説明

支持部材及び画像処理装置

【課題】 床面の影響を受けることなく安定して画像処理装置を支持することができるとともに、床面を傷つけることのない支持部材を提供する。
【解決手段】 画像処理装置の本体下面に取り付けられ、設置面上で前記本体を支持するための支持部材において、その支持部材の形状をその接地部位が設置面と線で接触する形状としたことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置やスキャナ等の画像読取装置を含む、広く画像処理に係る画像処理装置を設置面上で支持する支持部材及びそれを備えた画像処理装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、機械を床や机等の設置面上で支持する場合、機械本体の下面の4隅に円柱形状や四角柱形状の台ゴムを設けて4点で支持するのが普通である。しかし、機械が複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置やスキャナ等の画像読込装置である場合、そのような4点支持では設置面のうねり(平面度)の影響を本体が受けて、それが画像に影響を与えることがあった。
【0003】
それを改善するために、図8に示すように、装置本体111の下面に2等辺三角形となる配置で台ゴム160,161,162を3つ設けて3点支持にするか、4点支持の4つの台ゴムのうち本体の重心より遠い側の2つを近づけて3点支持に近い形態を取ることもあった。
【0004】
しかし、円柱形状や四角柱形状の台ゴムの形状では、図8に示すように、台ゴムそのものの接地部位が設置面と面で接触することになるため、少なからず設置面のうねりの影響を受けることを免れなかった。
【0005】
また、特許文献1には、画像形成ユニットを収容する第1の装置本体の上部に、画像読取りユニットを収容する第2の装置本体が取り付けられた画像形成装置において、第1の装置本体の上面若しくは第2の装置本体の下面に突起を設け、これらの突起によって第2の装置本体が第1の装置本体の上部に3点支持する構成が記載されている。
【特許文献1】特開2002−77486号公報(第2図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、このような3点支持の突起を設ける方法は、装置本体が上下に分離されない画像形成装置、つまり上記第1の装置と第2の装置が一体となった画像形成装置には適用できない。仮に、装置本体の下面にそのような突起を一体形成すると、そのような突起は堅い金属や樹脂から成る装置本体と同じ材料で形成されているため、設置面を傷つけてしまうおそれがある。
【0007】
本発明は、床面の影響を受けることなく安定して画像処理装置を支持することができるとともに、床面を傷つけることのない支持部材を提供することを目的とする。そして、このような支持部材を備えることで安定した画像処理を行うことのできる画像処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために本発明は、画像処理装置の本体下面に取り付けられ、設置面上で前記本体を支持するための支持部材において、その支持部材の形状をその接地部位が設置面と線で接触する形状としたことを特徴とするものである。そのような支持部材の形状としては、例えば、円弧柱のように支持部材の下面を曲面とした形状が挙げられる。
【0009】
また本発明は、本体下面に2等辺三角形となる配置で支持部材を3つ備え、支持部材の2つで本体の重心に近い一端側を支持し、支持部材の1つで本体の他端側を支持することにより、本体が設置面上で3点支持される画像処理装置において、前記3つの支持部材のうち少なくとも1つが上記の支持部材であることを特徴とするものである。
【0010】
また本発明は、本体下面に2等辺三角形となる配置で支持部材を3つ備え、支持部材の2つで本体の重心に近い一端側を支持し、支持部材の1つで本体の他端側を支持することにより、本体が設置面上で3点支持される画像処理装置において、前記3つの支持部材の全てが上記の支持部材であり、その3つの支持部材の接地部位の延長線の交点に本体の重心が位置することを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0011】
本発明によると、設置面の平面度によらず絶えず支持部材の接地部位が設置面と線で接触することにより、その接地部位が設置面と面で接触する従来の台ゴム等の支持部材に比べて、設置面のうねりの影響を受けることがなく、安定した状態で画像処理装置の本体を支持することのできる支持部材を提供することができる。
【0012】
また、上記支持部材を本体下面に2等辺三角形となる配置で3つ備え、支持部材の2つで本体の重心に近い一端側を支持し、支持部材の1つで本体の他端側を支持することにより、設置面のうねりの影響を受けることがなく、安定した状態で本体が支持されるため、床面に対する本体の傾きが画像読み取り精度を悪化させるようなことがなく、高品質の画像処理が可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
【0014】
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る支持部材を備えた画像形成装置の概略構成を示す縦断面図である。この図に示す画像形成装置は、リーダ部(画像読み取りユニット)とプリント部(画像形成ユニット)とを備えた複写機である。まず、図1に基づいて、複写機10の全体構成を説明する。
【0015】
複写機10は、装置本体11内の上部に、原稿D1,D2の画像面(画像情報)Gを読み取るリーダ部12が収容され、また装置本体11内の下部にはリーダ部12で読み取った画像情報に応じて紙等の転写材P上にトナー像を形成するプリント部13が配設されている。
【0016】
このうち前者のリーダ部12は、原稿D1がその画像面Gを下向きにして載置される透明な原稿台14と、原稿D1の画像面Gを原稿台14の上面に密着させる開閉自在な原稿押圧板15と、原稿台14上の原稿D1の画像面Gに下方から光を照射する光源16及び第1の反射ミラー17を有する走査ユニット18と、第1の反射ミラー17からの反射光をさらに反射させる第2、第3の反射ミラー20,21と、第3の反射ミラー21からの光を結像するレンズアレイ22と、レンズアレイ22からの光が入射されるCCD23と、を備えている。上述の走査ユニット18は、図1に示すホームポジションHPから右方に移動しながら、光源16によって原稿D1の画像面Gを走査し、走査終了後にはホームポジションHPに復帰するように構成されている。以上は、原稿D1を固定し、かつ走査ユニット18を移動させて画像面Gを読み取る、いわゆる固定読みを行うための構成である。
【0017】
リーダ部12は、その外に、原稿D2を移動させ、走査ユニット18を固定して画像面Gを読み取る、いわゆる流し読みを行うための原稿自動送り機構24も備えている。原稿自動送り機構24は、原稿D2の先端側を下方から支持する給紙台25と、給紙台25上の原稿D2をホームポジションHPに配置されている走査ユニット18に向けて左方に搬送する給紙ローラ対26と、走査ユニット18で読み取った原稿D2を走査ユニット18から左方に搬出する排紙ローラ対27とを備えている。原稿自動送り機構24は、上述の給紙ローラ対26及び排紙ローラ対27によって原稿D2を図1中の左方に向けて搬送し、原稿D2の読み取り後、原稿D2の後端を排紙ローラ対27で挟持して、第2の装置本体の左側面側に垂れ下がるように排紙する。ここで、原稿D2は、人が引っ張ることにより、排紙ローラ対27から容易に引き抜かれる。
【0018】
なお、上述の固定読みと流し読みとの使いわけは、例えば、製本されている書籍等の原稿D1は原稿台14上に載置して固定読みを行う一方、カットシート状の原稿D2は、給紙台25上に載せて流し読みを行う。
【0019】
プリント部13は、図1中の左側の上下方向ほぼ中央に配置された、静電潜像担持体(被帯電体)としての円筒状の感光体(以下「感光体ドラム」という。)30を備えている。感光体ドラム30は、装置本体11によって矢印方向(同図中の時計回り)に回転可能に支持されており、その周囲には回転方向に沿ってほぼ順に、一次帯電器31、露光器32、現像器33、転写帯電器34、クリーニング器35が配設されている。また、画像形成対象となる紙等の転写材Pの搬送経路36(図1中では2点鎖線で図示)に沿って、その上流側から下流側にかけて(図1ではほぼ下方から上方にかけて)、給紙カセット37、給紙ローラ38、搬送ローラ対40、レジストローラ対41、搬送ガイド42、定着器43、排紙ローラ対44、排紙トレイ45が配設されている。
【0020】
このうち感光体ドラム30は、例えば、アルミニウム等の導電性のドラム基体の外周面に、OPC(有機光半導体)やアモルファスシリコン等の感光層を設けて構成される。感光体ドラム30は、駆動手段(図示せず)によって矢印方向に所定のプロセススピード(周速度)で回転駆動される。
【0021】
一次帯電器31としては、本実施の形態においては、スコロトロン方式のコロナ帯電器が使用されている。一次帯電器31は、帯電バイアス印加電源(図示せず)によって帯電バイアスが印加されることにより、感光体ドラム30表面を所定の極性・電位に均一に帯電するようになっている。
【0022】
露光器32は、レーザ発振器、ポリゴンミラー等(いずれも図示せず)を有しており、感光体ドラム30表面に静電潜像を形成するものである。前述のリーダ部12によって読み込まれた原稿D1(又はD2)の画像情報は、プリント部13に設けられた画像処理部(図示せず)によってA/D変換、濃度補正、シェーディング補正等の適宜な処理が施された後、画像信号としてレーザ発振器に入力される。レーザ発振器は、この画像信号に基づいてON/OFF制御されるレーザ光により、ポリゴンミラー等を介して帯電後の感光体ドラム30表面を露光し、露光部分の電荷を除去して静電潜像を形成するようになっている。
【0023】
現像器33は、現像剤を収納する現像容器46と、表面に担持した現像剤を矢印方向(反時計回り)に回転することで感光体ドラム30表面に対向する現像位置に搬送する現像ローラ47とを有している。現像ローラ47には、現像バイアス印加電源(図示せず)によって現像バイアスが印加され、これにより現像剤中のトナーが感光体ドラム30表面の静電潜像に付着され、この静電潜像をトナー像として現像するようになっている。
【0024】
転写帯電器34は、感光体ドラム30表面に対向するように配設されたローラ状の部材によって形成されている。転写帯電器34は、転写バイアス印加電源(図示せず)によって、感光体ドラム30上のトナー像と逆極性の転写バイアスが印加され、これにより、転写材P表面に感光体ドラム30上のトナー像を転写するものである。ここで、トナー像が転写される転写材Pは、給紙カセット37に収納されていたものが、給紙ローラ38によって給紙され、搬送ローラ対40によって搬送されて、レジストローラ対41により一旦停止され、その後、感光体ドラム30上のトナー像とタイミングを合わせるようにしてレジストローラ対41から送り出されるようになっている。
【0025】
クリーニング器35は、上述の転写時に、転写材Pに転写されないで感光体ドラム30表面に残った残留トナーを除去すべく感光体ドラム30表面に当接されたクリーニングブレード48を有している。
【0026】
上述の転写帯電器34の下流側には、トナー像転写後の転写材Pを定着器43に導く搬送ガイド42が配設されている。
【0027】
定着器43は、内側に配設されたヒータ50によって加熱される定着ローラ51と、この定着ローラ51に転写材Pを押し付ける加圧ローラ52とを有しており、表面に未定着トナー像を担持して搬送されてきた転写材Pを加熱・加圧して転写材P表面にトナー像を定着するようになっている。
【0028】
排紙ローラ対44は、トナー像定着後の転写材Pを、完成品として、排紙トレイ45上に排出するものである。
【0029】
以上説明したような構成の複写機10において、画像形成に際し、まず、感光体ドラム30は、駆動手段によって矢印方向に回転駆動され、その表面が、一次帯電器31によって、所定の極性・電位に均一に帯電される。帯電後の感光体ドラム30表面は、リーダ部12が読み取った原稿D1(又はD2)の画像情報に応じて動作する露光器32からのレーザ光の照射により画像情報に応じた静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像器33によってトナーが付着され、トナー像として現像される。こうして感光体ドラム30表面に形成されたトナー像は、レジストローラ対41等により所定のタイミングで搬送されてきた転写材Pに対し、転写帯電器34に転写バイアスを印加することで、転写材P表面に転写される。トナー像転写後の感光体ドラム30は、表面に残った残留トナーがクリーニング器35によって除去され、次の画像形成に供される。一方、トナー像転写後の転写材Pは、搬送ガイド42に沿って定着器43に搬送され、ここで加熱・加圧を受けて表面にトナー像が定着される。トナー像定着後の転写材Pは、排紙ローラ対44によって、画像面(トナー像が定着された面)を下方に向けた姿勢、いわゆるフェースダウンで排紙トレイ45上に排出される。以上で、複写機10による画像形成(プリント)が終了する。
【0030】
上述の複写機10において、最終的なプリントの画質の良否は、上述の各構成部材の性能によって左右される。したがって、複写機10の大きな構成要素であるリーダ部12の性能によってもプリントの画質が左右されることになる。リーダ部12は、上述のとおり第1〜第3の反射ミラー17,20,21、レンズアレイ22及びCCD23等の光学部品が所定の位置精度で取り付けられているため、装置本体11に歪みを生じさせることなく装置本体11を床面上に設置する必要がある。なぜなら、装置本体11が床面上に歪んだ状態で取り付けられると、リーダ部12を構成する各光学部品間の寸法が所定位置からずれたり、各反射ミラー17,20,21等の角度が変化し、画像読み取り精度が悪化するからである。そこで、装置本体11を床面上に歪みを生じさせることなく取り付けるための構造を以下に説明する。以下、複写機10を床に設置する場合を例にして説明するが、机や専用台等に設置する場合であっても同様である。
【0031】
装置本体11の内部左側には、図1及び図3に示すように、上述の原稿自動送り機構24、走査ユニット18、感光体ドラム30や定着器43等の構成部品が集中配置されている。また、本実施形態の複写機10は、いわゆる胴内排紙と呼称されるものであり、図1及び図3に示すように、装置本体11の右側に空洞部分として排紙スペース66が形成されている。このため、図2の装置本体11の図心位置よりも図中左側に重心が位置している。
【0032】
そこで、装置本体11を床面上に安定して支持するため、図2に示すように、装置本体11の下面に3つの支持部材60,61,62を設け、奥行き方向に対向して設けた一対の支持部材60,61によって装置本体11の重心に近い左側端部を支持するとともに、奥行き方向の中央部に設けた1つの支持部材62によって装置本体11の比較的軽い右側端部を支持する。支持部材62は、装置本体11の略中心線CL上に位置するとともに、その接地部位となる線の延長線上に装置本体11の重心が位置するように配置されており、上述の一対の支持部材60,61の各々と結ぶ線L1が略2等辺三角形を形作るようになっている。
【0033】
支持部材60,61,62は、図2に示すように接地部位が線となる形状である。具体的には支持部材の下面を曲面とする形状か、支持部材の下面を極細の平面若しくは稜線とする形状が考えられる。前者の例としては、図4に示すような円弧柱や図5に示すような下端部が面取りされた四角柱が挙げられる。後者の例としては、図6に示すような三角柱が挙げられる。ただ、支持の安定性や床面に対する圧力の低減を考慮すると、図4に示す円弧柱とするのが最も優れているといえる。
【0034】
また、これら支持部材60,61,62の材質としては、EPDM、ウレタンゴム、CR等のゴム系材料やABS、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリプロピレン等の樹脂材料を用いることができる。ただ、床面の傷つきや装置本体11の滑りの防止を考慮すると、ゴム系材料の方が優れている。
【0035】
このように、床面の平面度によらず絶えず支持部材60,61,62の接地部位が床面と線で接触するようになっている。従って、従来のように3点支持ではあっても支持部材の接地部位が床面と面で接触する場合に比べて設置面のうねりの影響を受けることがなく、安定した状態で支持され、床面に対する装置本体11の傾きが画像読み取り精度を悪化させるようなことがない。
【0036】
すなわち、本実施形態によれば、床面上に装置本体11を歪みを生じさせることなく取り付けることが可能になり、装置本体11の変形を防ぐことができる。これにより、装置本体11の剛性をいたずらに高める必要がなくなり、装置本体11の材料コスト及び軽量化の面で非常に有用な手段となる。
【0037】
また、転写ベルト方式のカラー複写機では転写ベルトの蛇行を防ぐ効果も期待でき、転写画像の劣化を防止し、高品質の画像形成が可能になる。
【0038】
なお、上記実施形態では、装置本体11の下面に2等辺三角形の配置で設けられた3つの支持部材60〜62の全てが、本発明に係る支持部材である場合を説明したが、3つの支持部材のうち少なくとも1つ(例えば、本体の重心に近い一端側の2つの支持部材若しくは他端側の1つの支持部材)に本発明に係る支持部材を用いることもできる。
【0039】
本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態において上記第1の実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0040】
上記第1の実施形態の支持部材60,61,62の配置では、図2に示すように、重心に近い装置本体11の下面の左側端部に設けられた2つの支持部材60,61が奥行き方向で対向配置されているため、各支持部材60,61の接地部位となる線が同一直線上で重なってしまい、その方向に滑りやすくなってしまう。この場合、装置本体11の重心に近い支持部材60,61を中心として装置本体11の他端側が回転滑りを起こしやすくなってしまう。
【0041】
そこで、本実施形態では、図7に示すように、3つの支持部材60,61,62の接地部位の延長線の概略交点に装置本体11の重心が位置する配置で設けている。ここで、「概略交点」とは、3つの支持部材60,61,62の接地部位の延長線が厳密に一点に収束する場合だけでなく、任意の2つの延長線の交点が装置本体11の下面のごく狭い範囲内に存在する場合も含んでいる。これにより、各支持部材60,61の接地部位となる線が同一直線上で重なることがなく、3つの支持部材60,61,62の配置を装置本体11の下面において幅方向で最も広く、かつ、重心に最も近くなる配置とすることができ、装置本体11の回転滑りを効果的に防止できるとともに、装置本体11をより安定して支持することができるようになる。
【0042】
上記実施形態では、複写機を例に説明したが、本発明は複写機に限定されず、ファクシミリ、プリンタ等の他の画像形成装置やスキャナ等の画像読取装置を含む、広く画像処理に係る画像処理装置全般に適用することができる。
【産業状の利用可能性】
【0043】
本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置やスキャナ等の画像読取装置を含む、広く画像処理に係る画像処理装置全般に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】は、本発明の第1の実施形態に係る支持部材を備えた画像形成装置の概略構成を示す縦断面図である。
【図2】は、上記画像形成装置の模式的な平面図である。
【図3】は、上記画像形成装置を下方から観た斜視図である。
【図4】は、上記支持部材の一例の斜視図(a)、正面図(b)及び側面図(c)である。
【図5】は、上記支持部材の他の例の斜視図(a)、正面図(b)及び側面図(c)である。
【図6】は、上記支持部材のさらに他の例の斜視図(a)、正面図(b)及び側面図(c)である。
【図7】は、本発明の第2の実施形態に係る支持部材を備えた画像形成装置の模式的な平面図である。
【図8】は、従来の支持部材を備えた画像形成装置の模式的な平面図である。
【符号の説明】
【0045】
10 複写機
11 装置本体
12 リーダ部
13 プリント部
14 原稿台
30 感光体ドラム
37 給紙カセット
60,61,62 支持部材
66 排紙スペース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像処理装置の本体下面に取り付けられ、設置面上で前記本体を支持するための支持部材において、その支持部材の形状をその接地部位が設置面と線で接触する形状としたことを特徴とする支持部材。
【請求項2】
支持部材の下面を曲面としたことを特徴とする請求項1に記載の支持部材。
【請求項3】
本体下面に2等辺三角形となる配置で支持部材を3つ備え、支持部材の2つで本体の重心に近い一端側を支持し、支持部材の1つで本体の他端側を支持することにより、本体が設置面上で3点支持される画像処理装置において、前記3つの支持部材のうち少なくとも1つが請求項1又は2に記載の支持部材であることを特徴とする画像処理装置。
【請求項4】
本体下面に2等辺三角形となる配置で支持部材を3つ備え、支持部材の2つで本体の重心に近い一端側を支持し、支持部材の1つで本体の他端側を支持することにより、本体が設置面上で3点支持される画像処理装置において、前記3つの支持部材の全てが請求項1又は2に記載の支持部材であり、その3つの支持部材の接地部位の延長線の交点に本体の重心が位置することを特徴とする画像処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−39070(P2006−39070A)
【公開日】平成18年2月9日(2006.2.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−216711(P2004−216711)
【出願日】平成16年7月26日(2004.7.26)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】