さなど娯楽性が得られるといった効果を有し、折り畳み式やスライド式の携帯端末への適用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明の実施の形態1に係る携帯端末の上部筐体の外側部分を示す平面図
【図2】図1の携帯端末の概略構成を示すブロック図
【図3】図1の携帯端末で用いられる表示パターンの一例を示す図
【図4】図1の携帯端末で用いられる表示パターンの一例を示す図
【図5】図1の携帯端末で用いられる表示パターンの一例を示す図
【図6】図1の携帯端末で用いられる表示パターンの一例を示す図
【図7】図3〜図6の各表示パターンの使用例を示す図
【図8】図1の携帯端末の点灯処理を説明するためのフローチャート
【図9】本発明の実施の形態2に係る携帯端末の点灯等の処理を説明するためのフローチャート
【図10】本発明の実施の形態3に係る携帯端末の点灯等の処理を説明するためのフローチャート
【符号の説明】
【0046】
1、20、30 携帯端末
1A 上部筐体
2 ヒンジ部
3 サブディスプレイ
4 3色LED
5 単色LED
6 開閉検知部
7 メモリ
8 処理部
9 通信部
10 アンテナ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の筐体と、
前記第1の筐体に対して開閉可能な第2の筐体と、
前記第1の筐体に対する前記第2の筐体の開閉を検出する開閉検出部と、
前記第2の筐体に設けられ前記第2の筐体を閉じた状態で各種情報を表示可能な表示部と、を備え、
前記表示部は、前記開閉検出部が前記第2の筐体を閉じたことを検出した場合に、前記第2の筐体を閉じたことを検出した回数に基づいて点灯、発光又は表示を行うことを特徴とする携帯端末。
【請求項2】
前記表示部は、前記第2の筐体を閉じたことを検出した回数に基づいて、定常の表示パターン又は特殊の表示パターンによる点灯、発光又は表示を行うことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
【請求項3】
前記表示部は、前記第2の筐体を閉じたことを検出した回数に基づいて、前記回数が所定の回数の場合に特殊の表示パターンによる点灯、発光又は表示を行い、所定の回数以外の場合に定常の表示パターンによる点灯、発光又は表示を行うことを特徴とする請求項2に記載の携帯端末。
【請求項4】
前記表示部は、特殊の表示パターンによる点灯、発光又は表示を行うまでの前記第2の筐体を閉じたことを検出する回数をランダムに決定し点灯、発光又は表示を行うことを特徴とする請求項2に記載の携帯端末。
【請求項5】
前記表示部は、複数の特殊の表示パターンのうち、ランダムに決定した特殊の表示パターンによる点灯、発光又は表示を行うことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の携帯端末。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2010−109423(P2010−109423A)
【公開日】平成22年5月13日(2010.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−276558(P2008−276558)
【出願日】平成20年10月28日(2008.10.28)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】