説明

撮像装置、その制御方法およびプログラム

【課題】複数のユーザによる撮影指示に応じて撮影できる撮像装置において、多重露光撮影が行われている間でも他のユーザからの撮影および多重露光撮影をできるようにする。
【解決手段】該撮像装置に通信可能に接続された外部制御装置および該撮像装置に設けられた操作部を介した複数のユーザの撮影指示に応じて撮影を行う撮影装置であって、前記撮影指示に応じて撮影画像を生成する撮像手段と、前記撮影指示の経路に基づいて前記撮影指示したユーザを特定するユーザ特定手段と、前記ユーザ特定手段により特定されたユーザ毎に前記撮像手段により生成された撮影画像を合成して多重露光画像を生成する生成手段とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置、その制御方法およびプログラムに関するものである。特に、多重露光撮影を行うことができる撮像装置を複数のユーザが制御する場合に用いられて好適である。
【背景技術】
【0002】
撮像装置には、多重露光モードに設定することで、一駒の画像に複数の画像を重ねて合成させた多重露光画像を撮影する、多重露光撮影を行うことができるものがある。特許文献1のデジタルカメラは、操作スイッチの操作により多重露光モードを設定でき、メインCPUが電子ズーム倍率、ホワイトバランス、画素数等の変更を禁止し、多重露光モードで撮影する複数枚の画像に対し、電子ズーム倍率等を同条件に固定する。
【0003】
また、撮像装置には、複数のユーザにより同時に操作できるものがある。この場合、ユーザが撮像装置の操作ボタンを直接操作したり、撮像装置に接続された外部制御装置を介してリモート操作したりすることで1つの撮像装置が同時に制御される。ユーザが外部制御装置を介して撮像装置を制御する場合、撮像装置と外部制御装置とをUSB(Universal Serial Bus)やIEEE1394に代表される所定形式のケーブルや無線または有線LAN等により接続する。そして、ユーザが外部制御装置を介して操作命令を撮像装置に伝送することでリモート操作を可能とする。
【0004】
複数のユーザが同時に撮像装置を操作する場合、撮像装置の機能によっては同時に操作することにより不都合が生じてしまうという問題がある。このような問題に対して、特許文献2に開示されたデジタルカメラは、このデジタルカメラを使用するユーザを登録し、機能毎にアクセス権と優先順位を設定している。このデジタルカメラでは、複数のユーザが同一機能へ同時にアクセスした場合に優先順位に従って動作が制御されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2002−218313号公報
【特許文献2】特開2008−98914号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、複数のユーザによって撮像装置の同時制御が行われる場合に、特許文献1で開示されている多重露光撮影が行われたとすると、多重露光撮影を行っているユーザ以外によって撮影された画像が多重露光撮影の対象となってしまう。したがって、多重露光撮影を行っているユーザが意図しない画像が合成された多重露光画像になってしまうという問題が生じてしまう。これを解決するために特許文献2で開示されているデジタルカメラの技術を用いた場合、多重露光撮影により複数枚の撮影が行われている間、他のユーザからの撮影が禁止されてしまうことになる。多重露光撮影が終了するのは、ユーザが意図する撮影画像を取得できた場合であるため、多重露光撮影の終了を特定することができず、その間、他のユーザからの撮影ができなくなってしまう。
【0007】
本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、複数のユーザによる撮影指示に応じて撮影できる撮像装置において、多重露光撮影が行われている間でも他のユーザからの撮影および多重露光撮影をできるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、該撮像装置に通信可能に接続された外部制御装置および該撮像装置に設けられた操作部を介した複数のユーザの撮影指示に応じて撮影を行う撮影装置であって、前記撮影指示に応じて撮影画像を生成する撮像手段と、前記撮影指示の経路に基づいて前記撮影指示したユーザを特定するユーザ特定手段と、前記ユーザ特定手段により特定されたユーザ毎に前記撮像手段により生成された撮影画像を合成して多重露光画像を生成する生成手段とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、複数のユーザによる撮影指示に応じて撮影できる撮像装置において、多重露光撮影が行われている間でも他のユーザからの撮影および多重露光撮影ができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本実施形態の撮像装置のブロック図である。
【図2】実施例1に係る撮影方法を示すフローチャートである。
【図3】実施例2に係る撮影方法を示すフローチャートである。
【図4】実施例3に係る撮影方法を示すフローチャートである。
【図5】本実施形態の撮影画像および多重露光画像の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を用いて本発明の最良な実施形態を詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る撮像システム1の構成を示す図である。撮像システム1は、撮像装置10と外部制御装置30とが通信可能に接続されている。撮像装置10には例えばデジタルカメラを用いることができ、外部制御装置30には例えばパーソナルコンピュータを用いることができる。
【0012】
まず、撮像装置10の各部の構成および動作について図1を参照して説明する。
撮像装置10は、制御部11、撮影レンズ12、絞り13、撮像素子14、センサ制御部15、A/D変換器16、画像処理回路17、内部記憶部18、外部記憶媒体I/F回路19を備えている。また、撮像装置10は、露出決定部21、測光センサ22、ユーザ特定部23、外部制御装置接続I/F24、多重露光管理部25、表示部26、操作部27、撮影スイッチ28等を備えている。
【0013】
制御部11は、メインCPUを含み、撮影動作の制御、撮影画像の生成、画像の合成等の撮像装置10全体の動作を制御する。被写体からの光線Lは、撮影レンズ12および絞り13を介して撮像素子14で受光される。撮像素子14は、受光した光を電気信号に変換する素子であり、CCD(電化転送デバイス)、CMOSデバイス等の固定撮像素子により構成される。
【0014】
センサ制御部15は、撮像素子14から画像データを読み出すタイミングを制御するためのクロック制御を行う。A/D変換器16は、アナログ信号をデジタル信号に変換する。画像処理回路17は、デジタル信号に変換された画像データを輪郭補償、ガンマ補正、ホワイトバランス補正等の画像処理を行い、内部記憶部18のRAM18aに記憶する。内部記憶部18は、一時記憶部としてのRAM18a、ROM18bを有し、他にフラッシュメモリ等を有していてもよい。画像処理回路17によって画像処理された画像データは一時的にRAM18aに記憶される。RAM18aに記憶された画像データは、外部記録媒体I/F回路19を経由してメモリカード等の外部記録媒体20に保存される。
【0015】
測光センサ22は、撮影レンズ12を通して得られる光量の計測を行う。露出決定部21は、測光センサ22で得られた光量に基づいて適正な露出値を決定する。制御部11は、決定された露出値に基づいて撮像素子14のセンサ感度の制御、絞り13による絞り制御、撮像素子14に光を供給するためにシャッターを開放する時間の制御を行う。
【0016】
外部制御装置接続I/F24は、外部制御装置30と接続して外部制御装置30との間でデータを通信するためのものである。外部制御装置接続I/F24には、複数の外部制御装置30との接続が可能である。ここでは、USB接続I/Fを用いるが、USBに代表される他のシリアル接続や有線または無線を用いることができる。表示部26は、撮像装置10の各種設定の表示や撮影した撮影画像を表示する。操作部27は、撮像装置10を操作するユーザが各種設定、撮影モードの設定、多重露光の設定枚数の入力等をするためのものである。本実施形態では、撮影モードを複数の撮影画像を合成して多重露光画像を生成する多重露光モードに設定することができる。撮影スイッチ28は、ユーザが撮像装置10に対して撮影指示するときに押下するスイッチであり、操作部の一つとして構成することができる。
【0017】
ユーザ特定部23は、撮影スイッチ28および外部制御装置接続I/F24に接続された複数の外部制御装置30のうち何れから撮影指示が行われたかを撮影指示の経路に基づいて判別することで撮影指示したユーザを特定する。
多重露光管理部25は、多重露光撮影に関する処理を行い、多重露光撮影で生成された多重露光画像をユーザ毎に管理する。上述した制御部11、露出決定部21、ユーザ特定部23および多重露光管理部25等による処理は、メインCPUがROM18bに記録されたプログラムを実行することにより実現する。
【0018】
次に、外部制御装置30の各部の構成および動作について図1を参照して説明する。
外部制御装置30は、制御部31、内部記憶部32、表示部33、操作部34等を備えている。制御部31は、メインCPUを含み、外部制御装置30全体の動作を制御する。内部記憶部32は、一時記憶部としてのRAM32a、ROM32b、HD(ハードディスク)32c等を有している。撮像装置10から受信した画像データは一時的にRAM32aに記憶される。表示部33は、撮像装置10の各種設定の表示や撮像装置10から受信した画像データを表示する。操作部34は、外部制御装置30を操作するユーザが撮像装置10に対し、撮影モードの設定、多重露光の設定枚数の入力、撮影指示等をするためのものである。また、上述した制御部31による処理は、メインCPUがROM32bに記録されたプログラムを実行することにより実現する。
【0019】
まず、本実施形態の理解を容易にするために、上述したユーザ特定部23および多重露光管理部25を機能させない場合について説明する。ここでは、撮像装置10のユーザおよび外部制御装置30のユーザがそれぞれ撮影モードを多重露光モードに設定している。撮像装置10のユーザが撮影スイッチ28を用いて多重露光の撮影指示を行い、外部制御装置30のユーザが操作部34を用いて外部制御装置接続I/F24を介して撮像装置10に撮影指示を行う。
【0020】
以下では、便宜上、撮像装置10を操作するユーザをユーザAとし、外部制御装置30を操作するユーザをユーザBとして説明する。
ユーザAは、図5(a)に示すような水平線からの日の出の画像と、図5(b)に示すような水平線上の月の画像とが同時に写り込んだ図5(f)に示すような多重露光画像の撮影を所望している。したがって、ユーザAは、多重露光の設定枚数を2枚として入力する。
【0021】
まず、ユーザAによる撮影指示により制御部11は図5(a)に示すような水平線からの日の出の画像を撮影する。制御部11は生成した画像をRAM18aに記憶する。次に、図5(b)に示す水平線上の月の画像をユーザAが撮影指示する前に、ユーザBによる撮影指示によって、制御部11が図5(c)に示すような画像を撮影したとする。したがって、制御部11は生成した図5(c)に示す画像と、RAM18aに記憶している図5(a)に示す画像とを合成し、図5(g)に示すような多重露光画像を生成し、RAM18aに記憶する。
【0022】
この場合、図5(g)に示す多重露光画像はユーザAが所望する画像でない上に、ユーザBが撮影指示した画像自体の生成も行われないという問題が生じる。この問題に対して、ユーザAが多重露光撮影を行っている間、ユーザAの操作を優先し他のユーザの操作を受け付けないようにして解決しようとすると、ユーザBは撮影指示を行うことができないという問題がある。上述した例では、ユーザBは約半日以上の間、撮影指示を行うことができないことになってしまう。
【0023】
そこで、本実施形態の撮像装置10では、多重露光撮影を行う場合、ユーザ特定部23が撮影指示したユーザを特定し、多重露光管理部25がユーザ毎に多重露光画像の管理を行うことで、複数のユーザにより操作される場合であっても多重露光撮影を可能にする。
【実施例1】
【0024】
まず、実施例1に係る多重露光の撮影方法について図2および図5を参照して説明する。図2は、実施例1に係る撮像装置10の撮影方法の動作を示すフローチャートである。
実施例1では、ユーザAは図5(a)に示す水平線からの日の出の画像と図5(b)に示す水平線上の月の画像とが同時に写り込んだ図5(f)に示す画像の撮影を所望しているものとする。したがって、ユーザAは操作部27を介して撮影モードを多重露光モードにすると共に多重露光の設定枚数を2枚に設定する。
【0025】
一方、ユーザBは図5(c)に示すヨットの画像と図5(d)に示すヨットの画像とが同時に写り込んだ図5(h)に示す画像の撮影を所望しているものとする。したがって、ユーザBは外部制御装置30の操作部34を用いて外部制御装置接続I/F24を介して撮影モードを多重露光モードにすると共に多重露光の設定枚数を2枚に設定する。
【0026】
ユーザ特定部23は撮影モードおよび設定枚数が設定された経路に基づいて、撮影モードおよび設定枚数を設定したユーザを特定する。具体的には、ユーザ特定部23は、撮像装置10の操作部27を介して設定されたか、外部制御装置接続I/F24を介した設定されたかを判別することで、ユーザを特定することができる。また、外部制御装置接続I/F24に複数の外部制御装置30が接続されている場合、ユーザ特定部23は、例えば接続される外部制御装置30毎の固有な値(IPアドレスやMACアドレス等)に基づいてユーザを特定すればよい。多重露光管理部25は、設定情報としてユーザ毎に撮影モードと多重露光の設定枚数とを管理する。
【0027】
図2に示すフローチャートにおいて、ステップS101では、制御部11は撮影指示に応じて撮像素子14を用い撮影画像を生成し、RAM18aに記憶する。また、ユーザ特定部23は、撮影指示したユーザを特定する。ユーザ特定部23が撮影指示したユーザを特定するには、上述した撮影モードおよび設定枚数を設定したユーザを特定する方法と同様の方法を用いることができる。
【0028】
ステップS102では、多重露光管理部25は撮影指示したユーザが多重露光モードを設定しているユーザであるか否かを管理している設定情報に基づいて判定する。撮影指示したユーザが多重露光モードに設定しているユーザであった場合、ステップS103に進む。ステップS103では、制御部11はステップS101で撮影指示したユーザの識別情報が付された多重露光画像がRAM18aに記憶されているかを判定し、記憶されている場合は読み出す。なお、特定されたユーザの撮影指示が1回目である場合、RAM18aには撮影指示したユーザの識別情報が付された多重露光画像は記憶されていないので、次のステップS104に進む。
【0029】
次に、ステップS104では、制御部11は画像処理回路17を用いて読み出した多重露光画像と、ステップS101で生成された撮影画像とを合成して、新たな多重露光画像を生成する。制御部11はユーザ毎の識別情報を付して生成した多重露光画像をRAM18aに記憶する。また、制御部11は、ステップS101で生成された撮影画像も多重露光画像の素材画像として、ユーザ毎の識別情報を付してRAM18aに記憶する。なお、制御部11はステップS103で撮影指示したユーザの識別情報が付された多重露光画像がRAM18aに記憶されていなかった場合、ステップS101で撮影された撮影画像を多重露光画像としてユーザ毎の識別情報を付してRAM18aに記憶する。
【0030】
ステップS105では、制御部11はRAM18aに記憶した多重露光画像をステップS101で撮影指示したユーザに対応する表示部に表示(プレビュー)する。この処理は、表示処理手段による処理の一例に対応する。具体的には、ユーザが撮像装置10の撮影スイッチ28を介して撮影指示した場合、制御部11は多重露光画像を撮像装置10の表示部26に表示する。一方、ユーザが外部制御装置30の操作部34を用いて撮影指示した場合、制御部11は多重露光画像を外部制御装置30に送信する。外部制御装置30は受信した多重露光画像を表示部33に表示する。したがって、各ユーザは操作した装置の表示部を介して生成された多重露光画像を確認することができる。
【0031】
ステップS106では、制御部11はユーザが多重露光画像として採用するか否かの選択を待機する。この処理は、選択判定手段による処理の一例に対応する。具体的には、ユーザがステップS105で表示された画像を多重露光画像として採用するか否かを撮像装置10の操作部27あるいは外部制御装置30の操作部34を介して選択する。採用しない旨の選択がされた場合、ステップS112に進む。
ステップS112では、制御部11はステップS104で生成された多重露光画像をRAM18aから消去する。次に、ステップS113では、制御部11はステップS101で撮影し、素材画像としてRAM18aに記憶した撮影画像を消去する。このとき、今回の撮影前までの多重露光画像がある場合、その多重露光画像はRAM18aに記憶したままにする。
【0032】
一方、ステップS106においてユーザが多重露光画像として採用する旨の選択をした場合、ステップS107に進む。
ステップS107では、制御部11はユーザ毎の識別情報を付して正式な多重露光画像としてRAM18aに記憶する。なお、RAM18aに今回の撮影前までの多重露光画像が記憶されている場合、制御部11はその多重露光画像をRAM18aから消去する。
【0033】
ステップS108では、多重露光管理部25はユーザ毎の多重露光の撮影枚数をカウントアップする。ステップS109では、多重露光管理部25は多重露光の撮影枚数がユーザ毎の設定枚数に達したか否かを判定し、達していない場合、処理を終了し、達している場合、ステップS110に進む。ステップS110では、制御部11はRAM18aに記憶されている多重露光画像を外部記録媒体20に保存する。
次に、ステップS111では、制御部11は多重露光画像を生成するために用いた撮影画像に関する処理を実行する。具体的には、制御部11は多重露光画像の生成に用いたRAM18aに記憶されている撮影画像を外部記録媒体20に保存したり、消去したりする。撮影画像に関する処理は、各ユーザの設定に応じて変更することができる。
【0034】
一方、ステップS102において、撮影指示したユーザが多重露光モードに設定していないユーザであった場合、ステップS114に進む。ステップS114では、制御部11はステップS101で生成した撮影画像を通常の撮影画像として、外部記録媒体20に保存する。
【0035】
次に、図2に示すフローチャートに沿って、ユーザA,ユーザBが多重露光撮影した場合の画像を図5を用いて説明する。
ユーザAが図5(a)に示す画像を撮影すると、ユーザAの多重露光画像としてRAM18aに記憶される。
ユーザBが図5(c)に示す画像を撮影すると、ユーザBの多重露光画像としてユーザAの多重露光画像と分けてRAM18aに記憶される。
ユーザBが図5(e)に示す画像を撮影すると、RAM18aに記憶されているユーザBの図5(c)に示す多重露光画像と撮影画像とを合成して図5(i)に示す多重露光画像が生成され、RAM18aに記憶される。また、図5(i)に示す多重露光画像はユーザBが撮影指示した外部制御装置30の表示部33にプレビューされる。
プレビューの結果、ユーザBが多重露光画像として採用しないことが選択された場合、図5(i)に示す多重露光画像と図5(e)に示す撮影画像はRAM18aから消去される。
【0036】
ユーザBが図5(d)に示す画像を撮影すると、RAM18aに記憶されているユーザBの図5(c)に示す多重露光画像と撮影画像とを合成して図5(h)に示す多重露光画像が生成され、RAM18aに記憶される。また、図5(h)に示す多重露光画像はユーザBが撮影指示した外部制御装置30の表示部33にプレビューされる。
プレビューの結果、ユーザBが多重露光画像として採用することが選択された場合、図5(h)に示す画像が正式な多重露光画像としてRAM18aに記憶される。この場合、ユーザBによる多重露光の撮影枚数が設定枚数に達したので、図5(h)に示す多重露光画像が外部記録媒体20に保存される。また、ユーザBが撮影し多重露光画像を生成するときに用いられた図5(c)および図5(d)に示す撮影画像はRAM18aから消去される。
【0037】
ユーザAが図5(b)に示す画像を撮影すると、ユーザAの撮影画像として既にRAM18aに記憶されている図5(a)に示す画像と合成して図5(f)に示す多重露光画像が生成され、RAM18aに記憶される。また、図5(f)に示す多重露光画像はユーザAが撮影指示した撮像装置10の表示部26にプレビューされる。
プレビューの結果、ユーザAが多重露光画像として採用することが選択された場合、図5(f)に示す画像が正式な多重露光画像としてRAM18aに記憶される。この場合、ユーザAによる多重露光の撮影枚数が設定枚数に達したので、図5(f)に示す多重露光画像が外部記録媒体20に保存される。また、ユーザAが撮影し多重露光画像を生成するときに用いられた図5(a)および図5(b)に示す撮影画像はRAM18aから消去される。
【0038】
このように、実施例1では、ユーザ特定部23が撮影指示したユーザを特定し、多重露光管理部25がユーザ毎に多重露光撮影を管理するので、ユーザが多重露光撮影を行っている間であっても他のユーザからの撮影および多重露光撮影を可能にする。
【実施例2】
【0039】
次に、実施例2に係る多重露光の撮影方法について図3に示すフローチャートを参照して説明する。
実施例1では、ユーザ毎の多重露光画像を全て撮像装置10の内部記憶部18で記憶させる場合について説明したが、実施例2では多重露光画像をユーザに対応した装置で記憶させることで撮像装置10の内部記憶部18を有効に利用することができる。実施例2では、多重露光モードに設定している外部制御装置30を介してユーザが撮影指示したものとして説明する。
【0040】
図3に示すフローチャートにおいて、ステップS201では、制御部11は撮影指示に応じて撮影画像を生成し、RAM18aに記憶する。ここでは、ユーザ特定部23は撮影指示したユーザを特定すると共に多重露光管理部25は撮影指示したユーザが多重露光モードを設定していると判定する。
ステップS202では、制御部11はステップS201で特定されたユーザに対応した外部制御装置30に対して多重露光画像を送信している場合、外部制御装置30に多重露光画像を要求する。制御部11は外部制御装置30から多重露光画像を受信し、RAM18aに記憶して読み出す。なお、特定されたユーザの撮影指示が1回目である場合、対応する外部制御装置30には多重露光画像は記憶されていないので、次のステップS203に進む。
【0041】
次に、ステップS203では、制御部11は読み出した多重露光画像と、ステップS201で生成された撮影画像とを合成して、新たな多重露光画像を生成する。制御部11はユーザ毎の識別情報を付し生成した多重露光画像をRAM18aに記憶する。なお、制御部11はステップS202で多重露光画像を受信しなかった場合、ステップS201で撮影された撮影画像を多重露光画像としてユーザ毎の識別情報を付してRAM18aに記憶する。
【0042】
ステップS204では、制御部11はRAM18aに記憶した多重露光画像をステップS201で撮影指示したユーザに対応する表示部に表示(プレビュー)する。ここでは、外部制御装置30から撮影指示されているので、制御部11は多重露光画像を外部制御装置30に送信し、外部制御装置30は送信された多重露光画像を表示部33に表示する。
ステップS205では、制御部11は送信した多重露光画像をRAM18aから消去する。したがって、この時点でRAM18aには外部制御装置30のユーザに対応する多重露光画像は記憶されていない。
【0043】
ステップS206では、制御部11はユーザが多重露光画像として採用するか否かの選択を待機する。外部制御装置30のユーザはステップS204で表示された画像を多重露光画像として採用するか否かの選択を外部制御装置30の操作部34を介して選択する。採用しない旨の選択がされた場合、ステップS212に進む。
ステップS212では、制御部11はステップS204で送信した多重露光画像を消去するように外部制御装置30に指示し、外部制御装置30は指示に応じて多重露光画像を消去する。なお、撮像装置10からの指示に応じて消去する場合に限られず、外部制御装置30はユーザの操作部34を介した選択に応じて多重露光画像を消去してもよい。
【0044】
一方、ステップS206においてユーザが多重露光画像として採用する旨の選択をした場合、ステップS207に進む。
ステップS207では、制御部11は外部制御装置30で記憶している多重露光画像をステップS204で送信した新たな多重露光画像に置き換えるように外部制御装置30に指示する。外部制御装置30では撮像装置10の指示に応じて多重露光画像を置き換え、置き換える前の多重露光画像を消去する。なお、撮像装置10からの指示に応じて置き換える場合に限られず、外部制御装置30はユーザの操作部34を介した選択に応じて多重露光画像を置き換え、置き換える前の多重露光画像を消去してもよい。
【0045】
次に、ステップS208では、多重露光管理部25はユーザ毎の多重露光の撮影枚数をカウントアップする。ステップS209では、多重露光管理部25は多重露光の撮影枚数がユーザ毎の設定枚数に達したか否かを判定し、達している場合、ステップS210に進む。ステップS210では、制御部11は外部制御装置30で表示している多重露光画像を外部制御装置30内のHD32c等の記録媒体に保存するように指示する。なお、制御部11は外部制御装置30に多重露光画像を撮像装置10に転送するように指示し、転送された多重露光画像を外部記録媒体20に保存してもよい。
ステップS211では、制御部11は多重露光画像の生成に用いられたRAM18aに記憶されている撮影画像を消去する。
【0046】
一方、ステップS209において、多重露光の撮影枚数が設定枚数に達していない場合、ステップS211に進む。ステップS211では、制御部11はRAM18aに記憶している多重露光に用いられた撮影画像を消去する。
【0047】
次に、図3に示すフローチャートに沿って、ユーザA,ユーザBが多重露光撮影した場合の画像を図5を用いて説明する。
ユーザAが図5(a)に示す画像を撮影すると、ユーザAの多重露光画像としてRAM18aに記憶される。
ユーザBが図5(c)に示す画像を撮影すると、ユーザBの多重露光画像としてRAM18aに記憶された後、外部制御装置30に送信される。送信された後、撮像装置10のRAM18aから図5(c)に示す画像が消去される。
ユーザBが図5(d)に示す画像を撮影すると、ユーザBの撮影画像としてRAM18aに記憶される。また、外部制御装置30から図5(c)に示す画像が撮像装置10に転送され、撮像装置10のRAM18aに記憶される。その後、図5(c)に示す画像と図5(d)に示す画像とを合成して図5(h)に示す多重露光画像が生成され、RAM18aに記憶された後、外部制御装置30に送信されプレビューされる。図5(h)に示す多重露光画像が送信された時点で撮像装置10内のRAM18aから図5(h)に示す多重露光画像は消去される。
【0048】
プレビューの結果、ユーザBが多重露光画像として採用しないことが選択された場合、図5(h)に示す多重露光画像は外部制御装置30から消去される。
プレビューの結果、ユーザBが多重露光画像として採用することが選択された場合、図5(h)に示す画像が多重露光画像として外部制御装置30で記憶される。この場合、ユーザBによる多重露光の撮影枚数が設定枚数に達したので、図5(h)に示す多重露光画像が外部制御装置30の記録媒体または撮像装置10の外部記録媒体20に保存される。また、撮像装置10内のRAM18aから図5(c)および図5(d)に示す撮影画像は消去される。
【0049】
ユーザAが図5(b)に示す画像を撮影すると、ユーザAの多重露光画像として既にRAM18aに記憶されている図5(a)に示す画像と合成して図5(f)に示す多重露出画像が生成され、RAM18aに記憶され、表示部26にプレビューされる。
プレビューの結果、ユーザAが多重露光画像として採用することが選択された場合、図5(f)に示す画像が正式な多重露光画像としてRAM18aに記憶される。この場合、ユーザAによる多重露光の撮影枚数が設定枚数に達したので、図5(f)に示す多重露光画像が外部記録媒体20に保存される。また、ユーザAが撮影し多重露光画像を生成するときに用いられた図5(a)および図5(b)に示す撮影画像はRAM18aから消去される。
【0050】
このように、実施例2によれば実施例1の効果に加えて、外部制御装置30のユーザの撮影指示により生成された多重露光画像を撮像装置10の内部記憶部18に記憶しないために、撮像装置10内の内部記憶部18を有効に利用することができる。
【実施例3】
【0051】
次に、実施例3に係る多重露光の撮影方法について図4に示すフローチャートを参照して説明する。
実施例1および実施例2では、ユーザの撮影指示に応じて生成された撮影画像は、そのユーザの多重撮影画像の生成のみに用いる場合について説明した。実施例3では撮影画像を撮影指示したユーザ以外のユーザでも利用できるようにする。ここでは、多重露光撮影を所望する各ユーザが、ユーザ毎に撮影モードの設定および多重露光の設定枚数を入力しているものとする。ユーザ特定部23は各ユーザを特定し、多重露光管理部25がユーザ毎に多重露光撮影を管理している。
【0052】
図4に示すフローチャートにおいて、ステップS301では、制御部11は撮影指示に応じて撮影画像を生成し、RAM18aに記憶する。ステップS302では、制御部11は多重露光管理部25が管理している設定情報に基づいて各ユーザの識別情報が付された多重露光画像がRAM18aに記憶されているかを判定し、記憶されている場合は読み出す。例えば、全てのユーザの多重露光画像が記憶されている場合には、全てのユーザの多重露光画像が読み出される。ステップS303では、制御部11は読み出した各多重露出画像と、ステップS301で生成された撮像画像とをそれぞれ合成して、ユーザ毎に新たな多重露光画像を生成し、ユーザ毎の識別情報を付してRAM18aに記憶する。この処理によって、一度に各ユーザに対応する複数の多重露光画像が生成される。
【0053】
ステップS304では、制御部11はRAM18aに記憶したユーザ毎の多重露光画像を各ユーザに対応する表示部に表示(プレビュー)する。具体的には、制御部11は撮像装置10のユーザには表示部26に表示する。また、外部制御装置30のユーザには外部制御装置30に送信し、外部制御装置30は受信した多重露光画像を表示部33に表示する。
【0054】
ステップS305では、制御部11は各ユーザが多重露光画像として採用するか否かの選択を待機し、全てのユーザが多重露光画像として採用しない旨の選択がされた場合、ステップS306に進む。
ステップS306では、制御部11はステップS303で生成した全ての多重露光画像およびステップS301で生成した撮影画像をRAM18aから消去する。このとき、今回の撮影前までの多重露光画像はRAM18aに記憶したままにする。
【0055】
一方、ステップS305において何れかのユーザが多重露光画像として採用する旨の選択をした場合、ステップS106に進む。ステップS106〜ステップS112までの処理は、実施例1のステップS106〜ステップS112までの処理と同様であり、各ユーザに対してそれぞれ行われる。
【0056】
すなわち、ステップS106において、制御部11は多重露光画像として採用する選択をしたユーザに対しては、ステップS107〜ステップS111までの処理を行う。この処理は、実施例1の処理と同様であるため簡単に説明する。
ステップS107では、制御部11はユーザ毎の識別情報を付して正式な多重露光画像としてRAM18aに記憶する。RAM18aに今回の撮影前までの多重露光画像が記憶されている場合、制御部11はその多重露光画像をRAM18aから消去する。
【0057】
ステップS108では、多重露光管理部25はユーザ毎の多重露光の撮影枚数をカウントアップする。ステップS109では、多重露光管理部25は多重露光の撮影枚数がユーザ毎の設定枚数に達したか否かを判定し、達していない場合、ステップS307に進み、達している場合、ステップS110に進む。ステップS110では、制御部11は多重露光画像として外部記録媒体20に保存する。
次に、ステップS111では、制御部11は多重露光画像を生成するために用いられた撮影画像に関する処理を実行する。
【0058】
一方、ステップS106において、制御部11は多重露光画像として採用しないと選択したユーザに対しては、ステップS112において、ステップS303で生成した多重露光画像をRAM18aから消去する。なお、ステップS301で生成した撮影画像は、他のユーザの多重露光画像を合成するときに用いられるために、制御部11は撮影画像をRAM18aに記憶したままにする。
【0059】
次に、ステップS307では、制御部11は全てのユーザに対して多重露光画像の処理が終了したか否かを判定し、終了していない場合、ステップS106に戻り、次のユーザに対してステップS106〜ステップS112までの処理を行う。
【0060】
このように、実施例3によれば実施例1の効果に加えて、他のユーザが撮影した撮影画像を多重露光画像に含めることができるので、多重露光画像を生成するときの幅を広げることが可能である。
【0061】
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、上述した実施例では、多重露光画像をRAM18aに記憶する場合について説明したが、この場合に限られず、RAM18a以外の内部記憶部18に記憶してもよい。また、上述した実施例では、ユーザ毎の識別情報を付して多重露光画像を記憶する場合について説明したが、この場合に限られず、ユーザ毎に関連付けて多重露光画像を記憶できれば、記憶する態様は限定されない。また、上述した実施例1から実施例3までを適宜組み合わせて構成することも可能である。
なお、上述した本実施形態における撮像装置および外部制御装置を構成する各手段、並びに撮像装置および外部制御装置の制御方法の各ステップは、各制御部のメインCPUが各ROM等に記憶されたプログラムを実行することによって実現できる。このプログラムおよびこのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は本発明に含まれる。
【符号の説明】
【0062】
1:撮像システム 10:撮像装置 11:制御部 12:撮影レンズ 14:撮像素子 17:画像処理回路 18:内部記憶部 18a:RAM 18b:ROM 23:ユーザ特定部 25:多重露光管理部 26:表示部 27:操作部 28:撮影スイッチ 30:外部制御装置 31:制御部 32:内部記憶部 33:表示部 34:操作部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
該撮像装置に通信可能に接続された外部制御装置および該撮像装置に設けられた操作部を介した複数のユーザの撮影指示に応じて撮影を行う撮影装置であって、
前記撮影指示に応じて撮影画像を生成する撮像手段と、
前記撮影指示の経路に基づいて前記撮影指示したユーザを特定するユーザ特定手段と、
前記ユーザ特定手段により特定されたユーザ毎に前記撮像手段により生成された撮影画像を合成して多重露光画像を生成する生成手段とを有することを特徴とする撮像装置。
【請求項2】
ユーザ毎の多重露光の撮影枚数がユーザ毎に設定された設定枚数に達したか否かを判定する多重露光管理手段を更に有し、
前記生成手段は、前記多重露光管理手段により設定枚数に達したと判定されるまで、ユーザ毎に既に生成した多重露光画像に前記撮像手段によって生成された撮影画像を合成して新たな多重露光画像を生成することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記生成手段によって生成された多重露光画像を前記ユーザ特定手段により特定されたユーザ毎に表示させる表示処理手段を有することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
【請求項4】
該撮像装置の操作部を介した撮影指示に基づいて前記生成手段によって多重露光画像が生成された場合、前記表示処理手段は、前記多重露光画像を該撮像装置に設けられた表示部に表示することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
【請求項5】
該撮像装置の操作部を介したユーザの選択に応じて前記生成手段によって生成された多重露光画像を採用するか否かを判定する選択判定手段と、
前記選択判定手段によって前記多重露光画像を採用しない判定がされた場合、前記多重露光画像と前記多重露光画像を生成するときに合成した撮影画像とを消去する消去手段とを更に有することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記外部制御装置を介した撮影指示に基づいて前記生成手段によって多重露光画像が生成された場合、前記表示処理手段は、前記多重露光画像を前記外部制御装置に送信し前記外部制御装置に設けられた表示部に表示させることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
【請求項7】
前記多重露光画像を前記外部制御装置に送信した後、該撮像装置に設けられる内部記憶部に記憶された前記多重露光画像を消去する消去手段を更に有することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
【請求項8】
前記生成手段は、前記外部制御装置に送信した多重露光画像を前記外部制御装置から受信し、受信した前記多重露光画像に前記撮像手段により生成された撮影画像を合成して新たな多重露光画像を生成することを特徴とする請求項6または7に記載の撮像装置。
【請求項9】
前記外部制御装置を介したユーザの選択に応じて前記生成手段によって生成された多重露光画像を採用するか否かを判定する選択判定手段と、
前記選択判定手段によって前記多重露光画像を採用しない判定がされた場合、前記外部制御装置に送信した前記多重露光画像を消去させる消去手段とを更に有することを特徴とする請求項6乃至8の何れか1項に記載の撮像装置。
【請求項10】
前記生成手段は、前記撮影指示に応じて撮影した撮影画像を当該撮影指示したユーザ以外の多重露光画像に合成して新たな多重露光画像を生成することを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の撮像装置。
【請求項11】
該撮像装置に通信可能に接続された外部制御装置および該撮像装置に設けられた操作部を介した複数のユーザの撮影指示に応じて撮影を行う撮影装置の制御方法であって、
前記撮影指示に応じて撮影画像を生成する撮像ステップと、
前記撮影指示の経路に基づいて前記撮影指示したユーザを特定するユーザ特定ステップと、
前記ユーザ特定ステップにより特定されたユーザ毎に前記撮像ステップにより生成された撮影画像を合成して多重露光画像を生成する生成ステップとを有することを特徴とする制御方法。
【請求項12】
該撮像装置に通信可能に接続された外部制御装置および該撮像装置に設けられた操作部を介した複数のユーザの撮影指示に応じて撮影を行う撮影装置を制御するためのプログラムであって、
前記撮影指示に応じて撮影画像を生成する撮像ステップと、
前記撮影指示の経路に基づいて前記撮影指示したユーザを特定するユーザ特定ステップと、
前記ユーザ特定ステップにより特定されたユーザ毎に前記撮像ステップにより生成された撮影画像を合成して多重露光画像を生成する生成ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−16885(P2013−16885A)
【公開日】平成25年1月24日(2013.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−146174(P2011−146174)
【出願日】平成23年6月30日(2011.6.30)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】