説明

撚線装置

【課題】撚線におけるより一層の細径化且つ生産性を向上する。
【解決手段】撚線装置1は、長手方向がほぼ水平方向に配置されて回転駆動される筒体3と、この筒体3の内部に設けた複数の素線ボビン5と、各素線ボビン5に対応して設けられて素線ボビン5から送り出された素線7を通過せしめる素線通路管75であって、その一端が前記素線ボビン5付近に臨むと共にその他端側が前記筒体3の外周を経て筒体3の前方端側に延びる複数の素線通路管75と、前記複数の素線通路管75から送り出された複数の素線7を集合して撚り合わせる撚口9と、から構成する。その結果、筒体3が高速回転であっても、各素線通路管75の内部を通過する素線7の張力の上昇を極力抑えると共に素線7が筒体3の外側までふくらまないように抑えられ、より一層の細径化且つ生産性が向上する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、撚線装置に関し、特に撚線装置において、素線送出しのパスラインを改良し、これまで以上の細径化且つ生産性を向上せしめる撚線装置に関する。
【背景技術】
【0002】
図6を参照するに、従来の筒型撚線装置101としては、φ80×6B ABT筒型高速撚線装置があり、円筒型の筒体103の内部には6つの素線ボビン105が配置されており、各素線ボビン105の素線107が筒体103の内部から筒体103の外周側へ送り出される。また、前記筒体103が最高5000rpmで回転し、各素線107は筒体103の外周側を通り、筒体103の前方に配置した撚口109で撚られる構造である。
【0003】
上記の筒体103は、筒体103の長手方向がほぼ水平方向に向けて装置本体111の上部に配置され、筒体103の図6において左側の後方端側が突出軸受部113により軸承されており、筒体103の図6において右側の前方端側が空気軸受部115により軸承されており、ほぼ水平方向に配置されて回転駆動されるように構成されている。なお、突出軸受部113で支持されて後方に突出した筒体103の後方端には筒体回転用プーリ117が取り付けられており、ベルト119、筒体回転用プーリ120を介して駆動モータ121の回転力が伝達されるように構成されている。
【0004】
なお、前記空気軸受部115の中心部には各素線107を撚口109に集合できるように導入用穴部123が設けられており、空気軸受部115の前方には撚口109を備えた撚口部材125と、撚線127を巻き取るための図示しない撚線巻取装置が配置されている。
【0005】
図5を併せて参照するに、6つの素線ボビン105はそれぞれ、筒体103の内部に直列的に配置された6つのクレードル129に装着されている。各クレードル129の前後には軸受支持体131が配置されており、各クレードル129は浅いU字形状をなしており、このU字形状の前部は素線繰出し用の中空ガイド軸133を介して前記軸受支持体131の軸受135に軸承されており、U字形状の後部は軸部137を介して前記軸受支持体131の軸受135に軸承されている。中空ガイド軸133の後方側には中心穴部139に向けて素線107をガイドする円錐形状の後方テーパ穴141が設けられており、中空ガイド軸133の前方側には中心穴部139の出口から前方に向けて広がる円錐形状の前方テーパ穴143が設けられている。
【0006】
なお、軸受支持体131は、ほぼ円筒形状の筒状部145と、この筒状部145を筒体103の内部に支持固定するための支持部147と、からなり、筒状部145には中空ガイド軸133から繰り出された素線107を筒状部145の内部から外周側へ通過せしめるための窓部149が設けられている。
【0007】
したがって、軸受支持体131が筒体103と共に回転しても各クレードル129、中空ガイド軸133及び軸部137は軸受135を介して回転しないように支持されている。
【0008】
また、クレードル129にはその長手方向の後方側に軸受部151が貫通状に取り付けられており、この軸受部151を介してボビン嵌合用の垂直軸153の小径下端部がほぼ水平方向に回転自在に設けられている。
【0009】
また、垂直軸153の下端寄りには、垂直軸153に嵌められた素線ボビン105を受けるための鍔部155が設けられており、鍔部155の下面にはブレーキ用歯車157が止めねじ159で固定されており、前記ブレーキ用歯車157に噛合する歯車161を備えたマグネチックブレーキ163が上記のクレードル129の長手方向の前方側に設けられている。
【0010】
したがって、前述した撚線巻取装置によって素線107が引っ張られて素線ボビン105から繰り出される際に、素線ボビン105が回転し、このとき素線107にかかる引張力が変化すると、素線ボビン105の回転の慣性力により素線107が弛んでしまうことになるが、上記のマグネチックブレーキ163により素線ボビン105の回転の慣性力が抑制されることになる。
【0011】
また、鍔部155には、垂直軸153を挟んで対称に2つの連結ピン165が上方突出状に設けられている。連結ピン165に対応して素線ボビン105の一端に2つのピン孔167があけられており、両ピン孔167に連結ピン165がはめ込まれることにより、素線ボビン105と鍔部155は一体に回転するように構成されている。
【0012】
また、筒体103の外周には、各素線ボビン105の素線107を通過せしめるための6つの素線通路管169が筒体103の長手方向に延びるように取り付けられており、各素線通路管169の前方端側は図6に示されているように筒体103の前端まで延びている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特許第3467690号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
ところで、従来の筒型撚線装置101においては、撚線巻取装置により撚線127が巻き取られると共に、駆動モータ121により筒体103が高速回転することにより、6つの素線107に張力が加わるために、各素線107は素線ボビン105から繰り出されて中空ガイド軸133の中心穴部139を通過し、この中心穴部139の出口から筒体103の外周に備えられた素線通路管169の内部を通過して筒体103の前端側から撚口部材125の撚口109へ集められ、6つの素線107が撚口109で撚られて撚線127が得られる。
【0014】
このとき、素線107の直径はφ16〜25μmと非常に細径であるために、低い張力でも容易に切断してしまうことから、できる限りの低い張力の送り出しが必要とされる。また、素線107に加わる張力は、筒体103の回転速度が速くなるほど遠心力などの外力が影響するために上昇するので、高速回転の撚線127である場合は、より一層、上記の張力の調整が必要とされる。
【0015】
例えば、5000rpmの高速回転においては、ストロボなどで観察すると、素線107が受ける遠心力や空気抵抗が増加し、最終的には素線107の張力が増大することに繋がっており、図5及び図6に示されているように、中空ガイド軸133の中心穴部139の出口から送り出される素線107が筒体103の外側までふくらんでしまう。そのために、素線切れなどのトラブルが増大するという問題点があった。
【0016】
また、高速回転になると、素線107の送出し張力が強くなるために、例えば、φ16μmの素線107は筒体103の回転速度が4000rpmまでの条件でしか製造できなかった。
【0017】
この発明は上述の課題を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0018】
この発明の撚線装置は、ほぼ水平方向に配置されて回転駆動される筒体と、この筒体の内部に設けた複数の素線ボビンと、この複数の各素線ボビンに対応して設け且つ前記素線ボビンから送り出された素線を通過せしめる素線通路管であって、その一端が前記素線ボビン付近に臨むと共にその他端側が前記筒体の外周を経て筒体の前方端側に延びる複数の素線通路管と、前記筒体の前方に配置され且つ複数の素線通路管から送り出された複数の素線を集合して撚り合わせる撚口と、から構成してなることを特徴とするものである。
【0019】
また、この発明の撚線装置は、前記撚線装置において、前記複数の各素線ボビンが、筒体の内部に取り付けられた複数の軸受支持体に、素線繰出し用の中心穴部を備えた中空ガイド軸を介して軸承された複数のクレードルに取り付けられると共に、前記複数の各素線通路管の一端が前記中空ガイド軸の中心穴部の出口付近に臨むように配置されることが好ましい。
【0020】
また、この発明の撚線装置は、前記撚線装置において、前記素線通路管は、素線との摩擦抵抗が少ない電界研磨内面を有することが好ましい。
【発明の効果】
【0021】
以上のごとき課題を解決するための手段から理解されるように、この発明の撚線装置によれば、素線に加わる張力は筒体の回転速度が速くなるほど遠心力などの外力が影響するために上昇する。しかし、複数の各素線ボビンに対応する各素線通路管の一端が素線ボビン付近に臨んでおり、この素線通路管の他端側が筒体の外周を経て筒体の前方端側に延びているので、筒体が5000rpmの高速回転であっても、各素線通路管の内部を通過する素線の張力の上昇を極力抑えると共に素線が筒体の外側までふくらまないように抑えて素線の断線を減少せしめることができる。
【0022】
また、この発明の撚線装置における素線送出し方法によれば、複数の各素線ボビンに対応する各素線通路管の一端が素線ボビン付近に臨んでおり、この素線通路管の他端側が筒体の外周を経て筒体の前方端側に延びているので、たとえ5000rpmの高速回転であっても、各素線通路管の内部を通過する素線の張力の上昇を極力抑えると共に素線が筒体の外側までふくらまないように抑えて素線の断線を減少せしめることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0024】
図4を参照するに、この実施の形態に係る撚線装置1は、極細同軸ケーブルの製造工程で前記極細同軸ケーブルのコアを製作する従来のφ80×6B ABT筒型高速撚線装置である。円筒型の筒体3の内部には6つの素線ボビン5が配置されており、各素線ボビン5の素線7が筒体3の内部から筒体3の外周側へ送り出される。また、前記筒体3が最高5000rpmで回転し、各素線7は筒体3の外周側を通り、筒体3の前方に配置した撚口9で撚られる構造である。
【0025】
また、素線7の直径はφ16〜25μmと非常に超極細径であるために、低い張力でも容易に切断してしまうことから、できる限りの低い張力の送り出しが必要とされる。また、素線7に加わる張力は、筒体3の回転速度が速くなるほど遠心力などの外力が影響するために上昇するので、高速回転の撚線である場合は、より一層、上記の張力の調整を必要とされる。
【0026】
上記の筒体3は、筒体3の長手方向がほぼ水平方向に向けて装置本体11の上部に配置され、筒体3の図4において左側の後方端側が突出軸受部13により軸承されており、筒体3の図4において右側の前方端側が空気軸受部15により軸承されており、ほぼ水平方向に配置されて回転駆動されるように構成されている。なお、突出軸受部13で支持されて後方に突出した筒体3の後方端には筒体回転用プーリ17が取り付けられており、ベルト19、筒体回転用プーリ20を介して駆動モータ21の回転力が伝達されるように構成されている。
【0027】
なお、前記空気軸受部15の中心部には各素線7を撚口9に集合できるように導入用穴部23が設けられており、空気軸受部15の前方には撚口9を備えた撚口部材25と、撚線27を巻き取るための図示しない撚線巻取装置が配置されている。
【0028】
図1乃至図3を併せて参照するに、6つの素線ボビン5はそれぞれ、筒体3の内部に直列的に配置された6つのクレードル29に装着されている。各クレードル29の前後には軸受支持体31が配置されており、各クレードル29は浅いU字形状をなしており、このU字形状の前部は素線繰出し用の中空ガイド軸33を介して前記軸受支持体31の軸受35に軸承されており、U字形状の後部は軸部37を介して前記軸受支持体31の軸受35に軸承され、回転可能に設けられている。
【0029】
また、中空ガイド軸33の後方側には中心穴部39に向けて素線7をガイドする円錐形状の後方テーパ穴41が設けられており、中空ガイド軸33の前方側には中心穴部39の出口から前方に向けて広がる円錐形状の前方テーパ穴43が設けられている。なお、後方テーパ穴41のテーパ角度は図1に示されているように素線ボビン5から中心穴部39へ繰り出される素線7の最大角度θより大きく形成されている。
【0030】
また、軸受支持体31は、ほぼ円筒形状の筒状部45と、この筒状部45を筒体3の内部に支持固定するための支持部47と、からなり、筒状部45には中空ガイド軸33から繰り出された素線7を筒状部45の内部から外周側へ通過せしめるための窓部49が設けられている。
【0031】
したがって、軸受支持体31が筒体3と共に回転しても各クレードル29、中空ガイド軸33及び軸部37は軸受35を介して回転しないように支持されている。
【0032】
また、クレードル29にはその長手方向の後方側に軸受部51が貫通状に取り付けられており、この軸受部51を介してボビン嵌合用の垂直軸53の小径下端部がほぼ水平方向に回転自在に設けられている。
【0033】
垂直軸53の小径下端部の先端は軸受部51より若干下方へ突出しており、これに図示しない窓を通じて機外からセンサをのぞませた断線検出用円板55が取り付けられている。また、垂直軸53の下端寄りには、垂直軸53に嵌められた素線ボビン5を受けるための鍔部57が設けられており、鍔部57には垂直軸53を挟んで対称に2つのねじ孔59があけられている。
【0034】
また、鍔部57の下面にはブレーキ用歯車61が図2に示すごとくねじ孔60に止めねじ64をねじ込んで固定されており、前記ブレーキ用歯車61に噛合する歯車65を備えたマグネチックブレーキ67が上記のクレードル29の長手方向の前方側に設けられている。
【0035】
したがって、前述した撚線巻取装置によって素線7が引っ張られて素線ボビン5から繰り出される際に、素線ボビン5が回転し、このとき素線7にかかる引張力が変化すると、素線ボビン5の回転の慣性力により素線7が弛んでしまうことになるが、上記のマグネチックブレーキ67により素線ボビン5の回転の慣性力が抑制されることになる。
【0036】
また、鍔部57には、垂直軸53を挟んで対称に2つの連結ピン69が上方突出状に設けられている。連結ピン69に対応して素線ボビン5の一端に2つのピン孔71があけられており、両ピン孔71に連結ピン69がはめ込まれることにより、素線ボビン5と鍔部57は一体に回転するように構成されている。
【0037】
素線ボビン5が垂直軸53に嵌合させられると、垂直軸53の上端にボビン保持部材73が装着される。ボビン保持部材73は垂直軸53に着脱自在であって、図示しないばねにより付勢されて垂直軸53の上端寄りのくびれ部に係合する係合片があり、ばねの力に抗して係合片を押し戻すと係合を解除するように構成されている。
【0038】
また、筒体3の外周には、図1、図2及び図4に示されているように、各素線ボビン5に対応して各素線7を通過せしめるための6つの素線通路管75が筒体3の長手方向に延びるように取り付けられており、各素線通路管75の後方端側は筒体3の内部へ折曲げられて延長されており、軸受支持体31の筒状部45の窓部49を通過し、各素線通路管75の後方端がそれぞれ対応する素線繰出し用の中空ガイド軸33の中心穴部39の出口付近に臨んでいる。一方、各素線通路管75の前方端側は図4に示されているように筒体3の前端付近まで延びている。
【0039】
なお、この実施の形態では各素線通路管75の後方端がそれぞれ対応する中空ガイド軸33の中心穴部39の出口付近に臨んでいるが、この実施の形態に限定されず、素線ボビン5が筒体3の内部に取り付けられる構造に応じて、基本的には各素線通路管75の後方端がそれぞれ対応する素線ボビン5の付近にできる限り近くに臨むように配置されることが望ましい。
【0040】
また、この実施の形態では、上記の素線通路管75は、素線7との摩擦抵抗を極力減らすために内面が電解研磨されたSUS−EPパイプから構成されている。なお、素線通路管75は他の形態の材質や加工により極力摩擦抵抗を減少せしめた内面を有するパイプであっても構わない。
【0041】
上記構成により、撚線巻取装置により撚線27が巻き取られると共に、駆動モータ21により筒体3が高速回転することにより、6つの素線7に張力が加わるために、各素線7は素線ボビン5から繰り出されて中空ガイド軸33の中心穴部39を通過し、この中心穴部39の出口付近に臨む素線通路管75の後端からその内部を通過して筒体3の前端付近の素線通路管75の前方端から撚口部材25の撚口9へ集められ、6つの素線7が撚口9で撚られて撚線27が得られる。なお、撚線巻取装置による巻取速度と筒体3の回転速度により撚線27の撚りピッチなどの撚り状態が決定される。
【0042】
このとき、筒体3は最高5000rpmで回転するために、素線7に加わる張力は筒体3の回転速度が速くなるほど遠心力などの外力が影響するために上昇するのであるが、素線通路管75の後方端が中空ガイド軸33の中心穴部39の出口付近に臨んでいるので、5000rpmの高速回転であっても、上記の張力の上昇を極力抑えることができ、素線7が筒体3の外側までふくらまないようにすることができる。
【0043】
例えば、従来ではφ16μmの素線7を4000rpmでしか製造できなかったが、この発明の実施の形態では、最高の回転速度の5000rpmにおいても製造できる。
【0044】
なお、この発明の撚線装置1は、電線製造・極細同軸製造などの筒型撚線装置に応用分野として適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】この発明の実施の形態の筒型高速撚線装置の部分的な拡大断面図である。
【図2】図1の矢視II−II線の断面図である。
【図3】図1の矢視IIIの平面図である。
【図4】この発明の実施の形態の筒型高速撚線装置の全体的な正面図である。
【図5】従来の筒型高速撚線装置の部分的な拡大断面図である。
【図6】従来の筒型高速撚線装置の全体的な正面図である。
【符号の説明】
【0046】
1 筒型高速撚線装置(撚線装置)
3 筒体
5 素線ボビン
7 素線
9 撚口
13 突出軸受部
15 空気軸受部
21 駆動モータ
27 撚線
29 クレードル
31 軸受支持体
33 中空ガイド軸
35 軸受
37 軸部
39 中心穴部
51 軸受部
53 垂直軸
57 鍔部
61 ブレーキ用歯車
65 歯車
67 マグネチックブレーキ
69 連結ピン
71 ピン孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ほぼ水平方向に配置されて回転駆動される筒体と、この筒体の内部に設けた複数の素線ボビンと、この複数の各素線ボビンに対応して設け且つ前記素線ボビンから送り出された素線を通過せしめる素線通路管であって、その一端が前記素線ボビン付近に臨むと共にその他端側が前記筒体の外周を経て筒体の前方端側に延びる複数の素線通路管と、前記筒体の前方に配置され且つ複数の素線通路管から送り出された複数の素線を集合して撚り合わせる撚口と、から構成してなることを特徴とする撚線装置。
【請求項2】
前記複数の各素線ボビンが、筒体の内部に取り付けられた複数の軸受支持体に、素線繰出し用の中心穴部を備えた中空ガイド軸を介して軸承された複数のクレードルに取り付けられると共に、前記複数の各素線通路管の一端が前記中空ガイド軸の中心穴部の出口付近に臨むように配置されてなることを特徴とする請求項1記載の撚線装置。
【請求項3】
前記素線通路管は、素線との摩擦抵抗が少ない電界研磨内面を有することを特徴とする請求項1又は2記載の撚線装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−200087(P2006−200087A)
【公開日】平成18年8月3日(2006.8.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−14665(P2005−14665)
【出願日】平成17年1月21日(2005.1.21)
【出願人】(000005186)株式会社フジクラ (4,463)
【Fターム(参考)】