説明

操作制御装置、カメラ、操作制御方法および操作制御用プログラム

【課題】操作に関連した情報が簡単に得られるGUI機能を提供する。
【解決手段】リストエリア41中からアイコン44aが選択され、このアイコン44aを決定エリア43に向けて移動させる操作指示がされた場合、GUI制御部は、このような操作指示に応じてアイコン44aをGUI画面40上において移動させると同時に、移動中のアイコン44aに対して、このアイコン44aに対応する関連情報を関連情報表示欄45a〜45cとして付帯させて表示させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カメラ等の機器に搭載される操作制御装置、この操作制御装置を搭載したカメラ、操作制御方法および操作制御用プログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
デジタルカメラに代表される電子機器では、GUI(グラフィカル・ユーザ・インタフェース)機能が不可欠である。カメラのGUIとして、例えば、以下のようなものがある。その一つは、ライブビュー画面の下側に、各メニュー項目をユーザの使用頻度の順番に画面上に並べて配置させ、メニューが選択されると、その上に下位層のサブメニューが表示されるようにしたカメラがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、他例として、メニュー画面上に並んだメニューを上下左右方向を指示する十字ボタンの操作によって選択し、選択されたメニューの下位層のサブメニュー(あるいは、パラメータ)をダイヤル操作で決定するようにしたカメラの撮影条件設定装置も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−92585号公報
【特許文献2】特開2007−110434号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
カメラ等の電子機器におけるGUI画面では、各機能や条件がアイコンや簡単なメニューで表現される。そして、画面上でアイコンの選択操作や移動操作を行うことで、機能設定や条件変更等が可能であるので、アイコンは、非常に便利な存在となっている。
【0006】
しかしながら、現状のGUI画面にあっては、アイコンや簡単なメニューの表示だけでは、設定される機能や条件をユーザに伝えるには十分ではない場合も多い。例えば、カメラには、自動的に撮影条件を設定できるシーンモードの設定機能が搭載されている場合が多いが、メニューだけでは各シーンモードの内容がよく分からなくて、どのような場面に使用すればよいのかが理解できないために、結局、使用されないことが多い。一方、説明文章付きのメニューにすると表示面積が増えてしまい、シーンモードの設定画面が数ページになってしまう。この事情はカメラに限らず、他の電子機器にあっても同様である。
【0007】
結局、カメラのような電子機器において、複雑な操作を行わなくても、操作に関連し情報が簡単に得られるように改善されたGUIが要望されている。
【0008】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、操作に関連した情報が簡単に得られGUI機能を備える操作制御装置、カメラ、操作制御方法および操作制御用プログラムを
提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる操作制御装置は、機器の動作条件を設定するためのGUI(グラフィカル・ユーザ・インタフェース)画面が表示される表示部と、前記GUI画面に対する指示が入力される操作部と、前記GUI画面に対する指示に応じてユーザに対する出力を制御するGUI制御部と、前記GUI画面に対する指示に応じて前記機器の動作条件の設定と解除を行う条件設定部と、を備え、前記GUI制御部は、前記GUI画面に、前記機器の設定可能な各動作条件を表すアイコンを一覧表示するリストエリアと、該リストエリアと離れた位置に配置させて前記リストエリアから選択された前記アイコンを動作条件として決定するための移動先である決定エリアとを設定し、前記リストエリアから選択された前記アイコンを前記決定エリアまで移動させる第一の指示操作がされた場合には、前記機器の動作条件が前記条件設定部により設定され、前記アイコンを前記決定エリアの外へ移動させる第二の指示操作がされた場合には、前記機器に設定された動作条件が前記条件設定部により解除され、前記GUI制御部は、該第一の指示操作に応じて前記アイコンを移動させるとともに、該移動中のアイコンに該アイコンに対応する関連情報を付帯させて出力させることを特徴とする。
【0010】
また、本発明にかかる操作制御装置は、上記発明において、前記操作部は、前記GUI画面が表示される前記表示部に重ねて配設されたタッチパネルからなることを特徴とする。
【0011】
また、本発明にかかる操作制御装置は、上記発明において、前記GUI制御部は、動作条件が設定された後に、前記決定エリアの周囲に該設定された動作条件の関連情報を表示させることを特徴とする。
【0012】
また、本発明にかかる操作制御装置は、上記発明において、前記GUI制御部は、前記関連情報として、前記動作条件の詳細パラメータ、該動作条件を説明する文章、または該動作条件を説明する画像のうちの少なくとも一つを前記GUI画面に表示させることを特徴とする。
【0013】
また、本発明にかかる操作制御装置は、上記発明において、前記GUI制御部は、前記関連情報を、形態を異ならせて前記GUI画面に表示させることを特徴とする。
【0014】
また、本発明にかかる操作制御装置は、上記発明において、音声を出力するスピーカをさらに備え、前記GUI制御部は、前記関連情報を前記GUI画面に表示させることに加え、または代えて、前記関連情報を前記スピーカより音声の形態で出力させることを特徴とする。
【0015】
また、本発明にかかるカメラは、上記発明に記載の操作制御装置を搭載したことを特徴とする。
【0016】
また、本発明にかかる操作制御方法は、機器の動作条件を設定するためのGUI(グラフィカル・ユーザ・インタフェース)画面が表示される表示部と、前記GUI画面に対する指示が入力される操作部と、を有する操作制御装置における操作制御方法であって、前記GUI画面に対する指示に応じてユーザに対する出力を制御するGUI制御ステップと、前記GUI画面に対する指示に応じて前記機器の動作条件の設定と解除を行う条件設定ステップと、を含み、前記GUI制御ステップは、前記GUI画面に、設定可能な前記機器の各動作条件を表すアイコンを表示するリストエリアと、該リストエリアと離れた位置に配置させて前記リストエリアから選択された前記アイコンを動作条件として決定するための移動先である決定エリアとを設定し、前記リストエリアから選択された前記アイコンを前記決定エリアまで移動させる第一の指示操作がされた場合には、前記機器の動作条件が前記条件設定ステップにより設定され、前記アイコンを前記決定エリアの外へ移動させる第二の指示操作がされた場合には、前記機器に設定された動作条件が前記条件設定ステップにより解除され、前記GUI制御ステップは、該第一の指示操作に応じて前記アイコンを移動させるとともに、該移動中のアイコンに該アイコンに対応する関連情報を付帯させて出力させることを特徴とする。
【0017】
また、本発明にかかる操作制御用プログラムは、機器の動作条件を設定するためのGUI(グラフィカル・ユーザ・インタフェース)画面が表示される表示部と、前記GUI画面に対する指示が入力される操作部と、を有する操作制御装置が備えるコンピュータに、前記GUI画面に対する指示に応じてユーザに対する出力を制御するGUI制御機能と、前記GUI画面に対する指示に応じて前記機器の動作条件の設定と解除を行う条件設定機能と、を実行させ、前記GUI制御機能は、前記GUI画面に、設定可能な前記機器の各動作条件を表すアイコンを表示するリストエリアと、該リストエリアと離れた位置に配置させて前記リストエリアから選択された前記アイコンを動作条件として決定するための移動先である決定エリアとを設定し、前記リストエリアから選択された前記アイコンを前記決定エリアまで移動させる第一の指示操作がされた場合には、前記機器の動作条件が前記条件設定機能により設定され、前記アイコンを前記決定エリアの外へ移動させる第二の指示操作がされた場合には、前記機器に設定された動作条件が前記条件設定機能により解除され、前記GUI制御機能は、該第一の指示操作に応じて前記アイコンを移動させるとともに、該移動中のアイコンに該アイコンに対応する関連情報を付帯させて出力させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、操作に関連した情報が簡単に得られるGUI機能を備える操作制御装置、カメラ、操作制御方法および操作制御用プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の操作制御装置を搭載したデジタルカメラのシステム構成例を示すブロック図である。
【図2】撮影モードにおいてシーン設定モードが選択された場合の表示部のGUI画面の表示例を模式的に示す説明図である。
【図3】モード決定後のGUI画面の表示例を模式的に示す説明図である。
【図4】モード決定後に、設定された条件を解除する操作が行われた際のGUI画面の表示例を示す説明図である。
【図5】関連情報の出力形態の他例を示す説明図である。
【図6】モード決定後に決定エリアをタップ操作したときのGUI画面の表示の他例を示す説明図である。
【図7】初期のGUI画面において、アイコンをタップ操作した場合のGUI画面の表示例を示す説明図である。
【図8】制御部により実行される操作制御処理例を示す概略フローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態について説明する。図1は、本発明の操作制御装置を搭載したデジタルカメラのシステム構成例を示すブロック図である。本実施の形態のデジタルカメラ1は、デジタルカメラ1を構成する各部に対する指示やデータ転送等を行い、デジタルカメラ1の動作を統括的に制御するためのCPUからなる制御部11を備える。また、デジタルカメラ1は、プログラムデータ記憶部12、ボタン操作部13、タッチパネル14、撮像部15、SDRAM16、表示画像制御部17、画像処理部19、圧縮伸長部20、記録・再生部20、音声再生部24の各部を備える。これら各部は、制御部11に対してバスライン30によって接続されている。
【0021】
プログラムデータ記憶部12は、例えばフラッシュメモリ等の電気的に書換えが可能な不揮発性メモリである。このプログラムデータ記憶部12は、デジタルカメラ1を動作させ、このデジタルカメラ1が備える種々の機能を実現するためのCPU用のプログラム(例えば、操作制御用プログラム)や、このプログラムの実行中に使用されるデータ、例えば、後述するGUI(グラフィカル・ユーザ・インタフェース)画面に表示させるアイコン等を含むGUI用画像データや、説明用音声データが予め格納されている。
【0022】
ボタン操作部13は、カメラ本体の上面に配設されて撮影タイミングを指示するためのレリーズボタン13a(図2等参照)や、図示しないシーン設定モード等の設定用ボタン等からなる。
【0023】
撮像部15は、カメラ部と撮像処理部とからなる。カメラ部は、デジタルカメラ1が被写体像を撮像するためのものであり、撮影レンズ、撮像素子、絞り、シャッタ、AF機構、AF駆動回路、ズーム機構、ズーム駆動機構等からなる。ここで、撮像素子は、例えばCCDやCMOSセンサ等の2次元固体撮像素子からなり、撮影レンズを含む撮影光学系を通して入射する被写体像を光電変換し、アナログ電気信号として出力する。撮像処理部は、撮像素子駆動回路を含む他、撮像素子から出力されるアナログ電気信号に対してAGC、CDS等のアナログ信号処理を施した後、A/Dコンバータでデジタル電気信号に変換して出力させるためのものである。
【0024】
SDRAM16は、一時記憶メモリやワーキングエリアとして利用されるメモリであり、撮像部15から出力されるデジタル電気信号や、画像処理部19による処理中の画像データ等を一時的に記憶する。また、表示画像作成時にも、処理中の画像データ等を一時的に記憶するために用いられる。
【0025】
表示画像制御部17は、エンコーダやD/Aコンバータ等を有して、表示部18に対する各種情報の表示を行わせるためのドライバである。ここで、表示部18は、図2等に示すように、カメラ本体の背面の大半の領域を占めるものであり、撮影画像やライブビュー画像の他に、GUI画面を含め、各種設定情報等を表示するためのものであり、LCDやELD等の薄型表示装置で実現されている。また、表示画像制御部17は、表示部18に表示するライブビュー画像や再生画像を作成するとともに、GUI画面用のGUI画像を単独であるいはライブビュー画像に重畳させて表示部18に表示させるためのものである。
【0026】
画像処理部19は、撮像部15から出力されるデジタル電気信号に対して画素補間処理、色補正処理、ガンマ処理等の各種の画像処理を施すとともに、記録用、表示用等に適した画像データに変換する処理を行う。すなわち、画像処理部19は、記録時(撮影時)には、記録画像に対しては記録用の画像処理を施し、表示用のライブビュー画像に対しては表示用の簡易な画像処理を施す。
【0027】
圧縮伸長部20は、撮影画像の画像データを画像記憶部22に記録する際、あるいは画像記憶部22に記録されている画像データを表示する際等において、周知のJPEG方式等に基づく画像データの圧縮処理や伸長処理を行う。
【0028】
記録・再生部21は、画像記憶部22に対する画像データの書き込みや画像記憶部22からの画像データの読出しを行うためのものであり、画像記憶部22の種類に応じたものが用いられる。ここで、画像記憶部22は、例えばxD−ピクチャーカード(登録商標)やコンパクトフラッシュ(登録商標)カード等のカメラ本体に着脱自在な記録媒体や、HDDである。
【0029】
音声再生部24は、D/Aコンバータやアンプ等を有して、スピーカ25から音声を出力させるためのドライバである。すなわち、プログラムデータ記憶部12に記憶された説明用音声データに従い、スピーカ25から所定の説明用音声を出力させる。
【0030】
ここで、本実施の形態の制御部11は、操作制御用プログラムにより実行される機能として、GUI制御部11aと条件設定部11bと操作検出部11cとの各機能部を備える。操作検出部11cは、デジタルカメラ1の動作条件設定等のために表示部18に表示されるGUI画面に対するユーザの指示や、ボタン操作部13によるユーザ操作を検出するための機能部である。また、本実施の形態では、GUI画面が表示される表示部18に重ねて配設されたタッチパネル14を備えており、操作検出部11cは、このタッチパネル14に対するユーザの操作を検出することで、GUI画面に対するユーザ指示の検出動作を実行する。また、GUI制御部11aは、表示部18のGUI画面に対するユーザ指示に応じてユーザに対する出力を制御するとともに、このGUI画面に関する後述のような各種制御処理を実行するための機能部である。条件設定部11cは、GUI画面に対するユーザ指示に応じてデジタルカメラ1の動作条件を設定するための機能部である。
【0031】
つぎに、デジタルカメラ1の動作条件の一例として、撮影モードにおいてシーン設定モードによる動作条件設定の場合について、GUI制御部11a等によるGUI画面等の制御の概要を説明する。図2は、撮影モードにおいてシーン設定モードが選択された場合の表示部18の表示例を模式的に示す説明図である。
【0032】
図示しない設定用ボタンに対するユーザ操作により、シーン設定モードが選択されると、GUI制御部11aは、GUI画像データを用いて、図2(a)に示すようなシーン設定モード用の画像をGUI画面40として表示部18に表示させる。図2(a)は、シーン設定モードが選択された場合の初期のGUI画面40の表示例を示す説明図である。ここで、GUI画面40には、リストエリア41とドラッグエリア42と決定エリア43とが設定されている。リストエリア41は、デジタルカメラ1の設定可能な動作条件を表示するためのエリアであり、例えば、GUI画面40の右側部分に配置されている。このリストエリア41には、シーン設定モードにおいて設定可能な各動作条件を表わす複数のアイコン44a〜44eが並べて一覧表示される。44aは、スポーツモードアイコンであり、44bは、夜景モードアイコンであり、44cは、人物モードアイコンであり、44dは、日中モードアイコンであり、44eは、ポートレートモードアイコンである。これらアイコン44a〜44eは、ユーザ操作により選択自在である。
【0033】
なお、図2(a)に例示するGUI画面40は、シーン設定モード用であり、リストエリア41にはシーン設定モード用のアイコン44a〜44eを並べたページだけが表示されているが、これに限らない。例えば、設定用ボタンの操作により、他のモード、例えば撮影モードに切換えれば、オートモード、プログラムモード、絞り優先モード等のアイコンがリストエリア41に一覧表示される。
【0034】
決定エリア43は、リストエリア41中から選択されたアイコン44a〜44eのいずれかを動作条件として決定するための移動先(ドラッグ&ドロップ操作のドロップ箇所)となるものである。この決定エリア43は、例えば、カメラ形状を縮小させたイメージで表現され、GUI画面40の左下隅部に配置されている。また、ドラッグエリア42は、リストエリア41中から選択されたアイコン44a〜44eのいずれかを動作条件として決定するために決定エリア43まで移動させるドラッグ操作を行うためのエリアである。すなわち、決定エリア43は、ドラッグエリア42を介することで、リストエリア41とは離れた位置に配置されている。
【0035】
図2(b)は、選択されたアイコンをドラッグ操作している最中のGUI画面40の表示例を示す説明図である。例えば、リストエリア41中からスポーツモードアイコン44aが選択され、このスポーツモードアイコン44aを決定エリア43に向けて移動させる操作指示がされた場合、GUI制御部11aは、このような操作指示に応じてスポーツモードアイコン44aをGUI画面40のドラッグエリア42上において移動させる。同時に、GUI制御部11aは、ドラッグエリア42を移動中のスポーツモードアイコン44aに対して、このスポーツモードアイコン44aに対応する関連情報を付帯させて表示させる。
【0036】
ここで、付帯させる関連情報は、スポーツモードアイコン44aの場合であれば、スポーツモードの動作条件の詳細パラメータに関する現在の設定状態を示す情報である。本実施の形態では、スポーツモードの場合、動作条件の詳細パラメータとして、フラッシュパラメータ、シャッタ速度、ISO感度が用いられている。そして、これら詳細パラメータが表示されるそれぞれの関連情報表示欄45a〜45cは、スポーツモードアイコン44aに対して紐状表現の連結線で連結させて関連付けられることにより、スポーツモードアイコン44aと一体で移動する付帯情報として表示される。図2(b)に示す例であれば、スポーツモードの詳細パラメータに関して、フラッシュは発光禁止状態に設定され、シャッタ速度は1/100でシャッタ優先モード(絞りは自動)に設定され、ISO感度は800に設定されていることをユーザに明示するものである。
【0037】
図2(c)は、選択したアイコンのドラッグ&ドロップ操作が終了したときのGUI画面40の表示例を示す説明図である。例えば、リストエリア41中からスポーツモードアイコン44aが選択され、決定エリア43にドラッグ&ドロップ操作されると、条件設定部11bにより、シーン設定モードとして、スポーツモードに決定される。これにより、シーン設定モードの処理が一旦終了し、決定されたスポーツモードアイコン44aが決定エリア43内に表示されると同時に、リストエリア41等の表示が消え、撮影モードに従いライブビュー画像46(画像例の表示は省略)が表示される。よって、レリーズボタン13aによる撮影指示操作が可能となる。なお、前述のドロップ操作する手前でドラッグ中のアイコンから指が離された時には、選択操作が解除されたとみなして、一気に図2(a)に示す状態に戻される。これにより、内容が良く分からないアイコンをちょっとドラッグしてみて、その関連情報を確認するという使い方もできる。
【0038】
次に、モード決定後のGUI画面40の表示制御例について図3を参照して説明する。図3(a)は、モード決定後に決定エリア43をタップ操作したときのGUI画面40の表示例を示す説明図である。上述したような操作により、例えばスポーツモードにシーンモードを決定した後、任意の時点で決定エリア43がタップ操作されると、GUI制御部11aは、GUI画面40において決定エリア43の周囲に、設定されたシーンモード、ここではスポーツモードに対応する関連情報を表示させる。この場合の関連情報は、上記の場合と同じスポーツモードの動作条件の詳細パラメータに関する現在の設定状態を示す情報であり、フラッシュパラメータ、シャッタ速度、ISO感度が用いられている。そして、これら詳細パラメータが表示されるそれぞれの関連情報表示欄45a〜45cを決定エリア43に対して紐状表現の連結線で連結することで関連付けて表示させる。また、同時に、GUI制御部11aは、GUI画面40の右端にパラメータ決定エリア47を新たに設定して表示させる。
【0039】
図3(b)は、決定エリア43の周囲に表示された関連情報表示欄45a〜45cから変更設定したい詳細パラメータを選択してドラッグ操作している最中のGUI画面40の表示例を示す説明図である。例えば、フラッシュパラメータの関連情報表示欄45aが選択され、この関連情報表示欄45aをパラメータ決定エリア47に移動操作させドロップ操作された場合について説明する。この場合、GUI制御部11aは、このような操作指示に応じて、図3(c)に示すように、他の関連情報表示欄45b〜45cの表示を消すとともに、パラメータ決定エリア47の周囲にフラッシュパラメータに関して詳細サブパラメータ情報を表示させる。詳細サブパラメータ情報は、フラッシュパラメータの場合であれば、発光禁止、赤目発光、強制発光等のフラッシュパラメータに関して選択可能なパラメータ情報であり、それぞれパラメータ情報表示欄48a〜48cに表示される。現在選択されているサブパラメータの発光禁止のパラメータ情報表示欄48aには、識別可能なようにカーソル48dが付されて表示される。そして、表示されているパラメータ情報表示欄48a〜48c中の所望のフラッシュパラメータ(例えば、赤目発光のパラメータ情報表示欄48b)がタップ操作されると、条件設定部11bによって動作条件がそのフラッシュパラメータに決定される。
【0040】
また、モード決定後に、設定された条件を解除する際のGUI画面40の表示制御例について説明する。図4は、モード決定後に、設定された条件を解除する操作が行われた場合のGUI画面40の表示例を示す説明図である。上述したような操作により、例えばスポーツモードにモード決定した後、任意の時点でスポーツモードアイコン44aを決定エリア43から外に出すドラッグ&ドロップ操作がされると、GUI制御部11aは、一旦決定されたスポーツモードの設定を解除する。そして、図2(a)のGUI画面40に戻し、他のシーンモードへの設定変更等を可能とする。
【0041】
ついで、移動途中のアイコンに付帯させる関連情報の出力形態の他例について説明する。図5は、付帯させる関連情報の出力形態の他例を示す説明図である。移動途中のアイコンに関連情報を付帯させて出力させる形態は、前述の図2(b)に示したような動作条件の詳細パラメータの表示方式に限らない。例えば、図5(a)は、関連情報を、動作条件を説明する文章の形態でGUI画面40に表示させる例を示している。すなわち、選択されて移動操作されるスポーツモードアイコン44aに対して、「スポーツモード(動きを止めた表現)」なるテキストが吹き出し49の形態で付帯させて表示される。
【0042】
また、図5(b)は、関連情報を、動作条件を説明する画像の形態でGUI画面40に表示させる例を示している。すなわち、選択されて移動操作されるスポーツモードアイコン44aに対して、運動会等をイメージした画像が吹き出し50の形態で付帯させて表示される。なお、吹き出し50に表示される画像は、静止画でも動画でもよい。
【0043】
さらに、図5(c)は、関連情報を、動作条件を説明する文章を音声の形態でスピーカ25から出力させる例を示している。すなわち、選択されて移動操作されるスポーツモードアイコン44aに対して、「スポーツモードです。動きを止めた表現で撮影できます。」の如く、関連情報をスピーカ25から音声51の形態で付帯させて出力される。
【0044】
これら図2(a)、図5(a)〜図5(c)に示すような4種類の関連情報の出力形態に関して、所望のいずれか一つの出力形態が出力されるように選択設定してもよい。あるいは、ユーザ操作に応じて、これら4種類の出力形態が順次切換えられ、形態を異ならせて表示させたり音声出力させたりしてもよい。順次切換え方式に関しては、数種類の方式が考えられる。
【0045】
第1の方式としては、4種類の出力形態に関して、アイコン44aのドラッグ操作中に一定時間経過したら次の出力形態に自動的に切換えるようにすればよい。すなわち、アイコン44aをゆっくりドラッグ操作すると、4種類の形態の出力が可能となり、それだけ多くの関連情報が得られることとなる。
【0046】
第2の方式としては、4種類の出力形態に関して、アイコン44aのドラッグ操作中に一旦停止させ、その停止時間が一定時間経過したら次の出力形態に自動的に切換えるようにすればよい。特に、ドラッグ操作中に一旦停止させる操作は、通常はしない操作であるので、一旦停止を、「もっと情報を得たい」というユーザの意思として捉えることができる。
【0047】
第3の方式としては、例えばアイコン44aのドラッグ操作中に、左右に振るようなシェイク操作を行わせることで、現在の出力形態が振り落とされる如く千切れて、次の新しい出力形態が生えてくるようにしてもよい。
【0048】
第4の方式としては、例えばドラッグ操作中のアイコン44aにタップ操作すると、4種類の出力形態が順番に切換るようにしてもよい。
【0049】
ついで、モード決定後の関連情報の出力形態の他例について説明する。図6は、モード決定後に決定エリア43をタップ操作したときのGUI画面40の表示の他例を示す説明図である。すなわち、図3(a)では、関連情報として、動作条件の詳細パラメータを決定エリア43の周囲に表示させるようにしたが、図6に示すように、関連情報を、動作条件を説明する文章の形態で決定エリア43の周囲に表示させる例を示している。すなわち、決定エリア43の周囲に、「スポーツモード(動きを止めた表現)」なるテキストが吹き出し49の形態で表示される。
【0050】
さらに、モード選択時のGUI画面40の他例について説明する。図7は、図2(a)に示した初期のGUI画面40において、例えば、スポーツモードアイコン44aにタップ操作した場合のGUI画面40の表示例を示す説明図である。リストエリア41中のスポーツモードアイコン44aにタップ操作されると、GUI制御部11aは、リストエリア41をスポーツモード用仕様に変更し、スポーツモードアイコン44aの下部に、例えば「表情もしっかり撮れます」の如きスポーツモードを説明する文章50を表示させる。また、GUI制御部11aは、スポーツモードに関する他の表現としてオプション用のスポーツモードアイコン44a1,44a2をリストエリア41中に表示させ、選択可能とする。
【0051】
ここで、図7において、スポーツモードアイコン44a1は、被写体の動きを感じるモードである。すなわち、シャッタ速度がやや遅めに設定され、被写体がぶれて撮影されるモードである。また、スポーツモードアイコン44a2は、被写体はほぼ停止し背景が動いて撮影されるモードであり、いわゆる流し撮りモードである。
【0052】
このように、スポーツモードの選択操作に先立ち、タップ操作を行うことによって、通常のスポーツモードアイコン44aだけでなく、オプション用のスポーツモードアイコン44a1,44a2もリストエリア41に表示される。よって、スポーツモードとしてこれら3種類の中から所望のアイコンを選択して決定エリア43に向けてドラッグ&ドロップ操作を行うことで所望のモード設定が可能となる。
【0053】
つづいて、上述したようなGUI画面40の表示制御等を実現するための制御部11による動作制御例について説明する。図8は、制御部11により実行される操作制御処理例を示す概略フローチャートである。本実施の形態で対象とする操作制御処理は、図示しない設定用ボタン等の操作により、撮影モードが指定されることにより実行される。
【0054】
この撮影モードにおいては、まず、表示部18には撮像部15で撮像されるライブビュー画像が表示される(ステップS11)。このような状態で、図示しない設定用ボタンの操作によりシーン設定モードが選択されたか否かを判定する(ステップS12)。選択されていなければ(ステップS12:No)、ステップS11に戻る。
【0055】
一方、シーン設定モードが選択されると(ステップS12:Yes)、GUI制御部11aは、シーン設定モード用の画像をGUI画面40として表示部18に表示させる(ステップS13)。例えば、図2(a)に示したGUI画面40の表示が相当し、ライブビュー画像46は非表示状態となる。そして、このGUI画面40の表示において、リストエリア41中からアイコンが選択操作されるまで待機する(ステップS14:No)。ユーザにより、所望のアイコン、例えばアイコン44aが選択操作されたら(ステップS14:Yes)、選択されたアイコン44aがドラッグ操作されるまで待機する(ステップS15:No)。
【0056】
選択されたアイコン44aがドラッグ操作されると(ステップS15:Yes)、GUI制御部11aは、選択されたアイコン44aに対応する関連情報を付帯させたアイコン44aを作成し(ステップS16)、この関連情報付きのアイコン44aをドラッグ操作に応じてドラッグエリア42上で移動させる(ステップS17)。例えば、図2(b)に示したGUI画面40の表示が相当する。すなわち、移動中のアイコン44aに、このアイコン44aに対応する関連情報を付帯させて表示させる。
【0057】
このような選択されたアイコン44aのドラッグ操作による移動中に、一旦停止等の関連情報切換え操作があった場合には(ステップS18:Yes)、GUI制御部11aは、アイコンに付帯させる関連情報の出力形態を切換える(ステップS19)。すなわち、図2(b)、図5(a)〜図5(c)に示したような出力形態の切換えが相当する。
【0058】
さらに、アイコンが決定エリアにドロップされるまでの間には、アイコンから指が離されたかを検出し(ステップS20)、指が離された場合には(ステップS20:Yes)、GUI制御部11aは、このアイコン選択が解除されたとしてステップS14に表示を戻す。このような関連情報の出力を伴うアイコンの移動表示と指の検出が、このアイコンが決定エリア43にドロップ操作されるまで継続される(ステップS18:No、ステップS20:No、NoステップS21:No)。そして、このアイコン44aが決定エリア43にドロップ操作されると(ステップS21:Yes)、条件設定部11bは、シーン設定モードにおいて撮影に用いるシーンモードを例えばスポーツモードに決定する(ステップS22)。GUI制御部11aは、決定エリア43にドロップ操作されたアイコン44aを表示させるとともに、リストエリア41を非表示とし、ライブビュー画像46を再び表示させる(ステップS23)。例えば、図2(c)に示したGUI画面40の表示が相当する。
【0059】
このようなモードの決定後においては、決定エリア43がタップ操作されたか否かが判定される(ステップS24)。タップ操作された場合(ステップS24:Yes)、GUI制御部11aは、関連情報が詳細パラメータの場合であれば(ステップS25:Yes)、GUI画面40において、関連情報を決定エリア43の周囲に表示させるとともに、パラメータ決定エリア47を表示させる(ステップS26)。例えば、図3(a)に示したGUI画面40の表示が相当する。そして、関連情報として表示されたパラメータがパラメータ決定エリア47にドラッグ&ドロップ操作されたか否かを判定する(ステップS28)。例えば、図3(b)に示すように、ドロップ操作された場合には(ステップS28:Yes)、ドロップ操作されたパラメータの各条件をサブパラメータとしてパラメータ決定エリア47の周囲に表示させる(ステップS29)。例えば、図3(c)に示したGUI画面40の表示が相当する。これにより、パラメータの変更設定が可能となる。
【0060】
一方、関連情報が詳細パラメータの場合でなければ(ステップS25:No)、GUI制御部11aは、GUI画面40において、関連情報を決定エリア43の周囲に表示させる(ステップS27)。例えば、図6に示したGUI画面40の表示が相当する。
【0061】
また、決定エリア43がタップ操作されていない場合(ステップS24:No)、表示されているアイコン44aを決定エリア43外に出すシーン設定解除操作があったか否かを判定する(ステップS30)。例えば、図4に示したようなシーン設定解除操作があった場合には(ステップS30:Yes)、条件設定部11bは、一旦決定されたシーンモードの設定を解除し(ステップS1)、ステップS13に戻る。
【0062】
一方、シーン設定解除操作がなく(ステップS30:No)、レリーズボタン13aが操作された場合には(ステップS32:Yes)、決定されたシーンモードに従い、撮像部15により撮影を行い、撮影された画像に必要な画像処理を施して、画像記憶部22に記録させる(ステップS33)。そして、電源スイッチOFF操作や再生モード等へのモード切換えがなければ(ステップS34:No)、ステップS24に戻り、上述の処理を繰り返す。
【0063】
このように、本実施の形態によれば、GUI制御部11aは、リストエリア41から選択されたアイコンを決定エリア43まで移動させる指示操作がされた場合には、この指示操作に応じてアイコンを移動させるとともに、移動中のアイコンにこのアイコンに対応する関連情報を付帯させて出力させるようにしたので、複雑な操作を行わなくても、操作に関連した情報が簡単に得られるGUIを提供することができる。特に、アイコンの選択から決定前のアイコン移動操作中に関連情報が付帯させて出力されるので、アイコンの内容をタイミングよく知ることができる。また、GUI制御部11aは、動作条件が設定された後に、決定エリア43の周囲にこの設定された動作条件の関連情報を表示させるので、動作条件の設定後であっても、動作条件の内容確認を簡単に行うことができる。
【0064】
本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば、種々の変形が可能である。
【0065】
例えば、本実施の形態における図8に示すような各処理機能について、図1に示すブロック図では、制御部11によるソフトウェアによって処理するように説明したが、構成の具体例はこれに限るものではない。これらの処理を、ハードウェア処理とソフトウェア処理のいずれか一方あるいは適宜組み合わせて行なうことは設計事項である。
【0066】
そして、実施の形態の全てあるいは一部がソフトウェア処理で処理が実行される場合には、制御部11がフラッシュメモリ等のプログラムデータ記憶部12に格納された操作制御用プログラムを読み出して実行されることで、かかるソフトウェア処理が実現されるので、このようなソフトウェア処理に関する操作制御用プログラムも本発明となる。また、このような操作制御用プログラムが記録された記録媒体も本発明となる。なお、プログラムを格納する記録媒体としては、フラッシュメモリに限定されるものではなく、CD−ROM、DVD−ROM等の光学記録媒体、MD等の磁気記録媒体、テープ媒体、ICカードなどの半導体メモリであってもよい。さらに、検索用プログラムとしては、ネットワークを介して外部の記録媒体から入手されるもの、例えば、ホームページからダウンロードされるものも当然含まれる。このような場合には、ユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバやftpサーバ等も本発明の範囲に含まれるものである。
【0067】
また、本実施の形態では、当該操作制御装置をデジタルカメラに搭載した例で説明したが、当然これに限られるものではない。本実施の形態の操作制御装置は、携帯電話あるいは画像表示装置(画像ビュワー)等の各種電子機器に適用してもよい。また、カメラは、デジタルカメラ1に限らず、パソコンのカメラ部や携帯電話のカメラ部等に適用してもよい。
【符号の説明】
【0068】
1 デジタルカメラ
11a GUI制御部
11b 条件設定部
14 タッチパネル
18 表示部
25 スピーカ
40 GUI画面
41 リストエリア
43 決定エリア
44a〜44e アイコン
45a〜45c 関連情報表示欄
49,50 吹き出し
51 音声

【特許請求の範囲】
【請求項1】
機器の動作条件を設定するためのGUI(グラフィカル・ユーザ・インタフェース)画面が表示される表示部と、
前記GUI画面に対する指示が入力される操作部と、
前記GUI画面に対する指示に応じてユーザに対する出力を制御するGUI制御部と、
前記GUI画面に対する指示に応じて前記機器の動作条件の設定と解除を行う条件設定部と、
を備え、
前記GUI制御部は、前記GUI画面に、前記機器の設定可能な各動作条件を表すアイコンを一覧表示するリストエリアと、該リストエリアと離れた位置に配置させて前記リストエリアから選択された前記アイコンを動作条件として決定するための移動先である決定エリアとを設定し、前記リストエリアから選択された前記アイコンを前記決定エリアまで移動させる第一の指示操作がされた場合には、前記機器の動作条件が前記条件設定部により設定され、前記アイコンを前記決定エリアの外へ移動させる第二の指示操作がされた場合には、前記機器に設定された動作条件が前記条件設定部により解除され、前記GUI制御部は、該第一の指示操作に応じて前記アイコンを移動させるとともに、該移動中のアイコンに該アイコンに対応する関連情報を付帯させて出力させることを特徴とする操作制御装置。
【請求項2】
前記操作部は、前記GUI画面が表示される前記表示部に重ねて配設されたタッチパネルからなることを特徴とする請求項1に記載の操作制御装置。
【請求項3】
前記GUI制御部は、動作条件が設定された後に、前記決定エリアの周囲に該設定された動作条件の関連情報を表示させることを特徴とする請求項1に記載の操作制御装置。
【請求項4】
前記GUI制御部は、前記関連情報として、前記動作条件の詳細パラメータ、該動作条件を説明する文章、または該動作条件を説明する画像のうちの少なくとも一つを前記GUI画面に表示させることを特徴とする請求項1に記載の操作制御装置。
【請求項5】
前記GUI制御部は、前記関連情報を、形態を異ならせて前記GUI画面に表示させることを特徴とする請求項4に記載の操作制御装置。
【請求項6】
音声を出力するスピーカをさらに備え、
前記GUI制御部は、前記関連情報を前記GUI画面に表示させることに加え、または代えて、前記関連情報を前記スピーカより音声の形態で出力させることを特徴とする請求項4に記載の操作制御装置。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれか一つに記載の操作制御装置を搭載したことを特徴とするカメラ。
【請求項8】
機器の動作条件を設定するためのGUI(グラフィカル・ユーザ・インタフェース)画面が表示される表示部と、前記GUI画面に対する指示が入力される操作部と、を有する操作制御装置における操作制御方法であって、
前記GUI画面に対する指示に応じてユーザに対する出力を制御するGUI制御ステップと、
前記GUI画面に対する指示に応じて前記機器の動作条件の設定と解除を行う条件設定ステップと、
を含み、
前記GUI制御ステップは、前記GUI画面に、設定可能な前記機器の各動作条件を表すアイコンを一覧表示するリストエリアと、該リストエリアと離れた位置に配置させて前記リストエリアから選択された前記アイコンを動作条件として決定するための移動先である決定エリアとを設定し、前記リストエリアから選択された前記アイコンを前記決定エリアまで移動させる第一の指示操作がされた場合には、前記機器の動作条件が前記条件設定ステップにより設定され、前記アイコンを前記決定エリアの外へ移動させる第二の指示操作がされた場合には、前記機器に設定された動作条件が前記条件設定ステップにより解除され、前記GUI制御ステップは、該第一の指示操作に応じて前記アイコンを移動させるとともに、該移動中のアイコンに該アイコンに対応する関連情報を付帯させて出力させることを特徴とする操作制御方法。
【請求項9】
機器の動作条件を設定するためのGUI(グラフィカル・ユーザ・インタフェース)画面が表示される表示部と、前記GUI画面に対する指示が入力される操作部と、を有する操作制御装置が備えるコンピュータに、
前記GUI画面に対する指示に応じてユーザに対する出力の表示を制御するGUI制御機能と、
前記GUI画面に対する指示に応じて前記機器の動作条件の設定と解除を行う条件設定機能と、
を実行させ、
前記GUI制御機能は、前記GUI画面に、設定可能な前記機器の各動作条件を表すアイコンを一覧表示するリストエリアと、該リストエリアと離れた位置に配置させて前記リストエリアから選択された前記アイコンを動作条件として決定するための移動先である決定エリアとを設定し、前記リストエリアから選択された前記アイコンを前記決定エリアまで移動させる第一の指示操作がされた場合には、前記機器の動作条件が前記条件設定機能により設定され、前記アイコンを前記決定エリアの外へ移動させる第二の指示操作がされた場合には、前記機器に設定された動作条件が前記条件設定機能により解除され、前記GUI制御機能は、該第一の指示操作に応じて前記アイコンを移動させるとともに、該移動中のアイコンに該アイコンに対応する関連情報を付帯させて出力させることを特徴とする操作制御用プログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2013−37706(P2013−37706A)
【公開日】平成25年2月21日(2013.2.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−201820(P2012−201820)
【出願日】平成24年9月13日(2012.9.13)
【分割の表示】特願2008−321286(P2008−321286)の分割
【原出願日】平成20年12月17日(2008.12.17)
【出願人】(504371974)オリンパスイメージング株式会社 (2,647)
【Fターム(参考)】