説明

携帯電話専用小型破砕機

【課題】使用済携帯電話の回収を促進するために、使用者の個人情報漏洩に関する不安を払拭するために、使用済の携帯電話が破壊され、データ等が取り出せない状態であることが目視できる携帯電話専用の小型破砕機を提供する。
【解決手段】携帯電話にヒビを入れ、つぶしながら巻き込むローラーとたてに裁断しながら巻き込むローラーと細かくランダムにカットするローラーを有し、破砕された物が前面より目視できる機能を備えた小型破砕機とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話に使用されている、レアメタルの回収、リサイクルに関するもので、リサイクルしやすいチップを作ることと、個人情報の漏洩を不安視する使用者に対して、破砕されたチップが目視出来ることにより、安心感を与え使用済み携帯電話の回収率を上げることを目的とする小型破砕機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
大型の金属破砕機や木材の破砕機の破砕の技術
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】 特開 2001−219089号 広報
【特許文献2】 特開 2002−346412号 広報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
現在、日本の携帯電話の回収率は24%に留まり、年を追うごとに減少している。
使用済携帯電話はバックアップ用になどという理由のほかに、個人情報の漏洩を不安視して、処分しない人が増えている。使用済携帯電話を実際に何らかの形で使用する以外の使用者からの回収率を上げ、都市鉱山ともいわれる、レアメタルの回収の効率化が課題である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
使用済携帯電話を回収する際に、いかに使用者に情報漏洩の可能性の低さをアピールできるか、そして、それが常識化するかがかぎである。携帯電話を申し込む際、窓口のカウンター近くに設置出来、破壊された形が見た目で確認できる携帯電話専用の小型破砕機が最適かとおもわれます。使用済の携帯電話を入れたその場で細かく破砕することによって、情報漏洩の不安を取り除くことが出来ると考えます。
【発明の効果】
【0006】
携帯電話の申し込みの際のカウンター、もしくは携帯電話会社にその機械を設置することによって、使用しなくなった電話をその場で細かく不規則な形に破砕することで、情報漏洩の不安を取り除き、使用済携帯電話の回収率を上げることが出来ると考える。
また、細かく砕くという視覚的効果が破壊衝動的興味を引き、より回収率をあげるのに役立つのではないかと考える。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】破砕ローラー部
【図2】破砕ローラ
【図3】破砕ローラーランダムカット
【図4】完成正面図
【発明を実施するための形態】
【0008】
機械の最上部にある投入口▲5▼より、使用済の携帯電話を投入すると、携帯電話が破砕機に巻き込まれていくためのローラーをつける。この際、携帯電話は入っていくが、人の手は入れられない、構造の投入口になっている。巻き込まれた携帯は破壊されやすいように、まず携帯電話全体にヒビを入れるためのローラーにおくられ、つぎに短冊状にカットするためのローラーに送られ、破砕の最終工程に五mほどの大きさでランダムにカットされる破砕ローラーにおくられる。格ローラーとも破砕するものが戻らないための反しのような構造をそれぞれの刃に有している。破砕されたチップは最下部にある、回収箱▲6▼に積もる。この際、前面に取り付ける窓により、破砕された携帯のチップが積もっていく様子が見えるようにする。破砕機全体の形状をキャラクター等の形にすればアイキャッチャーとしての役割もかねてさらに、回収率を向上させる形態にする。
【実施例】
【0009】
図4の▲5▼の投入口より使用済携帯電話が投入されると、▲1▼を通過することで、機械におおまかにひびが入り、▲2▼を通過すると、棒状にカットされる、▲3▼のローラーで1cm角にきざまれ、▲4▼のローラーで5mmほどの大きさにランダムにカットされる。その屑は▲6▼の窓より、投入者に見た目にバラバラになり、データを保存できない状態であることを認識させる。
【産業上の利用可能性】
【0010】
携帯を契約、販売する店舗用の発明品で、その視覚効果により、使用済の携帯電話の回収率を飛躍的に上げ、レアメタルの回収に寄与できる。
【符号の説明】
【0011】
▲1▼、▲2▼、▲3▼、▲4▼破砕ローラー
▲5▼使用済携帯電話投入口
▲6▼破砕確認用窓

【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用済携帯電話を、つぶしながら、破砕するローラー、裁断しながら巻き込むローラー、ランダムに細かく破砕するローラーを有し、それらの工程をひとつにしておこなうことが出来、破砕された屑が目視できる窓を有する小型破砕機。
【請求項2】
使用済携帯電話を5mmほどの大きさに、ランダムに破砕でき、細かく破砕された屑がたまっていく様子を使用者がいながらにして確認できるきる小型破砕機。
【請求項3】
携帯電話の店舗に容易に設置出来る大きさのコンパクトな使用済携帯電話専用小型回収機能付破砕機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−173108(P2011−173108A)
【公開日】平成23年9月8日(2011.9.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−59883(P2010−59883)
【出願日】平成22年2月25日(2010.2.25)
【出願人】(510073659)
【Fターム(参考)】