説明

放送受信装置

【目的】 ハイライト表示(カーソル表示)などの自機作成画像によって画面が焼きつくのを防止できまた、ハイライト表示(カーソル表示)などの自機作成画像が視聴の妨げになるのを防止できる放送受信装置を提供する。
【構成】 2画面表示の一方の画面にそれが選択画面であることを示す枠状のハイライト(カーソル)がOSD回路によって作成されて表示される。このハイライト表示は例えば黄色で行われる。前記ハイライト表示が実行されてから何らの操作もなしに所定時間が経過すると、前記黄色のハイライト表示は、当該黄色よりも低輝度の色である青色のハイライト表示に変更される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、放送を受信して映像を出力する放送受信装置に関する。
【背景技術】
【0002】
複数のチューナ及び2画面合成回路を備え、二つのチューナで受信した映像のスケール変換及び2画面合成を実行して一つのモニタ上に表示する放送受信装置が提案されている(特許文献1参照)。また、受信装置のオンスクリーンディスプレイ(OSD)機能を用い、データ放送画面やメニュー画面などにおいて、ハイライト表示(カーソル表示)が行われるようになっている。
【特許文献1】特開平11−252474号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記ハイライト表示(カーソル表示)が長時間表示され続けると、その表示箇所に焼きつきが生じることがある。また、上記ハイライト表示(カーソル表示)が視聴の妨げになる場合もある。
【0004】
この発明は、上記の事情に鑑み、ハイライト表示(カーソル表示)などの自機作成画像によって画面が焼きつくのを防止でき、また、また、ハイライト表示(カーソル表示)などの自機作成画像が視聴の妨げになるのを防止できる放送受信装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明の放送受信装置は、上記の課題を解決するために、放送を受信して映像を出力する放送受信装置において、画面の任意の位置に自機作成画像を表示する手段と、時間を計測するタイマー手段と、前記自機作成画像の表示を行ってから所定時間が経過したときに前記自機作成画像の輝度を低下させる、又は所定時間をかけて段階的に前記自機作成画像の輝度を低下させる自機作成画像表示変更手段と、を備えたことを特徴とする。
【0006】
また、この発明の放送受信装置は、放送を受信して映像を出力する放送受信装置において、画面の任意の位置に自機作成画像を表示する手段と、時間を計測するタイマー手段と、前記自機作成画像の表示を行ってから所定時間が経過したときに前記自機作成画像の色を変更するとともに輝度も低下させる、又は所定時間をかけて段階的に前記自機作成画像の色を変更するとともに輝度も低下させる自機作成画像表示変更手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
また、この発明の放送受信装置は、放送を受信して映像を出力する放送受信装置において、画面の任意の位置に自機作成画像を表示する手段と、時間を計測するタイマー手段と、前記自機作成画像の表示を行ってから所定時間が経過したときに前記自機作成画像の大きさ又は太さを縮小させる、又は所定時間をかけて段階的に前記自機作成画像の大きさ又は太さを縮小させる自機作成画像表示変更手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
また、この発明の放送受信装置は、放送を受信して映像を出力する放送受信装置において、画面の任意の位置に自機作成画像を表示する手段と、時間を計測するタイマー手段と、前記自機作成画像の表示を行ってから所定時間が経過したときに前記自機作成画像を消去する、又は所定時間をかけて段階的に前記自機作成画像を消去する自機作成画像表示変更手段と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
これら構成の放送受信装置であれば、ハイライト表示(カーソル表示)などの自機作成画像によって画面が焼きつくのを防止でき、また、ハイライト表示(カーソル表示)などの自機作成画像が視聴の妨げになるのを防止できる。
【0010】
これら構成の放送受信装置において、それぞれの自機作成画像表示変更手段に加えて他の形態による自機作成画像表示変更手段を備え、いずれかの形態による自機作成画像表示変更をユーザーが選択できるように構成されていてもよい。
【0011】
これら構成の放送受信装置において、それぞれの自機作成画像表示変更手段に加えて他の形態による自機作成画像表示変更手段を備え、単独の形態での自機作成画像表示変更の他に、複数の形態による自機作成画像表示変更処理を同時に実行できるように構成されたことを特徴とする。
【0012】
これら構成の放送受信装置において、前記所定時間の経過前にキー操作がなかった場合に自機作成画像表示変更処理を実行することとしてもよい。
【0013】
これら構成の放送受信装置において、自機作成画像の表示変更後にキー操作を検出したときに、自機作成画像の表示を変更前の状態に戻すこととしてもよい。
【0014】
これら構成の放送受信装置において、複数の映像ソースから取得した複数の映像を複数画面合成表示する手段を備えており、前記複数画面のうちどの画面が選択画面であるかを示す自機作成画像を表示するように構成されていてもよい。
【発明の効果】
【0015】
この発明であれば、ハイライト表示(カーソル表示)などの自機作成画像によって画面が焼きつくのを防止でき、また、ハイライト表示(カーソル表示)などの自機作成画像が視聴の妨げになるのを防止できるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、この発明の実施形態を図1乃至図4に基づいて説明する。
【0017】
図1に示すように、この実施形態の放送受信装置は、3つのチューナ1A,1B,1Cを備えている。3つのチューナ1A,1B,1Cは、アナログチューナ及び/又はディジタルチューナである。アナログチューナは選局された周波数のアナログ放送波を受信し復調して映像信号を生成する。また、ディジタルチューナは、映像・音声データを含む高周波ディジタル変調信号のうちから特定周波数の信号を取り出す。更に、ディジタルチューナは、復調回路、逆インタリーブ回路、誤り訂正回路などを備えることにより、選択したディジタル変調信号を復調してトランスポート・ストリームを出力する。更に、ディジタルチューナは図示しないデマルチプレクサ(DEMUX)を備える。デマルチプレクサは、前記トランスポート・ストリームを、MPEG2(Moving Picture Experts Group2)のビデオストリーム、オーディオストリーム、およびPSI/SI(Program Specific Information/Service Information)等に分離する。デマルチプレクサは、ビデオストリームとオーディオストリームを図示しないAVデコーダに供給し、PSI/SIに含まれる番組情報等をシステムコントローラ15に供給する。前記AVデコーダによって映像信号及び音声信号が生成される。
【0018】
信号切替器2Aは、前記3つのチューナ1A,1B,1Cのうちの動作中のチューナから出力される映像信号V1及び音声信号A1を取り出す。信号切替器2Bは、2画面モードにおいて、他の動作中のチューナから出力される映像信号V2及び音声信号A2を選択する。これら信号切替器2A,2Bにおける切替はシステムコントローラ15によって制御される。
【0019】
セレクタ3は、通常モードでは音声信号A1を出力する一方、2画面モードでは音声信号A1と音声信号A2の一方を選択して出力する。セレクタ3における音声選択はシステムコントローラ15によって制御される。
【0020】
2画面合成回路4は、通常モードでは映像信号V1を出力する一方、2画面モードでは映像信号V1と映像信号V2を合成して出力する。具体的には、2画面合成回路4はシステムコントローラ15から2画面実行指令を受け取ると偏向回路7からのタイミング信号を画面分割の境界を示す信号として用いて前記二つの映像信号V1,V2を合成する。
【0021】
映像処理回路5は、通常モードの1画面映像信号又は2画面モードの2画面映像信号に、OSD回路16からの付加映像を重畳する。OSD回路16はシステムコントローラ15から出力指示された文字情報や色情報に基づく映像情報を生成する回路であり、このOSD回路16により、番組情報に基づくEPG(Electronic Program Guide)表示、データ放送表示、メニュー画面表示、メッセージ表示、更には、2画面モード時における選択画面(操作対象画面)を示すハイライト表示(これについては、後で説明する)などが行える。
【0022】
映像出力回路6は、映像処理回路5から出力された映像信号を例えばRGB信号に変換してモニタ(この例ではCRTを用いている)9に与える。モニタ9は前記RGB信号と偏向回路7及び高圧回路8からの信号によって駆動される。映像出力端子10には映像処理回路5から出力された映像信号が供給される。
【0023】
音声処理回路11は、セレクタ3から出力された音信信号を受け取って、例えば右(R)音のアナログ信号及び左(L)音のアナログ信号を生成する。音声出力回路12は増幅器等を備えて前記音声信号にてスピーカ13を駆動する。音声出力端子14には音声処理回路11から出力された音声信号が供給される。
【0024】
図示しないメモリ(RAM、EEPROM、フラッシュメモリ、ROM等)には、EPG画面表示用の番組情報などの他、後述するメニュー画面上でユーザーにより設定された内容(設定情報)が格納される。
【0025】
リモコン送信機(リモートコントローラ)17は、当該放送受信装置に指令を送出するための送信機である。このリモコン送信機17は、例えば、図2に示すような各種キーを備える。このリモコン送信機17に設けられたキーを操作すると、そのキーに対応した指令を意味する信号光(リモコン信号)が図示しない発光部から送出される。リモコン受光器18は、前記リモコン送信機17のキーが操作されたときに出力される信号光を受光し、これを電気信号に変換してシステムコントローラ15に与える。システムコントローラ15は、前記リモコン信号に基づいてコード解析を行い、例えばチャンネル選局指令やハイライト(カーソル)移動指令等を2画面合成回路4やOSD回路16に与える。
【0026】
システムコントローラ15は、この放送受信装置における全体制御を行うものであるが、特にこの発明にかかる制御として、以下に示すごとく、ハイライト表示時の表示変更処理を実行する。
【0027】
図3(a)はメインメニュー画面上でハイライト設定の項目上にハイライト(カーソル)が載せられた状態を示している。この状態でリモコン送信機17の決定キーを押下すると、図3(b)に示すように、「カーソルハイライト設定」の画面に移る。この画面上で設定した内容によって後述するハイライト制御(ハイライトの表示を変化させる制御)が実行される。設定内容は前記メモリなどに格納され、この内容に従ってシステムコントローラ15がハイライト制御を実行する。以下に、ハイライト制御の具体例を幾つか挙げる。なお、以下に説明するハイライト表示は、前述した2画面表示においてどちらの画面が選択画面(リモコン送信機の操作が適用される側)であるかどうかをユーザーに知らせるために実行することとしている。この場合のハイライトは、例えば、一方の画面を囲む枠形状を有する。なお、ハイライト表示は、データ放送画面上などでは文字上に半透明で重なる帯形状或いは文字を囲む枠形状などを有する。このようなデータ放送画面などで実行されるハイライト表示にもハイライト制御を適用できる。
【0028】
(1)輝度変更制御(図4(a)参照)
この輝度変更制御は、図3(b)において、「黄色→青色」が選択されたときに実行される。当初は黄色枠形状のハイライトH1が表示され、何の操作もないまま一定時間(例えば、6秒)が経過すると、前記枠の部分が青色とされたハイライトH2表示される。すなわち、システムコントローラ15は、まず、選択画面を囲む位置に黄色の枠を表示するようにOSD回路16に指令を与える。そして、システムコントローラ15は、図示しないタイマーからの時間経過情報に基づき、一定時間が経過すると、選択画面を囲む位置に青色の枠を表示するようにOSD回路16に指令を与える。なお、ハイライト(枠)の色としては、2画面の背景色とは異なる色とし、且つ画面上の映像が見にくくならないような色を選ぶのがよい。勿論、ハイライト(枠)の色は前記の黄色や青色に限定されるものではないし、また、同色でも輝度を低下させる制御も含まれるものである。
【0029】
(2)太さ変更制御(図4(b)参照)
この太さ変更制御は、図3(b)において、「太さ変更」が選択されたときに実行される。当初は太枠形状のハイライトH3が表示され、何の操作もないまま一定時間(例えば、6秒)が経過すると、前記枠部分が細くされたハイライトH4が表示される。すなわち、システムコントローラ15は、まず、選択画面を囲む位置に幅Xの所定色(例えば、青色)の枠を表示するようにOSD回路16に指令を与える。そして、システムコントローラ15は、図示しないタイマーからの時間経過情報に基づき、一定時間が経過すると、選択画面を囲む位置に幅Y(X>Y)の所定色の枠(H4)を表示するようにOSD回路16に指令を与える。なお、ハイライトの色としては、2画面の背景色とは異なる色とし、且つ画面上の映像が見にくくならないような色を選ぶのがよい。
【0030】
(3)影付け制御(図4(c)参照)
この影付け制御は、図3(b)において、「影付け」が選択されたときに実行される。当初は所定色(例えば、黄色)の枠形状のハイライトH5が表示され、何の操作もないまま一定時間(例えば、6秒)が経過すると、前記枠形状のハイライトに替えて影H6(選択画面の影)が表示される。すなわち、システムコントローラ15は、まず、選択画面を囲む位置に所定色の枠を表示するようにOSD回路16に指令を与える。そして、システムコントローラ15は、図示しないタイマーからの時間経過情報に基づき、一定時間が経過すると、例えばL字状の黒画像を選択画面の左辺と底辺に接する位置に表示するようにOSD回路16に指令を与える。なお、前記影の色としては、2画面の背景色(例えば、少し青みがかった灰色など)とは異なる色とし、且つ画面上の映像が見にくくならないような色を選ぶのがよい。
【0031】
(4)ハイライト消去制御
このハイライト消去制御においては、システムコントローラ15は、まず、選択画面を囲む位置に所定色の枠を表示するようにOSD回路16に指令を与える。そして、システムコントローラ15は、図示しないタイマーからの時間経過情報に基づき、一定時間が経過すると、前記枠(ハイライト)を消去するようOSD回路16に指令を与える。なお、前記枠(ハイライト)が消去されるとユーザーにしてみればどの画面が選択されているか分からなくなるが、ユーザーが何らかの操作(例えば、方向キーや決定ボタンの押下等)を行うと、前記枠(ハイライト)を表示する状態に復帰する処理を行うことにより、かかる不具合は低減される。前述した(1)乃至(3)の制御においても、何らかのユーザー操作が行われたときに、元の枠(ハイライト)を表示する状態に復帰することとしてもよい。
【0032】
図5は上記ハイライト制御の概略を示したフローチャートである。システムコントローラ15は、リモコン送信機17において「2画面」のキーが押下されたことを検出すると、2画面合成回路4に対して2画面合成処理の実行を指示するとともに(ステップS1)、OSD回路16に対して現在の選択画面に前記ハイライトを表示することを指示する(ステップS2)。システムコントローラ15は、例えばリモコン送信機17の「操作切替」と表記されたキーの押下を検出すると、ハイライト表示を他方の画面に表示するとともに、リモコン送信機17における音量キー等の操作は前記他方の画面に対する指示であるとして処理する。なお、2画面表示が開始された当初においては例えば当初の1画面表示で選択されていたチャンネルの受信画面にハイライトを表示する。
【0033】
次に、システムコントローラ15は、ユーザーが何らかの操作を行ったかどうかを判断する(ステップS3)。何らの操作もなされずに一定時間が経過した場合には(ステップS4でYES)、前記ハイライト制御を実行する(ステップS5)。一方、何らかの操作が行われたときには(ステップS3でYES)、ハイライト表示を元に戻す(ハイライト表示が変更されていた場合)とともに、操作に応じた処理を実行する(ステップ6)。2画面終了であれば(ステップS7でYES)、2画面状態を終了する。
【0034】
なお、上記の例では、所定時間の経過前に何らの操作もなかった場合に自機作成画像表示変更処理を実行することとしたが、所定時間の経過前になんらかの操作(例えば、音量キーの操作等)があった場合でも自機作成画像表示変更処理を実行することとしても構わない。また、自機作成画像の表示変更後に何らかの操作を検出したときに、自機作成画像の表示を変更前の状態に戻すこととしたが、特定のキーが押下されたときのみ(例えば、「カーソル再表示」といったキーがおされたときのみ)、自機作成画像の表示を変更前の状態に戻すこととしても構わない。
【0035】
また、上述した例では、一つのハイライト制御を選択することとしたが、例えば、図3(b)の画面の各制御内容の横位置にチェックボックスを設け、チェックが付けられた制御内容を同時に実行するようにしてもよい。例えば、輝度変更制御と太さ変更制御の二つにチェックが付けられた場合には、前記枠(ハイライト)は黄色から青色に変化するとともに、その太さが細くなる。また、太さ変更制御と影付け制御の二つにチェックが付けられた場合には、前記枠(ハイライト)は細くなるとともに影付けが行われる。勿論、同時実行ができない制御内容が存在する場合には、そのような制御内容のチェックは受け付けない。
【0036】
また、上記の例では、ハイライト表示を開始してから一定時間後にハイライト表示の変更を行ったが、これに限るものではない。ハイライト表示を開始してから一定時間をかけて段階的に(徐々に)ハイライト表示の変更を行うこととしてもよい。例えば、輝度変更制御であれば、前記一定時間の1/3経過時には黄色と青色の第1中間色(例えば、黄緑色)でハイライトを表示し、前記一定時間の2/3経過時には第2の中間色(例えば、青緑色)でハイライトを表示し、前記一定時間の経過時には青色でハイライトする。すなわち、システムコントローラ15は、所定時間(例えば、2秒)が経過するたびに、ハイライトの色として段階的に輝度が低くなる色を指定してOSD回路16にハイライト表示指令を与える。
【0037】
また、上記の例では、2画面表示における選択画面を示す印としてのハイライト表示について、その表示変更制御を説明したが、データ放送画面やメニュー画面などで表示されるハイライト(カーソル)についても、同様の表示変更制御を行ってもよいものである。また、ハイライトに限らず他の自機作成画像(文字、アイコン等)においてその表示変更制御を行ってもよい。例えば、2画面表示であれば、選択画面の下位置付近に「選択画面」といった自機作成文字を表示してその変更制御を行ってもよい。また、複数の映像ソースとしてチューナを示したが、外部機器(例えば、DVDプレーヤ等)からの入力映像とチューナからの映像との2画面合成を行うことも可能である。勿論、2画面に限らず、4画面合成処理を行うことも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】この発明の実施形態の放送受信装置を示したブロック図である。
【図2】リモコン送信機の外観例を示した平面図である。
【図3】メニュー画面を示した説明図である。
【図4】ハイライト表示変更の形態を示した説明図である。
【図5】処理内容を示したフローチャートである。
【符号の説明】
【0039】
1A,1B,1C チューナ
2A,2B 信号切替器
3 セレクタ
4 2画面合成回路
15 OSD回路
16 システムコントローラ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
放送を受信して映像を出力する放送受信装置において、画面の任意の位置に自機作成画像を表示する手段と、時間を計測するタイマー手段と、前記自機作成画像の表示を行ってから所定時間が経過したときに前記自機作成画像の輝度を低下させる、又は所定時間をかけて段階的に前記自機作成画像の輝度を低下させる自機作成画像表示変更手段と、を備えたことを特徴とする放送受信装置。
【請求項2】
放送を受信して映像を出力する放送受信装置において、画面の任意の位置に自機作成画像を表示する手段と、時間を計測するタイマー手段と、前記自機作成画像の表示を行ってから所定時間が経過したときに前記自機作成画像の色を変更するとともに輝度も低下させる、又は所定時間をかけて段階的に前記自機作成画像の色を変更するとともに輝度も低下させる自機作成画像表示変更手段と、を備えたことを特徴とする放送受信装置。
【請求項3】
放送を受信して映像を出力する放送受信装置において、画面の任意の位置に自機作成画像を表示する手段と、時間を計測するタイマー手段と、前記自機作成画像の表示を行ってから所定時間が経過したときに前記自機作成画像の大きさ又は太さを縮小させる、又は所定時間をかけて段階的に前記自機作成画像の大きさ又は太さを縮小させる自機作成画像表示変更手段と、を備えたことを特徴とする放送受信装置。
【請求項4】
放送を受信して映像を出力する放送受信装置において、画面の任意の位置に自機作成画像を表示する手段と、時間を計測するタイマー手段と、前記自機作成画像の表示を行ってから所定時間が経過したときに前記自機作成画像を消去する、又は所定時間をかけて段階的に前記自機作成画像を消去する自機作成画像表示変更手段と、を備えたことを特徴とする放送受信装置。
【請求項5】
請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の放送受信装置において、それぞれの自機作成画像表示変更手段に加えて他の形態による自機作成画像表示変更手段を備え、いずれかの形態による自機作成画像表示変更をユーザーが選択できるように構成されたことを特徴とする放送受信装置。
【請求項6】
請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の放送受信装置において、それぞれの自機作成画像表示変更手段に加えて他の形態による自機作成画像表示変更手段を備え、単独の形態での自機作成画像表示変更の他に、複数の形態による自機作成画像表示変更処理を同時に実行できるように構成されたことを特徴とする放送受信装置。
【請求項7】
請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の放送受信装置において、前記所定時間の経過前にキー操作がなかった場合に自機作成画像表示変更処理を実行することを特徴とする放送受信装置。
【請求項8】
請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の放送受信装置において、自機作成画像の表示変更後にキー操作を検出したときに、自機作成画像の表示を変更前の状態に戻すことを特徴とする放送受信装置。
【請求項9】
請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の放送受信装置において、複数の映像ソースから取得した複数の映像を複数画面合成表示する手段を備えており、前記複数画面のうちどの画面が選択画面であるかを示す自機作成画像を表示するように構成されていることを特徴とする放送受信装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−60040(P2007−60040A)
【公開日】平成19年3月8日(2007.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−240339(P2005−240339)
【出願日】平成17年8月22日(2005.8.22)
【出願人】(000001889)三洋電機株式会社 (18,308)
【Fターム(参考)】