説明

放熱モジュールの機構

【課題】ファンの流路がヒートシンクの対面面積より大きい放熱モジュールの機構を提供する。
【解決手段】
放熱モジュールの機構は、少なくともファン、伝導部材、ダクトを具え、該伝導部材は取付面を具えてファンを連結し、伝導部材にダクトを被せ、ファンはインペラを具え、インペラの直径面積を伝導部材の取付面面積より大きくして、取付面の外縁に突出するようにし、ダクトは入口と出口を具え、入口に少なくとも一つの受け部を設けて突出したインペラが動かす流体を受け入れ、出口を伝導部材上に被せ、ダクトが伝導部材の取付面に接して設けたファンの突出したインペラにより流動する流体をほぼ全て受け入れるようにして、突出したインペラが流動させる流体を伝導部材へと流し込む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は放熱モジュールの機構に関し、特にファンの流路がヒートシンク取付面面積より大きいファンモジュールの構造に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体産業の急速な発展により、電子設備は小型化・高周波化し、機能が強大化した電子デバイスを生み出すと同時に、高電力により発生する高発熱問題があり、こういった電子デバイスの単位面積あたりの放出熱は無視することのできない熱源となっている。迅速かつ効果的に電子デバイスが放出する熱を除去できなければ、デバイスの温度が高くなりすぎ、電子デバイスの正常な作動に影響し、ひいてはシステムの不安定を招いてしまう。電子デバイスの過剰な熱を除去するために、効果的な冷却システムによって、システムの様々なレベルの熱の問題を解決する必要がある。
【0003】
電子デバイスと機器が最大の機能を発揮できるためには、十分な冷却が非常に重要である。そこで効果的な冷却システム設計において考慮するべき要素は、1.デバイス発熱量、2.スペースと重量の制限、3.動作環境温度、4、冷却システムコスト、5.冷却システムの使用流体、以上がある。工業技術と半導体工程の急速な進歩に伴い、電子デバイスとチップのクロックは上昇し続け、一般のコンピュータマザーボードでは、主要熱源はマクロプロセッサ、マザーボード上のノース・サウスブリッジチップ、グラフィックスカード上の高機能チップ、ハードディスクドライブ、光ディスクドライブ、パワーサプライなどがあり、高周波のマクロプロセッサほど発熱のワット数は百ワットに近い高熱量になり、その高熱は灼熱の金属板に相当するほどである。このような驚異的な熱は、将来技術が日進月歩で発展していく中でより一層深刻になっていくであろう。当然のことにマクロプロセッサ以外に、マザーボードのノース・サウスブリッジチップ、ハードディスクドライブや今日機能がますます強大化している3D画像作成のグラフィックスカードなども、今後熱量が増大していき、システム全体の動作に影響する。よって優れた放熱方法を得ることがより重要な問題となってくる。しかし放熱の問題にとって、スペースは非常に大きな考慮の要素である。高い発熱量のシステムが、熱を放散できなければ、システムの温度は上昇し続ける。そこで限られた空間内で如何に速く効率的に熱を除去できるかは、更に困難な作業となる。
【0004】
現在市場に出回るコンピュータはそのスペースの制限から、多くは小型ファンをヒートシンク上にセットし、この機構を発熱源上に設置して放熱の効果を得ている。
しかし効果的に放熱を向上する方法と技術で、如何にシステムを速く効果的に動作させるかは、現在の産業界と学術貝の共同研究課題であり、今日の冷却方法は主に自然対流冷却、強制対流冷却、液体間接或いは直接冷却或いは相変化冷却などである。
その中で強制対流冷却は最も一般的な冷却方法である。その理由は、空気は最も不足せず最も容易に得られる流体であり、コストも動力も必要とせずに確保できるからであり、通常ファンをヒートシンクに組み合わせる機構で高熱量デバイスの熱量を除去し、通常ファンの作用は空気流体を駆動することにあり、これにより強制対流を起こし、ヒートシンクは高熱伝導率と、空気との接触表面積で放熱効果を強化している。ヒートシンクの材質は通常熱伝導率の良いアルミ合金や銅を用い、空気と接触する表面積は大きいほど良い。
【0005】
ファンは構造が簡単でコストが低廉、損壊しにくく駆動エネルギーが低いという長所のため、広く使用されており、軸流式ファンでは、気流を導入してブレードの中心軸に平行に吹き出すのを利用し、静圧が小さい、風量が大きいといった特徴があり、抗力が低い場所に多用される。一般に放熱システムは、抗力は大きくなく、設計上の問題もあり、多くは軸流式のファンを利用している。軸流式ファンは大空気流体と低圧力の環境に適するからである。
【0006】
更に、台湾特許公告第527089号の「放熱装置と放熱装置のダクト装置」実用新案に掲げる技術は、ダクトを具え、該ダクトは前開口と後開口を具え、ダクト内に複数個の案内片を設ける。ここで該前開口面積は後開口面積より大きく、且つ該前開口はファンの排気口に接続し、該後開口は該ヒートシンクに接続して、ファンが回転すると空気がダクトの前開口からダクト内に入り、複数個の案内片を経て後開口から排出され、該ヒートシンクの放熱を行う。
上述の公知構造は実施上問題があり、ファンとヒートシンクの間に該ダクト装置を設置するため、該ファンとヒートシンクは該ダクト装置で隔てられて、ファンとヒートシンク下方の発熱源との距離が増大し、放熱効果に影響してしまう。また該ダクト装置の縦向きの高度はファン出口から流出する流体が経過する距離となり、流体のエネルギー消耗を引き起こす。また流体の温度は排気口が最も低く、該ダクトを通過する間に該流体の温度は上昇していき、ヒートシンクに到達したときの流体の温度は、排気口の温度ほど低くなく、却って流体とヒートシンクの熱交換率が低下してしまう。こういった種々の問題の存在によって実際の放熱効果は相当割り引かれてしまう。
【特許文献1】台湾特許公告第527089号新型
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述の公知技術の欠点を改善し、ダクトを伝導部材の外縁に被せて、伝導部材取付面より大きく且つ取付面に直に接して設けるファンが動かす流体を受けることができるようにする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の放熱モジュール機構は、少なくともファン、伝導部材、ダクトを具える。うち伝導部材は取付面を備えてファンを接続し、且つ伝導部材はダクトに一部覆われる。ファンはインペラを具え、インペラの直径面積は伝導部材の取付面の面積より大きくして、取付面の外縁に突出するようにする。ダクトは入口と出口を具え、入口には少なくとも一つの受け部を具えて、突出したインペラが動かす流体を接受するようにし、出口は伝導部材上に被せて設置する。ダクトで伝導部材の取付面に接して設けたファンの突出したインペラが動かす流体を受け取り、ひいてはその突出したインペラが動かす流体を伝導部材へ流れるよう導入する。
【発明の効果】
【0009】
伝導部材を発熱部材上に粘着して発熱部材の熱を伝導して、発熱部材放熱を直接助け、ファンのインペラが回転して流体を伝導部材に向かって流動させると、流体は伝導部材の流路に向かって流れ、伝導部材が伝導する熱を流路の露出部から流出させて除去する。ダクトの入口と受け部は取付面外縁から突出したインペラが動かす流体を受け入れて、流体を案内して伝導部材の流路へ流動させ、伝導部材の流路露出部から外へ流出するようにし、伝導部材が伝導した熱を取り去る。受け部が、取付面外縁から突出したインペラが動かす流体を受けることにより、伝導部材に作用する流体を増加でき、熱対流の効率を増加して、全体の放熱効果を向上し、且つ公知のファンが熱源から遠すぎるという問題を改善する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本発明が提供する放熱モジュールの機構の好適な実施例を図に示す。図1、図2に示すように、少なくともファン11、伝導部材12、ダクト13を具え、そのなかで伝導部材12はこの好適な実施例ではヒートシンクとし、複数の平板型配列のフィン121を設け、フィン121とフィン121の間に流路122を形成し、この流路122は伝導部材12の両側に通じ、複数のフィン121と流路122は四角形の取付面Aを形成する。ファン11はベース111とこのベース111上に枢設したインペラ112を具え、ベース111の面積と形状は伝導部材12の取付面Aの面積と形状より小さいかまたは等しく、且つベース111の中央に通孔113を開設し、ベース111の四隅に貫通孔114を開設して固定部材115が貫通するようにし、インペラ112の直径面積は伝導部材の取付面Aの面積より大きい。ダクト13は入口131と出口132を具え、その入口131側に少なくとも一つの外側に拡張する受け部133を設けてファン11の流体を受けるようにする。
【0011】
実装時には、ダクト13を伝導部材12の外周上半分に被せ、ダクト13の出口132を伝導部材12の外周縁に平らに揃え、即ち伝導部材12はダクト13に一部覆われ、更に固定部材115をベース111の貫通孔114に通して伝導部材12の取付面Aに取り付け、ファン11が伝導部材12の取付面A上に接して設けられるようにする。またインペラ12の直径は伝導部材12の取付面Aの面積より大きいため、取付面Aの外縁から突出した状態になり、ダクト13の入口131側の受け部133の内壁が傾斜状を呈して且つ伝導部材12の両側の流路122に対応しており、言い換えれば受け部133は二つ対称的にダクト13の入口側131の向かい合う両辺に設けてあり、ダクト13を部分的に伝導部材12に被せ合わせると、受け部133はそれぞれ伝導部材12の両辺の流路122に対応し隣接するようになる。
【0012】
図1、図3に示すように、本発明の好適な実施例の発熱部材への使用の断面図では、伝導部材12を発熱部材14上に粘着して発熱部材14の熱を伝導して、発熱部材14の放熱を直接助ける。ファン11のインペラ112が回転して流体を伝導部材12に向かって流動させると、流体はベース111の通孔113を通って伝導部材12の流路122に向かって流れ、伝導部材12が伝導する熱を伝導部材12の両側から流出させて除去する。伝導部材12の取付面A外縁に突出したインペラ112が動かす流体はダクト13の入口131と受け部133に向かって流れ、即ち入口131と受け部133は取付面A外縁から突出したインペラ112が動かす流体を受け入れて、受け部133の内壁が傾斜状を呈して流体を案内して伝導部材12の流路12に向かって流し、伝導部材12の両側から外へ流出するようにし、伝導部材12が伝導した熱を取り去る。受け部133が取付面A外縁から突出したインペラ122が動かす流体を受けることにより、伝導部材12に作用する流体を増加でき、熱対流の効率を増加して、全体の放熱効果を向上し、且つ公知のファンが熱源から遠すぎるという問題を改善する。
【0013】
図4、図5、図6、図7に示すように、本発明の第二の好適な実施例では、全体構造と機能及び実施形態はほぼ上述の実施例と同様であり、ここでは構造が同じ部分については述べない。異なる点を以下に説明する。ファン21はフレーム211を具え、フレーム211は本実施例では環状体を呈し、フレーム211上に複数個の貫通孔212を開設して固定部材115を通して伝導部材12の取付面Aに連結するようにする。更にフレーム211の内壁は流路213を構成し、流路213は伝導部材12の取付面Aの面積より大きくし、取付面Aの外縁に突出領域214を形成し、更にフレーム211の流路213内にインペラ215を収容して設ける。インペラ215の直径面積は流路213の面積より略小さく、取付面A面積より大きくし、以上から取付面Aの周囲外縁から突出するようにし、ダクト13の受け部133がこの突出領域214から流出する流体を収容できるようにして上述の作用を達成する。
【0014】
図8、図9、図10、図11に示すように、本発明の第三の好適な実施例では、全体構造と機能及び実施形態はほぼ前述の実施例と同様であり、ここでは構造が同じ部分については述べない。異なる点を以下に説明する。ファン51はフレーム511を具え、フレーム511は本実施例では四角形を呈し、フレーム511の内壁に流路513を構成し、流路513は伝導部材12の取付面Aの面積より大きく、取付面Aの外縁に突出領域514を形成する(図10に示す)。フレーム511の流路513内にインペラ515を収容して設け、インペラ515の直径面積は流路513面積より略小さく、取付面Aの面積より大きくし、以上から取付面Aの周囲外縁から突出するようにして、ダクト13の受け部133がこの突出領域514から流出する流体を収容できるようにして上述の作用を達成する。
図12に示すように、ファン51は長い二辺と短い二辺の長方形フレーム611を具え、これも本発明を変化させたもので、上述の作用と機能を達成できる。
【0015】
図13、図14、図15、図16に示すように、本発明の第四の好適な実施例では、その全体構造と機能及び実施形態はほぼ第二実施例と同様であり、ここでは構造が同じものについては述べない。異なる点を以下に説明する。伝導部材32は円柱状を呈し、放射状に外向きに延伸する複数のフィン321を具え、フィン321とフィン321との間に流路322を形成し、これら複数のフィン321は円形の取付面Bを形成し、ダクト33は円形を呈した入口331と出口332を具え、入口331側に傾斜状の受け部333を設け、ダクトを伝導部材32のフィン321の外側に延伸した末端の上半分に被せて接着する。ファン31は円形のフレーム311を具え、フレーム311の内壁に伝導部材32取付面Bの面積より大きい流路312を設け、且つフレーム311内にインペラベース313を設け、インペラベース313とフレーム311の間に複数の支持部材314を設け、インペラ315をインペラベース313上に枢設する。インペラ315の直径はフレーム311の流路312より略小さく、伝導部材32の取付面B面積より大きくし、支持部材314上に貫通孔316を開設して固定部材115を通して伝導部材32の取付面B上に取り付けるようにし、以上からファン31を取付面B上に接して固定する。フレーム311は伝導部材32の周囲外縁に突出領域317を形成し(図15に示す)、インペラ315は伝導部材32の周囲外縁に突出して、ダクト33の入口331と受け部333はこの突出領域この突出領域317と突出したインペラ315に対応する。
【0016】
図13、図15、図16に示すように、伝導部材32は発熱部材14上に粘着して発熱部材14の熱を伝達し、発熱部材14の放熱を直接助ける。ファン31のインペラ315が回転して流体を伝導部材32に向かって流動させると、流体は伝導部材32の流路322に向かって流れ、伝導部材32が伝達する熱を伝導部材32の周囲から流出させて取り去る。伝導部材32の取付面B外縁に突出した突出領域317のインペラ315が動かす流体はダクト33の入口331に流れ込み、受け部333の内壁が傾斜状を呈して流体を伝導部材32の流路322へ流れるように案内し、伝導部材32の周囲から外へ流出させて伝導した熱を取り去るようにして、伝導部材32に作用する流体を増加して、熱対流の効率を増加して全体の放熱効果を向上させる。
【0017】
図17、図18、図19、図20、図21、図22、図23に示すように、本発明の第五の好適な実施例では、その全体構造と機能及び実施形態は第一実施例とほぼ同様であり、ここでは構造が同じ部分については述べない。異なる点を以下に説明する。ダクト13の受け部133の内壁に間隔をあけて配列した複数のリブ434を設け、各リブ434は伝導部材12の複数のフィン121に対応して隣接するようにして、受け部133が接受した流体を各リブ434間の間隔から伝導部材12の流路122に流れるようにする。
このリブ434の縦方向の形状の断面は、任意の形状構成とし、三角形(図20に示す)、長方形(図21に示す)、半楕円形(図22に示す)、台形(図23に示す)などを含み、且つこれらのリブ434の材質は良熱伝導性材である例えばアルミ、銅、金、銀などで形成することができる。
【0018】
図24、図25、図26、図27に示すように、本発明の第六の好適な実施例では、その全体構造と機能及び実施形態は第一実施例とほぼ同様であり、ここでは構造が同じ部分については述べない。異なる点を以下に説明する。伝導部材72は本実施例では複数の柱状で間隔をあけて直立して配列したフィン721を設け、フィン721とフィン721との間に流路722を形成する。流路722は伝導部材72の周囲に連なって、流体が流路722を経て伝導部材72の周囲に向かって流出するようにする。ダクト73は入口731と出口732を具え、入口731側に受け部733を設けてファン11からの流体を受ける。
実装時には、ダクト73の入口731側の受け部733の内壁は傾斜状を呈して且つ伝導部材72の周辺部の流路722に対応し、ファン11のインペラ112が回転すると、受け部733の内壁が傾斜状を呈して流体を伝導部材72の流路722に向かって流れるように案内し、伝導部材72の周囲から外へ流出して、伝導部材72が伝達した熱を取り去るようにして、第一実施例に述べた作用と効果を達成する。
【0019】
図28、図29に示すように、本発明の第七の好適な実施例では、その全体構造と機能及び実施形態は第一実施例とほぼ同様であり、ここでは構造が同じ部分については述べない。異なる点を以下に説明する。ダクト83は入口831と出口832を具え、その入口831側に受け部833を設けてファン11の流体を受ける。受け部833の内壁は傾斜状を呈して、ダクト83の一部を伝導部材12に被せると、受け部833は伝導部材12の片側の流路122に隣接する。
更に、上述の受け部833は図30に示すように、実行可能な実施例において流路122の一部のみに対応して隣接するようにすることができる。このようにして、放熱モジュールの設置環境に応じて、ファン11のインペラ112が収まる範囲内で弾力的に変化させることにより、使用者の需要に適合させることができる。
【0020】
また、上述の各実施例におけるダクト13、33、73は良熱伝導性材であるアルミ、銅、金、銀などで形成してもよく、且つこれを伝導部材12、32、72の外周に被せるのは上半分に限らず、伝導部材12、32、72の高さに応じて、覆う範囲を上半分1/2、1/3、2/3といった位置にすることができ、伝導部材12、32、72の流路122、322、722のダクト13、33、73に覆われない部分を露出させて流体が流出するようにすればよい。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の第一の好適な実施例の立体分解見取図である。
【図2】本発明の第一の好適な実施例の立体実装見取図である。
【図3】本発明の第一の好適な実施例を発熱部材に使用した断面図である。
【図4】本発明の第二の好適な実施例の立体分解見取図である。
【図5】本発明の第二の好適な実施例の立体実装見取図である。
【図6】図5の俯瞰図である。
【図7】本発明の第二の好適な実施例を発熱部材に使用した断面図である。
【図8】本発明の第三の好適な実施例の立体分解見取図である。
【図9】本発明の第三の好適な実施例の立体実装見取図である。
【図10】図9の俯瞰図である。
【図11】本発明の第三の好適な実施例を発熱部材に使用した断面図である。
【図12】本発明の第三の好適な実施例のフレームのもう一つの形態の俯瞰図である。
【図13】本発明の第四の好適な実施例の立体分解見取図である。
【図14】本発明の第四の好適な実施例の立体実装見取図である。
【図15】図13の俯瞰図である。
【図16】本発明の第四の好適な実施例を発熱部材に使用した断面図である。
【図17】本発明の第五の好適な実施例の立体分解見取図である。
【図18】本発明の第五の好適な実施例の立体実装見取図である。
【図19】本発明の第五の好適な実施例を発熱部材に使用した断面図である。
【図20】本発明の第五の好適な実施例のリブの実施形態の断面図である。
【図21】本発明の第五の好適な実施例のリブのもう一つの実施形態の断面図である。
【図22】本発明の第五の好適な実施例のリブのもう一つの実施形態の断面図である。
【図23】本発明の第五の好適な実施例のリブのもう一つの実施形態の断面図である。
【図24】本発明の第六の好適な実施例の立体分解見取図である。
【図25】本発明の第六の好適な実施例の立体実装見取図である。
【図26】本発明の第六の好適な実施例の実装俯瞰図である。
【図27】本発明の第六の好適な実施例を発熱部材に使用した断面図である。
【図28】本発明の第七の好適な実施例の実装俯瞰図である。
【図29】本発明の第七の好適な実施例を発熱部材に使用した断面図である。
【図30】本発明の第七の好適な実施例のダクトのもう一つの実施形態の俯瞰図である。
【符号の説明】
【0022】
11 ファン
111 ベース
112 インペラ
113 通孔
114 貫通孔
115 固定部材
12 伝導部材
121 フィン
122 流路
13 ダクト
131 入口
132 出口
133 受け部
14 発熱部材
21 ファン
211 フレーム
212 貫通孔
213 流路
214 突出領域
215 インペラ
31 ファン
311 フレーム
312 流路
313 インペラベース
314 支持部材
315 インペラ
316 貫通孔
317 突出領域
32 伝導部材
321 フィン
322 流路
33 ダクト
331 入口
332 出口
333 受け部
434 リブ
51 ファン
511 フレーム
513 流路
514 突出領域
515 インペラ
611 長方形フレーム
72 伝導部材
721 フィン
722 流路
73 ダクト
731 入口
732 出口
733 受け部
83 ダクト
831 入口
832 出口
833 受け部
A 取付面
B 取付面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
放熱モジュールの機構であって、少なくともファン、伝導部材とダクトを具え、うち該伝導部材は複数の放熱フィンを具え、該放熱フィンの間に流路を形成し、且つ該放熱フィンと流路は取付面を定義して具え該ファンを実装できるようにし、該伝導部材は局部をダクトを被せ合わせて接合し、ファンはインペラを具え、該インペラの直径面積は該伝導部材の取付面の面積より大きく、ひいては該伝導部材に定義した取付面の周縁から突出し、該ダクトは入口と出口を具え、該入口の箇所に少なくとも一つの外向きに広がった受け部を設け、該出口は該導電部材と被せ合わせ、該ダクトの受け部で該取付面外縁から突出したインペラが動かす流体を受け、ひいては該流体を伝導部材の流路に導入するようにして成ることを特徴とする放熱モジュールの機構。
【請求項2】
該ファンはベースを具え、該ベース面積と形状は該導電部材の取付面の面積と形状に等しく、且つ該ベースは通孔を具えて、該ファンのインペラが動かす流体を通過させることができるようにして成ることを特徴とする請求項1記載の放熱モジュールの機構。
【請求項3】
該ファンはベースを具え、該ベース面積と形状は該導電部材の取付面の面積と形状より小さく、且つ該ベースは通孔を具えて、該ファンのインペラが動かす流体を通過させることができるようにして成ることを特徴とする請求項1記載の放熱モジュールの機構。
【請求項4】
該ファンはフレームを具え、該フレーム内に該インペラを収容して設け、且つ該フレームの内壁は該伝導部材の取付面面積の流路より大きく構成し、これにより伝導部材の取付面外縁に突出領域を形成するようにして成ることを特徴とする請求項1記載の放熱モジュールの機構。
【請求項5】
該伝導部材の取付面は四角形を呈するようにして成ることを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3または請求項4記載の放熱モジュールの機構。
【請求項6】
該伝導部材の取付面は円形を呈するようにして成ることを特徴とする請求項4記載の放熱モジュールの機構。
【請求項7】
該受け部の内壁は傾斜状を呈するようにして成ることを特徴とする請求項1記載の放熱モジュールの機構。
【請求項8】
該受け部の内壁に複数のリブを設けて成ることを特徴とする請求項7記載の放熱モジュールの機構。
【請求項9】
該受け部は良熱伝導性材で形成することができるようにして成ることを特徴とする請求項8記載の放熱モジュールの機構。
【請求項10】
該リブの断面は三角形とすることができるようにして成ることを特徴とする請求項8記載の放熱モジュールの機構。
【請求項11】
該リブの断面は長方形とすることができるようにして成ることを特徴とする請求項8記載の放熱モジュールの機構。
【請求項12】
該リブの断面は楕円形とすることができるようにして成ることを特徴とする請求項8記載の放熱モジュールの機構。
【請求項13】
該ダクトは良熱伝導性材で形成することができるようにして成ることを特徴とする請求項1記載の放熱モジュールの機構。
【請求項14】
該ダクトの受け部は伝導部材の片側流路と隣接することができるようにして成ることを特徴とする請求項1記載の放熱モジュールの機構。
【請求項15】
該ダクトの受け部は伝導部材の両側流路と隣接することができるようにして成ることを特徴とする請求項1記載の放熱モジュールの機構。
【請求項16】
該ダクトの受け部は伝導部材の一部流路と隣接することができるようにして成ることを特徴とする請求項1記載の放熱モジュールの機構。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【公開番号】特開2006−179584(P2006−179584A)
【公開日】平成18年7月6日(2006.7.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−369512(P2004−369512)
【出願日】平成16年12月21日(2004.12.21)
【出願人】(504115301)奇▲こう▼科技股▲ふん▼有限公司 (82)
【Fターム(参考)】