携帯電子機器
【課題】 タッチパネルディスプレイによる不要な製造コストの高騰を抑えると共に、タッチパネルディスプレイを備えても容易に取り扱うことができる携帯電子機器を提供すること。
【解決手段】 電子機器本体12に表示部11を設けた携帯電子機器10において、前記表示部11上にタッチパネルディスプレイ14を着脱可能に配設した携帯電子機器10を提供する。また、前記電子機器本体12に対する前記タッチパネルディスプレイ14の装着の有無を検出するタッチパネル検出手段を備えた携帯電子機器10を提供する。
【解決手段】 電子機器本体12に表示部11を設けた携帯電子機器10において、前記表示部11上にタッチパネルディスプレイ14を着脱可能に配設した携帯電子機器10を提供する。また、前記電子機器本体12に対する前記タッチパネルディスプレイ14の装着の有無を検出するタッチパネル検出手段を備えた携帯電子機器10を提供する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電子機やPDA(Personal Digital Assistants)、デジタルカメラ等の携帯電子機器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、携帯電子機器の中でも広く利用されている携帯電話機は、通話機能のみならずメール、ゲーム、コンテンツとの通信等その機能が拡張された結果、使用者の操作により種々の機能を選択して使用することができる。したがって、使用者は、各機能を発揮させるために入力キーを多様に操作することが要求される。
【0003】
そこで、これらの煩雑さを解消するものとして、例えば特許文献1に示すように、個々の使用者に合わせて操作入力環境を設定するべく、表示部にデジタイザを設け、操作環境に応じた操作画面を表示して表示画面から入力可能な、いわゆるタッチパネルディスプレイがある。
【特許文献1】特開平09−064959号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、これら従来のタッチパネルディスプレイを標準装備した携帯電子機器では、キー操作に不慣れな使用者に便利であるが、反面、キー操作のみで充分な使用者にとっては、不要な装備であり製造コストの高騰による不利益を被っていた。また、ディスプレイ表面が傷、損傷を受けるとタッチパネルディスプレイとしての操作が不能となり、この場合には携帯電子機器自体を修理する必要があるため、携帯電子機器の取り扱いが面倒であった。更に、タッチパネルディスプレイは接触することにより操作するために汚れや指紋の跡、傷等が付いたりすると表面パネルとしての視認性が低下する虞れもあった。
【0005】
この発明は、上記に鑑み提案されたもので、タッチパネルディスプレイによる不要な製造コストの高騰を抑えると共に、タッチパネルディスプレイを備えても容易に取り扱うことができる携帯電子機器の提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る携帯電子機器は、表示部を設けた電子機器本体を備え、前記表示部上にタッチパネルディスプレイを着脱可能に配設したことを特徴とする。
また、本発明に係る携帯電子機器は、前記電子機器本体に対する前記タッチパネルディスプレイの装着の有無を検出するタッチパネル検出手段を備えたことを特徴とする。
【0007】
さらに、本発明に係る携帯電子機器は、前記タッチパネル検出手段が、電子機器本体に複数個配設され、前記電子機器本体に装着されたタッチパネルディスプレイの種類を認識することを特徴とする。
また、本発明に係る携帯電子機器は、前記タッチパネル検出手段の検出結果に応じて、電子機器本体に収納された対応するプログラムが起動して、前記表示部に前記プログラムに応じた所定の表示が現れることを特徴とする。
【0008】
さらに、本発明に係る携帯電子機器は、前記タッチパネルディスプレイに専用の操作キーが配設され、前記タッチパネル検出手段の検出結果に応じて前記操作キーが有効となることを特徴とする。
また、本発明に係る携帯電子機器は、前記タッチパネルディスプレイと電子機器本体とを電気的に接続する導通手段を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、電子機器本体の表示部上にタッチパネルディスプレイを着脱可能に配設することにより、携帯電子機器の使用者が必要に応じてタッチパネルディスプレイを購入すればよいため、タッチパネルディスプレイによる携帯電子機器の不要な製造コストの高騰を防止することができる。また、タッチパネルディスプレイに傷が付いたり、汚れた場合には、タッチパネルディスプレイのみを交換したり修理したりできるため、携帯電子機器を容易に取り扱うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、図1から図16は本発明の一実施形態を示している。図1〜3に示すように、この実施の形態に係る携帯電子機器10は、各種情報を表示する表示部11を有する表示部側筺体(電子機器本体)12と、押圧可能な複数の操作キーからなる操作部9を有する操作部側筺体13と、表示部11の上に着脱可能に配設されるタッチパネルディスプレイ14とを備えている。
2つの筺体12,13は、操作部9が外方の露出するように相互に開いた状態と、操作部9を表示部側誼体11により隠すように相互に重ねて閉じた状態とできるように連結されている。なお、これら2つの筺体12,13を相互に開いた状態においては、表示部11を視認しながらキー操作部において各種情報を入力できるようになっている。また、表示部11は、2つの筺体12,13の開閉状態に関わらず、外方に露出している。タッチパネルディスプレイ14は、表示部側筈体12に装着された状態でも表示部11を視認できるように、透明な部材から構成されている。
表示部側筺体12の両側面には、タッチパネルディスプレイ14を取り付けるためのガイド溝15が形成されるとともに先端側中央にロック部16が形成されている。
【0011】
ロック部16は、図4に示すように、表示部側箇体12から立ち上がった楔形爪16aとタッチパネルディスプレイ14側に形成された喫形のロック爪16bとから構成されている。タッチパネルディスプレイ14の先端に形成されたロック爪16bは、タッチパネルディスプレイ14が表示部側笛体12のガイド溝15の長手方向(A方向)に沿って装着されると、模形爪16aを乗り越えてロックされ装着状態が保持される。また、タッチパネルディスプレイ14を取り外す方向に所定の力で引けば、楔形爪16aとロック爪16bの係合は、ロック爪16bが上方向に弾性移動することにより解除される。
【0012】
また、図5〜図7に示すように、ロック部16の両側にはタッチパネル検出手段17が配設されている。タッチパネル検出手段17は、タッチパネルディスプレイ14側に形成された検出爪17aと、表示部側筺体12側に形成された2個の検出レバー17bおよび2個の検出スイッチ17cとから形成されている。検出爪17aは、タッチパネルディスプレイ14の種類によって、2個設ける場合、左右何れか一方に設ける場合、全く設けない場合の計4種類が考えられる。
【0013】
検出レバー17bは、表示部側誼体12に対して軸17dを中心に回勅自在に設けられており、この検出レバー17の直下には、表示部側筺体12の内部に配された本体基板19上に設けられた検出スイッチ17cが位置している。また、検出レバー17bは、バネ等の付勢手段(不図示)によって表示部側筺体12から離間する方向に付勢されている。
したがって、図6に示すように、検出爪17aが検出レバー17bの上に位置しない場合には、検出スイッチ17cは検出レバー17bによって押圧されないOFF状態となり、図7に示すように、検出爪17aが検出レバー17bの上に位置する場合には、検出スイッチ17cは検出レバー17bによって押圧されるON状態となる。この検出スイッチ17cは、ロック部16の左右にそれぞれ1個づつ配設されている。
【0014】
この携帯電子機器10には、図8,10に示すように、表示部側筺体12とタッチパネルディスプレイ14とを電気的に接続する導通手段18が設けられている。導通手段18は、表示部側筺体12側に形成されたスライド板18aと、一端が本体基板19に接続され、他端が表示部側笛体12の開口部12aから露出する接触バネ端子18bと、前記開口部12aを閉じるようにスライド板18aを付勢するスライド板用バネ18cと、タッチパネルディスプレイ14側に形成され、開口部12aを開くようにスライド板18aを移動させるための突起20と、タッチパネルディスプレイ14側に設けられたタッチパネル側基板21に接続されたタッチパネル側端子22とから構成されている。
スライド板18aは、表示部側筺体12の上面に水平方向に移動可能に配設されており、その上面から突出する突起18dを有している。タッチパネルディスプレイ14が装着されていない場合、表示部側筺体12の開口部12aがスライド板用バネ18cの付勢力により閉じられている。この際、接触バネ端子18bは、表示部側筺体12内に収納されている。
【0015】
この状態から、タッチパネルディスプレイ14がガイド溝15に沿って前進すると、タッチパネルディスプレイ14の突起20がスライド板用バネ18cの突起18dに当接して、スライド板18aを前方へ移動する。この際には、図9、11に示すように、接触バネ端子18bが開口部12aから突出してタッチパネルディスプレイ14側のタッチパネル側端子22に接触することになる。
以上のように、タッチパネルディスプレイ14を表示部側筺体12に装着した状態においては、本体基板19とタッチパネル側基板21の電気的導通が実現し、表示部側筺体12側からタッチパネルディスプレイ14に電力供給したり、表示部側筺体12とタッチパネルディスプレイ14との間で制御信号の授受を行うことができる。また、タッチパネルディスプレイ14を表示部側筺体12から抜き取ると、スライド板18aは、スライド板用バネ18cによって後退し、接触バネ端子18bが表示部側鎗体12の内部に収納される。
【0016】
次に、表示部側筺体12に種々のタッチパネルディスプレイを取り付けた場合について説明する。図12は、タッチパネル検出手段17の2つの検出スイッチ17c (SW1,SW2)と、表示部側筺体12に装着するデバイスとしてのタッチパネルディスプレイの種類との関係を示す一覧表である。
この表に示すように、SW1,SW2が共にOFF状態の場合には、タッチパネル検出手段17が、表示部側筺体12に何も装着されていない、若しくは、単なる透明な保護カバーが装着されていることを検出する。また、SW1がOFF状態、且つ、SW2がON状態の場合には、タッチパネル検出手段17が、表示部側筺体12にタッチパネルモジュール(タッチパネルディスプレイ)が装着されたことを検出し、SW1がON状態、且つ、SW2がOFF状態の場合には、表示部側筺体12にゲーム用モジュール(タッチパネルディスプレイ)が装着されたことを検出する。さらに、SW1,SW2が共にON状態の場合には、オーディオ用モジュール(タッチパネルディスプレイ)が装着されたことを検出する。なお、SW1,SW2の検出結果とタッチパネルディスプレイの種類との組み合わせは、これに限るものではない。
【0017】
図13は、上述したタッチパネル検出手段17の検出結果に基づいて、表示部側筺体12や操作部側筺体13内に設けられた制御部(不図示)において行われる処理内容を示すフローチャートである。先ず、ステップS1でSW1のON状態、OFF状態を判断する。ここで、SW1がON状態の場合は、ステップS2に進み、SW2のON状態、OFF状態を判断する。そして、SW2がON状態の場合は、オーディオ用モジュールが装着されたことが確認され、オーディオ用キー割り当て切り替えが行われる。また、オーディオ用モジュールに設けられたステレオスピーカ(以下、ステレオSPと呼ぶ)の出力の切り替えも行われる。
具体的には、図14に示すように、オーディオ用モジュール23が装着された場合に、表示部側筺体12や操作部側筺体13の内部に配したメモリ(不図示)に収納されたオーディオ用のプログラムが起動し、オーディオ用モジュール23に設けられたステレオSP24への出力の切り替え、PLAY、FF/FSkip、STOP、R EV/RSkip等のオーディオ用キーの割り当てが行われる。また、なお、表示部11には、音楽のファイル、フォルダ、ラジオ局等の情報が表示される。
【0018】
また、図13に示すように、ステップS2においてSW2がOFF状態の場合には、ゲーム用モジュールが装着されたことが確認され、ゲーム用キーの割り当て、ゲーム用SPへの出力の切り替えが行われる。
具体的には、図15に示すように、ゲーム用モジュール26が装着された場合に、前述したメモリに収納されたゲーム用のプログラムが起動し、ゲーム用モジュール26に設けられたゲーム用SP27及びゲーム用キー28の割り当てが行われる。なお、表示部11には、ゲーム内容に応じた情報が表示される。
【0019】
また、図13に示すように、ステップS3においてSW2がON状態の場合には、タッチパネルモジュールが装着されたことが確認され、前述したメモリに収納された所定のプログラムが起動して、タッチパネル用キーの割り当て、外部SP出力OFF等が行われる。
具体的には、図16に示すように、タッチパネルモジュール30が装着された場合に、表示部11上に配されたタッチパネルモジュール30の操作キー(不図示)の割り当てが行われると共に、これら操作キーの位置に対応する表示部11に所定の表示(アイコン)Cが現れる。そして、表示部11のアイコンCの部分に触れるように、タッチパネルモジュール30の操作キーを指でタッチすることにより、各種操作を行うことができる。
【0020】
また、図13に示すように、ステップS3においてSW2がOFF状態の場合には、透明な保護カバー或いは、何も装着されないことが確認され、キーの割り当てを無くし、外部SP出力もOFFとする。この場合は、例えば、操作部側誼体のキー操作による携帯電子機器として使用することができる。なお、保護カバーを装着した場合は、表示部11の汚れや傷付きを防止するとともに、表示部11に表示される各種情報を視認することができる。
【0021】
以上のように構成した携帯電子機器10によれば、オーディオ用モジュール23やゲーム用モジュール26、タッチパネルモジュール30等のタッチパネルディスプレイ14が、表示部側筺体12に対して着脱可能であるため、携帯電子機器の使用者が必要に応じてタッチパネルディスプレイ14を購入すればよいため、タッチパネルディスプレイ14による携帯電子機器の不要な製造コストの高騰を防止することができる。
また、タッチパネルディスプレイ14に傷が付いたり、汚れた場合には、タッチパネルディスプレイ14のみを交換したり修理したりできるため、携帯電子機器を容易に取り扱うことができる。
【0022】
さらに、タッチパネル検出手段17の検出結果に基づいて、表示部側筺体12や操作部側筺体13内に収納された所定のプログラムが起動し、プログラムに応じた表示が表示部11に現れ、また、タッチパネルディスプレイ14に配された各種操作キーが有効となるため、表示部側筺体12にタッチパネルディスプレイ14を装着するだけで、タッチパネルディスプレイ14の種類に応じた操作が可能となる。
また、タッチパネルディスプレイ14を表示部側笛体12に装着するだけで、導通手段18によるタッチパネルディスプレイ14と表示部側筺体12との電気的導通が実現されるため、携帯電子機器の取り扱いがさらに容易となる。さらに、この装着状態では、表示部側筺体12からタッチパネルディスプレイ14に電力が供給されるため、タッチパネルディスプレイ14自体にバッテリーを搭載する必要がないという効果も奏する。
【0023】
なお、上記実施形態においては、2つの筺体12,13の開閉状態に関わらず表示部11が外方に露出する携帯電子機器について述べたが、これに限らず、2つの筺体を重ねて閉じた状態において表示部が外方に露出しない所謂折り畳み型の携帯電子機器に適用するとしても構わない。また、2つの筺体を備える携帯電子機器に限ることはなく、例えば、携帯電話機、PDA、デジタルカメラ等のように、少なくとも表示部を有する筺体(電子機器本体)と、この筺体に着脱可能なタッチパネルディスプレイ14とを備える携帯電子機器であればよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明の一実施形態に係る携帯電子機器の平面図であって、(a)は2つの筺体を相互に開いた状態を示し、(b)は2つの筺体を相互に閉じた状態を示している。
【図2】図1の携帯電子機器において、2つの鎗体を相互に閉じた状態を示す正面図である。
【図3】図1の携帯電子機器において、2つの筈体を相互に閉じた状態を示す側面図である。
【図4】図1の携帯電子機器において、ロック部を示す拡大断面図である。
【図5】図1の携帯電子機器において、タッチパネル検出手段を示す拡大断面図である。
【図6】図1の携帯電子機器において、タッチパネル検出手段を示す拡大断面図である。
【図7】図1の携帯電子機器において、タッチパネル検出手段を示す拡大断面図である。
【図8】図1の携帯電子機器において、導通手段を示す拡大断面図である。
【図9】図1の携帯電子機器において、導通手段を示す拡大断面図である。
【図10】図1の携帯電子機器において、導通手段を示す平面図である。
【図11】図1の携帯電子機器において、導通手段を示す平面図である。
【図12】図1の携帯電子機器において、検出スイッチとタッチパネルディスプレイとの関係を示す説明図である。
【図13】図1の携帯電子機器において、タッチパネル検出手段の検出結果に基づく処理内容を示すフローチャートである。
【図14】図1の携帯電子機器において、表示部側筺体にオーディオ用モジュールを装着した状態を示す平面図である。
【図15】図1の携帯電子機器において、表示部側筺体にゲーム用モジュールを装着した状態を示す平面図である。
【図16】図1の携帯電子機器において、表示部側筺体にタッチパネルモジュールを装着した状態を示す平面図である。
【符号の説明】
【0025】
10 携帯電子機器
11 表示部
12 表示部側筥体(電子機器本体)
14 タッチパネルディスプレイ
17 タッチパネル検出手段
18 導通手段
23 オーディオ用モジュール(タッチパネルディヌ、プレイ)
26 ゲーム用モジュール(タッチパネルディスプレイ)
30 タッチパネルモジュール(タッチパネルディスプレイ)
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電子機やPDA(Personal Digital Assistants)、デジタルカメラ等の携帯電子機器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、携帯電子機器の中でも広く利用されている携帯電話機は、通話機能のみならずメール、ゲーム、コンテンツとの通信等その機能が拡張された結果、使用者の操作により種々の機能を選択して使用することができる。したがって、使用者は、各機能を発揮させるために入力キーを多様に操作することが要求される。
【0003】
そこで、これらの煩雑さを解消するものとして、例えば特許文献1に示すように、個々の使用者に合わせて操作入力環境を設定するべく、表示部にデジタイザを設け、操作環境に応じた操作画面を表示して表示画面から入力可能な、いわゆるタッチパネルディスプレイがある。
【特許文献1】特開平09−064959号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、これら従来のタッチパネルディスプレイを標準装備した携帯電子機器では、キー操作に不慣れな使用者に便利であるが、反面、キー操作のみで充分な使用者にとっては、不要な装備であり製造コストの高騰による不利益を被っていた。また、ディスプレイ表面が傷、損傷を受けるとタッチパネルディスプレイとしての操作が不能となり、この場合には携帯電子機器自体を修理する必要があるため、携帯電子機器の取り扱いが面倒であった。更に、タッチパネルディスプレイは接触することにより操作するために汚れや指紋の跡、傷等が付いたりすると表面パネルとしての視認性が低下する虞れもあった。
【0005】
この発明は、上記に鑑み提案されたもので、タッチパネルディスプレイによる不要な製造コストの高騰を抑えると共に、タッチパネルディスプレイを備えても容易に取り扱うことができる携帯電子機器の提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る携帯電子機器は、表示部を設けた電子機器本体を備え、前記表示部上にタッチパネルディスプレイを着脱可能に配設したことを特徴とする。
また、本発明に係る携帯電子機器は、前記電子機器本体に対する前記タッチパネルディスプレイの装着の有無を検出するタッチパネル検出手段を備えたことを特徴とする。
【0007】
さらに、本発明に係る携帯電子機器は、前記タッチパネル検出手段が、電子機器本体に複数個配設され、前記電子機器本体に装着されたタッチパネルディスプレイの種類を認識することを特徴とする。
また、本発明に係る携帯電子機器は、前記タッチパネル検出手段の検出結果に応じて、電子機器本体に収納された対応するプログラムが起動して、前記表示部に前記プログラムに応じた所定の表示が現れることを特徴とする。
【0008】
さらに、本発明に係る携帯電子機器は、前記タッチパネルディスプレイに専用の操作キーが配設され、前記タッチパネル検出手段の検出結果に応じて前記操作キーが有効となることを特徴とする。
また、本発明に係る携帯電子機器は、前記タッチパネルディスプレイと電子機器本体とを電気的に接続する導通手段を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、電子機器本体の表示部上にタッチパネルディスプレイを着脱可能に配設することにより、携帯電子機器の使用者が必要に応じてタッチパネルディスプレイを購入すればよいため、タッチパネルディスプレイによる携帯電子機器の不要な製造コストの高騰を防止することができる。また、タッチパネルディスプレイに傷が付いたり、汚れた場合には、タッチパネルディスプレイのみを交換したり修理したりできるため、携帯電子機器を容易に取り扱うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、図1から図16は本発明の一実施形態を示している。図1〜3に示すように、この実施の形態に係る携帯電子機器10は、各種情報を表示する表示部11を有する表示部側筺体(電子機器本体)12と、押圧可能な複数の操作キーからなる操作部9を有する操作部側筺体13と、表示部11の上に着脱可能に配設されるタッチパネルディスプレイ14とを備えている。
2つの筺体12,13は、操作部9が外方の露出するように相互に開いた状態と、操作部9を表示部側誼体11により隠すように相互に重ねて閉じた状態とできるように連結されている。なお、これら2つの筺体12,13を相互に開いた状態においては、表示部11を視認しながらキー操作部において各種情報を入力できるようになっている。また、表示部11は、2つの筺体12,13の開閉状態に関わらず、外方に露出している。タッチパネルディスプレイ14は、表示部側筈体12に装着された状態でも表示部11を視認できるように、透明な部材から構成されている。
表示部側筺体12の両側面には、タッチパネルディスプレイ14を取り付けるためのガイド溝15が形成されるとともに先端側中央にロック部16が形成されている。
【0011】
ロック部16は、図4に示すように、表示部側箇体12から立ち上がった楔形爪16aとタッチパネルディスプレイ14側に形成された喫形のロック爪16bとから構成されている。タッチパネルディスプレイ14の先端に形成されたロック爪16bは、タッチパネルディスプレイ14が表示部側笛体12のガイド溝15の長手方向(A方向)に沿って装着されると、模形爪16aを乗り越えてロックされ装着状態が保持される。また、タッチパネルディスプレイ14を取り外す方向に所定の力で引けば、楔形爪16aとロック爪16bの係合は、ロック爪16bが上方向に弾性移動することにより解除される。
【0012】
また、図5〜図7に示すように、ロック部16の両側にはタッチパネル検出手段17が配設されている。タッチパネル検出手段17は、タッチパネルディスプレイ14側に形成された検出爪17aと、表示部側筺体12側に形成された2個の検出レバー17bおよび2個の検出スイッチ17cとから形成されている。検出爪17aは、タッチパネルディスプレイ14の種類によって、2個設ける場合、左右何れか一方に設ける場合、全く設けない場合の計4種類が考えられる。
【0013】
検出レバー17bは、表示部側誼体12に対して軸17dを中心に回勅自在に設けられており、この検出レバー17の直下には、表示部側筺体12の内部に配された本体基板19上に設けられた検出スイッチ17cが位置している。また、検出レバー17bは、バネ等の付勢手段(不図示)によって表示部側筺体12から離間する方向に付勢されている。
したがって、図6に示すように、検出爪17aが検出レバー17bの上に位置しない場合には、検出スイッチ17cは検出レバー17bによって押圧されないOFF状態となり、図7に示すように、検出爪17aが検出レバー17bの上に位置する場合には、検出スイッチ17cは検出レバー17bによって押圧されるON状態となる。この検出スイッチ17cは、ロック部16の左右にそれぞれ1個づつ配設されている。
【0014】
この携帯電子機器10には、図8,10に示すように、表示部側筺体12とタッチパネルディスプレイ14とを電気的に接続する導通手段18が設けられている。導通手段18は、表示部側筺体12側に形成されたスライド板18aと、一端が本体基板19に接続され、他端が表示部側笛体12の開口部12aから露出する接触バネ端子18bと、前記開口部12aを閉じるようにスライド板18aを付勢するスライド板用バネ18cと、タッチパネルディスプレイ14側に形成され、開口部12aを開くようにスライド板18aを移動させるための突起20と、タッチパネルディスプレイ14側に設けられたタッチパネル側基板21に接続されたタッチパネル側端子22とから構成されている。
スライド板18aは、表示部側筺体12の上面に水平方向に移動可能に配設されており、その上面から突出する突起18dを有している。タッチパネルディスプレイ14が装着されていない場合、表示部側筺体12の開口部12aがスライド板用バネ18cの付勢力により閉じられている。この際、接触バネ端子18bは、表示部側筺体12内に収納されている。
【0015】
この状態から、タッチパネルディスプレイ14がガイド溝15に沿って前進すると、タッチパネルディスプレイ14の突起20がスライド板用バネ18cの突起18dに当接して、スライド板18aを前方へ移動する。この際には、図9、11に示すように、接触バネ端子18bが開口部12aから突出してタッチパネルディスプレイ14側のタッチパネル側端子22に接触することになる。
以上のように、タッチパネルディスプレイ14を表示部側筺体12に装着した状態においては、本体基板19とタッチパネル側基板21の電気的導通が実現し、表示部側筺体12側からタッチパネルディスプレイ14に電力供給したり、表示部側筺体12とタッチパネルディスプレイ14との間で制御信号の授受を行うことができる。また、タッチパネルディスプレイ14を表示部側筺体12から抜き取ると、スライド板18aは、スライド板用バネ18cによって後退し、接触バネ端子18bが表示部側鎗体12の内部に収納される。
【0016】
次に、表示部側筺体12に種々のタッチパネルディスプレイを取り付けた場合について説明する。図12は、タッチパネル検出手段17の2つの検出スイッチ17c (SW1,SW2)と、表示部側筺体12に装着するデバイスとしてのタッチパネルディスプレイの種類との関係を示す一覧表である。
この表に示すように、SW1,SW2が共にOFF状態の場合には、タッチパネル検出手段17が、表示部側筺体12に何も装着されていない、若しくは、単なる透明な保護カバーが装着されていることを検出する。また、SW1がOFF状態、且つ、SW2がON状態の場合には、タッチパネル検出手段17が、表示部側筺体12にタッチパネルモジュール(タッチパネルディスプレイ)が装着されたことを検出し、SW1がON状態、且つ、SW2がOFF状態の場合には、表示部側筺体12にゲーム用モジュール(タッチパネルディスプレイ)が装着されたことを検出する。さらに、SW1,SW2が共にON状態の場合には、オーディオ用モジュール(タッチパネルディスプレイ)が装着されたことを検出する。なお、SW1,SW2の検出結果とタッチパネルディスプレイの種類との組み合わせは、これに限るものではない。
【0017】
図13は、上述したタッチパネル検出手段17の検出結果に基づいて、表示部側筺体12や操作部側筺体13内に設けられた制御部(不図示)において行われる処理内容を示すフローチャートである。先ず、ステップS1でSW1のON状態、OFF状態を判断する。ここで、SW1がON状態の場合は、ステップS2に進み、SW2のON状態、OFF状態を判断する。そして、SW2がON状態の場合は、オーディオ用モジュールが装着されたことが確認され、オーディオ用キー割り当て切り替えが行われる。また、オーディオ用モジュールに設けられたステレオスピーカ(以下、ステレオSPと呼ぶ)の出力の切り替えも行われる。
具体的には、図14に示すように、オーディオ用モジュール23が装着された場合に、表示部側筺体12や操作部側筺体13の内部に配したメモリ(不図示)に収納されたオーディオ用のプログラムが起動し、オーディオ用モジュール23に設けられたステレオSP24への出力の切り替え、PLAY、FF/FSkip、STOP、R EV/RSkip等のオーディオ用キーの割り当てが行われる。また、なお、表示部11には、音楽のファイル、フォルダ、ラジオ局等の情報が表示される。
【0018】
また、図13に示すように、ステップS2においてSW2がOFF状態の場合には、ゲーム用モジュールが装着されたことが確認され、ゲーム用キーの割り当て、ゲーム用SPへの出力の切り替えが行われる。
具体的には、図15に示すように、ゲーム用モジュール26が装着された場合に、前述したメモリに収納されたゲーム用のプログラムが起動し、ゲーム用モジュール26に設けられたゲーム用SP27及びゲーム用キー28の割り当てが行われる。なお、表示部11には、ゲーム内容に応じた情報が表示される。
【0019】
また、図13に示すように、ステップS3においてSW2がON状態の場合には、タッチパネルモジュールが装着されたことが確認され、前述したメモリに収納された所定のプログラムが起動して、タッチパネル用キーの割り当て、外部SP出力OFF等が行われる。
具体的には、図16に示すように、タッチパネルモジュール30が装着された場合に、表示部11上に配されたタッチパネルモジュール30の操作キー(不図示)の割り当てが行われると共に、これら操作キーの位置に対応する表示部11に所定の表示(アイコン)Cが現れる。そして、表示部11のアイコンCの部分に触れるように、タッチパネルモジュール30の操作キーを指でタッチすることにより、各種操作を行うことができる。
【0020】
また、図13に示すように、ステップS3においてSW2がOFF状態の場合には、透明な保護カバー或いは、何も装着されないことが確認され、キーの割り当てを無くし、外部SP出力もOFFとする。この場合は、例えば、操作部側誼体のキー操作による携帯電子機器として使用することができる。なお、保護カバーを装着した場合は、表示部11の汚れや傷付きを防止するとともに、表示部11に表示される各種情報を視認することができる。
【0021】
以上のように構成した携帯電子機器10によれば、オーディオ用モジュール23やゲーム用モジュール26、タッチパネルモジュール30等のタッチパネルディスプレイ14が、表示部側筺体12に対して着脱可能であるため、携帯電子機器の使用者が必要に応じてタッチパネルディスプレイ14を購入すればよいため、タッチパネルディスプレイ14による携帯電子機器の不要な製造コストの高騰を防止することができる。
また、タッチパネルディスプレイ14に傷が付いたり、汚れた場合には、タッチパネルディスプレイ14のみを交換したり修理したりできるため、携帯電子機器を容易に取り扱うことができる。
【0022】
さらに、タッチパネル検出手段17の検出結果に基づいて、表示部側筺体12や操作部側筺体13内に収納された所定のプログラムが起動し、プログラムに応じた表示が表示部11に現れ、また、タッチパネルディスプレイ14に配された各種操作キーが有効となるため、表示部側筺体12にタッチパネルディスプレイ14を装着するだけで、タッチパネルディスプレイ14の種類に応じた操作が可能となる。
また、タッチパネルディスプレイ14を表示部側笛体12に装着するだけで、導通手段18によるタッチパネルディスプレイ14と表示部側筺体12との電気的導通が実現されるため、携帯電子機器の取り扱いがさらに容易となる。さらに、この装着状態では、表示部側筺体12からタッチパネルディスプレイ14に電力が供給されるため、タッチパネルディスプレイ14自体にバッテリーを搭載する必要がないという効果も奏する。
【0023】
なお、上記実施形態においては、2つの筺体12,13の開閉状態に関わらず表示部11が外方に露出する携帯電子機器について述べたが、これに限らず、2つの筺体を重ねて閉じた状態において表示部が外方に露出しない所謂折り畳み型の携帯電子機器に適用するとしても構わない。また、2つの筺体を備える携帯電子機器に限ることはなく、例えば、携帯電話機、PDA、デジタルカメラ等のように、少なくとも表示部を有する筺体(電子機器本体)と、この筺体に着脱可能なタッチパネルディスプレイ14とを備える携帯電子機器であればよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明の一実施形態に係る携帯電子機器の平面図であって、(a)は2つの筺体を相互に開いた状態を示し、(b)は2つの筺体を相互に閉じた状態を示している。
【図2】図1の携帯電子機器において、2つの鎗体を相互に閉じた状態を示す正面図である。
【図3】図1の携帯電子機器において、2つの筈体を相互に閉じた状態を示す側面図である。
【図4】図1の携帯電子機器において、ロック部を示す拡大断面図である。
【図5】図1の携帯電子機器において、タッチパネル検出手段を示す拡大断面図である。
【図6】図1の携帯電子機器において、タッチパネル検出手段を示す拡大断面図である。
【図7】図1の携帯電子機器において、タッチパネル検出手段を示す拡大断面図である。
【図8】図1の携帯電子機器において、導通手段を示す拡大断面図である。
【図9】図1の携帯電子機器において、導通手段を示す拡大断面図である。
【図10】図1の携帯電子機器において、導通手段を示す平面図である。
【図11】図1の携帯電子機器において、導通手段を示す平面図である。
【図12】図1の携帯電子機器において、検出スイッチとタッチパネルディスプレイとの関係を示す説明図である。
【図13】図1の携帯電子機器において、タッチパネル検出手段の検出結果に基づく処理内容を示すフローチャートである。
【図14】図1の携帯電子機器において、表示部側筺体にオーディオ用モジュールを装着した状態を示す平面図である。
【図15】図1の携帯電子機器において、表示部側筺体にゲーム用モジュールを装着した状態を示す平面図である。
【図16】図1の携帯電子機器において、表示部側筺体にタッチパネルモジュールを装着した状態を示す平面図である。
【符号の説明】
【0025】
10 携帯電子機器
11 表示部
12 表示部側筥体(電子機器本体)
14 タッチパネルディスプレイ
17 タッチパネル検出手段
18 導通手段
23 オーディオ用モジュール(タッチパネルディヌ、プレイ)
26 ゲーム用モジュール(タッチパネルディスプレイ)
30 タッチパネルモジュール(タッチパネルディスプレイ)
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器本体に表示部を設けた携帯電子機器において、
前記表示部上にタッチパネルディスプレイを着脱可能に配設したことを特徴とする携帯電子機器。
【請求項2】
前記電子機器本体に対する前記タッチパネルディスプレイの装着の有無を検出するタッチパネル検出手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の携帯電子機器。
【請求項3】
前記タッチパネル検出手段は、電子機器本体に複数個配設されており、電子機器本体に装着されたタッチパネルディスプレイの種類を認識することを特徴とする請求項2に記載の携帯電子機器。
【請求項4】
前記タッチパネル検出手段の検出結果に応じて、電子機器本体に収納された対応するプログラムが起動して、前記表示部に前記プログラムに応じた所定の表示が現れることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の携帯電子機器。
【請求項5】
前記タッチパネルディスプレイに専用の操作キーが配設され、前記タッチパネル検出手段の検出結果に応じて前記操作キーが有効となることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
【請求項6】
前記タッチパネルディスプレイと電子機器本体とを電気的に接続する導通手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
【請求項1】
電子機器本体に表示部を設けた携帯電子機器において、
前記表示部上にタッチパネルディスプレイを着脱可能に配設したことを特徴とする携帯電子機器。
【請求項2】
前記電子機器本体に対する前記タッチパネルディスプレイの装着の有無を検出するタッチパネル検出手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の携帯電子機器。
【請求項3】
前記タッチパネル検出手段は、電子機器本体に複数個配設されており、電子機器本体に装着されたタッチパネルディスプレイの種類を認識することを特徴とする請求項2に記載の携帯電子機器。
【請求項4】
前記タッチパネル検出手段の検出結果に応じて、電子機器本体に収納された対応するプログラムが起動して、前記表示部に前記プログラムに応じた所定の表示が現れることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の携帯電子機器。
【請求項5】
前記タッチパネルディスプレイに専用の操作キーが配設され、前記タッチパネル検出手段の検出結果に応じて前記操作キーが有効となることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
【請求項6】
前記タッチパネルディスプレイと電子機器本体とを電気的に接続する導通手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【公開番号】特開2006−67250(P2006−67250A)
【公開日】平成18年3月9日(2006.3.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−247421(P2004−247421)
【出願日】平成16年8月26日(2004.8.26)
【出願人】(000006633)京セラ株式会社 (13,660)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年3月9日(2006.3.9)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年8月26日(2004.8.26)
【出願人】(000006633)京セラ株式会社 (13,660)
【Fターム(参考)】
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