説明

放射性廃棄物貯蔵建物

【課題】放射性廃棄物を収納する建屋における柱や梁を省略して、より多くの放射性廃棄物を貯蔵可能にするとともに、十分な強度と、十分な遮蔽効果を備える廃棄物貯蔵建物を提供する。
【解決手段】内面同士を対向させかつ所定間隔をあけて配置される二枚の鋼板32、32、及び二枚の鋼板32、32の間に設けられ、二枚の鋼板32、32を所定の間隔を開けた状態で連結するH鋼34を備え、二枚の鋼板32、32の間にコンクリートを打設してなる鋼板パネル30の組合せによって壁及び天井が構成される、放射性廃棄物を保管する放射性廃棄物貯蔵建物において、H鋼34は、二枚の鋼板32、32の間に複数本それぞれ平行に並列配置されかつ鋼板32に溶接され、壁及び天井は、H鋼34が並列配置されるように複数の鋼板パネル30を溶接することによって構成され、壁と天井とは、溶接によって接合させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、放射性廃棄物を貯蔵する放射性廃棄物貯蔵建物に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、原子力発電所の放射線管理区域内で発生したゴミは、放射性廃棄物としてそのままあるいは減容処理した後、ドラム缶等に密封又は固化処理して、壁、天井に遮へい機能を有する鉄筋コンクリート造りの廃棄物貯蔵建物に保管している。
【0003】
また、従来のこの種の技術として、特許文献1に記載された技術がある。特許文献1には、原子力発電所の原子炉建屋やタービン建屋として、鉄筋コンクリート造りの建屋に代えて、鋼板コンクリート建屋を用いることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−20721号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のように、鉄筋コンクリート造りの建屋に代えて、鋼板コンクリート建屋を用いることにより、鉄筋コンクリート造りの建屋における柱や梁の数を省略することが可能になり、その結果、放射性廃棄物を載置することができないデッドスペースの発生を抑えることが可能になる。
【0006】
しかしながら、特許文献1の鋼板コンクリートの建屋を構成する鋼板パネルは、二枚の鋼板の間に、多数の棒状部材(タイバー)を配置して間隔保持させ、そして、二枚の鋼板の間にコンクリートを打設したものである。このため、鋼板の間に、多数の棒状部材を取り付ける作業が膨大なものとなり、建屋を建てるための作業量が増加する。
【0007】
また、鉄筋コンクリート造りの建屋における柱や梁を省略する分、鋼板コンクリートの建屋を構成する鋼板パネルに十分な強度を持たせる必要がある。さらに、放射性廃棄物と貯蔵するという目的があるため、十分な遮蔽効果を備える必要がある。このため、より簡単に建てることが可能であり、しかも、十分な強度と十分な遮蔽効果を備えた放射性廃棄物貯蔵建物の出現が望まれる。
【0008】
本発明は、このような課題を解決し、放射性廃棄物を収納する建屋における柱や梁を省略して、より多くの放射性廃棄物を貯蔵可能にするとともに、十分な強度と、十分な遮蔽効果を備える放射性廃棄物貯蔵建物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記目的を達成するため、本発明は、次に記載する構成を備えている。
【0010】
(1) 内面同士を対向させかつ所定間隔をあけて配置される二枚の鋼板、及び前記二枚の鋼板の間に設けられ、前記二枚の鋼板を所定の間隔を開けた状態で連結する連結部材を備え、前記二枚の鋼板の間にコンクリートを打設してなる鋼板パネルの組合せによって壁及び天井が構成される、放射性廃棄物を保管する放射性廃棄物貯蔵建物において、前記連結部材は、長手方向に対して直角方向の断面形状がH形状の長尺のH鋼からなり、当該H鋼は、前記二枚の鋼板の間に複数本それぞれ平行に並列配置されかつ前記鋼板に溶接され、前記壁及び天井は、前記H鋼が並列配置されるように複数の前記鋼板パネルを溶接することによって構成され、前記壁と前記天井とは、溶接によって接合させることを特徴とする放射性廃棄物貯蔵建物。
【0011】
(1)によれば、二枚の鋼板とH鋼とを溶接することによって、二枚の鋼板を連結しているため、鋼板パネルの強度が高くなり、壁によって天井を支持することが可能になる。また、二枚の鋼板の間にコンクリートが打設されているため、鋼板パネルに十分な遮蔽効果を持たせることが可能になる。これにより、廃棄物貯蔵建物内における柱や梁の数を低減させることが可能になり、より多くの放射性廃棄物を貯蔵することが可能になる。
【0012】
(2) (1)において、前記天井は、二枚の天井板からなり、前記壁は、四枚の壁板によって四方を囲んだ構成であり、前記天井板及び壁板は、複数の鋼板パネルを組み合わせてなり、一方の互いに対向する一対の壁板の上部に、棒状部材を掛け渡すように設置し、前記二枚の天井板の一端部を前記棒状部材に載置して、前記二枚の天井板の一端部同士を溶接し、前記二枚の天井板の他端部を、他方の互いに対向する一対の壁板の上部に溶接し、前記二枚の天井板は一端部から他端部に下り傾斜していることを特徴とする放射性廃棄物貯蔵建物。
【0013】
(2)によれば、二枚の天井板の溶接部分が棒状部材によって補強される。これにより、天井が安定するとともに、廃棄物貯蔵建物内の上方のスペースを大きくすることが可能となる。
【0014】
(3) (2)において、前記他方の互いに対向する一対の壁板の内側の上部に、前記天井板の他端部を支持する支持部を設け、当該支持部に前記天井板の他端部を溶接することを特徴とする放射性廃棄物貯蔵建物。
【0015】
(3)によれば、天井板と壁板との溶接部分が支持部によって補強される。また、天井板の重量が、一対の壁板の内側の上部に設けた支持部を押す方向に掛かるために、天井板が壁板から外れることが確実に防止できる。
【0016】
(4) (1)〜(3)において、前記二枚の天井板は、前記壁板よりも薄く構成されていることを特徴とする放射性廃棄物貯蔵建物。
【0017】
(4)によれば、二枚の天井板は、壁板よりも薄くすることにより、その分軽量化が図れ、壁が天井をより安定して支持することが可能になる。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、廃棄物貯蔵建物内における柱や梁の数を低減させることが可能になり、より多くの放射性廃棄物を貯蔵することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の一実施形態における放射性廃棄物貯蔵建物の外観を示す斜視図である。
【図2】鋼板パネルの構成を示す斜視図である。
【図3】鋼板パネルの製造方法を示す説明図である。
【図4】放射性廃棄物貯蔵建物の内部構成を示す平面図である。
【図5】放射性廃棄物貯蔵建物の内部構成を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態における放射性廃棄物貯蔵建物の外観を示す斜視図である。
【0021】
放射性廃棄物貯蔵建物1は、四方を囲む壁3の上部に天井5を設けたものである。壁3及び天井5は、それぞれ放射線を遮蔽する機能を備えており、壁3は、前面壁板10、後面壁板12、及び二枚の側面壁板14、16とによって構成されている。前面壁板10及び後面壁板12は、長方形と、この長方形の長辺を底辺とした二等辺三角形とを組み合わせてなる五角形の形状である。また、側面壁板14、16は長方形である。そして、壁3は、前面壁板10の両側部及び後面壁板12の両側部に、側面壁板14、16の長手方向両端部を、溶接によって連結することにより、四方を囲むように構成される。
【0022】
天井5は、二枚の天井板18、20によって構成されている。天井板18、20は、長方形であり、天井板18、20の長辺は、側面壁板14、16の長辺の長さに略一致し、天井板18、20の短辺は、前面壁板10の斜辺の長さに略一致している。そして、天井板18と天井板20の一方の長辺同士を溶接し、天井板18と天井板20の他方の長辺を、側面壁板14、16の上部に溶接し、天井板18と天井板20の短辺を前面壁板10及び後面壁板12の斜辺に溶接することにより、壁3の上部に天井5が設置される。
【0023】
また、詳細は後述するが、前面壁板10、後面壁板12、側面壁板14、16及び二枚の天井板18、20の内部には、複数のH鋼34が平行に並列配置されている。壁3を組み立てる際に、前面壁板10、後面壁板12及び側面壁板14、16は、内部のH鋼34の長手方向が地面に対して直角方向を向くように配置される。
【0024】
図2は、鋼板パネルの構成を示す斜視図である。前面壁板10、後面壁板12、側面壁板14、16、二枚の天井板18、20は、複数枚の鋼板パネル30を溶接によって組み合わせることによって構成されている。
【0025】
鋼板パネル30は、二枚の鋼板32、32、連結部材に相当する複数のH鋼34及びコンクリート層36を備えている。二枚の鋼板32、32は、内面同士を対向させかつ所定間隔をあけて配置され、この二枚の鋼板32、32の間に、複数のH鋼34が一定の間隔をあけて互いに平行に並列配置されている。H鋼34は、長手方向に対して直角方向の断面形状がH形状の長尺の鋼材である。このH鋼34の一方の側面が一方の鋼板32の板面に、H鋼34の他方の側面が他方の鋼板32の板面にそれぞれ溶接される。また、二枚の鋼板32、32の内側にはコンクリート層36が形成されており、複数のH鋼34はコンクリート層36によって覆われている。
【0026】
図3は、鋼板パネルの製造方法を示す説明図である。まず、図3(a)に示すように、鋼板32の平面に対して、複数のH鋼34を一定間隔でかつ平行に並列配置して、H鋼34の一方の側面と鋼板32の板面とを溶接することにより、図3(b)に示すようにH鋼34と鋼板32とを連結してなる連結体35を構成する。次に、図3(b)に示す状態から、H鋼34が溶接された鋼板32の板面にコンクリートを打設し、養生して、図3(c)に示すようにコンクリート層36を形成する。このとき、H鋼34の他方の側面とコンクリート層36の表面とを面一にして、H鋼34の他方の側面を外部に露出させる。そして、図3(c)に示す状態から、他の一枚の鋼板32をコンクリート層36に被せ、鋼板32とH鋼34とを溶接することにより、図3(d)に示すように、鋼板パネル30が完成する。
【0027】
なお、図3に示す製造方法は、一枚の鋼板パネル30を製造するプロセスであるが、それに限らず、図3(b)に示す連結体35を、複数組み合わせてから、コンクリートの打設、養生、他の一枚の鋼板パネル30の溶接を行ってもよい。さらに、図3(b)に示す連結体35を、複数組み合わせて、コンクリート層36及び他の一枚の鋼板パネル30がない前面壁板10、後面壁板12、側面壁板14、16、及び二枚の天井板18、20を形成し、これらを所定位置に設置してからコンクリートの打設、養生してコンクリート層36を形成した後、他の一枚の鋼板パネル30の溶接を行ってもよい。
【0028】
図4は放射性廃棄物貯蔵建物の内部構成を示す平面図である。図5は、放射性廃棄物貯蔵建物の内部構成を示す正面図である。図4は、図1において天井5を外した場合を示すものである。側面壁板14、16の上端部には、側面壁板14、16の長手方向に対して平行に、支持部に相当するH鋼40、42が溶接によって固定されている。また、前面壁板10の最上部と後面壁板12の最上部との間には、棒状部材に相当するH鋼44が設けられている。H鋼44の一端は前面壁板10の最上部に溶接され、H鋼44の他端は前面壁板10の最上部に溶接される。また、放射性廃棄物貯蔵建物1内には床材50が敷かれており、本実施形態においては、床材50として鋼板パネル30を組み合わせたものを使用している。
【0029】
そして、天井板18及び天井板20の一端部をH鋼44上に載置するとともに、天井板18及び天井板20の他端部をH鋼40、42上に載置する。さらに、天井板18及び天井板20の一端部同士を溶接するとともに、天井板18及び天井板20の一端部とH鋼44とを溶接する。また、天井板18の他端部とH鋼40及び側面壁板14の上端部とを溶接する。天井板20の他端部とH鋼42及び側面壁板16の上端部とを溶接する。これにより、H鋼4が、天井板18と天井板20との溶接部分を補強するようになる。また、H鋼40が、天井板18と側面壁板14との溶接部分を補強するようになる。同様に、H鋼42が、天井板20と側面壁板16との溶接部分を補強するようになる。
【0030】
なお、図4、図5に示す構成においては、H鋼40、42、44の3本を壁3に追加で取り付けることによって天井板18及び天井板20の溶接部分を補強しているが、補強を目的として追加するH鋼の数はそれ以上であってもよい。例えば、H鋼40とH鋼44との間、及びH鋼40とH鋼42との間を渡すように、かつ前面壁板10の斜辺に平行に複数のH鋼を一定間隔で並列配置し、これらのH鋼の端部と、H鋼40、42、44とを溶接してもよい。さらには、H鋼40、42の補強を目的として、H鋼40、42の下方に複数のH鋼を、側面壁板14、16のH鋼34と平行に並列配置し、H鋼40、42及び側面壁板14、16に溶接してもよい。
【0031】
このように、補強を目的として追加するH鋼は、前面壁板10、後面壁板12、側面壁板14、16及び二枚の天井板18、20の板面に沿って設けることが望ましい。これにより、壁3によって囲まれた空間内に柱や梁を設ける必要がなくなり、壁3によって囲まれた空間内に放射性廃棄物を収納する際に、デッドスペースの発生を低減させることが可能になる。
【0032】
以上説明したように構成された本実施形態によれば、二枚の鋼板32とH鋼34とを溶接することによって、二枚の鋼板32を連結しているため、鋼板パネル30の強度が高くなり、壁3によって天井5を支持することが可能になる。また、二枚の鋼板32の間にコンクリートが打設されてコンクリート層36が形成されているため、鋼板パネル30に十分な放射線の遮蔽効果を持たせることが可能になる。これにより、放射性廃棄物貯蔵建物1内における柱や梁の数を低減させることが可能になり、より多くの放射性廃棄物を貯蔵することが可能になる。
【0033】
また本実施形態によれば、二枚の天井板18、20の溶接部分がH鋼44によって補強される。これにより、天井板18、20の連結が強固なものとなって天井5が安定するとともに、放射性廃棄物貯蔵建物1内の上方のスペースを大きくすることが可能となる。
【0034】
また本実施形態によれば、側面壁板14、16の内側の上部に、天井板18、20の他端部を支持するH鋼40、42を設け、H鋼40、42に天井板18、20の他端部を溶接している。このため、天井板18、20と側面壁板14、16との溶接部分がH鋼40、42によって補強される。しかも天井板18、20の他端部の下部にH鋼40、42が設けられているため、天井板18、20が側面壁板14、16から外れることを確実に防止できる。
【0035】
また本実施形態によれば、放射性廃棄物貯蔵建物1内に敷かれる床材50に、鋼板パネル30を適用している。これにより、放射性廃棄物から下方に放出される放射線を遮蔽することが可能になる。しかも、鋼板パネル30内のH鋼34によって鋼板パネル30の強度が高くなっているため、例えば、放射性廃棄物の運搬に用いるフォークリフトの移動によって、床が破損することが防止できる。
【0036】
また本実施形態によれば、鋼板パネル30からなる壁3や床材50を工場又は現場近傍ヤードであらかじめ製作することにより、建設工事工程の短縮化が図れる。鋼板パネル30内部にH鋼34を有しているため、従来の、鉄筋コンクリート製のパネルよりも、鉄筋からコンクリート表面までの被り分だけコンクリートを削減することが可能になる。
【0037】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限るものではない。例えば、上述した実施形態においては、前面壁板10、後面壁板12、側面壁板14、16及び二枚の天井板18、20が全て同じ厚さであるが、天井板18、20については、前面壁板10、後面壁板12、側面壁板14、16よりもコンクリート層36を薄く形成してもよい。すなわち、放射性廃棄物から発生する放射線の中でも、横方向に放射されるものは、周囲の環境に影響を及ぼすおそれがあるため、放射線を遮蔽できる程度の厚さを有するコンクリート層36であることが望ましい。しかし、上方向に放射されるものは、周囲の環境に影響を及ぼすおそれが低いため、天井板18、20のコンクリート層36の厚さを薄くすることが可能である。また、天井板18、20のコンクリート層36の厚さを薄くすることによって、天井板18、20の軽量化を図ることが可能となり、壁3による天井5の安定した支持を実現することが可能になる。
【符号の説明】
【0038】
1 放射性廃棄物貯蔵建物
3 壁
5 天井
10 前面壁板
12 後面壁板
14、16 側面壁板
18、20 天井板
30 鋼板パネル
32 鋼板
34、40、42、44 H鋼
35 連結体
36 コンクリート層
50 床材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内面同士を対向させかつ所定間隔をあけて配置される二枚の鋼板、及び前記二枚の鋼板の間に設けられ、前記二枚の鋼板を所定の間隔を開けた状態で連結する連結部材を備え、前記二枚の鋼板の間にコンクリートを打設してなる鋼板パネルの組合せによって壁及び天井が構成される、放射性廃棄物を保管する放射性廃棄物貯蔵建物において、
前記連結部材は、長手方向に対して直角方向の断面形状がH形状の長尺のH鋼からなり、
当該H鋼は、前記二枚の鋼板の間に複数本それぞれ平行に並列配置されかつ前記鋼板に溶接され、
前記壁及び天井は、前記H鋼が並列配置されるように複数の前記鋼板パネルを溶接することによって構成され、
前記壁と前記天井とは、溶接によって接合させることを特徴とする放射性廃棄物貯蔵建物。
【請求項2】
前記天井は、二枚の天井板からなり、
前記壁は、四枚の壁板によって四方を囲んだ構成であり、
前記天井板及び壁板は、複数の鋼板パネルを組み合わせてなり、
一方の互いに対向する一対の壁板の上部に、棒状部材を掛け渡すように設置し、
前記二枚の天井板の一端部を前記棒状部材に載置して、前記二枚の天井板の一端部同士を溶接し、
前記二枚の天井板の他端部を、他方の互いに対向する一対の壁板の上部に溶接し、
前記二枚の天井板は一端部から他端部に下り傾斜していることを特徴とする請求項1記載の放射性廃棄物貯蔵建物。
【請求項3】
前記他方の互いに対向する一対の壁板の内側の上部に、前記天井板の他端部を支持する支持部を設け、当該支持部に前記天井板の他端部を溶接することを特徴とする請求項2記載の放射性廃棄物貯蔵建物。
【請求項4】
前記二枚の天井板は、前記壁板よりも薄く構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の放射性廃棄物貯蔵建物。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2012−107381(P2012−107381A)
【公開日】平成24年6月7日(2012.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−254852(P2010−254852)
【出願日】平成22年11月15日(2010.11.15)
【出願人】(000211307)中国電力株式会社 (6,505)
【Fターム(参考)】