説明

撮像装置及び画像再生装置

【課題】1コマ送り再生、早送り再生、及び指定されたコマ番号又は日付けの画像を再生させるダイレクト再生が可能で、かつこれらの再生を簡単に使い分けることができる撮像装置を提供する。
【解決手段】この撮像装置は、1コマ送り再生機能と、早送り再生機能と、ダイレクト再生機能とを有し、1コマ送り再生機能から早送り再生機能又はダイレクト再生機能への遷移は、コマ送り指示手段によるコマ送り指示が一定時間以上継続した場合に行なわれる(ステップS20)。また、早送り再生機能に遷移するか、ダイレクト再生機能に遷移するかは、記録メディアに記録されている撮影枚数に応じて決定され(ステップS22)、撮影枚数が所定の枚数以上の場合には、ダイレクト再生機能に遷移し(ステップS30)、撮影枚数が所定の枚数未満の場合には、早送り再生機能に遷移する(ステップS40)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は撮像装置及び画像再生装置に係り、特に記録メディアに記録された画像の中から所望の画像を検索する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、デジタルカメラを外部プリンタに接続し、デジタルカメラで選択した画像を外部プリンタに転送してプリントさせるダイレクトプリントシステムが知られている。
【0003】
特許文献1には、ダイレクトプリントする画像を選択する際に、デジタルカメラの背面の液晶モニタに複数の縮小画像(サムネイル画像)を表示させ、複数のサムネイル画像の中からプリントする画像を選択する記載がある。
【0004】
また、特許文献2には、特許文献1と同様にダイレクトプリントする画像を選択する際に、縮小画像を早送りして所望の画像を選択する記載がある。
【0005】
一方、特許文献3には、1コマ送り再生の他に、コマジャンプ再生機能とダイレクトアクセス再生機能を有する電子スチルカメラが記載されている。即ち、コマジャンプ再生機能は、再生モード時にコマ送り/コマ戻しキーを押し続けると、コマ番号のみが1コマずつ増加又は減少し、所望のコマ番号表示になったときにキーの押下を解除すると、表示されているコマ番号の画像を再生する機能であり、ダイレクトアクセス再生機能は、再生モード時にレリーズスイッチを押すと、コマ番号の入力が可能となり、コマ番号の入力後に確定操作を行なうと(レリーズスイッチを再度押すと)、入力したコマ番号の画像を再生する機能である。
【特許文献1】特許第3427837号
【特許文献2】特許第3427838号
【特許文献3】特開平10−174034公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
近年のデジタルカメラに使用するメモリの大容量化に伴い、1枚のメモリに多数の画像を記録することができるようになってきている。例えば、512MBのメモリには1000枚もの画像を記録することができる。
【0007】
多数の画像が記録されているメモリから所望の画像(プリントする画像等)を選択する場合、デジタルカメラの背面の液晶モニタに画像を1枚ずつ再生しながら検索することは多くの時間と労力を要するという問題がある。
【0008】
特許文献1、2に記載のように液晶モニタに複数のサムネイル画像からなるマルチ画面を表示させたり、サムネイル画像を早送り表示させることで、検索のスピードを向上させることができるが、画像を確認しながら所望の画像を探すにはやはり多くの時間と労力を要する。
【0009】
一方、特許文献3に記載の発明は、コマジャンプ再生機能やダイレクトアクセス再生機能を使用することにより、メモリ内に多数の画像が記録されていても所望の画像を早く検索することが可能になるが、特許文献3には、メモリに記録されている画像の枚数等に応じた機能の使い分けに関する記載がない。
【0010】
また、多数の画像から所望の画像を検索する場合、所望の画像を撮影した日付け(イベント)を手がかりに検索するが、引用文献3に記載のコマジャンプ再生機能は、日付け毎に再生する画像をジャンプさせる機能がなく、所望の画像を探しにくいという問題がある。
【0011】
更に、デジタルカメラには、メモリに記録された画像を所定のインターバルで自動的に順次再生させるオートプレイモードを有するものがあるが、このオートプレイモードでの自動再生は、メモリに記録されている画像のうちの先頭画像から画像を順番に再生しており、自動再生中に画像を飛ばして再生することができないという問題がある。
【0012】
本発明の目的は、1コマ送り再生機能と、早送り再生機能と、設定されたコマ番号又は日付けの画像を再生させるダイレクト再生機能とを有し、かつこれらの再生機能を簡単に使い分けることができる撮像装置を提供することにある。
【0013】
本発明の他の目的は、1コマ送り再生機能と、日付け毎に画像を飛ばして再生するスキップ再生機能とを有し、かつこれらの再生機能を簡単に使い分けることができる撮像装置及び画像再生装置を提供することにある。
【0014】
本発明の更に他の目的は、外部プリンタに画像を直接送信してプリントさせるダイレクトプリント機能と、設定されたコマ番号又は日付けの画像を再生させるダイレクト再生機能とを有し、前記ダイレクト再生機能への切り替えを自動的に行なうことができる撮像装置及び画像再生装置を提供することにある。
【0015】
本発明の他の目的は、記録メディアに記録された画像を1コマずつ自動的に再生するオートプレイ機能を有し、このオートプレイ機能による自動再生中に任意の画像から自動再生を行なわせることができる撮像装置及び画像再生装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0016】
前記目的を達成するために請求項1に係る発明は、撮影した画像を記録メディアに記録する撮影モードと、前記記録メディアに記録された画像を表示手段に表示させる再生モードとを有する撮像装置において、前記再生モード時に前記表示手段に表示される画像の1コマ送りを指示するコマ送り指示手段と、前記記録メディアに記録されている撮影枚数を求める手段と、前記再生モード時に前記コマ送り指示手段によるコマ送り指示が一定時間以上継続し、かつ前記記録メディアに記録されている撮影枚数が所定の枚数以上のときに、コマ番号又は日付けの入力を受け付ける検索モードを設定する検索モード設定手段と、前記検索モード時に任意のコマ番号又は日付けを入力する入力手段と、前記再生モード時に前記コマ送り指示手段によるコマ送り指示が一定時間以上継続し、かつ前記記録メディアに記録されている撮影枚数が所定の枚数未満のときに、前記記録メディアから順次画像を読み出して前記表示手段に早送り表示させ、前記入力手段によるコマ番号又は日付けの入力が確定すると、その入力が確定したコマ番号又は日付けを有する画像を前記記録メディアから読み出して前記表示手段に表示させる制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0017】
即ち、上記撮像装置は、1コマ送り再生機能と、早送り再生機能と、ダイレクト再生機能(コマ番号又は日付けの設定が行なわれる検索モードが設定され、その検索モードで設定されたコマ番号又は日付けの画像を再生する機能)とを有しており、1コマ送り再生機能から早送り再生機能又はダイレクト再生機能への遷移は、コマ送り指示手段によるコマ送り指示が一定時間以上継続した場合に行なわれる。また、早送り再生機能に遷移するか、ダイレクト再生機能に遷移するかは、記録メディアに記録されている撮影枚数に応じて決定され、撮影枚数が所定の枚数以上の場合には、ダイレクト再生機能に遷移し、撮影枚数が所定の枚数未満の場合には、早送り再生機能に遷移する。これにより、記録メディアに記録されている画像の中から所望の画像を効率よく探すことができ、かつコマ送り指示手段の操作のみで各再生機能を簡単に使い分けることができる。
【0018】
請求項2に係る発明は、撮影した画像を記録メディアに記録する撮影モードと、前記記録メディアに記録された画像を表示手段に表示させる再生モードとを有する撮像装置において、前記再生モード時に前記表示手段に表示される画像の日付けを検出する検出手段と、前記再生モード時に前記表示手段に表示される画像の1コマ送り又は1コマ戻しを指示するコマ送り指示手段と、前記再生モード時に前記コマ送り指示手段による1コマ送り指示が一定時間以上継続すると、現在表示されている画像の日付け以降の最も近い日付けの画像を前記記録メディアから検索し、前記コマ送り指示手段による1コマ戻し指示が一定時間以上継続すると、現在表示されている画像の日付け以前の最も近い日付けの画像を前記記録メディアから検索する検索手段と、前記コマ送り指示手段による1コマ送り又は1コマ戻しの指示にしたがって前記記録メディアから順次画像を読み出して前記表示手段に表示させるとともに、前記検索手段によって検索された画像を前記表示手段に表示させる制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記コマ送り指示手段から前記一定時間以上の1コマ送り又は1コマ戻しが指示された後、再度1コマ送り又は1コマ戻しが指示されると、その指示にしたがって前記検索された画像から順に画像を表示させることを特徴としている。
【0019】
即ち、上記撮像装置は、1コマ送り再生機能と、日付け毎に画像を飛ばして再生するスキップ再生機能とを有しており、1コマ送り再生機能からスキップ再生機能への遷移は、コマ送り指示手段によるコマ送り指示が一定時間以上継続した場合に行なわれる。これにより、日付け毎にスキップして所望の画像の検索を行なうことができる。
【0020】
請求項3に示すように請求項2に記載の撮像装置において、前記検索手段によって検索された画像が前記表示手段に表示されているいるときに、コマ番号又は日付けの入力を受け付ける検索モードの設定が可能な検索モード設定手段と、前記検索モード時に任意のコマ番号又は日付けを入力する入力手段と、を備え、前記制御手段は、前記入力手段によるコマ番号又は日付けの入力が確定すると、その入力が確定したコマ番号又は日付けを有する画像を前記記録メディアから読み出して前記表示手段に表示させることを特徴としている。即ち、上記スキップ再生機能の他に、更にダイレクト再生機能を追加し、これにより、記録メディアにそれぞれ日付けの異なる多数の画像が記録されている場合でも所望の画像を効率よく検索できるようにしている。
【0021】
請求項4に係る発明は、撮影した画像を記録メディアに記録する撮影モードと、前記記録メディアに記録された画像を表示手段に表示させる再生モードとを有する撮像装置において、前記再生モード時に前記表示手段に表示される画像の1コマ送りを指示するコマ送り指示手段と、外部プリンタと接続される接続手段を有し、前記記録メディアに記録された画像を前記接続手段を介して外部プリンタに出力する送信手段と、前記送信手段による画像の送信が可能な状態になると、コマ番号又は日付けの入力を受け付ける検索モードを設定する検索モード設定手段と、前記検索モード時に任意のコマ番号又は日付けを入力する入力手段と、前記入力手段によるコマ番号又は日付けの入力が確定すると、その入力が確定したコマ番号又は日付けを有する画像を前記記録メディアから読み出して前記表示手段に表示させる制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0022】
即ち、上記撮像装置は、1コマ送り再生機能と、ダイレクト再生機能とを有し、特に外部プリンタへの画像の送信が可能な状態になると、自動的にダイレクト再生機能を使用した画像の再生ができるようにしている。これにより、外部プリンタでプリントする画像を迅速に検索することができる。
【0023】
請求項5に示すように請求項4に記載の撮像装置において、プリント指示を行なう操作手段を有し、前記送信手段は、前記操作手段からプリント指示が行なわれると、現在再生されている画像を前記外部プリンタに送信することを特徴としている。
【0024】
請求項6に係る発明は、撮影した画像を記録メディアに記録する撮影モードと、前記記録メディアに記録された画像を表示手段に表示させる再生モードとを有する撮像装置において、前記記録メディアに記録されている撮影枚数を求める手段と、前記再生モード時に前記記録メディアに記録されている撮影枚数が所定の枚数以上であることを条件に、コマ番号又は日付けの入力を受け付ける検索モードの設定が可能な検索モード設定手段と、前記検索モード時に任意のコマ番号又は日付けを入力する入力手段と、前記入力手段によるコマ番号又は日付けの入力が確定すると、その入力が確定したコマ番号又は日付けを有する画像を前記記録メディアから読み出して前記表示手段に表示させる制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0025】
請求項7に係る発明は、撮影した画像を記録メディアに記録する撮影モードと、前記記録メディアに記録された画像を表示手段に表示させる再生モードとを有する撮像装置において、前記再生モード時に前記表示手段に表示される画像の1コマ送りを指示するコマ送り指示手段と、前記記録メディアに記録された画像を所定のインターバルで自動的に順次再生させるオートプレイモードを設定するオートプレイモード設定手段と、前記オートプレイモード時に前記コマ送り指示手段によるコマ送り指示が入力されると、コマ番号又は日付けの入力を受け付ける検索モードを設定する検索モード設定手段と、前記検索モード時に任意のコマ番号又は日付けを入力する入力手段と、前記入力手段によるコマ番号又は日付けの入力が確定すると、その入力が確定したコマ番号又は日付けを有する画像にジャンプし、このジャンプした画像から前記オートプレイモードによる画像再生を継続させる制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0026】
従来のオートプレイモードによる自動再生は、記録メディアに記録されている先頭の画像から順番に再生しているが、請求項7に係る発明では、任意のコマ番号又は日付けを有する画像にジャンプさせてその画像からオートプレイモードによる自動再生を継続させることができるようにしている。また、コマ番号又は日付けを受け付けるための検索モードは、オートプレイモード中にコマ送り指示手段によるコマ送り指示があると設定できるようになっており、利用者にとって検索モードの設定操作が分かりやすい。
【0027】
請求項8に示すように請求項7に記載の撮像装置において、前記検索モード設定手段は、前記オートプレイモード時に前記コマ送り指示手段によるコマ送り指示が一定時間以上継続したときに、前記検索モードを設定することを特徴としている。
【0028】
請求項9に係る発明は、記録メディアに記録された画像を表示手段に表示させる画像再生装置において、前記表示手段に表示される画像の1コマ送りを指示するコマ送り指示手段と、前記記録メディアに記録されている撮影枚数を求める手段と、前記コマ送り指示手段によるコマ送り指示が一定時間以上継続し、かつ前記記録メディアに記録されている撮影枚数が所定の枚数以上のときに、コマ番号又は日付けの入力を受け付ける検索モードを設定する検索モード設定手段と、前記検索モード時に任意のコマ番号又は日付けを入力する入力手段と、前記コマ送り指示手段によるコマ送り指示が一定時間以上継続し、かつ前記記録メディアに記録されている撮影枚数が所定の枚数未満のときに、前記記録メディアから順次画像を読み出して前記表示手段に早送り表示させ、前記入力手段によるコマ番号又は日付けの入力が確定すると、その入力が確定したコマ番号又は日付けを有する画像を前記記録メディアから読み出して前記表示手段に表示させる制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0029】
請求項10に係る発明は、記録メディアに記録された画像を表示手段に表示させる画像再生装置において、前記表示手段に表示される画像の日付けを検出する検出手段と、前記表示手段に表示される画像の1コマ送り又は1コマ戻しを指示するコマ送り指示手段と、前記コマ送り指示手段による1コマ送り指示が一定時間以上継続すると、現在表示されている画像の日付け以降の最も近い日付けの画像を前記記録メディアから検索し、前記コマ送り指示手段による1コマ戻し指示が一定時間以上継続すると、現在表示されている画像の日付け以前の最も近い日付けの画像を前記記録メディアから検索する検索手段と、前記コマ送り指示手段による1コマ送り又は1コマ戻しの指示にしたがって前記記録メディアから順次画像を読み出して前記表示手段に表示させるとともに、前記検索手段によって検索された画像を前記表示手段に表示させる制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記コマ送り指示手段から前記一定時間以上の1コマ送り又は1コマ戻しが指示された後、再度1コマ送り又は1コマ戻しが指示されると、その指示にしたがって前記検索された画像から順に画像を表示させることを特徴としている。
【0030】
請求項11に係る発明は、記録メディアに記録された画像を表示手段に表示させる画像再生装置において、前記表示手段に表示される画像の1コマ送りを指示するコマ送り指示手段と、外部プリンタと接続される接続手段を有し、前記記録メディアに記録された画像を前記接続手段を介して外部プリンタに出力する送信手段と、前記送信手段による画像の送信が可能な状態になると、コマ番号又は日付けの入力を受け付ける検索モードを設定する検索モード設定手段と、前記検索モード時に任意のコマ番号又は日付けを入力する入力手段と、前記入力手段によるコマ番号又は日付けの入力が確定すると、その入力が確定したコマ番号又は日付けを有する画像を前記記録メディアから読み出して前記表示手段に表示させる制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0031】
請求項12に係る発明は、記録メディアに記録された画像を表示手段に表示させる画像再生装置において、前記記録メディアに記録されている撮影枚数を求める手段と、前記記録メディアに記録されている撮影枚数が所定の枚数以上であることを条件に、コマ番号又は日付けの入力を受け付ける検索モードの設定が可能な検索モード設定手段と、前記検索モード時に任意のコマ番号又は日付けを入力する入力手段と、前記入力手段によるコマ番号又は日付けの入力が確定すると、その入力が確定したコマ番号又は日付けを有する画像を前記記録メディアから読み出して前記表示手段に表示させる制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0032】
請求項13に係る発明は、記録メディアに記録された画像を表示手段に表示させる画像再生装置において、前記表示手段に表示される画像の1コマ送りを指示するコマ送り指示手段と、前記記録メディアに記録された画像を所定のインターバルで自動的に順次再生させるオートプレイモードを設定するオートプレイモード設定手段と、前記オートプレイモード時に前記コマ送り指示手段によるコマ送り指示が入力されると、コマ番号又は日付けの入力を受け付ける検索モードを設定する検索モード設定手段と、前記検索モード時に任意のコマ番号又は日付けを入力する入力手段と、前記入力手段によるコマ番号又は日付けの入力が確定すると、その入力が確定したコマ番号又は日付けを有する画像にジャンプし、このジャンプした画像から前記オートプレイモードによる画像再生を継続させる制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【発明の効果】
【0033】
本発明によれば、1コマ送り再生機能の他に、早送り再生機能、及び設定されたコマ番号又は日付けの画像を再生させるダイレクト再生機能を有し、コマ送り指示手段のみの操作と記録メディアに記録されている撮影枚数とによって各再生機能を使い分けることができるようにしたため、所望の画像を効率よく見つけて再生させることができ、かつそのときの操作が分かりやすいという利点がある。
【0034】
また、本発明によれば、1コマ送り再生機能の他に、日付け毎に画像を飛ばして再生するスキップ再生機能を有し、コマ送り指示手段のみの操作によってこれらの再生機能を使い分けることができるようにしたため、日付け毎にスキップして所望の画像の見つけることができる。
【0035】
更に、本発明によれば、外部プリンタへの画像の送信が可能な状態になると、コマ番号又は日付けが設定された画像の再生ができるようにしたため、外部プリンタでプリントする画像を迅速に検索することができる。
【0036】
また、本発明によれば、オートプレイモードによる自動再生中に設定されたコマ番号又は日付けの画像にスキップさせて自動再生を継続させることができ、これにより記録メディアに記録された画像の先頭から順番に自動再生させる場合に限らず、任意のコマ番号又は日付けの画像から自動再生させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0037】
以下添付図面に従って本発明に係る撮像装置及び画像再生装置の好ましい実施の形態について詳説する。
【0038】
図1は本発明に係る撮像装置の背面図である。
【0039】
同図に示すように、この撮像装置(デジタルカメラ)10のモードダイヤル1は、回転させることにより、マニュアル撮影モード、オート撮影モード、人物モード等のうちのいずれかの撮影モードに設定できるようになっている。また、モードダイヤル1の中央には、撮影ボタン2が設けられている。
【0040】
このデジタルカメラ10の背面には、図1に示すようにファインダ接眼部3、電源ボタン4、表示キー5、モード切替えレバー6、キャンセルキー7、メニュー/OKキー8、上下左右キーからなるマルチファンクションの十字キー9、及び液晶モニタからなる画像表示装置28が設けられている。
【0041】
画像表示装置28は、カメラの動作モードや十字キー9の機能等を文字やアイコンで表示する。また、画像表示装置28は、動画(スルー画像)を表示して電子ビューファインダとして使用できるとともに、撮影した記録前の画像(プレビュー画像)やカメラに装填された記録メディアから読み出した再生画像等を表示することができる。更に、画像表示装置10は、撮影可能コマ数や再生コマ番号の表示、マニュアル設定する際のホワイトバランス、画素数、圧縮率、及びシャープネス等をマニュアル設定する際の各種のメニュー等がメニュー/OKキー8や十字キー9の操作に応じて表示される。また、画像表示装置28は、後述するようにユーザーに再生する画像のコマ番号、又は日付けの入力を促すための画面の表示も行う。
【0042】
図2は図1に示したデジタルカメラ10の内部構成を示すブロック図である。
【0043】
同図において、デジタルカメラ10は、静止画や動画の記録及び再生機能を有し、デジタルカメラ10全体の動作は中央処理装置(CPU)12によって統括制御される。 CPU12は、所定のプログラムに従って本カメラシステムを制御する制御手段として機能するとともに、自動露出(AE)演算、自動焦点調節(AF)演算、ホワイトバランス(WB)調整演算など、各種演算を実施する演算手段として機能する。
【0044】
バス14を介してCPU12と接続されたROM16には、CPU12が実行するプログラム及び制御に必要な各種データ等が格納され、EEPROM17には、CCD画素欠陥情報、カメラ動作に関する各種定数/情報等が格納されている。
【0045】
また、メモリ(SDRAM)18は、プログラムの展開領域及びCPU12の演算作業用領域として利用されるとともに、画像データや音声データの一時記憶領域として利用される。VRAM20は画像データ専用の一時記憶メモリであり、A領域20AとB領域20Bが含まれている。メモリ18とVRAM20は共用することが可能である。
【0046】
図1に示した撮影ボタン2、モード切替えレバー6、キャンセルキー7、メニュー/OKキー8、十字キー9等の各種の操作手段からの信号はCPU12に入力され、CPU12は入力信号に基づいてデジタルカメラ10の各回路を制御し、例えば、レンズ駆動制御、撮影動作制御、画像処理制御、画像データの記録/再生制御、画像表示装置28の表示制御などを行う。
【0047】
モード切替えレバー6は、撮影モードと再生モードとを切り替えるための操作手段である。モード切替えレバー6を操作して可動接片6Aを接点aに接続させると、その信号がCPU12に入力され、デジタルカメラ10は撮影モードに設定され、可動接片6Aを接点bに接続させると、デジタルカメラ10は記録済みの画像を再生する再生モードに設定される。
【0048】
撮影ボタン2は、撮影開始の指示を入力する操作ボタンであり、半押し時にONするS1スイッチと、全押し時にONするS2スイッチとを有する二段ストローク式のスイッチで構成されている。
【0049】
メニュー/OKキー8は、画像表示装置28の画面上にメニューを表示させる指令を行うためのメニューボタンとしての機能と、選択内容の確定及び実行などを指令するOKボタンとしての機能とを兼備した操作キーである。十字キー9は、上下左右の4方向の指示を入力する操作部であり、メニュー画面から項目を選択したり、各メニューから各種設定項目の選択を指示したりするボタン(カーソル移動操作手段)として機能する。また、十字キー9の上/下キーは撮影時のズームスイッチあるいは再生時の再生ズームスイッチとして機能し、左/右キーは再生モード時のコマ送り(順方向/逆方向送り)キーとして機能する。キャンセルキー7は、選択項目など所望の対象の消去や指示内容の取消し、あるいは1つ前の操作状態に戻らせる時などに使用される。
【0050】
画像表示装置28は、撮影時に画角確認用の電子ファインダとして使用できるとともに、記録済み画像を再生表示する手段として利用される。また、画像表示装置28は、ユーザインターフェース用表示画面としても利用され、必要に応じてメニュー情報や選択項目、設定内容などの情報が表示される。
【0051】
デジタルカメラ10は、メディアソケット(メディア装着部)30を有し、メディアソケット30には記録メディア32を装着することができる。記録メディアの形態は特に限定されず、xD-PictureCard(商標)、スマートメディア(商標)に代表される半導体メモリカード、可搬型小型ハードディスク、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスクなど、種々の媒体を用いることができる。
【0052】
メディアコントローラ34は、メディアソケット30に装着される記録メディア32に適した入出力信号の受渡しを行うために所要の信号変換を行う。
【0053】
また、デジタルカメラ10はパソコン、外部プリンタ、その他の外部機器と接続するための通信手段としてUSBインターフェース部36を備えている。図示せぬUSBケーブルを用いてカメラ10と外部機器を接続することにより、外部機器との間でデータの受渡しが可能となる。もちろん、通信方式はUSBに限らず、IEEE1394やBluetooth その他の通信方式を適用してもよい。
【0054】
次に、デジタルカメラ10の撮影機能について説明する。
【0055】
モード切替えレバー6によって撮影モードが選択されると、カラーCCD固体撮像素子(以下CCDと記載)38を含む撮像部に電源が供給され、撮影可能な状態になる。
【0056】
レンズユニット40は、フォーカスレンズを含む撮影レンズ42と絞り兼用メカシャッター44とを含む光学ユニットである。レンズユニット40は、CPU12によって制御されるレンズ駆動部46、絞り駆動部48によって電動駆動され、ズーム制御、フォーカス制御及びアイリス制御が行われる。
【0057】
レンズユニット40を通過した光は、CCD38の受光面に結像される。CCD38の受光面には多数のフォトダイオード(受光素子)が二次元的に配列されており、各フォトダイオードに対応して赤(R)、緑(G)、青(B)の原色カラーフィルタが所定の配列構造(ベイヤー、Gストライプなど)で配置されている。また、CCD38は、各フォトダイオードの電荷蓄積時間(シャッタースピード)を制御する電子シャッター機能を有している。CPU12は、タイミングジェネレータ50を介してCCD38での電荷蓄積時間を制御する。尚、CCD38に代えてMOS型など他の方式の撮像素子を用いてもよい。
【0058】
CCD38の受光面に結像された被写体像は、各フォトダイオードによって入射光量に応じた量の信号電荷に変換される。各フォトダイオードに蓄積された信号電荷は、CPU12の指令に従いタイミングジェネレータ50から与えられる駆動パルスに基づいて信号電荷に応じた電圧信号(画像信号)として順次読み出される。
【0059】
CCD38から出力された信号はアナログ処理部(CDS/AMP)52に送られ、ここで画素ごとのR,G,B信号がサンプリングホールド(相関二重サンプリング処理)され、増幅された後、A/D変換器54に加えられる。A/D変換器54によってデジタル信号に変換された点順次のR,G,B信号は、画像入力コントローラ56を介してメモリ18に記憶される。
【0060】
画像信号処理回路58は、メモリ18に記憶されたR,G,B信号をCPU12の指令に従って処理する。即ち、画像信号処理回路58は、同時化回路(単板CCDのカラーフィルタ配列に伴う色信号の空間的なズレを補間して色信号を同時式に変換する処理回路)、ホワイトバランス補正回路、ガンマ補正回路、輪郭補正回路、輝度・色差信号生成回路等を含む画像処理手段として機能し、CPU12からのコマンドに従ってメモリ18を活用しながら所定の信号処理を行う。画像信号処理回路58に入力されたRGBの画像データは、画像信号処理回路58において輝度信号(Y信号)及び色差信号(Cr,Cb 信号)に変換されるとともに、ガンマ補正等の所定の処理が施される。画像信号処理回路58で処理された画像データはVRAM20に格納される。
【0061】
撮影画像を画像表示装置28にモニタ出力する場合、VRAM20から画像データが読み出され、バス14を介してビデオエンコーダ60に送られる。ビデオエンコーダ60は、入力された画像データを表示用の所定方式の信号(例えば、NTSC方式のカラー複合映像信号)に変換して画像表示装置28に出力する。
【0062】
CCD38から出力される画像信号によって、1コマ分の画像を表す画像データがA領域20AとB領域20Bとで交互に書き換えられる。VRAM20のA領域20A及びB領域20Bのうち、画像データが書き換えられている方の領域以外の領域から、書き込まれている画像データが読み出される。このようにしてVRAM20内の画像データが定期的に書き換えられ、その画像データから生成される映像信号が画像表示装置28に供給されることにより、撮像中の映像がリアルタイムに画像表示装置28に表示される。撮影者は、画像表示装置28に表示される映像(スルームービー画)によって撮影画角を確認できる。
【0063】
撮影ボタン2が半押しされ、S1がオンすると、カメラ10はAE及びAF処理を開始する。即ち、CCD38から出力された画像信号はA/D変換後に画像入力コントローラ56を介してAF検出回路62並びにAE/AWB検出回路64に入力される。
【0064】
AE/AWB検出回路64は、1画面を複数のエリア(例えば、16×16)に分割し、分割エリアごとにRGB信号を積算する回路を含み、その積算値をCPU12に提供する。CPU12は、AE/AWB検出回路64から得た積算値に基づいて被写体の明るさ(被写体輝度)を検出し、撮影に適した露出値(撮影EV値)を算出する。求めた露出値と所定のプログラム線図に従い、絞り値とシャッタースピードが決定され、これに従いCPU12はCCD38の電子シャッター及びアイリスを制御して適正な露光量を得る。
【0065】
また、AE/AWB検出回路64は、自動ホワイトバランス調整時には、分割エリアごとにRGB信号の色別の平均積算値を算出し、その算出結果をCPU12に提供する。CPU12は、Rの積算値、Bの積算値、Gの積算値を得て、各分割エリアごとにR/G及びB/Gの比を求め、これらR/G、B/Gの値のR/G、B/Gの色空間における分布等に基づいて光源種判別を行い、判別された光源種に適したホワイトバランス調整値に従って、例えば、各比の値がおよそ1(つまり、1画面においてRGBの積算比率がR:G:B≒1:1:1)になるように、ホワイトバランス調整回路のR,G,B信号に対するゲイン値(ホワイトバランス補正値)を制御し、各色チャンネルの信号に補正をかける。前述した各比の値を1以外の値になるようにホワイトバランス調整回路のゲイン値を調整すると、ある色味が残った画像を生成することができる。
【0066】
本デジタルカメラ10におけるAF制御は、例えば映像信号のG信号の高周波成分が極大になるようにフォーカシングレンズ(撮影レンズ42を構成するレンズ光学系のうちフォーカス調整に寄与する移動レンズ)を移動させるコントラストAFが適用される。即ち、AF検出回路62は、G信号の高周波成分のみを通過させるハイパスフィルタ、絶対値化処理部、画面内(例えば、画面中央部)に予め設定されているフォーカス対象エリア内の信号を切り出すAFエリア抽出部、及びAFエリア内の絶対値データを積算する積算部から構成される。
【0067】
AF検出回路62で求めた積算値のデータはCPU12に通知される。CPU12は、レンズ駆動部46を制御してフォーカシングレンズを移動させながら、複数のAF検出ポイントで焦点評価値(AF評価値)を演算し、評価値が極大となるレンズ位置を合焦位置として決定する。そして、求めた合焦位置にフォーカシングレンズを移動させるようにレンズ駆動部46を制御する。尚、AF評価値の演算はG信号を利用する態様に限らず、輝度信号(Y信号)を利用してもよい。
【0068】
撮影ボタン24が半押しされ、S1オンによってAE/AF処理が行われ、撮影ボタン24が全押しされ、S2オンによって記録用の撮影動作がスタートする。S2オンに応動して取得された画像データは画像信号処理回路58において輝度/色差信号(Y/C信号)に変換され、ガンマ補正等の所定の処理が施された後、メモリ18に格納される。
【0069】
メモリ18に格納されたY/C信号は、圧縮伸張回路66によって所定のフォーマットに従って圧縮された後、メディアコントローラ34を介して記録メディア32に記録される。例えば、静止画についてはJPEG(Joint Photographic Experts Group)形式で記録される。
【0070】
次に、本発明に係る撮像装置における再生時にプリントする画像等の所望の画像を再生させる場合について説明する。
【0071】
図3は本発明に係る撮像装置における再生時の処理の第1の実施の形態を示すフローチャートである。
【0072】
同図において、モード切替えレバー6により再生モードが選択されると(ステップS10)、記録メディア32に記録されている最終の画像ファイル(最後に記録されたファイル)の圧縮データが読み出される。この読み出された画像圧縮データは、圧縮伸張回路66を介して非圧縮のYC信号に伸張され、画像信号処理回路58及びビデオエンコーダ60を介して表示用の信号に変換された後、画像表示装置28に出力される。これにより、当該ファイルの画像内容が画像表示装置28の画面上に再生される(ステップS12)。
【0073】
続いて、ユーザーは再生された画像のプリント設定を行なうか否かを判断し(ステップS14)、プリント設定を行なわない場合には、CPU12は、十字キー9の右/左キーが押されたか(ONされたか)否かを判別する(ステップS16)。
【0074】
右/左キーがONされていない場合には、ステップS14に戻り、ONされた場合には、1コマ送り再生を行なう(ステップS18)。即ち、現在表示されている画像のコマ番号の次のコマ番号、又は1つ前のコマ番号(右キーがONされた場合には次のコマ番号、左キーがONされた場合には1コマ前のコマ番号)の画像ファイルが記録メディア32から読み出され、上記と同様にして画像が画像表示装置28に再生表示される。
【0075】
次に、CPU12は、ステップS16でONされた右/左キーが、一定期間(例えば、1秒間以上)継続してONされているか否かを判別する(ステップS20)。そして、右/左キーが一定期間継続してONされていない場合には、ステップS14に戻る。上記ステップS14〜S20の処理を繰り返すことにより、1コマずつ順コマ送り/逆コマ送りすることができる。
【0076】
一方、ステップS20において、十字キー9の右/左キーが一定期間継続してONされていると判別されると、続いて、記録メディア32に記録されている画像の撮影枚数が、所定の枚数以上か否かが判別される(ステップS22)。ここで、上記判断基準となる所定の枚数としては、例えば100枚とすることができる。
【0077】
そして、撮影枚数が所定の枚数以上である(撮影枚数が多い)と判別されると、前述した1コマ送り再生機能からダイレクト再生機能に移行する(ステップS30)。
【0078】
図4はダイレクト再生処理を示すフローチャートである。同図に示すように、ダイレクト再生機能に移行すると、画像表示装置28に現在表示されている画像上に、「コマ番号」及び「日付け」の入力画面をオーバーレイ表示させる(ステップS31)。
【0079】
図5は上記「コマ番号」及び「日付け」の入力画面が表示された画像表示装置28の画面の一例を示している。
【0080】
図5の入力画面の「コマ番号」の欄70、及び「日付け」の欄72には、例えば、十字キー9の上/下キーによって数字をアップダウンさせ、十字キー9の右/左キーによって「 コマ番号」の桁や「 日付け」 の年月日の位置を移動させることによって、任意のコマ番号や日付けを入力することができる。
【0081】
また、「コマ番号」 の欄70に任意のコマ番号が入力されると、そのコマ番号の画像に対応する日付けが「 日付け」 の欄72の表示に反映され、「日付け」 の欄72に任意の日付け(年月日)が入力されると、その日付けの画像に対応するコマ番号が「 コマ番号」 の欄70の表示に反映される。
【0082】
また、ダイレクト再生機能に移行すると、画像表示装置28には、「コマ番号」の欄70又は「日付け」の欄72に入力されたコマ番号又は日付けの画像の、記録メディア32に記録されている全画像内の位置を示す棒グラフ74が表示される。
【0083】
図4に戻って、CPU12は、「コマ番号」又は「日付け」の入力後にメニュー/OKキー8がONされたか否かを判別し(ステップS33)、ONされていない場合には、ステップS32に戻り、ONされた場合には、ステップS34に進む。
【0084】
ステップS34では、ステップS32で入力指定された「 コマ番号」又は「日付け」の画像を記録メディア32から抽出し、その画像を画像表示装置28に表示させ、図3のステップS14に戻る。
【0085】
尚、上記の実施の形態では、「コマ番号」及び「日付け」の入力画面で、コマ番号及び日付けの両方を入力できるようになっているが、「コマ番号」の欄70又は「日付け」の欄72を排他的に表示し、いずれか一方のみを入力ができるようにしてもよい。この場合、いずれの入力を可能にするかは、図示しないメニュー画面で適宜設定する。
【0086】
一方、図3のステップS22において、記録メディア32に記録されている画像の撮影枚数が、所定の枚数未満であると判別されると、1コマ送り再生機能から早送り再生機能に移行する(ステップS40)。
【0087】
図6は早送り再生処理を示すフローチャートである。同図に示すように、早送り再生機能に移行すると、画像表示装置28に早送り再生画面を表示させる(ステップS41)。
【0088】
図7は画像表示装置28に表示される早送り再生画面の一例を示している。同図に示すように、早送り再生画面は、1コマ送り再生時に表示された画像の下方に、3コマ分のサムネイル画像76を表示するとともに、中央のサムネイル画像の記録メディア32に記録されている全画像内の位置を示す棒グラフ74を表示する。
【0089】
図6に戻って、CPU12は、十字キー9の右/左キーが継続してONされているか否かを判別する(ステップS42)。そして、右/左キーが継続してONされている場合には、サムネイル画像76及び棒グラフ78を更新させ、ステップS41に戻る(ステップS43)。これにより、右/左キーを継続してONし続けることにより画像表示装置28に表示される3コマのサムネイル画像76を早送りさせることができる。
【0090】
一方、右/左キーがOFFされると、OFFされた時点に表示された3コマのサムネイル画像のうちの中央のサムネイル画像が画像表示装置28に1コマ表示され、図3のステップS14に戻る。
【0091】
図3のステップS14において、上記右/左キーの操作により画像表示装置28に表示させた画像のプリント設定を行う場合には、例えば、メニュー/OKキー8及び十字キー9を操作してプリントメニューを選択し、プリント設定するためのステップS50に移行する。
【0092】
図8はプリント設定処理を示すフローチャートである。同図に示すように、ステップS51でプリント枚数の設定を行う。プリント枚数の設定は、十字キー9の上/下キーによって数字をアップダウンさせることによって行う。
【0093】
続いて、プリントするか否か(メニュー/OKキー8がONされたか否か)を判別する。メニュー/OKキー8がONされていない場合には、キャンセルキー7がONされたか否かを判別する(ステップS53)。
【0094】
そして、キャンセルキー7がONされずに、メニュー/OKキー8がONされると、画像表示装置28に表示されている画像の画像データを記録メディア32から読み出し、この読み出した画像データとステップS51で設定したプリント枚数を、USBインターフェース部36と接続されている外部プリンタ(図示せず)に送信する(ステップS54)。
【0095】
図9は本発明に係る撮像装置における再生時の処理の第2の実施の形態を示すフローチャートである。尚、図3に示した第1の実施の形態と共通するステップには同一のステップ番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0096】
図3に示した第1の実施の形態では、十字キー9の右/左キーが一定期間継続してONされていると判別されると、画像の撮影枚数が所定の枚数以上か否かによってダイレクト再生又は早送り再生に移行するが、図9に示す実施の形態では、ステップS20において、右/左キーが一定期間継続してONされていると判別されると、現在、画像表示装置28に表示されている画像の日付けの次の日付けの画像を再生させる(ステップS60)。
【0097】
ここで、右キーが一定期間継続してONされている場合には、現在、画像表示装置28に表示されている画像の日付け以降の最も近い日付けの画像(その日付けの画像が複数ある場合には、最も時刻の早い画像)を記録メディア32から検索し、一方、左キーが一定期間継続してONされている場合には、現在、画像表示装置28に表示されている画像の日付け以前の最も近い日付けの画像(その日付けの画像が複数ある場合には、最も時刻の遅い画像)を記録メディア32から検索し、この検索した画像を画像表示装置28に表示させる。
【0098】
その後、一定期間継続してONされている右/左キーがOFFされると(ステップS62)、次に再び右/左キーがONされたか否か、又はメニュー/OKキー8がONされたか否かを判別する(ステップS64、S66)。
【0099】
右/左キーがメニュー/OKキー8よりも先にONされると、ステップS14に移行し、メニュー/OKキー8が右/左キーよりも先にONされると、ステップS30に移行する。ステップS30では、図4及び図5で説明したように「コマ番号」又は「日付け」を設定し、その設定した「コマ番号」又は「日付け」の画像をダイレクトに読み出して画像表示装置28に表示させることができる。
【0100】
即ち、図9に示した実施の形態では、右/左キーを一定期間継続してONすることにより、同一日付けの画像のうちの時刻の最も早い画像のみ、又は同一日付けの画像のうちの時刻の最も遅い画像のみを順次表示させることができ、また、右/左キーを一定期間継続してONした直後にメニュー/OKキー8をONすることで、「コマ番号」又は「日付け」を設定した画像をダイレクトに再生させることができる。
【0101】
図10は本発明に係る撮像装置における再生時の処理の第3の実施の形態を示すフローチャートである。尚、図3に示した第1の実施の形態と共通するステップには同一のステップ番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0102】
図3に示した第1の実施の形態では、十字キー9の右/左キーが一定期間継続してONされ、かつ画像の撮影枚数が所定の枚数以上の場合に、ダイレクト再生機能に移行し、「コマ番号」又は「日付け」を設定した画像をダイレクトに再生可能にしたが、図10に示す実施の形態では、デジタルカメラ10のUSBインターフェース部36と外部プリンタ(図示せず)とが接続されたか否かを判別し(ステップS70)、接続された場合には、ステップS30に移行し、「コマ番号」又は「日付け」を設定した画像をダイレクトに再生できるようにしている。
【0103】
図11は本発明に係る撮像装置における再生時の処理の第4の実施の形態を示すフローチャートである。尚、図9に示した第2の実施の形態と共通するステップには同一のステップ番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0104】
図9に示した第2の実施の形態では、十字キー9の右/左キーの操作によって1コマ送り再生を行っている状態で、右/左キーを一定期間継続してONした場合の制御に関するが、図11に示す第4の実施の形態では、オートプレイモードにより自動再生をしている状態で、右/左キーを一定期間継続してONした場合の制御に関する点で相違する。
【0105】
ここで、オートプレイモードとは、記録メディア32に記録された画像を、先頭コマから所定のインターバルで自動的に順次再生させるモードであり、再生モード時にメニュー/OKキー8の操作によって設定することができる。
【0106】
即ち、図11のステップS80で、オートプレイモードが設定されていると判別されると、所定のインターバルで1コマ送り再生を行う。ここで、右/左キーが一定期間継続してONされると(ステップS20)、次の日付けを有する画像にジャンプして再生する(ステップS60)。また、次の日付けを有する画像にジャンプした後、メニュー/OKキー8をONにすると(ステップS66)、ステップS30に移行し、ここで、図4及び図5で説明したように「コマ番号」又は「日付け」を設定した画像にジャンプして再生させることができる。尚、次の日付けを有する画像にジャンプした後、右/左キーを再びONにすると、又はダイレクト再生で指定した「コマ番号」又は「日付け」の画像にジャンプした後は、そのジャンプした画像からオートプレイモードによる自動再生が再開する。
【0107】
尚、この実施の形態では、撮像装置としてデジタルカメラを例に説明したが、本発明に係る撮像装置は、カメラ付き携帯電話、デジタルビデオカメラ等の撮像装置でもよい。また、本発明に係る画像再生装置は、再生機能を有するデジタルカメラに限らず、携帯情報端末(PDA)、パーソナルコンピュータ等の画像再生が可能の機器でもよい。
【図面の簡単な説明】
【0108】
【図1】図1は本発明に係る撮像装置の背面図である。
【図2】図2は図1に示したデジタルカメラ10の内部構成を示すブロック図である。
【図3】図3は本発明に係る撮像装置における再生時の処理の第1の実施の形態を示すフローチャートである。
【図4】図4はダイレクト再生処理を示すフローチャートである。
【図5】図5は「コマ番号」及び「日付け」の入力画面が表示された画像表示装置の画面の一例を示す図である。
【図6】図6は早送り再生処理を示すフローチャートである。
【図7】図7は画像表示装置に表示される早送り再生画面の一例を示す図である。
【図8】図8はプリント設定処理を示すフローチャートである。
【図9】図9は本発明に係る撮像装置における再生時の処理の第2の実施の形態を示すフローチャートである。
【図10】図10は本発明に係る撮像装置における再生時の処理の第3の実施の形態を示すフローチャートである。
【図11】図11は本発明に係る撮像装置における再生時の処理の第4の実施の形態を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0109】
1…モードダイヤル、2…撮影ボタン、6…モード切替えレバー、7…キャンセルキー、8…メニュー/OKキー、9…十字キー、10…撮像装置(デジタルカメラ)、12…CPU、16…ROM、17…EEPROM、18…メモリ、28…画像表示装置、32…記録メディア、38…カラーCCD固体撮像素子(CCD)、40…レンズユニット、42…撮影レンズ、58…画像信号処理回路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮影した画像を記録メディアに記録する撮影モードと、前記記録メディアに記録された画像を表示手段に表示させる再生モードとを有する撮像装置において、
前記再生モード時に前記表示手段に表示される画像の1コマ送りを指示するコマ送り指示手段と、
前記記録メディアに記録されている撮影枚数を求める手段と、
前記再生モード時に前記コマ送り指示手段によるコマ送り指示が一定時間以上継続し、かつ前記記録メディアに記録されている撮影枚数が所定の枚数以上のときに、コマ番号又は日付けの入力を受け付ける検索モードを設定する検索モード設定手段と、
前記検索モード時に任意のコマ番号又は日付けを入力する入力手段と、
前記再生モード時に前記コマ送り指示手段によるコマ送り指示が一定時間以上継続し、かつ前記記録メディアに記録されている撮影枚数が所定の枚数未満のときに、前記記録メディアから順次画像を読み出して前記表示手段に早送り表示させ、前記入力手段によるコマ番号又は日付けの入力が確定すると、その入力が確定したコマ番号又は日付けを有する画像を前記記録メディアから読み出して前記表示手段に表示させる制御手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。
【請求項2】
撮影した画像を記録メディアに記録する撮影モードと、前記記録メディアに記録された画像を表示手段に表示させる再生モードとを有する撮像装置において、
前記再生モード時に前記表示手段に表示される画像の日付けを検出する検出手段と、
前記再生モード時に前記表示手段に表示される画像の1コマ送り又は1コマ戻しを指示するコマ送り指示手段と、
前記再生モード時に前記コマ送り指示手段による1コマ送り指示が一定時間以上継続すると、現在表示されている画像の日付け以降の最も近い日付けの画像を前記記録メディアから検索し、前記コマ送り指示手段による1コマ戻し指示が一定時間以上継続すると、現在表示されている画像の日付け以前の最も近い日付けの画像を前記記録メディアから検索する検索手段と、
前記コマ送り指示手段による1コマ送り又は1コマ戻しの指示にしたがって前記記録メディアから順次画像を読み出して前記表示手段に表示させるとともに、前記検索手段によって検索された画像を前記表示手段に表示させる制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記コマ送り指示手段から前記一定時間以上の1コマ送り又は1コマ戻しが指示された後、再度1コマ送り又は1コマ戻しが指示されると、その指示にしたがって前記検索された画像から順に画像を表示させることを特徴とする撮像装置。
【請求項3】
前記検索手段によって検索された画像が前記表示手段に表示されているいるときに、コマ番号又は日付けの入力を受け付ける検索モードの設定が可能な検索モード設定手段と、 前記検索モード時に任意のコマ番号又は日付けを入力する入力手段と、を備え、
前記制御手段は、前記入力手段によるコマ番号又は日付けの入力が確定すると、その入力が確定したコマ番号又は日付けを有する画像を前記記録メディアから読み出して前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
【請求項4】
撮影した画像を記録メディアに記録する撮影モードと、前記記録メディアに記録された画像を表示手段に表示させる再生モードとを有する撮像装置において、
前記再生モード時に前記表示手段に表示される画像の1コマ送りを指示するコマ送り指示手段と、
外部プリンタと接続される接続手段を有し、前記記録メディアに記録された画像を前記接続手段を介して外部プリンタに出力する送信手段と、
前記送信手段による画像の送信が可能な状態になると、コマ番号又は日付けの入力を受け付ける検索モードを設定する検索モード設定手段と、
前記検索モード時に任意のコマ番号又は日付けを入力する入力手段と、
前記入力手段によるコマ番号又は日付けの入力が確定すると、その入力が確定したコマ番号又は日付けを有する画像を前記記録メディアから読み出して前記表示手段に表示させる制御手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。
【請求項5】
プリント指示を行なう操作手段を有し、前記送信手段は、前記操作手段からプリント指示が行なわれると、現在再生されている画像を前記外部プリンタに送信することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
【請求項6】
撮影した画像を記録メディアに記録する撮影モードと、前記記録メディアに記録された画像を表示手段に表示させる再生モードとを有する撮像装置において、
前記記録メディアに記録されている撮影枚数を求める手段と、
前記再生モード時に前記記録メディアに記録されている撮影枚数が所定の枚数以上であることを条件に、コマ番号又は日付けの入力を受け付ける検索モードの設定が可能な検索モード設定手段と、
前記検索モード時に任意のコマ番号又は日付けを入力する入力手段と、
前記入力手段によるコマ番号又は日付けの入力が確定すると、その入力が確定したコマ番号又は日付けを有する画像を前記記録メディアから読み出して前記表示手段に表示させる制御手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。
【請求項7】
撮影した画像を記録メディアに記録する撮影モードと、前記記録メディアに記録された画像を表示手段に表示させる再生モードとを有する撮像装置において、
前記再生モード時に前記表示手段に表示される画像の1コマ送りを指示するコマ送り指示手段と、
前記記録メディアに記録された画像を所定のインターバルで自動的に順次再生させるオートプレイモードを設定するオートプレイモード設定手段と、
前記オートプレイモード時に前記コマ送り指示手段によるコマ送り指示が入力されると、コマ番号又は日付けの入力を受け付ける検索モードを設定する検索モード設定手段と、
前記検索モード時に任意のコマ番号又は日付けを入力する入力手段と、
前記入力手段によるコマ番号又は日付けの入力が確定すると、その入力が確定したコマ番号又は日付けを有する画像にジャンプし、このジャンプした画像から前記オートプレイモードによる画像再生を継続させる制御手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。
【請求項8】
前記検索モード設定手段は、前記オートプレイモード時に前記コマ送り指示手段によるコマ送り指示が一定時間以上継続したときに、前記検索モードを設定することを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
【請求項9】
記録メディアに記録された画像を表示手段に表示させる画像再生装置において、
前記表示手段に表示される画像の1コマ送りを指示するコマ送り指示手段と、
前記記録メディアに記録されている撮影枚数を求める手段と、
前記コマ送り指示手段によるコマ送り指示が一定時間以上継続し、かつ前記記録メディアに記録されている撮影枚数が所定の枚数以上のときに、コマ番号又は日付けの入力を受け付ける検索モードを設定する検索モード設定手段と、
前記検索モード時に任意のコマ番号又は日付けを入力する入力手段と、
前記コマ送り指示手段によるコマ送り指示が一定時間以上継続し、かつ前記記録メディアに記録されている撮影枚数が所定の枚数未満のときに、前記記録メディアから順次画像を読み出して前記表示手段に早送り表示させ、前記入力手段によるコマ番号又は日付けの入力が確定すると、その入力が確定したコマ番号又は日付けを有する画像を前記記録メディアから読み出して前記表示手段に表示させる制御手段と、
を備えたことを特徴とする画像再生装置。
【請求項10】
記録メディアに記録された画像を表示手段に表示させる画像再生装置において、
前記表示手段に表示される画像の日付けを検出する検出手段と、
前記表示手段に表示される画像の1コマ送り又は1コマ戻しを指示するコマ送り指示手段と、
前記コマ送り指示手段による1コマ送り指示が一定時間以上継続すると、現在表示されている画像の日付け以降の最も近い日付けの画像を前記記録メディアから検索し、前記コマ送り指示手段による1コマ戻し指示が一定時間以上継続すると、現在表示されている画像の日付け以前の最も近い日付けの画像を前記記録メディアから検索する検索手段と、
前記コマ送り指示手段による1コマ送り又は1コマ戻しの指示にしたがって前記記録メディアから順次画像を読み出して前記表示手段に表示させるとともに、前記検索手段によって検索された画像を前記表示手段に表示させる制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記コマ送り指示手段から前記一定時間以上の1コマ送り又は1コマ戻しが指示された後、再度1コマ送り又は1コマ戻しが指示されると、その指示にしたがって前記検索された画像から順に画像を表示させることを特徴とする画像再生装置。
【請求項11】
記録メディアに記録された画像を表示手段に表示させる画像再生装置において、
前記表示手段に表示される画像の1コマ送りを指示するコマ送り指示手段と、
外部プリンタと接続される接続手段を有し、前記記録メディアに記録された画像を前記接続手段を介して外部プリンタに出力する送信手段と、
前記送信手段による画像の送信が可能な状態になると、コマ番号又は日付けの入力を受け付ける検索モードを設定する検索モード設定手段と、
前記検索モード時に任意のコマ番号又は日付けを入力する入力手段と、
前記入力手段によるコマ番号又は日付けの入力が確定すると、その入力が確定したコマ番号又は日付けを有する画像を前記記録メディアから読み出して前記表示手段に表示させる制御手段と、
を備えたことを特徴とする画像再生装置。
【請求項12】
記録メディアに記録された画像を表示手段に表示させる画像再生装置において、
前記記録メディアに記録されている撮影枚数を求める手段と、
前記記録メディアに記録されている撮影枚数が所定の枚数以上であることを条件に、コマ番号又は日付けの入力を受け付ける検索モードの設定が可能な検索モード設定手段と、
前記検索モード時に任意のコマ番号又は日付けを入力する入力手段と、
前記入力手段によるコマ番号又は日付けの入力が確定すると、その入力が確定したコマ番号又は日付けを有する画像を前記記録メディアから読み出して前記表示手段に表示させる制御手段と、
を備えたことを特徴とする画像再生装置。
【請求項13】
記録メディアに記録された画像を表示手段に表示させる画像再生装置において、
前記表示手段に表示される画像の1コマ送りを指示するコマ送り指示手段と、
前記記録メディアに記録された画像を所定のインターバルで自動的に順次再生させるオートプレイモードを設定するオートプレイモード設定手段と、
前記オートプレイモード時に前記コマ送り指示手段によるコマ送り指示が入力されると、コマ番号又は日付けの入力を受け付ける検索モードを設定する検索モード設定手段と、
前記検索モード時に任意のコマ番号又は日付けを入力する入力手段と、
前記入力手段によるコマ番号又は日付けの入力が確定すると、その入力が確定したコマ番号又は日付けを有する画像にジャンプし、このジャンプした画像から前記オートプレイモードによる画像再生を継続させる制御手段と、
を備えたことを特徴とする画像再生装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2006−25004(P2006−25004A)
【公開日】平成18年1月26日(2006.1.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−199320(P2004−199320)
【出願日】平成16年7月6日(2004.7.6)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(000005201)富士写真フイルム株式会社 (7,609)
【Fターム(参考)】